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【墓】 木峰 海斗* * * [ 布団に潜り込んで待っていれば、 兄貴は、片手にグラスを持って戻ってきた。 父のとっておき、という奴。 グラスの中で揺れる煌きを、ぼんやりと見つめて 心の内を吐露すれば、おなじだったと、と。] (+46) 2021/12/13(Mon) 10:06:52 |
【墓】 木峰 海斗[ グラスを呷って、喉元が上下する。 その光景すら少しだけ、どきり、としてしまう。 頬が赤くなりそうなのを、隠すように布団を被って 抱きしめられてもいないのに、兄貴の匂い包まれて これは逆効果だな、と顔をまた出して。 近づく足音に視線をあげて、 抱き寄せながら、一緒にまた横になる。 怖いものなんて、なにもない。 そんなことは、本当は言えないけれど。] ……その言葉、忘れんじゃねーよ? [ ずっと、な―――。 その言葉を信じるから。 ] (+47) 2021/12/13(Mon) 10:06:55 |
【墓】 木峰 海斗[ 髪を撫でる感触が気持ちよくて、 さすがに疲れた身体から力が抜けていく。 子どもに聞かせる御伽噺。 寝物語の絵本の終わりの言葉。 しあわせな しめくくり ふわふわとした、微睡みの中で、 それを耳にしながら、ふにゃと、 仕方がねーな 夏生だから、許してやるよ、って 至極幸せそうに、破顔った―――― **] (+48) 2021/12/13(Mon) 10:06:57 |
【独】 木峰 海斗/* いやいや、俺もいろいろ予定で振り回してるし! 無事に済んでようで良かった! なぁ、本当、村がなんで終わっちゃうんだろうな…… (-12) 2021/12/13(Mon) 10:07:51 |
【人】 木峰 海斗[ あれから、何度か切り出そうとして、 他の奴らの邪魔が入ったり、タイミングを掴めず、 首につけられたキスマークのことは、聞けず仕舞い。 何か、切っ掛けはと思っていれば、 以前、借りた参考書のことを言われて、 そういえば、返してなかったことを思い出す。] あぁ? あ、あぁ……今は使ってねーや 明日、持ってくるか―― それか、急ぎなら今日取りに来るか? [ いつもの調子で、明日。 と終わらせようとして、一瞬だけ考えて。 いい機会かと、家に誘ってみたが、 割と察しのいい此奴が、 ずっと俺に何も言ってこなかったことが、 少しだけ、引っかかっていた。 分かってて、避けていたんじゃないかって らしくなく、少し伺うような瞳で見つめてみたが] (1) 2021/12/13(Mon) 23:20:31 |
【人】 木峰 海斗[ 友人を家に誘ったのは、大分久しぶりだ。 兄貴と恋人関係になる前は、時々誘っていたが、 夜遊びに出ていた兄貴とは、 そう多く顔を合わせることはなかっただろうが 数度くらいはあっただろう。 今日は、早く帰ってきてないといいんだけど、 キスマークをつけたと思われる奴と、 意図せず、顔を合わせることになったら、 そこだけ少し心配だったが、真相を確かめないと、 睦月との距離感を考えあぐねて、 気持ちが悪いのも確か。 二人で一緒に電車に揺られて、 お互いスマホを見ながら、時々、最近のドラマや 他の友人に彼女ができたとか、フラれたとか、 他愛もない話をしながら、家路についた。] (3) 2021/12/13(Mon) 23:20:38 |
【人】 木峰 海斗ちゃんと手洗えよ、 あとは、リビングで、 適当に座って待ってろよ [ カチャリ、と鍵を開けて入った家は、 変わらず、この時間は誰もいない。 ただいま、なんて小さく律儀に口にしながら 自分はさっさと手洗いを済ませて、 返すものを先にとってこようと、 俺は、一人、二階へ向かった*] (4) 2021/12/13(Mon) 23:20:45 |
【人】 木峰 海斗おっかしーな、 ここだと思ってたんだけど [ 仕舞ったはずの場所に、目的の参考書がなくて。 記憶を辿るように、部屋をぐるりと見渡す。 空調の聞いていない部屋は、 少しずつ、涼しくなってきたとはいえ、 さすがに暑くて、とりあえず窓を開けて、 薄いハイネックのシャツの首を、伸ばして、 パタパタと仰いだ。 項に並んだ、赤い花弁が二片。 多少薄れて、薄桃色に近い色合いになっていた。 暑いが、絆創膏を貼るのは、逆に目立つし、 こうして消えるまで隠しておこうと思っている。 だが、完全に消えるまでに、 睦月には、きちんと確認をしておきたい――] (14) 2021/12/14(Tue) 9:48:30 |
【人】 木峰 海斗ってのに、見つからねー [ 引き出しの中を見たがなく。 本棚を上から順番に、確認する羽目になり、 ぶつくさ、言いながら探していれば、 階下で物音がして、兄の呼ぶ声が聞こえれば] やっば、 [ 兄貴が帰ってきた。] (15) 2021/12/14(Tue) 9:48:32 |
【人】 木峰 海斗[ 本棚の奥に仕舞っていた参考書を見つけ出して、 慌てて引っ掴んで、階段を下りていけば、 一見、和やかそうにソファに座って、 二人は、コーヒーを飲んでいた。] 睦月、待たせて悪い ほら、これだろ? [ たん、と足音を鳴らして、兄を無視して、 睦月の方に近づくと、本を差し出した。 それから、ちらっと兄貴の方に視線をやって、] じゃ、こいつ駅まで送ってくる [ 親指で、友人を指せば、 そのまま、くるりと踵を返して、玄関へと向かった。] (33) 2021/12/14(Tue) 22:41:47 |
【秘】 天海谷 睦月 → 木峰 海斗なぁ、海斗…… [ ゆっくりと、振り返って。 自分の項を指さして。] ごめんな [ 少しだけ眉を下げれば、唇だけで、 謝罪を言葉にして。] (-33) 2021/12/14(Tue) 22:42:03 |
【人】 木峰 海斗[ 駅まで送ることを断られれば、 さて、話す機会をどうするか。 そんなことを考えながら、玄関に立って、 靴を履く姿を眺めていれば、出ていく間際に此奴。 いとも簡単に、俺が悩んでいたことを さらっと謝罪してきやがった。] はぁ? ちょっ、 睦月っ!!! [ しかも、こっちの文句は聞きやしないときた。 この野郎、と悪態を吐きながら、 それでも、結局許してしまおうとしている俺がいる。 はぁ、と深くため息をつけば、 たんたん、と、不機嫌を隠さない いつもより足音でかくリビングに戻る。] (37) 2021/12/14(Tue) 22:42:09 |
【人】 木峰 海斗それで? メシって何の話だよ? [ 腕組みをして、弟ではない顔を向ければ、 なんと返ってきたかな。 どんな答えでも、溜息を吐いて。 ソファに座った兄貴を後ろから、 そっと、抱き寄せれば] (38) 2021/12/14(Tue) 22:42:11 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生まぁ、俺は心が広いし……許してやるよ [ 鼻腔を擽るコーヒーの香りと、 それに混じる兄貴の香りに瞳を細めた。 まぁ、ダイニングの椅子にかかった ジャケットの匂いに気づいたら、 少し怒るかもしれねーけど、知らぬが仏。] (-34) 2021/12/14(Tue) 22:42:13 |
【人】 木峰 海斗犯人……わかったけど、 まぁ、大丈夫だろ? [ もう隙は見せないし。 あの様子なら、反省はしているようだし。 少し甘いかもしれないが、 兄貴が文句を言わないのなら、このまま あのことは忘れるつもりで、そう零した。 あとで、なんか奢れよくらいは、送っておくけど。 今は、一つ悩みが解消して、 胸の中に蟠りが、多少解れたから。 腕の中のぬくもりに体重をかければ、 首筋に顔を埋めて、ちゅっと軽くキスをして、] (39) 2021/12/14(Tue) 22:42:17 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生俺が 好き なのは、夏生だけだし……な?[ くす、と笑えば、 また、小生意気な顔をして、 俺はこうして、甘え続けるんだ。 これから先も―― ずっと、*] (-35) 2021/12/14(Tue) 22:42:20 |
【独】 木峰 海斗/* ゆきりん、こちらこそ 大変な中、たくさんありがとー! 俺も海斗をまた動かせて楽しかったよ!! 兄貴は、かっこいいし、可愛いし まぁ、その愛してるよ!!! (-32) 2021/12/14(Tue) 22:43:58 |
【人】 木峰 海斗心の奥底で、ずっと粘つき、燻っていた。 ―――― 許されない 恋 心。あの日、 捨 てようとした想いは、あの日、掬われ繋がり 重 なった。 (40) 2021/12/14(Tue) 22:59:53 |
【人】 木峰 海斗絵本や童話、御伽噺たちとは違う。 これは現実だから、物語の締めくくりも、 誰にとやかく言われる筋合いはない。 あれから先も続いている。 この物語は、幸せなものなんだって。 読者のいない物語なのだから、 結末が幸せかどうかは、 ―――――――― 俺たちが決めていいだろ? だから、これからも俺たちは紡ぎ続ける、 (42) 2021/12/14(Tue) 22:59:57 |
【独】 木峰 海斗/* 睦月はたぶん、じゃじゃ馬か、大人しいの 0か100かみたいな、感じで。 彼女のタイプに一貫性はない気がするけど。 手に余りそうではある。 (-44) 2021/12/14(Tue) 23:05:33 |
【独】 木峰 海斗/* いつも、ギリギリをせめないシスメを落とす村建てなんでな シスメの後に灰があっても気にしないし!! なんなら、俺が一番しゃべってるもある。 (-45) 2021/12/14(Tue) 23:07:21 |
【独】 木峰 海斗/* そ、尊敬……って言われると照れるな…… 何気ないことを、丁寧に見守っててくれれ 褒めてくれるゆきりんを俺もすごいと思うし、 大好きだよ!! (-49) 2021/12/14(Tue) 23:12:25 |
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