人狼物語 三日月国


138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】

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視点:


大蜘蛛 カガリビが参加しました。

【人】 大蜘蛛 カガリビ

―隠り世/参道階段―


「参りゃんせ 参りゃんせ」


一人の男性が、本殿への階段を登っていく。
手には提灯、後ろには無数の青白く光る火の玉を伴いながら。

「これは黄泉への細道じゃ
日乃輪様への細道じゃ」


男性の咥えた煙草から立ち昇る煙が、歩くに合わせて左右に揺れる。

「しゃんと ついてきなしゃんせ
灯りが無ければ 参れぬぞ」


そのまま、本殿を抜け、奥の院へと踏み入る。
行き場のない魂達を、黄泉へと連れて行く為に。
(2) 2022/03/15(Tue) 7:28:09

【人】 大蜘蛛 カガリビ

「蜘蛛」は、古くから霊的な
力を持つ生き物として描かれる。

中でも、白い蜘蛛は神の使いであると見られる事が多く、糸をひく姿から、天と地を結び、迷える魂を導くものとして、重要な役割を担っているとされている。

一方で、相手を貶め、誘惑し、自らの物とする。
死と凶兆を運ぶものとしても知られている。

では、自分はどうだろう。
日乃輪様の神使として、役目を果たす事を望んでいる。
けれど、「雛」を求める欲求を抑えてはいない。
今宵の「雛」にとって、自分は道行きを守る神か、獲物を狩る捕食者か。
果たして、どう写るのだろうか。
(3) 2022/03/15(Tue) 7:30:12
大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a1) 2022/03/15(Tue) 7:37:31

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

―現世/授与所―


悪いのだけど、一つ頼まれてくれないかい?

[接客をこなす助勤の巫女>>4へと声を掛ける。
片手に提灯、もう片方は見知らぬ小さな子どもと繋がれている。]

また、迷子みたいでね。
僕はまだ巡回の途中だから、君が社務所までこの子を案内してくれると助かるのだけど。

[これもまた、自分の仕事。
現世、隠り世を問わず、道に迷った者を案内する。

幸い、彼女の事は毎年の祭りの中で何度か見掛けていたので、他の巫女より慣れているであろうと、こうして声をかけたのだ。
彼女も、もしかしたら自分が毎年迷子を探して歩く事を知っているかもしれない。
そうであれば、より話は早いのだが、さてどうだろう。**]
(5) 2022/03/15(Tue) 9:52:09
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a3) 2022/03/15(Tue) 9:54:50

白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a4) 2022/03/15(Tue) 11:29:29

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

[かつて、小さな女の子の手を取った事がある。
その時も、片手に提灯を掲げて、白い服を纏って、今と何も変わらない姿。
変わっていったのは、少女の方なのだろう。

だからこそ、かつての少女と、目の前の彼女が結びつかなかった。
もし、再び手を取ることがあれば、その時はきっとーーー。]
(7) 2022/03/15(Tue) 14:27:55

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

―現世/授与所―


ありがとう、助かるよ。
それじゃあ、いつもどおりに。

[彼女の言葉に含まれた意味には気付かず、迷子を彼女に任せた。彼女であれば、こちらも安心できる。]

それより、君は祭りに参加しないのか?
必要なら、僕の方から神社に言付けておくけれど。

[ユヅルさんか、使いの誰かにでも伝えておけば、彼女一人ぐらいの穴なら直ぐに埋まるだろう。

彼女が普段よくやってくれているのは知っているし、どうせなら祭りを楽しんでくれればいいと、軽い気持ちで投げ掛けた。**]
(8) 2022/03/15(Tue) 14:28:34

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

「サクヤ」、と名乗ったあの少女。
あの時の少女の名を、まだ覚えている。
幸い、物覚えは良い方だ。
けれど、その名前が目の前の彼女と結びつくことは無い。

自分は所詮、隠り世の存在。
現世に生きる彼女とは、文字通り住む世界が違う。
――「無遠慮に現世で正体を明かすことはできない。」
ゆえに、深く踏み込まず、名前を問いただすこともしない。
彼女の名前を聞く機会があったとしても、上手くはぐらかしてきた、はずだ。

何より、今の彼女とかつての少女とは、一つ違う点がある。
今の彼女は、隠り世で「雛」として過ごすに足るまで成長している、という事だ。
庇護対象だったかつてとは違う。
――もし、彼女が隠り世へと招かれる事があれば、存分に愛でるに値する「雛」になるだろう。
その時に、互いの素性は邪魔になる。
自分とて、雛を愛でる機会があるならば、心置きなく可愛がりたい。
だからこそ、こうして付かず離れずの距離を保っているのだから。
(11) 2022/03/15(Tue) 19:51:07

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

―現世/授与所―


そうか。
いや、なに、楽しんでくれるならそれでいい。
せっかくの祭り事を、こうして授与所で眺めてるだけなんて気の毒だ。
そういうのは、僕みたいな年上に任せておけばいい。

[元々、ただのお節介な親切心。
彼女が良いというのなら、それ以上踏み込むことはしなかった。

社務所に向かう彼女の背を見送って、また巡回ルートへと戻っていく。
まだ、そこかしこに道に迷った子供やら、日乃輪様への道を見失った魂やらはいるのだから。
提灯を振りながら、彼らを回収して歩く。]

参りゃんせ 参りゃんせ――…

[鼻唄交じりの声を響かせながら、木々の影へと消えていった。*]
(12) 2022/03/15(Tue) 19:51:27
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a5) 2022/03/15(Tue) 19:53:26

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー少し後 現世•長寿桜の花畑ー


[咥えた煙草を大きく吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
今日のお役目は一通り終わり、あとは雛を迎えるのを待つばかり。]

さて、どうするかね。

[隠り世の古い馴染に挨拶してもいい、そろそろ集まりだす頃合いだろう。
それとも、自分も今のうちに雛を探して歩くか。
今年はどんな雛が選ばれるのか、先に顔合わせしておくのもいい。]

答えは一服の後で、ってね。

[咥えた煙草の、残りわずかな量を一息に吸い切って、空中へと吐き出す。
そうして暫く呆けて、やがて、誰にも話しかけられる事も無いなら、アテもなく歩き出すだろう。* *]
(13) 2022/03/15(Tue) 20:17:03
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a6) 2022/03/15(Tue) 20:18:10

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー現世 本殿ー

[参拝に訪れた人ごみから外れて、手近な壁に寄りかかる。
一通り出店を練り歩き、わたあめやら、林檎飴やら、チョコバナナやらを両手に持ちながら。
ーー丁度、先程の彼女>>14がまだ社務所前に居るなら、こちらの姿が見えるだろうか。

タイミングが悪かったのか、それとも探す場所が悪かったのか、自分に似合いの雛となってくれそうな人間が見つからず、収穫無しで戻ってきたのだ。
ーー見つからない雛を闇雲に探し続けるより、良い雛となってくれるだろう彼女に、あわよくば会える可能性に賭けた方がまだモチベーションが保てる。

もっとも、取り込み中のようなら、素直に退散するとしよう。**]
(16) 2022/03/16(Wed) 0:32:37
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a8) 2022/03/16(Wed) 0:39:01

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー現世 本殿ー

[耳に届いた乾いた音>>17に、ちらりと目を向ける。
痴情のもつれか、何かか。
無遠慮に詮索する程、礼儀知らずではなく、一瞥しただけに留まった。]
(23) 2022/03/16(Wed) 8:46:04

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ーー楽しんでるのは間違いないんだけど、肝心の一緒に楽しんでくれる人が見つからなくてさ。
迷子を探すように、簡単にはいかない。

[戦利品の中から、わたあめを差し出す。
彼女に手提げを用意させるより、ここで一緒に食べた方が、買った意味があるだろう。

それに、今は別の理由で片手を空けたかった。]
(24) 2022/03/16(Wed) 8:46:30

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

[参道階段を見下ろして、1人の少女>>22が視界に入る。
周りに連れ合いの姿はなく、ふらりふらりと彷徨っている。

片手に手製の提灯ーー
『迷い人寄せの提灯』
を掲げる。
見た目はただの提灯だが、もし彼女が迷い人なら、提灯が強く光り輝いて見える事だろう。
さて、彼女は迷い人だったか、どうだろうか。]**
(25) 2022/03/16(Wed) 8:47:40
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a12) 2022/03/16(Wed) 8:54:36

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー咲夜と/現世 本殿ー


僕より、そちらの娘の方が君をお呼びらしいな。
わたあめはあげるから、2人で好きなように食べるといい。

[泣きついてきた女性と、駆けてきたユヅルを見て、事態は察した。
これ以上、彼女を自分に付き合わせる事もあるまい。
何より、階段下の少女>>22が迷子なら、案内は自分の仕事だ。]

話し相手に付き合ってもらってありがとう。
僕もそろそろ、仕事に戻るよ。

[掃除に戻っていく彼女の背に、別れの言葉を投げた。]**
(36) 2022/03/16(Wed) 18:45:35
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a17) 2022/03/16(Wed) 19:03:52

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

─現世 参道階段付近の屋台─


[光につられて、歩いてくる彼女>>38を見て、こちらも彼女へと歩み寄っていく。

提灯に惹かれるという事は、やはり彼女は迷子であったらしい。
ならば、自分の仕事というわけだ。
口にくわえた煙草―――
『探し人の香』
を大きく吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
吐き出された煙は、しばらく空中を漂って――…消えることなく、一つの方向へゆっくりと流れ出す。
煙の進んだ方向を探せば、彼女の友人なり、知人なりがいるはずだ。]
(39) 2022/03/16(Wed) 20:40:15

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

随分と大きい迷子だ。
あんまりふらふらしていると、日乃輪様に「雛」にされてしまうよ。

[少女の前へとたどり着いて、祭りで得た戦利品>>16の中から、リンゴ飴を差し出す。

――この年齢の少女が、一人きりとは考えにくい。
『探し人の香』が示した方向、そう遠くない位置に彼女を探している人物もいるはずだ。

そう考えて、彼女と共にここに居た方がいいだろうと判断して、ここに残ろうとするが、彼女はどうだろう。*]
(40) 2022/03/16(Wed) 20:40:21
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a19) 2022/03/16(Wed) 20:44:46

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

─参道階段付近の屋台 真珠、萌々子と─


君が、彼女の保護者ってことでいいかい?
大きな迷子がいたものだから、僕も仕事を全うしただけでね。

ちゃんと見ておかないと、送り雛にされちゃうよ。
って、若い子には信じて貰えないかな。

[咥えていた煙草を、携帯灰皿へとしまい込む。
――提灯には、日乃輪神社の紋が描かれている、関係者であることは伝わるだろう。

自分はこれでお役御免なら、また迷子を捜して歩くつもりでいるが、彼女たちが「送り雛」に興味を示すなら、もう少し付き合ってもいいかと、彼女たちの反応を待った。]*
(46) 2022/03/16(Wed) 22:38:17
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a21) 2022/03/16(Wed) 22:40:06

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

── 参道階段付近の屋台 ──


そう、「送り雛」。
元々は娘が嫁ぐことを祝って、嫁ぎ先に雛を送る風習の事なんだがね。
隠り世に人が招かれる様子を、送り雛に例えたんだろう。

――その様子だと、途中までは知っていたけど、詳しくは知らなかったみたいだね。

[聞き返してきた彼女の様子>>50に、おおよその推測を交えながら語る。]

「送り雛」に選ばれた人間は、隠り世へ飛ばされて、欲の限りを尽くすことができるけれど、代わりに隠り世の住人達の「雛」として尽くす。
まぁ、―――大層『愛でられる』わけだね。
それを期待する輩もいるけれど。

特に、若い女の子なんて「雛」にぴったりだろう。

[「愛でられる」の意味は明らかにしなかった。
年ごろの少女には、少々配慮が必要と判断した結果だった。
といっても、隠すつもりはないので意味に気付かれてしまうかもしれないが。]
(59) 2022/03/16(Wed) 23:58:59

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

――…知らないままに、隠り世に送り込まれて、わけもわからないまま愛でられる、なんて、僕も見たくないからね。
守るつもりなら、ちゃんと守ってあげなよ。

[少しだけ、真剣な声。
飴を咥えた少女に向けての言葉。

「送り雛」は、決してただの噂ではないと知っているから。]


さて、「雛」の話はこれで終わり。
君たちが「雛」になって、隠り世であったら、その時はよろしく。

[からかうように鼻で笑って、二人に背を向けた。
――冗談半分、本気半分。
彼女たちも、立派に「雛」になる資格がある。
その時を楽しみにしながら。**]
(60) 2022/03/16(Wed) 23:59:08
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a27) 2022/03/17(Thu) 0:02:18

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー現世 本殿の外れー


さて、どうしたものか。

[参拝にやってくる人々から外れて、人気のない暗がりで、眉間に皺を寄せて考え込んでいる。

先程出会った2人ーーー真珠、萌々子と互いに呼び合っていたか。
2人とも「雛」として見れば、十分に祭りを共にするに値するだろう。
ーーけれど、問題はそこでは無い。

あの白髪の少女、彼女はどうも、『隠り世側へ寄りすぎている』。
元々敏感なのか、それとも魂が身体から離れやすい体質か、理由はわからない。

見ず知らずの他人であれば、気にする事もなかったろう。
だが、一度知り合ってしまうと、このまま彼女を放置する事に、何とも言えない罪悪感が胸をつつくのだ。]
(119) 2022/03/17(Thu) 9:40:36

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

僕も、つくづく甘いなぁ。

[一つ、大きなため息。
何のかんの、人間と共にいる事が好きなのだ。
だからこそ、自分の役目を果たしている。

彼女が、隠り世と現世の間を迷い歩いているなら、道案内をしなければならない。
どうすれば彼女を導けるか、しばらくそうして1人、頭を悩ませていた。]**
(120) 2022/03/17(Thu) 9:41:12

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー現世 本殿の外れー

[ひとしきり頭を悩ませた後、ゆっくりと腰を上げた。
こうして一人で悩んでいても、答えが出そうに無い。
自分は、元々隠り世の住人だった。
現世の住人の事など、知りようもない。

ーーならば、現世から隠り世に来た者に聞いてみるのが、もっとも確実だろう。
幸い、「餌」は持っている。
人目も薄く、暗がりゆえ誰も気に留めないだろう。

出店で買ったフランクフルトを片手に、大きく息を吸い込んで、目当ての人物の名前を呼んだ。]
(121) 2022/03/17(Thu) 10:50:27

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

おーい!ポチ…じゃなかった。
狛やーい!出ておいでー!


[フランクフルトをふりふり。
果たして、探し犬は出てきてくれるだろうか?]**
(122) 2022/03/17(Thu) 10:50:41

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー現世 かつての日/咲夜ー


「さぁ、ついておいで。」

女の子の手を包むのは、少し色白の、細く長い男の手。
片手に掲げた提灯が、これから進む道を照らしている。

「君の名前を、教えてもらっていいかな?」

女の子へ問いかける。
女の子の両親が、社務所へ届け出ていれば、名前を言えばすぐにわかるはず。

「ーー咲夜か、いい名前だ。」

そのまま、手を引いて社務所へ向かう。
歩みに合わせて、提灯が左右へ揺れた。**]
(125) 2022/03/17(Thu) 14:32:58
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。
(a32) 2022/03/17(Thu) 14:43:43

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

─現世/本殿の外れ─


[幸い、名を呼んだ事に意味はあったらしい。
目当ての相手は、まもなくやってきてくれた。]

少し、狛君に聞きたい事が出来てね。
どうにも、厄介な迷い人のようなんだ。

[白髪の少女――どうにも、彼女は生者でありながら、「隠り世」に近いようだ。
現世の者は、現世に。隠り世の者は、隠り世に。迷う事なく送り届ける。
神の使いとして、自分の使命は果たさなければならない。]
(139) 2022/03/17(Thu) 23:25:26

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

狛君は、自分がこちらに来た時の事を覚えているかい?
ぼんやりと、でもいい。
来る理由を自覚しているかどうか、聞きたいんだ。

[自分がどちらの側か、自覚があるかどうか。
彼女の場合、それが一つの解決法に繋がると考えている。

生きているなら、いずれ死んで隠り世の住人になる。
狛は、実際にそうして隠り世にやってきた。
ならば、彼から自覚の有無を確認できれば、一つの証明になるかも知れない。
そう考えたのだ。*]
(140) 2022/03/17(Thu) 23:25:37