人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 ミア



 
  [ 花弁を咥えたままのくちびるが、僅かに震えた。
    黄色い蝶々の、挿絵を見下ろして。 ]


 
(279) 2020/05/20(Wed) 14:00:46

【教】 ミア



   蝶々は ひとと語れたものですから、
   きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
   羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
   今となっては、知るすべもありませんが。

   彼は、妻がいっとう大切でしたから、
   蝶々の言うとおりにしました。
   祈るように、縋るように、
   妻の亡骸の前で待っていました。

 
(/14) 2020/05/20(Wed) 14:01:48

【人】 ミア



 [ ……合っているかも知らないのに、
  蝶々の "その姿"を想像して、やめた。

  迷い込んだ現実の蝶々を指先に止めて、
  暫く遊ばせてやったのも、
  やめた理由のひとつかもしれない、が。 ]

 
(280) 2020/05/20(Wed) 14:02:24

【人】 ミア




   [ 戻すに戻せなかった薔薇の表紙は、
     それから客室に、時折 細腕に収まっている。 ]


 
(281) 2020/05/20(Wed) 14:02:39

【人】 ミア



           *


 [ ─── 日付の感覚がもとより曖昧な奴だ。
  あの月夜が昨日か、一昨日か、
  今度は太陽のもとであったのは 間違いないけれど。

  外に出ないから酷く退屈していて、
  居づらいなりに、勝手知ったる調子で、
  主人の部屋で寝転がっていた。白い海。

       ……本来立たないのだろうが、
         足場の悪い場所に不安はあれど。
         当の主人が珍しく室内に居ないから、
         適当に枕元の頁を捲っているだけ。 ]

 
(282) 2020/05/20(Wed) 14:03:36

【人】 ミア



 [ ひとの絵と、自分の名前と、
  覚えのある地名の名前、それから少しの単語。
  読めているんだか、読めていないのか。

    書かれている最後の頁を捲って、 ]

 
(283) 2020/05/20(Wed) 14:04:19

【教】 ミア




           [ 首を傾げた。 ]


 
(/15) 2020/05/20(Wed) 14:04:57

【人】 ミア



 [ 部屋の外、廊下の何処かだろうか、
  しらないおんなの声がするから。

   ─── この前の誘いがどうとか言ってる、気がする。
   尖った声はとてもお上品な発音なことで! ]

 
(284) 2020/05/20(Wed) 14:05:43

【人】 ミア



 [ 探そうにも彼の姿は見えないし、
  逃げたのか、偶々居ないのか、
  珍しく直接応対したのか知らないけれど、

  えらい男は大変だなあ と思うのも、
  大概他人事だろう。 ]**

 
(285) 2020/05/20(Wed) 14:06:26

【教】 ミア




             だれ?



 
(/16) 2020/05/20(Wed) 14:07:11

【教】 ミア




    [ "どっち"に対してかも無い、
          雑な こどもじみた落書き。 ]    


**
(/17) 2020/05/20(Wed) 14:08:28

【人】 ミア



 [ インクを飛ばさず、
  銀色の代わりに 手遊びでペンを回して、
  本ごと、枕元に戻した時だった。

  今日は 天気が良い。
  夜に屋根で涼むのも悪くないだろう。
  鼻には変わらず薔薇の香り。そう、何時も通り。 ]

 
(334) 2020/05/20(Wed) 22:41:15

【人】 ミア



 [ ─── なんだかおかしいな、と思ったのは、
  聞き慣れた足音の感覚がすこぅし狂っていたからか。

  其れでもこの 一種の箱庭に居る間、
  平和そのものであった所為か。
  欠伸をひとつ溢して、全く礼儀もなってなく、
  真白のシーツに座ったまま迎えるか、等と、
  呑気に考えてしまう。

  ……まったく慣れとは恐ろしいものだなあ。
  慣れるべきでは 無いのだろうに。 ]

 
(335) 2020/05/20(Wed) 22:41:43

【人】 ミア



 [ そんな風 だったから、
  薔薇以外の香りが入った時に、え?って顔をしたし、
  重たく、息の吸われた音に、すこぅし身を下げたし、

  先客の所在を認めず吐き出された声に、
  ─── うわ って、ちぃさく声を上げた! ]

 
(336) 2020/05/20(Wed) 22:42:26

【人】 ミア



     ………… 、そう だね……?

 [ うわあ怒ってる。
  率直に頭の悪い感想が過ぎった。
  咄嗟に出た声だって、何に対する"そうだね"なのか、
  正直よく分かっていない。

  取り敢えず何かしら言わないと場が保たないような、
  ……そんな気がしてしまった。珍しく。
  ( 普段なら、きっと、
     お似合いなのにの一言ぐらい飛ばしていた! )

  そう、保たない直感はあれど、
  社交界ともまともなコミュニケーションとも縁遠い奴は、
  次の言葉に詰まるわけで ───、 ]

 
(337) 2020/05/20(Wed) 22:43:25

【人】 ミア



   …………昼寝 すれば……?

 [ 大きいソファもあるし……と、指さしつ。
  勝手に入って寝所を占領している奴が言う台詞じゃあ、
  きっと 無いだろうけど。

  ただ、おいかりだ。とか、思ってしまえば、
  自然と"せいざ"していた訳で……、
  飼われている精神は どうにも、悲しい。 ]



             ─── だってさ、


 
(338) 2020/05/20(Wed) 22:44:11

【人】 ミア



      顔酷いよ。

 [ ……かといって黙れない部分はあったわけで、
    見上げる碧は、恐る恐る、といえど、

     余計な一言では、あった かも。 ]

 
(339) 2020/05/20(Wed) 22:44:43

【人】 ミア




          ( え? )



 
(376) 2020/05/21(Thu) 1:34:09

【人】 ミア



 [ 想像していたものは無けれど、
  ぽつ、降ってきた声と 仕草に。
  此方もよく分からないような、顔。

  何処、と言われれば、
  ……そう言えば、何処だったのだろう。
  考えごとというものから遠すぎて辿れない。 ]

 
(377) 2020/05/21(Thu) 1:34:28

【人】 ミア




      [ 碧が数度、瞬きを繰り返し、 ]


 
(378) 2020/05/21(Thu) 1:34:43

【人】 ミア



     ──── 、

 [ 読み始めた、と、言うのか。
  辿り始めた、と、言うのか。
 
  こういう時の物語を、あの本は教えてくれない。
  いっとううつくしい彼の妻は、夫の名前を呼んだのか。
  ……否、そもそも"おんな"ですらない"誰か"が、
  辿ったところで碌な結果にならないだろうし、

  この"誰か"は、何時も、名前なんて呼んでいない。 ]

 
(379) 2020/05/21(Thu) 1:35:21

【人】 ミア




       [ もう少し、"まとも"だったなら、 ]



 
(381) 2020/05/21(Thu) 1:36:29

【教】 ミア



 [ おんならしく整えた茶髪に、
  歩きづらいヒールを纏って、
  腰を締め上げるよなドレスで身を守る、

  危ない銀は、遊ばないように、隠されて。
  貧民街も知らず、薔薇以外の赤色も知らず、
  
  餓鬼を分別するためにつけられたような名ですら無い、
  そういう わたし であるならば、 ]


 
(/19) 2020/05/21(Thu) 1:37:51

【教】 ミア



 [ 羨望じゃあ ない。もしかしての話だ。
  地位だけならまだしもその生活はやめてほしい。

  それに、そこまで考えて、思うのは、
  " だったら此処には居ないのだろう "だけ。

  今だって"運悪く"転がり落ちていなければ、
  ひとつのパンをずぅっと
  食いつないでいたような生き様だったのだし。 ]


 
(/20) 2020/05/21(Thu) 1:39:03

【教】 ミア



    ( ……何で此処にいるんだっけ、 )

  [ 己の価値も 好き嫌いも 言うまでも無い。
   月のまあるい 夜、己の赤に塗れた姿から
   そんなこと どうせ、察せよう。 ]


 
(/21) 2020/05/21(Thu) 1:39:39

【人】 ミア



 [ ─── だから、この誰かに、
  考えごとは向かないと言うのに。
  要らないことばかり考えているから、
  ずぅっと無言だった。
  
  疲れたよな背を碧は追い、数秒。

  薔薇の香残るブランケットを、
  荒れるほど"使い込んだ"指先で、
  真白の海から掬い、引き摺り、
  
        適当に 金髪の上に被せた。 ]

 
(382) 2020/05/21(Thu) 1:40:00

【人】 ミア




         なんて礼儀知らず!



 
(383) 2020/05/21(Thu) 1:40:40

【人】 ミア



 [ きっと 今度は見下ろしていた。
  "世界一うつくしい薔薇"を。

  先程まであった戸惑いの色は消え、
  考えごとの所為か、どうか、何時も通りの碧で。 ]

 
(384) 2020/05/21(Thu) 1:41:04

【人】 ミア



   ─── きぞくさまは昼からお酒飲むの?
   賭け事に負けたみたいね。
   においが嫌なら これ被れば良いのに。

   ほら あの本の花嫁みたい。
   "うつくしい"んでしょ。

 [ 暇で退屈な誰かは、適当にまくし立て。
  おおきく わかりやすく 息を吸って、それから、 ]

 
(385) 2020/05/21(Thu) 1:42:12

【人】 ミア



    …… つまんない。
    最近ずっと家の中だし、"こんな"だし。

  [ あなたが、なのか、この家が、なのか。
       此も終ぞ、答えなんて 出ずに。 ]**

 
(386) 2020/05/21(Thu) 1:42:45