人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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視点:


【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ 花茶を楽しみながらプラチナの腰を抱き寄せ、
 心地よい彼の香りに鼻を鳴らす。
 
 実験の後始末も終わりどこか和やかな空気の中。
 小さく笑う彼にすり寄って、私も楽しげに笑った。>>0:25 ]
 
 
 好きな相手にはいつだって触れていたいからな。
 こうしていると安心する。
 
[ 二人と一羽しかいない森の中の家。
 かつて誰のぬくもりが無くとも長い間生きてきたが、
 私は元々人のぬくもりが恋しい方だ。
 
 
 そうしてそのまま
 二人の時間を楽しむように身を寄せ合っていれば、
 不意に彼が何かに気づいたように顔を上げた。 ]
(1) 2024/01/25(Thu) 0:11:33

【人】 翼の魔術師 テレベルム

 

 …街へ?
  
[ 彼の言葉にぱちりと目を瞬き、
 少し驚いたような声を出す。>>0:26

 つられるように時計を見れば、夕方と言うには早い時間。
 確かに今から向かえば、店も問題なく開いているだろう。
 
 思わず驚いてしまったのは……
 実のところ、少し休憩したら
 むしろ私の方から彼を街へ誘おうと思っていたからだ。 ]
 
 
 そうか、ちょうど良かった。
 私も特にする事はないし…
 むしろ行きたいと思っていたんだ。
 
 必要な魔法薬の材料が、
 一部切れてしまっていてな。
 
[ 彼の体に関する不安要素を残しているものの、
 まぁ私が一緒にいればどうとでもなる。
 
 ソファから立ち上がると、彼に手を差し出した。 ]
(2) 2024/01/25(Thu) 0:12:17

【人】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 それでは、一緒に出かけようか。
 二人で必要なものを買って、
 デートがてら軽く散策してこよう。

[ 先程のサンプルの採取から、まだ然程時間は経っていない。
 今なら出かけるタイミングとしても寧ろ丁度よいだろう。
 
 差し出した手を握ってくれたなら、
 そのまま引いて立ち上がらせて ]
 
 
 君がいいのなら、すぐにでも出かけようと思うが…
 何か用意はあるなら待っているよ。
 転移門を使えばすぐだ。財布だけあればいいとは思うが。
 
[ そう告げて、彼が準備をするならそれを待とう。
 
 特に無いか、すぐに終わるのならば
 空になったカップを流しに片付け
 そのまま二人、庭から街の入り口付近へと
 転移門で向かってしまうつもりで。** ]
(3) 2024/01/25(Thu) 0:14:14

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ 触れ合いのさなか、茶のおかわりを所望されれば
 快く頷いて彼におかわりを淹れてあげよう。]
 
 いいよ。
 水分は取っておいた方が良い。
 
[ たっぷりと茶を淹れたマグカップを渡せば、
 彼がそれを飲んでしまうまで
 暫しゆったりとした時間が流れたことだろう。
 
 ただ触れ合っているだけで
 特別な何かをしているわけではない、
 そんな時間を彼と過ごせている時がなにより好きだった。]
(7) 2024/01/25(Thu) 14:27:59

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ そしてそれから、いくらかの時間を過ごし。
 プラチナから街への外出を持ちかけられた私は、
 彼と一緒に出かける事にした。
 
 ちなみに、普段彼が街へ出かける時も、
 私は買い物やデート等の用がなければ
 基本的に外に出ようとはしない。
 それは単にリスク回避の為でもあり、
 人間への苦手意識が根強い為でもある。
 
 とはいえ、この家の近くの街は亜人が多く
 住んでいる人間も他種族への差別意識が比較的少ない。
 自分では採りにくい薬の材料等は
 稀に街へ買いに行くこともあった。 ]
 
 
 ──よし。
 
[ 彼が鞄を取りに行っている間に慣れた呪文を口にし、
 自らの魔力と存在を覆う認識阻害の魔術を展開する。
 
 プラチナからは普段の私とさして違って見えることはないが
 他の者達からは自らの同種族にでも見える事だろう。 ]
(8) 2024/01/25(Thu) 14:28:51

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ 玄関の前、暖かな防寒具に身を包んだプラチナが
 私のことを待ってくれている。
 
 銀梟に出掛けの挨拶をしてから私を見る彼に、
 私は頷いて手を差し出した。 ]
 
 ああ、行こう。
 門を開くから手を取って。
 
[ 長い外装を羽織る。
 
 晴れていても冷たい空気の中、プラチナの手を握ると
 開き慣れた転移門を潜って森から二人の姿を消した。 ]
(9) 2024/01/25(Thu) 14:30:11

【人】 翼の魔術師 テレベルム

─→ 街へ ─

[ 転移門をくぐる時、
 出口は必ず人目につかない場所にしている。
 未だ魔術の存在は見られてはならないし、
 余計な諍いを無くすためだ。
 
 入り口近くの路地に身を潜めた後、
 違和感がないように大通りに二人で合流して歩こう。
 
 吐く息が白い。
 体が強い私と言えど流石に寒く、
 落ち着かないように軽く手を擦り合わせた。
 
 隣を見ればプラチナも相当寒そうに身を震わせていて、
 今日という日の寒さを二人して実感する。 ]
 
 
 夜にはもう雪が降るかもしれないな…。
 
 普段家に籠もっているとわからないが、
 今年は特に寒い気もする。
 
[ 私達の住処であるあの家は、暖房があるのはもちろん
 日頃魔石によって温められているため、
 殆ど外の寒さを通さない。 ]
(10) 2024/01/25(Thu) 14:31:57

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが本屋へ先に向かおうと口にすれば、
 特に異論は無いと共に足を向ける。 ]
 
 
 いいよ。
 どうせどちらも行く事になるのなら、
 どちらが先でも問題あるまい。
 
 私が行くつもりの花屋は、此処からだと少し遠いしな。
 
 
[ 様々な種族が行き交う、少し変わった町並み。
 私とプラチナは、二人並んで歩き始めた。
 
 また知らない店が増えているだとか、
 奇妙なデザインの衣服が流行っているのだなとか
 
 そんな他愛のない話をしながら。 ]
(11) 2024/01/25(Thu) 14:32:22

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ のんびりと見慣れぬ出店なんかに目をやりながら
 プラチナとのデートを楽しむ。
 
 冷たい空気が肌を撫でるたび、
 思わず軽く体を震わせてしまうが
 次第に少しずつ体も慣れてきた。
 
 隣を歩くプラチナも、時折体を震わせているようで。
 一瞬眉根を寄せる姿に、心配そうに顔を覗き込んだ。 ]
 
 
 寒そうだな。大丈夫か?
 
 
[ 彼の震えが尿意によるものだというのには、まだ気づけない。
 確かに時間で言えば催してきてもおかしくないが、
 寒さの方にばかり気を取られていてしまっていた。

 プラチナの手を取ると、
 冷えた指を両手で包み込む。

 私から見れば、人の体はとても弱い。
 少しでも暖かくなればいいと温めつつ、
 道の先に目をやった。 ]
(?2) 2024/01/25(Thu) 14:35:07

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 本屋まではあとどのくらいだ?
 店の中に入れば、少しは暖かくなるだろう。
 
[ 足を止めずに歩いて行けば、
 ゆっくり進んでいてもいずれはたどり着く。
 
 プラチナに道案内を頼みながら本屋まで向かう最中、
 時折心配そうに彼の様子を伺っていた。 ]
(?3) 2024/01/25(Thu) 14:35:27

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼から告げられない限り、
 道中彼の震えを尿意のソレだとは気づくことはなく。

 やがて本屋に辿り着けば
 冷え切った体を室内の空気に安心したように息を吐き
 彼と共に新書の棚に向かおうとしただろう。

 表の通りの混み合いに比例するように他の客も多い店内で、
 当然のように使用中になっているソコにも
 特別目をやる事もないまま。** ]
(?4) 2024/01/25(Thu) 14:48:04

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 店に置かれたストーブのせいか、
 ほっとするような温かみのある店内に入ると
 私はそのまま新書の方へと向かおうとした。
 
 元より本屋に来たのはその為だし、
 外は寒いが温まるまで動けなくなるほどではない。 ]
 
 暖かい場所に来れてよかった。
 さっき触れた君の手は氷のようだったから…。
 
 それで、君が欲しいという本はどこに…
 
[ そうして、足を向ける直前。
 私よりもこの場に用があるはずのプラチナの視線が、
 本ではなく別の場所に向いているのに気づいた。
 
 その視線の先をたどれば、そこにあったのは。 ]
(?8) 2024/01/25(Thu) 19:16:24

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 誘われるように、一瞬そちらの方へプラチナの足が向く。
 
 先程彼が何度も行きたがった、
 どこにでもある何の変哲もないトイレ。
 
 そこに来て漸く私は、彼が温かい室内に入ったにも関わらず
 時折落ち着かなそうに身を震わせている理由に気づいた。
 
 口元を手で隠す。期待が頭を擡げ、
 彼の仕草に注視するようにその体を視線でなぞった。
 あそこが使用中でよかった。
 邪魔をする前に入られてしまっては…あまりにも勿体ない。 ]
 
 (なるほど。一度空にしても
  だいたいこのくらいの時間で貯まるんだな。)
  
[ 平時であれば明らかに早いトイレのタイミング。
 薬の効果がどれほどのものか
 机上の計算では知っていたものの、
 やはり実際に目にすると興味深い。
 
 気づいてしまえばじわじわと上がりそうな口角を、
 無理やり直して新書の棚へと向かった。 ]
(?9) 2024/01/25(Thu) 19:17:26

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが店員に話しかけている間も、
 私の興味は最早本にはない。
 
 人前だからか膝をこすり合わせるに留まっている彼の様子を
 じっと黙って見つめていた。
 本を頼まれた店員は、
 今日の客の入りからしても忙しいのだろう。
 本を包むのにいくらか時間がかかっているようで。 ]
 
 
 ……プラチナ?
 何か気になるものでも?
 
[ ちらちらとトイレに視線を送る彼の肩に、
 そっと手を乗せる。
 
 その視線の先に気づいている事はあえて言わず、
 不思議そうに首を傾げて ]
 
 それに、なんだか落ち着かないように見えるが…
 まだ寒いのか?それとも、本が楽しみで落ち着かないのかな。
 
[ そうして小さく笑えば、彼はどう返すだろう。 ]
(?10) 2024/01/25(Thu) 19:19:28

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そんな風に話しかけていれば
 店員は丁度プラチナの元へと帰ってくる。
 彼が頼んでいた本が間違いないか確認するその後ろで、
 トイレのドアが開いた。
 
 使用中だった札が空きにひっくり返され、
 中から気持ちよさそうな顔をした亜人が顔を出す。
 
 これならば、店員との会話を終わらせたと同時に
 トイレに駆け込むこともできるだろう、そんなタイミングだ。
 
 ──が。
 
 どうやら、トイレが空くのを待っていたのは
 私の恋人だけではなかったらしい。
 
 恐らくプラチナが店員に金を渡すくらいのタイミングで
 トイレに向かおうとする他の客の姿も見えた。
 それはプラチナにも視認できた事だろう。 ]
(?11) 2024/01/25(Thu) 19:20:24

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 何もせずとも間に合わなさそうなら、
 上機嫌に会計が終わるのを待っていよう。
 
 けれどもしも間に合ってしまいそうなら──
 店員の手を軽く魔力で弾き
 渡そうとした釣り銭を床に落としてしまおうか。** ]
(?12) 2024/01/25(Thu) 19:20:41

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 気づいてしまえば、彼の落ち着かない仕草の端々が
 とてもわかりやすく目に入ってくる。
 隠しているのだろうが、どこか足取りが怪しかったり
 ただ立っているだけなのに妙に落ち着きがなかったり。
 
 どうしたんだと訪ねれば
 もしかしたら素直に教えてくれるかもと思ったが、
 流石に早すぎると感じたのか
 何でもないと誤魔化されてしまった。 ]
 
 ふふ…。
 そんなに楽しみだったなら、私も読ませてもらおうかな。
 
[ 彼が言わないのなら、
 私は引き続き気づかないふりをするまで。
 
 穏やかに微笑むと、
 戻ってくる店員とその背後のトイレに目をやった。 ]
(?17) 2024/01/25(Thu) 22:12:00

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 店員が戻ってくると同時に空いたトイレ。
 
 ちらりとプラチナに視線を送ると、
 彼も気づいたらしく一瞬表情が明るくなる。
 
 あと少しでトイレに入りそうな他客もいるのだが
 ギリギリ間に合わない可能性もありそうだ。 ]
 
 
 (──流石に……
  このまますんなりと行かせてあげたくはないな。)
 
[ とっさに浮かんだのは、そんな感情。

 他客の存在にも気づいたプラチナが
 急いで会計を済ませようとしているのを見て
 私はパチン、と店員の手の中の釣り銭を軽く跳ねさせた。
 
 チャリン!と音を立てて硬貨が落ちる。
 
 傍目には店員が落としてしまっただけに見えるだろうし、
 店員も取りこぼしたのだろうとしか思えないだろう。 ]
(?18) 2024/01/25(Thu) 22:12:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ コロコロと転がっていくコイン。
 
 プラチナが慌てて店員と共に金を拾い始めるも、
 丸いコインは広い範囲に転がって手早くは拾えない。
 
 それでも私も手伝って拾い集めたそれを店員に渡し、
 改めて会計を終えた頃。
 
 他客がトイレに入った音が、店内に小さく響いた。
 
 店員も、トイレの外の他の客も
 プラチナ以外誰も気にしないその音。
 
 そして気にしないのは彼らだけでなく── ]
 
 
 無事に受け取れてよかったな。
 さぁ、他に用がないのなら…
 次は花屋に向かおうか。
 
[ 当然、彼の体の異変に気づかない私もそれは同じ。
 
 にっこりと彼の肩を抱いて、本屋の出口へその背を押そう。
 彼を救ってくれる場所から、
 彼自身を引きはがしてしまうように。 ]
(?19) 2024/01/25(Thu) 22:14:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 胸の奥が、またチリチリと疼く。
 
 どうしてこんな事をしてしまうのか、自分でもわからない。
 
 けれど止められない。
 今すぐ彼を尿意から開放してあげるなんてそんな事をしたら
 またあの可愛い姿が見れないじゃないか。
 
 抗いようのない排泄欲に身を包まれて、
 瞳を潤ませて尿意に耐える君の姿が。 ]
(?20) 2024/01/25(Thu) 22:15:12

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 本屋のドアを開けると、
 一度店内の暖かさを知ってしまったせいで
 余計に冷たく感じる空気が肌を刺す。
 
 特に尿意を感じていない私ですら、
 体を大きく震わせてしまった程だ。
 
 プラチナは大丈夫だろうか、と
 彼の顔を覗き込み。 ]
 
 
 ……、やはり寒いな……。
 このまま向かおうと思うが、少し歩くよ。
 
 ちなみに…君は本屋だけでよかったのか?
 他に行きたい所があったなら、言ってくれて構わないが…
 
[ そんな風に訪ね、
 再び彼とともに寒空の下を歩こうとし始める。
 
 彼がやはり店内に戻ると言うのなら付き合うし、
 他に行きたい場所があると言えば
 そちらを優先するつもりで。** ]
(?21) 2024/01/25(Thu) 22:17:05

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
か、か、か、可愛い〜〜〜〜;;;;;;;;;

可愛すぎん????どうする!?!?!?
(-1) 2024/01/25(Thu) 23:34:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 後ろ髪引かれるようにトイレを見つめるプラチナが可愛い。
 先程私に素直に「トイレに行きたい」と言えたなら
 もしかしたら入れる道もあったかもしれないのに。
 
限りなく可能性としては薄いが。

 
 もじもじと切なく腰を揺らす彼を、
 望みの場所から遠ざけながら
 
 私はこの先どうやって彼を可愛がろうか、
 そればかりを考えてほくそ笑んだ。 ]
(?27) 2024/01/26(Fri) 0:10:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 凍てつくような冷たい風は、
 ただ私達の体を冷やすだけではなく
 水分が溜まり始めたプラチナの膀胱を苛めるように、
 ぞわぞわとした感覚を彼の体に齎す。
 
 衝動のまま急いで店内に戻られるようなら、
 それはそれで彼が入れないように細工でもしようか。
 そんな風に思いながら彼の様子を伺っていれば。
 
 ちらりと名残惜しげに店を見たプラチナは、
 少しの沈黙の後、大丈夫、と再び強がる言葉を口にした。 ]
 
 
 (……君は本当に可愛いな、プラチナ…。)
 
 
[ 思わず目を細めてしまう。
 未だ薬に侵されているその体は、
 想像以上に余裕がなくなるのも早いだろうに。
 
 自らの意地の為か、
 逃げ道を知らずに閉ざしてしまっている事を
 今の彼はまだ知らないのだ。 ]
(?28) 2024/01/26(Fri) 0:11:12

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうして彼とともに歩み始めた、花屋への道。
 所々欠けた石畳を歩きながら、
 私は彼に行きたい所が無いかを尋ねた。
 
 せっかく街に来たのだ。
 実際彼が他に何かあれば向かってもよかったし
 もし無くとも、彼のほうがこの街には詳しい。
 どこかトイレがありそうな場所に寄りたいと
 言われるかなと聞いてみたのだが
 
 プラチナが押し黙る。
 何かを考えるような、葛藤するような。
 そんな様子の彼の言葉を待っていれば、
 やがておずおずといった様子で口を開き始めた。 ]
 
 …………。
 
 
(……なんて顔をする…。)


[ 彼の頬の紅さは、この寒さのせいではないだろう。
 恥ずかしそうに小声になる彼が可愛すぎて、
 つい咄嗟に言葉が出ずに目をそらしてしまった。
 
 
そうでもしないと、また良からぬ顔をしてしまいそうで。
]
(?29) 2024/01/26(Fri) 0:13:17

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 そう……そうか。
 
もうそんなに…。

 
 まぁ寒いし、人の体はただでさえ催しやすいからな。
 わかった。
 それでは歩きながら探そうか。
 流石に公衆トイレくらいはあるだろう。
 
 もし無くても、花屋のトイレを借りても良い。
 
[ 物分りの良い恋人のような顔をして、
 安心させるように頷いて見せる。
 
 はじめから暫くは行かせる気がない等とは口にできないし、
 それにちゃんと探していた方が、
 彼の可愛い顔が見られるだろうから。
 
 人通りの多い大通りを、彼と二人左右に目を配りながら
 目的地までの道にそれらしい場所がないかを探して歩いた。 ]
(?30) 2024/01/26(Fri) 0:13:45

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうして、歩くこと数分。
 
 彼の体を蝕む尿意がどの程度か、
 まだ大丈夫だろうかと
 時々気にするように伺いつつ
 
 私は漸く、それらしい小さな小屋を発見した。
 
 男女で分かれているらしい入り口に、
 一階しか存在しない簡易な小屋。
 何より先程の本屋のトイレにもあったのと同じ
 トイレを示すマークが壁に書かれていた。
 
 子供ほどの背の低い亜人達が列をなして居て、
 そこが使える場所だというのを示している。 ]
 
 プラチナ、一応あそこにトイレがあるようだが…。
 
[ 私はそこを指さしながら、
 並んでみるか?と彼に首を傾げて問うた。 ]
(?31) 2024/01/26(Fri) 0:17:17

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 漸く見つけたトイレではあるのだ。
 
 並んでいる亜人たちの背が皆低い事や、
 背の高い種族は見向きもしない事に
 今はほんの少し目を瞑って。** ]
(?32) 2024/01/26(Fri) 0:17:27

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ トイレを探しに歩く前、
 既にトイレに行きたいと言ったにも関わらず
 重ねて強がる様子のプラチナに微笑む。 ]
 
 そうか。
 まだ行かなくても平気なら、
 ゆっくり探しても大丈夫そうだな。
 
[ 一度気になってしまったら、すぐに辛くなってくるだろうに。
 
 先程、最初催してしまった時の事を思い浮かべる。
 あの時も、やはり進行自体は速かった。
 
 花屋はここから更に15分程。
 プラチナの隣、彼がじわじわと焦燥に染まっていく様を
 どこか楽しみながら。二人大通りの道を歩いた。 ]
(?37) 2024/01/26(Fri) 16:20:41

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 歩みを進めていくたび、
 ほんの少しずつプラチナの呼吸が乱れて
 腰が揺れるタイミングが増える気がする。
 
 キョロキョロとトイレを探しては
 焦りを募らせる彼が可愛らしい。 ]
 
 
 (ただでさえ薬は何もせずとも腹に水分を貯めるのに
  出かける前にあんなに沢山茶を飲んだからな…)
  
 
[ 体内に取り込まれた水分は今頃速やかに体に染み渡り、
 彼の中の代謝を促している事だろう。
 
 このままトイレが見つからなくとも、
 私としては一向に構わなかったのだが。
 
 ふと視線を送った先に見えた小屋に、
 私は指を指してプラチナに存在を教えてあげた。 ]
(?38) 2024/01/26(Fri) 16:21:11

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 ほう…。結構混むものなんだな。
 いいよ。君を一人にしたくもないしな。
 
[ 小さな亜人が列を成している、公衆トイレ。
 
 プラチナの言葉に異論は無く、
 寒空の下並んでいる彼らの最後尾に二人で並んだ。
 
 歩いている時とは違う、
 ただ立って待っているだけの、
 プラチナにとっては耐え忍ぶしか無い時間。
 
 くねくねと徐々に忙しなくなる彼の腰に、
 私は軽く腕を伸ばして体を寄せた。
 切なくトイレを見つめるプラチナの耳に、
 周りには聞こえないよう小声で囁く。 ]
(?39) 2024/01/26(Fri) 16:22:01

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 さっきは一応だと言っていたのに、
 もうそんなに余裕がなくなってしまったのか?

 
[ すり、と揺れ動く腰を指で撫でる。 ]

 それとも……私を喜ばせようとしている?
 
[ にっこりと微笑んで首を傾げれば、
 周りに変に見られてしまうよ。と
 周囲を見渡してから彼の腰から手を引いた。 ]
 
 
 私としては…君の可愛い姿が見れるのは嬉しい所なんだが
 他の奴らに見られるのは少し悔しいな。
 
 
[ 背の低い亜人の列は、
 こうしている間にもじわじわと前に進んでいっている。
 
 実際、プラチナの番が回ってくるのも
 あと少しと言ったところだろう。 ]
(?40) 2024/01/26(Fri) 16:22:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが待ち望んでる扉の向こう。
 そこにあるトイレがどんなものか
 私も知るところではなかったが、
 それでもきっと、私の望みを叶えるような物だろうとは
 ある程度の予想がついていた。
 
 子供ほどの大きさしかない亜人がここに列を作る理由。
 それはこのトイレが彼ら向けのものであり
 背の高い人間や
 ソレ以上の背の種族には向かないものであろうという事。]
 
 
 ほら、少しずつだが列も進んでる。
 あと少しでスッキリできるんだ。
 頑張って我慢してくれ。
 
 
[ プラチナを励ますように背を撫でる。
 
 列が進んできた事によりわかった事だが、
 このトイレには男性用の小便器は並んでおらず
 全てが個室になっている作りのようだった。
 
 どうりで列など成している筈だと合点する。]
(?41) 2024/01/26(Fri) 16:23:33

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そしてプラチナにとっては不幸なことに、
 この先のトイレの個室の中には私の予想通り
 背の低い亜人向けに作られた小さなトイレが鎮座していた。

 人間用のトイレの半分ほどのサイズしかない、
 あまりにも頼りないサイズのそれ。
 
 腰掛けるには低すぎて
 更に彼らの排泄量のためか容量も浅く
 人が使うには幾度かわけて流さなければならないほど
 心もとないトイレがそこにあった。** ]
(?42) 2024/01/26(Fri) 16:25:33

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ こんなにも我慢している事がまるわかりだと言うのに
 プラチナは私の指摘に顔を赤くして事実を否定する。
 
 きゅっと体を強張らせながら震える彼に、
 胸が高鳴り締め付けられる感覚がする。
 彼が耐え難い衝動を耐えている横で、
 私は私で別の衝動に耐える羽目になった。 ]
 
 
 (強がらなければ、私がどうにかしてやる事もできるのに。)
 
[ 例えば彼を周囲の目から隠してやるとか、
 どうしても辛いなら一時的に
 近くの空いたトイレを探してやるとか。
 
 でもせっかく彼がこんなにも可愛く強がっているのだ。
 そんな事はできるはずもない。 ]
(?51) 2024/01/26(Fri) 19:48:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ──そうだな。
 君は一応寄っているだけで…
 別に余裕がないわけでもないのだからな。
 
[ だから私は、彼の強がりに合わせるように
 ただ微笑んで「わかっている」と頷いてみせよう。
 
 徐々に荒くなる吐息に気づいても
 トイレの入口に釘付けになっている視線を遮りたくても
 
 大丈夫だという彼の言葉を信じて、
 ゆっくりとした列の進みに合わせて歩みを進めていこう。
 
 
 短くて遠い列の果て、彼の望んだ場所に
 彼の望む結果は待っていないと予想しながら。 ]
(?52) 2024/01/26(Fri) 19:49:05

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうしていれば、やがて列は進み彼の番となる。
 
 私自身トイレには用がないのもあり、
 私は個室の様子が覗ける程度の建物入り口に留まった。
 
 小屋自体が小さな亜人種族用だからか、
 私の背丈だとギリギリ頭を擦りそうで入り辛いのもある。

 
 プラチナが個室へ近寄り、
 先に用を済ませた亜人と入れ替わりにその中へ── ]
 
 
 ……。
 
[ ──入ろうとした時。
 
 本来ならそのまま中で鍵を締めている筈の彼が、
 何やらドアの前で立ち尽くしているのが見えた。
 
 その中の様子までは伺えない。
 ただわかるのは、彼が唖然とその中を見つめている事だけ。 ]
(?53) 2024/01/26(Fri) 19:49:39

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 (これは予想が当たったかな…。)
 
[ 大丈夫か、と声をかけようとする私の横を
 小さな亜人がすり抜ける。
 
 トイレの前で立ち尽くしている彼に痺れを切らしたのか、
 プラチナより先にトイレの中へと入っていってしまった。
 
 あれだけ望んだ排泄が叶わず
 辛そうに身悶えして足踏みをするプラチナの前で、
 トイレの中からは無慈悲に水音が響いている。 ]
(?54) 2024/01/26(Fri) 19:50:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ……プラチナ。
 
[ 顔を赤くして、泣きそうになりながら
 得られるはずだったものを奪われてしまった彼を呼ぶ。
 
 逃げるようにトイレから出てくる彼を迎えて、
 震える肩を抱こう。 ]
 
 
 大丈夫か?
 すまない、見えなかったが… 使えなかったのか?
 
[ 胸が高鳴る。
 追い詰められていく彼に興奮する己を隠し、
 心配そうに肩を撫でた。 ]
(?55) 2024/01/26(Fri) 19:50:50

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 仕方がない…。
 このまま花屋まで向かおう。
 
 ここからなら5分程度だし、
 流石に店のトイレに長蛇の列が出来ていることもないだろう。
 
[ プラチナがトイレから立ち去った後、
 再び並びなおすには難しいほどの
 列が再び出来ているのに目をやって。
 
 彼の背を押して、再び大通りに戻ることにしよう。 ]
 
 
 どうしても我慢できなさそうなら
 私に教えておくれ、プラチナ。
 困ったら頼ってくれて構わないから。
 
 ……我慢できるか?
 
[ 再び石畳を踏みしめながら、
 プラチナにそう声をかけて歩く。
 
 花屋までは実際もう近い。
 彼が後少し耐えられるなら、
 恐らくあそこのトイレなら使えないことはない。 ]
(?56) 2024/01/26(Fri) 19:51:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ たった5分の道のり。
 しかし歩みが遅ければ、その分距離は遠くなる。
 
 アンティーク調の外見をした花屋が見えてきた頃。
 彼がまだ耐えられているのなら
 共に中へと入ってしまうつもりだ。
 (もしも耐えられなさそうなら、その時は別の手段を取ろう。)

 暖かな店内は、たしか奥に従業員用のトイレがあったはずだ。
 借りることはできるだろう。
 あれも確か人間用ではなかった筈だが……
 
 大丈夫。私が手を貸してやれば問題ない筈。** ]
(?57) 2024/01/26(Fri) 19:56:54

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
反応が良すぎてめちゃくちゃニコニコになっちゃった…
(-3) 2024/01/26(Fri) 21:07:18

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 寒い日は日が沈むのも早い。
 まだ外は明るいが、太陽は傾き始め
 あと一時間もすれば空は夕方らしい色になりそうだ。
 
 当然大通りの人は未だ多く、
 私はプラチナから離れぬよう寄り添い歩いていた。
 
 足取りが覚束ず、よちよちと辿々しい歩みを進めながら
 必死に股間を押さえて歩くプラチナ。
 夜であればまだ誤魔化せたかもしれないのに
 まだ明るい今、
 人々はすれ違いざまに彼の姿を不思議そうに見返していた。 ]
 
 大丈夫。
 後少しだよ。
 
[ 普段の彼なら、絶対にこんな姿を晒す真似はしないだろう。
 どこから見ても尿意を耐えているような、
 こんな恥ずかしい格好を。
 
 それだけ耐え難い衝動に身を包まれているのだと、
 胸がじわりと熱くなる。
]
(?62) 2024/01/26(Fri) 22:44:09

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ わずか5分ほどの距離は、早足で行く事ができれば
 本当に微々たるものだろう。
 
 けれど今、プラチナは一歩一歩踏みしめるのに必死な様子で
 腹の中にたっぷりと貯まった水分を
 どうにかせめぎ止めるので精一杯なのだ。 ]
 
 
 (……ああ……やっぱり良いな
  追い詰められていく君は……。)
  
 
[ 彼にとっては途方もなく長い花屋までの道。
 早く終わってほしいと思う彼をよそに、
 私はいつまでも今の彼を見つめていたかった。 ]
(?63) 2024/01/26(Fri) 22:44:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 花屋の前まで辿り着くと、
 先に扉を開いて彼を中へと導く。
 
 店内の見慣れた店員が
 私達に穏やかに挨拶をしてくれるのを遮るように、
 プラチナが切実な願いを彼に告げていた。
 
 私にすらトイレに行きたいと言うのを恥じていた彼が
 見ず知らずの他人に、こんなに必死になって乞うなんて。
 驚いて一瞬固まる店員を前に、
 私は笑みが漏れそうになる口元を必死で隠す。
 
 「ええと…はい。お客様用のは無いのですが、
  奥に従業員用のトイレがあるので…
  良ければそちらをお使いください。」
  
 店員は驚きつつも、
 私の顔を見て知った客だと思ったのだろう。
 快く店の奥を指差してくれた。]
 
 
 ありがとう。助かるよ。
 いつも通り、後でちゃんと花は買わせてもらう。
 
[ 私は店員に頭を下げると、
 プラチナの肩をそっと押して店の奥の方へと向かった。 ]
(?64) 2024/01/26(Fri) 22:45:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ここまで来てしまえば、本当にあと少し。
 
 わずかな数mの距離を、
 彼の歩幅に合わせて揺れる腰を眺めながら進んでいく。 ]
(?65) 2024/01/26(Fri) 22:47:13

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 以前私も借りたことがあるから場所は知っている。
 ほら、見えるだろう?あのドアだ。
 
 
[ 会計カウンターに腰掛ける店員の横を通り、
 事務所らしい部屋の前の扉を指差す。
 
 客用ではないからか、当然のように誰も並んでいない。
 かけられた札も「空き」表示でそこにあった。
 
 あと数歩進むだけで、彼はこの中で用を足すことができる。]
 
 
 (………けれど。)
 
[ そして、トイレの目の前に来た時。

 きっと今まさにトイレに入ろうとするであろう彼を引き止めて
 私はプラチナの肩に両手を乗せた。 ]
(?66) 2024/01/26(Fri) 22:49:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ じっと彼の顔を見下ろす。
 トイレのドアと彼の顔に交互に視線をやった後、
 一瞬言い淀んでから口を開いた。 ]
 
 
 ……その、プラチナ。
 一人で入れるか?
 もしも手伝ってほしかったら……、ちゃんと言うんだよ。
 
[ まるで幼子に言うようなそんな台詞を彼に告げる。

 彼が大丈夫だと言うのなら、
 ソレ以上は引き止めることはないのだが
 心配そうに彼の顔を覗き込んだまま。 ]
(?67) 2024/01/26(Fri) 22:51:11

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ しかし私が彼にそんな事を言う理由は、
 プラチナがトイレに入ればすぐにわかる事だろう。
 
 扉を開けて見えるのは、やたらと高い位置にある小便器。
 先程カウンターに座っていた長身の種族の店員用の、
 やはり人間用ではない作りのものだった。
 
 プラチナの腰より上にあるそれは、
 つま先立ちをしてギリギリ届くか届かないか…
 間違えれば床に零してしまいかねない、そんな位置。
 
 私ですら高くてやり辛かった位置なのだ。
 プラチナであれば尚更──一人で出来るかどうかは
 とても怪しい所だろう。
 
 トイレの前、プラチナがどう動くのか。
 胸を躍らせながらドアの前で見届けよう。** ]
(?68) 2024/01/26(Fri) 22:53:07

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
まじで直近のプラチナのロルよすぎない??????
天才のおしがまロル
本当に好き
まじで好き

ぶわっ……って好きの気持ちが溢れた時、好きとしか言えなくなる
(-4) 2024/01/26(Fri) 22:53:54

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
恋窓だから安価ひけるじゃん!!!!!!!!!
>>?59>>?60
ここが特に好き;;;
一歩一歩歩く時の切なさとか、心理描写と体の限界の描写が本当にえっちで…

しかもぐのさんのロルってえっちなだけじゃなくてすごい読みやすいんだよなぁ。
コレ本当にすごい。
(-5) 2024/01/26(Fri) 22:55:16

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ トイレを目の前に足止めされたプラチナは、
 私に困惑の顔を向ける。
 
 先程まで期待に潤み、天国への扉を前にした様子だったのが
 引き止められた事で一瞬で余裕が無くなり
 問答の必要などないとばかりに振り払われた。
 慌ててトイレの中へと入り勢いよくドアを締める彼に、
 私は小さく笑って耳を欹てる。
 
 可愛いプラチナ。
 
 本当にどうして彼はこんなにも、
 一挙一動で私を魅了するんだろう。
 
 恥も外聞もないと言わんばかりに
 必死で駆け込んだ先の使えないトイレ。
 彼がどんな顔をしているのか見たいところだが、
 それは後少しのお楽しみにしよう。]
(?74) 2024/01/27(Sat) 0:32:21

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 扉の中から、悲痛な悲鳴が聞こえてくる。

 期待が絶望に染まったような声と、
 期待のせいで押し寄せた尿意を必死で耐えているような
 可愛い呻き。 ]
 
 
 はぁ……。

 
[ 思わずうっとりと溜息をつく。
 
 時折聞こえる物音は、
 きっと今必死に腰をくねらせているせいだろう。
 
 一度閉じられたはずのドアが、
 どこかぎこちなく、けれど焦ったように開けられる。
 
 中から現れたプラチナの姿に、
 私は一瞬言葉を失った。 ]
(?75) 2024/01/27(Sat) 0:33:02

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 我慢しすぎて赤く染まった頬。
 呼吸すら落ち着いてできず、荒く上下する肩。
 
 私の名を呼ぶ声は、絞り出すといった形容が似合うほどに
 弱々しく震えていて。
 
 こらえる以外何もできなくなった彼が、
 最後の頼みの綱だと言わんばかりに私に助けを求めている。
 
 きっともう、あとほんの少しでも焦らしたら
 彼の股間はぐっしょりと濡れてしまう事だろう。

 
 なんて
            なんて、私を掻き立てる顔を
]
(?76) 2024/01/27(Sat) 0:34:27

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 震えるプラチナの体にそっと触れる。 ]

 
 ──わかった。
 先に前を緩めるから、後少し我慢していなさい。
 できるか?
 
[ 興奮を押し隠し、優しく問いかける。
 彼が必死に抑えている手を邪魔しないよう、
 隙間からボタンを外してからチャックをわずかに下げた。 ]
 
 
 抱き上げるからな。
 
[ 強張る彼の体を抱き上げる前、
 不意に漏れてしまわぬよう告げて。
 膝裏に腕を差し込むと、
 プラチナの体を抱きかかえてトイレの中へと入った。
 
 小さく呪文を唱え、手を使わずに扉を締めて鍵をかける。 ]
(?77) 2024/01/27(Sat) 0:34:56

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうして彼の膝裏に差し込んだ手を動かし、
 彼の両膝の裏に私の両腕を通した。
 
 私の腰より高い位置に彼の腰がくるように
 ぱっかりと両膝を割って前を向かせれば、
 便器の前で子供におしっこをさせる時のような
 あられもない格好になるだろう。
 
 大の大人がするには、
 あまりにも恥ずかしい体制。
 
 けれどきっと今の彼は、
 最早そんな事を気にしている場合でもないかもしれない。
 
 少し視線を下げれば、チャックの隙間から見える下着に
 薄黄色の染みが広がっているのが見えて目を細めた。 ]
 
 
 まだ漏らしてはだめだよ。プラチナ。
 
[ 便器を目の前にして、大きく足を広げて。
 下に履いている物さえ無ければ、
 今すぐにでもぶち撒けていい状況を前だからこそ、
 後少しだと声をかけ ]
(?78) 2024/01/27(Sat) 0:46:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 先に留め具を緩めてあるから、
 この体制でも自分で下着をずらせるはずだ。
 
 私は君を支えていて手伝えないから
 一人でしてごらん。
 
[ 首を横に倒して、彼の体の脇から前を覗き込む。

 決壊寸前の体を前に、
 彼がきちんとできるのかを見届けるために。** ]
(?79) 2024/01/27(Sat) 0:47:22

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
たのしい……
楽しいよお………(泣いてる)

あのプラチナがこんなに懇願しちゃうくらいおしっこ我慢限界なのほんとにえっちだよ……
ああ…好きすぎる…
(-6) 2024/01/27(Sat) 0:48:21

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 最早余計な言葉を発する事もできないと、
 必死に私の言葉を聞いて頷くプラチナを抱きかかえる。
 
 真っ白で高い便器の前に大きく足を広げさせれば、
 じわじわと広がる下着の染みが
 彼の限界をわかりやすく伝えてくれた。
 
 プラチナの体重を全て私が受け止めているせいで、
 僅かな震えや筋肉の緊張がつぶさに伝わってくる。]
 
 
 (なんて美味しそうな…)
 
[ 無理やり高められた尿意を、
 意地とプライドと心の強さだけで必死に堪える彼の
 可愛いことと言ったら。
 
 永遠に眺めていたい光景の前、
 私は彼に漸く下着をずらす指示を出した。 ]
(?86) 2024/01/27(Sat) 13:14:43

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ もうあと数秒もすれば解き放たれる。
 その焦りからか、下着の染みは勢いを増して広がっていく。
 もはや止めることが出来ないのだろう、
 ぶるぶると震える手でひっぱり出された性器が
 便器を向いた瞬間。
 
 濡れた性器から、
 堰を切ったように黄色い水流が解き放たれた。 ]
 
 
 ───………
 
 
[ ヂョボヂョボと便器に叩きつけられていく
 野太い水流の力強さと反比例するように、
 腕の中の彼の体から緊張が抜けていく。
 
 我慢して力を込めていたせいで強張っていた体が
 徐々に全ての体重を預けるように脱力していく様は
 なんとも淫靡な様相で。 ]
(?87) 2024/01/27(Sat) 13:15:18

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 …ふふ……すごいな。
 さっきあれだけ出した後だというのに、
 もうこんなに貯めて……

 
 可愛いよプラチナ。
 思う存分出してしまいなさい。
 
[ 甘い吐息を吐きながら顔を蕩けさせ
 膨らんだ風船から吹き出させるように排泄する彼は
 どうしてこんなにも愛しいんだろう。
 
 狭い個室の中には、
 プラチナの口から漏れる脱力しきった吐息と
 力強い水流の音だけが下品に響いている。]
(?88) 2024/01/27(Sat) 13:16:06

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ やがて太かった水流が細くなり、
 勢いを失った水流が最後の一滴を零した時。
 
 抱きかかえていたプラチナの足を閉じると、
 トイレのドアに凭れながら膝を折り、
 腿に彼の体を乗せながらその体を横抱きに変えた。
 
 そして一回目の我慢の時よりも長いキスを、
 彼の唇に送る。
 
 蕩けた唇を割り開いて、
 とろとろに熱くなった口内を味わうように舌を差し入れて。
 
 幾度も我慢させられて切なく耐えていたものを
 限界の果に吐き出したプラチナの快感の名残を、
 彼の唾液越しに啜るように。 ]
 
 (君のこの姿を見るためなら、
  私はまた何度でも君を追い詰めてしまうかもしれない。)

 
[ 幾度も唇を食んで、彼の舌を掬って絡ませて。
 
 ひとしきり彼の唇を愛でたなら、
 漸く顔を離して彼の背を優しく撫でよう。 ]
(?89) 2024/01/27(Sat) 13:17:41

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 我慢できて偉かったなプラチナ。

[ 抱いた彼の体は、未だ膝の上。
 私は床の上にしゃがんでいるから、
 彼が起き上がるならすぐに起き上がる事はできるだろう。
 
 彼の淫らな姿を見た余韻に浸りながら、
 このままもっと可愛がりたい心地で
 そっと彼の濡れた陰茎に触れる。

 可愛がるようにくにくにと弄び、手の中で上下に撫で擦って
 ──そうして、手を止める。

 家ならばベッドに連れて行っている所だが、
 生憎とここは町中だ。
 
 ふー……、と惜しむように溜息をつきながら
 彼の陰茎から手を離した。]
(?90) 2024/01/27(Sat) 13:25:27

【恋】 翼の魔術師 テレベルム



 帰ったらたっぷり可愛がらせておくれ。



[ どこか熱の篭った声で、吐息混じりに吐き出す。

 尤も、帰って可愛がる頃には
 三度目の波が来ていてもおかしくはないが
 それはそれとして。

 幾度も彼の可愛らしい姿を見せられて、
 私の方もそれなりに限界だった。

 濡れた下着を履いたままにするか脱ぐかは彼に委ね、
 彼の準備が出来たなら、再び店内に戻ろうか。** ]
(?91) 2024/01/27(Sat) 13:30:28

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 排尿の快感に酔いしれた後、
 その名残を別の色に塗り替えるようにキスをして。
 
 先程までくったりと力の抜けていた彼の性器が
 可愛らしく反応して天を仰ぐ。
 
 甘く私の名を呼ぶ彼をこのまま犯してしまいたい。
 掌の中、芯を持っていくプラチナのものを
 彼熱を掻き立てるように扱いて撫でた。
 
 先程とは別の意味で蕩け、力の抜ける彼の体。
 触れているだけで私の熱も反応し、
 彼の下で硬度を増してしまう。
 
 ──けれど、ここで事を成すわけにはいかない。
 店の迷惑などもはやどうでもいいが
 彼を可愛がっている最中、邪魔される訳にもいかないから。]
(?100) 2024/01/27(Sat) 16:04:58

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 …プラチナ
 
[ 惜しみながら手を引いて、
 彼に家での続きを求めれば
 真っ赤になって期待してくれる彼が居て。 ]
 
 
 好きだよ。
 
[ あまりの可愛らしさに、彼の体が収まるまで
 幾度かまた触れるだけのキスを贈って時を過ごした。 ]
(?101) 2024/01/27(Sat) 16:05:21

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼を膝の上から下ろし、
 改めて下着の惨状を目にする。
 
 幸い汚れているのはプラチナの下着だけで、
 床に漏らしてしまう事もなかった為
 後始末は濡れた下着を紙で拭うだけで済んだ。
 
 魔法で乾かしてあげても良いのだが…
 そうすると下着の染みも取れなくなるし、
 なにより匂いも残るだろう。
 できればちゃんと洗ってしまったほうが良い。
 
 落ち着かなそうに下着とズボンを着直すプラチナを見守って、
 私はさり気なく先程のプラチナの尿の量と
 その効果時間について頭で計算をしていた。
 
 やはり効果が強い。
 殆どがマナの作用によるもので、彼の体への負担は少ないが
 それでもこのまま薬が抜けないのなら
 また沢山水分を取ってもらうなどの措置をしないと
 体に必要な水分も足りなくなってしまうだろう。 ]
(?102) 2024/01/27(Sat) 16:05:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ とはいえ深刻ではない。
 自然に喉が乾いた時に水分を取れば十分だし…
 余程のことが無ければ利尿作用以外で困ることはない筈。
 
彼にとってはそれだけでも深刻ではあるのだが。

 
 黙々と頭の中で彼の体と薬について計算し
 これから彼に施す処置も含めて考える。
 いくら彼の可愛い所を見たいとは言っても、
 ある程度の所で解毒はしてあげなくては。
 
 さて、どうしようか。
 
 そんな風に考えながら、トイレから出ようとした時。 ]
 
 
 ──ん?
 
[ プラチナに呼び止められ、
 顔を寄せられるのに合わせて身をかがませる。
 
 もしかして、と不安げな様子で尋ねられた内容に
 私はぱちぱちと彼を見て瞬いた。 ]
(?103) 2024/01/27(Sat) 16:06:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 

 おや。
 気づいたのか。
 
 
[ にっこりと微笑む。

 流石は私のプラチナだ。と
 私は特に悪びれるでなくあっけらかんと返した。]
(?104) 2024/01/27(Sat) 16:07:22

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そしてすぐに言葉を続ける。
 これだけでは彼を怒らせてしまうだろうから。 ]
 
 
 いや、私も確証があったわけではないんだがな。
 もしかしたら続いているかもしれないと思いつつ
 君に言わなかったのは……
 
 言ったらより意識して
 辛くなってしまうかもしれないと思ったからだ。
 もしも薬の作用がなかったとして、
 あるかもしれないと言われたらしたくなってしまうだろう?
 
[ 並べ立てるのは、それらしい台詞。
 本当は君の我慢する姿が見たかったからだ、という本音は
 一ミリも外に出すこと無く店内へと足を向ける。
 
 二人で店内に戻ってしまえば、
 店員が心配そうに私達を待っていた。 ]
(?105) 2024/01/27(Sat) 16:07:47

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ トイレを貸してくれてありがとう。
 幾つか花を見繕わせていだだく。
 
 そう言って店員に軽く頭を下げ、プラチナの手を引く。

 店内に入る直前に告げた、
 彼に薬の事を言わなかった理由の続きを教えるために
 小さな青い花が飾られた棚の前まで彼を導こう。 ]
 
 さっきの続きだが…
 もしも薬の効果が続いていたとして、
 解毒剤として私の体液を与えるより、
 できれば今後のためにも
 きちんと調合した解毒剤を使って対処したくてな。
 
 そのために必要な材料が丁度家に無かったのだ。
 
[ そう言って、青い花の鉢を一つ手に取る。
 この地方には自生しない、
 小さな花をいくつもつける可愛らしい植物。
 
 それは、煮て魔力を込めれば
 体内で不安定になったマナの動きを弱めることのできるもの。
 プラチナに貸した図鑑にも載っていたから、
 彼もその効果は知っていたかもしれない。 ]
(?106) 2024/01/27(Sat) 16:09:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 それにもしも君がトイレに行きたがったら、
 ちゃんと探そうとは思ってこの花を買いに来たんだ。
 
 ……黙っていて悪かったね。
 
[ そして実際、トイレには連れてきてあげただろう?と
 首を傾げる。
 
 さて嘘と真実が入り混じった言い訳は、
 どの程度彼に受け入れられたか。
 
 その他にも必要な花束を幾つか見繕って店主に包ませたなら
 彼の言葉を聞きながら、花を片手に店を出ようか。** ]
(?107) 2024/01/27(Sat) 16:12:55

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼の尿意に……もとい、薬の効果が切れていないことを
 知っていたと告げれば
 案の定絶句されてしまった。
 
 彼からしてみれば当然の反応だろう。
 
 教えてさえいれば、彼は家で留守番をして
 もし尿意が高まったとしても
 すぐにトイレに行ける環境に身を置けたのだ。
 彼の反応は至極真っ当なものでしか無い。
 
 店内まで連れて戻るものの、
 納得がいかないとありありに書いてある。
 
 この場に私以外の人物が居たことに初めて感謝した。
 ほんの少しだけ、彼の怒りを遅らせてくれたのだから。
 
 トイレでの様子を店員に聞かれて顔を赤くするプラチナを
 横目で見つつ目的の花の棚へと向かった。 ]
(?111) 2024/01/27(Sat) 18:11:01

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 花を前に、プラチナが不服そうに不満を口にして。
 私は少し困った顔をしながら頬を掻いた。 ]
 
 
 ……そうだな。
 こんな事もあまりないから、
 せっかくなら研究に役立てたい等と
 少しばかり知識欲が先立ってしまった。
 悪かった。
 
[ 知識欲──ではなく、正しく言えば性欲だが。
 
 実験のためなど口実で、
 本当は君が身悶える所が見たかったからだ…等とは
 流石に言えない。
 
 そこまで馬鹿正直に伝えてしまえば、
 奇跡が起きて彼が許してくれたとしても、
 今後強く警戒されてしまうだろう。 ]
(?112) 2024/01/27(Sat) 18:12:08

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナの言葉は途中から尻すぼむように小さくなり、
 やがて先程の危うさに触れれば頬を赤くする。
 
 彼の言う通り、あと少しなにかの間違いがあれば
 彼は人目も憚らず町中で漏らしてしまっていた事だろう。
 
 思わず脳内で思い描いてしまう。
 ガクガクと膝を震わせ、漏らしたくないと股間を押さえ
 必死に顔を赤くして我慢する彼の股間から
 耐えきれない染みがどんどん広がり、
 ズボンを足元までぐっしょりと濡らしてしまう──
 そんなあられもない姿を。 ]
 
 
 (…それも、
見たいな…

 
 
[ 羞恥に小さく唸っているプラチナの隣、
 どうしたって浮かぶのはそんな邪な気持ちだった。 ]
(?113) 2024/01/27(Sat) 18:12:56

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 薬をくれとせがむプラチナの言葉には、二つ返事で頷く。]
 
 わかった。
 そもそも君と街に来たのも
 その方が早く解毒薬を飲ませられるから…
 というのも理由の一つだしな。
 
[ 流石にそこで面と向かってNOを言うほど鬼ではないし、
 連れてきたほうが早く薬を飲ませられるというのも
 あながち嘘ではない。
 
 包んでもらった花を受け取って金を払えば、
 二人で再び大通りの方へと出た。
 
 寒さに小さく身震いしつつ、
 プラチナの手を引いて歩き出す。 ]
 
 本来なら煮なければいけないこの花だが…
 君は既にニ回排泄をしているぶん、
 そこまで強く成分を出さずとも
 ある程度の効果はあるものが作れる。
 
 
[ 変わらず賑わう大通りを前に、
 指さしたのは暖かな飲料を出している店先だった。 ]
(?114) 2024/01/27(Sat) 18:13:46

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 …あちらへ行こう。
 帰るまでもなく、今準備をしてあげるよ。
 その方が君も安心だろう?
 
[ そういうと、私は彼と連れ立ってそちらの方へと向かった。

 食べ歩きができるように、
 通りに面したカウンターがついたカフェ。
 
 通常の珈琲や紅茶、その他色々と
 暖かな飲料を沢山取り揃えているようで
 店内はそれなりの客で賑わっているようだった。
 
 店内には入らず、路面のカウンターの店員に、
 沸かしたばかりの湯をふたつ店員に注文する。
 
 なんの味もついていないただの湯を注文する私に
 戸惑った顔をした店員だったが、
 金は通常の珈琲と同じだけ払うと聞けば
 特に文句を言うでもなく沸かしたての湯を用意してくれた。 ]
(?115) 2024/01/27(Sat) 18:14:10

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 受け取ったコップを手に、プラチナを外のベンチにと誘う。

 外装のポケットに忍ばせた小瓶の中身と、
 買ったばかりの花をいくつか摘んで湯の中へと入れた。
 沸かしたての湯を入れてもらったからか、
 コップは縁を持たねば火傷してしまいそうなほど熱い。
 
 プラチナに差し出すと、
 私は何も入っていない湯で手を温めた。 ]
 
 
 煮ているわけではないが、花茶と同じ理屈で
 ある程度の時間熱湯に入れておけば効果は出てくる。
 
 他に必要なものは予め持ってきたから入れてある。
 …5分ほどはこのまま待って、それから飲むと良い。
 
[ そうして寒空の下、ベンチに座って彼に薬を促そう。

 流石に横暴を働きすぎた自覚はある。
 単純に彼に水分を取らせるためにも、
 ささやかな休憩は必要だった。** ]
(?116) 2024/01/27(Sat) 18:16:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼に与える解毒剤は、
 本来の完成品と比べてしまえばその効果は少し弱い。
 
 しかしニ度の排泄で多少薬の成分は抜けているのもあり、
 今の状態なら十分に効果を現すことだろう。
 
 薬となった湯をプラチナに手渡し、
 自分は白湯に口づける。
 
 流石に熱くて眉をしかめつつも、
 この熱さが今の寒さにはちょうど良かった。 ]
 
 
 今度は暖かい季節に来たいな。
 人混みは嫌いだが、君と二人なら楽しい。
 
[ そろそろ日も沈んで行く頃合い。
 寒さを緩和する暖かさを、
 彼と二人並んで飲み込んで。
 
 自然とそんな言葉が口をつくのも自然なことだった。 ]
(?120) 2024/01/27(Sat) 20:49:51

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
[ 彼を薬効が支配していると知ってはいたし
 実際そういう事を期待して此処に来たけれど。
 
 しかしそれとは別に、
 実際彼とのデートを楽しみにする気持ちも当然あって。 ]
(?121) 2024/01/27(Sat) 20:50:07

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 何気なく、並んだ彼の腰に腕を回す。

 彼が薬を飲み干した頃、
 効いているのか、という問いには少し悩む素振りを見せた。 ]
 
 ん……
 そうだなぁ、効き目は保証するんだが…。
 
 正直なところ、すぐに打ち消すかと言えば
 多少時間は必要でな。
 暫く体内に薬をとどめておく必要がある。
 まぁそれでも…そうだな、今からなら
 日が沈んだ頃くらいには効いているだろう。
 
[ わかりやすい変化がないのもそれはそうだろう、と
 うなずきつつも、彼には正直に薬効を話した。
 
 あと2時間もないような日没。
 私の血を分ければ早いかもしれないが、
 さほど変わらないだろう。 ]
(?122) 2024/01/27(Sat) 20:52:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 少し早めの夕食にも、すぐに頷く。 ]
 
 ああ。食事をしたほうが薬の回り方も良いからな。
 
 もし薬が効果を発揮する前に君の体に変化があったとしても、
 軽く食事をとるくらいの時間であれば
 家に帰るまでの余裕はあるだろう。
 
[ 遅めの朝食を取ってから、それなりに時間も経っている。
 普段よりは早いが、
 食事をとるにはちょうど良い時間でもあるだろう。 ]
(?123) 2024/01/27(Sat) 20:54:15

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 それに……
 
 
[ そこまで告げてから、
 プラチナの腰に回していた手を彼の手の甲に重ね。
 軽く握りこむんでから、彼の眼を見る。 ]
 
 せっかく君と街に来たんだ。
 もっとデートらしい事もしたい。
 
[ 本で読んだ程度だが、
 街で食事というのはある種定番のデートの筈。
 
 やわらかく微笑んで、それじゃあ行こうか。
 とその手を引こう。 ]
(?124) 2024/01/27(Sat) 20:55:11

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 暫くは大丈夫だと思うが、
 もしも何か異変があったら教えておくれ。
 
 それから……
 どこかおすすめの店はあるか?
 勿論ここでも良いのだが。
 
[ そう言って、彼におすすめを聞いてみよう。
 私より街に詳しい彼ならば、
 よい店を知っているかもしれないし……
 
 知らなくとも、二人でカフェに向かえばいい。** ]
(?125) 2024/01/27(Sat) 20:55:20

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナの想像通り、
 薬の効果が体に染み渡るまでは
 先ほどと変わらずに催してしまう可能性はある。
 
 その間排泄してはならないし、
 もし出してしまえばまた薬の飲みなおしになってしまう。
 
 時間は先ほどの例を鑑みても
 ちょうどギリギリくらいのラインだ。
 しかし三度目だし、今回はなんとか持ちこたえられるだろう。
 
 多少の我慢はしてもらうことにはなるかもしれないが…
 そこは彼ならきっと大丈夫だろう。
 大丈夫じゃなかったらその時はその時だ。
]
(?130) 2024/01/27(Sat) 22:26:17

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナの手を取り、
 改めて彼とのデートを楽しみたいのだと告げれば
 プラチナは微笑んで私の手を握り返してくれる。]
 
 
 そうか。
 君がよく行く店なら、是非行かないとな。
 君が好きなものを知っておきたいから。
 
 
[ こんなにも寒い日だというのに
 彼と触れている処から暖かさが広がるようで。
 
 時折絡めた指を撫で、顔を見合わせたりしながら
 幸福感に身を包まれて二人で通りに足を向けた。 ]
(?131) 2024/01/27(Sat) 22:28:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナに案内されながら、
 私たちは通りを少し歩いた先にある小さな店へと辿り着いた。
 
 まだ時間も早いからか、
 客の入りはあるものの比較的空いている。
 
 二人だと告げれば、
 感じの良い店員が窓際の二人席に案内してくれた。

 外装を椅子に掛け、椅子に腰かけてメニューを広げる。
 見慣れないメニューの内容に、興味深げに目をやった。 ]
 
 できれば君と同じものを…
 
 ああそれと、できればなんだが
 君はあとコップ一杯程度は水分を多くとっておいてくれるか?
 
 食事をしていれば自然と飲むとは思うんだが、
 この手の薬はきちんと水分をとることは大事だからな。
 
[ メニューを二人で覗き込みながら、
 彼にそんなことを告げる。
 
 水分を取ったほうがいいのも事実だし、
 コップ一杯程度ならさほど負担にもなるまい。 ]
(?132) 2024/01/27(Sat) 22:30:47

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼がよく頼むものを教えてくれたなら、
 それを私も頼んで。
 
 食事が運ばれてくるまでの間、
 何をするでもなく
 ただ彼の手に触れて
 その指の長さやつめの形を愛しそうに撫でてみたり
 
 他にどんな処に行ったりするのか、
 今日買った本はどんなものなのか
 
 他愛のない会話をしよう。 ]
 
 
 街にはこんなに森にないものが溢れていて…
 一人だと見慣れぬ人種や技術に目を引かれるというのに
 
 君といるとダメだな。
 ここに来てからも、君の姿しか記憶にない。
 
[ クス、と楽しそうに笑う。

 料理を運びに来た店員が、私たちの邪魔をするのを
 申し訳なさそうにしているのが可笑しかった。** ]
(?133) 2024/01/27(Sat) 22:31:18

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
ぴかぴかの笑顔を浮かべてしまった……

そうか、辛い物を食べれば水もいっぱい飲めるね…♡
(-13) 2024/01/27(Sat) 23:17:59

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
ねえマジでプラチナかわいい……

どうしよう…
一回座ってさ…
ぐのさんにも正座してもらって
ここが可愛すぎるんですが会を開きたい…
私語彙力ないから、ここがいいんですしか言えなくなるけど…
(-14) 2024/01/27(Sat) 23:18:47

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
いやぐのさんが正座する必要はないな…
(-15) 2024/01/27(Sat) 23:18:59

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが選んでくれたパエリアとチキンを待ちながら、
 彼の話に耳を傾ける。 ]
 
 酒場か……
 それもいいな。
 今度のデートの候補にしよう。
 
 
[ 他にも、彼が購入した冒険譚について
 せっかくだから一作目を貸してくれないか、だとか
 
 自然と弾む会話を楽しむ。
 
 途中、今日の彼に言及すれば
 恥ずかしそうに唇を尖らせるものだから]
 
 あまりかわいい顔をするな。
 テーブルが間になければ、
 人目も憚らずキスをしていた処だぞ。
 
[ そんな冗談めいた本気の台詞を告げながら
 運ばれてきた料理に目を移した。 ]
(?137) 2024/01/28(Sun) 0:14:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 出来立てのパエリアは、細かく切った野菜や魚介が乗った
 目にも楽しい出来栄えのものだった。
 
 何やら慣れぬ香辛料の香りがする鶏肉も取り分けてもらい、
 興味深げに手を付ける。 ]
 
 
 いただきます。
 
[ 一口食べると、ふわりとスパイシーな香りが鼻に抜ける。
 熱々で柔らかな肉質は、
 噛むごとに肉汁が溢れ出す。
 
 ──これは、確かに美味しい。 ]
 
 
 …なるほど。
 鳥にこんな風に香草を使えばこんなにも美味しくなるのか。
 
[ 口に合うか問われれば、こくりと頷きつつも
 感心したように肉をほぐして中の香草を観察する。
 
 辛さで言えば、自分はそれなりに強いほうらしく
 確かに辛みはあれど耐えられないほどではなかった。 ]
(?138) 2024/01/28(Sun) 0:15:10

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ パエリアも美味しい。
 自然とスプーンは進み、上機嫌な彼と楽しく食べ進んでいた。

 テーブルの上には、食事のほかにガラスのピッチャーがあり
 好きな時に水が飲めるように置いてある。
 
 私たちが席についた時には満タンだったそれが、
 気づけばそれなりに減っていっている事に気づいたのは、
 食事も後半に差し掛かってからだった。]
 
 
 (……おや…。)
 
[ そういえば、チキンを辛いというプラチナは
 先ほどから何度もコップに口をつけていた気がする。
 
 現に、今もコップに口をつけていて
 ごくごくと鳴る喉は、
 気持ちよさそうに体に水分を取り込んでいた。
 
 ……一抹の予感が胸を過る。
 否、予感ではなく期待と言ったほうが正しいかもしれない。 ]
(?139) 2024/01/28(Sun) 0:15:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ あらかた食べ終わった頃、
 彼はどれほどの水を飲んだ事だろう。
 
 少なくとも、最初に言い含めた
 コップに一杯なんてものじゃない。
 ピッチャーの水はかなり減っていたし、
 家を出る前に飲んだコップ二杯の花茶なんて
 可愛いものなのでは──…… ]
 
 
 (…これは……。
  彼にとってはまずいことになりそうだな…。)
  
[ 食べ終わって満足げに微笑んで。
 
 それではそろそろ行こうか。と彼に声をかける。
 きっと、あまりここでゆっくりしないほうが良い。
 
 下手したら──二回目よりもよっぽど早く
 彼の体は悶える羽目になるかもしれないのだから。 ]
(?140) 2024/01/28(Sun) 0:31:29

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 そろそろ暗くなる。
 体のこともあるし、そろそろ帰路につこうか。

[ 特に何もなければそのまま会計を済ませ、

 おそらくまだ余裕のある彼の手を取り、
 来た時と同じく繋いで店を出よう。

 転移門をくぐってしまえばすぐの帰路。

 せめて街の中だけは、
 手をつないでゆっくりと歩いて行く。

 少しばかり遠回りをして、来た時の道を辿るように
 20分ほども歩けば街の入り口に着くだろう。 ]
(?141) 2024/01/28(Sun) 0:53:56

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ そうして名残惜しい帰りの道。
 
 何事もなければ、たどり着いた街の入り口で ]

 
 なぁプラチナ。
 よければ帰りは、私とともに空を飛んで帰らないか。

[ そんな風に、夕日の中の飛行を誘ったことだろう。** ]
(?142) 2024/01/28(Sun) 0:58:03

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ おすすめの料理に満足げに舌鼓を打てば
 私以上に満足げなプラチナがいて。
 ただ食事をとった以上の幸福感は
 やはり彼と二人だからなのだろう。
 
 たまには外でのデートも悪くない、と
 しみじみ噛みしめながら食事を終えた。
 
 プラチナに声をかけて店から出る直前、
 視線をやったのはピッチャーの水。
 半分以下にまで減ったその中身に、小さく笑った。 ]
(?148) 2024/01/28(Sun) 14:01:10

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 日の出ていた時間ですら寒かった今日という日。
 店の外に出てみれば、夕日が街を照らしていて
 昼間よりも冷えた空気が身を包んだ。
 
 賑わっていた大通りも少しばかり静かになり、
 橙色が増した通りを二人で歩く。]
 
 
 (…プラチナもまだ余裕がありそうだ。
  まぁまだ水分も摂ったばかりだし、
  まだ少し”かかる”か…。)
 
[ 歩きながら、時折彼の様子を探るように見る。
 街の入り口までゆっくりと歩いたはずなのに、
 彼と話しているだけで
 あっという間に街の入り口にたどり着いてしまった。
 
 本来なら、人目につかない場所で転移門を開き
 もう1分も経たないうちに家に帰ってしまう処。
 
 せっかくの彼とのデートなのだ。
 この特別な時間が惜しくて、
 私は彼を空の散歩へと誘った。]
(?149) 2024/01/28(Sun) 14:01:42

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 今なら夕から夜への移り変わりを楽しめる時間帯。
 
 私の誘いに頷いてくれるプラチナに、
 嬉しそうに微笑む。]
 
 ふふ…。そうだな。
 普段は転移門で簡単に行き来してしまうから。
 
[ せっかくなら、と
 彼と共に飛ぶためにとった体制は
 先ほどと同じ横抱きの恰好。
 
 呪文を口ずさむと、私と彼の体がふわりと舞い上がる。
 軽い認識疎外の魔法もかけてしまえば、
 よほど目を凝らしてみない限りは
 誰かに見られても二羽の鳥にしか見えなかった事だろう。
 
 夕日を背に、私たちの住処の方へと飛んでいく。
 体制も相まって、彼と初めて飛んだあの日のようだった。 ]
(?150) 2024/01/28(Sun) 14:02:00

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
[ あの時に比べて重くなった体。
 低くなった声。高くなった背。
 
 以前攫ったときと同じように飛んでいるのに、
 腕にかかる負担が増えたことが嬉しかった。 ]
 
(?151) 2024/01/28(Sun) 14:02:16

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 街から少し離れた所で、
 徐々に道は途切れて森の木々が生い茂ってくる。
 
 上空の冷たい空気は、
 飛ぶ全面は薄く魔力の膜を張らせていたため
 凍えることはなかっただろう。
 
 それでも十分寒い冬の空気も、
 彼を抱いているせいか街中を歩いている時よりは暖かく。
 心地よい満足感に包まれながら、彼を抱いて空を飛んでいた。
 
 のだけれど。 ]
 
 
 ──うん?
 
[ 腕の中のプラチナが身じろいだのは、そんな時だった。
 多少動かれた所でびくともしない程度には力があるので、
 特に飛行がぐらつく事も無かったが
 
 徐々に深くなっていく彼の眉間のしわに、
 不思議そうに首を傾げる。 ]
(?152) 2024/01/28(Sun) 14:03:37

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 どうしたプラチナ。
 やはり空は寒いか?
 
[ なんせ、つい先程までは
 彼は特に問題なさそうに笑っていたのだ。
 
 急激に水分を取ったことによるマナの活性化で
 彼の尿意が急に増してしまったなんて

 今この時点では思い至らず、
 せいぜい、ちょっと気になる程度なのかと
 想像してしまっていた。
 
 プラチナの体を抱く腕に力を込めて、
 寒さが和らぐように身を寄せて
 
 空を飛行する速度は落とすことなく、
 家の付近の湖に繋がる川を辿って飛んでいく。 ]
(?153) 2024/01/28(Sun) 14:04:15

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 私たちの下、森の中を流れる川は
 水がきらきらと夕日の橙を反射していて
 こうして空からみるととても美しい光景だ。
 
 本来なら、そんな川沿いを楽しみながら飛ぶ所なのだけど。]
 
 
 何か変化があったなら、ちゃんと教えるんだよ。
 
[ そう告げて、荒い呼吸を繰り返すプラチナの表情を伺った。
 
 しかし、もし彼が
 「漏れそうだから急いで家に帰りたい」と言った所で
 薬が効くまではトイレには行けないのだ。

 彼の体に起きたことを把握したとして……
 いま暫く、彼には耐える以外の選択肢はないだろう。
** ]
(?154) 2024/01/28(Sun) 14:07:46

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 腕の中、不自然に揺らめくプラチナの腰。
 
 寒くて落ち着かないのかと声をかければ、
 歯切れの悪い返事が返ってくる。 ]
 
 
 (──…やはりそれだけじゃないのか。
  しかし速いな…。)
  
[ 流石に、今のプラチナの状態を見てこの反応をされれば
 それが寒さとは別のところから震えや仕草なのだとわかる。
 
 しかし随分と進みが早い。
 催すまでの時間で言えばそれほどでもないのだが、
 ほんの少し前までは余裕だった彼を思い浮かべれば
 進行の速さに怪訝な顔をして ]
 
 
 (いや、あれだけ水を飲んだのだ。そのせいか…)
 
[ ただ水分を取りすぎたというだけではない。
 マナがそれによって活性化したのかもしれないと
 ここでその仮説に思い当たった。 ]
(?159) 2024/01/28(Sun) 16:19:15

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ きっと今にもどんどんと急激に募っていっているのだろう、
 彼の尿意。
 その現象の理由がわかれば、
 じわりと胸に期待が広がるのは”この先”の期待だ。

 周りの美しい景色にも意識がいっていない様子の彼が、
 切なげに唇を噛む。
 
 おずおずと話される言葉に「やはりな」と頷いて
 彼の股間へと視線を移した。 ]
 
 
 そうか…。
 もしかしたら…とは思ったんだが。
 
 どうするプラチナ。
 空のデートはまた今度の機会でもできるし…
 今日はどこかで転移門で帰ることにするか?
 
[ 彼とのデートが中断されるのは正直寂しいところだが
 彼がそれどころでなくなってしまうのならば
 またの機会にしてもいいだろう。
 
 ……まぁ、私としては
 このまま空の上、徐々に彼の腰の揺れが激しくなるのを
 腕に抱きながら鑑賞するのも悪くないのだが。
]
(?160) 2024/01/28(Sun) 16:19:35

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 そういえば、先ほど君はかなり水を飲んでいたな。
 私もあまり気を配れていなかったのだが……
 
 今君の中に、あれだけ多くの水分があるのだとすれば
 きっと溜まっていくのも早いだろう。
 コップ何杯の水を飲んだか覚えているか?
 
[ そうして、じっと彼の腹を見る。
 食事中にとる水分は、なにもコップの水だけじゃない。
 パエリアやチキンに含まれる水分も
 彼の体を巡って溜まっていく。 ]
 
 
 ……きっと、今まさに君の膀胱には
 あの時の何杯もの水が注がれていってる所だろう。
 
[ 想像するだけ、疼くほどの量の水。
 
 ああ、事実を口にしているだけなのに
 どんどんと彼の体の変化への期待が高まっていく。
 
 嬉しそうに角度を上げてしまう口元も、
 今は隠すことすらできない。 ]
(?161) 2024/01/28(Sun) 16:22:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 安心しなさいプラチナ。
 日が沈むまで我慢できればいいだけだ。
 
 家に帰ったら、さっき濡れてしまった下着も洗って
 清潔な衣服に着替えよう。
 そうしたら少しは楽になるかもしれない。
 
[ そうして、彼が音を上げたなら
 どこか川の近くに降りて、家までの転移門を開いてあげよう。
 
 このまま飛んでいていいと言うのなら、
 少しだけ速度をあげて家までの道を飛んで行こうか。** ]
(?162) 2024/01/28(Sun) 16:26:19

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 両腕で彼を抱いている今。
 先程までのように、邪な思いを抱えた時に
 口元を隠すことが出来ない。
 
 彼の尿意に気づいて本来なら心配しなければならない所を
 つい嬉しそうにしてしまっているのも
 全て筒抜けて届いてしまう。 ]
 
 
 …ふふ、おかしいわけじゃないさ。
 なんでもないよ。
 
[ 飛行の高度を下げながら彼が飲んだ水について言及すれば
 どこか嬉しそうにしてしまっているのが伝わるせいか
 プラチナがすぐ近くで睨みつけてきて。
 
 半ば八つ当たりじみているそれも、
 もうすぐ彼を襲うより強い責め苦の前触れの一つだと思えば
 ただ可愛いだけだった。 ]
(?167) 2024/01/28(Sun) 21:15:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 地面に降り立ち彼の体をそっと下ろせば、
 すっかりむくれてしまったプラチナが
 私からぷいっと顔をそらす。]

 (また可愛い顔をして…)
 
[ おやおやと目を細めると、
 その場に家までの転移門を作るべく指先を動かす。
 空間を切り取ったように輪が開き、見慣れた家が姿を現した。]
 
 
 怒らないでおくれプラチナ。
 心配していないわけではないんだ。
 ただ…その………
 
 先程の可愛らしい君の姿を
 ちょっと思い浮かべてしまってな。
 
 
[ 不機嫌そうに門を潜るプラチナの後ろに続いて潜ると、
 彼が家に入るのを見届けてから門を閉じる。
 
 追いかけながらそんな事を言っていたけれど
 火に油を注いでいないと良い。 ]
(?168) 2024/01/28(Sun) 21:17:46

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 玄関を通れば、廊下の先に見えるトイレのドア。
 私の前を歩いていた彼が、一瞬静止して腰を震わせる。
 ──今すぐ向かえば、
 比較的余裕を持って排尿することも叶うのに。
 
 誰に邪魔されるわけでもなく、
 彼は自身の意思で我慢しなければならないのだ。
 堪らない。


 外装を脱ぎ、プラチナの隣をすり抜けて中へ入る。
 すれ違いざま、彼の腰を撫で擦り ]
 
 上着を脱いだら、風呂場へおいで。
 下着を変えるだけでなく、
 漏らしてしまったぶん軽く流したほうが良い。
 
 ずっと濡れた下着が触れていた肌の上、
 そのまま綺麗な下着を着るのにも抵抗はあるだろう?
 
[ そう囁いて、クローゼットに自身の外装を仕舞ってから
 浴室へと足を向けよう。
 
 切れていた魔石の魔力を補充し、
 家の湯の温度を心地よいものにする為に。 ]
(?169) 2024/01/28(Sun) 21:23:24

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 日没まではまだ暫くの時間がある。
 
 何で縛るられているわけでもなく
 邪魔をされているわけでもなく
 いつでも行けるトイレがそこにあるのに
 我慢しなければならないという状況は、
 彼をどんな風に追い詰めてくれるのだろう。
 
 浴室の魔石に力を込める。
 すぐに蛇口からの水が暖かな湯になったのを確認すると
 彼が来てくれるのを待とう。
 
 一人で入れる、と言われたなら
 ちゃんと我慢できているか見るだけだ。と
 事もなげに言うつもりだし
 
 もし彼が来てくれなさそうならば
 ちゃんと彼のいるところへ迎えにいってあげようか。** ]
(?170) 2024/01/28(Sun) 21:25:27

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
可愛い〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
ほんっとに可愛い
一挙一動が可愛い 何!?!?
(-25) 2024/01/28(Sun) 22:32:42

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 浴室の魔石に力を込めてから、さほど間もなく
 プラチナが私の後を追って浴室へとやって来た。
 
 用が済んだにも関わらず一向に退こうとしない私を
 何故だという風に見るもので、
 ただ見ているだけだと告げればまた怒られてしまった。]
 
 
 ふふ、わからないだろう?
 平時ならまだしも、今の君は薬の支配下にあるわけだし…。
 
[ いちいち見なくて良いと言われたところで、
 それなら退くかとなる方ではない。
 
 しぶとく居座る私の前、
 やがてプラチナは諦めて服を脱ぎ始めた。
 
 ズボンの下、
 まだしっかりと濡れて染みになった下着が見える。
 いかにも漏らしてしまったというような
 特徴的な濡れ方に、またじわりと胸が熱くなった。 ]
(?175) 2024/01/28(Sun) 23:04:11

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 服を脱ぎ、可愛らしく悶え始める彼を前に
 私の中の嗜虐心が頭を擡げる。 ]

 
 
 なぁプラチナ。
 少し手伝ってやろう。
 
[ そう言うと、自分の袖を捲くる。
 ずれぬように二の腕まで巻き上げて、
 着物の裾も水に濡れぬよう軽く上げて縛った。
 
 下半身を丸出しにしている彼の腰に手を当てると、
 そのままもぞもぞと揺れる尻に手を滑らせて ]
 
 ──おや、本当に冷たいな。
 君の尿で肌がしっとりと湿っている。
 
[ 指先に触れる、湿った肌の冷たさに少し驚いた声を上げる。
 そしてそのまま、彼が抵抗しようがお構いなしと言った様子で
 彼の体をそっと浴室内に押しやった。
 
 魔石の力でふわりと暖かくなった浴室で、
 シャワーを手ににこりと微笑む。 ]
(?176) 2024/01/28(Sun) 23:05:03

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 デートも中断になったんだ。
 少し君の世話を余計に焼かせてもらってもいいだろう?
 
 なに、少し洗うだけだ。
 
[ 手に持ったシャワーの栓を撚ると、
 暖かな湯が柔らかく吹き出した。
 
 あまり勢いは強めない。
 10cmほど先で自然と撓る程度の弱さの湯量で、
 彼のつま先から徐々に足を濡らして行く。
 
 勢いのない水はちょろちょろと浴室の床を流れ、
 排水溝へと流れていった。 ]
 
 
 …思ったよりしっかり濡れてしまっていたし、
 かぶれないように石鹸も使わないとな。
 
[ 彼に当てる湯は、やがてその股間へとかけられる。
 やわらかで温かい湯を、
 しっかりと全体が濡れるようにかけていってあげよう。 ]
(?177) 2024/01/28(Sun) 23:06:26

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼の股間に緩く当てた湯は、太ももを細く伝って床に落ちる。

 ただ流しているだけなのに、
 視覚的にもまるで彼がおもいきり漏らしてしまっているような
 そんな錯覚を与えてしまいたくて

 
彼の中の尿意を、より強く煽ってしまいたくて
]
(?178) 2024/01/28(Sun) 23:09:16

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 彼の下肢がしっかりと水で流せたのを確認すると、
 固形石鹸を手に取って彼に手渡そう。 ]
 
 
 コレも私がしてあげたいんだが、
 流石にただ触るだけでは終われそうにないし…
 水で流すところだけ手伝ってやろうな。
 
[ そうして、彼の手ごと石鹸を濡らして委ねよう。

 湯はまだシャワーから細く出したまま。
 床に転がすように、水音だけを響かせて。** ]
(?179) 2024/01/28(Sun) 23:11:21

【独】 翼の魔術師 テレベルム

/*
だめだまじでニコニコしちゃう

だめ…
好きなものをずっと見せてもらってる幸せさよ……
ありがとうぐのさん…
(-26) 2024/01/28(Sun) 23:56:54