人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:


【人】 壊れかけの ルヴァ

サルガスの横で、静かに膝を付いた。
体重が軽すぎて、音も出ない。

食堂を。

その、二日前に比べて、伽藍とした食堂をみて。

「…………嘘」

とぽつりとこぼして、俯いた。
身体から、力が抜けて、だらりと、顔がしな垂れる。

「は。
 はは。
 あは……あは、は、はは、ははははは……。
 はははははは、ははははははははははははは」

ぼたぼた。
ぼたぼたぼたぼたと。
涙をこぼしながら、壊れた人形のように笑った。
何で泣いているかも、何で笑っているかもわからない。
何で泣いているかも、何で笑っているかも説明できない。

それはもう『言ってはいけないこと』だから。
『触れてはならないもの』だから。

誰もが、その壊れたように笑う子供の小さな背中を、
見ないようにして食堂へと急いでいる。
(3) 2021/05/28(Fri) 20:16:07

【赤】 壊れかけの ルヴァ

「はははははは、ははははははははははははは」

壊れたように狂ったように部屋でも嗤っていたが、
目元の涙をぬぐって。

「はぁ……。いやぁ。
 本当に、今『俺』は、最悪で、最高の気分だよ。
 『裏切者』冥利に尽きる。
 そこで見た景色を、迸る怨嗟を、
 重なる絶望を、抗いがたい恥辱を。
 ……俺はすでに知っている」

顔を袖で覆い。

「大好きだったよ。
 これは嘘じゃない。
 ……ありがとう。
 これも皮肉じゃない。
 ごめんなさい。
 ――これだけは偽りだった。

 もう俺は、手に掛ける誰一人に対しても、
 赦されようとも許されるとも思っていないからな」

セキレイ、赤ずきん、
共に終わりまで行こうと再び嗤った。
(*2) 2021/05/28(Fri) 20:37:14

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>4
差し伸べられた小さな腕にすら縋ってしまう。
身体は震え、涙が零れる。
居なくなってほしくなんてなかった。
誰一人欠けてほしくなかった。
その気持ちは本物で、本物だから悲しくて仕方がなかった。

同時に、今日を生きている自分に安堵している自分も見つけて
情けなくて情けなくて情けなくて情けなくて、
浅ましくて浅ましくて浅ましくて浅ましくて、
膝が笑って立っていられない。

「ごめん、ごめんなさい、サルガス、ごめんなさい。
 かなしい。悲しんでごめんなさい。悲しくてごめんなさい。
 おれさまは、ダメなやつで、覚えていることしかできなくて。
 おれさまが、別の誰かなら、良かったのに。
 おれさまが、最初に生きたいなんて思わなかったら良かったのに。
 ごめん、サルガス、ごめん……!」

支離滅裂な言葉を、涙と共に零して回る。
(9) 2021/05/28(Fri) 20:51:48

【赤】 壊れかけの ルヴァ

/*
ひえ……
(*10) 2021/05/28(Fri) 21:31:10

【赤】 壊れかけの ルヴァ

/*
コードネーム裏切者です。
私たちの職場は死の福利厚生充実しています。
気軽にお声掛けを。今なら指名料無料です。
引き続き愉快な墓下と地獄の表をお楽しみください。
(*13) 2021/05/28(Fri) 21:37:33

【赤】 壊れかけの ルヴァ

「……ここまでくると勘違いじゃなさそうだ。
 俺たちは試されている最中なのかもしれない。
 大人はこれを乗り越えさせようとしているのか、
 それとも乗り越えられないことを期待しているのか」

どちらでも、やることは変わらないがな、
小さくつぶやいた。
(*14) 2021/05/28(Fri) 21:39:21

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>12
サルガスの優しさに触れて、
動悸が、呼吸が、少しずつ落ち着いてくる。
子供のように泣きじゃくっていた自分に、
大人になりかけの自分が上書きされるように静かに、
感情が制御できるようになってくる。

「……ごめん。大丈夫。
 おれさま、ちゃんとできるよ。
 居なくなった人の分まで今日を生きないと、
 ダメだもんな、うん」

まだ少し意気消沈したまま、
シトゥラとカストルたちの方も向く。

「ごめん、心配かけたなー。おれさま。
 ちゃんとやれるから、大丈夫だよ。
 後で、サルガスの部屋とか、
 用意してくれた部屋とかにも、行ってみる」

にこ、と笑った。
(14) 2021/05/28(Fri) 22:02:41

【赤】 壊れかけの ルヴァ

「セキレイ……きっと赤ずきんにとっても他人事な、
 つまらない、重ねての身の上話になるが、
 それで構わないのか?
 ……退屈しなければいいが」

言いながら。
少しだけ、嘆息をして、語り始める。
何か声を挟まれれば答えるだろう。

セキレイにした話に、
己の抱えている"病"の話を足して、
赤ずきんに語り始める。
(*17) 2021/05/28(Fri) 22:09:49
ルヴァは、カストルたちに、ぎこちなく微笑んだ。
(a17) 2021/05/28(Fri) 22:10:24

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>15 サルガス
「……うん、本当に、そう思う。
 いつも通り、当たり前に暮らすのが、
 一番難しいことも、おれさま知ってたはずなのに。

 そっか、ルヴァは、ルヴァなんだ。
 だったら……おれさまは、すごくうれしいよ」

それは心から。
心から嬉しい言葉で。
サルガスの胸の中で、また少しだけ泣いてしまった。
その胸の中は温かくて、
自分が居ていいのか不安になるほどで。
自分がこの温かさに包まれていることが、
泣きそうなくらいに切なくて。

泣き笑いのような笑顔で、
同じく、大切なものを失ったはずのサルガスの顔を見た。

「……うん、また後で」
(17) 2021/05/28(Fri) 22:28:12

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>16 ポルクス と カストル

謝られて、少しだけ驚いたような表情をして、
その驚いたような表情のまま言葉を返す。

「ちっ……! 違う!!
 謝らなきゃならないのは、おれさまの方で。
 本当に、謝らなきゃならないのは、
 今は、おれさまなんだ……ごめん、カストル。ポルクス。

 傷つけられたのは、おれさまなんかじゃないんだ
 おれさま、きっと、カストルたちにも、
 酷いことしてしまってて……。

 先に、言わせて。カストル、ポルクス」
(19) 2021/05/28(Fri) 22:33:40

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>16 ポルクス と カストル
「……ごめんなさい。
 許してもらえなくてもいい。
 いや、許して、もらえないと思う。
 でも、二人は、ずっと、
 おれさまの騎士だ。これから何があっても。

 ……ポルクス、カストル。
 キミたちに、試験の合格をあげたいんだ。
 ……ルヴァ団の、団員に、なって、
 ほしい、んだ……」

いつもの少しばかり高い鼻は低くなり、
恥ずかし気に、でも固い決意を以て、
ルヴァは二人に向かって言った。
(20) 2021/05/28(Fri) 22:34:08

【赤】 壊れかけの ルヴァ

訥々と、光のない瞳で語り始める。

「最初に俺がこのシステムに加担したのは、
 他でもない……『命乞い』のためだ。

 偶然、このギムナジウムにある、
 "大人"たちのこのシステムを知ってしまった俺は、
 なぜか処分を免れた。
 何もされることなく、どこに連れていかれるでもなく、
 そして何かを命令されることすらなかった。
 ただ放置され、放免され、口止めすら行われず、
 野放しにされた。……それは、俺にとって、
 本当に耐えがたいくらいの恐怖と絶望だった」

当時のことを思い出すと、手指の先が震える。
――今でも、震える。
そのとき、大人がしたことを思い出すと。
(*20) 2021/05/29(Sat) 14:29:56

【赤】 壊れかけの ルヴァ

「だから、俺はこのシステムを知った者として、
 システムに加担する者にずっと力を添えてきた。
 誰でもない、自分の意思で、だ。
 そうすることを決めたのは、間違いなく俺で、
 その理由は、仲間を売ってでも助かりたいという、
 『命乞い』という理由の延長線だ。
 そうすることで見逃され、生きながらえる一日を、
 惨めな犬のように啜りながら、ありがとうありがとうと、
 浅ましく生を繋いでいるのが俺なんだよ」

だから、自分は誰にとっても裏切者だ。
狼になり切れず、子羊にも距離を置く。
そんな中途半端な存在が、ルヴァという存在だ。

「だからかな。
 その時から、罰も背負っている。
 俺の胸の中で、ずっと泣く子供がいるんだ」
(*21) 2021/05/29(Sat) 14:30:53

【赤】 壊れかけの ルヴァ

壊れたような、ひび割れたような笑顔を見せる。
泣き笑いのような表情にも見える。

「悪人になって、連れ去ることを正当化して、
 ただそれだけなら、裏切者の矜持も沸いただろうな。
 でも、同時に、あの時システムから逃げ出すときに、
 そのシステムの中に俺は"子供"を置いてきたんだ。
 『子供の自分』を、な。

 表の、ルヴァの存在は、
 俺が被っている仮面なんかじゃない。
 あれはその時の子供の頃の、何も知らないおれさまで。
 そいつは友達が大好きで、仲間がいなくなると悲しくて、
 人に嫌われるのが怖くて、ずっと皆と居れればいいなって
 そう、心の底から思っているんだ。
 バカだろう。その友達を奪う手は、自分の手なのに」

小さく、息を吐き、嗤った。

「医者は、ギムナジウムに俺が連れてこられた疾病を
 その俺の病気に、"解離性障害"という名を与えた。
 俺は、俺と乖離しながらおれさまと同一で。
 人を攫う悲しみも、それで生きながらえる喜びも。
 残酷なことに、"本物の感情"だそうだ。

 人は多分、残酷にもその病気を持つ者を、
 "狂人"とでも呼ぶんだろうな」
(*22) 2021/05/29(Sat) 14:32:02

【赤】 壊れかけの ルヴァ

二人の顔を、交互に見る。

「だから。
 俺の願いは、おれさまの願いは。
 ずっと、この歪な狂人のまま、
 果てを知るまでここで苦しみ続けたい。
 偽物の生活を偽物で行うことが辛く、
 そして楽しくて仕方ない。
 お友達を地獄に連れ去ることが辛く、
 そして嬉しくて仕方ない。

 この歪なルヴァを、一日でも長く、永く。
 地獄のような毎日を続けさせてもらえることが。
 俺の、おれさまの、願いであり、野望なんだ。
 
 ……壊れてるだろ。
 シェルタンを、そしてこれからカストルを送り込むことが、
 俺でなくてよかったと安堵して、
 おれさまの友達を奪われることが辛くてしょうがない。
 大人に立ち向かえるほど強くなく、
 泣き崩れて手を汚すこともできないほど弱くもない。

 壊れた人間なんだよ、俺は。
 与えられる願いなんて、幸せなんて。
 やっぱり、一日考えても思いつかなかったよ、セキレイ」
(*23) 2021/05/29(Sat) 14:32:57

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>24 ポルクスとカストル
「許すよ!?許す許す!
 今日はカストルが何しても、
 許してあげるからポルクスも怒らないで!?
 おれさま、今日はとても寛大です、はっはっは」

いつものドタバタ。
いつもの会話。
それが、自分にとっては、ルヴァにとっては
この状況においても嬉しく感じられて。

「……なんか度胸試しみたいなことしようとしてた。
 夜の森に、ピャッと行って、何か行ってきた証拠持って、
 ピャッっと帰ってくる、みたいな。
 でも、もういいんだ……もう、いいんだ」

少しだけ嬉しそうな、泣きそうな顔で言う。

「居なくならないでいてくれるだけで、
 ……もう、おれさまは、それだけでいいから」
(38) 2021/05/29(Sat) 14:43:31
ルヴァは、カストルに謝罪した。
(a38) 2021/05/29(Sat) 15:15:19

【赤】 みんなが大好き ルヴァ

/*
だいじょぶです赤ずきんさん
お気遣いありがとうございます。
基本的にダイスに従った方が、
残酷性あっていいかなと思いますので
大丈夫ですです。
(*24) 2021/05/29(Sat) 16:10:02
ルヴァは、深呼吸をしている。
(a44) 2021/05/29(Sat) 17:08:33

【赤】 みんなが大好き ルヴァ

「そうか……」

この狂いも、壊れも、ここでは受け入れられる。
皆それくらいひび割れて、朽ちているのだとしたら、
自分にとっての本当の楽園は、
この部屋なのかもしれない。

「出来ることがあれば、
 いくらでも言ってくれ。
 俺にも……もちろん、おれさまにも」

自嘲ぎみに笑った。
(*29) 2021/05/29(Sat) 17:12:21
ルヴァは、無理やり笑っている。
(a47) 2021/05/29(Sat) 18:15:48

ルヴァは、ブラキウムを、遠くから窺っている。
(a64) 2021/05/30(Sun) 0:10:50

ルヴァは、カストルを見て赤くなった。
(a74) 2021/05/30(Sun) 1:02:21

【赤】 大好き ルヴァ

一人、体を搔き抱く。

ブラキウムとした、約束があった。
ここを無事に出たら、また二人で会おうって約束が。
そんな未来が来ないことを知っていて、
そんな未来を他ならぬこの手が奪うことを知っていて。
そうやってブラキウムが足掻けば足掻くほど、
大人たちは彼を"見つけやすくなるだろう"という
打算でした約束があった。

ふたりならきっと。
その約束は絶対に、呪いになると思っている。

でも、彼を大切に思う気持ちも本物で、
だからこそ、その大好きな気高さも、大好きな尊厳も、
大好きな笑顔も、大好きな声も。
何もかも、この手で壊すかもしれなくて。

――この手で、ブラキウムに終わりを与えるかもしれないと
知っていてもなお、胸が、恋慕親愛の焦熱で焼ける。

「う……ううううう……」

木に寄りかかるようにして、体を抱いたまま、
ずるずるとへたり込んだ。
(*32) 2021/05/30(Sun) 1:34:52

【赤】 大好き ルヴァ

ごめんなさい、ごめんなさい。
キミが刃を向けようとしている"相手"で、ごめんなさい。

刃を向けられたらきっと、
自分の浅ましい明日を繋ぐために、
君を喜んで殺せる自分で、ごめんなさい。

――なのに、キミのことが大好きで。
……本当にごめんなさい。

表情は、泣いていたのに、嗤っていた。
(*33) 2021/05/30(Sun) 1:36:12