双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a3) 2020/07/15(Wed) 1:33:56 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 天野の部屋 ─ [雪菜は備え付けのタオルケットと 救急箱に入っていた絆創膏を持ってきて。 タオルケットは裸の姉、吹雪に掛けてやり 絆創膏は天野に手渡す。] 『噛み傷はバイ菌が入りやすいので よく水で洗ってきてください。』 [雪菜はどことなく満足気な顔をして 天野にそう言った。 姉をチラリと見る視線は どことなく柔らかさを感じるだろう。]* (9) 2020/07/15(Wed) 10:23:28 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目・天野の部屋 ─ 『無理はしてたでしょうね。 時雨さんは遠慮なしに最後動いてましたし』 [>>11くすくすと笑いながら言うが 特別強く責めたい訳ではない。 時雨がバスルームに向かったのを見つめ ベッドの上にいる吹雪の髪の毛を さらさらと撫でる。] 『…………くふ』 [すっ、と立ち上がって 音をあまり立たぬままドアの方に歩き バスルームで流される水の音を聞きながら 雪菜はそっとドアを開けて、そのまま廊下に出た。 ガチャ、とドアが閉まる音。 ゆっくりと歩いていれば、 ぁ。下着をソファに置いたまま、なんて 呑気に思いながら、雪菜は楽しそうに鼻歌を歌いながら 天野の部屋から離れて行こうとした。]* (12) 2020/07/15(Wed) 11:59:31 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 回想・204室内 ─ 『……ふ……。』 [>>16溢れるような小さな笑み。 ルームサービスの下りはその通りで。 もう何度か、この催しには参加するつもりで (共に行ってくれる男が居ないといけないが) スタッフと懇意にしておけば、何かと良いことが あるだろうという気持ちもあった。 事実、次回の4回目の時には 雪菜は数人のスタッフと褥を共にしていた。 それなりに顔を覚えられたと思っている。] 『ん……ぷ……ぁ……』 [少し驚いたのは ホットレモンを御子柴が口移しで こちらに飲ませてきたこと。 けれど喉をこくりと鳴らし 薄く感じるレモンの味を覚えれば お礼とばかりに唇を長く触れさせ 去り際に、ちう、と下唇に吸い付いた。] (18) 2020/07/15(Wed) 13:37:37 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『…………』 [御子柴の>>17言葉には 何か答えることはなく、ただこくん、と首を縦に振る。 慣れた手付きは流石と言うべきだろうか。 冷えた氷枕は首元にあたり、効率よく身体の熱を下げるだろう。 それを見ながらも 濡れてタオルを雪菜のそばに置く時 御子柴の手を掴む。] ・・・・ 『貴方も熱っぽいですよ。 少し休んでいたかれた方が良いんじゃないですか?』 [少し肌が顕になった手首のあたりわ掴みながら そんなことを言う。 首元をくつろげて、汗の浮かんだ胸の谷間をチラリと見せて 御子柴の気を引こうとする。 弱っていた自分は、また一人になるのを嫌がって。 ]*そこで一番手慣れた手段に走るのは 他に人を繋ぎ止める術を知らないからか (19) 2020/07/15(Wed) 13:38:12 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a10) 2020/07/15(Wed) 13:43:01 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a12) 2020/07/15(Wed) 14:41:50 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 過去・204室内 ─ 『ふふ、本当?』 [>>23初め、雪菜は 自分の誘い通りに男の足を止めることに成功したと喜び 薄く笑みを浮かべた。 けれど自分の手を 行儀良く布団の中に戻されると 不思議そうに目を丸くした。 タオルで拭かれる時も 事務的だったり、慈しみがあったりするも 邪な動きなど無くて。 むむむ、と頬を少し膨らませて 思い通りに行かないイラつきを溜めたけれど ……ふ、と息を吐くと その子供じみた思いを自覚して、冷静になる。] 『…………ん。』 [ベッドの端から中央。 中央から、もう少し動き。 空間を開けると 布団を少し持ち上げて、御子柴の方を見た。 (24) 2020/07/15(Wed) 17:20:47 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[誘おうとはもう思わず 自分に素直になりながら 人の温もりを求めたが 病人のベッドなので汗をかいたり あまり清潔なものでは無い。 拒否されたら、手を握って欲しいと言い あの手この手で、わがままを通そうとするか。]* (25) 2020/07/15(Wed) 17:21:06 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目・天野の部屋 ─ …………。ぅ。 [それは何時ごろだったか。 目をしぱしぱと瞬きさせながら 部屋の中の明かりを眩しそうに見つめる。 覚醒していくと共に ずきん、と下腹に痛みが走る。 顔をしかめながらも、吹雪はとある顔を探す。 裸のまま掛けられていたタオルケットを 胸元に手繰り寄せ、身体を起こすと キョロキョロと顔を動かすが] ………… 天野さん? [部屋の中にその姿はなく>>22 スーツが痕跡として残される以外は どこにも誰も居なかった。 そして妹の姿も無いのに遅れて気付き 胸に暗い思いが灯る。 二人ともどこかに行っただけ。 特に妹の雪菜が、私一人を置くことなんか …………しないと、思う。] (26) 2020/07/15(Wed) 17:46:17 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[裸のまま、タオルケットを胸に押し付けて そっと、ベッドから降りる。 ズキズキとする身体で、天野のスーツがある所まで行くと それを手にすると、ぎゅぅ、と両手で握りしめた。] ………… どうして、居てくれないの? [震えた声は、一人だけの部屋では 誰の耳に届くことも無かっただろう。]* (27) 2020/07/15(Wed) 17:46:36 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a17) 2020/07/15(Wed) 17:48:52 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 過去・204室内 ─ 『………………分かってますよ。』 [>>28御子柴の言葉には、少しツンとした声を返しつつも 人にうつさないように、と言う言葉に頷く。] 『……な。。なんですか。』 [頬をぷに、と突かれれば よく意味が分からないと、疑問符を頭に浮かべながら 今はされるがまま。 我儘を聞いてもらった側だから 少しの非礼には目を瞑るつもり。] 『そんな符丁があったんですね。』 [先程から 御子柴の雰囲気が違うのは 言葉遣いが変わったからか。 ふぅん、と思いながら 雪菜は手を彼の胸元に伸ばすとその服を軽く握る。 皺にならない程度に……とは思うが難しかったかも。 それから瞳だけを閉じ] (30) 2020/07/15(Wed) 22:12:22 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『エイト………… くふ…………駄洒落じゃないですか』 [そう言って 雪菜は横向きに身体を寝かせながら ゆっくりと眠りに落ちていった。 すぅ、すぅ、と小さな寝息を立てて 服を掴んでいた指の力も幾らか弱まる。 それから何もなければ ──何かあっても、雪菜は夕方ごろまでは起きなかった筈だ。 異性と共に眠りながらも 手出しをしなかったのは、初めてのことだっただろう。 雪菜はそれから、4回目の催しで 8番のメニューが食べたい。と口にした筈だ。 その時雪菜は人が変わったように 御子柴の事を強く求めて、いつも通りの雪菜として 振る舞っただろう。 今この時の、風邪をひいた私は 夢か幻だったかのように。]* (31) 2020/07/15(Wed) 22:12:37 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目夕方・204室内 ─ >>32[呼び鈴が聞こえた。 吹雪は涙を流して スーツに染みを作ってしまっていたのに気付き 慌てて服をソファに下ろす。 それから、先ほど聞こえた呼び鈴の音。 まさか、と思う。 タオルケットで前面だけを隠した裸体で パタパタと素足で扉に向かう。 『ルームサービスでございます』……そんな言葉も 今の吹雪の耳には入って来なかった。 きっと外に、彼が待っているのだと思って 流行る気持ちを抑えるのに必死だったから。] ─────あま、の…… さん [けれど扉を開けた先にいた男の人は 期待していた男ではなかった。 それを目にした時、ぺたん、とその場に 座り込んでしまった。]* (34) 2020/07/15(Wed) 22:39:38 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目 天野の部屋 ─>>47 [茫然自失とした様子でへたり込む吹雪。 >>46御子柴はその吹雪の顔に、見覚えがあったかもしれない。 身長はもっと低く、こんなショックを受けた顔を見せた事は無かっただろうが。] …………いや。 ……話したくない。 [お姫様抱っこで運ばれるのに抵抗せず けれど、スタッフに話すのを拒む。 ベッドまでか、ソファまでか運ばれて 吹雪は御子柴の服を掴んで離さず ともすれば一緒に柔らかな寝具や家具の上に 引き込んでしまいかねなかった。] ……ルームサービスを呼んだ覚えはないの。 眠ってたから。 ……誰かが、呼んだの? [両手でしがみついているのは 見知らぬ男でさえも、離れて部屋の外に消えていくのが 何かを想起させるようで恐ろしかった。]* (60) 2020/07/16(Thu) 19:02:43 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目23時50分・屋外オープンデッキ ─ [黒い海の上を 煌びやかな船がざざ、ざざ、と進む。 星や月の灯りを除けば 船以外に一切の光のない闇の中の航海。 深淵のような海を見ていれば そこに引き摺り込まれてしまうよう。 屋外のオープンデッキで オレンジジュースの入ったグラスを片手に 吹雪は立っていた。 潮風が髪を靡かせる。 ベタつきを覚えるその風は 正直、苦手。 けれど、地面から離れたこの船の上では 現実の生活を思い起こさせるものはない。 テレビだけが外界の事を伝えてくるけれど スイッチ一つでその繋がりも断ち切れる。 ネットも同じ……死刑囚が逃げただの何だのと、対岸の火事どころか、その対岸すら今は遠く……。 長めのカーディガンを羽織り その下は、黒のベビードール。 着の身着のままで出てきたのか、 船内の室内用のスリッパを履いて。 (62) 2020/07/16(Thu) 19:47:11 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[寝室ですらなかなか見ない 扇情的な格好で外にぽつん、と立っている。 つい先ほどまで雪菜は男と寝ていた。 40代ぐらいの男で 『首を絞めると、締まるんだよ』なんて言って 雪菜の首を絞めながら、腰を振っていた男だ。 別に雪菜は襲われたとかではなく 合意の上でそんな事をされた訳だが。 確かに意識がトぶ瞬間は気持ちが良かったけれど 何度もやると頭がおかしくなりそう。 絶倫だったのか、歳を感じさせる事もなく 今の今まで雪菜は男に組み敷かれ、組み敷いて 快楽の中にどっぷりと浸かっていたわけだけど。 どことなく、つまらなそうな顔をしていたのは 雪菜の普段の顔を知る人間なら気付いただろう。] [この気持ちが続くようなら 部屋に帰った後に、8番のメニューでも頼んでみようかと 雪菜が思っていれば、携帯にメッセージが来ていた。>>41] (63) 2020/07/16(Thu) 19:47:47 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『…………』 [雄吾にメッセージを返そうとして、やめた。 メッセージに返信する時間もない というのが一番、『楽しんでいる』と伝わるだろうから。 カーディガンのポッケに仕舞い込みながら 暫くは潮風の中、その闇に佇んでいただろう。 誰を待つ訳でもなく。]* (64) 2020/07/16(Thu) 19:48:02 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a34) 2020/07/16(Thu) 20:10:27 |
双子 吹雪/雪菜は、メモを貼った。 (a38) 2020/07/16(Thu) 22:51:50 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目・天野の部屋 ─ [>>65バスローブの柔らかな感触を肩に感じて 漸く自分が裸同然だと言うことに気付く。 それを恥ずかしいと思う気持ちはあれど 慌てる程の気力は今の吹雪には無かった。] ……おはよう。 …………そう。 [会話をしていると、先程の物腰丁寧な口調から 少し、というか割と砕けた口調になっている気がしたが なんとなくそちらの方が話していて気は楽だった。] ……………… うん [男に言われた言葉に 吹雪は声を震わせて、小さく頷いた。 途端に涙が溢れてしまうのを タオルケットを掴んで目元に押し当てる。 わっ、と泣き出さなかったのは そんな元気も無かったからかもしれない。]* (78) 2020/07/16(Thu) 23:00:15 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目・天野の部屋 ─ [>>86涙を零していれば、男に抱きしめられる。 柔らかく、泣いているのを 優しく包んでくれるかのように。 髪の毛を撫でられながら 吹雪は手をゆっくりと男の背中の辺りに回し 弱々しく掴むと、その胸の中で嗚咽を漏らす。 見知らぬ男に、こんな姿を晒して あまつさえ、胸に暖かいものを感じてしまう 自分の底浅さに少し嫌気が差した。 それでも誰かに頼りたくて 吹雪は男の優しさに甘えた。] …………。 [10分には行かないだろう。 けれど吹雪にとっては長い間涙を流していて 漸く顔を上げた時には目元が軽く腫れていたか。 手の甲でぐし、と涙を拭く。] ……ごめんなさい。 ありがとう。 [鼻声になりながらもスタッフにお礼を言う。 漸く男の顔を見た気がした。]* (89) 2020/07/16(Thu) 23:44:05 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目・オープンデッキ ─ 『仲は良いですよ。 こんな場所だから私がリードしてますけど 本来、姉さんの方がずっと出来た人間なんです。』 [>>91確かに雄吾と会う時は 親戚の集まりだし、吹雪と一緒にいることは多かっただろう。 大学でもある程度つるんでいるけれど。 姉が私にべったり頼りきりと言うことはない。 私が姉に意図的に近くにいようとしてるのはあるけれど。] 『姉は私よりも大抵の事はよく出来るのに 男の人を見る目が無いんです。 みんな、みんな。私に目移りする奴らばかり。 みーんな、お姉に相応しくないんです。 その意味で、良さそうな人を見つけたので 寂しいけど、良い夢なんです。』 [くふくふ、と雪菜は笑う。]* (95) 2020/07/17(Fri) 0:00:32 |
【人】 双子 吹雪/雪菜[天野の言葉を聞いた時 やっぱり雪菜は笑った。 あぁ。 ・・ まだまだお姉は私が居ないとダメだなぁって。] 『────。』 [近づいた天野の服を掴む。 強く引っ張り、余程抵抗されなければ 雪菜はそのまま唇を重ねる。 雪菜の服は、>>62外に出た時の黒いベビードールで 屈み込んだ時に、その大きな胸の谷間も見えるだろう。 勿論意図的に。 この人が、私に釣られちゃう人で、良かったなぁ…… お姉は私が支えてあげないと、やっぱり、ダメだね。] 『時雨さん』 [会いたいと言っていた割には 帰った方がいい?だとかなんだとか。 姉のことまで引き合いに出しながら 優柔不断なことを口にしてる。] (98) 2020/07/17(Fri) 0:14:47 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『……会いたかったんでしょ? 顔を見れば、それで終わり?』 [私は、そっと彼に寄りかかり その顔を見上げながら、囁く。] (99) 2020/07/17(Fri) 0:15:21 |
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