人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

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【人】 楯山 一利


一瞬、胸が痛くなった。
だが俺は、素直に謝れなかった。

憎まれ口を叩いてしまうのも、
意地悪したくなるのも、
態度が悪くなるのも、
心にもない事を言ってしまうのも……。

アイツのことが、"好き"だから───。
(24) 2022/10/13(Thu) 14:08:38

【人】 楯山 一利


『……そう。分かった』

それきり、アイツは俺を引き留めることも
何か言葉を掛けて来ることもなかった。
俯いて肩を震わせながら、その場に立ち尽くしているだけ。

また、心が痛くなった。
今なら、まだ謝って済むんじゃないか。
……だけど俺は。


「分かれば良いんだよ。バーカ。」

最後まで憎まれ口を叩き、嘲笑するように舌を出したなら
すぐに踵を返して、アイツの前から去った。
(25) 2022/10/13(Thu) 14:15:21

【人】 楯山 一利


「チッ!
 ほんっとお節介なヤツ。
 俺に構うなっつーんだよ。」

アイツと別れてからも俺の心は落ち着かない。
むしゃくしゃして、その辺に置いてあるゴミ箱を蹴飛ばした。

それは鬱憤を晴らすためなのか、
自己嫌悪に因る八つ当たりなのか……。
もうよく分からなくなっていた。
(26) 2022/10/13(Thu) 14:28:32

【人】 楯山 一利


アイツのお節介は今に始まった事じゃない。
ガキの頃からずっとだ。

同い年にもかかわらず、お姉さん気取りのアイツは
いつも俺のする事なす事に口を出して来たし、
何処へ行くにも一緒で、いつも手を引かれていた。

ガキの頃はそれが当たり前な事だと思っていたし
アイツのことを姉のように慕ってもいた。
だがその考えは、歳を重ねる毎に変わっていった。

俺の身長が伸びて来て、アイツの背を追い越した頃。
アイツは女で、俺が男であることを理解した。

そして……アイツは綺麗な女になっていった。
(27) 2022/10/13(Thu) 14:30:49

【人】 楯山 一利


姉としてではなく、一人の女性として
アイツを"好き"になってしまった。

だが、もう今更そんなこと言えない。

さっきだってそうだ。
アイツにとって、俺はいつまでも弟なんだ。
だからお節介を焼いて来る。
それは昔と何も変わらない。
この先も、この関係が変わる事なんてない。

叶わない恋だと、分かってる。

分かっているのに、この気持ちを上手く抑えられなくて
叶わないことへのもどかしさに辟易して。
俺は、アイツに酷い事ばかり言ってしまう。

素直になれない。
俺はいつまで経っても、中身はガキのままなんだ。*
(28) 2022/10/13(Thu) 14:51:53
楯山 一利は、メモを貼った。
(a6) 2022/10/13(Thu) 15:19:27

【人】 高山 智恵

 さて、うちのカフェで出すご飯は、いつものメニューにせよ季節限定ものにせよ、一品の量はそこまで多くない。
 これはいかにもおしゃれなカフェでありがちな「かわい子気取りの女子狙い」的な意図から……という訳ではない。単に「多すぎて食べ残される」という事態を極力防ぐための方針だ。フードロスの問題だってちゃんと頭にある。

 一方で、希望があればライスの大盛りやパンのおかわりだって受け付ける。その分の追加料金は取るけれど、もともとの量の価格はそこまで高くしていないからってことで、どうかひとつ。
 男子でも女子でもそれ以外の子でも、とにかくめいっぱい食わせろ!な学生はいるものだ。単にカロリー不足だとか、たまには思う存分食べたいとか、あとはまあ……失恋してのヤケ食いとか、事情は色々だけれども。
(量に対してのコスパは、少し離れたところの老舗の定食屋のほうが断然いいけれどもね!)


「あ、いらっしゃいませ! お一人様ですか?」


 ほら、今入ってきたお客様も、いかにも無性に空腹で仕方ない……って顔をしていたかどうかはともかくとして。
 別に食べ盛りの学生からじゃなくたって、大盛りおかわりその他の注文は受け付けている。
 メニューボードの端の方にも、ライス1.5倍・2倍・3倍のオプションを記載しておいているけれど、他の要望だって今なら聞ける。なんたって今は店が空いているからね。**
(29) 2022/10/13(Thu) 15:46:13
高山 智恵は、メモを貼った。
(a7) 2022/10/13(Thu) 15:51:06

高山 智恵は、メモを貼った。
(a8) 2022/10/13(Thu) 15:52:45

【人】 古寺 貴菜

メニューに目を通す、写真を見る限りやはり所謂カフェ飯といった感じだが、ライスの量のオプションの値段が書いてある。
今食べたいのは部活帰りの高校球児どすこどすこいといったバカの量の丼物だが……、さすがにカフェにそんな物はない(あったらあったでリピ確定だが)、ここは大人しく大盛りのカフェ飯を受け入れよう。

「すみません」

店員を呼ぶ。
すぐに来た店員に、メニューを指さしながら注文を。

「エビピラフの大盛りと、Aセットのライスを1.5倍で。セットのドリンクはウーロン茶で……、と、それとチキンのドリアを」

厨房に向かう店員の背を見ながら思った。

 うーん…ピラフとライスとドリアで米がダブってしまった

と。
(30) 2022/10/13(Thu) 16:31:22

【人】 古寺 貴菜

多分……自分のダメなところはこういうところなのだろう。
恋愛対象という括りではなく、男同士の話ができる女。
だからアドバイスを求められる、よく思われようとそれに答えるとどこかの見知らぬ女のものになる。

……あれか?これはなんだ、保護猫の人馴れボランティアか何かなのか?いい感じに女心が少しわかるまでに慣らした男を、見ず知らずの女に譲渡する。
そういうボランティアか何かなのか?

そういう結論にたどり着くたび、やはり自分は恋愛に向いていないと自覚し、かと言って人並みの恋愛に対する憧れが消えるわけでもない。
つまり、どうしようもないと、そうなるわけだ。**
(31) 2022/10/13(Thu) 16:41:37
古寺 貴菜は、メモを貼った。
(a9) 2022/10/13(Thu) 16:47:14

【人】 高峰 誠一郎

呟きははっきり聞こえていて、店員さんに声をかけられてしまった。>>21
ああ。
面倒な客を気にかけさせることになってしまったと眉を下げる。

「いや。……」

取り繕える、のか?
あんなに深刻につぶやいといて?
逡巡した結果、諦めた。

「…………幼馴染の結婚式出てきたんだけどさ。胸焼け起こすくらい幸せそうで」

ぼそりと告げる。

また、カラン。
氷の溶ける音がした。
(32) 2022/10/13(Thu) 17:10:59

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
あの人がそんな人なのだと。
憧れの人がそんな事をする人なのだと。
それを私は受け止め切ることができなかった。
今までの自分の青春全てをかけてきた人。
浮気は男の甲斐性だとか、イケメンだから仕方がないとかいうファンの人もいる。
でも私はダメ。
だから思い出の品を捨てようとした。
でも、ダメ。だめだめだめ。
段ボールに詰め込んで押し入れにしまうだけで精一杯。
彼に関するものを詰め込んでしまうと部屋の中は空っぽになったみたいだった。
ポスターや写真の貼られていた壁。
今は何も貼られていなくて真っ白だ。
 
(33) 2022/10/13(Thu) 17:16:43

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
「あ゛〜…泣いた…。
 今日バイト休みでよかった…。」
 
 
目が腫れぼったいし喉がガラガラ。
大学だって何度も休むわけにいかないし、お金をもらう以上バイトもこんなことで休むわけにいかない。
失恋休暇とかありませんか?ありませんかそうですか。
腫れぼったくなった瞼や頬を保冷剤で冷やす。
こんなふうになってもお腹は空くしトイレだって行きたいしやらなくちゃならない事は多い。
やんなっちゃう。
 
(34) 2022/10/13(Thu) 17:17:08

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
「は〜、しんどい。バイト辞めようかな。
 お金使うこと無くなっちゃったし…。
 バイトは楽しいけど、今は頑張りたくない…。」
 
 
うじうじ。うだうだ。
ブツブツ言いながら。
のっそりと体を起こして顔を洗う。
こういう時にはお酒なのでは?
あんまり飲んだことないけど。
それならコンビニに買いに行こう。まだ夜じゃないけど。
タバコだって吸ってやるんだから。
タバコが似合う大人な女になってオタク生活とはおさらばだ!
 
そう思い立った私は、コンビニに向かう。
そしてお酒コーナーで、いろんな缶を見比べて。
あ、これあの人が美味しいって言ってた…なんて思考が飛んで、小さく呻いた。

正直あの人のことはまだ好き。
でも浮気するあの人は受け入れらんない!*
 
(35) 2022/10/13(Thu) 17:17:38

【人】 高峰 誠一郎

漏らした合間くらいにすごいオーダーが聞こえた。>>30
なるほど。
そういう方法で忘れようとするのもアリだな。

あとでメニューを見直そうと決めたのはまだ誰にも内緒。
元サッカー部の胃袋なめんなよ。**
(36) 2022/10/13(Thu) 17:24:16
霧ヶ峰 友紀は、メモを貼った。
(a10) 2022/10/13(Thu) 17:25:50

室生 悠仁が参加しました。

【人】 室生 悠仁

 
 
  このじりじりと焼くように燻る想いは、
  一生消えることはないんだろうか。
  それとも、いつか、簡単に手放すことが
  出来るようになるだろうか。

  子供の頃から今まで、長く抱え続けた感情は
  時が経ち、大人になったとて色褪せることなく
  相手を目にするたびに、その色を塗り重ねていく。

  一体どれほど、自問自答を続ければいいのだろう。
  一体いつになったら、解放されるのだろう。

  問いかけたとて、きっとなにものも
  答えてはくれやしない。


  ─── 彼以外の存在には、答えられないことだ。

 
(37) 2022/10/13(Thu) 18:08:44

【人】 室生 悠仁

 
 
  暑い、と言えるほどの気温は徐々に下がっていき
  もう秋とも呼べる季節。
  ここ数年の様子だとすぐ冬になってしまうだろうか。

  さつまいもやきのこ類、この時期の食べ物が
  よく出回るようになる頃
  寒がりの俺は朝の冷える時間帯既に着る毛布を
  出してはぬくぬくと過ごしている。
  ご飯も煮物が増えて、すっかり今に順応していた。


  ( 一人で過ごす時間は気楽でいい。
    気を使うことなく、気をつけることなく
    自由に好きに時を過ごせるのは
    望外の喜びというものだ。 )


  仕事の業務も終了して家で過ごすうち、
  憩いの時間に思う。
  けれど、そんな中でもひとつ、例外はあった。
 
 
(38) 2022/10/13(Thu) 18:09:08

【人】 室生 悠仁

 

  机に置いたスマートフォンが軽快な音を鳴らす。
  短く響いてすぐに消えるのは、電話の着信ではなく
  SMSの通知を表している。

  読んでいた本を脇に置いて端末を手に取った。
  送ってきた相手は、─── 予想通りと言える存在。


  『 驚愕、トマトの値段。 』


  体力がないから早めに仕事から上がるようにしている
  俺と違って、彼の帰宅時間は俺にとっての夕飯時だ。
  毎日遅い時間までご苦労だと、労りの思いは持っている。

  今日の事件はどうやら野菜の値段に関することらしい。
  くすり、と小さな音で、誰もいない部屋に
  笑声を響かせる。小さな愉快だ。
 
 
(39) 2022/10/13(Thu) 18:09:40

【人】 室生 悠仁

 

  このSMS、毎日、というほどではないが、
  そこそこの頻度で送られてくる。
  なにか彼の中で事件が起こった時が多いかもしれない。
  
  こうして知らせてくれるくらいの距離でいられることは
  ほの温かな気持ちにさせてくれるけれど。


  同時に、どうしようもない焦燥感にも駆られる。
  どうしてこの距離なんだ。もっと近くにいたい。 
  もっと、もっと、傍に ───。



  でも、それは叶わない
想い
だ。
 
 
(40) 2022/10/13(Thu) 18:12:23

【人】 室生 悠仁

 
 
  彼とは小学校からの付き合いだ。
  虐められていたところを助けられただとか
  幼馴染だとか、そういった説得力のある関係じゃない。
  それなのに、彼は俺と仲良くしてくれている。

  小、中、高校。クラスが離れても、どうしてか。
  その縁は大人になっても続いている。

  親友と言うには少し遠い気がして。
  友人と言うには少し近い気がして。

  彼にとってはきっと大したことない距離。
  俺にとってはもどかしい、縮めたい距離。


  ( ─── そう思っていることなんて、きっと

            お前は知らないんだろう。 )

 
(41) 2022/10/13(Thu) 18:13:24

【人】 室生 悠仁

 
 
  端末に返事を打ち込む。
  短いとそっけない、長いと鬱陶しい。
  いつからそんなこと意識し始めたのか、
  もう覚えてなんていやしないが、動かす指は淀みなく。

  否 ───


  『 俺ん家にトマトあるけど、
            食べに来るか? 』


  ととと、消す音。


  『 俺ん家にトマトある。
            高くなる前に買えてよかった。 』


  親指でタップすれば無事送信。
  いつもの如く、何の変哲もない、けれど俺たちに、
  ─── 俺にとっては、大切で大事にしたい時間。

 
(42) 2022/10/13(Thu) 18:13:52

【人】 室生 悠仁

 


  『 食いに行っていい? 』


  送ったあとに少しして届いたメッセージに、
  なんともいえない顔をした後
  ほにょほにょと唇を歪める男がいたとか。**

 
(43) 2022/10/13(Thu) 18:14:42
室生 悠仁は、メモを貼った。
(a11) 2022/10/13(Thu) 18:15:54

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/10/13(Thu) 18:20:59

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/10/13(Thu) 18:22:12

室生 悠仁は、メモを貼った。
(a12) 2022/10/13(Thu) 18:30:59

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/10/13(Thu) 18:39:13

【人】 高山 智恵

 空腹のお一人様がオーダーした>>30のは、ものすごく端的に言えば、トリプルライス。しかもエビピラフは大盛りでAセットのライスは1.5倍と来ている。
 お試しであれこれ食べてみる……にしては一品の量が多い注文ばかり。つまり、事情はともかくとして、ガチの大食い客ということだ。注文を受けた同僚の店員が「えっ」という声を漏らしていたので、私はその同僚を視線だけでちょっと睨んでおいた。厨房に向かうそいつを引き止めて注意するまではここではしなかったけれど(後で一言言っておこう)。


(8)4n10倍オプションは裏メニュー扱いにしなくても
 良くない?って店長に打診してもいいかな……」


 こうつぶやいたのは、既にオーダーを承った後のことだったけれども。
 まああまり堂々と特盛り極盛りメニューを全面に出してしまうのは「あのトンカツ定食屋とイメージダブる」って店長に言われかねないから、これまで通り裏メニュー扱いでいいか。
(44) 2022/10/13(Thu) 19:33:42

【人】 高山 智恵

 さて、件の客は愚痴を正直に白状した>>32。……「白状した」っていう言い方はあまり良くない気もしたけれど、相手が眉を下げてちょっと言いにくそうにしていたような素振りも見えたものだから、こんなふうに一瞬思ってしまったことを許してほしい。


「あー。 ……あーあー。
 なるほど、それ確かにキツいやつですね」


 おんなじように眉を下げて、うん、うん、と相槌を打つ。
 ぼそりと告げられた言葉は多くはなかったけれども、だいたいの事情は想像できた。
 ――好きだった幼馴染が、別の誰かと幸せな結婚を遂げた。そういった辺りだろうと。
 実際のところとか詳しい話とかをこちらから直接聞き出すことはしなかったけれども。
(45) 2022/10/13(Thu) 19:34:19

【人】 高山 智恵



「お客さんほどじゃないと思いますけど、私も、
 幼馴染の式でちょーーーーっと凹んだことあるんですよ。
 それこそ、無茶苦茶幸せそう、で」


 私の場合、幼馴染への恋心はわりと早い時期に消えてしまったから、彼女の式を見届けてハートブレイクしたなんて経験もなかったわけだった、けれども。
 そもそも私自身、結婚って形にものすごく拘っている心算も、たぶん、ないけれど。
 それでも見知った人の結婚の報に触れる度に、薄らとぼんやりと積み重なっていくものはある。
(46) 2022/10/13(Thu) 19:35:19

【人】 高山 智恵



( 私だけ、取り残されてく、みたいな感じ。
  世界で私だけ、って訳じゃないんだって
  知ってても、解ってても、さ。

  あのだって、きっといつかは
  “ 素敵なあのひと ”と結婚するんだし。 )


 ……そんな私の独り言は、流石にいきなり初対面のお客様の前では零せなくて、胸の内にだけ仕舞い込む。
 ああやだやだ、今は仕事中だってのに!
 でもまあ、つい顔に出てしまったしょんぼりした感じ(そう自覚するくらい、なんか思いっきり眉が下がって口角も下がった)が、お客様への共感として捉えて貰えるならいっか――なんて妙な打算もこの時浮かんでしまったんだよね。
(47) 2022/10/13(Thu) 19:36:14

【人】 高山 智恵



「そうだ、お客さん。
 良かったらホットドリンクもいかがですか?
 温かいもの飲んだら、多少気が紛れたりも
 するかもしれませんし」


 アイスカフェオレのグラスの中の氷が融ける音まで聞こえるくらい落ち着いた店内で、そう提案するだけしてみる。勿論、無料サービスって訳にはいかないけれども。
 ちなみに季節限定のホットドリンクでは、甘さ控えめの「黒猫のホットココア」が今はあるのだけれど、他のものを頼む頼まないのことも含めて、そこはお客様次第だ。

 ところでさっきのトリプルライスのお客様と同じようなヤケ食いの提案はどうなのかって? 流石にあの量を食えという提案は、初来店のお客様に対してこちらからはしにくいな……**
(48) 2022/10/13(Thu) 19:38:40
高山 智恵は、メモを貼った。
(a13) 2022/10/13(Thu) 19:45:07

【人】 高峰 誠一郎

「ずっと同じ場所に居た奴が離れた途端に知らない奴と知り合って結婚までいっちゃうんだから、分からないものだよな……」

応じてくれた店員さんに一言だけ、それでも他人が聞いたらヤバい匂いが醸し出されてそうな言葉を返す。>>45>>46
とても分かるという顔をしてくれてるが>>47早く逃げてくれ。
そう言いたくて提案に応じた。>>48

「たしかに…………ええと、じゃあ、」

見直そうと思っていたメニューを手に取ってドリンクのページを開く。
ちら、と見えたデザートにも目を通して。

「ショコラバナナパフェをドリンクセットで。……ホットのアールグレイ、レモンお願いします」
(49) 2022/10/13(Thu) 21:31:18

【人】 高峰 誠一郎

…………ああ。
クセであいつが食べそうな、昔一口くらい分けてやってたのと似たパフェを選んでしまった。

体に染み付いた慣習とは、斯くも恐ろしい。**
(50) 2022/10/13(Thu) 21:33:28

【人】 古寺 貴菜

頼んだものがほぼ同時に来たわけだが……。

「うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ」

テーブルの上には 米が食いたい という強い意志が具現化している。頼んだ時点でこうなることはわかっていたのだが。

エビピラフにスプーンを入れる。
入っているのは小エビとみじん切りされたピーマン、ニンジン、玉ねぎ……それとマッシュルームと言ったところか。スタンダードな具なのが好感が持てる。
口に入れるとバターの香りが鼻に抜ける。

「うん、うん」

いいじゃないか、何の飾り気もない……エビピラフはこういうのでいいんだよ。
(51) 2022/10/13(Thu) 22:11:16

【人】 古寺 貴菜

女なのによく食うな、そう言われることがある。
一体何が悪いというのであろう、食に性別など関係ない、本来食べるという行為は自由で、人にとって平等に与えられた権利なのだ。
その権利を行使することに文句を言われる筋合いなどないのである。

もっとも、この主張を受け入れる男性はこちらを見るときは男友達を見るときと変わらぬもので、それならば恋愛などいっそ諦めて、食の平等の権利を振り回す存在になった方が気分的に楽なのかもしれないが……。
残念ながらそこまで悟れてはいないのだった。
(52) 2022/10/13(Thu) 22:21:10