陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/10(Sun) 21:21:57 |
ネコジマは、屋根裏で見つけた鏡は、月明かりの射す壁にたてかけて。あとは布をかけるだけして立ち去っていたのでした。 (a0) 2022/07/10(Sun) 21:22:36 |
ネコジマは、誰もいなくても、少しの間はそこにいる。 (a1) 2022/07/10(Sun) 21:40:32 |
【人】 陽葉 シロマ>>2:62 >>2:63 マユミ 「き……ら、き、ら、ひ、か、る……」 目を伏せ、うろ覚えの歌詞でオタマジャクシの後を追う。 演奏が終わり、ややあって目蓋を開けた。 「ありがと。 やっぱりきらきら星は弾ける人が多いんだねえ」 水筒を隣の椅子に置き、ゆっくりと立ち上がる。 壁に貼られたまま朽ちた掲示物を見ながら、美術館の中を回るように歩き出す。 「……あと、牧夫が見つかった時もありがとね。 私はああいうの、わからなかったから助かったよ」 知っていれば、現場の保存をしたのだろうが……白間は、指摘されるまで気付かなかったから。 暫く歩くと、ピアノ側に置かれていた専用の椅子に腰を下ろす。 「多分弓道部で色々あったから、知ってたんでしょ? 思い出したい記憶でも無いだろうにさ。 辛いこと、思い出させちゃったんじゃないかって……」 (1) 2022/07/10(Sun) 21:58:06 |
ミナイは、廊下をいくライカに声をかける。 (a2) 2022/07/10(Sun) 22:03:08 |
ミナイは、君と二人きりになって尋ねたいことがあった。 (a3) 2022/07/10(Sun) 22:05:08 |
【赤】 陽葉 シロマどこかの教室で、少女が教鞭を執っていた。 「 鳥飼 。」「 夢川 。」「…… 司馬 。」名前の増えた出席簿を満足気に読み上げ、閉じる。 前回との違いは、更に名前が増えたことと──窓から見える夜空が、白み始めてきたことだろうか。 「学校って感じ、出てきたな〜。良い調子!」 笑顔で頷けば、窓へ視線を向ける。 その横顔には僅かに哀愁が漂っていた。 「……急がないとね」 (*1) 2022/07/10(Sun) 22:12:28 |
ネコジマは、構ってもらえるとうれしい。 (a4) 2022/07/10(Sun) 22:27:08 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a5) 2022/07/10(Sun) 22:27:51 |
ネコジマは、首を傾けた。 (a6) 2022/07/10(Sun) 22:35:57 |
ライカは、廊下を駆ける最中、ミナイの声に足を止めた。 (a7) 2022/07/10(Sun) 22:37:01 |
【赤】 かれがれ ユメカワどこかの教室。 並べられた机。 人影ひとつ。足音も無く、いつの間にやらそこにいる。 「………ん、…」 出席を取る声へと返す声は、以前よりも浮かないもの。 けれどもその理由は近付く夜明けではなくて、 ましてやひとつ増えた名前でもない。 それは以前あなたに問いを投げ掛けた時に 挙がった名前の内のひとつだから。ただ納得だけがあった。 「……ねえ、先生。 前に……できることがあれば、って言ってたよね」 「聞きたい事があるんだ」 『生徒』として扱われる事に疑問を持たない子どもは、 教卓に立つ少女が、頼るべき『先生』であると信じて疑わない。 だからきっと、自分にわからなかった答えを知っていると信じている。 (*2) 2022/07/10(Sun) 23:29:29 |
【人】 元弓道 マユミ>>1 シロマ 「かろうじて覚えていましたよ。拙でも分かるくらい覚えやすいものでしたから」 少しだけふふん、と自慢げに眉を上げて答えた。 近くに来たことを横目に見やると、手持ち無沙汰に指を鍵盤の上に踊らせながらぽつぽつと言葉を紡いでいく。 「梢もご存知でしたか。弓道部のこと。 そうです、あの時色々あったものですから。それをなぞっただけです。 あの時の拙もどうしたらいいのか分からなくて、首を吊っていたあの子を動かしたら後ほど警察の人に沢山のことを聞かれました。ですからどうにかしたい気持ちは分かりますが、そっとしておくほうがよろしいかと」 そう語る声は淡々と。随分と機械的なものだった。 「……辛い。確かにそう、だと思います。今までの日常ががらりと変わってしまいましたし」 歯切れ悪く述べるそれはどこか他人事のよう。 「梢こそどうなんですか?分からないと言うのなら、このような事態は初めてなのでしょう? 心身ともに負荷がかかっているのではありませんか?」 (2) 2022/07/10(Sun) 23:29:37 |
【赤】 かれがれ ユメカワ「俺、あのあと夏彦と話をしたんだよ」 「ちゃんとあの日をやり直して、本音で話してさ 夏彦も俺と離れたくないって、好きだって言ってくれたから 一緒に来てくれるか聞いたんだ。 ……そうしたら、頷いてくれたから」 夢川深雪という人間が、既に死んでいる事を思い出した上で。 言葉に詰まりはしても、確かに頷いてくれた。 だからあの時、まさか拒まれるなんて夢にも思っていなくて。 あっという間に、殆どわけもわからず死んだ人間には 目前に迫った死の恐怖への理解なんて無くて。 「あんまり怖がらせたくなかったし、 俺みたいに……酷い見た目になってほしくなくて。 できるだけ優しく首を絞めたんだけど 結局怖がらせたみたいで、何処かに行っちゃって」 「何を間違えたんだろう」 ぽつり、ぽつり、前提から何から何まで狂った相談はそこで一区切り。 その内容に反して、それこそ生徒が教師に対してするような ごくありふれた、けれど当人にとっては深刻な悩みのような。 最初から最後まで、ただただそんな調子だった。 こうして確からしい答えを探すのは、 未だやり直す事を諦めてなどいない事の証左だ。 (*3) 2022/07/10(Sun) 23:30:41 |
ミナイは、ネコジマに写真を送った。目当てのものと、段ボール。 (a8) 2022/07/11(Mon) 0:04:24 |
ネコジマは、お池の方へ向かった。 (a9) 2022/07/11(Mon) 0:06:59 |
【人】 かれがれ ユメカワ【空き教室】 >>0 ネコジマ 君が戻って来てすぐの話。 ふと、視界の端で何かが動いた気がして、視線を向けて。 それが誰かわかれば、ひらひらと手を振った。 「……おかえり、稔」 「何かあった?良い事、そうでもない事、なんでも」 選ぶのが下手くそだから机を椅子代わりにする事は諦めて、 床に座って、時折液晶を流れるメッセージを眺めていた所。 君の事を待ってると言ったから、有言実行。 直前に、また少し気まずい別れ方を誰かとしてしまったものだから この空き教室に入る時、少し中の様子を窺ってたりとか、したけど。 きっと誰にも見られてはいなかった。多分。 (3) 2022/07/11(Mon) 0:12:25 |
【人】 友達 ネコジマ【空き教室】 >>3 ユメカワ 「ん。雪ニイ」 ひらひらと手を振り返す。 「ただいま」 ととと、隣にまで来て腕を絡めた。 あなたはきっとさみしい。 「いいことすか。栗栖ニイと仲直りしました。 …まあいつもくらいなんで。 またいつもくらいにああなるでしょうけど」 お互い昔と変わっていなさそうで安心したな。 そんな喜色が滲んでいる。勿論、あなたのことも。 「あとはそうでもないことですけど 屋根裏もけっこう物多かったなとか、 猫も変わらず気まぐれすねとか、そんなくらいです」 メッセージの文面から読み取れた状態よりは 今の猫島は安定していそうだった。 (4) 2022/07/11(Mon) 0:30:48 |
ライカは、空いた手を、君の頭上へ向けて。 (a10) 2022/07/11(Mon) 1:57:44 |
【人】 チャラ男 ウラミチチャラ男は辺りをあまり見ないようにスマホに視線をやりながら、そわそわと落ち着かない様子で廊下を歩いている。 先ほどまで話していたカナイの忘れ物を届けるという名目でセーブポイントである教室を出てきたが、一番の理由は一人でいたくないから、だ。 探索に興じている友人たちはあてにできないが、怖がりのカナイならずっと自分の傍に居てくれる。 早くカナイを見つけなければ……。 (5) 2022/07/11(Mon) 2:41:17 |
【人】 元弓道 マユミ>>ウラミチ 「裏道!」 廊下の爆走。響く大声。 ここがきちんと学校として機能していたならばすぐさま先生の雷が落ちていただろうが、ここはもう学び舎としては死んだ場所。怒る者など誰もいない。 ビビりそうな子はいるかもしれないが。 「拙が来ましたよ。貴方は無事ですか?怪我とかしていませんね?」 懐中電灯片手にやってきた少女は貴方の姿を見つけてすぐさま駆け寄ってきたことだろう。 (6) 2022/07/11(Mon) 3:06:34 |
【人】 元弓道 マユミ>>7 ウラミチ 「うーん、いつだっていい反応しますね裏道。リアクションちゃんぴょんの座は貴方に譲りましょう。でもこの声、すぐに拙だと分かって便利でしょう?」 全く反省の色がない。ほれほれ行きますよ、と懐中電灯を軽く揺らし、貴方の横についた。 「拙は明日香と保健室探しをしたり、梢と音楽室で休憩したり、あとは……まあ、色々しましたが。こちらでは終ぞ鹿乃の姿は見かけませんでしたね」 「行く場所に心当たりがないのなら、片っ端から教室を探すのみですが……」 話し終えて、首をこてんと傾げる。 「というより、裏道と話している途中でいなくなったのですよね?拙はそこにびっくりしているのですよ。何か彼女が会話中去ろうとするようなことでもしたのですか?」 (8) 2022/07/11(Mon) 3:35:13 |
ネコジマは、永瀬がメッセージを送ってけっこうすぐ。>G3 『鏡』とだけ返していました。 (a11) 2022/07/11(Mon) 3:58:00 |
ウラミチは、暇があればチュムチュムをしていたため、ここ数時間(?)のラインのログを見ていない。 (a12) 2022/07/11(Mon) 4:07:58 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a13) 2022/07/11(Mon) 4:14:06 |
【人】 かれがれ ユメカワ【空き教室】 >>4 ネコジマ 再び空っぽになってしまった隣が埋まって、 今は空っぽの手にも掴めるものがあって。寂しさは少し和らいだ。 寂しがり屋にとって、君達は鍵のようなもの。 二つとして同じ形のものはないから、代わりに刺してみても きっとぴったりとは嵌らないけど、まったく合わないわけでもない。 つまるところはこうやって、一人で居る時に。 自分から人と接点を持つ事をあまりしない、少し不器用な君が 少し寂しさを汲んでくれるだけで嬉しくなれるような、単純な人間だ。 「ん……栗栖と? そっか。それは確かに良い事だね、……」 物言いはやっぱり捻くれていても、嬉しげなのは何となくわかる。 君達の間柄は、以前から結構そんな調子だったとしても。 ここに来て早々の事だったから、 単純に心配していた夢川にとってもそれは良い知らせだ。 「…何度も喧嘩して、何度も仲直りできるのは」 「ちょっと羨ましいな。簡単な事じゃないと思うから」 なんてのは、当事者じゃないから思う事かもしれないけど。 でも君の機嫌が幾らか良さそうなのも事実だしなあ。 思考をそんな脇道に逃して、浮かんだ寂しさを誤魔化した。 (10) 2022/07/11(Mon) 4:41:32 |
【人】 元弓道 マユミ【???】>>9 ウラミチ 「む!なんですか要らないとは!誇りましょうよ、王者の座ですよ!」 とかなんとかぎゃあぎゃあ騒ぎつつ、くるりと踵を返して進み始める。 「お手洗いですか。まあ、鹿乃は可憐で小動物みたいな子ですからね。その手の話は切り出しにくいかもしれませんが……それにしたって、いきなり消えるのは不自然です」 「…………………………」 ふと、唐突に消えた友人のことを思い出す。 「それにさ。 ────大人になったら、 こういうことできないじゃん?」 そう言って先導するようにこの学校に来て。突然消えたかと思えば、次に見た姿は──。 『牧夫いたよ』 『昇降口の隣にある教室』 『死んでるけど』 「──っ」 自然と、歩幅が広くなる。 廊下に響く音は、少しずつ忙しなく。 焦りが校内を駆けていく。 ▽ (11) 2022/07/11(Mon) 7:22:25 |
【置】 元弓道 マユミ「鹿乃。懐かしいでしょう、これ!ベイスマッシュですよ、ベイスマッシュ!」 「探偵倶楽部……ああ、栗栖の根城で最近また遊び始めたんです!これがなかなか奥が深くてですね……中身を変えると回転の仕方も少しずつ違ってくるのです!」 「鹿乃、昔は模型弄りもベイスマッシュもしていたじゃないですか!改造もお手の物なのでは?」 声がする。制服のスカートが派手に翻ることも厭わずに、少女の元に向かってはおもちゃを見せて楽しげに話していた頃。 「え?今はやってない?」 「なくした?壊した?」 「それならば拙のをお貸ししますよ!栗栖に勝つ為にいくつか種類を揃えてますから……要りませんか?」 変わらない仲良し。変わってしまった出来事。 いくつもの移り変わりが寂しいと思うこともあったけど、 それでも、 「鹿乃!」 それでも、 「また明日!」 ──それが、また言えるなら。 その小さな約束が果たされるなら。 また明日、会えるのなら。 (L0) 2022/07/11(Mon) 7:23:40 公開: 2022/07/11(Mon) 7:25:00 |
【人】 元弓道 マユミ【???】>>9 ウラミチ 「鹿乃!どこにいるのです!裏道泣かせたいんですか!」 途中から最早、早歩きというより走ると言ったほうが正しいくらいに脚を動かして。自分よりも手足の長い山中ですらも気持ち急がなければならないほどの速度で校内を駆けずり回った。 別のところにいるのではと他のお手洗いも見た。 先に帰ってしまったんじゃないかと自転車置き場も確認した。 歩いて、駆けて、走って、 最後に足を運んだのは── 「……昇降口の、隣にある教室」 ──鳥飼牧夫が発見された場所。 突然姿を消した彼が、見つかった場所。 考えたくはなかった。 行方をくらませた彼と同じように、突然姿を消した少女。 ……それなら、もしかしたら。 それは悪い考えだと、半ば逃げるように他を探して。 結局見つからず、ここに辿り着いてしまった。 「……」 扉を開けるのに躊躇いはなかった。けれど、固く引き結ばれた唇だけは、彼女の焦りを滲ませていた。 ▽ (12) 2022/07/11(Mon) 7:27:25 |
マユミは、扉を開けて、 (a14) 2022/07/11(Mon) 7:30:02 |
マユミは、……"二人"を、見た。 (a15) 2022/07/11(Mon) 7:30:20 |
【人】 元弓道 マユミ【???】>>9 ウラミチ 「…………裏道」 「鹿乃、いましたよ」 それは酷く、酷く冷えた声。 少女は目が良かった。そうでなくとも、彼女は短パンからすらりとした脚を出していたから。 扉を開けた時点で、その体の異変を見てしまっていた。 ろくに確認もせず、頭が「ああ、多分駄目かもしれない」と水をかけられたように冷えていくのは、これはきっと……諦めだ。 期待して、裏切られたら、心が辛くなるから。 少女はそうやってすぐ、諦める。 身を守るために、心と頭の操縦桿をすぐに手放す。 「……拙は、拙だけで鹿乃の様子を確認するのを勧めますが」 だって、素直じゃないけど優しくて、心が柔らかな貴方はきっと酷く傷ついてしまいそうだから。 「……貴方の目で、鹿乃を確認したいですか?」 心配しているのなら、きっと自分の目で確認しなければ気が済まないだろうとも判断して。 扉の前にあった体を、僅かにずらしながらそう問うた。だからきっと、少しでも教室の中を見てしまったのなら。 "机に突っ伏した二人の姿"が青年の視界に飛び込んでくるかもしれない。 (13) 2022/07/11(Mon) 7:32:20 |
【人】 チャラ男 ウラミチ>>13 マユミ 声をかけても返事はない。 2人分の人影を視界にとらえ、その突っ伏す姿から 誰かと一緒にいて、安心して寝てしまったんだと思った。 「…………?」 しかし一歩、また一歩と近づくと見えてくるそれは紛れもなく、カナイと牧夫であったが、様子がおかしい。 「おい……何ふざけてんだよ……?」 寝たふりや変な人形でもおいてこちらをからかっているのだろうとその背に触れた。 「!!?!?」 服の上から触れただけでもわかる瘦せこけた身体は硬く、熱もない。 そして、リアルすぎるそれは適当に用意された人形でもない。 それが人間の死体だと確信するにあまりある情報に、思わず飛びのいてしりもちをついた。 「あ、ぁ……!」 手に残る感触に青ざめ、手が震える。 「──っ!! うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 あまりのことに叫び声をあげて足をもつれさせながら廊下へと走り出す。 マユミを突き飛ばす様に押しのけてその場から逃げ出してしまった。 (16) 2022/07/11(Mon) 9:51:01 |
【人】 陽葉 シロマ>>2 マユミ 「私は……う〜ん……」 尋ねられれば、こちらも歯切れを悪くする。 どう言ったものかと、言葉を選んでいた。 「まだ実感が湧かない、って感じ? 自分より気が動転してる人がいると逆に冷静になれる、みたいなこともあるだろ?」 それにさ、と言い辛そうに口を開く。 貴方の横顔へ、伺うように視線を向ける。 「……外に出られないってことは、多分外からも入れないんじゃないかと思う。 ってことは、だよ。 犯人がこの中にいるってわけだから。 そっちの方が気掛かりでね」 嘆息と共に、鍵盤へ指を伸ばす。 ……偶然、鳴らない箇所だった。 「牧夫と誰かと揉めてるなんて、聞いたことも無いし。 あいついじめとか、家同士の諍いとか、そういうのとも無縁じゃないか。 揉め事なら私の方が有り得るよ」 (17) 2022/07/11(Mon) 10:50:08 |
ユメカワは、それそのものに意味など無いと思っている。何もかも。 (a16) 2022/07/11(Mon) 13:15:50 |
ユメカワは、だからそれは、きっと罰などではない。 (a17) 2022/07/11(Mon) 13:21:43 |
ユメカワは、そして君達は、岐路に立っているだけだ。 (a18) 2022/07/11(Mon) 13:22:55 |
【人】 不知 ミナイ「鹿乃くん?」 電話の受話器を離して、静かに呟く。 向こう側で聞こえた声に、何かが落ちた音、それは確かに彼女が居た証だった。 「――鹿乃くん」 「怖い、なあ」 怖いから話せたことに驚いて。 怖がる度に、知らない振りをして。 「さあ、どこに居るか見つけないと。 今君は何処に居るのかな」 「――みんなも、今どこに居るなだろう」 そんな事を何度も繰り返して生きてきた。 あゝ、また覚えていないと、いけないな。 (18) 2022/07/11(Mon) 13:35:03 |
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