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【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 永遠の後日談は続く ― [ ひと夏の旅は終わり。 穏やかな日常へと戻っていく。 彼ら この夏、貴女 に出会って、自分は変わった 彼女ら 前ほど、自分の色が嫌いではないし この色を見た人たちの表情も、 この目で見つめ返せるようになった。 目を覆い隠していたせいで、気づけなかったもの。 髪の色を、 月 のようだと瞳の色と、 星 のようだと貴方の色が、 綺麗 だ、好きだ とその言葉を、今なら素直に受け取れる。 本を通してしか知らなかった世界は、 ずっとずっと美しかった。] (558) 2020/08/05(Wed) 19:46:42 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 目隠しをしていたこの手をとって、 それを教えてくれた愛する人。 天色と東雲色が、見つめる先には、 もっと色鮮やかな世界が広がっていく。 旅は終わり、物語は終幕を迎えるが、 この先も綴られ続ける、後日談。 友人と呼べる人たちができて、 ――あれから、ユエも、ヴェレーノも、 ――清平や羽井先輩も、連絡をくれたかな 古書店に新しい仲間が増えた、 ――明るく可愛い働き者さん 神話や怪異の本が少し増えたりもして、 ――シナリオの資料に使えそうでしょ 巷で噂の『雪月』の写真集、仕入れたら 飛ぶように売れて驚いたり、 ――まさか、あの夏同じ場所にいたと は――家族も増えて、 あぁ、この色で生まれてきて、良かった。 そう思えるように、なったんだ**] (559) 2020/08/05(Wed) 19:46:46 |
【赤】 古書店店主 薄氷 智詞― トークルーム:ユエ ― [ 時は遡り、ワインナリーから変えてきた直後のこと。 部屋に戻って、携帯開き、さきほど増えたアプリを見て 嬉しそうに笑っていた。 ポンとタップしてアプリを開けば、 もう一度、今度はユエの名前をタップする。] 『こんばんは、薄氷です。 さきほどは、ありがとうございました。 ユエさんのおかげで念願のSNSデビューができました。 少し恥ずかしい所をお見せしてしまった気がするんですが どうか、忘れ下さいね……それから、 これからも、宜しくお願いします。』 [ 堅苦しめな言葉の後に、 先ほど、一緒に買って貰ったスタンプを二つ。 『ありがとうございました』 『また遊びましょうね』 と、可愛らしい敬語なくまさんを添えて*] (*8) 2020/08/05(Wed) 20:19:36 |
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