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【人】 朝日元親[ 先生がボクを落ち着かせるように教えてくれた。 恐らく無理をしていたんだろうと。 大切な人が自分の記憶を無くしてるなんて 平静を保っていられるはずがないと。 ボクは思う。 ボクが彼女に甘えきっているだけ 彼女が心の傷を悪化させていく。 恋人とそっくりな皮を被った誰かが 恋人と同じ声で、表情で 他人の面をしていのだから当然だ。 (39) 2022/11/01(Tue) 14:26:07 |
【人】 朝日元親[ ボクなんていない方がいい。 そう思ってしまうしかないような状況。 ボクは思わず眉間を指先で押えてしまった。 「さっさと別れてよ。あの子の為に。」 聞き覚えのない声が、言葉が ボクの心を激しく締め付ける。 触れただけで分かるほど露骨な悪意が 今度はまるでボクの方へ矛先を向けたみたいに。] (40) 2022/11/01(Tue) 14:27:00 |
【人】 朝日元親[ そんなボクにトドメを刺すように。 眠る彼女の傍にあった鞄をみつけてしまう。 破かれた教科書が ハツナさんの人柄が結びつかない以上 導き出された可能性は一つだけだった。] (41) 2022/11/01(Tue) 14:27:35 |
【雲】 朝日元親[ 彼女に背を向けるボクの表情が もう人のそれでは無いことは誰も知らない。 消えてしまいたいという衝動の裏で 消してしまいたいという悪意が渦巻く そんなボクのことなんて、誰も……………。] (D8) 2022/11/01(Tue) 14:29:26 |
【人】 朝日元親[ 思わず、振り向いてしまう。 まさか彼女が起きてしまっていたなんて。 ボクは動揺を悟られまいと小さく深呼吸をする。] ご、ごめん。起こしちゃったかな。 [ 見たくなかった、彼女の泣き顔なんて。 それでも引き出してしまったのはボク自信だから。 その事実からは目を逸らさぬように ボクは彼女の眠っていたベッドの傍に座る。] (42) 2022/11/01(Tue) 14:32:22 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ[ 座るとボクは彼女の目を見つめる。 傍にいてあげるとボクが言ったのなら ボクは本当に彼女が好きだったんだと思う。 今のボクにとってだって 彼女は特別な存在だ。 けれど今のボクには傍にいる資格がなくて 彼女が求めているのは、ボクであり、ボクでは無い。] (-21) 2022/11/01(Tue) 14:34:52 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナ今のボクにとってもハツナさんは大切な人だ。 ボクが貴女を好きになった理由もよく、分かる。 だから貴女の言ってることは本当のことで ボクがそれを知らないってことなんだとも思う。 (-22) 2022/11/01(Tue) 14:35:29 |
【人】 朝日元親[ 落ち着かせるために頭を撫でようと 伸ばした手は届く前に引っ込められる。 今のボクには何も出来ない無力さを呪い その手で握りこぶしをつくっていた。] ボクは、許せないんだ。 貴女にそんな顔をさせてしまうボクも 貴女を苦しめているやつらも、皆。 [ そう言うと、ボクは彼女から目を逸らす。 ここに一度座って心の内を明かしたのは ボクの気持ちも、望みも、怒りも。 彼女には知る権利があると思ったから。]* (43) 2022/11/01(Tue) 14:38:22 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナボクは、貴女の言葉を疑ったりはしない。 ボクの傍に居てくれるというのも>>D14 ボクに傍にいて欲しいと願うのも>>D15 嘘偽りのない本音だってことも分かる。 (-32) 2022/11/02(Wed) 21:58:56 |
【秘】 朝日元親 → 惜別ハツナボクは貴女がいた事が迷惑だと 思ったことなんて一度もない。 ボクは迷惑だと思う相手を 好きになったりなんてしない。 けど嘘を突き通そうとするくらいなら 太陽なんてやめたっていいと思う。 (-34) 2022/11/02(Wed) 22:01:41 |
【人】 朝日元親ボクが言っても説得力、ないか…。 ごめんね。こんなことしかいえなくて。 [ 言い終えると今度こそ立ち上がる。 時折頭に起こる強い痛みが気になって 立ちくらみさえしてしまうけど きっとこれは身体的なものとは違う。 言い出したのに気まずくなったボクはというと。] そうだ。ボク、退院する日が決まったよ。 ハツナさんが傍に居てくれたおかけで 今もあまり不安にはなっていないんだ。 ………ありがとう。 [ 記憶にないような気恥ずかしさを感じて。 言い逃げしてその場を後にしようとした。]* (54) 2022/11/02(Wed) 22:10:40 |
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