人狼物語 三日月国


164 夏の想いのひとかけら【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 元子役 辺世 流

お疲れ様でした。

[呼び込みを終えて終業までしばし。時折オスカーとの話で出したチラシなんかを眺めつつ、まあまあの人を迎えての業務を終了した。上がっていいと>>1言われ、一息つく。
シャツをぱたぱたとあおいだ]

……とにかくシャワーは浴びないとな。

[と言いつつ、その前に何か用事があるといったように、店内を少し見渡す。]
(5) 2022/07/31(Sun) 10:28:55

【人】 元子役 辺世 流

[やがて、一人の人影を見つけて話しかけた。

メッセージよりは、直接のほうが見落としも間違いがないだろうと思いつつ]

珠梨さん、お疲れ様。
…前に言ってた話。ほら…初日に迷った時の、奢りの話。

今日は空いてるからさ。…どうかなって。

もし他に用事とかなくて構わなければ、シャワーとか浴び直してくるけど、1時間位後に、民泊の、裏手のところで待ってる。

[それだけ告げて、彼女の返事がどうであったとしても、一度民泊に戻り、シャワーを浴びて半袖のシャツと黒のスラックスに着替え直して降りていき、日課のようにしているとおり、夕陽をしばらく眺めていた**
(7) 2022/07/31(Sun) 10:46:17

【人】 元子役 辺世 流

[バイト終わり後]

さすがに夕方ともなれば日傘を差す必要はない。
半袖のカッターシャツは開いて、下に青と水色のボーダー。そんなに変哲のない格好のまま、夕陽を眺めながら、ぼんやりと近くの壁に足をついて時間を過ごしていた。

「ちょっと意外だったけど…」

思い出すのは、退勤間際。彼女も同じような要件>>12だったのは、嬉しい誤算だったけれど、浮かれそうになる気持ちを引き締める。
見せられた画面に映っているのは、普段あまり使わないようなお洒落なカフェだった。もう何年も、そういうところには縁がない。

「もちろん!…じゃあ、準備して時間に。」

と告げて待つことしばし。
(14) 2022/07/31(Sun) 12:01:28

【人】 元子役 辺世 流

「うわっ!!??」


落ち着かない中、急に背後から声をかけられ大声を上げた。

「びっくりしたぁ……けど。」

振り返って、もう一つ驚く。

「いい… いや、えっと。
素敵だね。すごく…似合ってるよ。驚いちゃった。」

普段も華があるとは思っていたけれど、私服姿はそれ以上。
目元がさりげなく彩られているし、髪も仕事中の汗ばむ姿とは全然違い、しっとりと整えられている。

服装も、気品すら感じる清楚な白のワンピース。
絵になる、としか言いようがなかった。
それだけこの機会を大事に思ってくれているのだろうか。とも思う。

「よろしくね。
……それで、場所ってここから近いんだっけ?
案内してくれるかな。」

照れ隠しのようになってしまったけれど、場所を尋ねながら二人して歩き出す*
(15) 2022/07/31(Sun) 12:08:47

【人】 元子役 辺世 流

「ん?」

ふと、グループチャットに清姫>>21からのメッセージが届いているのを確認した。珠梨さんと合流する前のこと。

(打ち上げってことは、最終日なのかな…)
行けたら行く
 特別何もなければぜひ行きたい』

語弊がありそうな言い方をやめて、送信しておいた**
(35) 2022/07/31(Sun) 14:07:26

【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと]

「うん…似合ってるよ。さすがだね。」

服装のセンスと言い、今までのことと言い、彼女が結構いいところの出ではないかという予測は割と裏付けられていた。

白いつば広帽子があれば完璧だけれど、彼女の髪はそんなものがなくても十分映えるだろう。
本来なら、今の僕が出会う機会もないような人だ。昔ならともかく


ともかく、それだけ気合を入れてきてくれていることが嬉しい。

「ここから20分…いい距離だね。
もっと涼しくなってくるし、このぐらいなら歩いても平気かな。
えっと、場所は…こっち?」
(47) 2022/07/31(Sun) 14:54:58

【人】 元子役 辺世 流

珠梨さんが指し示す方向は、海水浴場の端から山側にかけて上がっていく方の道だ。

「そう、あっち… あっち?
あっちの先は神社とか墓地とかある方だけど…
ちょ、ちょっと見せてもらっていい?」

珠梨さんのスマホに表示される地図を覗き込んで、あっ、と声を漏らした。

「珠梨さん……多分だけど、
道反対方向じゃないかな…


恐る恐る左の方向を指さしながら、彼女の方を見て告げた*
(48) 2022/07/31(Sun) 14:55:39
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a14) 2022/07/31(Sun) 14:59:34

【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと>>52>>53]

「爽やか?あ、ありがとう。」

そんな事を言われるのも久々。少し照れながら、微かにまた汗ばみだした額に張り付く前髪をかき上げた。
ヒグラシが鳴く夕暮れ、あれだけ賑やかだった人通りもさすがに少なくなる。ふと頬にかかる風は涼しかった。

「どうだろう。…あ、やっぱりこっちが正解だね。よかった、早めに気づいて。」

改めて指し示された方向は海沿いで、確かに人通りの多い方に向かっている。間違いないな、と思ってスマホを返し、二人して歩き始めた。
(54) 2022/07/31(Sun) 15:36:30

【人】 元子役 辺世 流

「んっ?まあ、多少は。
僕はちょっとね、生活かかってるから、オーナー…万里の親御さんの好意で夏の最初から置いてもらってるんだ。
いとこなんだよ。結城さんもそう。父方と母方の違いで、会ったことはなかったけどね。」

彼女も誰か気になる人がいたりするんだろうか。と呼び込みのときの事をふと思った。

「だから割とオフの日は近くを散歩したりしてるし、この辺は詳しくなったよ。少しなら来客ガイドもできる。」

そこまで話して、ついでと思って尋ねた。

「珠梨さんも、誰かにバイト勧められた?
ほら、来ると思わなかったみたいな事言ってたから。」

未経験っぽかったし、とはさすがに言わなかったが、聞いた。
話しづらそうなら無理に尋ねたりはしないけれど*
(55) 2022/07/31(Sun) 15:39:50
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a19) 2022/07/31(Sun) 17:52:17

【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと>>69>>73]

二人で並んで目的のカフェへの道を連れ立って歩く。
黄昏時という感じの夕暮れの中、隣りにいる彼女の顔をちらちらと見る。
(かなりモテるだろうな)
確証がある。黙っていても男がいくらでも声をかけてくるタイプだ。男を見る目さえきちんとしていれば、人生で苦労することなんて多分ないだろう。そんなふうにすら思える。
(そういう僕も、声をかけてるわけだけど)

内心、少し苦笑した。彼女の内心>>70>>71>>72なんて、聞かなければ知る由もない。
でも、ひと夏の恋なんてものはそういうものだろう。
愛想よくして仲良くなって、あわよくばいい思いをさせてもらって、夏が終わってバイトが終わればなんやかやそこまで。

深く考える必要なんて、ない。はずだ。
(82) 2022/07/31(Sun) 20:47:02

【人】 元子役 辺世 流

「うん、まあね。最初は僕も仕事終わりは毎日疲れてそのまま寝てばっかりだったよ。

案内?そうだなあ、オフの日ならもちろん喜んで…

……
………そう?別に構わないんだけどな。
一緒に出かけられたらきっと楽しいし、
それに面倒見るって、そんなつもりじゃ…」

確かにオフの日まで世話を焼くつもりはないし、面倒を見るのに下心が全く無いかと言われるとそんな事はないのだけれど。
ただ、珠梨さんの卑下するような言い方は少し気にかかった。

「ふうん…お父さんから社会勉強って事で紹介されたんだ。
それはなかなか大変だね。結構キツめのところなのに。

でも、うん。珠梨さんのお父さんの事は全然知らないけどさ。
珠梨さんの事考えて、心配してくれてるんだろうなってのはわかるよ。
(84) 2022/07/31(Sun) 21:07:14

【人】 元子役 辺世 流

それに、きっと信頼もしてくれてるんだろうね。

いや、ほら。でないと、海の家みたいなバイトは紹介しないかなって。
きっと、珠梨さんなら最初は苦労しても、なんとかなるって思ってたんだと思う。」

肉体労働だし、ナンパだのトラブルだの、妙な男に引っかかるだの…懸念は色々ある。すぐにやめてしまったら申し訳が立たないだろうし。少なくとも僕はそう思った。

「少し羨ましいな。」


自分の父親のことを思い出し、ぽつりと呟いた。
(85) 2022/07/31(Sun) 21:13:39

【人】 元子役 辺世 流

並んで歩く。少しずつ周りの景色は変わり、日は更に暮れていく。この辺まではさすがに足を伸ばすことは今まであまりない。

「そう言えば珠梨さん、大学行ってるんだっけ?
…どんな事してるの?」

ふと世間話程度に尋ねてみた。僕は行ってないから、そういう興味も含めて*
(86) 2022/07/31(Sun) 21:17:37
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a22) 2022/07/31(Sun) 21:18:21

元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a23) 2022/07/31(Sun) 21:19:45

【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと>>114>>115>>116>>117>>118]

ちら、と時々隣の視線を感じて、こちらも目を向けてみたりする。視線がかち合うことがあったかも。内心までは勿論わからないし、僕も聡い方では決してないけれど。

「う、うん。一緒に行けるならきっと楽しいだろうな。
案内するのも楽しいよ、きっと。
ほら、自分の好きなもの、好きな場所、知ってもらうのは嬉しいからさ。自分のこともっと知ってほしいって気持ちもあるんだ。

…それで、珠梨さんの事ももっと知れたら嬉しい。」

夕陽が陰っているから僕が今顔を赤くしているのはわからない…と思う。そうであってほしい。
(119) 2022/08/01(Mon) 5:59:21

【人】 元子役 辺世 流

「仕事のこともさ。仕事だから色々世話焼かせてもらってるのはあるけど、好きでやってる部分も正直大きいんだ。教えるのは嫌いじゃないし、頼りにされてるみたいなのも嬉しい。

…そりゃ、さすがに全部おんぶにだっこは困るけどさ。そうじゃないんだし。
だから、あんまり気にしないで。」

結局、彼女に甘えられて悪い気がしないって事なんだろう。
その点、僕は他の男と同じくらい単純だ。

「…あ、甘やかしてほしくないとかだったらビシビシいくけど。」

一応そう付け足した。
(120) 2022/08/01(Mon) 6:04:00

【人】 元子役 辺世 流

父親への見解は、珠梨さんは概ね同意しているみたいだった。
何か含みがありそうな気もしたけど、深くは聞き出さない。
仲は悪くなさそうなのは伝わってきた。

ふと、無意識に自分の親と比べての内心が漏れていたのに気づく。

「ううん、なんでもない。」

と告げて、その場はごまかし、彼女の大学での事に話題を変える。

「古文かぁ。すごいな。僕は苦手だった。
ありをり…なんだっけ。もうわかんない。
数学も三角関数辺りから全然でさ。…恥ずかしいな。

経営学部って事は…珠梨さんに跡継いでほしかった、みたいな?」

その辺は、珠梨さんが話してくれる範囲で聞いたけれど、次に聞かれた事に、しばらく沈黙した。
(127) 2022/08/01(Mon) 6:17:20

【人】 元子役 辺世 流

「テレビに出なくなってから?じゃあ、高校あたりからか。

…なかったよ。大したことは何も。
仕事の事だけ考えてたから、それがなくなったところに穴が空いちゃってさ。

勉強とかスポーツとかバイトとか、代わりのものを何も入れられなかった。
やりたい事がなくて…腐ってた。

だから、ここに来るまで本当に何もなかったんだ。」

語ったのは全て本当の事。
ただ、そんな僕を見て育て方のことで両親が喧嘩がちになり、父親が蒸発した事、母親が酒浸りになって浴槽で溺死したこと、
今も一人でいる事。そんな事を語らなかっただけ。
(128) 2022/08/01(Mon) 6:42:29

【人】 元子役 辺世 流

「ごめん。…ファンだったかもって言ってくれたのにさ。
がっかりさせたね。」

なんとか笑顔を作りながらそう言ったけれど、うまく笑えたかはわからない。
彼女と親しくしたい気持ちと、彼女は僕に深く関わるべきでない、そもそも好意を持たれるとは思えない気持ち、それらがない混ぜになっていた*
(129) 2022/08/01(Mon) 6:43:05
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a34) 2022/08/01(Mon) 6:44:10

元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a35) 2022/08/01(Mon) 6:50:54

【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと]

「どういたしまして。
迷惑なんてことはないよ。僕のことなら、いくらでも頼りにして。
…うん。もっと仲良くしてくれたら嬉しい。」

彼女の当たりの良さに引き込まれる。
本当に、一緒にいて楽しい。頼られるのも甘えられるのも嬉しい。
きっと、彼女に接した男なら、同じように思っただろう。
彼女はみんなに愛想良くて、甘え上手で、好意を持たれたんだろう。
(161) 2022/08/01(Mon) 18:19:42

【人】 元子役 辺世 流

…ただ、できるなら
それが僕だけに向けてのものであるなら、
と思わずにはいられないけれど。
(162) 2022/08/01(Mon) 18:19:56

【人】 元子役 辺世 流

それから交わしたのは大学の話題や、お姉さんの話題。

「へえ、お姉さんが…今は?」

なんて話は、珠梨さんがどこまで話してくれたか次第。
僕の方の事情は、やはり少し彼女を戸惑わせてしまったかも>>152しれないけれど。フォローにしては少しズレている気もする言葉にくすりと笑う。

「大分スケール違う気もするな!…でも、ふふ。そうだね…ありがとう。」

思ったより申告にならずに受け入れてくれた、その事が嬉しかった。そうこうするうちに目的のカフェに辿り着き、入る前に、入口と僕の前に立つ珠梨さんからの質問>>153を、言葉>>154>>155を、全て聞いてから口を開いた。
(163) 2022/08/01(Mon) 18:31:00

【人】 元子役 辺世 流

「そっか。『推し』か。…いい言葉だね。

僕のファンだって言ってくれる人、テレビに出てた頃は結構いたよ。
プライベートも、結構詮索されたんだ。週刊誌に記事とか載ったこともあったな…

でも、子役としての僕の素じゃなく、子役でもなんでもなくなった今の僕を知りたいって、そんな風に言ってくれたのは、珠梨さんだけだった。」

振り返った彼女>>155はこちらをうかがっているようで、迷いつつ、今言うべきと思ったことを口にする。

「『子役』としての代わりになるものはまだきちんと見つけられていないけど…楽しいことは見つかってるよ。」
(164) 2022/08/01(Mon) 18:37:57

【人】 元子役 辺世 流

「今の僕が楽しいと思うのは、
珠梨さんとこうして一緒に仕事をして、一緒に話をして、一緒に過ごす。
それが、すごく楽しい。


もっと僕のことを知ってほしいし、『代わり』になるものを一緒に探してくれるなら、とても嬉しい。

それに、僕も珠梨さんの好きなこと、嫌いなこと、もっと知りたい。」

「珠梨さんがそうだって言うみたいに、珠梨さんも僕の『推し』なんだよ。」
(165) 2022/08/01(Mon) 18:42:54

【人】 元子役 辺世 流

そこまで言って、彼女の方をうかがう。
少し押しすぎて引かれてないかか、と。でも、さっきのようなもやもやは然程なかった。
本当はまだ伝えるべきことが互いにあるかもしれないけれど、

「えっと…そろそろ入ろうか?
座っても話できるし、お腹空いてきたし…

そうだ。食事終わったら、一箇所行きたいところがあるんだ。
急がないけど、よければ付き合ってくれないかな。」

色白の顔にはっきり分かるくらい顔を染め、そんな風に告げた*
(166) 2022/08/01(Mon) 18:47:13
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a39) 2022/08/01(Mon) 18:48:21

元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a45) 2022/08/01(Mon) 22:34:00

【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと]

お姉さんの話>>208は、そのままさらりと聞いて
(…結婚して家を出た??)
聞き流しそうになるのを、沸き起こった違和感がそうさせなかった。
(…もしかして。)

考えるのは彼女の境遇のことと、彼女が僕とどう接したいと思ってくれているか。いや、会って数日、複雑な事情を簡単に打ち明けるほうがおかしいと言えばそう。

それに、ひと夏の出会いにそんな深みは必要ない。
表面上さらっと爽やかに愛想よく、仲良くして楽しい思い出を夏の間いっぱい作って、それ以上の事もあるかもしれなくて、夏と共にバイトが終われば、いつしか思い出の1ページ。で終わるかどうかは流れ次第だけどそれでいいはずだ。

と思って
いる
いた。
(217) 2022/08/02(Tue) 5:33:36

【人】 元子役 辺世 流

「ありがとう。
バイと仲間として…か。
うん、僕個人のこと、知りたいって言ってくれるの、すごく嬉しい。

そうだよ。珠梨さんとこうしているのが、すごく楽しいんだ。手伝ってくれたら嬉しい。…僕もその分力になるから。」

そんな風に言ってくれる彼女>>209>>210は、単にリップサービスとかそんなのではなくて、本心から言ってくれているように思えた。
僕から一緒にいたいと言ったことに対しても、口調こそ変わらなかったけれど、悪い気はしないと思ってくれているようだった。
(218) 2022/08/02(Tue) 5:49:10

【人】 元子役 辺世 流

迷う。彼女は誰に対しても優しいだけかもしれない。

けれど、本当の事を全て打ち明けても受け止めてくれるかもしれない。

でも、それが彼女のためにはならないかもしれない。

そんなジレンマが胸の中で出口を求めてぐるぐるしている。
(219) 2022/08/02(Tue) 5:49:30

【人】 元子役 辺世 流

ともかく、店の前でずっといても良くないから、店内へ入る。
もう一つの予定>>211については快く受けてくれてホッとした。

「へえ。海がこんなはっきり見えるんだ。いい席だな。」

さほど混雑はしておらず、ゆったりとした時間が流れていると感じる空間。ゆったりとしたソファに腰掛ける。

女の子とこうして二人で食事に来ることは、全くないとは言わないけれど実はほぼなかった。
中学まであれだけモテたのに、キスどころか付き合ったことさえない。
両親からきつく止められていたし、ゴシップ避けと思えばそれについては両親の言うことは正論だったからその通りにしていたのだけど。
(220) 2022/08/02(Tue) 6:05:39

【人】 元子役 辺世 流

「へえ…それならローストビーフにしようかな。丼の方。
飲み物は、ルビーグレープフルーツジュースで。 

珠梨さん、アルコールは飲む方?
僕は…まだ10日くらいは無理なんだけど。」

おすすめを聞きながら>>212注文がてら、彼女は歳上なんだったな。そう思うと改めてどきりとして、舞い上がりそうな気持ちを押さえて、料理を待つ間色々話もして。
時々彼女の顔を見つめてくすりと笑う。

料理も飲み物も揃ったら、
『バイト、今日も一日お疲れ様でした。…乾杯。』

とグラスを合わせよう*
(221) 2022/08/02(Tue) 6:10:52
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a51) 2022/08/02(Tue) 6:12:27

【人】 元子役 辺世 流

食事の間は多分色々他愛も無い話もあっただろう。

趣味のこととか、食の好みや休みの過ごし方とか、旅行で行った場所とか、時にはやっぱり子役時代の話なんかも、したかもしれない。

「自炊はあんまり得意じゃないかな…パスタ茹でる程度で。」
 「あそこの民泊、風呂とキッチン共用だけど気にならない?」
「小さい頃出てたローカルCM、運動用品の、何だっけ…ヘビサワ?」
 「高校の頃は昼夜逆転気味だったけどさ。今は6時には起きるよ。ラジオ体操も近所の子ども達とやってる。」

そんな、色々な他愛もない話だって、もちろん楽しいから*
(236) 2022/08/02(Tue) 12:07:21