人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

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【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ

「話した。お願い、叶えてくれてありがとうって、言った」

 彼を殺されたことはともかくとして、どうしても彼を殺すのならとお願いしたことは叶えられたのだ。その内容が何であるかという前提については語らず、語るのを忘れたままで紡いで。

 男はあなたに撫でられながら目を伏せ、その後瞼を閉じて瞳を隠したのだが、あなたの言葉自体はちゃんと聞いているらしい。聞いている上で、最後の一言に対してだけ首を左右に振った。

「眠るの得意、だからいい。あと、お前を『使わない』。
 ……ごめん、ありがとう」

 あなたという友人をモノとして使うことはないのだと宣言する声まではしっかりしたもので、その後に続くのは微睡みに落ち行く柔らかな声だけだ。

 大してお前と話せなくてごめん。
 来てくれてありがとう。


 伝え切れたかはともかくとして、男の意識はそうして落ちる。部屋には起きたあなたと、丸まって眠る男の姿が残されるだろう。
(-223) 2022/03/01(Tue) 20:07:33

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ

 戦闘と言い難い短い邂逅を経て男が自室に戻ってから暫くして。眠りから引き戻された男は己が自室に一人きりであることを自覚した。自分の体温ばかりが滲んだシーツは連日他の温度を受け止めていたと思えぬほどに白々しく、大柄の男の身でも十分だと思えていた広さのベッドは物悲しさを誘うものとなる。

「……まだ、いない?」

 流石にもういるはずだ。もういてもおかしくないはずなのに。来ていてもおかしくないのに、どうしてまだいないんだろう。

 何かあったんだろうか。蘇生装置に不具合が生じることはないはずだ。では故意に引き起こされた問題?分からない。眠りに逃避し現実から逃れていた男には何も分からない。

「まだいない……」


 喉奥から出た声は滲んでいて、寂しさを自覚した男は居ても立っても居られなくなる。
だって、戻るって。誰にも取られていないはずなのに。まさか本当になくなっ――


 ゆったりとした室内着で外に出かけて、流石に踏み止まって看守服に着替えてから。誰にも見つからないように願いつつ蘇生室に向かう足は最初はゆったりとしたもの、それから通常通りとなり、早足となり、最終的には駆けるものとなる。
 蘇生室に飛び込むなり、開口一番あなたの名前を半ば叫ぶようにして呼んだ。
(-225) 2022/03/01(Tue) 20:19:10

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ

/*
 ←これは「ヘヘッ早速【蘇生時空】つけ忘れました」の顔。
(-226) 2022/03/01(Tue) 20:21:15
バーナードは、眠りという逃避から現実へと引き戻される。
(a38) 2022/03/01(Tue) 20:24:12

バーナードは、自室にひとりである事実に半ば追い立てられるように蘇生室へ。
(a39) 2022/03/01(Tue) 20:24:17

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード

君が安らかに眠れるように、人の手の感触を与え続ける。
やがて規則的な呼吸を始めた君の首元まで上掛けで包んでやって。

コレは人を愛している。
人の欲を情動を心を。
どんなに歪を抱えていても、それをも力として歩んで行く姿を。
砕けた骨は再び躍る。砕けた心は新生へ。


慈しみに満ちて君を見下ろし、立ち上がる。

「おやすみ。」

そして静かに、君の部屋を去った。
(-228) 2022/03/01(Tue) 20:42:30

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ

/*
 な、ナフ〜〜〜!!!本当に素敵な優しさをありがとうございました……ちゃんとアナタと話せる状況にないのがとっても心苦しいわ……!!!!!友人……ママ……???この子ども(130歳)を大切にしてくれてありがとう……!
 元気になったらまた遊びに行かせてちょうだいね!アナタと話すの大好きよ!
(-233) 2022/03/01(Tue) 21:08:09

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード

/*
バーナード〜〜〜!かわいいねバーナード!!
在り方で傷つけながら優しくするの、最悪のママでは???
文句は元気になってから受け付けるわね!

愛してるわ♡
(-236) 2022/03/01(Tue) 21:15:54

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【蘇生時空】


体の蘇生は終わっていた。では何かというと、意識と体をもう一度繋げる為の作業中だ。

  早く起きて行かないと。


思っていても、体が動くかは別だ。けれどもその意志を汲んだかのように、バーナードが丁度踏み入れた時、装置の蘇生完了のアナウンスと次々に不要だと消えていくランプ。そうして蓋がゆっくりと開く。

寝ているだけに見える姿のどこにももう弾痕など存在しない。だから貴方の叫びを聞いて──
それに反応するように、目を開けた。


「……バーナード……?
……ああ、俺は……負けたかぁ……」


脳髄破壊とは感知する前に撃たれた訳だ。今ここに入ってる理由が、薄々理解できて……気恥ずかしいような、複雑そうな苦笑が返る。

負けたのは、やはり悔しい。
貴方を悲しませた自覚もありはするけど、でも。

「……おかえり、バーナード」


自分のドッグタグに触れて、"そういうこと"なのを察して。だから挨拶はおはようではなく、
貴方の帰還と選んだ選択への祝福の言葉
を送った。血の気と共に笑顔を顔に宿して。
(-237) 2022/03/01(Tue) 21:17:20

【神】 疾風迅雷 バーナード

『実はもうそこまで時間がないんだけど』

 これは
少なくとも人間の形は取り戻して
なんか色々いい感じに収まってきた頃の男のテキストメッセージだ。

『いっそもう先に襲撃先聞いてから処刑先決めたほうがいいと思うんだけどどう思う?』
(G0) 2022/03/01(Tue) 21:23:22

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ

【蘇生時空】


 ちょうど開かれた蘇生装置にすぐさま駆け寄ったので、きっとあなたの呟きや苦笑も取り逃さなかったのだろう。あなたを見る瞳はあなたの知るものよりも随分と濁っているものの、それでもたっぷり湛えた涙もあってかきらきらと輝いている。

「寝て、起きたのに、まだ起きてなかった」


 挨拶よりも先に返したのは小さな文句だ。あなたにどうしようもないことだと分かっていても零れてしまうのだ、
寂しくて。


「……た、だいま、ラサルハグ、」

 ぼろぼろと落ちる涙に流されるかのように濁りが薄まり、それとともに虚無
という名の思考停止
に混ぜ込まれていた感情が胸中で荒れ狂う。

「おかえり」


 あなたを抱きしめる。ちゃんと帰ってきたあなたに、ちゃんとここに在るあなたに、伝えたいことだらけなのに何一つ言えやしないのだ。嗚咽が止まらないから。あなたが今、誰よりも近くで生きているのが嬉しいから。 
(-242) 2022/03/01(Tue) 21:47:01

【神】 疾風迅雷 バーナード

『死ぬのが俺以外になりますように』

 あ!決闘相手が死んだから急に勝利が見えてきた邪気陣営だ!

『俺は死なない限り勝者になるのでびっくりしています。見てこの観客でいるのは許さないと言わんばかりの状況。ゲームの神様は俺に当事者として存分に愉しめと仰せのようだ。
 俺は
俺に入れそうな人
に入れます。だから俺に入れないでね』
(G3) 2022/03/01(Tue) 21:53:48

【独】 疾風迅雷 バーナード

(……ゲームって気分が一切無え……)

(村は勝ちたければ狼と結託して
シトゥラ吊り俺噛み
をしなきゃいけない盤面なんだけど……アルレシャを説得する人間がどれだけいるか……)

(あとシトゥラよりも俺のほうが吊られそうなの本当に嫌だ……これで俺が処刑死したらそれこそテンガンの思い通りじゃん……嫌だなあ……)

(……ラサルハグを苦しませたくないなあ)

(ラサルハグを悲しませたくないなあ)

(困ったな……)
(-245) 2022/03/01(Tue) 21:58:10
バーナードは、与太時空でアン フロランタンvilを注文したいと思う。景気づけに。
(a40) 2022/03/01(Tue) 22:03:03

バーナードは、アン フロランタンを自室で食べているかもしれない。与太時空なら普通にその辺で食べてる。
(a41) 2022/03/01(Tue) 22:03:31

【秘】 泰然自若 シトゥラ → 疾風迅雷 バーナード

「僕自身こんなになると、思ってなかった」

なんだよ。いつになく殊勝じゃないか。迷惑だとしか思ってなけりゃとっくに見放してるに決まってんだろ?僕だって誰にでも構う訳じゃないんだぞ。

「いざって時に死んでたらそれこそ、笑えねェだろ。一太刀返す事もできなかったけどよ」

腕にいっぱいの華を拾い上げるバーナードを見下ろして、答えを聞く。やっと、聞いた。
―――息を吐いて蹲る。同じ高さになったバーナードの目を見るように顔を向け、すぐに視線を逸らした。

「いい。もういい。……何も聞きたくないってワケじゃない。ちゃんとアンタの口から答えが聞けたから。確認できたからだ。
……僕こそ、疑って悪かったよ」

戯れ、恨み、『予行練習』。……どれにも心当たりがあるのは、シトゥラが悪い。

「……今度からドッキリだとかの看板用意しとけ。びっくりしちゃうだろうが」

実際びっくりどころではない落ち込み方してこんな吹雪の中で頭冷やしちゃっただろ。なんで吹雪で頭冷やしてんだバカか?僕はバカか?……いい加減寒いな。どこで戻すんだったか。
……?わからん。バーナード任せた。
(-270) 2022/03/01(Tue) 23:30:38

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【蘇生時空】


──せっかく輝きだしたのに、濁らせてしまったかな。
まだ僅かに遠い意識で考えるのは、数日前に話した時間。貴方の目が輝いていた時間。


「……ああ、ごめん。寝坊したみたいだ」

でも、まだ泣いてくれる。“涙を流せている”。それが何よりも己の心を安堵させる。本当に感情の動きが止まってしまうとそれすらできなくなるけれど、流す事ができるようになるなら、いつか濁りも元通りになるのを知っている。

貴方はもう、
一度輝きを手にしている
のだから。
何度だって宿し直せることを知っている。

「──ただいま。
 ……帰ってきたよ。
帰って来れるよ。
何度でも。
 苦しい想いをさせたね。ごめんね。でも俺は何度でも、君が捨てない限りはその度に『ただいま』って戻って来るよ。何度でも思い出して、信じて」

涙を拭おうとして、でもその前に抱きしめられたから少しだけ照れ臭そうにはにかんだ。手を後ろに回してその背を撫でる。先日ボロボロになった時とは違って皮肉なことに死んだからこそすこぶる調子はいい。だから自由に貴方を労われるし、温かい体温が、鼓動が伝わる。
(-277) 2022/03/02(Wed) 0:06:41

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【魂窓時空】


「気づけるようになってきたならいい調子だ。すぐ『皆』を意識しだすのは、境遇を聞けば仕方ないとも思うけど……過去にしておこう。……うん。

……あれ、そう言う事になる?……そうだね、それもそうだ……ありがとう。
……?俺、無理してたのか?」


この男、先程の言葉が自然と出てきたが、自分で言った言葉の癖に無自覚だったらしい。貴方の『お前ももう無理しなくて済む』に、数度何の事だろうとばかりに首を傾げて目を瞬かせ、でも頷いた。

言われると確かにそうだ。
自分にとっての幸せが貴方の事も、その通りだからそうなのだ。しっくり来ていないのは、自分に対する状態とそれに気づいていなかったのに、今話していて突然浮き上がってきたから。

「やる」


そしてこれに対してはドドドド即答。

「俺で一面バーナードの部屋を染めてやるか……」


まるで攻めの様な台詞だが、実際は己の血が飛び交う状態だ。それを理解した上で生き生きとしだすのは最早今までの相手を落ち着かせる行為の人間とかけ離れているかもしれないが、合わさってしまったのがこのラサルハグと言うろくでもない存在だ。
しかも元加虐性癖の上に今被虐性癖という文章が追加されて盛りすぎなぐらいだ。


「言ってもマイナーな小国のだからな。大した価値があるかというと微妙だ。過去なのもその通り……って、
よくそんな時のこと覚えてるね君……
あれ誰にも聞かれてないからすっかり忘れられると思ってたのに……」

涙が自然に止まったのはいいことかもしれないが、しかし自分の境遇で止めてよかったんだろうか。あとさり気にゲーム中に管を巻いていたのは黒歴史なので恥ずかしいのはここだけの秘密。

「『民に愛想を尽かじて』消えたよ。……まあ割とカスの集まりだったのはそうだ。彼女は神様を愛していたが、民の事は愛していなかった。その癖、俺達はまあ本当に神だったかはさておき、信託で得たその力を当然のようにそりゃあ好き勝手に使ったものだ。

結果、見捨てられて今まで神託で意気揚々と暮らしてた奴らは突然放り出された、と言う因果応報の憂き目に遭ったわけだ。……そこを立て直せと言われたら、圧政になるよねぇ。言う事もなかなか聞かないし。なので先祖の9割はこのせいで巫女が大っ嫌いというわけ」
(-283) 2022/03/02(Wed) 0:25:12

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 泰然自若 シトゥラ

 構って貰えている時点で懐に入れてもらっている、受け入れてもらっているんだと漸くの自覚を持った男はしかし、一太刀に関してはそれなりに真面目な様子で反論する。

「か弱い俺はお前の一太刀食らったら割と致命傷だからな?あとせっかくの切り札初披露かつ俺の間合いでやってんだ、簡単に一太刀返されても困る。そんなん許すようでお前と共闘なんてできっかよ」

 あなたという人間を認めているが故の言葉が次々と零れる。あなたを背後から支えられる程度の実力者ではある、という自負があるのだ。

 それから、あなたと視線の高さが同じになったのならじっとあなたのことを見るし、続く言葉のひとつひとつを聞く度に目頭が熱くなる。抱えている華を壊したくもないけれど、華以上に抱えたいものができてしまって、居ても立っても居られなくて。吹雪の中なら気付かれずに済むだろうなんて思いながらひとしずく流して笑うのだ。

「……今度から用意する!あとあのさあ、キスしていい?駄目ならハグで!寒くなっちゃったから温めて!」

 素直なまま話しているからこれも本心だ。それくらいのあなたへの好意を示して、その間にやがて溶けるにしても無意味ではなかったそれらの華を今度はひとつひとつ丁寧に並べる作業に入った。ちゃんと置いて、それから許可を貰った方をやってしまおうと。
あと部屋を普通の環境に戻そうと。
(-290) 2022/03/02(Wed) 0:50:46

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ

【蘇生時空】


「ねぼすけ」

 この男、あなたが死亡してから今の今まで涙が出ないどころか表情すら変わりようもなかったのだが、ごく僅かな目撃者以外からは出ようのない情報である。とはいえ今こうして泣けている以上チャラとの考えもあるが。


 一度手に入れて、だからこそ耐えられずとも。
 二度、立ち上がれるのは輝きを取り戻したからこそ。
 宿し直したその輝きの価値を、男はよくよく理解する。


「お前のせいじゃない。だってお前、頑張った。何度でも、何度でも帰ってきて。信じるから、帰ってくるって信じるから。……たくさん、頑張ってくれて、ありがとう」

 拙い言葉が漏れてばかりだ。普段の比較的ぽんぽん飛び出してくるあの口は何処へ行ったやら、抱き締めた身体から伝わる体温と背を撫でられる感覚でまた嗚咽がひどくなるのだ。鼓動があるから、そのまま落ち着くまでは身を任せてしまおうか。

 少し落ち着いてから、とはいえまだ鼻を鳴らしはしながら、伝えたいことをまずはひとつ。この一言だけで、自分の意思による決定であるとあなたが受け取れることを知っているため。

「アルレシャのこと、殺さなかった」
(-294) 2022/03/02(Wed) 1:12:15

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【蘇生時空】


「えーん……いつもはちゃんと早起きしてるんだぞ……」

従者時代はそうだったが、貴方に素を教えてからはどうだろうか……そちらが早起きなので、案外貴方の部屋で寝坊したりがあってもおかしくはない。寝坊、と言っても、人によっては早起きの区分かもしれないが。

なんにせよ泣き言のような事を言っている。

「……本当は勝ちたかったんだけどな。そうすればバーナードを“また”泣かす事はなかった。前みたいな喜びのなら、或いは
前々回のエロい泣き声なら
いいんだけど……精進が足りないな……
……次に泣かす時はエロい事にしよう……」


またえっちなことこんな状況でも考えてる……
なお、いつもの事だと言ってしまえば、そう。台無しかもしれないが、今更過ぎて台無しじゃないかもしれない。むしろ普段通りというか。▽
(-307) 2022/03/02(Wed) 2:54:02

【魂】 疾風迅雷 バーナード

【魂窓時空】


「うわ出た自覚がないやつ。でもまあ今更自覚してもではあるのかな。これからお前が探すのは俺だけでいいわけだし。
 
無理していないか気に掛けるくらいはさせてもらうけど


 過去のことだと一蹴するには危ない無自覚であると思うためそう小声で付け足す。泣いていようがいまいが自分本位の男ではあるが、自分がしっかり抱き込んだ相手のことは近しいものとして扱うがための気の向け方なのだろう。

あの部屋一面染めるほど血出せるのお前?
唾液や精液混ぜてまあどっこいくらいじゃなく?」

 こちらもこちらで指摘するところが全く違うし否定のひとつも出てこない。また、ろくでもない存在であるあなたをこれ以上になく欲しているこの男もこの男で、事実上の強姦魔なドSでありその実はアダルトチルドレン(ケアテイカー)という盛り過ぎ人間なのでご安心いただきたい。

「あの時のお前様子めちゃくちゃおかしかったからな、忘れるほうが難しいだろ。で、なるほどなあそういう。巫女も巫女でまあ苦労するなとは思うがだからといって王族側にとっては因果応報のしわ寄せが全部行くんだし好意的に取れはしな……、

 ……うん?今更でごめんなんだけど、お前もしかしてめちゃくちゃ年上だったりするの?聞いている感覚だと、それこそめちゃくちゃ積み重ねがあるというか……歴史を全て当事者の経験として話されてような気がしてくるんだけど……
俺の何倍?


 この世界において年齢などそこまで問題ではないのだが、それでも気になる程度には長生きであるのだと伺えて思わず問いかける。話が脱線してしまっているのもまた理解はしている。
(_2) 2022/03/02(Wed) 2:54:05

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【蘇生時空】


「でも、うん。帰ってくるのは本当だ。
 ちゃんと頑張ったぞ!まあ負けたのは悔しいが!

……ああ。敵討ちを求めていた訳じゃないから、それは大丈夫だ。勿論否定もしないが……激昂しそうなのにそうしたのには意味や理由があるんだろう?」

途中で幾つかボケが入ったのはまだしも、貴方を労わり慰める態度も本物だ。身を任せられれば受け止める。

貴方の傍に受け止められる相手が戻って来たぞ
と言うように、ぎゅうううと強く抱きしめた事だろう。貴方が落ち着くまではずっとそうしていた。
(-308) 2022/03/02(Wed) 2:54:58

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ

【蘇生時空】


「そうだな、お前は早起きだよ。だからびっくりした」

 自分が早起きもとい朝型の生活リズムである自覚はある。なのであなたが自分の部屋で寝ているのを見ることも当然あるし、その時の自分の表情が日に日に和らいでいくのは気付かれていないと思っている。また、そう間を置くことなく目を覚ましていたであろうあなただからこそびっくりしたともいえる。

「サポートを受けられて、身体強化されている看守に勝つの、難しいと思う。
……またヤるつもりなのか?
麻痺弾で対抗する」

 この男、あなたに手酷く抱かれて以降あなたの無力化のために
わざわざ麻痺弾を常備している。
鎮静剤を使えばいいだけではあるが、あなたの速さを思えば薬を飲ませるなんて夢物語でしかないため。

「えー、と。どこから話したらいい?俺、すごく駄目になって、部屋に来たナフが俺を見て嬉しそうで。アルレシャ、俺の様子見て、覚悟が足りない、つまらないってすぐ戦うのやめたんだけど」

 訥々と語る声は分かりにくいかもしれないが、言っていることはそこまで難しいことではない。

 耐えられないだろうと予測した通りに心が壊れたこと。
 そんな自分を見たナフが嬉しそうに声を上げて笑ったこと。
 対峙したアルレシャが戦闘放棄する程度に、その時の自分にとってアルレシャ殺害が仇討ちの作業に成り果てていたこと。


「アルレシャに俺、どうしてもラサルハグを殺すなら即殺にしろ、って言ってたから。願いを叶えてくれてありがとう、って言った。殺そうと思ったんだけど、やりたいことなのかなって考えて……やらなくていいことだったから、止めた。ラサルハグの拳一発分だけお返しした。俺は俺だから」

 アルレシャがこちらの意思をある程度汲もうとしていたのに気付いたこと。
 あなたがそんなアルレシャ相手にあれだけの戦闘の痕跡が残るほど善戦していたこと。
 他ならぬアルレシャから投げかけられた言葉で己を思い出し、自分らしい着地点を考えた結果、あなたの雷を当てて終わりとしたこと。


「……他、何話したらいい?」
(-316) 2022/03/02(Wed) 4:18:38

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【魂窓時空】


「君に言われたくないんだが?」


もう一度無礼講開幕直後する?
とでも言いたげな声が思わず漏れた。

「無自覚大魔神に言われると悔しいが……まあ、別に俺は擦り減らしてるつもりはなかったし、致命的な何かになるとは思えないけどな……」

と、言いつつもさすがに気にかけてくれるのを拒絶するほどに意地を張るものではない。そこは素直に頷いたし、何より貴方が見つかってるのだから万が一無理をしていてもきっと改善されるか、表面化されるので対処しやすくなることだろう。

「……2、3回死んで染め上げてやってもいいが……無礼講が終わったら部屋取り上げられるからな……やるなら看守の君の……。……いや、いいや」

普段の貴方の部屋、と言いかけて何故か止めた。

「実は800歳で…………

と、言えたら面白かったが、ジョークだ。さすがに君の倍も行ってないだろう。簡単に言うと王族に伝わる『記憶媒体』から記憶を受け継いでいてね。無論、全員ではないが、
生まれた時に『過去の先祖から数人の記憶』が読める
ようになってる。記録じゃなく記憶だから、感情も丸ごとね。

……さすがに自分の事の様だとは思えないが、巫女に大した憎悪だの苛立ちだのはまあ、味わってしまってる訳さ。カスなのは保証できるのは、数人の視点から判断できたからだね。

ただ……さっき言った『9割』は巫女が嫌いだと言っただろ。俺は……その『残りの1割の先祖の記憶』を引いてしまった。だから王族の中でも非常に異端な思考になったわけだ」
(-317) 2022/03/02(Wed) 4:34:32

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード

【蘇生時空】


「おや、じゃあ
“もうしない”
と言っておこうかな。何一つ危なげない君に忠実な従僕になろうじゃないか。思う存分安心して抱いてくれて構わないよ」

こんなに信じられない発言があるだろうか?

と、誰でも思いかねないような台詞をいけしゃあしゃあと吐いた。これが絶対嘘だと思われても、本当に信じてくれてもラサルハグとしては美味しいのでまるで気にしていない。要するに『またヤるつもり』なのである。

最も麻痺弾は実はちょっぴり雷属性なので人より強いのはあったりするのだが、
それはノーコメントにしておいた。またその時で色々起こった方が互いに楽しめるだろうからそれはそれでいいと思っているし、案外常にラサルハグも気を張ってはいないので、薬を飲ます方が効いたりするのは秘密だ。それが攻めるの満々の時であっても。

「……まあ、その『すごく駄目になって』の詳細かな……今は心にしまってるだけで、まだ君引き摺ってないか心配だし……あとナフ看守は何でそんな面白そうに笑ってたんだい
?君、変な事いったのかい?」


あ!また強姦とか何かで恨まれて…と思われてる!

「ああ、あの物凄いえげつない攻撃してくるの、君のお願いからか?いやでも……元々あの戦法取ってた気もするな……銃持ってる癖に懐に飛び込んで頭に銃を叩きこむの狙うの、アクティブすぎないか?」

自分は実は遠距離型相手なら、完全な雷をメインウェポンにも切り替えられるのだが、移動と回避が落ちる能力だ。正直、相性最悪の相手と言える。白兵戦の時点でこちらも回避はそれなりに出来るとは言え、ちょっと気を抜いた瞬間に死ぬのは『強化』をされない囚人的には避けられないだろうし。

「でも、そう言う使い方をしてくれたんだね。あれは元々アルレシャ看守を殺すか、自殺する時に使うかと想定して作っていたんだが──それを外れる使い方をしてくれたのは、俺は嬉しいよ。俺の思考なんか飛び越えて、君が考えてくれたのが何よりも嬉しいんだ」
(-319) 2022/03/02(Wed) 4:50:35

【魂】 疾風迅雷 バーナード

【魂窓時空】


無自覚大魔神言うな。
まあ他ならぬ俺自身が擦り減らしているつもりなかったけど致命的なことになっていたものあるからさ」

 傲慢男もとい自分の事は棚上げ精神がある程度ある男だ、表面化されるのを見逃すこともなく徹底的に構い倒し休ませることは容易に想像がつくかもしれない。とはいえ親しい人間であるからこその過剰反応とも取れるが。

「確かにあくまでここは無礼講期間の間だけの仮の部屋だし……、……?いいのか?確かに俺の普段の部屋にしても同じくらい死んでくれないと難しいとは思うけどさ、
そういうことじゃない
んだろ?」

 あなたが何故言いかけた言葉を引っ込めたのかがわからず、されど言い方から察するになんとなくや冗談としてのものではなかったのだろうと受け取れて、問いかける。

「ははあ、なるほど文字通り『記憶媒体』から『記憶』を継承するわけか。だからお前が経験していなくても当事者としての視点があり、総合的に判断することのできるお前としての視点があり……になるんだな。
 妙に達観しているというか落ち着いて見える時と、よく分からないところでよく分からない反応をしているように見える時があるのもそれか。すっきりした、大変だなそれ……

 『残りの1割』が異端であるのは容易に想像がつくけどさ、それってどういう方向に?逆に巫女大好きだとかそういうこと?」
(_3) 2022/03/02(Wed) 14:59:27

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ

【蘇生時空】


「……分かった、思う存分警戒して抱く。全く安心できないけど、それだけ手を尽くして抱くからこそ……めちゃくちゃそそられる、だろうから」

 実際、色々起こったほうが長期的に見た時に楽しめるのは間違いないのであなたの判断に間違いはなかった。その瞬間に限っていうのならば素直に抵抗したり泣かされたりするのだが、それはそれで同じことはさせまいと次回以降に燃えることになるため互いにとって楽しくなるはずなのだ。

 擦り寄るしぐさのついでに耳元に囁く。唇がうっかりあなたの耳朶に触れるかもしれないがそれはそれ、ずっと抱き締めっぱなしというわけにもいかないので腕の力を弱めて離れ……ようとして、詳細に関しては少し落ち着かなさげに視線を泳がせた。

「……文句言わないように言えなくなったり。いつも通りにしなくちゃって、いつものになったり。また俺、空っぽになったり」


「今は上手く喋れ……てる?ナフには何も言えてなかったけど、ナフ、」

『私はお前が同じモノになってくれたらいいなって……今思ったよ。』


「……って言ってた。『激情を撃ち尽くして何が残るのか』、を楽しみにしてたっぽい?撃ち尽くさなかったし、同じモノにならなかったから、いつも通りに戻ってた、けど」

 アルレシャの戦い方についてはもう目を白黒させるどころではない。実質全距離型じゃねえか、どう処理すりゃいいんだアイツは……とどこか冷静なところの自分がため息をついている。
 そんなことを考えていようがいまいが、あなたが自分の選択を喜んでくれたのであればこちらも僅かに微笑みを返す。あなたにカウンセリングが必要かは分からないが、少なくとも蘇生室からは出たほうがいいかとそっと手を引いて。

「俺も殺すつもりだったんだけど、うん。ちゃんと考えたよ、ラサルハグ。お前の言ってくれたこと、ちゃんと残ってた」
(-330) 2022/03/02(Wed) 16:19:35

【置】 疾風迅雷 バーナード

 「子どもは親の背中を見て育つ」とはよく言ったもので、子どもは生活の中で親からさまざまなことを吸収する。言葉遣いから良し悪しに至るまでを無意識に親から学び、そうした経験が子ども自身の人格形成に大きな影響を与えていく。
 一般的に人格の土台は3歳くらいに形成され、10歳くらいまでに確定するそうだ。そして、人格形成に一番重要なのは
「人から愛されている」
という実感や
「必要とされている」
と感じることなのだという。

 少年は「愛されている」実感を両親から得て不仲な両親の橋渡し役となり、それが「必要とされている」証であると認識していた。


 父が母の飯を不味いと拒めば少年が作ってやった。母が父の服を触りたくないと聞けば少年が洗ってやった。父の愚痴を聞いては優しく礼を言われ愛を実感し、母の愚痴を聞いては優しく微笑まれ愛を実感し、二人ともに愛されている自分がこの家族を守るんだと決意を固くした。
 いつしかそんな歪な愛の中で少年が抱いたのは
「自分に誰かを従わせる喜び」
「自分に誰かが従い続ける怒り」
だった。自分のお願いを聞いてくれる両親が好きだ。自分がお願いしなくても動いてほしくて腹が立った。それでも二人には自分が必要だと分かっていたし自分が頑張れば両親と一緒に過ごせると思っていた。

 しかし、そんな幻想は家庭とともに崩壊する。
 両親の不仲は傷害事件という形で白日の元に晒され、少年が守ってきた大切なものはその悉くが崩れ去り消えた。父に与えられたものも、母から貰ったものも、両親と過ごした小さな部屋すら誰のものでもなくなって、そうして少年のものはなにもなくなった。

(L1) 2022/03/02(Wed) 19:28:44
公開: 2022/03/02(Wed) 21:00:00

【置】 疾風迅雷 バーナード

 
 孤児院に引き取られた少年は、培ってきた面倒見の良さを遺憾なく発揮することとなる。ごくたまに傲慢さを見せることがあっても、指摘されるうちにそれもすっかりなりを潜めて善良で心優しい人間になっていった。
 孤児院の皆に与えられるものを大切にし、他の子どもが欲しがるようであれば、自分に分け与えられたものであっても喜んで差し出す。そうして少年から他者に差し出されたものは食べ物に限らず、文具や衣類、部屋に至るまで多岐に渡った。少年は、孤児院の大人達が子ども達にそうしていたように子ども達を大切にした。
 少年は語った。皆のものを皆に与えただけだと。皆に与えられたものを皆に返しただけだと。自分のものじゃないからいいのだと。

 かつての少年は語る。
 やっと自分が欲しがっていいものが見つかったのだと。
 本気で欲しくてたまらないものができたのだと。

 ――だから、またうしないたくはなかったのだと。
(L2) 2022/03/02(Wed) 19:28:49
公開: 2022/03/02(Wed) 21:00:00

【秘】 泰然自若 シトゥラ → 疾風迅雷 バーナード

背中を預けられる一人なのは事実だ。そこは否定しない。
だが。

「寝言は寝て言え」

「……次はぜってェ返してやるからな」


誰がどの口でか弱いって言ってんだァ?
デコピンをゴーグルと鼻の間にぺちんと一度。戯れ合いの一つだ。食らっても痛くはない。

……こんなところで泣いては凍って大変な事になるだろうに。バーナードがひとしずく流したそれは不思議と凍らずに落ちていっただろう。

なんで?
……いいけどよォ。

 はいはい、どっちも好きにしな」

またご丁寧な事でとその作業を見つめた後、受け入れただろう。
機械操作のできる同僚がいて良かったなァ。
(-350) 2022/03/02(Wed) 20:14:33

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 泰然自若 シトゥラ

「うん。じゃあ俺は返された一太刀で死なないように頑張……あいったあ!」

 痛くはないものをわざと大きなリアクションを取ってけらけらと笑う。流れて行ったしずくはそのまま足元の雪を僅かではあるが溶かしただろうか。

 男は端末を操作してトレーニングルームを吹雪から無難な草原あたりへと変え、あなたのもとに近づいてそっと抱きしめる。それから、あなたの髪――恐らく瞼のあたり――へ、ひとつだけキスを落とす。

 あなたへの思慕と、憧憬の証。
 大切で憧れる、あなたという親愛なる人間に送るもの。


「ありがと。俺にできることあったらなんでも言ってね。こう見えて結構俺義理堅いからさ」

 なんて、冗談にも聞こえそうな本心を伝えて。それからしばらくはあなたをあたためたりあなたにあたためられをしていたはずだ。
(-355) 2022/03/02(Wed) 20:43:19

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 泰然自若 シトゥラ

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 ウワアアアアアン!!!シトゥラ……シトゥラPL様……!!!!!

 お付き合いいただき本当にありがとうございました&シトゥラ苦しめちゃってごめんなさい!シトゥラの優しさに私もバーナードもとても救われました……そちらの抱えているもの、触れる時間が……ナッ……ア……ひづけくん……?どうしてそんなすがたをしているの……(ふるえる)
 ……また隙を見てお話出来たらとは思いますが、お互い多分燃え尽きているところもあると思うので……どうか無理せずに……!愛を込めて!
(-356) 2022/03/02(Wed) 20:44:35

【人】 疾風迅雷 バーナード

 男は処刑時間の少し前にロビーに訪れる。
 何かを食べるでもなく、何かを飲むでもなく、適当な席に腰掛けてから静かにその時を待つ。

 ……この沈黙を壊す時、どんな言葉を紡ぐことになるのか。
(49) 2022/03/02(Wed) 20:55:48
バーナードは、数分後の未来を知らない。
(a61) 2022/03/02(Wed) 20:55:56