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![]() | 【人】 規律 ユス 裁判所へ向かう。 これもまた見慣れない景色だなと思いながら。いくつか見たものの時のように、感情はさして動かなかったが。 歩きながら、何故海が見たかったのか思い返していた。 6歳の時だっただろうか。体調を崩していて結局海が見れなかった後、さらに下の妹や弟が海に遊びにいったという。 大はしゃぎで語っていた。キラキラしていて、楽しかったそうだ。家とは大違いの場所であったと。 だから、引っかかっていたのかもしれない。 だから、見たかったのかもしれない。 あの時はまだ羨ましさがあったのだろう。 こうして今紛い物を見ても、何も思わなかったのだが。 (0) 2022/02/23(Wed) 21:10:45 |
![]() | 【神】 規律 ユス 出廷する。 「これか」 紙切れを手にした。重みはなかった。 ただ、それだけ。 手帳を確認して、閉じて。 所定の位置についた。何の感慨もなく。 (G1) 2022/02/23(Wed) 21:13:22 |
![]() | 【神】 規律 ユス「……」 清掃員を観察するように見つめた。 「……俺も、命を返そうと思って最初はカミクズさんのようにすぐ立候補するつもりでしたが」 「……時間が欲しくなりました。 ただ、エノさんの言う死んでほしいと思う人は分かりません」 (G14) 2022/02/23(Wed) 21:38:19 |
![]() | 【神】 規律 ユス「今回はカミクズさんが自ら立候補してくださったから、投票に関してはもう話が収束したかのように見えているが」 清掃員に声をかけようとして、結局まとまらず静観に徹して各々の様子を見ていたのだが。 「随分、他人事のように振る舞ったり、身勝手に言う奴がいるんだな」 「二回目の者が選ぶのは、全員候補に入るのに。問答無用で選ばれるのに」 何の感慨もなく、ただ思ったことを呟いた。 (G45) 2022/02/23(Wed) 23:44:36 |
ユスは、静かに手帳を開き、何かを見た。 (a11) 2022/02/23(Wed) 23:47:06 |
![]() | 【神】 規律 ユス 少し考えて、アクタに視線を向ける。 「確かに、誰が何を発言したところで自由だ。 ただ、お前が一回目か二回目か、実際のところは知らないが。 それは置いておいて、Wお前が二回目の人間だったらWと仮定の元、今から話す俺の言葉を考えてほしい」 両手で何かを持つような動作。 それを他所に置くような動作。 勿論、これはアクタが二回目の人間であるなんて誘導をしているわけではないと前置きをきちんとおいてから。 「Wまた同じように、僕以外の中から決めてくれよ。 そこのそいつみたいに、死んでも良いって言う奴からさ。W お前が今言ったこと、お前が二回目の奴だったらどう思う? 残しておきたいか? こういう自分だけ助かればいいという意見は、一般的にいい顔をされない。身勝手だとよく言われる。 恨みを買って選ばれても、仕方がないのでは? と思ったんだ」 (G51) 2022/02/24(Thu) 0:13:51 |
![]() | 【神】 規律 ユス 収束というコメントに対するフカワの言葉に関しては。 「確かに、終わってもいないのに決めつけていましたね。すみません」 そう口にして、カミクズの話に対しても耳を傾ける。 ……最後に、アクタの様子を見守る。 「……ああ、そういう見方もあるのか。 アクタのあの様子は、抑圧してしまった結果だろうか。 俺の話もまた言論を縛ってしまうものであるということを失念していました。 アクタ。堂々と、いつものように主張するといい。可能性は示した。それだけだ、俺は止めない」 (G57) 2022/02/24(Thu) 0:35:30 |
![]() | 【神】 規律 ユス「生きたいと主張することに問題はないかと思います。それは恐らく、たいていの人は思うものです。 俺が問題だと感じたのは、自分さえよければ周りはどうなってもいいと他人を軽視した点ですよ、ハナサキさん」 慣れていないのか、時折考えるように口を閉じながら話をまとめていく。 「一人だけ利益を得たい、害を被りたくないと言う人に対し良い顔をする者はあまり多くないと俺は印象を持っています。 そういう者は、他人を顧みない者は、他人から除け者にされやすい……自分を大切にしてくれない人間を、何故大切にしなければならないのか。そう言って。少なくとも俺の周りではそうでした」 「おかしいと思うとか、気持ち悪いと思うとか、感覚の話は個人によるので俺からは何も言えませんが」 (G62) 2022/02/24(Thu) 0:58:04 |
![]() | 【神】 規律 ユス「……一度、俺も個人として生きる理由を話すか」 背を丸めたアクタをまじまじと見やり、また考えるように口元に指を添えて思考を巡らせる。 「最初に言った通り、時間が欲しくなった。詳しく言うなら見たい景色が出来たからだな。死ぬ前に、それを見てみたい。 勿論提供者候補として選ばれたのなら受け入れる。元々はそのつもりで来ていたから、異論はない」 (G65) 2022/02/24(Thu) 1:10:14 |
ユスは、静かに手帳を開いた。ボールペンを走らせる。 (a15) 2022/02/24(Thu) 1:14:00 |
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![]() | 【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「俺は恥ずかしくないから言える」 貴方の言う通りそこに愛はない。愛だと言われて今まで受け取ってきたものは、無責任な言葉だったから。それはすり抜けて、薄れて、青年のどこかに追いやられた。 同じものも、別のものも、分からないから与えられない。 「そうだな。世間的には悪い事だ。法律で縛られる。 ──その上で俺は見たいと言ったんだ。これは無責任な発言で終わらせない。 その時が来たら、俺も共犯者になろう」 自分に与えられた規律は理解している。 ほんの少しだけ上がった口角を見て、ぱちぱちと間の抜けた瞬きをする。 それから僅か、ほんの僅かだけ目を細めた。 「賭けか。やった事がないな、それは」 ▼ (-45) 2022/02/24(Thu) 1:29:33 |
![]() | 【秘】 ユス → 剣道 ツルギ 「……ああ。 乗った」 裏切られる可能性があるのはこちらも同じ。ただ、そうだとしても。 元より死ぬ事なんて怖くないから、何一つ問題はなかった。貴方のその表情が、その景色が見れただけで、心はほんの少しだけ埋まったから。 空のグラスの中で、溶けて小さくなった氷がからんと高く鳴いた。 俺はきっと、初めから頭がどうかしているから。何も気にならない。 (-46) 2022/02/24(Thu) 1:29:51 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ メッセージを確認する。 なんと答えたものか、悩みに悩んで。 『そうか』 短いメッセージのあと、続けて貴方の端末にさらに通知が増える。 『俺は好きでも嫌いでもない』 馬鹿正直に、そう素直に答えた。 (-49) 2022/02/24(Thu) 1:41:18 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 視線を上げて、確認し。 調子が戻ったなどとは特に口にせず。 『そうか。よく言われる』 それだけを送って、手帳を閉じた。 (-52) 2022/02/24(Thu) 1:58:17 |
ユスは、手帳を閉じた。 (a17) 2022/02/24(Thu) 1:58:33 |
![]() | 【人】 規律 ユス>>10 アクタ 「昔は体が丈夫ではなかったから、健康に気を遣っていてな。良くなって問題がなくなった今も変えられなくなってしまった。 お菓子は……すすんでは食べないな。疲れた時だとか、妹達や同級生から貰った時は口にするが」 続けて見せられた反応に関しては「大きなリアクションだな」と呑気にコメントした。 「はあ。分かった。それなら一切を任せる。 ちなみに当然俺は演技など一度もした事がないから、演技指導など俺に出来ないその他諸々は全部お前に押し付ける。任せた。 ……俺の話か?特別面白いものでもないが、それでいいなら話そう」 断る理由が無かったのでこれもまた頷いた。「指をさすのは行儀が悪いと言われているぞ」なんて付け足して。 (11) 2022/02/24(Thu) 2:33:37 |
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![]() | 【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 愛も知らなければ恋も知らない。朴念仁という言葉が良く似合うような青年は、たいていの人間に関して『好きでも嫌いでもない』と答える。 事実、ツルギ青年に関しても現状なんと答えればいいのか判断がつかない。 ……ただ、共犯者としてこの参加者の誰よりも一つ特別な存在である事は確かだった。 「邪魔をするなと言われれば大人しくしているが、人を始末するのに一人では大変だろう。二人であればやれる事が格段に広がる。 ……俺の顔か? ……変わるんだろうか……。 …………ああ、それも見たことがないな」 汚れに塗れたグラスには、殆ど表情を変えない自分が歪んで映り込んでいた。 目元だけは、細められていたが。 ▼ (-66) 2022/02/24(Thu) 3:31:11 |
![]() | 【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ幸運に関して今まで思うところが特に何も無かった青年は、黙って話を聞いていた。 臓器の移植後十年以上生きる確率が七割程度と言われており、その可能性を掴んだ今でさえも。 『先生の腕が良かったんだ、感謝しなくてはな』と言われては、そう思うしかなかった。自分に降りかかってきたものは他人から与えられた必然なのだと。 「……。そうか。お前が望むなら、俺の票を渡すでも他の根回しをするでも考えていたのだがな」 たった今生まれた死んで欲しくない存在一人を除いて、あとは皆平等に死んで構わない位置付けになっている。 「……分かった。では俺も同じ条件で乗ろう」 賭けの内容に応じる。規律を守り続けてきた少年は、初めて、道を外す約束を交わす。 「……ツルギ。俺はな、自分の身に起きた幸運による事象ですら他人のお陰でなるべくしてなった必然だと思い込んできた。 けれど……そうだな。その条件でいえば、俺たちが手を加えないのならば、それは幸運と呼ぶべき偶然なのだろう。 そしてそれは、間違いなく俺達のものだ」 こちらも表情は完全に普段見かけるものだ。けれど声だけは、普段より僅かに力強い。 きっとそれは、空っぽの言葉などではなく。 期待という見えないものが、確かに乗せられた証だ。 (-68) 2022/02/24(Thu) 3:31:29 |
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![]() | 【独】 規律 ユス嫌だー!!これでツルギ死ぬようなことあれば私が泣く!!いやだツルギ死ぬな!!俺と一緒に生きるんだ!!!アァアーーーーーッッッ!!!!! (-69) 2022/02/24(Thu) 3:33:16 |
![]() | 【独】 規律 ユスでもこれ俺超不利じゃん……俺、@に丸つけし者だが……なんで@にしたんだよ……死ににきたからです………………(ここでおしまい音頭を踊る) (-70) 2022/02/24(Thu) 3:38:37 |
![]() | 【独】 規律 ユスしかしツルギが正々堂々賭けをするって言ったからなあ 殺すの、やめとこっか ツルギに殺人教唆して殺してるとこ見たーい♡ってするのもやりたかったんだけどね 俺は共犯者ファーストにたった今変身したのでね (-71) 2022/02/24(Thu) 3:42:41 |
![]() | 【独】 規律 ユス思考する。 何故、ツルギという青年の手を取ったのか。共犯者になったのか。 彼の隠した顔が見たかったから。 あの愉しげに笑う笑顔が見たかったから。 誰かがたのしそうにしているのは、惹かれるものがあった。 だから、弟や妹がはしゃいでいた海も見たがったのだろう。 では何故、他の者の笑う顔では満たされなかったのか。 きっと今の俺にとってあまりに遠い存在になってしまったからだ。俺があらゆるものを取り上げられてなお生きろと言われていたのに、その横で皆が笑っていたからかもしれない。 考えることをやめて、諦めて、惹かれるという心も死んでいたからかもしれない。 ツルギという青年は他の者より近い場所にいた。 本音を晒した。本音を晒しても、怒られなかった。奇妙な目で見られなかった。俺から何かを取り上げなかった。 俺という個人が、尊重された。 あの時からきっと、死んでいた心が息を吹き返したのかもしれない。 だから、俺もあいつの個性を尊重して、その先にある笑顔が見たかったのだろう。 (-72) 2022/02/24(Thu) 4:44:39 |
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![]() | 【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『鯨か。 まだやった事は無いが出せると思うぞ』 送信し終えた後、淡白な返事すぎただろうかと考えて付け足されたように追加でメッセージが貴方の元に届く。 『必要なら手を貸そう。どこに出せばいい?』 (-84) 2022/02/24(Thu) 13:02:50 |
![]() | 【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 元通りになった顔で話を聞き続ける。 「そうか。立ち回るのが上手いな、ツルギは。 外に出てから使えるものがあるなら、多いに越したことはない。俺たちがやろうとしていることは世間的に拒まれることだから、尚更」 共犯者になることを決めた青年は酷く曖昧で、希薄で、がらんどうだ。 善悪を知識として覚えていながら、こうして外れると決めたらあっさりと外れる。罰を受ける罪悪感も恐怖も、どこかにいってしまったから。 確実に貴方の望む形になるか分からないが、可能性と、その余地はある。 無色透明な氷が濁った海に沈んで、溶けて混ざり合えるかどうかは、自分達次第。 それもまた、貴方にとっては賭けになり得るのかもしれない。 ▼ (-88) 2022/02/24(Thu) 13:32:41 |
![]() | 【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 手を二回叩く様子に、なんだか神社でお参りをするようだと場違いな感想を抱いた。 青年は座ったままだ。手帳を開いて、これからどうするか考えているようで。 だから貴方が横目で盗み見たことにも気付かない。気付いたとしても、何か言うことでもない。 貴方の視界には、普段通りの、けれどほんの少しだけ無機質さが溶けた青年の顔が映ったことだろう。 「……ああ。幸運がありますように」 気の利いた言葉が浮かばなかったから、真似るように口にして、そうして貴方を見送った。 (-89) 2022/02/24(Thu) 13:32:47 |
![]() | 【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 二人の邂逅は終わった。だからこれは、蛇足のお話。 貴方の部屋の扉の隙間、『ツルギへ』と書かれた紙切れが挟まっている。 端末と同じ手帳を作り出して、それに書き込んで破いたものだった。よく見ると二枚重なっている。 貴方がもしその紙を見るなら、固い印象の文字が並んでいるのが分かるだろう。 『柚須 義徳(ユス ヨシノリ) 連絡先 xxx-xxxx-xxxx この空間の物は当然持ち帰れないだろうから、覚えて帰ってくれ。 気が早いと言われそうだが、願掛けのようなものだ』 『あの時伝え忘れたが クリームソーダは殆ど飲んだことが無かった。 喫茶店で誰かと力を抜いて語らうことも。 あまり見たことがない景色だった。 悪くなかった。 ありがとう』 (-90) 2022/02/24(Thu) 13:32:54 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『空クジラ』 『空クジラ?』 それから数秒、空白。 『分かった。調べてくるから少し待っていてほしい』 空を泳ぐ鯨が想像つかなかったらしい。 ちなみに、もしどこでもいいと答えられた場合は何の考えもなく陸地に呼び出して打ち上がった鯨をお出ししていた。 (-93) 2022/02/24(Thu) 13:38:20 |
ユスは、議論の後、アクタと合流する前に一人で図書館に向かった。 (a26) 2022/02/24(Thu) 13:41:29 |
ユスは、調べ物をした。探していたものを見つけると、それからすぐに外に出る。 (a27) 2022/02/24(Thu) 13:42:16 |
ユスは、見た通りに空に『空を泳ぐ鯨』を出した。大きな大きな、堂々とした白い鯨。 (a28) 2022/02/24(Thu) 13:44:30 |
ユスは、連絡を入れた。 (a29) 2022/02/24(Thu) 13:45:34 |
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![]() | 【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『そういうお伽噺を読んだことがなかったから、想像がつかなくてな。頼まれたからにはきちんと行おうと思って』 『そうか。ハッピーになったなら何よりだ』 黙々淡々と返事を返していく。 『いや、特にハマってはいない』 『が、ここでは好きなように物を出せるから、見たことのない珍しい景色を見ようと思って色々と触っていた』 センスはなかったようだが。 (-109) 2022/02/24(Thu) 14:23:39 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『そうだな。珍しい景色であり、心残りだったから見たかったものでもあった』 『想像力か。自分では殆ど無いものだと思っていたんだがな。 調べて、目にして、自分の知っている動きや何かに当て嵌めて作り出しているだけであって』 『褒め言葉か。無下にするのもよくないから有難く受け取っておこう。感謝する。 コタは何故鯨を見たがったんだ?』 (-121) 2022/02/24(Thu) 15:50:10 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 誰かに頼まれて空飛ぶ鯨を出した後のこと。 『今行く』 それだけを打ったメッセージを送り、その後確かにカフェに姿を現した。 「アクタ。待たせたか」 相変わらずの無愛想。それは出会った当初も、誰かの生き死にを決める裁判場でも、そしてここでも、変わらず。 (-123) 2022/02/24(Thu) 15:52:24 |
ユスは、頼まれていた鯨を出した後誰かとの待ち合わせ先に向かった。鯨はほったらかしだ。 (a34) 2022/02/24(Thu) 15:54:00 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『そうか』 たいして大きなリアクションをすることもなく理由を静かに受け止めた。 『調べてまず見たのは教科書に出てきた鯨だな。 それから、人が描いた空飛ぶ鯨のイラストを見て、次に海を泳ぐ映像を見で動く様子を覚えた』 『ひとりぼっちの鯨か。教科書に載っているものとは反対だな。死んでから仲間と元へ向かっても、そのひとりぼっちの鯨は何も感じることができないだろう』 思ったことをそのまま入力する。 『俺の心残りか? 昔一度海に行ったが、体調を崩していてまともに見れなくてな。後日弟や妹が海に遊びに行ったらしく、興奮のままに語っていた。 それからだ、どんなものだろうと引っかかっていた。そんなにも海は楽しいものなのかと』 (-131) 2022/02/24(Thu) 16:42:59 |
![]() | 【神】 規律 ユス「俺の見たい景色は作るのが難しくて、珍しいものです」 「ここでは見られません」 淡々と馬鹿正直に答える。土足で踏み込んできた人間を静かに見つめ、不躾な刃を受け止めた。 「エノさんは」 「理解者が欲しいと言っていましたが」 「具体的には何を理解されたいのですか? 心からの定義とは? 価値観? 思想? 絵に力を入れたポイント?」 同じように土足で荒らして、返す刀で切り込んだ。 別に理解したいと思わないし、理解されたいとも思わない。 ただ、知れたら情報が増えて、人に紛れて生きるのが少し楽だろうと。 ただそれだけ。 (G78) 2022/02/24(Thu) 20:20:48 |
![]() | 【神】 規律 ユス 俯いたまま痛みではなく言葉を紡いだハナサキを静かに見据えていた。 「そうですね。俺は可能性を示しただけです。だから、気にしないのなら変わらずに主張を続ければいい」 「ハナサキさんも味方をしてくれるらしいので。 敵が何なのか、どうやって戦うのかは、分かりませんが」 口は減らない。止める理由がないから。滔々と言葉を流していく。 (G79) 2022/02/24(Thu) 20:23:21 |
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![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ「そうか」 簡潔に答えて向いに座る。話をするとのことだったので、水に満ちたグラスを出した。 お茶会の雰囲気をまるで気にしないと言わんばかりにグラスをごとんと置く。 「おおむねお前の認識で問題ない。 謝ったのはお前の態度が急変したからだ。気を悪くさせたなら謝れと言われているのでな」 ただじぃと紙の上を走るペンを見つめていたが、それが止まると青年もまた顔を上げて貴方を見つめる。 「楽しいこと嬉しいこと……そう感じるようなことはもう暫く経験していないな。あったとしても、覚えていない」 (-153) 2022/02/24(Thu) 20:28:33 |
![]() | 【神】 規律 ユス「そうですね。見るために生きて帰りたくなりました」 「ただ、候補に選ばれたのなら受け入れます。元々はそのつもりで来たので」 何度か話した言葉を同じように繰り返す姿は機械にも見えるだろうか。 「そうですか」 平坦な声でまずはそう返した。それから悩むように暫し口を閉じる。 「一つ一つ」 「はあ、成る程」 「俺には途方もないもののように聞こえます」 全て。全てときた。 「…………」 思考する。 「……この合議の期間では、大変そうですね」 「今に至るまでの貴方を作った時間は、この合議にかかる期間の何倍もあるでしょうから」 淡々とそう答えた。 (G81) 2022/02/24(Thu) 20:44:25 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『仲間に囲まれてハッピー? それはコタの言う通り読み手の自己満足じゃないか? 孤独な鯨は孤独を感じ続けたまま死んだのだから、ハッピーとは言い難いだろう』 淡々と入力していく。 『遺書か。書こうと思ったことすら考えなかったな。 ……それは俺が謝ることなのか。いやそうか、元はと言えばこちらに原因があったわけだしな。覚えておく』 特に何か思ったわけではなく、知らなかったものを新たに知識として吸収するようにその言葉を頭に刻んだ。 『遺書というのはやり残したことや未練があるものが書くものだろう? 俺はやはり書かなくていいな。特に伝えたいこともない。仲間の鯨がどう思おうと、死ぬ鯨には関係ない』 ▼ (-247) 2022/02/25(Fri) 14:20:16 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『コタ、疲れているんじゃないのか』 『無理はするな、休みたい時は休め』 続けて送られてきた話の返事が来る前にこんな短いメッセージが送られてくるだろう。 『合わせ技だな。 しばらくは海へ行けなかった。どうしても体調が万全でない時が多かったから。 徐々に行こうとしなかったになっていった。機会がなかったからはただの言い訳に過ぎない。どうしても行きたいと思ったなら自分から機会を作るはずだろうから』 暫く入力中が続く。 『……周りがどう言ったところで、結局最後に何をするか行動の選択を決めるのは自分自身だ』 『俺は、周りを言い訳にして怠惰に身を置き続けていた』 (-248) 2022/02/25(Fri) 14:20:42 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ「そうか。悪いとは思わないから、それなら言わない。 本当に悪いと思った時に言うとしよう」 水を一口飲み込み、貴方が置いた何かの位置にグラスをごとんと置いた。気持ちのような、何かはきっと潰れた。 「もう随分と前から殆ど感じないことが増えていったな。楽しいことなど、最後に心から思ったのはいつだったか……真面目に考えて思い出そうとすれば少しくらいは……」 口を閉じたままグラスを触る手が忙しなく動く。思考を巡らせている。 「……やはり思い出せるとしたら7歳から8歳ごろまでだな。その時まではまだ知らない国の写真を見てはしゃいだり、ささやかでも行事ごとに胸を躍らせていた。 それ以降はもう遠いものに感じたり、色褪せたり、疎外感を抱いたりするようになっていったが」 この数日で錆びついた頭をいきなり働かせ続けていたが、まだどうにも鈍い。 「……普段か。公務員試験の勉強をしながらバイトをしている。大学に行くつもりだったが家の都合で変えざるを得なくてな」 (-249) 2022/02/25(Fri) 14:22:19 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ『こんにちは』 『ああ、大丈夫だ。 俺もお前に聞きたいことがあったから、後で話をしにいくつもりだった。ちょうどよかった』 空飛ぶくじらを出した張本人はもはや欠片もくじらに興味を持っていない。 雲と共に泳ぐくじらに目を向けず、淡々と手帳に書き込んでいく。 『このままテキストでやりとりしたほうがいいだろうか。それともどこかで実際に会うか? 俺はどちらも不都合はないので、メイサイに任せる』 /* いらっしゃいませ。いつかメイサイさんと話そうと思っていたらご本人から秘話が来て嬉しくなりました。ありがとうございます、まったりペースですがよろしくお願いします。 (-250) 2022/02/25(Fri) 14:27:02 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「ああ、そうだろう。無駄にならずに済む。 やりたいと思う気持ちが薄れてしまってな。ああ、ただ……」 思い出したかのように言葉を続ける。 「昨日の夜、最初の顔合わせの後か。寝る前に人と会話をして少し考えが変わった。 見たいものが出来たから、死ぬのはもう少し後にしてほしいと次の合議で言うつもりではある」 その結果実際に二度目の話し合いで述べることになるのだが、それはまた別の話。 「カイは医者になりたいのだったか。やりたい事があっていいことだと今も思うし、初めての合議でもそう言ったのだが。怒っていたな、あの時。 心からやりたい事ではないのか?」 (-253) 2022/02/25(Fri) 14:37:52 |
![]() | 【独】 規律 ユスツルギの限界オタクになりそうなので寝てるツルギに差し入れにし行きたいんだけど後方訳知り共犯者顔してたら流石に距離感近すぎるがしてきた クッ (-254) 2022/02/25(Fri) 14:39:06 |
![]() | 【神】 規律 ユス>>G82 「……」 あくまで希望かどうか、その程度かどうかについては言及せず。 そもそも、言及しようとしたところで続けて飛んできた言葉に意識が攫われてしまった。 「充実?」 青年にとって一つ、の単位が分からなかった。 身長、体重、好きなもの、嫌いなもの、気に入っている作品、利き手、よく使う絵の具、苦手な人……細かく挙げ始めればなかなか終わらない。 だからW途方もないWと述べたのだが、こちらが充実していると言われるなんて思わなかった。 「…………」 "貴方は作文を書くのに困らなくていいわね" 「…………」 "君は人より珍しい経験してるんだね。" 「…………」 "無駄なことをする暇はお前にはない" こう言う時なんて言えばいいのだろう。 「はあ、そうですか」 結局、今までよく口にしてきた言葉を出しておいた。 (G89) 2022/02/25(Fri) 14:59:12 |
![]() | 【神】 規律 ユス「生きたいからとか、立候補してほしいからとか、そういうは抜きにして」 「理解、されるといいですね」 「応援しています」 かける言葉の内容とは裏腹に淡々とした声で言った。興味を持つとは、どうすればいいのだったか。 ああ、つい最近、死ぬのを後回しにするほどのものがあったけれど、あの時は確か──。 それから暫く青年は、何か考え込むように口を閉じていた。 (G90) 2022/02/25(Fri) 15:00:02 |
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![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ『ああ。コタにも聞いたが、メイサイにはまだ聞いていないと思ってな』 どうやら見学者であることに関係があるようだ。 『そうだな。俺も字を書いて入力し続けると手がそのうち攣るかもしれん。助かる』 青年は普段使っていた手帳がそのまま端末の形になったらしい。近未来的な端末を使う者は近未来的だなーという目で見ている。 『広場の噴水付近を歩いていた。近くにベンチがあるから、その辺りでどうだろうか』 (-264) 2022/02/25(Fri) 15:51:18 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『嫌か。では次から言わないようにしよう。すまなかった』 嫌だと思うことはするなと教わっているので素直に謝った。 『ああ。おやすみ』 それだけを返した。もし遡るように話題を振られても気にせず応えるだろう。嫌と言われたところで、何も思うところはないので。 (-265) 2022/02/25(Fri) 15:57:19 |
![]() | 【独】 規律 ユスいやーーー、カミクズ許さんマジでいいですね これ和崎めちゃくちゃ好きでしょ 本当に許さん推薦してマジでよかったと思います ありがとう母さん乗ってくれて (※これはカミクズが許さんという前提で話をしています) (※違ったらメロンパン入れにユスがしまわれます) (-266) 2022/02/25(Fri) 16:00:55 |
![]() | 【神】 規律 ユス しばらく思考の海に浸り続けていたが、新たな話題に顔をあげる。 「……そうだな。今日はこの辺りで終わることに賛成しよう」 「現状、カミクズさん以外すぐに立候補する者はいないという認識で合っているだろうか。 そうなると次回からはすぐに提供者になりたくない者たちで話し合うのか。 何を話したいかなど、考えておいたほうがいいかもしれないな」 (G94) 2022/02/25(Fri) 16:08:31 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ ざばざばと水が噴き出る噴水からすぐ近いベンチに腰掛け、手帳を眺めていた。 貴方の姿を視界に入れると気にするなと言った様子で首を振る。 「問題ない。いくらでも待てる」 少し位置をずらし、貴方が隣に座れる分のスペースを空けた。 (-270) 2022/02/25(Fri) 16:33:39 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 議論が終わった直後のこと。各自様々な想いを抱えながら裁判場を後にしてすぐ、貴方に一件通知が届く。 『これは用件でもなんでもない、俺個人が思ったことだから返信はしなくてもいい。 それなら送るなと言われてしまえばそれまでなのだが』 本人の印象そっくりの固い前置きのあと。 『人に興味を持つとは思ったより難しいな。理解する以前の問題だ。 話を聞いて事情を知っても、その殆どはWそうかWと思うだけでそこで終わってしまう。俺だけかもしれないが。 エノさんが理解者に巡り会えず苦労しているのも、僅かだが納得したような気がする』 『同時に、お前が理解者を得られず諦めそうになるのも』 『話はそれだけだ』 同情や憐憫といった情はなく、ただの感想だった。親に報告する子供のように特に意味もなく報告しにきただけ。 理解してほしい部分を詳しく聞いていなかったからか、美大生と似たようなものかという認識のまま話をした。 もっとも、貴方と彼とで決定的に違うのは相手に興味を持っているかそうでないかだったが。 (-274) 2022/02/25(Fri) 16:53:47 |
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![]() | 【独】 規律 ユスなんか匿名箱ユスで助からない人いるっぽいんだけどユス何もしていないが……?どうした……? 睦月さんかな……好みそうだもんな、第一印象「睦月さんが好きそう」だったし……私も好きよ、この顔 (-275) 2022/02/25(Fri) 16:56:08 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ 「すまん言い過ぎた。流石に合議が始まればそっちに行く」 「それ以外であれば、待つ努力はするが」 馬鹿正直に答えた。義務なので……。 「ああ、聞きたいことか。メイサイは何故見学を希望したのだろうかと思ってな。好奇心なのか、或いは臓器提供を受ける予定でもあるのか」 (-277) 2022/02/25(Fri) 17:06:19 |
![]() | 【独】 規律 ユスツルギが可愛すぎて気が狂いそうだしメイサイお前どういうことやねんだしカイも心配だしアクタの今後どうなるかオロオロしてる のにこの男は無気力マンなのでキレています バカ!!!!!!!!!!!! (-290) 2022/02/25(Fri) 19:54:57 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ 上がった声も気にせずヨーグルトを咀嚼している。そんな反応をするだろうなと予想はしていたが、予想しただけで特に何も思わなかったので気にならなかった。 「……俺の周囲の、一般的な反応の話なのだが。 WやらなければならないWではなくWやりたいWことを持つ者はため息をつくこともそんな風に話すこともないと思うんだがな。お前は違ったということか」 何の感慨もなく呟く。 「しかし医者になるどころか他人を超える功績を残すとまできた。医者になるだけでは駄目なのか。何か目指すことになったきっかけでもあるんだろうか」 青年の脳裏に浮かぶのは、はるか彼方まで上り坂になっている貴方の真っ直ぐなレールだった。昇るのが大変そうだとぼんやり思う。 「俺の見たいものはそうだな、ここでは見れない。外でしか作れないものだから」 (-307) 2022/02/25(Fri) 21:37:50 |
![]() | 【秘】 ユス → 奇形 メイサイ「……ふむ」 浮き彫りになった歪な笑み。 真っ直ぐに、馬鹿正直にそれを見つめて幾ばくか口を閉じたまま動かない。どう言おうか考え中らしい。 「メイサイの『殺す』の定義が分からないな。 投票して行われるのは臓器提供者の選出だけで、間接的に殺すといえば確かにそうだが、自分の手で直接殺すわけではないのだからそれが見たいなら生憎……」 途中で言葉が途切れる。 「ああいや。ここでも関係なく人を殺そうと思えば殺せるな。殺せば自分に投票されることもないだろうしな、そういう可能性もあるのか。 見学者はステルス機能がついているし、学ぶのに都合がいい。 もし殺人が起きた時立ち会えるといいな。頑張ってくれ」 笑う貴方とはまるで反対。眉一つ変えず、そう述べた。 (-310) 2022/02/25(Fri) 21:49:18 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ「思い出に何か思うところもないのでな。 ……うん? きっかけか? ああ、それは分かる。別に記憶喪失というわけではないのでな。楽しいと感じることが分からなくなったしどうでもいいから思い出せないだけで」 指折り数える貴方の様子を見守りながら言葉を続ける。 「11年前、7歳の頃に臓器移植を受けた。それ以降だな、考えるのをやめ始めたのは」 鼻で笑われた理由が分からないので、首を傾げるとまではいかずとも目をぱちりと瞬かせた。 「別に聞いても問題ない。2年前父が事故で死んでな。母はそれまで専業主婦だったし、大学行くどころじゃなくなったので働くことにした。それだけだ」 (-312) 2022/02/25(Fri) 21:55:16 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 硝子のような目で貴方の反応を見る。貴方のような反応をする者も少なくなかった。何の感想も抱くことなく見つめ続ける。 自分と違って感情が顔に表れやすく、変化の幅も広いのだと。 淡々と印象を頭に留めながら。 「何で、と言われてもな。俺が患ったのは重く、有効な治療法がそれしかなかったからだ。 あの時は生きたいだとか死にたいだとか考える余裕がないほど苦しかったから、体調が良くなかった時はW楽になりたいWとばかり口にしていた気がする。 結果親の判断により臓器移植を受けて、無事拒絶反応も起こすことなく体が楽になって問題なく生きている。……今思うと死んで楽になるという道もあったのかもしれないがな」 自分の歩んだシナリオをかいつまんで説明し終えると、グラスを掴んでもう一度呷った。 (-352) 2022/02/26(Sat) 2:57:02 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「定義としてはどちらでもいいのか。利がなかったと落胆することもなくなるな。いいことだ」 さて、貴方の真意はいったいなんなのか。それを問いただす者はここにはいなかった。 「別に嘘をつく理由が無いからな。取り繕わなければならないほど隠したいものも、そうしようとするやる気も、何もない」 世間的に悪だと断じられることを語る時に笑うことの出来る、何かが欠けた者を硝子のような瞳が捉える。 俺は、迂遠な言い回しと作為的な表現で接してくるお前のことは別に好きでも嫌いでもない。 「ああ、アレか。命を返しにきたからだ」 さらりと答えて、少し考えてから言葉を続けるために口を開く。既に二回ほど似た質問にこう答えたが、毎回詳細を説明することになったのを思い出した。 「俺は昔臓器移植を受けたことがあって、もうその時点で俺の命は俺だけのものではないらしいから。 無駄に消費しない為にここで提供者として死のうとしたというわけだ。予定が変わってしまったがな」 そういう関係もあって、もう一人の見学者や貴方に元々話しかけるつもりだったことも補足する。もし臓器移植予定者だった場合、かける言葉があったという。 (-357) 2022/02/26(Sat) 3:42:17 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「俺は同じとは思わないな。WやらなければならないWと言われたところで、強いられ選びやすく誘導されたとしても結局己の行動を最終的に決めるのは自分自身だろう。 やらなければいけないを選ぶ人間にはそれを言い訳にして考えることを放棄する者だっている。強いてきた人間、環境に責任を押し付けて何も考えず楽になりたいから。俺がそうだ。 だから、能動的にWやりたい事Wとして選ぶお前のことを素晴らしいと言ったんだ。初めにな。それは今も変わらない」 誰にも期待されなかったとしても。 「Wすぐ近くW? ……ああ、もしかしてプロフィールにあったお前の弟のことか? ……ふむ。 要は──誰かに見てもらえて、揺らぐことのない自分だけの居場所が欲しいという感じなんだろうか」 一度手帳を取り出し、緑茶の入った湯呑みを二人分出して頬杖をつく貴方に片方差し出した。話をする時は飲み物があった方がいいという考えからだった。 なお、貴方が忘れずに飲み物を既に用意していてもしれっと置く。 「俺の見たいものに関してはそうだな。かなり珍しいと思う。 もうずっと真面目に考えて動くなんてしていなかったから、こんなに見てみたいと俺から思うなんて自分でも少し意外だった。まだ感情は死んでいないらしい」 (-358) 2022/02/26(Sat) 4:28:10 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ どれだけ時間がかかっても、共犯者はじぃっと待ち続けて全ての言葉を見つめた。 『同じ経験』 『そうか』 『それは確かに、理解者と出会うのが大変そうだな』 思考。そして入力。それなりに時間がかかった。自分では思いつかなかった考えだから。 『例えがわかりやすいな。確かに何の病もなく健康に生きた俺がいたのだとしたら、考え方はだいぶ違っていたことだろう。今まで経験したことが今に至るまでの俺を作り上げているから』 ややあって、更にメッセージが書き加えられる。ただの報告で済ませようと思ったが、知りたいことが出来た。 『ツルギ、二つ聞きたいことがある。 お前が欲するW理解Wとは、どこまでだ? どこまで他人に理解されたい?』 これは裁判場でエノに投げたものと同じだ。 『もう一つ。同じ経験のW同じWとは、どこまでを指す? 生まれた瞬間からか? それとも、限定的な範囲か?』 (-359) 2022/02/26(Sat) 5:22:06 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『同じ景色を見ること、共有すること』 要点を繰り返す。貴方に知覚出来ることではないが、手帳型の端末を持っていた青年は届いたその文面を自分の指で何度もなぞった。 きちんと覚えるように。自分が投げ捨ててきたものと違い、頭の片隅に追いやることのないように。 『ありがとう。非常に分かりやすい説明だった。疑問が無くなりすっきりした』 回答への礼を述べ、暫く空白が続く。 『理解者の定義を聞いた時に色々考えが浮かんでな』 『エノさんの望む理解者は、相手が能動的に彼を見なければならないものだと思っている。 だが、お前の望む理解者は同じ経験をすること』 『この時点で思ったんだ。 生まれた時からまるきり同じものを経験する人間、完全な理解者は無理だったとしても。限定的な範囲でなら──』 ▼ (-381) 2022/02/26(Sat) 13:08:36 |
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![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『人工のもので果たしてツルギは納得できるのかと危惧していたが、先程の回答を見て安心した』 貴方のやろうとしていることが世間一般に受け入れられないことも、そして手を貸せば己もまた法に触れるものだと、理解している。 けれど、理解していることは決して行動をやめる理由にならない。否、なれなかった。この青年にとっては。 『お前の言う通り、俺はお前を理解するのは困難だ。まず感情といった感情がなかなか動いてくれないから。 他の者なら、どういうものが楽しいとかどういうものが悲しいとか、手ずから教え込めるかもしれないが』 『ただ、理解できなかったとしても。俺は楽しそうな顔をするお前と、そんな顔をしたお前が作るものが見たくなった』 『だから手伝おう。諦めきれない限り、いくらでも付き合う。 元より俺は死ぬつもりで、他に生きたい理由などなかったから。いくらでも協力できる』 (-385) 2022/02/26(Sat) 13:11:09 |
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![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「そうだな。あれから11年経過しているから選ばれたのだろう」 目を見開いた様子を見て驚いたのか或いは不思議に思ったのか、瞬きをぱちぱちと少しだけしてみせた。 「術後は色々と管が繋がってて痛かった。拒絶反応も今こそ安定しているが術後数ヶ月は熱が出るなどあったな。薬の関係で感染症にかかりやすい状態だったから、食事の管理だとかリハビリだとか気をつける事も多かった。 どんな気持ちで、か。とにかく楽になりたかった。後悔は特に。したところで何も変わるわけではないから。……メイサイは移植手術で後悔するようなイメージを抱いているのか?」 質問攻めには一つ一つ答えていく。眉一つ動かない。 「ああ、最初の合議のあと色々人と話をしてな、考えが変わって生きて帰りたくなった。見たい景色が出来た」 (-389) 2022/02/26(Sat) 14:22:21 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 伝えたいと思ったことを受け取る。この青年に拒絶は無い。拒絶すると言う考えが無い。 「…………」 思考。沈黙。 成る程、お前もか。 「そうだな。善処しよう」 静かにそう答えた。 青年の親が何を思っていたか、真実は分からないままだ。青年自身は親がどう思っていたかなどまるで興味がなかったから。 「つまらないと言われても、面白くないと最初に忠告したんだがな。 散歩か。たしかに座りっぱなしだと体に悪いしな。いいだろう」 花咲く笑顔を浮かべた貴方を、表情一つ変えずに追いかける。態度や雰囲気は滅多に変わらなくても、約束したからには貴方を捨てるなんてことはしなさそうだ。 (-390) 2022/02/26(Sat) 14:31:41 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『そうだな。共感してくれる部分があり、それ故に本音を晒せたから価値観が近いのかもしれない。 ……楽しいとかは、か。残っているものもあるということか。お前にとってそれが良いことかは分からないが』 中途半端に残っているものと、完全に麻痺してしまったもの。いったいどちらが幸せなのだろう。青年には答えが出せなかった。 『』 入力中。それきり、文字が送信されてこない。 それからどれだけ時間が経ったのだろう。長かった気がするし、思ったより短い時間だったかもしれない。 『ツルギ』 まず、静かに名前が入力される。 『見なかったことにしろだけなら言わないつもりだったが、好きにしろと言われたので言うことにする』 ▼ (-399) 2022/02/26(Sat) 16:01:26 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『命を大切にしろ。 人に感謝して生きろ。 救われたのを無駄にするな。 これらを言われ続け、何故俺が疲れたか分かるか? 何故俺自身が取り上げられ個人を尊重されないと感じたか分かるか?』 『 皆、俺の為と言っておきながら他人ばかり見ていたからだ 』これは貴方の為。 あの人に申し訳が立たないでしょう。 これはお前の為。 無駄にしたらお前の為に死んだ人はどうなる? これは義徳の為。 お前の命は、お前だけのものじゃない。 理解はできる。提供者がいなければ今の自分はいないのだから、勿論感謝している。それは当然だ。 ──俺のことよりも、命を他人の為に捧げた者の方が尊く、大事にしなければならないのだろう。 それなら、最初からそう言ってくれ。 俺の為だと言わないでくれ。 面倒だ。 ▼ (-400) 2022/02/26(Sat) 16:03:45 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『お前が俺に死ぬなと言うのは、誰の為だ?』 ユスか、或いは他人か、または── ──ツルギ自身の為か。 『この答えは聞かない。ただ、もし、もしもお前の答えが俺が思っているのと同じだったのなら』 入力しながら考える。お前はもう少し我儘になってくれてもいいのにと。事情を知った今難しいことは分かっているが、せめて俺といる時くらいはと。 『俺は歓迎しよう。いきなり殺されるかもしれないからお願いをきちんと聞けるかはともかく、俺はその言葉を忘れない』 お前が、生きている限りは。 『……話が長くなってしまったな。時間をとらせてすまない。 これとは別に時間があればゆっくり聞きたいことがあったが、それはまた明日三回目の合議が終わった後にでもしよう。お前の都合が悪くなければな』 (-403) 2022/02/26(Sat) 16:06:16 |
![]() | 【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「そうだな。辛いか辛くないかと言われたら辛かった。色々面倒事が多かったから」 直球な感想に頷いた。気持ちはわかる。 「割り切っている、か。そう言うと聞こえはいいな。 ……ああ、言う言葉か? 他人の臓器を貰って生きると周りからとやかく言われることが多いぞと。耐えられそうになかったら早急に環境を変えることを勧めると」 お前もコタも違ったがな、と呟いた。お前も表情が結構変わるタイプなのかとぼんやり思いながら。 「ありがとう。こればかりは天に祈るしかないな。生きる為の根回しも考えたが、色々事情があって何もしないことにしたから」 (-405) 2022/02/26(Sat) 16:12:54 |
ユスは、剣道って絵になるなと思った。 (a60) 2022/02/26(Sat) 16:14:21 |
![]() | 【人】 規律 ユス 色んな者と話をしたり連絡をしたり。なんだかんだやる事は結構あった。一人の時間になってぼんやりと適当に散策する。 「……こんなに頭を使ったのは久しぶりだな」 自分で何か考えるなど、殆ど放棄して長かった。 広場でどんどん斬られていく巻藁を見たり、空をのんびり泳ぐ白い鯨を見たり。視線をゆったり動かしてから眉間を指で揉んだ。 最初の投票時間が来ると言うのに、相変わらずだった。 (43) 2022/02/26(Sat) 16:48:32 |
ユスは、そういえばぬいぐるみに詰め込まれた人はどうなったんだろうと思った。 (a61) 2022/02/26(Sat) 16:52:48 |
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