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【人】 新妻 イクリール[とある辺境の小さな村。 アッシャーと呼ばれるその村では、 春の祝祭に、思い合う者同士 首飾りを交わす伝統がある。 毎年何組もの恋人たちが恋を囁き、愛を誓い、 それをきっかけに夫婦になる者達も勿論いた。 彼と彼女もまた、 そんな結ばれてまもない二人。 ―――春から月日は流れ、夏のある日。 夫婦が向かったのは海の近くにある王都だった。*] (2) 2021/07/19(Mon) 20:34:12 |
【人】 新妻 イクリールううん、平気。 これくらいでバテてられないでしょ。 なんてったって警察官の妻だもの。ね。 [傍らに座る彼に尋ねられ、 微笑みながらゆるゆると首を横に振った。 窓から外を見れば汽車の煙の合間に 開けるような青い空と海が広がっている。 アッシャーは森に囲まれた村だから 海なんて普段早々見る機会はない。 加えてそびえ立つホテルの白い壁は、 否が応でも気分を高揚させた。 最初こそ目をきらきらさせながら 子供のように窓の外を眺めていたけれど、 あんまりはしゃいでいると いかにもおのぼりさんって感じで恥ずかしいな。 って思ったのもあって少し落ち着いた。 とは言っても、まだ見ぬ王都にわくわくする気持ちは どうしたって抑えきれないのだけれど。] (7) 2021/07/19(Mon) 22:53:46 |
【人】 新妻 イクリールあ、すごい。もう海が見えてきた。 それにみて、あんなに建物が並んでる。 私が魔法を学びに出た街も アッシャーに比べれば随分都会だったけど やっぱり王都ともなると全然違うのね。 そこの高級ホテルって…… 本当に私が招待されちゃって良かったのかしら。 [ホテルの支配人はテンガンのお父さんの友達の息子さん。らしい。 面識はないからそれなりに緊張はするし―― それに―――帽子に花柄のワンピース。 自分的にはめいっぱいお洒落してきたつもりだけど 都会の街では野暮ったくないか心配と言えば心配で。 出かける前、彼にこれ変じゃない? なんて何度も聞いて確認したくせ こうして目的地が近づいてくると またちょっとそわそわしてしまう。] (8) 2021/07/19(Mon) 23:00:25 |
【人】 新妻 イクリール綺麗な奥さん ……って思って貰えるといいなあ。 [だって、彼の妻として行くんだもの。 恥ずかしい姿は見せられない…なんて、 密かにちょっと気合いが入っているのですよ。**] (9) 2021/07/19(Mon) 23:13:13 |
【人】 新妻 イクリール[もちろん、姓が変わったことを意識しないわけはない。 書類にサインする時や、フルネームで名乗る時。 小さい村では結婚したことも周知の事実だから、 若奥さん、なんてからかわれたりもするわけだし。 妻、と口にするのも、たとえばこんな風に 彼との軽口じみたやり取りなら平気だけど、 ちゃんとした場だとやっぱりまだ照れ臭くて ちょっとまごついたりしてしまう。 閑話休題。] (14) 2021/07/20(Tue) 9:46:35 |
【人】 新妻 イクリールそうよね。 もう町並み自体がアッシャーとはぜんぜん違うって言うか...... あ、ほら港。 あれなんか異国へ行く船なんじゃない? 珍しいお土産とかもいろいろありそうよねー。 [しみじみと相づちを打ちつつ。 抑えているつもりでもどうしても田舎者......もとい、観光客って感じになってしまうのは致し方ない。] そうそう、普段縁がなさすぎるんだもの。 どうしても気後れしちゃうっていうか。 でも、うん......そうよね。 手紙の内容も人の良さそうな雰囲気だったし。 せっかくなんだから楽しまないと損よね。 [そんな中、テンガンが緊張を察したのか気遣ってくれる。 彼が昔世話になっていた相手なら、確かに悪い人ではないのだろう。 楽しもうと言う彼に頷き] (15) 2021/07/20(Tue) 9:52:16 |
【人】 新妻 イクリールあっ…ありがと。 [独り言のように発した台詞に 食い気味に被せられて思わず目を瞬かせたのち じんわりと頬を赤らめた。>>12 半袖のワンピースは膝下のスカートで 淡いピンクと水色の涼し気な色合い。 派手さはないが、下手に背伸びするよりは 素のままの方がいいかとこんな感じに落ち着いた。 別に彼の目を信用してないとか、 そういうわけじゃないんだけど、 どうしたって彼は自分に甘いから。 惚れた欲目とかじゃないかなあってのは やっぱり思ってしまうわけで。 微笑ましそうにくすくす笑っている老婦人に ますます顔の熱が上がり、くるくると髪先を指で弄る。] (16) 2021/07/20(Tue) 10:08:52 |
【人】 新妻 イクリール―――ん。 [そんなやり取りをしているうちに 汽車は駅へと到着したようだ。 大きな荷物は彼に持ってもらい、 手を取ってホームへと降りる。 駅はそれなりに広く、王都の人間や観光客で賑わっていた。 付近にはちょっとした露店なども出ている。 きょろきょろと辺りを見回し、 はぐれないように手を繋いで歩いて行く] あ、ちょっと喉乾いちゃった。 飲み物買っていっていい? [この付近で取れるらしい果物のジュース。 硬い皮をくりぬいたカップに入れて 売られているようだったので露店でそれを購入し。 暫しホテルへの道を歩こうか*] (17) 2021/07/20(Tue) 10:20:29 |
【人】 新妻 イクリールうん。ほんのり甘くて美味しい。 確かに村で採れる果物とはちょっと違う味かもね。 [カップに差された 麦藁のストローを一口啜り、 そう感想を漏らした。 見た目の印象よりもさっぱりとした まろやかな甘味が乾いた喉を潤してくれる。 尋ねながら強請る様に首を傾ける彼に 一瞬きょとんとしたのち、くすりと笑って] はい、どうぞ。 [麦藁を咥えやすいよう、 口元までカップを持っていく。] (23) 2021/07/20(Tue) 18:26:45 |
【人】 新妻 イクリールどうかしら。 …でも、あんまり美味しくないんでしょ?魔物。 好きな人は好きって言うけど 何だかんだ食べたことはないのよねー。 [魔物狩りコンテスト、 確かホテルの催しはそんな名目だった。 魔物食い。 癖が強く良く言えば珍味、 悪く言えばゲテモノのイメージがついて回るが 都会の人間の感覚はまた違うのだろうか。 一体どんな料理が出されるのだろうと 一抹の不安を覚えないでもないのだが、 そこは支配人を信じよう。信じていい筈。多分。] 魔物狩りってどんなことするのかなあ。 私も役に立てればいいんだけど。 [そこまで構えなくて大丈夫ですよ、 と手紙には書いてあったものの。 狩りと言う言葉のイメージ的に、 体力が入りそうな想像をしてしまう。 ジュースを飲み干し、魔法を使う彼にそんなことを話しつつ。 洗ったカップはハンカチに包んでバッグの中に入れた。 これも記念の一種ってことで。**] (25) 2021/07/20(Tue) 18:43:15 |
【人】 新妻 イクリールえー、両親の他は学校の同僚でしょー、 それに村の友達にも配りたいし… [尋ねられ、指を負ってカウントする。>>26 何だかんだと土産を買っていると 結構な量になってしまいそうだ。 彼は職業柄付き合いも多いから余計だろう。 今更のように、持って帰れるかどうか少し不安。] 王都だし、それこそ魔法で 荷物を転送してくれるサービスとか あるんじゃないかなあ。 [アッシャーでは人力に頼るしかないが、 技術の発展した王都ならそういうものもあると思いたい。 まあ、ただでってわけにはいかないだろうから ある程度の出費は覚悟しなければいけないだろうけど。 出費、と言えば旅行用の財布は自分が預かっていた。 自分に甘い彼があれこれ買いすぎないように、と思ってのことだが むしろ自分の方が浮かれて散財しないように注意しなければ。 内心気を引き締めつつジュースを啜る。] (33) 2021/07/20(Tue) 21:55:15 |
【人】 新妻 イクリールそうよねー。 私もそういうの売ってるの見たことはあるけど、 わざわざ食べようって気にはあんまりならなくて。 まあ、でも食わず嫌いしてるだけかもしれないし。 食べて見たら意外といける!ってなるかもよね。 [不安な反面、興味深くもある。 まあ口に合わなかったら それはそれで話の種にはなるだろうし。 そんなことを考えつつ話はコンテストの内容へ。] あ、なるほどね。 確かにそういう考え方もあるわね。 そう思うとちょっと気が楽かも。 [まあ、もし言葉通りの「狩り」をするのだとしても 警官として訓練を積んだ彼であれば 恐らくこなせるんじゃないかなとは思うけど。 その場合自分は完全に足手まといになってしまうので 出来ればあまりハードな内容でない方が好ましい。 せっかくなら二人で一緒に頑張りたいしね。 手を握る彼にうん、と頷いて、表情を和らげた。] (36) 2021/07/20(Tue) 21:58:37 |
【人】 新妻 イクリール[さて、そんな話をしながらホテルへ。 話に聞いていた通り駅からはすぐ近くだった。 白を基調とした大きな建物は 高級ホテルらしく上品で豪華な作りだった。 圧倒され、思わずロビーで立ち尽くしてしまう。] あ、はい。ええと、…しゃ、シャムスです。 この度はお招きいただき有難うございます…! [明るい声で出迎えるホテルのスタッフに、 慌ててぺこりと頭を下げた。 支配人が居れば挨拶したかったが忙しいのだろうから この場ではスタッフに礼を言うに留め。 部屋を聞かれて、映し出されたホログラムの一覧を見る] (37) 2021/07/20(Tue) 22:00:02 |
【人】 新妻 イクリールえっ…ええーー……何だか、 随分いっぱいあるのね。 [急に言われても、どれもこれも煌びやかで目移りしてしまう。 あわあわしながら眺めていたが、 ぱっと目についた部屋を指さして。] じゃ、じゃあ、これがいいかな。 [選んだのは、花びらが浮かぶ大きな風呂がついている一室。**] (38) 2021/07/20(Tue) 22:03:57 |
【人】 新妻 イクリール[大きな荷物をスタッフに預け、 キーを貰って部屋に向かう途中、 テンガンが先程話したことを聞いてくれていた。 転送魔法については どうも役所にゲートがあるらしい>>42 それに、コンテストの内容についても。>>43 あくまでホテルのオープン記念イベントの為、 一般人でも気楽に参加してほしいこと。 それこそ果物狩りだとか、魚釣りだとか、 そう言う感覚で捉えて大丈夫なようだ。 魔物の森についても そこまで深くまで入らない限り 凶暴な魔物はそうそう出てこないようなのでまずは一安心。 ついでなのでその場でエントリーを済ませてしまうことにして。] (45) 2021/07/21(Wed) 14:49:42 |
【人】 新妻 イクリールわ、すごーい、広い! ねえテンガン、綺麗ね!海が見える! [扉を開けた瞬間、歓声をあげ 思わず部屋の中央で くるりと回転して見せた。 案内された部屋は広々としており 白を基調としたシックな空間だった。 キングサイズのダブルベッドの他、 開放的なバルコニーがあり、 海やホテルのビーチが見える。 先程ホログラムで見た通り 部屋内にはゆったりとした浴室がついており、 全身が映る程の大きな鏡が設置されていた。 流石にまだ湯は張られていない為 備え付けの花弁セットが洗面台付近に置かれている。 入る時に浮かべて下さいということらしい。] (46) 2021/07/21(Wed) 14:52:30 |
【人】 新妻 イクリール[子供のように一頻りはしゃいで見せた後、 大きなベッドにぼふっと腰を下ろした。 時刻は昼前。 本格的にコンテストに参加する前に 腹ごしらえをしておきたい頃合いだ。 ベッドサイドのボードには 宿泊施設の案内が書かれた冊子が置いてあったので ぱらぱら捲りつつ。 BBQは夜から。1階にはバーやレストランがある。>>30 頼めば部屋で食事を摂ることも可能なようだ。 ご丁寧に魔法仕掛けのベルが置いてあり これを鳴らせばスタッフが来てくれるらしい。] へ――… ほんとに至れり尽くせりなのねえ。 取りあえず、レストラン行く?ご飯食べようよ。 [傍らの彼にそう声をかけてみたが。**] (47) 2021/07/21(Wed) 15:04:05 |
【人】 新妻 イクリール[ガコガコと音を立てて動いていた昇降機も 恐らくは魔法を動力としているのだろう。 どういう仕組みなのか気になる所だが それよりも部屋の広さに意識は持っていかれた。 バルコニーから見える砂浜に今は人はいないが 確かに人がいてもこの高さからは見えないだろう。 防犯的な意味でも安心と言える。] 途中でお腹が減って動けなくなっても困るしね。 それにホテルの食事、どんなのか興味あるじゃない? [食い意地が張っているみたいでちょっと恥ずかしいけれど 王都の料理は純粋に楽しみ。 どうもホテル内での食事まで招待の内に入るようで こんなに良くして貰っていいのか、 全く頭が下がる思いである。] (52) 2021/07/21(Wed) 17:19:23 |
【人】 新妻 イクリールあ、じゃあ、そうね。 ちょっとだけ待ってて。 [そう言いながらも彼の腹が大きな音を立てて 思わず顔が笑ってしまった。 食後に外を散策するのなら このままでは動きづらいだろうから ラフな格好に着替える。 白いノースリーブニットと ベージュの膝上ショートパンツ。 薄手のカーディガンを肩から羽織った。 あまり待たせるのも申し訳ないので手短に。 最低限の荷物を入れたバッグを持って、 彼の手を取り部屋を出ることにする。] (53) 2021/07/21(Wed) 17:31:38 |
【人】 新妻 イクリール[再び来た道を戻り1階へ。 レストランに入り案内されるまま席に着く。 厨房からは良い匂いが漂って来て、 こちらもお腹が鳴りそうだ。 メニューボードを眺めれば定番の肉や魚をはじめ 中にはヨンミーfoodやハム野菜サンドfoodなんてのもあるが。] ……これ、どういう料理なんだろ。 あんまり味の想像ができないわね。 [馴染みの肉や魚以外に幾つか見慣れない響きのものもある。 不思議そうに首を傾けつつ、どれにしようか暫し思案。**] (54) 2021/07/21(Wed) 17:56:48 |
【人】 新妻 イクリールあはは。 ちょっと大胆だったかしら。 [確かに、普段はロングスカートを着ていることが多いので あまりこういう格好はしない気がする。 改めて指摘されるとちょっと恥ずかしいけれど ドキドキして貰えるのなら偶には悪くないかな、って。 再び手を繋ぎ、明るい陽光が差し込むレストランへ。 ヨンミーとは一体なんだ。 首を傾げているとレストランのスタッフが説明してくれる。 どうやらデザートらしいと聞けば成程と感心した。 世の中まだまだ知らない食べ物はある。] あ、そうね。 せっかくなら色んな味を食べてみたいし、 そっちの方が嬉しいかも。 [シェアの提案>>58には快く頷いて メニューを読み上げるテンガンの声に耳を傾ける。 何を頼もうか考えながら運ばれてきたお冷に口をつけ。] (62) 2021/07/21(Wed) 22:40:34 |
【人】 新妻 イクリールあっあの! このソーセージ詰め合わせってやつと、 ハム野菜サンドで! それから飲み物はルイボスティーでお願いします。 [焦っていたのでメニューの中で 目についたものをそのまま注文したが、 自信ありげなスタッフを見ていると 然程悪いチョイスではないのではなかろうか。 彼もブレッドを頼むようだしね。 焼きたてのパンはきっとおいしい。*] (64) 2021/07/21(Wed) 22:46:59 |
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