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【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 口に金貨を ルチアーノ「…あは。それはあ、ありがとおございますう。」 「確かに、これはしばらくゆっくりさせられそうですねえ。」 「……あんまり連れてきたい人じゃなかったですけどねえ。」 「でもそれは、ニーノくんもニコロさんも、アリーチェさんも同じですしい…」 ふー、と伸びて。へらりと笑う。 今に始まったことじゃない。あなたが気にしなくてもいいのだ。 「…あー。これはあ」 左手小指のエナメルを見る。 傷が入っても剥がされず、そのままにしているから少し見た目がよろしくない。 それでも女はそれを見て、やおらと揺蕩う笑顔を浮かべた。 「好き、とかじゃなくてえ。」 「この色に意味があったんですけどお」 「…あの、手の甲にメモとか書いたことありません ん ?」「あれと、同じでえ」 「でも…もうその意味も、あんましないかもしれないのでえ。」 「……碧、ですかあ?ふふ。似合うかなあ。」 「お兄さんがそおいうならあ、試してみよおかなあ。」 (-516) 2023/09/26(Tue) 8:05:07 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 傷入りのネイル ダニエラ「同じ土地に居た方が顔が見れるだろ、前向きに考えるといい。 案外元気にやっていたぞ?」 「ちょっと怪我人が多かったがな……」 致命的な怪我こそないが、明らかにここに来てから負った傷を持つ囚人が多かった。 誰かが私刑をしているのか、はたまた。 まだこの時は調べ切れていなかったので軽い注意だけになる。 「ほお。願掛けみたいなものかあ。 そんなことがねえ、大方最後までやり切る為だったんだろうが。 結局無理してるんじゃ、世話ないな。 そんなことをやらせた上は何を考えているんだか」 ここで知っているらしく振舞うのも知らないように振舞うのも、何方も会話の処世術だ。 今考えれば貴方の仕草は精錬されたようであった。 一つ一つの情報も分かりにくい伝え方であったのにまるで伝わっているような。 知識が偏っている不思議な育ちをしていて、中々余罪はありそうだと男も思っていた。 ――――もうそろそろ事情を調べてもいいだろうか。 黙って調べても怒られはしないだろう、今となっては文句は言われるかもしれないが。 「その色はなあ。 お嬢さんの瞳の色に近い系統だ、そこらは随分多くてな。 一つの色を言ってもなぜか数種類のバリエーションがある」 それは、貴方の瞳の色だったり、貴方の友人の髪の色だったり。 この町に広がる空のような色だったり、海のような色だったり。 「ああ、お勧めだ。時間が出来たら試してくれ」 (-522) 2023/09/26(Tue) 8:47:02 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 口に金貨を ルチアーノ「ええ?前向きい。」 「…合わせる顔ないですしい。いいですよお」 けらけらと女は笑った。 これに関しては、虚実どちらの笑顔か女にもわからなかった。 「んー?ふふ。お兄さあん」 「前にも言いましたけどお。あたしのあれは、誰の命令でもない独断ですよお」 「…自分の意思でやったんですう」 「誰かのせいじゃ、ありませんからあ」 少なくとも、摘発チームに入ってからの云々は、誰かの指示では決してなかった。 だから女は、その結果として今牢獄にいることに責任を持たなければならない。 …その覚悟は、自首をすると決めた時にもうできていた。 「はあい。じゃあ、やくそく。」 「…お待ちしてますねえ。いつかを」 ショップなんて行ったことないなあ。 プロがやったら、もっと上手に塗れるのかなあ。 酷く場違いに、女はくるくる、楽しそうに思いを馳せた。 (-537) 2023/09/26(Tue) 11:54:17 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラばん。 音。大きな音。 それは男が机を叩いた音。 単純な威圧。分かりやすく、安直な。 「ダニエラ。」 これで、貴方が止めないなら。 それは慈悲だ。男の────善性と言うのは乱暴か。 それでも、ここが境界。越えさせれば、貴方は傷を負うことになる。 男はまた、椅子を鳴らして立ち上がり。 貴方より長いリーチをいいことにして。 その襟元を、締め上げるように掴むはずだ。 (-549) 2023/09/26(Tue) 13:28:47 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ「…なんですかあ。」 「いいじゃないですかあ、別にい」 「あたしは」 「イレネオさんをおもって、言ってるんですよお」 間延びした声で、女は述べた。 女にとって、必要なことを。 そしてあなたにとって、不必要なことを。 ――つ、と一瞬。呼吸が奪われるのはその頃か。 そんな状態で、女の口許はやおらに弧を描いた。 「…もういっかい、聞きます、けどお…、」 絞り出すような声。 塞がれた両手が抵抗を許さないから、そのままの姿勢で。 「 これ 、何人くらいに、したんです、かあ?」なんの危険も感じていなさそうに振る舞う。 こわい。こわい。こわい。こわい。でも。…でも。 (-561) 2023/09/26(Tue) 15:36:35 |
ダニエラは、笑っている。 (a29) 2023/09/26(Tue) 15:37:02 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラさあな。 とは、言わなかった。 男の腕が貴方の呼吸を奪う。 命まで取るつもりはない。そうすれば貴方は話せない。だから、 ばちん。 頬を打つ音がまず、ひとつ。 一番単純な、一番簡単な、暴力のかたち。 衝撃は貴方の顔にどれくらい伝わったか。 少なくとも横向くくらいはしただろう。それを無理矢理正面に戻させる。 「五人目だよ。」 「お前でな。」 男は真面目な警官だった。 職務に対して真摯だった。 だからこそこの取調べも、 流れ作業にはしていない。 一人一人に対し、きちんと向き合っている。 「一言で答えろ。」 「まだ許してやる。」 「マフィアを幇助する目的でA.C.Aの情報を売ったのは、事実か?」 (-570) 2023/09/26(Tue) 16:26:56 |
【秘】 歌い続ける カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ全部の言葉をひとつひとつ並べて、 たからものの箱に入れておきたい所だが。 生憎、時間はそれほど優しくはないらしい。 やがて看守がやってきて、どちらかを呼び出す頃。 「んじゃ『またな』、エーコ。」 看守になんて俺だけの名前は、あげない。 再会の約束はたったの3文字で。 二人分の星見の石室を、後にした。 (-572) 2023/09/26(Tue) 16:41:27 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ頬に鋭く、痛み。 その衝撃で、眼鏡が飛んだ。 乱視の視界は、ぼやりと霞む。 「…あははっ」 怖いと叫ぶ心を怖くないと騙す。 そうして笑ってしまえば欠片も本心は表へ出なかった。 「マフィアに…売った?」 「【A.C.A】の情報を…、ですかあ?」 「…あははっ、ふふっ、ちょっとお、」 「あんま笑わせないで、くださいよお」 肩を揺らして、控えめにからころと。 ほんとうに可笑しそうに女は哂う。 しかしそれだけ。あなたの問いには、答えない。 (-573) 2023/09/26(Tue) 16:43:31 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 歌い続ける カンターミネふにゃり、と柔らかな笑み。 それは確かに、声音に乗った。 「…うん。」 「 またね え、ミネ。」 その約束を守るためなら。 あと少しくらい、簡単に頑張れる。 (-575) 2023/09/26(Tue) 17:00:11 |
【影】 傷入りのネイル ダニエラいつか描いた、出来すぎた未来をまた描く。 Inutile piangere sul latte versato. …それなら、自分には何が出来るだろう。 細い穴に糸を通す。通していく。 心だけは、もう決めていた。 (&2) 2023/09/26(Tue) 17:11:24 |
【秘】 歌い続ける カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ/* おさとうかえで様へ という事で黒眼鏡さんの所に聞きに行ったら連れ去りOKが出ました。 が、恐らくそちらは尋問の真っただ中だと思いますので、 そちらが良きタイミングでお迎えに参上したく存じます。 つきましては、エピ突入後のお好みのタイミングにでも お知らせ頂ければと。無論、既に別のご予約がある場合は そちらを優先してもらって大丈夫です! 悪魔を着たプラダより 愛を込めて (-586) 2023/09/26(Tue) 18:36:10 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 歌い続ける カンターミネ/* お疲れ様です。おさとうかえでです。 ご連絡わざわざありがとうございます! お迎え嬉しいです。ダニエラも嬉しいと言っています。 ただ本当に尋問真っ只中なのと、この尋問でやりたいことができてしまったらしいので、エピ後もしばらくお待たせすることがある…かも?未定です。 どちらにせよあとのお話はエピローグ後のdiscordにて、になりそうでしょうか。 (多分間に合わないので……多分。未定)(再放送) この度は大変、大変、大変、大変、お世話になりました。なっています。 先んじてこの場を借りて御礼申し上げさせていただきます。愛。 親愛なる 悪魔を着たプラダ様へ (-592) 2023/09/26(Tue) 18:49:14 |
【秘】 歌い続ける カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ/* お忙しい中お返事ありがとうございます! やりたい事、了解致しました〜。 然らば、カンターミネはやりたい事をやっています。 脱出後のなんやかやもするかもしれませんが、 未定が決定に変わったらお声がけくださいませ。 カンターミネがいつでもカッ飛んでいきます。 おかげさまで村の最中ずっと楽しく過ごせました。 今も尋問で何が起きているかハラハラしながらも、 PLPC共々無事を信じて過ごさせて頂いております。 深く深く、感謝と御礼、そしてLOVE! 引き続き素敵な夜をお過ごしください。 2時間後からのエピローグ、やりたい事が出来ますように! (-596) 2023/09/26(Tue) 19:02:51 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラばちん。 二度。両頬がひりつくように痛むはずだ。 しかし話せない程の痛みは当然ないはずで。 笑う貴方を見下ろす男の瞳は冷たい。 困惑はそこになかった。不審そうに眉根を寄せはしたが、それだけ。 「違うならそれも吐け。」 「それから盗聴器の入手元。」 「笑っていたいなら尚更だ。」 ぐ、と首元が詰まる。 窒息しない程度、しかし息が苦しい程度に。 それは男の意思によるものというより、無意識の苛立ちにこもった力のせいらしかった。 徐々に。 徐々に、強くなる痛みの気配が近づいて。 (-608) 2023/09/26(Tue) 20:09:47 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオまた頬へ、鋭い痛み。そうしてじん、と。 触らなくとも、熱を持つのがわかった。 「だか、らぁ…っ」 ――喉の奥。生理的に零れた呻き声。 それでも女は口角を上げ。零れる声も、その色を保ったままだった。 こわくない。笑え。 「売りま、せん、よぉ…っ」 「結果を、見て、わかりま…せんかぁ?」 「――あた、しはっ」 かしゃり、手錠の鎖が鳴って。 「誰が、A.C.Aか、調べ…てえ…っ」 「その人たちを、みんな、逮捕しよおとした…んです、よおっ…」 あは、とまた喉から笑い声が落ちる。 そして。これは。 あなたの望んだ、真実だ。 (-623) 2023/09/26(Tue) 20:45:57 |
ダニエラは、真実を、自白した。 (a33) 2023/09/26(Tue) 20:46:12 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ「こおんな、」 でも。 まだだ。終わらない。笑え。 「悪用しやすい、法案」 「作る方が、悪いってえ…っ」 「だから、ぁ」 「一般人も、巻き込んで、やりまし…たぁ…っ」 口が回るうちに。 …もう機会は、ないかもしれないから。 「――言ってる意味」 「…わかり、ますかぁ…?」 けた、けた。些か力なく、喉が鳴る。 そして。これは。 嘘だ。 …けれど。果たして今すぐに、それを判断することはできるだろうか。 虚実の境を、見つめることはできるだろうか。 女はいう。 自分は確かに悪人であると。 法を利用し、嘲った、 愉快犯 であるのだと。 (-624) 2023/09/26(Tue) 20:46:58 |
ダニエラは、嘘を、自白した。 (a34) 2023/09/26(Tue) 20:47:11 |
ダニエラは、笑っている。 (a35) 2023/09/26(Tue) 20:47:35 |
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