人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

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卯月 侑紗は、メモを貼った。
(a3) 2020/08/08(Sat) 10:26:15

【人】 空閑 千秋

 
[結局その時、ワタシは彼女と肌を重ねていた。>>16
 けれど、私ばかり触られるのは申し訳ない。
 だから私は彼女に口での奉仕を申し出ていた。
 互い違いに身体を重ねて、
 彼女に身体を解されながら彼女の花を愛でるというもの。
 
何せそれには慣れていた。
何度も母のそれに奉仕していたから。
腰におもちゃを着けて母を穿つ時
その母が浅ましくもうらやましく……なんて
そんな話は、しなかったけれど。

 
(19) 2020/08/08(Sat) 11:12:02

【人】 空閑 千秋


─廊下の一角─
 
   和宮さんのお陰で、少し吹っ切れましたしね。
   だから休みが取れる時は、こうして。
   それにしても中々予約が取れなくなりましたけど。
 
 
[本当はもう少し頻繁に来たいだなんて、
 自分の貞操感とやらは何処かに消えてしまったらしい。
 いや、元からそう育てられてしまったのかもしれないし
 自分自身の持つ資質とやらのせいなのか。
 もっとも、彼女の宿泊数を聞いたなら
 純粋に驚くだろうけれど。

 でも、髪について返されると>>17
 少し目を瞠った後、苦く笑った。]
 
 
   伸ばしたい…とも思うんですけどね。
   どうしたら良いかわからないのが本音です。
   その方が女性らしいとも思うんですが

   伸ばし途中の髪が頬に触れるのが
   どうにも、痒くて。
 
(20) 2020/08/08(Sat) 11:12:32

【人】 空閑 千秋

 
[チクチクと。半端な長さの対処法がわからない。
 何もしないでのんびりしていれば刺激も少ないが
 生憎メイクをして動き回る仕事だから
 刺激は少ない方が良いのだ。

 けれどそんな風に世間話ばかりしていても。
 そう思い至れば。]
 
 
   お互いに良い出会いがあれば良いですね。
   今回も。
 
 
[……けれどこれを続けていても良いのだろうか。
 微かな疑問は捻じ伏せてその足をラウンジに向ける。

 まだ日が落ちないうちに飲酒する。
 この背徳感もまた堪らないのだ。]**
 
(21) 2020/08/08(Sat) 11:12:47
空閑 千秋は、メモを貼った。
(a4) 2020/08/08(Sat) 11:15:52

【人】 和宮 玲

[>>19肌を重ねた相手の名前がパッと出てこないのは
この宿屋が、名を知らぬ相手で合っても
肌を重ねることが出来る淫蕩の場所だからか。

口での奉仕を申し出られれば少しだけ驚いただろう。
処女と言う彼女が、同性相手の対応に手慣れているとは。
実際に彼女の愛撫は、私が感じやすいのを差し引いても
十分に気持ちいいものだった。

不慣れそうな彼女の為に、と始めた事だったが
私にも大きな見返りがあったことだろう。

2つの指が器用に動き彼女の中を開拓していったけれど
それがどれだけ意味が有ったかは分からず。
結局破瓜の痛みは強かったままだったかも。

その痛みさえ私には羨ましいと思えるものだけど。
]
(22) 2020/08/08(Sat) 12:51:57

【人】 和宮 玲

──廊下──

 どういたしまして、かな?
 顔見知りがいると安心するもの。

[>>20安堵を求めるならこのような宿に
来るべきではないかも知れないけど
それはそれ。

宿の予約が取れないのはそうだろう。
>>n0随分と人気なのか、やはり客数が10人ほどというのが大きいのか。
私が5年前から来て、10回も来れているのは
運が良いのか、それともこれほど長く来る人間が居ないのか。
それは分からないけれど。]

 煩わしさがない訳では、無いものね。

 ……頬、痒いのね。

[丸く切って整えた爪で
叶うなら、そっと彼女の頬を触ろうか。

肌がもしかして敏感?

違うか、私が鈍いだけ。]
(23) 2020/08/08(Sat) 12:52:18

【人】 和宮 玲


 えぇ、そう願ってる。
 一つ、良い出会いが出来たけどね。

[>>21にこりと微笑んで
彼女がラウンジに向かうならその背を見送ろう。
身長の高い彼女。

いつまで彼女はこの宿に来るだろうか。

私だけが、やはり長く居続けるのか。
その答えが返ってくることは、ない。]*
(24) 2020/08/08(Sat) 12:52:36
到着:三谷 麗央

【人】 三谷 麗央

――宿へ――
[東京から特急に乗って1時間弱、学生の頃には降り立つこともなかった熱海の駅。タクシーで向かう先を伝えると、運転手は愛想良く頷いて車を走り出させた。山手の方へ進んでいく車窓の景色にやはり見覚えはない。
「お客さん、熱海は初めてですか?」
そう尋ねられていや、と首を振った。]


子供の頃に一回だけ。
でも全然憶えてないんですよね。
かなり変わりました?


[そうですね、と運転席から返る相槌。さらりと吐いた嘘など疑われる由も無い。思い出話みたいな運転手の話を聞き流しつつしばらく揺られて、やがてタクシーは停止した。]


どうも。


[荷物は小さなキャリーが一つきり。
建物の構えもやはり、幼い頃の記憶とは一致しない。
ただ「美鶴荘」と書された表札だけは、変わらない気がした。]
(25) 2020/08/08(Sat) 16:13:56

【人】 三谷 麗央

[予約した部屋は
睡蓮の間

からりと開いたベランダには露天の浴槽がとくとくと掛け流しの湯を板張りの床に溢れさせていた。解くほどの荷も無かったがひとまず着替えようと服を脱いでいく。]


……そうだよな。昔は二間続きじゃ、なかった。


[身に纏ったのは用意された紺地の浴衣。
白い夏帯を締めつつ呟いた。部屋を出れば一夜の楽しみの相手を物色がてら、館内をぶらりと巡ろうか。]
(26) 2020/08/08(Sat) 16:16:08
三谷 麗央は、メモを貼った。
(a5) 2020/08/08(Sat) 16:18:47

【人】 三谷 麗央

――廊下――
[麗央がこの宿に泊まるのは3度目のこと、子供の頃の来訪を含めれば4度目になるか。社会人になってから、およそ年に1度といった頻度だ。
過去2回のどちらとも女連れで宿泊して、乱交やスワッピングに興じたものだ。元より長い付き合いなど考えない遊びの相手。向こうからもそれは同じだっただろうが。]


お久し。
たしか、前にも会ったよな。


[>>24廊下を進む内、見かけた女の姿に見覚えを感じた。
立ち止まり、軽く会釈して笑う。昨年のことだと記憶していた。
組み伏せるようにして突き入れた時の反応は、目の前の静かな立ち姿とは似ても似つかないほどだった。
此方のことを彼女の方で憶えているかは、知らないが。]*
(27) 2020/08/08(Sat) 16:41:56

【人】 空閑 千秋

 
[その時私は確かに感じていた。
 花芯だけではなく、もっと奥まった場所で
 悦を得ることができ身を震わせ確かに感じていた。
 それでも彼女を感じさせようと
 その行為に報いようと。
 互いに果てた後、火照る身体で新たに誰かを誘惑した。
 
 
 
初めて穿たれた時の痛みはまた別だったけれど
彼女に愛でられて潤った花は
きっとそれまでよりも柔軟に雄蕊を受け入れた。

 
(28) 2020/08/08(Sat) 16:48:59

【人】 空閑 千秋

 
[今の女将に代替わりしてから2年。>>a0
 その間に彼女が何度訪れたのかは知らない。
 けれど慣れている人なのだなとは感じている。
 頬に手を伸ばされ、目を瞬かせては
 その手を取って指先に唇を寄せた。]
 
 
   それでは、また。……後ほど。
 
 
[また、この後で縁はあるかもしれない。
 また、別の縁を結ぶ事もあるだろう。
 どちらにしても楽しみだと笑みを深めて
 私はその場を後にしたのだ。]*
 
(29) 2020/08/08(Sat) 16:49:18

【人】 空閑 千秋

 
─→ラウンジ─
 
[そして、着替えを持ったままラウンジへ。

 温泉施設も良いかと思えたけれども
 酒の誘惑に、負けた。
 
 ラムコークを注文してソファに沈み込む。
 グラスの端にライムを飾ったそれはとても涼やかで
 甘い香りの中に一筋の爽やかさをもたらしていた。

 そのグラスを口にして、ふうと一息。
 まだまだ夜も、始まってはいない。]*
 
(30) 2020/08/08(Sat) 16:49:37

【人】 三谷 麗央

――ラウンジ――
>>27玲との会話は、再会と呼ぶに足りる内容だったかどうか。
彼女と離れたのち、麗央はラウンジへと姿を現す。

>>30鮮やかな緑色が縁に飾られたグラス。
長身の女性がソファに居た。
少なくとも、こちらからは見覚えのない人物だった。]


こんにちは。お一人ですか?
近く、お邪魔しても?


[紺地の浴衣の襟元を締め直すようにして、声を掛ける。
年の頃は自分と変わらないくらいだろうか。きりっとした印象の短髪、だがどこか薄靄のような何かを胸の内に抱えているようでもある風情。
新たな来客の気配に半身を覗かせた従業員へ手を上げて、
テキーラ・サンライズ、と注文した。]*
(31) 2020/08/08(Sat) 16:54:41
三谷 麗央は、メモを貼った。
(a6) 2020/08/08(Sat) 16:55:57

空閑 千秋は、メモを貼った。
(a7) 2020/08/08(Sat) 16:57:28

【人】 空閑 千秋

 
─ラウンジ─
 
   ええ、どうぞ?
 
 
[顔を上げると珍しい風合いが見えた。>>31
 若いのに銀の髪。瞳の色は、自分と似ている。
 柔らかな笑みを浮かべる相手の申し出に頷いては
 一度座り直し居住まいを正した。
 自分が沈み込んだのは二人がけのソファ。
 隣でも、向かいでも。
 そのどちらであっても良いように。

 それにしても、先ほどの彼女もそうだが
 異性に不自由してなさそうな彼も彼女も
 この場所を訪れるのはある意味不思議だ。
 尤も、求めるのは異性ばかりではないかもしれないけど。]
 
 
   こんな早い時間ですから
   一人きりだと思いましたが……。
   貴方も、日の高いうちからお酒を飲む誘惑に
   勝てなかった口ですか?
 
 
[口元に薄く笑みを浮かべて首を傾げる。
 甘いラムコークは冷たく喉を冷やしながら
 臓腑にほんのりと熱を灯した。]*
 
(32) 2020/08/08(Sat) 17:14:29
三谷 麗央は、メモを貼った。
(a8) 2020/08/08(Sat) 17:16:41

空閑 千秋は、メモを貼った。
(a9) 2020/08/08(Sat) 17:24:29

【人】 三谷 麗央

――ラウンジ――

それは良かった。
誰かお待ちなんじゃないかと。


[>>32向かい席が空いてはいても、座り直す様子を認めれば隣に掛けても構わないようと見てとった。なら遠慮なく、と彼女の隣に紺の浴衣を沈ませる。投げられた言葉に小さく笑う。酒は好きだが独り飲みはさほどではないのだ。]


俺はむしろ、誰か居るかなと覗きに来た、って感じかな。
そしたら丁度、綺麗なひとが
ひとり、居た訳です。


[傍らの彼女、似た色の瞳を見つめて笑う。
と、そこに注文の品が運ばれてきた。柘榴の鮮紅色が沈んだオレンジ色のカクテル。コリンズグラスを持ち上げて、彼女の方へ軽く傾けた。]
(33) 2020/08/08(Sat) 17:29:59

【人】 三谷 麗央

 

俺は麗央。さんや、れおって言います。
貴女のお名前は?


[返事と共に乾杯を、と仄めかすように。
すぐ近く、ほぼ同じ高さにある彼女の瞳を
じっと覗き込んだ。]*
(34) 2020/08/08(Sat) 17:33:36

【人】 和宮 玲

─ 少し前・廊下 ─


[>>29指先にキスが落とされるのを見る。
その仕草を見つめ、また『後ほど』という言葉を耳にする。]


 ち、ゅ。

[彼女が去った後に
先程キスを落とされた場所に、自分の唇を当てる。
柔らかな弾力でも感じれば良かったが
そうもいかないようで。

彼女の唇が触れた瞬間が分からなかったのが
少しだけ残念。……ううん、それなりに残念だった。


彼女との『後ほど』がどうなるのかは
分からないけれど
再び会えることを楽しみに思う気持ちがあった。]*
(35) 2020/08/08(Sat) 17:47:01

【人】 和宮 玲

─ 廊下 ─


 ──お久しぶりです。

[温泉に、と行こうとしていたが
声を掛けられてそちらを振り返れば
>>27その顔は最近見覚えがあった。

ちょうど昨年のこと。
その時は女連れだと記憶していたが
今回はどうやら一人のよう。

男女2人ずつだったか、男一人に女二人だったか。
ようく貫かれたのを覚えている。

男の名前を聞いた事は無かったな、と今更に思う。
それでいいか、とも。


さらり、と頭を下げて会釈する。]*
(36) 2020/08/08(Sat) 17:53:47

【人】 空閑 千秋

 
─ラウンジ─
 
   特定の相手がいるならばこの施設に宿泊はしない。

   ……違いませんか?
 
 
[浴衣は部屋によって違うのか。
 それとも個人で選んだか。
 此方は白地に桔梗の柄。
 隣に座る彼に目を細めながら、お上手ですねと小さく笑う。]
 
 
   くが ちあき。
   ……何か見えますか?
 
 
[あまりにもじっと此方を見るものだから>>34
 少しばかり気恥ずかしくなってそんな問を投げる。
 軽く傾けられたグラスに自身のグラスを合わせる。
 カチン、と小さく硬質な音。
 そのままグラスを口に運ぶ動きに合わせて
 彼から視線を外して伏せた。
 長い睫毛が私の瞳の色を隠す。]
 
(37) 2020/08/08(Sat) 17:54:24

【人】 空閑 千秋

 
   ……ここには、慣れているんですか?
 
 
[そんなことを尋ねたのは、
 隣り合うことに慣れているようだから。
 ここに来る目的を。きちんと、理解してそうだったから。

 ここに来ること自体、慣れているのかと。]*
 
(38) 2020/08/08(Sat) 17:54:46
到着:美雲居 月子

【人】 美雲居 月子




   えらい、かぁいらしなあ



[ Wうさぎの温泉まんじゅうWなるものを
目にして、女はにっこり笑いながら
そっとそれを手に取る。
ふっくらまんまるのかわいらしい
うさぎを象ったそれは。
なるほど、女子受けが良さそうだなあと
感想を抱いて眺めた。]

 
(39) 2020/08/08(Sat) 18:09:44

【人】 美雲居 月子



[ 女の実家は京の都で老舗の旅館を営んでいる。
客足はそう途絶えることのないそれなりに
人気の旅館ではあるのだが……

熱海の山奥。
ひっそりと佇む小さな宿の予約が
なかなか取れなくなっていると
耳にしたのは2ヶ月ほど前のことだった。

それも、今の女将の代になって
流行り始めたというのだから、
なにかよほどWいいことWがあるのだろう、と。
そうしてインターネットの海の中、
見つけた情報にすう、と目を細めた。]

 
(40) 2020/08/08(Sat) 18:11:16

【人】 美雲居 月子


[ なるほど、ふうん、これはこれは。

そうして、早速予約をとったのだ。

ご機嫌で「これひとついただけます?」
と店主に注文し、8個入りの箱を袋に入れて貰えば。]


    おおきに


[ と微笑んで、店先を離れるのだった。
旅館までは距離があると聞いている。
タクシーでも捕まえねば、と辺りを見回す。
かこ、と小さく下駄が鳴った。]*

 
(41) 2020/08/08(Sat) 18:12:17

【人】 三谷 麗央

―ー廊下――
[>>36会釈に流れる黒髪を見ても、思い出せない彼女の名前。聞き出そうとはした筈なのだが、一年を経て記憶からは消え去っていた。
代わりに記憶が開くのは、貫かれるたび揺れ動く豊かな乳房を同性に唇と舌で愛撫されて善がっていた時の彼女の痴態。欲は身体の内に沸き起こるとも、直接的な変化にまでは至らしめはしなかったが。]


覚えてくれてて良かった。
でも、ごめん。
貴女の名前、もう一度、教えてもらって構わないかな?


[此方は名乗った覚えがない。連れた女の呼びかけで耳にはしたかもしれないが、それとて些細な一幕でしかないだろうから。名乗られれば名乗り返すし、曖昧にはぐらかされれば小さな苦笑を洩らすだろう。] *
(42) 2020/08/08(Sat) 18:24:13

【人】 三谷 麗央

――ラウンジ――
[>>37特定の相手がいるのなら。それが真であるならば麗央が過去に伴った二人の女は特定の相手と呼べる存在ではないことになるが、それは実際自身にとっても事実だった。]


……違わないな。


[目元に笑みの深さを増して、グラスを合わせ千秋の名を聞く。
硬質な音が小さく奏でられ、ラウンジの空気に吸い込まれていった後。
視線を外した彼女へ声を零した。]


何か、見えていたとしたら。
お酒以外の誘惑にも、勝てなくなってる、貴女かな。


[そう言って、コリンズグラスを傾けて、
>>38問われた声に頷いた。]
(43) 2020/08/08(Sat) 18:35:53

【人】 三谷 麗央

 

二年前から、三回目かな。
此処に慣れてるって程じゃないけれど。

……そちらは? 千秋さん。


[初めてのようには思われなかった。といって、廊下で会った彼女ほど馴染んだようにも見えはせず。相手の名前を一言呼んで、その返事を待つことにした。]*
(44) 2020/08/08(Sat) 18:41:07

【人】 空閑 千秋

 
─ラウンジ─
 
[そう、心に決めた相手がいるなら。
 そして互いに想っていたならこの場所には来ない筈。

 
勿論、そうした"プレイ"で来る男女も
いるには居ただろうけども。
少なくとも自分には縁のない世界だ。
少なくとも、今のところ。

 
 それにしてもこの人は、本当に"お上手"だ。
 女性を褒め慣れている。
 女性の心の擽り方を知っている。
 若しかしたら自分の様な
 女性としての自信に欠けるような相手を褒めることに
 より長けているのかもしれない。
 そう思うのは、自惚れないための防衛本能。]
 
 
   お上手ですね。つい、嬉しくなってしまう。
   私みたいな女よりも
   もっと魅力的な女性は多いでしょうに。
 
(45) 2020/08/08(Sat) 19:04:01

【人】 空閑 千秋

 
[だから、そう言葉で線を引く。
 分かってる。これは、ここに宿泊している間だけの
 甘い甘い毒の蜜。
 楽しむだけに留めておこう。
 本気になって困らせたりはしないから。
 そう、自分に戒める為の言葉でもある。

 からり、グラスの中の氷が音を立てた。]
 
 
   私もです。三回目。
   ……麗央さんはここに何を求めて?
   私はですね、こんななりですから。

   自分の形を確かめに。
 
 
[グラスを緩く揺らしながらその湖面を見つめる。
 そして彼に視線を向け直すと、
 眉尻を下げながらほんのわずか、笑みを溢した。]
 
(46) 2020/08/08(Sat) 19:04:25