人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 帰宅部 津崎絵音




多分オレ寝てるから家まで背負って送っていってー?

[ それも面白すぎる、朝になったら幽霊消えそう。>>0:623
  千葉とバカみたいなことを話すのは本当に飽きない。

  笑いながら返したのは冗談ながら、多分本当に寝ることにはなる。
  ──まあお互い家の場所知らないからそんなの頼まないけど。

  とか思ったせいか素に戻り、大事なことに気づいたのだった。

  掴み取り幽霊セールについても千葉が口にしていたら、
  思いつきに至らずにずっとこうやって笑ってたかもね。 ]
(10) 2022/10/15(Sat) 0:48:08

【人】 帰宅部 津崎絵音



……いやいや、マジで優しすぎ

何度も会ってくれるとは限らないんだから、
自分のこと願っとけって

[ 思わず見つめた後、視線を前に戻し苦笑した

  千葉が何を思い他者の為願うことを思いついたのか>>0:624
  深くは察せなくても、
  知られたくない奴の為なのが含まれてるのは分かる。

  でも、どうしても願いたいことがあるから
  絶対同じことは出来ないから、そう言ってしまった。
 
  オレなんて、ずっと自分のことしか考えてないのになぁ。
  だから千葉や他の奴がもし言わない悩みを抱えていたって
  気づきもしていないんだろうね。

  なんだか自分が恥ずかしくなって、
  少し歩くペースを早めたのだった。* ]
(11) 2022/10/15(Sat) 0:48:46

【人】 帰宅部 津崎絵音



── そして探索へ/旧校舎内 ──



[ 埃っぽい倉庫に近い、独特の香りがする。
  古びた校舎内を、スマホの懐中電灯機能で照らした。

  ──どうか無駄足じゃありませんように。

  誘ってきたミス研と、幽霊がいそうなところについて話したり
  誰かに声を掛けられたら答えたり、
  あちこち教室を覗き込んだりしつつ、
  色々考え行動したけど探索隊から離れはしなかった。

  一階では収穫無く、
  生者が鳴らす軋みと足音は階段を通り二階へ。

  ホラー映画みたいな怪奇現象なんて全く起きない、
  何の痕跡も見つからない。

  やっぱりこんなの信じるのが馬鹿だったのか、と
  思い始めていた時のことだった。 ]
(19) 2022/10/15(Sat) 1:19:42

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 廊下の突き当たりで、気づいてしまった。>>n0
  明かりも持たずに淡く光り、
  それでいて輪郭しか捉えられない白いもの。>>n1

  声が聞こえるのに、鼓膜を震わせられた感覚がない。>>n2
  漫画でよくあるテレパス能力って、こんな感じ?

  その思考は多分、現実逃避だったのだろう。
  驚愕で声一つ上げず立ち竦み、動けなかった。


  ──優しい言葉が、望んだまま告げられるまでは>>n3 ]


っ、本当に!?


[ 棗や会長がいるだろう前方に身を乗り出すように歩み出た。
  意図せず大きくなった声は、悲鳴に続き>>1
  そして、裏返っている。

  それによりより彼女──らしき者が見えるようになった筈が
  笑って見えた口が、本当にあったのか分からない。>>n4
(20) 2022/10/15(Sat) 1:20:01

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 彼女はフィクションのゴーストのように理性を失っておらず
  この場を掌握し、オレ達に語る。>>n5

  口を挟めなくなったのは今も未だ冷静ではないからか、
  知りたいことは知れたからなのか。

  倫理に添えば選ぶべき願いを、
  まだ何処かで切り捨てられていなかったのか。


  
意識は白に侵され、遠のいていった。
>>n6 ]
(21) 2022/10/15(Sat) 1:20:19

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 気が付いた時は、旧校舎も白い影もそこにはなく。
  慣れ親しんだグラウンド>>n7に立っていた。

  ふらつき、そのまま土の上にへたり込む。
  会長と違い悔しいからでは無かったのだが>>2
  その手は地面に着けられて。

  浅く浅く、呼吸を繰り返しながら]

……あ、は

やった、やったぁ……

[ やがて微かに笑い、感極まるように細い声で喜びを口にする。

  不自然な形に指を曲げた右手が土を掻きながら震えているのは
  夜闇の中では余程注視しなければ分からないだろうし、
  誰が見たところで先程の出来事のせいだとしか思うまい。 ]
(22) 2022/10/15(Sat) 1:20:35

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 呼吸が落ち着いた後は一点、ぼんやりと何も語らなくなる。

  皆をまとめる会長のほうを見もしなかったが>>3
  連絡先の交換は応じたので、聞いてはいると分かるだろう。>>4

  勧められたミルフィーユを受け取り黙々と食べもした。>>5
  天ヶ瀬には悪いが、
  美味しそうに食べてるとは言い難い姿だっただろう。
  1年の頃菓子を貰った時は、
  他よりは淡白な反応ながら美味いと笑いもしたけれど。

  特に誰かに話しかけられもしなかったのなら
  会長が締めた後はすぐ、帰った筈だ。

  普段のような様子には戻ることはないままに。* ]
(23) 2022/10/15(Sat) 1:20:48

【人】 帰宅部 津崎絵音



ん?何が?

[ 慣れ親しみつつある声が向いたのなら>>32
  少しのタイムラグの後に、そっちを見て
  あの白い影とは性を違えながらも、
  何処か似た優しげな声で問い返した。

  無気力で怠そうな津崎を半年程見続けてきた千葉には、
  どう聞こえたか、それどころでは無かったか。
  本当に疑問に思ったのではなく、
  大丈夫であることを示す意味を含めたつもりだったけど。 ]

ああ…………、
取り合いにはならなさそうで、良かったよね

[ ふと、旧校舎に向かう前の相手とのやり取りを思い出し
  ぽつりとそれだけ付け足して。
  相手には見えないながら、マスクの下で微笑を向けていた。

  会話にはならないか、或いは途切れたのなら
  すぐにまた宙を眺め始める。* ]
(85) 2022/10/15(Sat) 8:48:11

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 回想/道中 ──



そう?

[ ならいいけど、って。
  千葉の否定を旧校舎に入る前素直に受け入れた。>>18

  願いを最初から捨てるわけじゃないなら何も言うことはなく
  オレが自分のことばかりなのは、まあ事実なので
  そこの認識は変わらないまま。

  ────因みに、

  幽霊との邂逅を終えたオレは、
  ふざけた甘えを断られたやり取りをすっかり忘れてたけど。>>17

  ちゃんと自分の足で帰ったから安心してほしい。
  眠るどころでは無くなったことだし。
  まず体格から現実的じゃないのも含めた冗談でしたとも。* ]
(86) 2022/10/15(Sat) 8:48:41
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a10) 2022/10/15(Sat) 8:53:43

【人】 帰宅部 津崎絵音



……怖がることなんか、何もないのにね

[ そう一人ぼやいたのは
  会長の締め後に皆に掛けられた声を聞いた時。>>82

  どうしてイヤになるんだろう。
  幽霊はあんなに優しかったのに、願いを叶えてもらえるのに。

  彼のようなよく通る大きな声は持たないし、
  何より他者に伝えることを意図したものでは無かったので
  誰も聞こえなかったかもしれない。

  帰路につく前に黙々と独り噛み締めていたものは、
  ミルフィーユの甘味ではなく。* ]
(87) 2022/10/15(Sat) 9:04:23

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 翌朝 ──



……うわ

[ 朝起きたら爪に土が詰まったまま着替えもせずベッドで寝てた。
  えー、最悪なんですけど?シーツ汚れてないだろうな、おい。


  でも、久しぶりの感覚だ。
  ちゃんと眠るとこんなに身体が軽くなるんだね。
  まるで死んじゃったみたいだ、なんて
  ……流石に大袈裟すぎるんだけどさ。


  スマホを確認すると、やけに早い時間。“津崎らしくない”
  土と一緒に泥のように眠ってたせいで二度寝は難しそう。
  とりあえずシャワーを浴びてくることにした。 ]
(113) 2022/10/15(Sat) 10:39:47

【人】 帰宅部 津崎絵音




『武藤』


『漫画読みたいっていってたじゃん』


『あの映画になったやつ』


『貸してくれんの?』

『いや』


『お前にやるよ』


『だから出来るだけ早く読んどいて』
(114) 2022/10/15(Sat) 10:40:10

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 汗を流しすっきりした後開いたのは、友人同士のグループ。
  おはようの挨拶一つなく用件から始める。

  運動部所属で朝が早い相手からは、予想通りすぐ返信が来る。

  あの少年漫画はオレも好きだったんだけど。
  後悔はないようにと、決めていたから。>>0:298

  置き勉派の軽い荷に話題にした漫画を詰め込んで、
  リビングに近寄ることもなく家を出ることになる。
  母親はもう朝から食事なんて用意出来ないし、
  昼まで寝ているから、避けなくてもいいんだけど、

  出来たばかりのメッセージグループからは>>4
  その時もう通知はあっただろうか、未だだろうか。
  どちらにしても朝は名前を眺めるだけで、
  開くことは無く、アプリを閉じた。 ]
(115) 2022/10/15(Sat) 10:40:30

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 始業時間より大分早く到着すれば、
  漫画はさっさと相手の机に積んで教室を出た。

  大丈夫そんなに巻数多くない。すっきり終わった作品だし。
  オレが持ち運べるものを運動部が運べないわけあるか。
  教師から隠すには困るかもしれんね。知らん。

  そうして遅刻魔は朝っぱらから廊下の窓の前に立っている。
  誰かが来るか校門の方を眺めているのではなく、
  視線の先は旧校舎がある方向。

  敷地の外れにある為に、>>0:n1
  少なくとも此処からは趣深いと称したあの建物は見えない。

  それなのに食い入るように、視線は動かない。* ]
(116) 2022/10/15(Sat) 10:40:44

【人】 帰宅部 津崎絵音



── 昨夜のこと/グラウンド ──



そうだよ、時間を貰えたんだからしっかり考えて

[ 何でもない顔をしようとしている、なんて>>117
  全く気がつくこともなく、冗談の続きも始めずに。

  その時のオレは千葉と話しているようで、
  此処にいない“彼女”のことしか、願う先の結末しか
  考えられていなかったのかもしれない。 ]

…………幽霊っていうより、神様みたいだった

[ 少しのおどろおどろしさも無く、白く光る姿
  思い出しながら息を吐き、目を細める。

  それからまた、千葉すらも意識から外してしまい
  やがて誰かと連れ立つこともなく一人帰った。* ]
(131) 2022/10/15(Sat) 13:47:16

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 少しづつ登校してきた生徒が増え、騒がしくなる。
  件の武藤は既に練習に出ていて顔も合わせておらず
  誰かに声は掛けられることなく、佇んでいたので。

  完全に意識が逸れており、
  ごく普通の挨拶に思いっきり肩が跳ねた。>>121 ]

何、オレのこと馬鹿にしてるの?

猛吹雪に決まってるじゃーん

[ 笑う側になる筈だったオレをビビらせんな。
  ……多分、こっちがぼうっとしてただけで
  千葉は普通に声掛けたんだけど。

  振り返った時の睨む表情はすぐに失せ、
  雪じゃ済まさないぜ、と笑って胸を張る。

  全く誇るべきところではないけど、
  こーいう風に振る舞ったほうが安心するでしょ。 ]
(132) 2022/10/15(Sat) 13:48:30

【人】 帰宅部 津崎絵音



おはよ、千葉
軽音ってこんなに早くから練習が……あ、もうこんな時間?

[ 改めて挨拶しつつ時間を確認したら、思ったよりは早くない。
  飽きもせず一人で長いこと突っ立ってたらしい。

  普段から怠慢な奴が早起きしたところで、
  時間を有意義になんて使えないんだね。 ]

なんかさ、昨日すげーぐっすり寝たわ
お前はあの後寝れた?

[ 窓を背にし寄り掛かり、少し廊下の様子に目を向ける。

  取り決められた大切な秘密だけど>>3
  幽霊とか旧校舎とか具体的な単語を出さなきゃ、まあ大丈夫だろ。

  自分の様子を含め、昨夜のことは大体覚えている。
  だから特に変わりなく見えた相手を心配はしてない、
  心配される側だった自覚がある。

  だからただ、何気なく聞いてみただけ。* ]
(133) 2022/10/15(Sat) 13:49:24

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ その問いにはどう返せばいいか分からず>>178
  触れることなく別の話をした。

  イジられもせず真面目に問われて恥ずかしかったわけではない。
  解釈に身を任せるのもどうも気が引けて、
  本当の理由もなんだか言う気になれなくて。

  自分に関係ないことはろくに記憶しちゃいない
  逆に言うとそうじゃなければ覚えている。

  千葉はあのオレをどう思ったんだろう。
  何か思うほどオレを知らないといえば、そうかもしれないけど。

  元通りなようでそうではない。
  板についてきた“らしさ”を一時忘れた代償。

  自分を何も知らないから好ましい、なんて
  随分酷い友好感情の向け方かもしれない。
 ]
(179) 2022/10/15(Sat) 16:01:45

【人】 帰宅部 津崎絵音



ふーん、そういうもの?

[ 朝練は千葉のところには無いそうだ。>>159

  軽音にも部活にも縁遠い学生生活なもので分からず
  部員の個性というよりは、
  どこの学校でも軽音楽部はそうなのだろうと解釈した。 ]

寝れなくてベースとか流石だな
でも、そういうのは防音室でやるもんだ

[ 眠れない時の暇潰し、普通はスマホをいじるとかではないのか。
  それくらい本当に好きなんだろうと、
  他メンバーの歌声や演奏を支える低音を思い出した。

  うちは一戸建てではあるが、
  ピアノが置いてある部屋にその辺の対策はしてある。

  真っ当な人間は基本夜に寝るからな。
  勿論職種で色々あったりもするだろうけど。 ]
(180) 2022/10/15(Sat) 16:02:06

【人】 帰宅部 津崎絵音



……おー、そうだな

[ 言葉を選びながら千葉が口にしたのは>>160
  きっと、心からの言葉だろう。

  通りがかった生徒を目で追うふりをして、
  一時視線を相手から逸らしながら答えた。 ]

でも、待ち時間が長いんだよな。三日とかさぁ
オレは昨日済ませる気で行ったっつーの

千葉がアレのことで相談あったらいつでも聞くぞー?

[ 暴露大会は無くなってしまったことだし。
  ──まあ、皆に本当の願いを言うつもりは無かったが。

  願いのことを知らず、あまり乗り気でもなかった千葉に
  昨夜は最後に少しきつい言い方をしたと思う。
  もし自身の中に秘めず誰かに話したくなった時は、
  自分でいいなら話を聞くつもりはある。
  
  別の理由で心を重くしたとは露知らず。>>157
  要らないかもしれない提案をしたのだった。** ]
(181) 2022/10/15(Sat) 16:02:56

【人】 帰宅部 津崎絵音



あー、……そうだよな
今無いからそうしたんだもんなぁ……

[ その言葉と仕草にはっとし、少し肩を落とした。>>182

  多分こいつの家は、楽器を持っているのは本人だけなのかも。
  何も分かってないみたいだ。
  部活動のことも、千葉のことも。

  もっと知っていくべきなのかもしれない。
  そんな時間があるわけもないのに。


  見えるわけもない口許をマスク越しに覆い
  「ごめん」って一言謝罪した。 ]
(236) 2022/10/15(Sat) 20:41:40

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ やっぱり千葉の悩みのラインってそこなんだ。>>183
  自分との差を改めて感じさせられたけど、表に出さず頷いた。
  内容がどうであれ助けになる気は変わらない。

  それから、昨日あれこれ気にしてくれたことを思い出す返しに
  少しばかり沈黙することになる。
  寄せた眉は不快感の表現ではなく、思考の為に。
  
まず前髪でこれもまた見えないかもしれないけど。
 ]

んー、オレはむしろ悩まないようにしたいみたいな
悩むとドツボにはまって、
何も解決しないほうを選んでしまいそうというか……

出来るだけ考えないで、
三日間有意義に過ごせたらそれで……?

[ 言われて考えて、自覚するものがある。
  不動なんじゃなくて、揺らがないようにしたいんだ多分。
  
誰にだって██本能くらいあるもんだ。


  垂らしたままの右腕を、左手で摩った。
  時折行う癖のようなもの。* ]
(237) 2022/10/15(Sat) 20:42:19
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a29) 2022/10/15(Sat) 20:46:18

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ グループの中なら何も伏せずに喋れるんだろうけど、
  どうしたものか、真面目な話を躊躇う理由があった。

  参加者一覧に乗る一人、
  存在に気づいて以降気に掛ける余裕も無かったかつての妹分。

  冷静さを失っていた癖によく覚えている。
  あれ、お前の声だろ秋氏Bあいつって誰なんだよ。>>229

  無邪気に語られたピアノへの気持ち>>0:620
  切っ掛けも想いも自分と同じで、
  一層に彼女が可愛く思えた記憶。

  なんで二人共、こんなに変わっちゃったんだろうか。

  離れた彼女を追い掛けることもなく、>>0:616
  完全に繋がりが絶たれたのは自分自身のせいで。>>0:617
  今ではこちらが逃げていた。 ]
(243) 2022/10/15(Sat) 21:30:32

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 夏実からもそうだ。
  この高校に通う筈がなかった二人は、一年前出会い。>>0:621

  息が詰まる心地で立ち尽くす、妹と自分の馴染みの後輩へ
  笑顔で名前を呼び、再会を喜んできた。

  よくあると言えばそう、けれど理想と違う夏実の現在。
  少しの陰も差していないように見える語り部の姿が

  
──憎くすら感じたのだ、オレは。


  母のお気に入りだった夏実は明るく、才能に溢れ、理知的だ。
  幼い頃、発表会で初めて会った時も
  紹介される前に「絵音くん」と呼ばれて驚いた。

  勿論母が話していたから初対面で呼べたのだろうが、
  家庭の話をする程好かれそして記憶していたのは夏実。

  惨めな自分をこんな光のような人間に見られたくない。
  もしかしたら教室を閉めた理由とオレの現在も
  彼女の中では語られずとも結びついているのかもしれない。 ]
(244) 2022/10/15(Sat) 21:31:16

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ それからすぐ、見つけては逃げ回るようになった。
  声を掛けられて、聞こえないふりをして去ったこともある。

  罵詈雑言なんて吐けないよ。
  自分の全てがあいつに負けてるって分かっていたら。

  夏実のことだから、多分それでもオレを嫌いにはなってない
  今の彼女は忙しいし、周りに沢山人がいる
  だから逃げていく昔の弟分なんて、構えなくなっただけだろう。

  
  そんな誰にでも愛される少女が
  無気力に自堕落になっていた落伍者に願いを抱かせた。

  あの笑顔の下にある哀れみを思い描くと吐き気がする。
  同じことを他の、昔を知る奴らからも想像してしまう。

  無意味な死体同然なら、
  本当に墓の下で眠れればよかったんだ。 

  誰もオレを見ないでくれ、忘れてくれ。
  大多数を変えるのが困難なら──*
 ]
(246) 2022/10/15(Sat) 21:35:26

【人】 帰宅部 津崎絵音





……まあ、オレは使わないけどね

弾きたい時に弾きたいよな、やっぱり
じゃ、その未来の為には勉強も頑張らないとな

[ 今は、とは心の中で付け足した。
  相手が千葉じゃなかったら、全てが胸に秘められたかも。

  嫌なこと言ったのは事実だから、
  普通に謝罪を受け止めてもいいのに。
  目つきで誤解されそうって勝手に思ってるけど>>255
  実際嫌味なく凄い素直な奴、というのは勝手な評価。

  まだまだ遠い話だが、良い物件が見つかるといい。
  学力はどんなものだったか、ちょっと今は思い出せないけど
  多分大学に行って、また音楽のサークルに入ったりとか
  するのだろうかと他人事のように想像していた。 ]
(274) 2022/10/15(Sat) 22:58:49

【人】 帰宅部 津崎絵音




繊細、か……千葉にも色々あるんだな

[ 呆れなんてしない。相槌を打つ様は静かだ。

  ただ、千葉のことは跳ね除けたくならないだけで
  夏実とはまた違う眩しい存在でこちら側ではないと
  夢を聞いた時同様に思っただけ。

  浮かぶ願いが無い人間は人間で、悩むものらしい。
  それはまるで神様に試されているみたいだ。
  やっぱりあれをただの幽霊だなんて思えない。]

“アレ”の期待には応えられないのかもしれないけど
時間切れで今のままずるずると、は避けたいな
なんかオレ達、真逆?
  
[ いつもなら繊細な内面とやらについて>>257
  からかったり、詳しく聞こうとするわけだけど
  どうもそうする気にはならず。
  
  続かない言葉の先を促さない、心にも留めない。
  共感を示してくれているから、
  有意義の三文字が示す大雑把さにでも何か思ったのかと考えた。
  そこは自分でも残りの時間何をするか、迷っていたし。

  秘めるものの一片を晒した自覚は芽生えなかった。 ]
(275) 2022/10/15(Sat) 22:59:05

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ それでも、色々剥げかけてるのは分かる。

  馬鹿なこと話しながら戯けるのは出来るけど
  核心に触れる話で自分誤魔化すの得意じゃないのかも。

  それか、千葉が不躾に踏み込んでこないから
  警戒心みたいなのが失せてるのだろうか。

  と、考えつつその優しさに頷いた時>>258
  
──盛大に腹の音が鳴り響いた。



……とりあえず今は、飯食うのが一番有意義っぽい

[ コンビニで朝食買ってくるの忘れたわ。

  購買はもう開いてはいるが、始業に間に合うかどうかが問題。
  行ってくる、と千葉に挨拶し
  教室から財布を持ち出し急いで向かうことにした。* ]
(276) 2022/10/15(Sat) 22:59:23
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a35) 2022/10/15(Sat) 23:01:32

【人】 帰宅部 津崎絵音



音楽大学か専門?
一般入試が無くて実技試験だけのところを選べばいけるな
面接はどうしたって避けられないけど

[ なるほど、普通高校から進路に向けた場所に進学するパターン。
  自分とは違う為に見落としていたらしい。

  本当は将来について考え始めなきゃいけない時期なんだよなぁ。
  そう思うと、つい真面目に助言してしまった。
  昔は音楽関係の学校についてよく調べて、
  自分とは無関係の学科のことまで多少知識として得ている。

  因みにこちらはお察しなんで、千葉の成績を覚えてたら>>286
  一般入試もいけるじゃんお前はとか言ったのだろうが
  実際のところ底辺から見上げて良く見えてる部分はある。 ]
(323) 2022/10/16(Sun) 1:19:13

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 千葉はいつもみたいなやり取りのほうが良かったのか。
  真剣味のない返答が重ねられ、ついに少し笑わされた。>>287

  茶化さなくても良いのにな、と思うけど
  こういうの挟んでいかないと、オレららしくないのかも。

  こちらが望んだから今の形の関係性になっている部分は、
  確かにあるのは分かっている。

  何でも素直に打ち明けて、内面を躊躇いなく覗き込めるなら
  多分この高校にはいなくて、千葉に会わなかった。

  ままならないな、人生ってさ。 ]
(324) 2022/10/16(Sun) 1:19:30