瀬戸 海瑠は、メモを貼った。 (a1) 2023/04/26(Wed) 2:42:31 |
北神 翡翠は、メモを貼った。 (a2) 2023/04/27(Thu) 0:05:05 |
北神 翡翠は、メモを貼った。 (a3) 2023/04/27(Thu) 1:11:14 |
【人】 北神 翡翠──ビーチでデート(二日目)── [今回の旅行は二泊三日。 今朝は旅館を出て、歩いてビーチまで移動した。 昨日と同じようにパラソルを借りて、日陰のビーチベッドに横たわりながら、のんびりと時を過ごす] ……ふぁ… [思わずあくび。ヤバイ。少々寝不足気味か。 昨日は朝から運転して、ビーチに到着してからは遊びまくって、夜は旅館で君と濃厚な一時を過ごしてしまった。 ジム通いで体力を付けたとはいえ、さすがに今日は少しセーブしようかな。 隣のビーチベッドに横たわる君も、ちょっとウトウトしているみたい。 (あ、今日もだけど、その水着似合ってるよ。かわいい) 今は海辺の雰囲気を楽しみつつまったりして、 元気になったらまた遊ぼうか。 なんてぼんやりしつつ、スマホを弄ったり、時々微睡んだり。 波の音を聞きながら] (0) 2023/04/28(Fri) 11:48:56 |
【人】 北神 翡翠[スマホでこの辺りの情報を、ゆるっと検索して眺める。 どうやら海水浴場の他にも、釣りや磯遊びが出来る岩場があるらしい。もう少し移動した先では、シュノーケリングなどのマリンスポーツも出来るのか] 海底散歩楽しそう。 あと、ボディボードもやってみたいよなぁ… [微睡みつつ、気が向くままリンクを辿っていた最中だったかな、 その記事を見つけたのは] 海辺の岩窟…、岩で出来たトンネルみたいなのか… ふぅん…絶景、観光スポットかぁ…───、ん? [景観紹介に添えられた一文。 いわく、カップルがその場所を訪れて契りを交わすと、 二人は将来ずっと幸せになれるのだとか] ……────、 [思わずスマホの画面を近づけて、凝視してしまう。 え、待って。契りを交わすって、ここでえっちすんの?外で? いやいやいや、契りを交わすってプロポーズとか、そういうだよな、…でも、でもでも] (1) 2023/04/28(Fri) 11:50:36 |
【人】 北神 翡翠[で、俺が次にやったことといえば、 「場所」と「カップル」の組み合わせで検索。 すると出るわ出るわ、 あなたは18歳以上ですか?(「はい」連打) の年齢認証を越えた先にある、体験談のような記事がずらずらと] ……おぉ…うわさは本当、なのか……? [ただし、記事の最新が5年前で、以降の日付が無い事には気付いたが、それよりも内容が気になってしまい、しばらく読みふけってしまう] ……ええっ、やっぱりやっちゃうんだ… 隠れられる場所あるの…?えええ…でもなぁ… [読み終わるや否や、スマホの画面を胸の上に伏せ、もじもじと身を捩ってしまう。 体験談の内容を俺たちに置き換えて妄想して、照れくさくて仕方がない。 俺の不審な振舞いに気付いた君がこちらへ目を向けたら、 スマホを渡して同じ記事を読んでもらう。君が画面から目を上げたタイミングで、背後を振り返って、海岸線の先にある突き出した岸壁の方を示す] (2) 2023/04/28(Fri) 11:52:07 |
【人】 北神 翡翠[一応お伺いを立てたけど、俺としては行く気満々だ。 どのみち、海へ来たからには磯巡りも楽しいし、 普通に絶景を眺めるもよし。 礼の場所で契りを交わすにせよ、致すのではなく、 二人の将来を誓いあう、なんて意味もあるよ、もちろんね! しかし下心はあるし、隠す気も無いわけだが、 君はついてきてくれるかな。 いいとも〜! そうと決まれば、少し早めの昼食をビーチで済ませた後、 午後は磯に向けて出発だ。 これから楽しい磯探検の、はじまりはじまり〜。*] (4) 2023/04/28(Fri) 11:54:02 |
【人】 北神 翡翠──あるある磯探検隊── [肩から提げたトートバッグには、タオルとペットボトルの水、 スマホと財布(車のキーは宿に置いてきた)と サンオイルのボトル。 昨日のシャツは洗濯中なので、 今日は前開きの普通の半袖パーカーを着ている。 白の無地に、マリンブルーのストライプ入り。と、サングラス。 下は昨日と同じ海パン&ビーサンだ。 以上のような身軽な出で立ちもあってか、 移動にも抵抗はなかった。 二人して砂浜を歩いて、磯の方へと向かう。 不純な目的を胸に秘め、遠くに見えていた景色が だんだん近づいて来た頃か] …───、待った [先に足を停めたのは、俺の方だったかもしれない] (5) 2023/04/28(Fri) 13:58:16 |
【人】 北神 翡翠[向かうはずだった岸壁を、やや緊張した面持ちで見据える] わかる? あの先に、 ───魔の気配がする。 [すぐにスマホを取り出して手早く操作する。 その後で左耳にスマホを当て、呼び出し先が応答するのを待つ] ……、 ………、 ………… やぁ、光輝クン コンニチハ、翡翠だよ うん、そう、今、海でバカンスの真っ最中 あっ、あのね、 海瑠の、カノジョの水着が、 ほんっっっ、とうに、 可愛くって、ねぇ あ〜〜〜待った待った 切らないで! 本題に入るよ、……うん、そう、今送った場所、 そこ周辺の 報告 、上がってるか見てくれない?多かったら、直近数件でもいいや なる早、いや、今すぐ送って ……え、昼メシ中? ラーメン、…そっか。冷や中だったら伸びなかったのに あはは、細かいことはキニシナイ それじゃ、よろしく! [もう少し何か聞こえた気がするが、一方的に通話を切ってしまう。スマホをしまいながら君の方を振り返ると、にっこり笑って] (6) 2023/04/28(Fri) 13:59:23 |
【人】 北神 翡翠今あの付近の情報集めてもらってるので、 ちょっと待とうか。…───あの辺りはどう? [砂浜を上がったところに、ベンチが並んだ休憩場所がある。 少し歩くが、屋根があるので日陰に入れそうだ。炎天下に佇むよりは良いだろう。 全国の退魔士から情報収集&分析した魔に関するデータベースは、外部端末からアクセスできない。なので、俺と同じチームでシステム操作に長けている、かつ今日は普通に仕事している町岡さんに、この周辺の魔に関する情報収集と共有を依頼したというわけ。 休憩所まで来ると、海岸沿いの道路は目の前だ。 しかも、道路を渡れば、向かいにコンビニがある] コンビニでアイスでも買おっか 食べながら、待ってよう [店に入れば涼めるし、ちょうどいいかもしれない。 君が好きな大福アイスは季節限定だから売ってなくて、 代わりにこっちはどうかな。 二本一組で、真ん中で半分に割ってチューチュー吸うパピコ。 味が違う二種類を買って、ベンチで半分こ。エヘヘ、美味しいね。ちょうど食べ終わった辺りで、スマホが震える] (7) 2023/04/28(Fri) 14:00:02 |
【人】 北神 翡翠ありがとうございます、町岡さん ちょうどいいタイミングでした ん?いや、たった今アイスを食べ終わったところで…、 まぁまぁ、ハイハイ、スミマセン で、どうでした? ……はい、やっぱりね そうか、……わかりました え? 行かないよ。当たり前じゃん…本当だってば このまま引き返せば安全なんでしょ わかってますって、、…はい、 ん? 彼女に?…いや、いいでしょ、わざわざ… えーーー……、わかったよ [通話中のスマホを耳から離すと、君の方へ差し出して] 北神のチームの町岡さんっていうんだけど、 海瑠と話があるって、…ちょっと、替わってもらっていい? [君が彼が会話を交わす間、向かおうとしていた岸壁へと目を向けた。ここに居ても、わずかに魔の気配が伝わってくる。 君たちが何を話しているか、聞かなくたってわかる。 彼は短く名乗った後、必ずこう述べるだろう。 「翡翠さんを現場に向かわせないでくださいね」、と。*] (8) 2023/04/28(Fri) 14:00:40 |
【人】 北神 翡翠[町岡さんが送ってくれた情報をざっと要約すると、 数年前──ちょうど、記事の日付が途絶えた時期と重なる ──から、あの付近に魔が生息していて、 痛ましい水難事故も数件起きているようだ。 よって、退魔を施すより先に人が周辺に寄り付かなくなり、 見かけ上の安全は保たれている。 現に、あの付近まで寄れば、立ち入り禁止の看板が 立っているそうだ。 このまま放置はできないが、現状は対応の優先順位は 下げられている。 何せ、退魔士は常に人手不足だ。 いずれ、リサーチが進んで軽微な事案と判断されれば、 学生の実地演習案件として、瞑々学園に依頼が行くかも。 だったら、夏がいいね。 冬はきっと、あまり楽しくないよ、ここ。 (というと大抵冬になるよねきっと) ] (9) 2023/04/28(Fri) 14:58:37 |
【人】 北神 翡翠……それじゃあ、戻ろうか。 [何も岩窟で契りを交わさなくても、俺たちにとっては 今更って感じか。 外でするのは興味あったんだけど 元いたビーチに戻ろうと、君を促しつつ砂浜に目を向けて、] ……おーい… [思わずツッコミを入れるように声を上げたのは、 先程自分たちが居た辺りに、一組の若い男女の姿を 見つけたから。 俺と同じ記事でも読んだのかな。 彼らの向かう先には岸壁がある。そして、彼らは一般人だから、魔の気配に気付かない] ……さすがに、無視するわけにはいかないよな。 [現場に向かわなければいいんだろ。 彼らを制止するだけなら問題ないはずだ。 彼らに近づくと、昨日ビーチでボール遊びした 四人組のうちの二人だと判明する。 知った顔なら、話しやすい] (10) 2023/04/28(Fri) 14:59:03 |
【人】 北神 翡翠ねーねー、君たち あっち行くの? 俺たちも行こうとしたけど、立ち入り禁止だったから、 戻ってきちゃった どうもあっちは事故も多いし、それに、……出るって噂だよ [両手を胸の前で垂らして幽霊のポーズ。 幽霊は知らんが魔は確実に居る。彼らにとってみれば、どちらも大差ないだろう。 ここまで脅せば引き返すか。 彼女の方はビビったのか、嫌そうに顔をしかめたが、彼氏は聞き入れようとしない。 やはり、昼間では幽霊の凄みが足りないか] いやぁ、マジで行くのやめなよ 俺は霊感が強いんだ あっちは良くないって、俺の第六感が告げている [あながち嘘ではないが、やはり胡散臭さMAXなのか、全く信用してもらえない。 チッ、ノー天気パリピめ。 気が進まなそうな彼女の手を強引に引いて、 彼氏は俺たちの前から去ってしまう。 岸壁の方へ向かって] (11) 2023/04/28(Fri) 14:59:56 |
【人】 北神 翡翠……どうすっかな… このまま知らぬ顔で見送るのは後味、悪いよな… [こちらの忠告を全然聞き入れてもらえなかったけど、 これで事故にでも合われたら寝覚めが悪い。 人を呼んでくるのがいいか。応じてくれそうなのは、 ビーチの治安を守る監視員だが、付近には居ない。 あと、彼らの安否も気になる。万が一危機が迫ったら守らないと] 海瑠は誰か、人を呼んできてくれる? 俺は、あいつらにこっそり付いてって、見守ろうと思うけど。 [果たして君は、この提案を受け入れてくれるかな。*] (12) 2023/04/28(Fri) 15:00:28 |
【人】 北神 翡翠[>>12続き。 君に人を呼びに行かせて、俺が彼らの後を追う作戦は、君に却下されてしまった。 俺を一人で行かせたくないのだという。 本当は俺を行かせたくない、かもな。 だからといって、俺が人を呼びにいって君を見守りに行かせる、という案は端から存在しない。 俺が絶対に許さない ]……わかった。 それじゃあ、一緒に行こう。 [なぁに、引き際はちゃんと心得ているさ。 君が同行するなら、危ない目に合わせるわけにはいかない。 その場合、彼らが犠牲になったとしても、だ。 既に姿が見えなくなってしまった彼らの後を追って、岸壁の方へと向かう。 その中にある岩窟の辺りが、おそらく目的地だろう] (13) 2023/04/28(Fri) 22:48:55 |
【人】 北神 翡翠[濃くなる魔の気配に注意を払い、滑る岩場に足を取られないようにしながら、ようやく目的地に辿り着く。 岩場に身を隠しつつ、そっと頭だけを出して向こうにある岩窟の方を見れば、先程会った二人が激しく抱き合い、濃厚なキスを交わしている様子が伺えて、] (14) 2023/04/28(Fri) 22:49:53 |
【人】 北神 翡翠[かぁっと頬が熱くなる。いやいや、他人の濡れ場を覗いている場合か。頭を軽く振って、隣に居る君を見れば、君の視線も向こうに注がれて、同じく顔を真っ赤にしている。 彼らを助けに来たはずなのに、こんな場面を見せつけられて、やっぱりこのまま放置して戻ろうか、なんて気も起きてくる。 …───いやいや、そうはいくまい。こんなに色濃く魔が漂う空間に置き去りにする事はできない] おっと、 [いつまでも覗いている場合じゃなかった。 劣情に身を焦がす彼らの周りに、 人の情欲を好む魔が集まってくる。 行為がエスカレートすれば魔の動きは活発になって、やがて彼らに憑りつくだろう] (15) 2023/04/28(Fri) 22:52:23 |
【人】 北神 翡翠[空間に満ちる魔自体は大した威力はなさそうだが、 何せ数が多い。 入江や岩窟が入り食った地形など、気流が溜まりやすい場に魔も同様に集まるもの] ……いい?海瑠 二人を守るのが最優先だけど、周囲だけ先に調伏すると、 他のも刺激されて活発化しかねない。 あと、彼らに憑くと俺たちの力の影響も受けるから、 迅速に対応する必要がある。 [邪念は一度脇に避けて本気モードに入る。 ここで心の隙を作ると、自分たちも魔に憑かれかねない。 この場で考えた作戦を、君に共有する] つまり、俺が外側に大きな結界を張り、 付近の魔をすべて内側に閉じ込めた後で、一斉に調伏する。 [いつも行っている、土地浄化術の強化版だ。 退魔の後で穢れた土地を清める術を、存在が弱い魔ごと巻き込んで一気に浄化する] (16) 2023/04/28(Fri) 22:54:42 |
【人】 北神 翡翠大がかりな術になるから、君には俺のガードを行ってほしい。 でも、君の身に危険が及びそうになったら、 自分を最優先して。 …───それだけは、約束して欲しい。 [俺を守ろうとして君が怪我を負うなど、 あってはならない事だから。 君の同意が得られたなら、早速取り掛かろう。 彼らが本格的におっぱじめる前に。] (17) 2023/04/28(Fri) 22:55:42 |
【人】 北神 翡翠───オンベイシラマンダヤソワカ [彼らから直接見えない場所に立って、印を結んで真言を唱える。 真言を繰り返して気を集中すると、遠くで岩に打ち付けられる波しぶきが形状を変え、結界という名の壁に変換される。 壁が周囲を取り囲むと、遠くの景色が、厚い透明なガラスに隔たれたように、ぼやけ始める。空に向かって伸びた壁は途中で曲がり、ドームのような天井を築いて周囲を完全に囲む] (18) 2023/04/28(Fri) 22:57:44 |
【人】 北神 翡翠───光 [目を閉じたまま意識を集中する。水の流れに沿うように両手を滑らかに大きく動かし、別の印を結ぶと、岩場に囲まれた海面が一斉に 翠玉色 に輝き始める]───霧 [光輝く海面が一部蒸発し、 結界ドームの内部は温かな霧に満たされる。 霧は濃度を増し、万物をすべて取り込み景色を塗りつぶしていく] ───浄化 [やがて、ドームの天井が溶かされたように開くと、中に満たされた霧と一緒に壁そのものが一斉に掻き消えた。結界の中に閉じ込められた、魔をすべて巻き込んで] (19) 2023/04/28(Fri) 23:03:54 |
【人】 北神 翡翠……ふぅ… [周囲から魔の気配が消滅したのを察すると、 両目を開いて印を解く。 岩場の間にある海面は色を取り戻し、穏やかな波音を立てていた] …───海瑠? [ようやく現実に意識が戻ってきて、君の名を呼ぶ。 術中はまったく感知できなかったが、君は無事だろうか。*] (20) 2023/04/28(Fri) 23:04:44 |
【人】 北神 翡翠──岩窟にて── 町岡さん、お疲れさまです ……はい、お察しの通り、……解決しました いや、だって、人が入っちゃったし、 見過ごすわけにはいかないでしょ それに、直接交渉して、近づけないようにもしたし、 努力は認めてほしいな えっ、まぁ、……ダメだったけどね、 ……あぁ、うん… 海瑠が、怪我した すぐに甘露したけど ……うん、…うん、…今はまだ、休んでもらってる… たぶん、大丈夫かな 俺? うん、…はは、 まだ大丈夫じゃない…、 こっちは、もう少し時間かかるかも… …あ、彼女、来月の合宿に参加するんで、 その時に型とか、見てあげてくれる? ……それで、この案件さ、 未解決のまま、残しておくわけにいかないの? 今日じゃなくて、依頼が来た後で解決したことにすれば… ああ、調査まだだったのか… [不正を行わせないための、 調査と実施の機関を分ける規程がここで効く] (21) 2023/04/29(Sat) 10:57:21 |
【人】 北神 翡翠ううぅ、だからゴメンってば… 報告書は帰ったら出すよ はい、…はい、…じゃ、そういうことで はい、お疲れさまでした [同僚との通話を切ると、 地面に座って岩肌に凭れている君を振り返る。 君が魔から受けたダメージは既に治癒済だが、 この場でしばらくの間、休んでもらっていた。 ちなみに、ここに居たバカップルだが、 俺が浄化の術を終える前に退散したらしい。 (術の間は半覚醒状態なので、周囲で起きていた詳細は、後から君が教えてくれた) 彼らには術が巻き起こす事象は見えないが、一度に大量の魔を調伏したので、何らかの気配は察したという事か。だったら、最初から来るなっつの…、おかげで俺は、] 電話? …ふふ、怒られたよ タダ働きするな、って……ハァ [溜息を吐いてスマホをバッグにしまうと、君の前にしゃがんで膝を抱える] (22) 2023/04/29(Sat) 10:59:20 |
【人】 北神 翡翠[右手を伸ばして、君の手元にあるペットボトルを取ると、残量を確かめてからキャップを外して手元に返す] ゆっくりでいいから、…中身の水、全部飲んでね ……ああ、タダ働きってね、 正式な依頼を通す前に解決しちゃうと、 どこからも入ってこないからさ… [右手の親指と人差し指で輪を作って見せ、] でもさ、…あいつら来ちゃったし、 仕方なかったよね… [円マークを崩して膝頭に伏せると、その上に額を重ねる] …う〜ん? 俺の身は心配されてなかったよ。 だって海だし… それより、君が怪我したことの方が重大 [伏せていた顔を起こし、君のことを正面から見つめる。 顔色は戻ったかな。そろそろ、陽が西へ傾きかけている頃合いか] 学園には俺から報告しておくよ。 でも、先生に何か聞かれたら、今回のこと答えてね、……。 [君に手元の水をもう一度勧める。 どうしようか。 君に言いたい本当のことは、これじゃない。 でも、何て伝えればいいんだろう] (23) 2023/04/29(Sat) 11:01:15 |
【人】 北神 翡翠……、あのさ… [切り出してみたものの、後に続く言葉が続かない。 何度も逡巡した末、膝を崩して君の隣に並んで座った。 岩肌に背を預け、深い溜息を一つ吐いてから、ようやく胸の内を打ち明ける] 俺、…君が怪我をするのが、怖い… もちろん、傷ついたら癒すけど…、甘露は万能じゃないから… [例えば、魔に憑かれた人が君を傷つけたとすれば、 俺には治せない] 君が俺に癒せない傷を負ったらと考えると、震えるよ だから、 君にはもっと、強くなってもらわないと あの程度の魔、無傷で倒せるくらいには、なってね、…… [腹の底に沈んだ別の考えは、ついに打ち明けられなかった。*] (24) 2023/04/29(Sat) 11:03:16 |
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