人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 天原 珠月

[あーん、とされたときには。>>0:479
小さい頃からの癖というか、条件反射というか。
なにも考えてないくらいの勢いで、あーん、の声にそのまま釣られるくらいの早さで口を開けてしまっていた。]

 んなっ、いじわる!

[と思ったら、幼馴染の口に消えていった。
山椒のせいで涙の残る瞳で睨んだのだが反応はいかに。
謝られてもその時はムスッとしていたが、結局ローストビーフの美味しさに緩んでしまうのだから平和なのだった。
やっぱりソースも最高に美味しい。ずるい。]
(6) 2023/03/04(Sat) 22:16:10

【人】 天原 珠月

[デザートを楽しみ、片付けは手分けして行って。
いつの間にか完全に夜になっていた。

月がないって意外と変わるんだなぁ、と思う。
星がたくさん煌めいて綺麗だけれど少し暗い感じがした。

ちょっと涼しいより寒くなってきた気もする。
上着を変えるべきかお風呂に入るべきか、と考えていると、幼馴染から湖へのお散歩の誘いがあった。>>1]

 あ、行く行く。

[すぐさま頷いて、そのまま駆け寄った。
上着はまぁ震えるほどではないしこのままでいい。]

 お風呂上がりだと湯冷めしそうだもんね。
 
[散歩といってもコテージ自体が湖畔にあるのだ。
湖の周りにそれなりに設備や街灯があれば、夜でも怖くなさそう……いや、別に全く怖がりではないのだけれど。*]
(7) 2023/03/04(Sat) 22:37:47

【独】 天原 珠月

/*

相方さんのロルが素晴らしすぎていつも悶えています。
そんなsoranoiroです、よろしくお願いします。

(今更過ぎる挨拶。そして初独り言。
(-12) 2023/03/04(Sat) 22:45:54
天原 珠月は、メモを貼った。
(a4) 2023/03/04(Sat) 22:50:01

【雲】 天原 珠月



 ……。

[ここは何処か。
いつからここにいるのか。

深い湖の奥深く、水中をたゆたっているようでもあり。
空に放り出されたか、彼と一回転したときのように、自身の重さなんて感じずに雲と浮いているようでもあった。

あたりは、薄らと青かった。
ともに飛んだ空を、彼の瞳を思い出させる色。]
(D4) 2023/03/04(Sat) 23:44:26

【雲】 天原 珠月


 ……アスル!

[呼んでも返事はない。

ぼろぼろと涙が落ちて、空なのか水なのか、溶けていく。
片方だけの耳飾りが淡くあたたかい。]

 アスル、

 アスル…………ありがとう、……っ

[泣きながらでも微笑めた。
やりきった。巫女として。そして、彼と。

たくさん想い、想われてきた。
溢れるほどに愛され、温もりを分け合ってきた。

大丈夫。ずっと、ずっと。
私の中にはアスルが在り続けるから。]
(D5) 2023/03/04(Sat) 23:47:18

【雲】 天原 珠月




 …………愛してる、アスル。


[また逢える日まで、待っているから。**]

 
(D6) 2023/03/04(Sat) 23:47:29

【人】 天原 珠月

[湖の端を沿うように歩いていく。>>12
幼馴染の少し斜め後ろから背中を眺めた後、ひょいっと足を踏み出して、いつものように隣に並んだ。

食後の運動なんていっているけど、半分くらいは明日やるつもりの釣りの下見なんじゃないだろうか。
なら自分はどうしようかなぁ。
テラスからその姿を眺めているのも悪くないけど、と考えていたら、幼馴染が恋人の例え話をしてくるではないか。]

 まぁ、恋人同士なら……。
 おちそうでこわーい、とか言って抱きつくパターンもできるし、ふたりきりだねってキスのひとつやふたつ……。

 あ、魚じゃないからね?

[軽い世間話のひとつなのは伝わるので、今回は恋愛の話なんてしてると悪戯に茶化すでもなく。
ドラマや少女漫画を思い浮かべながら挙げていく。
最後はどうせ釣りのことを考えているに違いない幼馴染みへの突っ込みを兼ねつつ、冗談っぽく笑って。]

 ……へ? 

[あの星座なんだっけ、と夜空を見上げ、無意識に腕をさすっていたら、思いがけない質問がやってきた。>>13
きょとんとキツいと言われがちな瞳を丸くする。]
(14) 2023/03/05(Sun) 1:03:20

【人】 天原 珠月

[最初はまるで不思議そうに首を傾げてみせたが、すぐに思い至ったようにひとり頷いて、見た目のことね、と。
なんだ、とでも言いたげな軽い口調で続けた。]

 だって、美容専門学校に入学するんだもん。
 ちょっとはオシャレっぽくしたいじゃない。
 高校の時は校則破ってまでって黒いまま伸ばしてたけど、せっかくだから、一気に金色にでもしようかなって。

[舐められたくないしね、なんて。
冗談なのか本気なのかの良い笑顔を浮かべてから。]

 ま、元々私って、キツめに見られること多かったから。
 目つきとか、黙ってたら機嫌悪そうとか。

[幼馴染にも愚痴を言ったことは多々あるだろう。
泣いて悲しむほど気が弱くないが、へこみはするのだ。]

 金髪が似合う方だとは思ってたし、どうせなら近づきにくいくらいになっちゃえ、みたいな?
 今の学校じゃ何にも浮かないから普通なんだけどね。
(15) 2023/03/05(Sun) 1:03:52

【人】 天原 珠月


 あ、ピアスは――、

[自らの片耳に触れる。
ピアスも専門学校に入る前に開けたのだ。
痛いかな、腫れたりしないかな、と散々ピアスを開けてるでもない幼馴染に零した挙げ句、とある日の夜、突然ピアッサー片手に窓から襲撃し、雅空兄ぃが開けて!と頼み込んだのだ。
病院で開けろと勧められたとしても泣きついた。
雅空兄ぃなら出来る!包丁扱えるし!は今考えても訳が分からない説得だったと思う。]

 ……耳に飾りをつけてみたかったというか。
 元々、気になってたデザインのが、ピアスしかなくて。

[今着けているのがまさにそれでも、言わない。
普段からさまざまなピアスを持っていて、服装や髪型、場所によって付け替えているから、こういうのには疎いはずの幼馴染には分からないだろうと思っているからこそだった。]
(16) 2023/03/05(Sun) 1:04:36

【人】 天原 珠月

 
 ……っ、

[その時だった。
このキャンプ場を訪れたときに感じた不思議な何か。
森の中へと迷い込んだら違う世界に繋がってしまうような。

頭の中が一瞬、ふわ、とかすむ。
同時に耳の辺りが鋭く痛んだ気がして顔をしかめた。
ピアスの調子が悪いのだろうか。
洗面台の鏡で見たときは大丈夫だったのに。]

 雅空兄ぃ、ちょっと待って。
 ピアスの調子が悪いのかも……落としたら嫌だし、外しちゃうから……あ、少しの間持っててくれる?

[片耳から、銀に青の光るピアス>>0:167を外し。
一旦ポケットにしまおうと、ハンカチを取り出すため、幼馴染が手を差し出してくれたらその上にピアスを乗せる。]
(17) 2023/03/05(Sun) 1:05:33

【雲】 天原 珠月

[どれほど長い時をここで過ごすのだろうと思っていた。
とうに覚悟はあった。
心は落ち着いてきていた。

耳飾りの温もりが、彼の手の温度を思い起こさせるから、彼に贈った片方と通じ合っているようで嬉しかった。

しかし、異変は突然。
悠久の時を過ごすまでもなく、訪れた。

アスルがおじいさんになるどころか、おじさんになる暇もない、とペルラの体感時間は言っていた。
まさか何かあったのか、と青ざめたのは一瞬。
これはそういうものじゃない。
元の世界にあった不思議な力が充満していたこの場所に、まるで種類の違うだろう、異質な力が混ざり込んできていて。

悪い意志は感じない、けれど。
なにかを引き起こそうとしている、と。]
(D7) 2023/03/05(Sun) 1:06:16

【雲】 天原 珠月


 あなたは、だれ……?

[目の前に揺らぐ空か水か。
そこに映ったのは、自分とそっくりな姿。

正確には、髪や瞳の色が変わる前の、若い頃の自分と。

でもすぐに分かる。
これは記憶や過去なんかじゃない。
別人だ、それも恐らく、別の世界を生きる――。

誰かの声が聞こえた気がする。
混ざり合った力が、何かを動かそうと、変えようとしている。
必死で止めようとしても今の自分はまだ空っぽで。
尽きたばかりの力は戻っていなくて。

あの子が、引き込まれてしまう――ここへと。]
(D8) 2023/03/05(Sun) 1:07:07

【人】 天原 珠月

[それは、あまりに突然だった。

湖から、パシャン、と音がした。
驚いて振り返ると何もおらず、湖面には波さえもたっていない。
幼馴染も同じところを見ていたか、どうか。

一瞬、そこにあるはずのない月の光が揺らいだ気がした。
光の粒が散ったような気がした。
幻想的な光景に息を飲んだ、その瞬間。]

 ……えっ、な、……なに!?

[急に手を引かれた。見えない何かに。
幼馴染へ、彼へ、伸ばそうとしてもあと少し届かなくて。]

 ……雅空……っ

[湖に落ちたのではない。不審者のせいなんかでもない。
まるで魔法のように、神隠しのように、天原珠月の姿は星が煌めくように消えていった。*]
(18) 2023/03/05(Sun) 1:07:43

【雲】 天原 珠月


 ……へ!?

[最初に思ったのは、私湖に落ちたの!?だった。
目の前に広がる世界が、うつくしい青色をしていたからだ。

――私のピアスの石みたいで。……つまり、は。

そして落ちてきた身体を支えてくれたのは、自分より小柄で細身で、自分より年上そうで、自分と、そっくりな人。]

 え、実は夢見てる? もう寝てたの私?

[雅空兄ぃがいたら起こしてくれないかな。
多分今頃魘されているはずだから、と現実逃避しかけていれば、お姉さん(仮)が必死そうな顔で語りかけてくる。
これは真面目に聞かねばならないと思わせられるが、その前に、多分声まで自分とそっくりと知ることになった。]
(D9) 2023/03/05(Sun) 1:38:39

【雲】 天原 珠月


 落ち着いて聞くのよ。
 このままじゃ、貴女は変なところに飛ばされてしまうかもしれない。
 今の私はまだ力を足りないから……ごめんなさいね、貴女が元いたところに送り返せないの。

 ここに長く居るのは危険かもしれない。
 私は……いいけれど、貴女は巻き込まれたんでしょう。

[自分のせいかもしれない。
よく似た彼女を見れば、そう思わずにはいられない。
何かが作用し、こうして彼女を引きずり込んでしまったなら、どうにかしてまず無事を確保しなければ……。]

 ……私が元いた世界なら、行かせられるかもしれない。
 力の道筋がまだ残っている……そう、そうだわ。

[ほのかにあたたかな耳飾り。
触れればふわりと光の粒が集まり――道しるべが生まれた。]
(D10) 2023/03/05(Sun) 1:39:24

【雲】 天原 珠月


 は? 何言って……?

[訳が分からない。
でも仮に夢だとしても、真剣に聞かずには居られない雰囲気があったし、まだ幼馴染が起こしてくれる様子もなかった。]

 お姉さんの元いた世界って? 
 え? アスルって誰!? 外国人!?

[幻想的な光の道が現れる。
それを辿って行けとお姉さんは言い、時間さえあればどうにかしてみせるから、と自分の手を握りしめた。
ほぼ同じ顔をしていながら頼りになる表情で、優しさに溢れていて、淡い紫の瞳は強い意志を感じさせる。

アスル、という名前を口にしたときだけ。
切なげにも思える色が混じったのは気のせいだろうか。]
(D11) 2023/03/05(Sun) 1:39:58

【雲】 天原 珠月


 ええい、行くしかないか。
 
[夢なら起きて幼馴染を揺さぶるしかない。
なんで早く起こさないのって。

それに、このまま本当にどこかに迷い込むことになったら、会えなくなる気がして、恐ろしくなったのだ。
前に進まなければいけない、と思った。

あのお姉さんはともに来ないのだろうか。
元いた世界なら、道しるべが生まれたなら、一緒に来るんじゃダメなのかなと思うけれど。
しかし、光は自分が通ると消えていった。

光の終着点が見えてくる。風の音がする。
あの森の中だったらいいのにと思いながら、幼馴染の姿があればと願いながら、深呼吸して飛び込んだ。*]
(D12) 2023/03/05(Sun) 1:41:25

【雲】 天原 珠月


 ……ええっと。

 …………おかしなことになったわね。

[そっくりな少女を見送ったら。
今度は別の道が開けていた。
なんの意志なのか、悪戯心なのか、――ここにいても自分の力は吸収される一方で増える様子がないのは分かっていたから、何はともあれ、動いてみないと仕方がないのだけれど。

というか、そもそも巫女って消えたらどうなるのか。
なんていうのは、何も語られていないのだ。

歴代の巫女もこんな騒動に巻き込まれていたのかもしれない。
アスルにまた逢えたときは、そんな話もしよう。]

 ……あら、これも、なにかの道しるべ?

[あの少女と繋がる何かが、この先にある。
そう感じながら、ゆっくりと歩み、知らぬ世界へと。*]
(D13) 2023/03/05(Sun) 1:47:11

【人】 天原 珠月

[ばっしゃーん!!]

[夜の湖に今度は派手な水音と、水飛沫が上がった。
そこに彼がいたなら気付かざるを得ないだろう。
湖のほとりに、突然光に包まれるようにして現れる姿。

淡い月色の髪に、淡い紫にも青にも揺らぐ瞳。
白い踝まで隠れるゆったりしたワンピースに似た装束に、魔法使いかファンタジー漫画の登場人物が着ているような青いローブは繊細な銀の刺繍で彩られ、重厚でありながら軽やかで。

目が合えば、ゆったりとたおやかに微笑みを浮かべる。]

 ……なんだか派手な登場で、ごめんなさい。

[天原珠月にそっくりな女は申し訳なさそうに眉を下げてから、びしょ濡れのまま、綺麗な礼をした。*]
(19) 2023/03/05(Sun) 1:59:08

【雲】 天原 珠月


 ……。

[足を踏み出したら、そこは空だったのだ。
悲鳴をあげる暇もなく真っ逆さま。

なんなのよこれー!
こういう時ってペンダントが光って浮くんじゃないの!?

と心の中で叫んでも仕方のないこと。
真下には確か誰かいた気がするし、何かをぐちゃぐちゃにしてしまった気もするが、でもおかげで柔らかく受け止めてもらって、ふわふわしていた意識が途切れたのだったが……。]

 ……。

[目が覚めてから数分か、数十分か。
ひたすらじっと目の前の男性を見つめ続けていた。
いや、どちらかというと睨んでるというべきか。

瞬きすらサボり気味で、焚き火に照らされ乾燥して痛くなってきたが、まだ逸らさずにあざやかな紫に映し続けて。]
(D19) 2023/03/05(Sun) 2:49:21

【雲】 天原 珠月


 似てるけど……。
 もしかして生き別れのお兄さんだったりしないよね……?

 ドッペルゲンガーなら会わせられないな……。

[半分以上、現実逃避なのは自覚していた。
でも少しの間くらい待ってほしい。

自分そっくりのお姉さんと変な場所で出会ったかと思うと、別の世界に行かされたところまではいい。良くないけど。
その上幼馴染そっくりさんと出会うのは聞いてない!
これが映画なら要素詰め込みすぎでダメなやつではないか。

最初は髪の色と目の色に驚いて。
でも、本人と見間違えることはなかった。
それほど雰囲気が違ったからだ。

今語りかけてくる声も幼馴染とよく似ているけれど、低さや渋さだけでなく、含まれるものが違っているのが伝わってくる。]
(D20) 2023/03/05(Sun) 2:50:03

【雲】 天原 珠月


 へ? 飛行船? 飛行機じゃなくて?
 いや飛行機から落ちたら普通死んじゃうと思う……。

[やる気なさそうな響きだ。
おそらく面倒ごとが舞い込んだと思っているのだろう。
このそっくりさんには申し訳ないが、こちらも色々とトラブルに巻き込まれて頭がぐるぐる状態なのである。
正直泣きたいし、わー!と叫びたいくらい。]

 あのー……うーん……。
 ここって日本じゃないですよね?

[一応聞いてみる。一応。]

 あとここって夢の世界でもないですよね?

[さらに一応。どこか縋るように。
それから突然、自分の頬をパチンパチンと叩き始める。
夢じゃない、とポツリと呟き肩を落とした。*]
(D21) 2023/03/05(Sun) 2:58:07

【人】 天原 珠月

[湖の畔から、こちらを見つめる姿。>>26
街灯からは逆光になっていたが不思議なほど鮮明に目に映る。

星の光を映すような銀白色の髪。
レンズ越しでも何故か分かる、瞳の青。

ああ、と息が零れそうになった。
胸の内がいっぱいになり、溢れそうに苦しい。

――、と、心が名前を呼ぶ。

予感はしていたのかもしれない。
自分とそっくりな少女が現れたときから。
その少女と強い縁で結ばれている相手なら、並んだ番はと思えば、目の前の彼の姿は泣きたいほど理解できた。
しかしそれも此方からの勝手な見方だとも分かっていた。

昔ならいざ知らず、驚きも動揺も今は覆い隠せるし、長年の巫女として身につけてきた表情と仕草も使いこなせる。
優雅ともいえる挨拶はそうして出てきたものだった。]
(57) 2023/03/05(Sun) 19:59:40

【人】 天原 珠月



 私の名前は、ペルラ。


[端的にまずは下の名前だけを伝えて。
まるで相手を慈しむように、柔らかな笑みを浮かべた。]
(58) 2023/03/05(Sun) 20:00:09

【人】 天原 珠月

[きっと彼は事態が分からず、少女のことを心配している。
少しでも落ち着いてもらうのが先決だった。
自分でもよく分からないことだらけではあるが、ここは心を強く持ってしっかり者らしくせねばならない。

堂々とした豪胆さなどは『彼』の方が上手だったのだけれど。
ふっと思い浮かべた姿に内心で緩く首を振る。]

 多分、その私にそっくりな女の子に会っているわ。
 ついさっきね。私のいた場所に迷い込んできたの。

[引きずり込まれてきた、が正しい気もするが。]

 関係は確実にある……から、ゆっくり説明させてくれる?

[ほんのり困ったように首を傾げたのは、湖から上がって、彼と同じ場所にとりあえず行きたかったから。
ここがどんな世界のどんな場所か分からないが、周りに関係のない巻き込みかねない人がいなさそうなのは幸いだった。]
(59) 2023/03/05(Sun) 20:03:12

【人】 天原 珠月


 まず、何から説明しましょうか。
 そうね……私はこの世界とは別の世界の人間なの。

 お伽噺みたいだけれど、ね。

[此処の世界のことは何も知らないけれど、と前置きした上で。

自らの世界では、遠い昔に大地や海というものは滅び、点在する空に浮かぶ島に人々は暮らしていること。
人々の一部には不思議な力を生まれつき持つ者がいて、自分はそれであり、島では『巫女』の役目を担っていたこと。
巫女とは島そのものが浮遊するための力を補助する者であり――自分はつい先日力を使い切り、役目を終えたこと。

正直3行で説明する方が難しい情報量ではある。
どうにか頑張ってはみたが、彼の反応はどうだったろう。
質問があればその都度、言葉を尽くすつもりだけれど。]
(60) 2023/03/05(Sun) 20:04:22

【人】 天原 珠月

[しかし一番彼が気になるのはここだろう、と。
一際真剣な表情に変わると、まっすぐに彼の瞳を見つめた。]

 あなたの探している女の子は、役目を終えた私がいた、狭間の世界のようなところに突然やってきたの。
 正直、理由は分からない。
 私は急いで元の世界に帰してあげようとしたのだけれど……ごめんなさい、まだ力が戻っていなくて、無理だった。

[自分の力さえあればどうにかなったはず、と。
静かに語る声には、強がりではない、誇張でもない、長年連れ添った、長年修行により磨いてきた、自分の一部である能力に対する確固たる自信が表われていることだろう。]

 あのままだと、全く知らない世界に飛ばされる可能性があったから、私の独断で……私が元いた世界に行ってもらったわ。
 その時に唯一、行く道の分かる世界がそこだった。

[ゆっくりと落ち着いた声音を心がける。
どんな反応をされようと、視線は逸らさずにいよう。]
(61) 2023/03/05(Sun) 20:05:18

【人】 天原 珠月


 私のいた世界には……、

[片方の耳に艶めく真珠の耳飾り。
もう片方を持つのは――誰よりも大切なひと。

役目を終えた自分が置いてきてしまった、愛するひと。]

 誰よりも、一番、信頼している人がいて。
 女の子には彼の元へ行くようにと背を押したから。

 だから身の危険はないわ。大丈夫。
 彼なら絶対に……彼女を守ってくれる。

[はっきりと言い切った。

それでも完全に安心できるものではないだろう。
しかし正直に話すと、これしか言葉にならないのだ。*]
(62) 2023/03/05(Sun) 20:06:24

【雲】 天原 珠月

[なるほど、この人はひとりっ子と。
そんな情報から得ることになったのは、幼馴染そっくりさんが意外なほど律儀に呟きにも答えてくれるからだった。
最初の印象は幼馴染に似ている!ばかりがあるせいで良いも悪いもなかったが、悪い人ではなさそうな気がする。
……いや、まだ判断が早いか。

自分はそれなりに警戒心はあるほうだと思う。
高校までは長い黒髪が人形のようだったのか変な絡まれ方をされたり、髪を染めてからは軽くて遊んでいると勘違いされたり、面倒ごとに巻き込まれかけることがそれなりにあったからだ。
その全てが未遂であり、あまり嫌な思いもせずにすんだのは、気付いたらそばにいて話を聞いてくれる――幼馴染がいたから。

だから、自覚するようになり、今も気を張っている。
最近はそうでなくとも、いつまでも幼馴染を心配させてはいられないと意識しているところだったのだ。]

 ……。

[だが目の前の男性に失礼な態度をしたいわけでもない。
最低限の礼儀はかかさないつもりだが――毛を逆立てている野良猫みたいな有様ではあるかもしれなかった。]
(D25) 2023/03/05(Sun) 20:28:00

【雲】 天原 珠月


 上等な服?
 これ、普通のキャンプ用の服だけど。

[白のジャンパーにシャツに春用ニット。
デニムのスキニーパンツに、バイクに乗る幼馴染が履くのに憧れてこっそり真似した革製のアウトドアブーツ。
とても安物は選んではいないけれど、この年齢の学生が買いそろえられるものなのでそれなりだろう。]

 オイル……なるほど?

[さすがにヘアオイルの話ではないのは分かった。]

 ええっ、日本、聞いたことないの……ですか……。

[最後に頑張って敬語に直してはみる。
どう見ても年上だ――幼馴染よりプラス5歳はいってそう。]
(D26) 2023/03/05(Sun) 20:30:19

【雲】 天原 珠月


 アスル・ラーゴ、アスル……アスル……?

[名前を教えて貰う。
頭の中になにか引っかかり、何度か繰り返す声が、目の前の男性にとってどんな風に聞こえるか知る由はない。
ただ先ほど出会った女性と自分の声はよく似ていた。]

 わぁ、こんな飛行機あるんだ……。

[飛行士であること。
あれが乗っている飛行機であること。
まるで小さい頃に見たアニメ映画みたいで、これは外国に飛ばされたという次元ではないのは肌で感じつつ。
野営という単語に落ちてきたときの状況が頭を過り、気を失う前に見てしまったあれこれが、]

 って、その前に! あなたが、アスルなの?

[やっと思い出した。そうだ、アスル。
この名前をあの女性が言っていたではないか。]
(D27) 2023/03/05(Sun) 20:38:49

【雲】 天原 珠月


 私、少し前に変なところに飛ばされたというか……。
 信じられないとは思うんですけど……その、此処とは違う湖を幼馴染と散歩してたら、急に、神隠しされたのかな……?
 
[自分で言っていて混乱しそうだ。
軽く身を乗り出しながら、必死で言葉を探して。]

 着いたのは、一面が青い不思議な場所で。
 水の中に落ちたみたいな、空の真ん中みたいな感じで。

 そ、そこで、女の人に会ったんです。
 私よりきっと少し年上で。

 ――そのひと、私と、本当にそっくりだった。

[顔立ちは鏡を覗いたのかと思うほどに。]
(D28) 2023/03/05(Sun) 20:46:58

【雲】 天原 珠月


 その女の人が、言ってました。
 
 私がどうにかするから。
 ……あなたはアスルのところに、行っていなさいって。

 そこなら絶対に安全だからって。

 あの人が耳飾りに触れたら、なんか光る道が出来て……それを辿って、穴から踏み出したら、落ちちゃったの。

[ニホンがどこか考えてくれようとしている姿。
話を遮ってしまう形になっているが、これは先に伝えておかねばと、アスルさんがそのアスルなの?と首を傾げた。*]
(D29) 2023/03/05(Sun) 20:53:11

【人】 天原 珠月

[彼が思考に沈んでいる間は静かに待っていた。
前にいた世界とは違う世界。
水の香りも風の温度も違う。
でもそれらがどんなものか受け止めるより、今は彼と対話する方が大事だと、意識からは逸らしていた。]

 ……ええ、どうぞ。

[ペルラ、と呼ばれた。
そう教えたのだから当たり前なのだけれど。
少し心臓に悪いな、と思う。

改めて背筋を伸ばし、目の前の彼に――ガク>>70に向き直る。
質問をしっかりと聞くために。そして。]
(82) 2023/03/05(Sun) 22:09:32

【人】 天原 珠月


 あの女の子はミツキというのね……。

[ひとつ頷いて。]

 できると思う。
 いえ、どうにかしてみせる。
 
 私の力は元いた世界の島の力ともう結びついているし……ミツキはもう島に着いてはずだから、より都合がいいわ。
 この世界から私が力を使って、一気に連れてくる。

[水のある場所の方が有り難いから、力が貯まって儀式をするなら此処がいいかしら、とまで口にしてから。]

 ……此処の湖って、何か特別な場所だったりする?
 なんだか不思議な気配があるような……。

[じっと自分が現れた湖面を見据える。
今はもうあるはずのない月光の揺らぎも、星の光も散っておらず、穏やかに時折風に波立つばかり。]
(83) 2023/03/05(Sun) 22:10:53

【人】 天原 珠月

 
 というか、この辺り全体……?

[ふと何かを感じ取ったかのように振り返る。
しかしそこには何もいない。
――その更に先の先、木々を抜けた向こうには朧な人影>>0があると今は知ることはなく。]

 これも不思議なのだけれど、私の力は尽きたはずなのに、此処にいると、少しずつ戻ってくるのを感じるの。

[ガクからも見えるように両手のひらを上にして。
彼からは何語かも分からないだろう祈りの言葉の最初を紡ぐ。

すると、最初はしんと静まりかえっていた湖畔に。
かすかな滴の落ちるような音が響いてくるだろう。
湖からでもなく、小川からでもない、まして雨が降り出したわけでもなく――ふわり、手のひらの上に光の波紋が広がった。

そのまままるく形作ろうとするように集まろうとして、ふいにぱちん、と泡が弾ける音とともに光が消える。]
(86) 2023/03/05(Sun) 22:32:20

【人】 天原 珠月

  
 ……さすがにすぐは無理みたい。
 ごめんなさい。

[これだけでどっと身体が重くなる。
空っぽの身体にはまだほとんど力が貯まっていなかった。
目の前の彼の力に早くなりたかったのだが、さすがに無茶をしかけたと苦笑してしまう。]

 これでも、信じてもらえる要素になった?

[少し疲れを滲ませながらも、微笑んで首を傾げた。*]
(87) 2023/03/05(Sun) 22:32:55

【雲】 天原 珠月


 
 ……。

[あ、なんだか。表情の感じが変わった。
幼馴染とよく似て、でも違う顔が、やわらかな色を湛える。
自分とそっくりの女性の話をしたときのこと。
一瞬でも逃さずに目に留めてしまってから。]
(D35) 2023/03/05(Sun) 23:50:38

【雲】 天原 珠月

[名前を聞かれてハッとした顔をする。
そうだ、名乗り忘れていたと今になって気付いたのだ。

……だって、顔が似てるんだもの。
自分の名前を知られている気がなんとなくしてしまって、そのせいだって心の中だけで言い訳しておく。]

 私の名前は、天原珠月っていいます。

[喋りやすいようにと言われたが一先ず敬語で。
座ったまま背筋を伸ばし、膝に置いた手をぎゅっとして。]

 アスルさんの名前からすると……ミツキ・アマハラって言った方が分かりやすいのかも。

[どんな呼び方をされても気にしない、と此方は返しつつ。]

 おいって名前じゃないから、それは嫌。

[そういうところはキッパリと言う性格。
まだ知り合って間もない男性と、見知らぬ場所で、他に人も居なさそうで――強い態度に出すぎるのは普通なら控えるところだが、アスルという人には自然と出てしまう。
やはり幼馴染とそっくりだから、か。]
(D36) 2023/03/05(Sun) 23:50:49

【雲】 天原 珠月


 ……えっ、私のこと……受け入れてくれるの?
 結構な面倒ごとだとは思うけど……。

[ぱちぱちと目を瞬かせる。
受け入れてくれないと完全に路頭に迷うから困るけれども、出会った当初から彼の様子はどこかやる気がなさそうというか、気力がなさそうというか、正直に言うと、何か悲しいことでもあった後なのかなーという感じがしていたから。

自分の拙い説明がどう伝わったのかイマイチ分からないが、アスルにはなにか納得がいったのだろうか。
あの女性の存在が大きそうには思える……かな。]

 身を任せる……?

[何がどうしてそうなるんだ、とはまず思った。
けれどアスルの神妙で真っ直ぐな眼差しに、変な考えは見えず、レンズ越しでもないその色はなかなか心臓に悪い。
知らず知らず息を詰めたせいで首や顔が熱くなる。]
(D37) 2023/03/05(Sun) 23:51:43

【雲】 天原 珠月


 えっ、私もあの飛行機に乗っていいの?

[しまった。
こんな事態なのに声が弾んでしまった。
なにはしゃいでいるんだと冷めた目で見られないだろうかと、決まり悪そうに首をすくめて。]

 そっか、アスルさんが運転するんだ……。
 これは映画やアニメの中じゃないんだもんね。

 …………。

[信じられるか、と問われているのだろうし、信じられないなら危険だ、と前もって教えてくれているのだろう。
彼自身に危険が及ぶのがあるとしても親切で丁寧だ。
飛行機を見て、アスルを見て、空を見上げて、握り拳で深呼吸をし始める時点で乗ろうという気持ちは固まっていた。

助けが来るまでじっとしているわけにもいかない、だろう。
何日かかるか分からないのだ、ここで野営しているアスルをずっと引き止めるわけにはいかないのは分かる。
ならば信じる信じないよりも覚悟せねばに意識がいっていた。]
(D38) 2023/03/06(Mon) 0:03:58

【雲】 天原 珠月

[だって、絶対に帰らなきゃいけないのだ。
何があっても、何に耐えてでも、諦めないで、あの女の人が無理でも自分で方法を探して、元の場所に戻らないと。

――幼馴染のとなりに。]


 ……っ、大丈夫って。

[実はよく覚えている、出会ったときの幼馴染の台詞。
言い方だって少し違うし、あの頃の幼馴染も今考えるとまだまだ小さな子供で、きっと必死で言ってくれた言葉で。
アスルのようにあやすような響きではなかったと思う。
なのに、やっぱり声が似ていて。幼馴染に、会いたくて。
似ているから安心しかける自分が、何だか嫌で。
こみ上げる泣きたくなる衝動に耐えるため、しかめっ面をしてしまえば、アスルはどう受け取ることだろう。]

 信頼って、そんな簡単にできるのか分かんない、です。
 ……でも今、一緒に飛行機に乗るの怖いとか嫌とか思ってないから、……そりゃいざとなったら怖い気持ちは湧くかもしれないけど我慢は頑張るし、迷惑はかけないようにできるだけするから……よろしくお願いします。

[自分なりに誠実に答えたつもりだった。]
(D39) 2023/03/06(Mon) 0:21:43

【雲】 天原 珠月


 あと、そのー……。

[ちらっと見て、逸らして。]

 信頼される要素がないってことはない、と思うので。
 アスルさんはそんな風に言わないで良いです。

 ちゃんと私の話を聞いてくれるし、真っ直ぐ目を見てくれるし……おかげで、私は少し落ち着けているから。

 ありがとうございます。

[微妙に照れくさくなってきて、地面に足先を擦る。
お礼はちゃんと言わないといけないのに。]
(D40) 2023/03/06(Mon) 0:25:53

【雲】 天原 珠月


 それと、えっと。
 ちゃんと覚えてないんですけど、そのテントをぐしゃぐしゃにしちゃったの、落ちてきた私ですよね?
 
 ごめんなさ……あ、ああ!?

[急に一緒になって思い出してしまった光景があった。
近づいてくる地面、テント、近くの人影、ピントが合った瞬間に見てしまったのは――いやいやまだぼけてたけど!]

 な、ななな、なにも他は見てないんで!
 とりあえずその! 上着の前! 閉めてください!

[急に立ち上がると、勢いよく後ろを向いた。
幼馴染とあれだけ一緒に過ごしてきて、部屋着もパジャマ姿も嫌というほど見てきたが、下着姿もない、はずで。
なにかに絶望したかのように頭を抱えるのだった。*]
(D41) 2023/03/06(Mon) 0:34:03

【人】 天原 珠月

[ガク>>94からするとこの湖は何か特別ではないらしい。
首を傾ぐ彼をそっと見つめてから。]

 私も不思議のひとつでしょうからね。

[同じように湖へ、真剣な視線を向ける。
夜の湖面は静けさが漂い、底知れない雰囲気もある。
自らの世界では数え切れないほど様々な湖に出向き、祈りを捧げる儀式を行ってきたが、勿論そのどことも違っていた。

ちらりとガクを横目にうかがう。
鼻の高さ、口元から顎のライン、何かを見つめ細まる瞳。
自分が10代の頃いつも見上げていた『彼』の横顔の記憶と重なってから、差異が心に痛みと安堵をもたらす。]

 そう、なら良かったわ。
 ……ミツキはガクにとってとても信じられる人なのね。

[照れくさそうにしている気配を感じ取って。>>95
ガクの年の頃は自分の世界と違って服装から職業を読み取りにくいのもありよく分からないけれど、今の姿はより年若くも見え、心の内に柔らかなものが湧いた。]
(124) 2023/03/06(Mon) 13:59:25

【人】 天原 珠月


 やっぱりガクから見ても、私とミツキは似てる?
 こちらも出会ったとき驚いたものね。

[でも髪と瞳の色は違うだろう。
パッとしか見られていないが、ミツキの髪は夏の向日葵を思わせるような金色で、瞳は濃くあざやかな紫だった。
まるで力で溢れていた頃の自分のようだとは言わないが。
昔の自分の方がさらに似ていたかもと呟けば、ガクには年齢の方の話と受け取られたのかもしれない。]

 ありがとう、……お言葉に甘えて、休ませて貰うわ。
 それ以外に方法も思いつかないし。

[元の世界でも特効薬のような便利なものはなかった。
儀式の後で消耗したときは睡眠と食事が大事と教えられていたし――自分としてはちゃんと特効薬があったのだが、ガクの前で口に出来るものではないので、しまっておく。
『彼』は儀式の後、絶対にともにいる存在だった。]
(125) 2023/03/06(Mon) 14:01:32

【人】 天原 珠月

[湖から離れ、濡れたローブと服の裾を引きずらないように両手で持ち上げながら、ガク>>97に案内されて歩を進めていく。
新月の夜は暗いはずなのにところどころ明るいのは街灯のおかげなのだろうが、元の世界との違いはデザインより何より中で灯が揺れていない気がするのが不思議だった。]

 わぁ、大きなお家。

[木製のしっかりした作りの家だ。]

 湖の本当にすぐそば……昼間は景色が良いでしょうね。

[何かを思い出すように柔らかく目尻が下がる。]

 ここにミツキと住んでいるの?

[当然のように普通の住居として受け止めていた。
コテージがどんなものか説明して貰えたかもしれないが、物珍しげにきょろきょろ見回す瞳がだんだんと眠気に潤み、堪えるように目を擦る姿が分かりやすくなってくるだろう。]
(126) 2023/03/06(Mon) 14:02:23

【人】 天原 珠月


 ……しゃわー? 水浴びをする機械があるの?

[こてんと首を傾げる。]

 この小さな部屋で服を脱いで入るのね。

[脱衣所でそう頷くが、さすがに説明してくれているガクが居るままで脱ごうとはしないから安心して欲しい。
『彼』以外の異性の前でそうしない礼節は弁えている。
すでにびしょ濡れの装束の薄い布地が手足に張りつき、ローブに隠れない手足を透かしているが、そこは仕方ないのだ。]

 で、これを、こう……きゃっ、水が出てきた!
 
[最初は冷たかったのに、すぐに温かくなり、湯気がもうもうとたっていくのに目がまん丸になってしまう。
この管の先で火が温めているということか。
全て理解するのは難しそうだが、それなりに好奇心と探究心はあるほうで、まじまじと色んなものを眺めている。
ガクに最低限だけでも説明してもらえれば、どうにかこうにか、身体を清め、温めることはできるだろう。]
(127) 2023/03/06(Mon) 14:04:03

【人】 天原 珠月


 驚くものばかりで、目が回りそうだったわ。
 お湯を貸してくれてありがとう。

[シャワー室に入って暫く。
物を落としたり軽い悲鳴は聞こえていたかもしれない。
でも怪我や火傷はした様子なく、ガクに渡された、柔らかな生地の膝下丈のワンピース型パジャマにスリッパを履いて、ぺたぺた歩く音を立てながら出てきたのだった。
腰まである髪は湿ったまま結ばれてすらいない。]

 この世界の人は、髪や身体に色々つけて洗うのね。
 とても良い香りがする……。

[ガクが使うよう教えたのはどれだっただろうか。
それからまた、眠たげに目を擦った。*]
(128) 2023/03/06(Mon) 14:14:50

【人】 天原 珠月

[キッチンカウンターの前の席に腰掛ける。>>147
ほんのりミルクの香りがすると思っていたら、湯気のたつマグカップが差し出され、つい顔が綻んでしまった。
こんな状況でも空腹には正直なのが自分らしい。
ガクの前でお腹を鳴らさなかっただけ良かった。]

 あ、……蜂蜜入り、ね? ……ふふ。

[この甘さはミルクだけのものじゃない。
『彼』はよくお茶に蜂蜜を垂らしてくれたっけ。
身体が温まるし、美味しい、とシャワーだけでなく温まる身体に頬をふんわり染めながら、少しずつ飲んでいく。]

 なるほど、国民性はこだわりに繋がるものね。
 だからお風呂にあんなに色々設備がある……。
 あちらの空にかける情熱とも似ているのかしら。

[飛ぶのは絶対に必要だから……と呟いたところで。
気が緩んだのだろう、欠伸が我慢できなくて、慌てて口に手は当てたものの眠たそうなのは伝わってしまった様子。]
(149) 2023/03/06(Mon) 21:02:50

【人】 天原 珠月


 はーい。
 
[寝床の場所までちゃんと教えて貰って。>>148
自分の方が年上だと思うのに、ほんのり気恥ずかしい――ガクが『彼』に似ているのは別にしても、である。
有り難く今夜はもう寝かせてもらうことにしよう。
何より睡眠を身体が欲しているのは事実だった。]

 苦手な食べ物は、特にない……と思う。
 私のいた世界の基準だけれど。

 あら、料理人さん志望なのね。
 
[それは楽しみ、と眠気に頭を半分くらい支配されている故の、巫女らしくない子供のような期待の瞳を覗かせて。]

 おやすみなさい,ぁ……、――ガク。

[急な階段を上り、屋根裏部屋にやってくる。
ふたつ並んだベッドとその近い距離にぱちぱちと瞬きをする。
ここにガクとミツキは眠るつもりだったのか、と。]
(150) 2023/03/06(Mon) 21:18:10

【人】 天原 珠月


 長く一緒にいた……。
 私とアスルもそうだったな……。

[どちらのベッドを借りて良いのかまでは聞いていなかったが、女性ものらしい荷物が枕元にあるほうを選んだ。
荷物には勝手に触れず、落とさないようにだけ気をつけて。
そろりとベッドに寝転がり、天窓から空を見上げる。]

 ……ここも、今夜は新月なのね。
 
[自分がいた世界で自分が消えた夜もそうだった。
もう遠い昔のようにも、ついさっきのことのようにも感じる。

ミツキは今頃どうしているだろうか。
無事に『彼』に出会えただろうか。
あちらは、消えたあとにもお願いごとか、とか。
思ってそうだなぁ。どうだろう。

『彼』によく似たガクは、自分によく似たミツキを大切に思っているらしい――なんの運命か、だからこそ起こった何かなのか分からないけれど、どうにか元に戻さないといけない。]
(157) 2023/03/06(Mon) 21:29:28

【人】 天原 珠月

[しかしまぁ、それにしても。]

 ……。

 …………このベッド、柔らかさ具合が良すぎる……。

[この世界、もしや寝具にもこだわりがありすぎるのではないか。
恐れおののきながら、いつしかぐっすり眠りの中へ。*]
(165) 2023/03/06(Mon) 21:32:06
 




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