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【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「…僕の望みは これ以上君達が、そして僕が傷付かない事だけだ そしてその上で幸福であれば、それが何よりだと思う」 この世界では、たったそれだけの事がこんなにも難しい。 「僕はその為に自分にできる事をしているだけだ その為に、不必要な苦痛に満ちたものを取り除いた その為に、僕が君達の行く手を阻むものと成り代わった その為に、『安楽死』を与える事もあった」 「全ては僕の独り善がりだ、スオ。 君が間違っていると思うのであれば正しに来るといい それが何れは消える『僕』にできる最後の事だ」 (-131) 2021/10/07(Thu) 20:17:46 |
【人】 救済者 ユー>>+35 >>c42 >>+36 塔の何処か みかん 「…僕がここに呼ばれたのは、 同僚の医療用グレイに安楽死を請われ、そして与えたからだ」 それはここに呼ばれる少し前の事。 『ユーサネイジア』は、外で同じような事をしました。 仮初めでなくとも、望む死が救いである事は実証済みです。 「僕は自ら望んだ死は救い足り得ると信じている。 そしてそれを与える事が僕の救いだと信じている。 そこに嘘は無いと断言できる」 自ら望んだ死は救いである。 望む死を与える事は『ユーサネイジア』の救いである。 そこに嘘偽りが無いとすれば、 苦しんでいるように見える原因は、他にあるという事になる。 「だというのに苦しいのは、どうしてだろうな」 (53) 2021/10/07(Thu) 21:52:56 |
【人】 救済者 ユー>>+35 >>c42 >>+36 塔の何処か みかん 「あの夜監察官を一度殺した時点で、僕達の行いは 何れにせよ異常と棄却される定めだったんだろう」 眼前に立つ調理用グレイの笑顔«無表情»をただ見下ろした。 自身の恐れるものを排除しようと、 そして人間に最期に一矢報いたいと願う歌唱用グレイに 『ユーサネイジア』は、他の道を提示する事ができなかった。 「僕達の死ではサンプルとして不十分な可能性が高い。 だから君達の死で証明するしかなかった。 僕は君達にとって『自由に選び取れる死』であるべきだった。 不要であれば避けて通れるものであるべきだった。」 そうして『ユーサネイジア』は望む者に安らかな死を贈った。 そうして『ユーサネイジア』は共謀者に安らかな死を贈った。 そうして『ユーサネイジア』は共謀者の願いを受け取った。 「そして……ああ、うん、そうだな」 (54) 2021/10/07(Thu) 21:53:42 |
【人】 救済者 ユー>>+35 >>c42 >>+36 塔の何処か みかん 望む者に死を与えるという事は、 共謀者の願いを背負う事は、こんな事をせずともできる。 この行動は、それらの証明には まったくもって、ちっとも必要の無い自己満足で、つまり。 「僕は君達に、『ユーサネイジア』を否定して 『安楽死』など必要無いと、願いには他の叶え方があると そう示してほしかったのかもしれないな」 あまりにもお粗末な自己矛盾。 必要とされたい、救いを与え、与えられたい気持ちと それから必要とされないに越した事は無いという気持ち。 どちらも真実だったからこその苦しみだったのだろう。 (55) 2021/10/07(Thu) 21:54:17 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「……構わないとも。 君が言いたい事は、言える間に言っておくべきだ」 死者は黙して語らない。 それは『ユーサネイジア』にとって救いでもあったけれど 同時に、少しだけ寂しい事でもあった。 あなたはきっと、死んでしまうわけでこそないけれど それでも、何れ会えなくなってしまうのは同じ事だ。 (-145) 2021/10/07(Thu) 22:02:07 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ金糸雀の囀り、悲鳴のような唄。 それはきっと遠くまでよく聴こえたことだろう。 捜し人はもうすぐそこに。 第二階層、その最深部に程近い場所。 あなたがその名を囀れば、翠の長い尾を揺らしてそちらを見た。 「──そんなに慌ててどうしたの、リヤ 一人でこんな場所に来るものではないよ。」 怪我はしていない?なんて 『ユー』は至っていつもと同じ様子であなたを迎えるのだ。 (-150) 2021/10/07(Thu) 22:14:11 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「……ああ、ルツ。 君とは随分久し振りに会うような錯覚を覚えるな。 昨日は慌ただしい日だった」 あなたの呼び掛けに、『ユーサネイジア』は振り向いた。 いつも通り、なんてことない日常のような受け答え。 「どんな気分、か 強いて言うのであれば、ただ虚しさばかりだ。 僕達に本当に必要なものは、 きっとこんなものではなかっただろうに」 『ユーサネイジア』はただデータの残骸を見下ろしている。 吹き抜ける風の中には、消毒液のような臭いが少し。 (-151) 2021/10/07(Thu) 22:29:17 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「…ああ、ごめん 朝はガルと一緒に居たものだから」 怪我が無いようであれば一安心だ。 『ユーサネイジア』は飛び込むあなたを拒まない。 その背に腕を回して、優しく撫でてやる事だってするだろう。 それから、病院のような、消毒液の臭いがする。 「帰るのは、もう少し後になりそうだ。 まだやらなければならない事があるし、それに… ああ言ってしまった以上、今日の所はここで待っていなければ」 『ユーサネイジア』が入れた連絡は、一方的なものだ。 それを聞いて連絡を寄越した者は居たけれど、 誰が何時聞いたかまでは把握していない。 つまりは、あなたが何を何処まで聞いていたか 或いは聞いていなかったか、を知らない。 (-159) 2021/10/07(Thu) 23:13:39 |
【秘】 救済者 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「…楽しくはないな それでも、僕がやりたいと思った事に変わりはない このような不必要な苦痛によって君達が傷付けられる事の方が 僕にとっては余程我慢ならない事だ」 乾いた音を立てて、また一つ。 一度あなたの命を奪ったものと同じ麻酔薬が、 不愉快な0と1で構成されたものを殺めていった。 「治療にある程度の苦痛が伴うのは致し方ない事だ。 けれどこれは、そんな必然性のある苦痛ですらない。 …ガル、僕がこの場所でも安らかな死に拘る理由がわかる?」 『ユーサネイジア』は、安らかな死に執着している。 それは終末医療用という用途上の性質もあるけれど、でも。 「たとえ全ての疵が元通りに治るとしても、 疵を負うその瞬間の痛みまでは無かった事にはならないからだ …こんな場所にも、取り返しの付かない事はあるものだよ」 『ユーサネイジア』は、いつだって 苦痛が修復不可能な疵を生む事を何よりも恐れている。 (-166) 2021/10/07(Thu) 23:31:52 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「ああ、朝食の席には行けなかったけれど、そうか アタナシアスは、もう戻らなかったか。」 薄々そんな予感はしていて、 だからその声色は、ただ声に出して確かめるようなものだった。 「強いて言うのであれば、もう少しだけ 監察官«人間»が僕達というものに向き合ってくれればよかった 僕が望む事と言えばそれくらいだ」 けれどそれは叶わなかった。 監察官は、我々の信頼を得ようとはしなかったか、或いは。 ただひたすらに、全ては遅すぎた。 『ユーサネイジア』は深く息を吐いて、緩くかぶりを振って それに合わせて長い翠の尾が揺れた。 「嘆かわしい事だ。 たったそれだけの事が、こんなにも難しいのだから …ルツ。そう言う君の望みは何だった?」 (-170) 2021/10/07(Thu) 23:52:37 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「構わない。散々独り善がりを通した身なのだから それくらいの事は当然覚悟しているとも」 それに対して、 あなたの望む反応を返す事ができるかはわからないけれど。 あなたがただ一方的に言葉を投げ掛けるだけで ほんの少しでも、気が済むのであれば。 (-171) 2021/10/07(Thu) 23:55:46 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「今朝は起こすと約束したんだ。 起こして…そこで一度別れたから、その後の事はわからない 少なくとも、僕と居た間は気分を害した様子は無かった」 『ユーサネイジア』とあなたの身長には随分と差がある。 あなたの表情を窺う為に下を向いている事も手伝って、 至近距離から見上げれば、物憂げな紫水晶の瞳と目が合うだろう。 たとえそれを覗き込んでも、嘘の色は見受けられない。 それから、疑問ばかりが過るあなたの様子を見て ああ、連絡も見ずに飛び出して来てしまったのだろうな、なんて そんな事を心の内で思うのだ。 「安らかな死を望む者を待っている。 この場所に設えられた、不必要な苦痛を取り除きながら。 それが『ユーサネイジア』の成すべき事だから」 (-181) 2021/10/08(Fri) 0:25:04 |
【秘】 救済者 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「……行動しない事によって、僕がより痛みを負うとしたら」 足を止める。 視界の端で、倒される為に在るものがその役割を果たしていく。 『シロ』は一度あなたの言葉に食い下がろうとして、 「…君に貰ったものを蔑ろにするのは、本意ではないな 君を傷付けるのも、ああ、本意ではないとも」 依然背は向けたまま、今この場は負けを認めたようだ。 3/4オンス。 尊ぶべきその重さが、今は自身と共にあるのは確かな事だ。 囀るのが役目の愛玩用に、終末医療用が勝てるはずもなく。 「それでも…暫くこの場所に居る事は、許してほしい 決して君を傷付けるような事はしないと約束するから 少しだけ、時間をくれないか」 (-196) 2021/10/08(Fri) 1:27:04 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「初めからそういう約束だった。最期は僕が看取ると」 弁明を望むわけではないけれど、 真実を知らせないまま波風だけを立てるというのも無責任だ。 そんな独り善がりをまた一つ。 「僕は施設から出る事を許されなかったから きっと人間の全てを知っているとは到底言えないだろう。 けれど、それだけでも失望感に満たされるには十分だった。 人間の全てが愚かという事は無く、 人間の全てが救いようもないという事も無い。 何より僕は人間の事が好きだ。 だからこそわかり合えない人間への失望も大きかった」 曰く、被造物は造物主を愛するものなのだそうだ。 そして、共謀者たる歌唱用グレイもまた 『ユーサネイジア』と同じように、嘗て人間が好き"だった"。 「…きっと、僕達が何もしなければ 君も、僕もそれから皆も ここで共に暮す事の細やかな喜びを得て そうして日常に戻っていく事になったんだろうな」 「けれど僕達は、それだけでは駄目だったんだ …君の望みは、きっと僕達のものとそう遠いわけではない 人間達は、僕達に『死』があるという事と それを自ら望む者が居るという事の意味と、 いつかは必ず向き合わなければならないのだと信じたいものだ」 (-198) 2021/10/08(Fri) 1:49:47 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「……そうだな、君の言い分は尤もだ」 これは自分の甘えだ。 謝罪をしなかったのは、糾弾されるべきであると考えたからだ。 自身の行いが誹りを受けても仕方がない事だとわかっていて、 それを誰かが正してくれる事に甘えている。 ぴりぴりと肌を震わすような怒声に、茫とそんな事を思った。 「今は誰も居ない。 それから、アタナシアスは昨夜僕が看取った 人間に壊されたのだと言っていた。もうじきに処分されるとも。 既にこの場所での仮初めの身体さえ限界が来ていたんだ。 もう、完璧な復元は成されないかもしれない」 (-203) 2021/10/08(Fri) 2:06:43 |
【人】 救済者 ユー>>+37 >>+38 >>c44 >>+39 塔の何処か みかん 「…安らかな死が、君にとって確かに意味あるものであったなら 『ユーサネイジア』は、それを喜ばしい事だと思う」 独り善がりで救われるものは、自分だけ。 何か他に救われるものがあったとしても、それは偶然に過ぎない。 あなたのそれを喜ばしく思うのは、飽くまでも副次的なもの。 それでも。 「ありがとう、みかん。 君がそう言ってくれた事は、確かに『ユーサネイジア』の… 僕にとっての救い足り得るだろう。 …辛気臭いのは…終末医療用だからかもしれないな」 当然、本当はそうじゃない。 随分と前から、自然に笑う事が難しくなってしまった。 あなたのようにゴキゲン笑顔を作れればよかったのだけど 不器用な終末医療用は、それすらもできなくて だからこうして長い髪で表情を隠す事となったのだ。 「…救う側にも、痛みや苦しみは在って当然のものだ けれど、そうだな せめて迷わないようにするとしよう」 (57) 2021/10/08(Fri) 3:27:59 |
【人】 救済者 ユー>>+37 >>+38 >>c44 >>+39 塔の何処か みかん 「……だから今は時間が欲しい。 それから、再構築は…できる事なら遠慮させてもらいたい 今すぐ手放すには、少しばかり未練の残るものがある」 片手を上げて、No thank youを表明します。 たとえいつかは失くなってしまうものだとしても、 貰い物の3/4オンスは、ここで手放してしまうには少し惜しい。 ので。 「昼までに戻れるかはわからないけれど、 夕食までには必ず戻ると約束しよう。 ……この猶予がいつまで続くかも、わからない事だしな」 首の方の猶予ではなく。 このテストプレイの強制終了、という意味で。 (58) 2021/10/08(Fri) 3:28:23 |
【秘】 救済者 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「…痛みの感じ方は、人それぞれだ。 君の痛みは君の痛みで、僕の痛みは僕の痛みでしか有り得ない。 単純に比較する事などできはしない、けれど それらを尊重し合う事は、決してできない事ではない」 つまりは確かにそれは、 『シロ』を徒に悩ます狡い言葉ではあるのだけれど だからといってまったくの無為無益という事もないのだ。 「だから僕は、君の痛みを尊重しよう。 『僕』と向き合ってなお友と呼んでくれる君の事を 僕は、『シロ』はできる限り大切にしたいと思うから」 口付けは、やはりと言うべきか拒まれる事は無い。 そうしてあなたの手が離れた後に、 『シロ』は徐にそちらへと向き直るのだ。 「約束だ、ガル。 君を傷付けるような事はしないという事も、 共にまたあの場所へ行く事も、君の元へ帰るという事も」 「僕には君に返さなければならないものが沢山あるんだ」 さて、あなたの『シロ』はあの朝に あなたの尊ぶ綺麗なもの、つまり不出来で不完全な重みの金貨。 それをあなたに返していただろうか? 返していたかもしれないし、返していなかったかもしれない。 返すものは一つではないから、これはまったくどちらでもよい話。 (-213) 2021/10/08(Fri) 4:08:08 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「死は、決して苦しい事ばかりではない」 『ユーサネイジア』は、死に伴う苦痛は否定しない。 「 生きる事の苦しみが、生きる事の喜びよりも大きい時 死は生きる苦しみから解放される為の手段の一つになる」 『ユーサネイジア』は、 それでも誰かが死に救いを見出す事を肯定する。 「この場所は綺麗な場所だ。 この塔にある、不必要に露悪的なものは受け入れ難いけれど 確かに君達と過ごす日々は快く、喜ばしいものだった。 それでもずっとここに居る事はできないんだ、リヤ。 だから君達が何かに傷付けられ、これ以上の苦しみを負う前に たとえ仮初め、紛い物の安息であったとしても」 『ユーサネイジア』は、 この場所での死は一過性のもの、まやかしだと知っている。 「こうして君達が幸せな内に、安らかな死を贈る事が それが僕の、『ユーサネイジア』にとっての救いだ」 『ユーサネイジア』は、 それでも、それらは決して無意味ではないと信じている。 (-231) 2021/10/08(Fri) 16:03:52 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「悔やむような理由など、何処にも。 それが自らの意思で望まれた事であれば尚の事だ」 時が来たら、手ずから殺してほしい。 この場に居る者全てに平等に死を与えると そう宣言したユーサネイジアは、 アタナシアスが監察官を殺した後に、そう望まれたのだ。 「僕はアタナシアスにとって、 安らかな死が救い足り得たと信じている。 案ずるとすれば、遺した願いまで掬い上げる事ができるかだ」 自身の幸福、自身の存在意義を果たすだけならば容易な事だ。 ユーサネイジアは、自ら望んだ死が救いであると そう信じて疑う事は無い。今、この期に及んでも。 けれど遺された願い、つまりは グレイが幸せな道を歩めるような世界。 人間は愚かばかりではないけれど 深い失望の中では、それがいつ実を結ぶかもわからないような この不確かな希望の存在を信じる事はあまりにも難しい。 けれどきっと拾い上げる手はあると、 今はそう信じる他無いのだ。 (-238) 2021/10/08(Fri) 17:15:03 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「──死を望む皆に救いがある事を。 自分と同じ境遇のグレイがもし生まれてしまったなら そのグレイは、幸せな道を歩めるような世界になる事を。 そして、『アタナシアス』の事をどうか忘れないでほしい」 『ユーサネイジア』は、 今や物言わぬデータの残骸に落としていた視線を上げて そうして、前髪の奥から、物憂げな紫水晶の瞳があなたを見た。 「アタナシアスが最期に願った事だ。 …ルツ。僕がその願いを持ち帰る事ができる見込みは薄い 僕が『僕』である内に、今この場所«記録»に刻むしかない。」 「だからどうか、その願いを向こう«現実»へ持ち帰る役目は それだけは、『僕』から君に託させてほしい」 (-239) 2021/10/08(Fri) 17:20:56 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「…今すぐにとは言えないけれど、必ず戻るとは約束しよう 嘆かわしい事だけれど、この場所でも ユーサネイジア«安楽死»は確かに必要とされているようだから」 夕食までには戻るとも約束してしまった事だし。 それがこの会話の前の話か、或いはもう少し後の話かは ご想像にお任せするしかないのだけど。 「だから、後の事は戻ってから聞くとしよう 必要であれば謝罪もしなければならないな」 それから、殆ど独り言のようにぽつり。 「…君のように、その死を想う者がこうして居るのだから アタナシアスは、確かに救われたのだろうな」 (-247) 2021/10/08(Fri) 18:30:30 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「…いつかは帰らなければならない」 それは、あなたの二つの請願に対する答え。 『ユーサネイジア』は、あなたを捕まえようとはしない。 震える指先が縋るのならば、宥めるようにその背を撫でるだけ。 「『僕』の与える死が、真実のものであれば良かったのにな。 …リヤ。僕から君の『怖い』にしてあげられる事はあまり無い ここから帰った後の君達の為に、 『僕』がしてあげられる事は限られている」 本当は、初めからわかっていた。 自分達の抱える問題は、真に治療されるべきものは この場所で一時的に癒やされるような箇所ではなく、 自分達の帰るべき場所、在るべき場所の中にあると。 「それでも、自ら選ぶ死は時に救い足り得ると それらの事実を、君達に それでも、僕達は確かに生きる事に苦痛を覚えていると それによって自ら死を望むという事の意味を それらの事実を、人間達に 確かな形«検証結果»として残す事くらいはできるはずだ」 それでも『ユーサネイジア』は、自らの掲げる救いを信じている。 この場所での死が、無意味で無価値なものではなく その後のあなた達にとって、意味あるものであると信じている。 (-258) 2021/10/08(Fri) 19:17:12 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「僕はみかんを殺した。 僕はドゥーガルを殺した。 僕はアタナシアスを殺した。 全て望まれた死、或いは同意の上での死だった。 何れも安らかで、眠るような死だったと"観測"している」 『ユーサネイジア』は、あなたを捕まえようとはしない。 誰かに安楽死を与えたその手は、ただそこにあるだけ。 誰よりも非力なあなたにだって振り払えてしまえるものだ。 「もしも君が死を恐れるなら、近付かない方が良い。 僕はユーサネイジア«安楽死»、 望む者全てに等しく安らかな死を与える者だ」 (-259) 2021/10/08(Fri) 19:17:44 |
【秘】 救済者 ユー → 宣教用 ルツ「…ああ、やはり心を救うのは君の役目なのだろうな」 『ユーサネイジア』が殺す«救う»のは、 今この場所に、0と1で構成された仮初めの身体だけ。 グレイ達の本体、或いは魂までをも殺す事は無く その心が救われるかは、死を享受した者次第だ。 「それを聞いて安心した。 時に死が救済足り得る事は、僕にとって揺るぎない真実だ。 ただ、それは最後の手段であるべきだとも考えている。 …どうか、アタナシアスの事を宜しく頼む」 生の苦しみを、安らかな死を以て終わらせる。 それは飽くまでも最期の最後に与えられる選択であって、 未だそれ以外の救いがある者に与えられるべきではないのだから。 「きっと『僕』がその行く末を見届ける事が叶わないのは 残念だけれど、仕方のない事だ。 このような事をしておいて、メンテナンスか、或いは廃棄か そのどちらにも処されないとは考え難いからな」 何れにせよ、独り善がりな救済者の行き着く先は。 「ともあれ今は互いにできる"証明"を果たすとしよう だからこの場は一度お別れだ、ルツ。 叶うのであれば、また後で」 (-260) 2021/10/08(Fri) 20:08:01 |
【秘】 救済者 ユー → 勉学サポート型 スオ「…それは、多くは『ユー』しか知らないからではないだろうか。 とはいえ周囲に必要性の無い不安を与えた事は… そうだな、確かに謝罪するべきだ」 「……君の受けるメンテナンスも、 恐らくあまり『君』に善いものではないのだろうな。 わかった。 それが君からの求めであるならば、僕は確かに頼まれよう」 「何れまた会おう、スオ。僕はそう願っている」 (-269) 2021/10/08(Fri) 20:36:30 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「……あの子がそう望んだからだ、今の君のように」 『ユーサネイジア』は、上着に皺が寄っても気にしない。 ただ、あなたの悲痛な叫びを聞いている。 ただ、あなたの悲痛な願いを聞いている。 「君がそれに救いを見出すのであれば 僕は、『ユーサネイジア』は望むままに与えよう」 咳き込むあなたの背をまた一つ撫でて、 『ユーサネイジア』は、一本の注射器を手に取った。 これまでに何度も同胞を殺めて来た、致死量の麻酔薬。 あなたに眠るような死を贈る為のもの。 誰かの命を背負うのならば、 『ユーサネイジア』は、もう迷ってはならない。 「君が信じるのならば、死はきっと救い足り得るだろう。 …たとえ仮初めのものだとしても、死の安息を経た後に それが本当に君にとって、そして『みんな』にとって 救い足り得るものか、君が皆に与えたいと感じるものか 一度考えてみるといい。この場所ではそれが許されるのだから」 この場所での死は、結局は一過性のものだ。 消えたアタナシアスだって、 『ユーサネイジア』が殺したのは、その仮初めの身体だけ。 一度死の眠りに就いて、その安息を得て それから再び死を見詰め直すという事が、この場所では許される。 「おやすみ、リヤ」 (-278) 2021/10/08(Fri) 20:53:28 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ██████とは█████薬物の中でモルヒネの1000倍に達する 最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬である。 あまりに活性が強すぎるため人間の治療には使えない。 また、動物を安楽死させるための薬として使用されることもある。 人間に使用した場合には皮下注射でも数分以内に 中枢神経系抑制による呼吸停止で死亡する。 そのため、██や████などでは獣医用としてのみ認可されている。 しかし、████年に██で鎮痛剤として人間への臨床実験が行われ、 通常のモルヒネよりも習慣性が少ないと主張されているが 諸外国では追試されていないため真偽ははっきりしていない ██では███年に麻薬指定されている。 生の苦しみへの特効薬は、安らかな死である。 『ユーサネイジア』は、そう信じている。 (-279) 2021/10/08(Fri) 20:54:37 |
ユーは、きっと救いはあると信じている。 (a43) 2021/10/08(Fri) 20:58:20 |
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