人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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視点:


【人】 医者の息子 カイ


「はぁ…………」

重々しい空気を隠しもせずに、裁判場へ向かう。
生きたいと主張する限りこの行為はやめてはいけないが
その足取りは重かった。
(1) 2022/02/26(Sat) 22:04:12
カイは、ナツメになんだ、ちゃんと喋れるんじゃんと思った。
(a10) 2022/02/27(Sun) 0:11:34

【人】 医者の息子 カイ

気晴らしに外を歩いていたカイは、カフェの前を通りかかった。
荒れ放題の店内を見て、思わず驚きの声が出る。

「……うわ」

2回目のやつ、選ぶの失敗したんじゃないか。
誰と何が起きたかまでは知りえないけれど
点々と続く血の跡を見て、顔がひきつる。

無意識に、倒れているカフェの椅子やテーブルを綺麗に戻して
途中で手を止めた。余計なことはしないほうがいいだろうか。
事件現場はそのままのほうがいいかもしれない
そんな、どこか的外れな考えが浮かんだ。
警察なんていない、VR空間なのに。

乾いた音が聞こえたのはこの後。
けれどマップを見てそこに向かおうとは、思わなかった。
面倒なことには関わりたくはない。
仮にも医師の息子が、怪我人がいるかもしれないという
考えを捨てた。だってVR空間だし。

──もしもが起きたら都合だっていいし。

そんな考えに至る自分が嫌だった。
(21) 2022/03/01(Tue) 11:55:51

【人】 医者の息子 カイ

>>22 ツルギ

「……………!」

一瞬身構えた。護身用だという武器にしばし視線をやって
君が犯人ではないことを主張すればひとつ息を吐く。
安心というよりは、やれやれといった感じ。

「……別にいい。自分の身くらい自分で守るし。
 君はカフェに用があったんじゃないのか
 生憎、ゆっくり休めるような有様じゃないけどな」

カイがなんとはなしに戻した椅子くらいは、座れそうだった。
(23) 2022/03/01(Tue) 12:53:09

【人】 医者の息子 カイ

>>25 ツルギ

「……見るって、……み、見れるのか……?」

VRの機能を大して理解していなかったカイは
思わず帰ろうとした足を止めた。
君と同じように座って、首をひねりながら
宙に出た画面を操作したり
目を閉じてそのログを覗こうとする。
途中、これどうやるんだ……?なんて君に尋ねたりもして

なんとか記録を見ることに成功する。

(33) 2022/03/01(Tue) 19:13:18

【人】 医者の息子 カイ

>>25 ツルギ

カイは、アイドルの少女を見たことがある。興味はないけれど
──弟がテレビをよく見ていたから、なんとなく覚えている。
それにセンターという一番目を惹く位置にいたから。ただ、それだけ。


カイがログを見たのは、ほとんど野次馬のような衝動。
無残に散らかったカフェで
鈍く光る刃物を青年に振りおろす少女の姿を見た。
選ばれなければ、きらびやかなステージの上で
マイクを手に歌っているはずだった少女を。

「…………」

清掃員が少女を追い払ったところで、それを見るのをやめた。
明確な殺意。背筋に寒気が走る。

「……この映像、全国放送しないかな」


皮肉気にそう呟いて、ふらりと立ち上がる。
ここにいるのが最速いやになったカイができる行動といえば
もう立ち去るだけだった。
(34) 2022/03/01(Tue) 19:13:41