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【赤】 七海 聖奈[思えば、小さい頃からそう。 小説を読んで目を閉じて眠ってしまえば 私はその本に出てきたキャラクターとして 夢の中で物語を追体験していました。 それは、ジャンルが官能小説であっても同じで。] (*7) 2024/01/16(Tue) 3:05:22 |
【赤】 七海 聖奈[絶頂の予感から逃げることは許されない。 譫言のように制止を繰り返しても それが聞き入れられるはずもなく 少女は嬌声をあげながら、快感に溺れてしまう。] (*11) 2024/01/16(Tue) 3:07:17 |
【赤】 七海 聖奈[実際は起こるはずがないから。 本の中のキャラクターと重ね合わせて。 拘束されて逃げられない状態で 責め立てられる快感を夢の中だけで―――――。] (*12) 2024/01/16(Tue) 3:07:39 |
【赤】 七海 聖奈[耳元で囁かれる声にびくりと反応して 身を捩らせても拘束されているせいで まともな抵抗なんて出来ません。 ……力が入らないから、抵抗にすらなっていない。 ぼんやりと意識が戻ってきても 寝起きの頭では何が起こっているかよくわからなくて。 ただ、わかるのは、硬いものが秘部に当てられることと それがたまらなく気持ちいいことだけ。 もうすこし、もうすこしで中にはいるのに。 疼く中に欲しくて、熱を埋めて欲しくて 押し付けるように腰が揺れて その動きがもどかしくてたまらなくなるのです。 熱が陰核に擦れる度に蜜が溢れて すっかり受け入れる準備は出来ているのに。 本当に欲しいものは与えられないまま。] (*14) 2024/01/16(Tue) 3:09:19 |
【赤】 七海 聖奈[何時間も焦らされ続けて 夢なのかどうかなんてどうでもよくなりかけるほどに 中への快楽を欲していた私は、 激しくなっていく動きと水の音にイヤイヤと首を振って] これいやっ……! ほしい、 ほしいのにっ……! んんーーーーっ! [抱きしめられて逃げられなくなって 抗議さえ完全に封じられてしまえば 部屋に響くのは水音と、荒い息遣いだけ。] (*15) 2024/01/16(Tue) 3:11:00 |
【赤】 七海 聖奈[待ち望んだ深い絶頂は味わえないまま 太ももに吐き出された液が垂れていく感覚。 お預けをされたまま、入り口をつつかれれば 欲しい、欲しいとはしたなく腰を動かして 勝手に入れようとさえしてしまいました。 でも、中に侵入してきたのは濡れた指先。 擦り付けるような動きから きっと白濁を入れられているんだと察して。 直接注いでほしいのに、なんて 普通なら有り得ないことを考えている私は 妊娠するかもしれない、なんて 一般的な恐れなどありませんでした。] (*16) 2024/01/16(Tue) 3:11:38 |
【赤】 七海 聖奈[もともと疲れ切っていた私は 何時間にも及ぶ責めに体力を使い果たしてしまって ふっと意識が途切れていくのでした。 勝手に私の指を使ってロックを外されていることも メッセージを残されているのも ……侵入者の顔も、見ることは出来ないまま。] (*17) 2024/01/16(Tue) 3:12:19 |
【赤】 七海 聖奈[中途半端に昂った身体を宥めながら 好きな人を監視し続ける生活は変化を遂げて。 ただ、監視するだけではなくなっていくのです。]** (*19) 2024/01/16(Tue) 3:13:48 |
【人】 七海 聖奈[葉山さんと食事の約束をしてから。 約束の日まで、舞い上がってしまった私は ふわふわとした気持ちで日々を過ごしていました。 バイト先では、何かいいことあったの?と 店長に聞かれるくらいには機嫌よく 出勤していましたし、講義が長引いたって 憂鬱になったりもしませんでした。 とはいえ、毎日しなければならないことが 疎かになることは決してありません。 大学生活とバイトを両立しながら、趣味にも精を出す。 誰が見てもいたって普通の女子大学生です。] (0) 2024/01/16(Tue) 20:45:34 |
【赤】 七海 聖奈―――――………。 [大学に着いてすぐと講義が終わって帰宅する前。 近くの公衆電話から葉山さんの携帯に 電話をかけては、5コール数えて切る。 葉山さんが出てくれたとしても何も喋らないのは 話すのが目的じゃないから。 ただ、一瞬声が聴きたくて 電話をかけたのが誰なのか考えてくれたなら その思考さえ私のものにできると思うから。 電話をかけたのが私だと気づくなら それはあなたは私を見ていてくれてる証だから。] (*23) 2024/01/16(Tue) 20:46:25 |
【赤】 七海 聖奈[あの日あなたがスケジュールを見せてくれたおかげで 忙しい日が続くと知っていましたから 少しでもあなたに元気でいて欲しくて あなたのためを想ってあなたが好きな料理を作っては いつものように開いている窓から部屋に置いてくる、 そんなことを繰り返すようになりました。 ] (*24) 2024/01/16(Tue) 20:47:27 |
【赤】 七海 聖奈[食べてくれてるかどうかはカメラで確認すればいい。 捨てられていても関係ない。 食べてくれるまで置くのはやめないし 食べてくれたなら置き続けるだけ。 料理には何の細工もしてませんし きっとあなたなら食べてくれる。 ―――――食べて。 ] (*25) 2024/01/16(Tue) 20:47:56 |
【赤】 七海 聖奈[お礼?そんなもの要らないですよ? 勝手にもらっていきますから。 洗濯カゴに入ったまだ洗っていない服を 持ち去って、次訪れるときには新品の同じ服を 買ってきて戻すことを繰り返しました。 持って帰った服を抱きしめて眠る姿を見られても 別に構わないんです。 むしろ見ていて欲しい。 ] (*26) 2024/01/16(Tue) 20:48:42 |
【赤】 七海 聖奈[だから私、いい子にしてデートの日を待っているんです。 いつも自分を慰めていたのに それをやめて何度も、何度も寝返りをうちながら 無理やり身体を宥めて眠りにつく日々。 不燃ごみの日に玩具だって捨てたんですよ? 部屋に会ったら手を出してしまいそうだったから。] (*27) 2024/01/16(Tue) 20:49:42 |
【赤】 七海 聖奈[仲が良かったと思っていた人から 別に自分はそう思ってなかったと掌を返される。 自分から想いを伝えるなんて ただ傷つくだけで、いい事なんてなんにもない。] (*35) 2024/01/17(Wed) 23:42:00 |
【赤】 七海 聖奈[約束の日まであと半分になった頃。 自慰を禁止された私は、欲を誤魔化すように 早めに寝ることが増えていましたから 侵入されてすぐは気づくことが出来ず、 拘束されてからようやくあなたの存在に気づいて。] (*38) 2024/01/17(Wed) 23:44:29 |
【赤】 七海 聖奈[強引に拘束されて、責め立てられるこの状況は 私がリクエストしたあの短編みたいで、 でも、あの小説と決定的に違うのは、 決して絶頂が訪れない事。 しばらくぶりに感じる玩具の振動は 一番強い設定なことも相まって 刺激が強すぎて、すぐに波に呑まれそうになるのに 一歩手前で止められてしまってずっともどかしいまま。] (*39) 2024/01/17(Wed) 23:46:44 |
【赤】 七海 聖奈 ごめんなさい、ゆるして…… いや、もうイけないのいや………… [涙で目隠しを濡らしながら 懇願しても、永遠のような責め苦は止むことなく。 赦しを乞う気力さえなくなって 掠れた喘ぎ声と、水音だけが響いていました。] (*40) 2024/01/17(Wed) 23:47:22 |
【赤】 七海 聖奈[解放された後も、あなたの真意を理解しないまま ストーカー行為は続けていました。 そうして、約束の日が来るのです。]** (*41) 2024/01/17(Wed) 23:47:48 |
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