人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[屋敷にするりと忍び込む。

 盗むものは何でもいい。
 貴金属のものじゃなくても、
 ただ庭にあるハサミだっていい。
 それだって俺にしてみれば上等なものだ。

 ただ今日は、
 噂の令嬢とやらも見てやりたかった。
 小さい頃に厄介だったのなら、
 今は化け物みたいになっているかもしれない。
 あんな事>>0:284があっても、
 俺のなりたいクソ野郎>>0:286を見るのは割と好きだ。

 だけど、

 ああ、だけど、]
(346) 2022/12/12(Mon) 20:43:37

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[出会った瞬間、息が止まった>>272
 それなのに動悸ばかりが激しくなって、
 顔に熱が集まるのが解る。

 はじめてだ、こんな、
 緊張してる? そうだけど、
 それだけじゃなくって、

 呼吸がうまくできないと、
 言葉を発することもうまくできない。

 もうとっくに上手く喋れるように
 なっているはずなのに。

 でも沈黙は、だめだ。
 こちらを見られている、し、
 たぶん侵入者だと気付かれている。

 ほんとなら、盗みに入ったと暴露して、
 罵って、笑って逃げようと思っていたはずなのに。]
 
(347) 2022/12/12(Mon) 20:43:54

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 あの

 俺、

 まよい、こんで、
 
(348) 2022/12/12(Mon) 20:44:30

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[たどたどしい嘘しか紡げない。
 無様で恥ずかしくて俯きたいのに、逃げたいのに、
 目の前の人から目を離せない。

 絶対おかしいと解っているはずなのに指摘しない。
 何を考えているんだろう、この人は。

 そう思いながら自己紹介を聞いた時、]


 二人で、ひとつ?


[思わず聞き返してしまった。
 返ってくる説明に>>273
 自然と、それが当然のように言葉が零れ落ちた。]
(349) 2022/12/12(Mon) 20:44:45

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 うらやましい。

 あ、いや。
 俺は生まれた時から一人だったから。
 羨ましい、生まれた時から二人だなんて。


[あの時気のせいだと思っていた感情>>0:283
 あれが素直にかたちとなった気がしている。]
(350) 2022/12/12(Mon) 20:45:01

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[嬉しそうな表情に心臓が跳ねた>>275
 手を伸ばされても動けない。
 殴られるかもしれないなんて、思えなくて。

 ただ撫でられた時に少しだけ目を伏せた。
 そっと耳を伏せる猫のように。

 どうしよう、
 どうしよう、
 どうしたらいい、
 こんな、
 こんな気持ちになるなんて、

 バレないうちに逃げなければという気持ちと、
 彼/彼女の傍を離れたくないという気持ち。
 どうしたらいいか解らない気持ち、
 自分の事を伝えると嫌われないかという不安。

 結局この日は自分の事をあまり伝えられなかった。
 ちょっと嘘も吐いた。
 ただの庶民だと言ったり、
 近くで働いていると言ったり、]
(351) 2022/12/12(Mon) 20:45:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君たちは、すごく、
 ……きれいだな。

[慣れない本心からの誉め言葉を伝えたり。
 ずっとこの時間を続けたかったけど、
 ずっとここにいるわけにはいかないから。

 上手に、と言われるとやはり忍び込んだのが
 バレていると少し苦笑して、
 夜と呼ばれると理由を訊ねる。]
(352) 2022/12/12(Mon) 20:45:38

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 暗い掃溜めに溶け込むこの髪が、
 君たちには夜に見えるのか。

 君たちのおかげで、
 俺はいま、少しだけきれいになれた気がする。

[綺麗と形容されたその夜を否定する理由などない。]


 クリスタベル、
 絶対にまた来るよ。


 上手に迷い込んで、ね。

[そう笑って。撫でる手を受け入れ、
 屋敷を出た後は夜より深い暗がりへと消えていく。*]
(353) 2022/12/12(Mon) 20:46:08

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:コールリッジ邸/束の間の夜 ──



[会ったばかりなのに、
 またすぐに会いたくなる。
 たぶんこれは病気だ。]


 
(354) 2022/12/12(Mon) 20:53:24

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[クリスタベルの所へは一週間に一度くらいの頻度で会いに行く。いつバレてもおかしくない気はしていたけれど、会えなくなったらそのまま死にたいとさえ思っていた。

 行くたびに会話を重ねる。
 本当はスラムに住んでいる事や、
 親がいない事、年齢も解らない事、
 最初の時には盗みを行うつもりだった事やそれについての謝罪。

 君たちがあまりに素敵だったから、
 他の事なんてどうでもよくなった事。
 名前はそのまま夜と呼んでもらえると嬉しい事。

 色々な事を話したし、
 彼/彼女からもその境遇を教えてもらった。

 花が音楽が好きなことや、
 屋敷から出ない生活を送っていること、
 家庭教師がいる事や、
 親がクリスタベルを怖がっている事……

 それを聞いた時はさすがに憤り、]
(355) 2022/12/12(Mon) 20:53:39

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君たちを怖がる方がおかしいんだよ。
 ああ、でも、完璧なものはこわいって聞いたことがあるな。
 それなのかも。

[俺の中で彼/彼女は完璧だったから。
 何も疑わずにそう伝えた。]
(356) 2022/12/12(Mon) 20:53:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[そして幾度目だったか、忍び込んだ時には
 彼/彼女へのプレゼントを用意してみた。

 花が好きだと言ったから、
 街中を歩き回って見つけた綺麗な花を。
 ベルにだけへのプレゼントは不公平だから、
 クリスには考えて考えて考えて、
 見つけたちょっとカッコイイ虫を持参した。
 金持ちが虫なんて食べるはずないけど、
 見るだけでも嬉しいかもしれない…。

 何となく汚い手段で稼いだお金を使いたくなかった。
 盗んだものをあげたくもなかった。

 きれいな人たちには、
 きれいなものを贈りたかった。

 相手の利益になるもの、ではなく、
 喜んでくれるといいな、と考えて贈り物を選ぶのははじめてだ。
 喜んでくれただろうか。]
(357) 2022/12/12(Mon) 20:54:02

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[独学で学んだ知識には限界があったから、
 家庭教師に興味を示すと、
 クリスタベルが勉強を教えてくれた。

 知っていた事、知らなかった事、
 間違って覚えていた事、
 それらを知識として吸収できる機会なんて
 もう二度と来ないだろうと思い感謝した。

 経典の話も教えてもらった。
 自分が『証持ち』である可能性は考えてなかったから特に反応はしなかったけど、彼/彼女が『そう』だと教えてもらえたらきっと興味を持つだろう。]
(358) 2022/12/12(Mon) 20:54:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[あれは、通い始めてどれくらいで、
 何度目の事だろうか。

 とうとう屋敷の人間に見つかり、
 逃げようとした所を捕まった。

 床に押し付けられ、
 観念するか迷い目を伏せたところ、
 自分を捕まえている使用人から小さな悲鳴が聞こえた。

 ここではじめて、
 自分が『証持ち』だと知る。

 そうして自分の洋館行きが決まる。
 断る理由があるならクリスタベルだけだ。

 彼/彼女に会えなくなるのは嫌だった。
 だから、]
(359) 2022/12/12(Mon) 20:54:34

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 クリスタベル、
 もしよかったら一緒に行かないか?

 そこなら自由に外にも出れるんじゃないかな。
 花が咲く庭もあるかも。
 もっと好きに暮らせるかもしれないよ。
 それに…… いや、違うな。

 俺が君たちから離れたくないだけなんだ。
 だから、もしよかったらで良い。

 おれといっしょに、きてほしい。


[そんな誘惑の言葉を囁いた。*]
(360) 2022/12/12(Mon) 20:54:49
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a58) 2022/12/12(Mon) 21:00:55

【人】 XIII『死神』 タナトス



 



 おしえてください かみさま
 あなたが わたしに つけたなまえ


 『 死 』 は


 いったい どんな ものなのですか?



(361) 2022/12/12(Mon) 21:38:08

【人】 XIII『死神』 タナトス




 わたしたちが その ひとみにうつす こうけい


 それが この せかい箱庭 のすべて




 へいわで へいおんな  ゆりかごのなか




 『 死 』は とおき はての 
  たどりつくことのない ものの はずでした



  それいじょうも それいかも
  そのことばには なんの いみもない


  とおき  遠き  果て

  識ることの ないはず の
 
(362) 2022/12/12(Mon) 21:39:47

【人】 XIII『死神』 タナトス






 わたしたちは しってしまいました


 わたしたちの おわりは


 わたしたちのなかから はじまってしまった



 
(363) 2022/12/12(Mon) 21:40:45

【人】 T『魔術師』 シン

―― 回想・"親友"について ――


[ フォル兄さん――フォルスと出会ったのは、
 ぼくがほんとにまだ幼い頃の話だ。
 同じ証持ち、というのは、
 その時にはもうヴェル兄さんだけで、
 初めて会ったその子も証持ちだと言われれば、
 わあ、と目を輝かせたことだろう。

 ヴェル兄さんについて回って、
 その手を繋いでもらっていることが多かった。
 それをヴェル兄さんにねだっていた、けど、
 ヴェル兄さんの手を離して、彼の前へと行った。]


  はじめまして!
  あえてうれしい!


[ 大きくて、小さな世界。
 知らない大人ばかりに囲まれたその場所で。
 歳の近い、自分と同じもの。
 その仲間が増えることは、とても嬉しかったんだよ。]
 
(364) 2022/12/12(Mon) 21:48:58

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくが話せることはきっと多くなかった。
 だけど、洋館の案内として、
 こんなものがあるんだよ!とか、
 本で読んだ遊び、
 ふたりじゃできないけどさんにんなら!とか、
 フォルの手を取って、ぐいぐい引いて。
 フォルも色々なこと、話してくれてたかな、
 笑ってくれてたかな?
 きみの初めての滞在は、ぼくにとっても新鮮で、
 珍しくて、楽しいものだったよ。]
 
(365) 2022/12/12(Mon) 21:49:55

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけどね、フォルはここに住まないんだって、
 おうちに帰るんだって。
 同じ証持ちなのに、なんでなんだろう?
 幼かったぼくには分からなくて、
 最初と同じようにヴェル兄さんの手を握って、
 フォルのことを見送って、

 ……その夜は、ヴェル兄さんのベッドに潜り込んで
 ぐすぐす泣いていた。
 それだけ楽しくて、寂しかった。]

 
(366) 2022/12/12(Mon) 21:50:50

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ だけど、またフォルが来たら、
 ぼくは笑顔で迎えただろうね。
 帰るとき、行かないで、とはずーっと言えなくて、
 一番最初のおわかれ、帰ると言われて呆けたままの表情は、
 いつしか、笑顔で見送ることも、上手くなってしまったね。

 フォルには帰るおうちがある>>320
 洋館に住まないのはそういうこと。
 知ったのはいつのことだったかな。
 でもその時のぼくもまだ、
 それは一握りの証持ちしか許されていないことだって、
 気付いてなかったから。
 フォルの境遇に対して、何を思うこともなかった。
 ぼくにだって、父さんと母さんはいたからね。
 ずっと一緒、ってことはなかったけど、
 一緒に過ごすことはできていた。]
 
(367) 2022/12/12(Mon) 21:51:30

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ フォルの方が年上だったから、
 フォル兄さん、って呼ぶこともあったし、
 ぼくにとってのフォル兄さんは、最初は兄だった。
 ぼくは"ともだち"を知らなかったから。

 ともだち、を教えてもらったのは、
 フォル兄さんにだったかな。
 それとも、ヴェル兄さんだったかも。
 彼を"ともだち"だと認識してしまえば、
 証持ちの仲間意識とも違う、初めての感覚に、
 とても嬉しくなった。
 だからぼくにとっても、初めての友達はフォルだったよ。

 シンに『親しい』って意味があるのを知ったのは
 いつだったかな。
 ぼくにとってもフォルは『親友』だよ!
 だってシンぼくのトモダチだからね!
]
 
(368) 2022/12/12(Mon) 21:52:21

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 昔から色々考える子供だった。
 それは『魔術師』である故、だったのかもしれない。

 口に出したらヴェル兄さんは楽しそうにしてくれる。
 そこにフォルも加わってアイデアは膨らんで、
 時にすてきに形になった>>322

 先のアリスちゃんの誕生日パーティーの提案。
 大人になったフォル兄さんが、
 少し昔のフォルに戻ったような気がして、
 すこし目を瞬いた>>323。]


  でしょー!
  協力よろしくねーフォル兄さん!


[ 乗り気なフォル兄さんを巻き込んで。船に乗せる。
 泥舟ー? いやいや、
 フォル兄さんがいたらそうはならないでしょー?
 ぼくが何でも口に出すのは、
 フォルが昔から乗ってくれたから、っていうのも
 あるんだろうな。]
 
(369) 2022/12/12(Mon) 21:53:02

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ フォルも、7年前、洋館に住むことになった。
 商人を夢見る姿は、たぶん知ってたと思うけど、
 ここに来た理由を、聞くことはあったかな。
 聞いてなかったとしても、
 子どもの頃とどこか変わってしまったフォルに、
 何かが起こったとは察することは出来るはず。
 フォルが家族になったのは、嬉しかったけど。
 フォルには、笑っててほしかった、のに。]


  ばい、てーん?


[ ヴェル兄さんとの会話は知らない。
 だけどフォルがやりたいっていうなら、
 ぼくは全力で協力しただろうね!
 外の世界はよく知らない。
 でも街に出たことがあるから、お店というものは分かる。
 それがここに必要なのかは……分からないけど。
 だけどフォルがやるっていうなら、
 それはいいこと、なんだろう。]
 
(370) 2022/12/12(Mon) 21:53:59

【人】 T『魔術師』 シン

 

  わー、すごーい


[ 並べられる見たこともない商品たち。
 ここでは望むものは何でも手に入るけど、
 存在を知らなければ欲しいもの、の中には入ることはない。
 外の世界には知らないものが色々あるんだなあと、
 目を輝かせて並ぶのを見ていた。]


  ところでフォル兄さーん
  お金はどうするのー?


[ ふわふわのお菓子をじーっと眺めながら。
 もらえば良いのかなーっていう考えは、
 透けてしまっていたかもしれない。
 お金を払って商品を買う。
 お金は労働の対価である。
 それは知識としては知っているけど、
 ぼくはそういうシステムの中に
 生まれてからずっといたことないし、
 これからもいることはないからね。
 分からないんだ、そういうの。]
 
(371) 2022/12/12(Mon) 21:54:45

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 玄関口 ――


[チェレスタが手を振り返してくれるのを見れば>>215
 より一層笑みが深まり、ピョコンとその場で跳ねた。

 玄関ホールへと続く階段は螺旋状になっている。
 手すりに片手を滑らせて、
 足と踏み鳴らす様はまるでステップを踏むように。

 一気に駆け下りたならそのままスピードを
 緩めることなく三人の元へ。]


  ……っとと。

[急ブレーキに勢い余った分は、
 両手をぐるぐると回してバランスを取った。

 集まってきた面々は気遣いの出来る人たちだから。
 手伝いが必要なさそうというのは、
 アリアやシトラを見ていればわかる。]
(372) 2022/12/12(Mon) 21:54:56

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[だから、シトラの問いかけには
 言葉にしない代わりに笑顔で応えた。>>177

 きっと私が名乗りを上げなくても、
 既にアリアが、次いでシトラが手を差し伸べるから。
 それでもまだ足りないならもちろん私も。

 でも旅慣れたチェレスタにとっては、
 平気なのかもしれないけれど。

 そう考えていれば、チェレスタが笑う。>>216
 ほら、大丈夫だって。

 
人に頼ることをしない彼女はいつもそう言うのだ。
(373) 2022/12/12(Mon) 21:55:25

【人】 T『魔術師』 シン

 
[
それなりに恵まれているから、

 文字を書いたり計算したり、そういうのは分かるけど、
 ぼくにはどうしたって得られない感覚はある。
 だからぼくに出来ることって、職員さんに何か相談をかける、
 って、それぐらいだったと思うけど。
 ぼくは、フォル兄さんの売店のお手伝い、出来てたかな?

 少なくとも、商品のアイデアはたくさん出したかも!
 洋館暮らしにだって驚きは必要だからね!>>323
 思ったよりヘンな音がするけど、
 それもアイデア形にする時の愛嬌じゃない? 違う?
 苦情はフォル兄さんまでよろしくね!
 (流れるような裏切り!)
]
 
(374) 2022/12/12(Mon) 21:55:28

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[代替え案として出されたお茶の席は、
 旅から帰ってきた彼女にはちょうどいい羽根休めになる。
 と、同時に二人の申し出を断らない
 上手い理由だな、と小さく感嘆をついた。]


  あ、いいなぁ。プチお茶会?
  私も混ざって良い?


[二人の返事をチェレスタと一緒に待ちながら、
 続いて聞こえた練習という言葉に>>218
 もう一度、あっ、と思わず横から口を挟んだ。]


  歌の練習ってアリスのお誕生日に向けて?

  アリアも歌うの?
  …………
シトラも!?



[アリアはともかく、シトラが人前で歌うというのは、
 さすがに予想がつかずに、二度見してしまった。]
(375) 2022/12/12(Mon) 21:56:01
 




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