人狼物語 三日月国


108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 オルテイシア

[髪をセットしている間は、ドライヤーの音で少し声音も大きくなる。
肩に少し力が入っていることに笑って、緩く肩を撫でれば少し力が抜けただろうか。]


 お兄ちゃんこそ、何もしてないのに
 ツヤツヤなんですよね。
 寝癖もあんまり付かないみたいだし、
 羨ましい髪質だと思います。


[何もしていないといいつつ裏では努力しているのだろうか。
あまりそういう姿を見せない兄だから、妹は知る由もなく、ただ羨むだけになる。
自身の髪は柔らかい分、癖がつきやすく、髪ゴムでまとめればすぐに後が残る程だ。
だから、総じて少しサイドをアレンジして下ろしていることが多い。

聞こえた言葉にくすりと笑う。
仕上げを楽しみにしてもらうことにして今は、手先を動かすことに集中した。]
(21) 2021/11/10(Wed) 23:55:49

【人】 オルテイシア

[仕上げを見せたら、彼がはにかんで笑う。
いつもの髪型も好きだけれど、前髪を上げれば涼やかな眼がより一層、目に入るようになった。]

 
 ふふ、おでこ出しにしてみました。
 格好いいですよ、基依さん。


[にこにこと鏡を見せて反応を待てば、次第に赤くなっていく耳が見えた。
感想は上々で、いい反応に「良かったです」と彼と同じようにサムズアップを返した。

旅行前の支度は十分。
おしゃれして出かけるのは気分が上向きになる。
前日に用意しておいた旅行鞄を片手に、旅行に出発だ。*]
(22) 2021/11/10(Wed) 23:56:11

【人】 オルテイシア

[数年ぶりのスケートが例え格好良く滑れなかったとしても、二人で氷上に座り込むことになったとしても、きっと楽しいものになるだろう。
そうなれば、観覧車で「楽しかったね」と笑いながら話せる一つになる。

今も一つずつ、思い出になっていく記憶を幸せだと噛み締めながら、照れる姿に笑って。]


 基依さんにときめなかない日なんてありませんよ?

 でも、あんまり格好良すぎちゃうと、
 みんな振り向いちゃうかも。


[見慣れない髪型は、彼の変わる表情をよく見せるから。
親指に落とされたキスにすらドキドキしてしまう。
なるべく彼から離れないようにしないと、とひっそりと決意を胸にした。]
(25) 2021/11/11(Thu) 18:48:48

【人】 オルテイシア

 
 あ、はいっ。
 ありがとうございます。


[荷物を預けた代わりに、戸締まりは任される。
彼の先導に後をついていきながら、駐車場までの道を歩く。
荷物を任せっきりになってしまって、手ぶらになった分、行き場の無くなった手は、そっとコートの端を持った。

見慣れた茶色い小型の車が見えてくれば、バックドアを開けて鞄をトランクに預ける。
いつものように助手席に座って、シートベルトを締めた。]


 はぁい、忘れ物はない、ですよね?
 よろしくお願いします。


[安全運転を誓う姿にくすくすと笑って、座席に身を預ける。
彼の運転にはもう慣れたものだから、すっかり安心して、道中のBGMの選曲に取り掛かった。*]
(26) 2021/11/11(Thu) 18:50:04

【人】 オルテイシア

 
 だ、だめですっ。
 付いてきちゃったらどうするんですかっ。


[手を繋いで手を振られても、愛想のいい彼氏に絆される人は居るだろう。
ぶんぶんと首を振って、否定してしまった。
ここまで独占欲が強いとは自分でも思っていなかったからびっくりする。]


 お仕事中なら、構いませんけど……、
 プライベートの時は、……だめ。


[拗ねるように、甘えるように。
ぽそりと上目遣いに訴えて、手を離す。
離した手は心の不安を表すように、すぐにコートに伸びてしまった。
どんどん甘えたな自分が顔を出しているような気がして、少し恥ずかしかった。]
(30) 2021/11/11(Thu) 21:09:55

【人】 オルテイシア

[BGMはスマホから選曲して、BlueToothを繋いで曲を流す。
テレビで掛かる流行りの曲や、少し懐かしい曲など、ランダムに流れるようにして口ずさむ。
クリスマスは難しいけれど、紅白は一緒に見られる時間はあるだろうか。
夜更けに除夜の鐘を鳴らしに行くのもいいかもしれない。

ドライブの時間は前回の時よりも短く、目的地に付いた。
平日の昼間とあって人の波は、少しばかり少ない。
誘われるままにスケートリンクへ向かうことになった。]


 ……コケても笑わないでくださいね?


[レストランでそんな前置きを話しながら、自身の運動神経の無さを言い訳しておく。
味はSASANKAに比べれば、劣ってしまうがそれもまた旅行の醍醐味の一つだろう。

スケートリンクでは手袋と膝当てを借りて、完全防備で挑む。
防御している部分以外にも青あざは出来そうだが、ガードは多いほうがいい。

身体を支えていた手すりから手を離して、
氷上に足を向ければ自身では55点を付けられただろうか。]
(31) 2021/11/11(Thu) 21:10:11

【人】 オルテイシア

 

 わ、わ……ッ、


[バランスを崩しそうでおたおたと両手で空を切る。
手すりから手を離した途端、不安定な格好になり、前を行く基依さんにしがみついたら二人してコケそうになった。]


 
ひゃっ……!



[すてんっと転んで、氷上の上に尻もちをつく。
脇を滑っていく子供に笑われながら、自身も笑った。*]
(32) 2021/11/11(Thu) 21:14:33

【人】 オルテイシア

 

 勇者が居るかもしれないじゃないですか……。
 そんなの、や。


[きゅ、とコートを持つ手に力を込める。
心の狭い女だと思われても仕方がない。
彼女の位置をゲットしていても、不安は拭えない。

それでも振り返り、真摯に応える彼を見たら。
いつまでもむすくれているのも居心地が悪くて。
微笑む姿につられて、微笑みを交わした。

大丈夫、彼が言うのなら信じられる。]
(36) 2021/11/11(Thu) 22:24:28

【人】 オルテイシア

[スケートリンクに笑い声が響く。
数年ぶりのスケートはやはり上手く行かず、まっすぐに立つことも難しい。
バランスを崩して、彼に縋ってしまった分、
彼のほうが派手に転んでしまった。
思わずぎゅっと目を閉じて、その光景から目を逸らしてしまう。]


 ……ふ、ふふっ。
 こんなに滑れないなんて思わなかったです。


[堪えきれずに笑いを含ませながら、今度は二人で手を繋いだけれど。
滑れない者同士では、氷にすぐに足を取られて身体がぐらつく。
結局、手摺掃除のプロフェッショナルになることで収束が付いた。]
(37) 2021/11/11(Thu) 22:24:42

【人】 オルテイシア

[リンクから外へ出れば、立ち慣れないブレードでよたよたとベンチに向かった。
コートの背に細かな氷をいっぱい付けて濡れた基依さんの背中を指先で払い落とす。]


 んー……、ちょっと車で戻れば、
 カジュアル服を取り扱っているお店なら
 あると思いますけど……、行ってみます?

 お部屋に戻るのとどっちがいいですか?


[確かにこのままでは冷えてきたら風邪を引いてしまいそうだ。インターチェンジを降りてから見かけた全国何処にでもあるカジュアルショップは、目に入っていたが、距離がどの程度あるかまでは覚えていない。

女装を提案する彼には、吹き出して。]


 基依さんの大きさは、
 サイズが足りないと思いますよ?


[くすくすと笑いを堪えながら、応えただろう。*]
(38) 2021/11/11(Thu) 22:25:02

【人】 オルテイシア

[スケートは継続的に練習をすることになった。
冬のデートの一つにスケートが足されて、お出かけの範囲が広がる。
暫くは派手に転がりそうな気もするし、スカートでは心もとないから密やかに今度はパンツルックで来ることを誓った。

提案の一つとして上げた店は、
多くを買う訳ではないが、敬遠をしているわけでもない。
女性服より男性服の方が取り扱いも多そうな気がする。]


 シンプルなタートルネックとか家着とかなら、
 普通に利用しますよ?
 ここでパジャマを買うのもなんだか不思議な話ですけど。

 私より、このままだと基依さんが風邪引いちゃいます。
 お付き合いしますから、行きましょう?
 

[こんな時にまで自身に気を回してくれる辺りが彼らしいけれど。
濡れたままで彼を残したままにするほうが心配だ。

そういえば。と。
車を走らせたところに工業地帯の夜景を見れる海辺のスポットがあることを話しながら、彼の背中を押してスケート場を後にする。

どんな洋服でも彼が素敵なことには代わりはない。
旅先で買う洋服もまた、思い出の一つとして追加されるだろう。*]
(40) 2021/11/11(Thu) 22:53:04

【人】 オルテイシア

 
 生地もしっかりしてますし、
 冬場は温かいんですよ。


[少し凝ったデザインとなれば置いてはいないが、シンプルなデザインのものはどこで買っても似たようなものだ。
お値打ち価格で更に生地もいいとなれば買わない道理はない。

車の中でコートを脱ぐという彼から、それを預かってハンドタオルで集中的に濡れている箇所を軽く叩いて水分を拭き取る。
ハンドタオルでは足りないだろうが、ないよりはマシだろう。

運転は彼に任せて、膝の上にコートを広げて、しばらくその作業を続けた。]
(43) 2021/11/11(Thu) 23:24:21

【人】 オルテイシア

[夜の行き先は決まった。
自然公園は夜半と言っても20時か21時頃には閉園になるだろうし、夜景を見るにはちょうどいい時間帯だろう。

夜間のドライブというのも、今までしてこなかったから楽しみだ。
中古車でも乗り慣れれば愛着が湧いてくるもので、車に乗っている間は彼の隣の位置を自然とキープしていられる。
夜の楽しみは、今は先送りに取っておくことにして。

彼の着替えは何色にしようかなんて、考えに思考を巡らせた。*]
(44) 2021/11/11(Thu) 23:24:35

【人】 オルテイシア

[そういえば基依さんの服を洗っていても、そこのブランドのものは見たことがない、とふと思い出して顔を上げた。
よくあるショップだから彼も行ったことがあるとばかり思っていたけれど。
そのことが逆に以外で、もし気にいるのならばまた二人で買いに行くのもいいな、と計画の内に入れる。]


 うーん、そうなんですけど。
 少しでも早く乾かないかなって……、


[車のエアコンを時折濡れた箇所に当てたりして、乾くのを待ってしまう。
そうしている間にお店についてしまって、乾燥作業はそこで終わりを告げた。]
(47) 2021/11/12(Fri) 0:13:09

【人】 オルテイシア

[郊外の店はとにかく店舗も広ければ駐車場も広い。
これならば車を停めるのにも困らないだろう。
店内に入れば、調節された空調が温かさを運んでくれた。

最初は彼の後について、メンズコーナーへ。
様々な形のジーンズや、今売り出し中のコートやセーターなどが棚に並ぶ。]


 うーん、どれがいいですかね……。


[尋ねられて、唸りながら折りたたまれたパンツを取り出しては見たりして、彼の身体と重ね合わせる。
大きな系列店で良かった。
彼のサイズもおそらく探せばきっとあるだろう。
ジーンズは避けて、冬物のパンツが置かれている棚へと向かう。]
(48) 2021/11/12(Fri) 0:13:34

【人】 オルテイシア

[どう思う?なんて尋ねて、任せてくれるのが嬉しい。

しばらく棚を見て回って目に止まったのは、畝の細いコーディロイのパンツ。
畝が太ければカジュアルが過ぎるが、これだけ細ければ上品に見える。
色は黒にネイビーにグレー、ブラウンと結構種類も豊富だ。
いつもならば、癖でグレーを手にとってしまうが、今日の彼の服装を見る限り、他の色のものの方が良さそうで手を止めた。

後ろからついてきてくれる彼を振り向いて、じっと見つめて。
ううんと、また唸りながら黒とブラウンのパンツを彼の足元に見立てて交互に見比べる。]


 ……この色味だと……、ブラウンの方がいいかな?
 どうします?
 一応、両方試着してみますか?


[タグを確認して彼が履けるサイズかどうか、もう一度確認してから、二着のコーデュロイパンツを彼に向けてみせた。**]
(49) 2021/11/12(Fri) 0:15:19

【人】 オルテイシア

 
 はい、いってらっしゃい。


[パンツを両方手渡した後は、試着室の外で待つ。
待っている間は楽しみと期待でわくわくする。

しばらく待っていれば、試着を終えた彼が顔を出して、一緒に鏡を覗く。
柔らかいブラウンの色味は冬場に優しく、似合っていた。]


 サイズも大丈夫そうですね。
 似合ってます!


[にこにこと満足そうに笑う。
鏡の前で隣合うように並べば、今日のコーディネイトからペアルックのようにも見える。
意図した訳では無かったけれど、お揃いの姿に、]


 なんだか、二人で合わせたみたいですね。


[…と、嬉しそうに隣に立つ彼を見上げて笑った。]
(52) 2021/11/12(Fri) 13:15:02

【人】 オルテイシア

[急いでいるわけでもなかったから、彼のパンツを買ったあとも、しばらく店内を見て回った。
今すぐ欲しい!というものがある訳でもなかったけれど、洋服を見るのは好きだから、ついつい棚に並んでいると手に取ってしまう。

部屋着は楽そうなものが多く、下着はシンプルな作りのものが多い。
あらかた目星を付けて、近所の同じ系列のお店で、部屋着を買うのもいいなと考えたり。
これを機に彼とお揃いのパジャマを買うのもいいかも?なんて話しながら、ゆっくりと時間を潰しているうちに、日は落ち始めていた。

冬の日の入りは早い。
夕刻になればすぐに暗くなってくる。

そろそろイルミネーションも着く頃合いだろうか。*]
(53) 2021/11/12(Fri) 13:15:28

【人】 オルテイシア

[購入した後、彼が着替えに行っている間は一人で店内を見て回ったりもした。
戻ってきた際に、彼に見せた部屋着は評判は悪くなかったが、今使っているもののほうが好評のようで、それならば買い足すこともないかと棚に戻す。

屋台が出るのは初耳で、冬の屋台も楽しそうだと胸を膨らませた。]


 屋台があるんですね。
 楽しみです。


[屋台を見て回るのは夏の花火大会の時以来だ。
あの時は時間も然程なかったし、ゆっくり見て回れなかったが、今日は一つずつ立ち止まってみることも出来るだろう。]
(58) 2021/11/12(Fri) 18:46:08

【人】 オルテイシア

[車から降りて、自然公園の方に向かえば、屋台の明るい光が見えてくる。
甘い匂いや、出汁の匂いが程よく空いてきたお腹を刺激した。

公園というだけあって、辺りに大きな建物はなく、風通しがいい分、日が落ちてくると少し寒い。
温かいものを食べたくなるのは必然で、自然とそちらに目が向いた。]


 粕汁はお酒がちょっと入ってるんでしたっけ。
 味が、ちょっと苦手かも……?


[食べてみたい気持ちはあるけれど、お酒の味が強く出ていたりすれば冒険するにはちょっと気後れする。
悩んだ挙げ句、出汁の匂いにつられて彼と同じうどんを選んだ。
冬のうどんは特別美味しい気がするから、仕方がない。]
(59) 2021/11/12(Fri) 18:46:38

【人】 オルテイシア

[プラスチックの容器に入れられたうどんを貰って、ふう、と湯気を飛ばす。
揚げをお箸で挟めば、染み込んだ出汁がじゅわりと溢れてきて美味しそうだ。
口に含んで、甘みを堪能する。美味しい。

たい焼きは一つだけ買って、彼と半分こすることにした。
温かなお腹から二つに割って、甘味を補充する。

そうして屋台を見て回っている内に、彼が足を止めた。]


 ……1000円ガチャ?
 そんなのもあるんですね。


[歩いて向かう彼の後をついていく。カプセルトイに埋まった商品は中になにが入っているかは分からない。
真珠のアクセサリーと、聞いてようやくそれがお土産の一部なのだと納得がいった。]

 
 どんなのがあるんでしょうね?


[彼がハンドルを回すのを、期待を込めて見守る。]
(60) 2021/11/12(Fri) 18:46:52

【人】 オルテイシア

[彼が引き当てたのは、グレーパールというものらしい。
屋台の灯りに透かしてみれば、色味のついた真珠が銀色に光る。
其の名を聞いて、喜ばないはずはなく。]


 わあ、グレー……。


[両手を打ち合わせて手元を覗けば、自身にそれを差し向けられる。
受け取って、少しかじかんだ手を温めてから首裏でチェーンを繋ぎ合わせる。

弛んだネックの上に、淡い銀の輝きが放つ。
指先でグレーパールを揺らして、顔を上げた。]


 ……どうですか?


[少し照れながら、彼を見上げて首元を見せる。
何気ないプレゼントが嬉しくて、表情が綻んだ。*]
(61) 2021/11/12(Fri) 18:47:32

【人】 オルテイシア

[好き嫌いは子供の頃に比べたら随分減った方だと思う。
食わず嫌いだったものも、彼と一緒に暮らすようになってからは、新しい味を覚えるようになった。

粕汁は子供の頃に食べた特有の味が未だに残っていて少し敬遠はしているが、彼が作ったものなら食べられるかもしれないという淡い期待はあるけれど。]


 お酒って日本酒、になるんですか?

 お酒の味が強いなら、
 あまり食べられないかもしれないんですけど……、
 でも、いつかは食べてみたいです。
 基依さんのつくる料理は好きですし。


[せっかくなら好きなものを共有したい気持ちはある。]
(66) 2021/11/12(Fri) 21:26:24

【人】 オルテイシア

[たい焼きは上手く半分に割ることが出来た。
あんこを零さないようにして気をつけて食べる。
たっぷりと入れられたあんこを口に含めば、口端に残ってしまって、笑いながら指先で払って口に含んだ。

お腹が満たされた後の屋台は、遊び方向にシフトチェンジして。
彼がプレゼントしてくれたグレーパールが胸元でゆらゆらと揺れる。
おもちゃのようなシステムなのに入っているのは本物だというから驚きも一入で。
パールを握り締めて、目を細めた。]


 ありがとうございます。
 嬉しい、大事にしますね。


[屋台の人にお礼を告げて、自然公園へと向かう。
伸ばされた手を取れば、彼のポケットにそのまま納まる。
自然と距離を縮めるように隣に寄り添って、イルミネーションに彩られた道へと向かった。]
(67) 2021/11/12(Fri) 21:26:40

【人】 オルテイシア

[会話を交わせば、唇から白い息が覗く。
ポケットの中で握り込まれた手に応えるように、きゅっと握り返して隣を見上げる。]


 ふふ、そうですね。
 昼もお散歩にはちょうど良かったですけど、
 夜だと、光の洪水みたい。


[歩道に沿って彩られたイルミネーションも、オブジェをより印象づけるライトアップも美しい。
見知ったキャラクターがあれば、指差して、キャラクターの名前を言い当てたりしながら光の合間を通り抜けていく。

リンゴの話になれば、首を傾げた。]


 SASANKAのうさぎさんみたいな感じですね?
 まずは一つ目?

 楽しそう。
 歩きながら探してみましょうか。


[白雪姫のオブジェがりんごを持って幸せそうに笑う。
毒りんごなのがドキドキするが、オブジェだと伝えられないのが残念だ。
寄り添うように歩いていきながら、自身が見つけられたのは(1)1d6個ほど。] 
(68) 2021/11/12(Fri) 21:27:06

【人】 オルテイシア

 
 結構難しいですね……?
 暗いからでしょうか。
 見つけられないと思うと、探したくなっちゃう。


[ようやく見つけられたものは、小さな兄妹が手にしていた一つだけ。
その頃には、観覧車は大きく目の前に聳え立っていて、同じようにカップルたちが観覧車の前に列を作っていた。*]
(69) 2021/11/12(Fri) 21:30:28

【人】 オルテイシア

 
 独特の味、分かります。
 あ、私が食べたの鮭でした。
 だから生臭かったのかも?

 お野菜なら食べやすくていいかもですね。


[自分用にメニューを考えてくれていることが嬉しい。
作る工程を見ていれば、興味も唆られるだろう。
苦手なものを一緒に克服しようとしてくれる。
料理人の気質と、本来の彼の面倒見の良さも見え隠れする姿に期待を隠せずに笑った。] 
(73) 2021/11/12(Fri) 22:54:59

【人】 オルテイシア

[二人で歩けば、イルミネーションを反射してパールが光る。ガチャガチャは彼の楽しみの一つにもなったようで、好奇心に私も回してみたいと話してみたり。

昼間は家族連れの多かった自然公園も、夜になればカップルの方が目立つ。
私達もその中に紛れているのだろう。
企画されたイベントの正解にはたどり着けなかったが、帰り道にまた探してみようか、なんて帰りの楽しみも増やすことにして。

今は、観覧車の列に並ぶことにする。]


 はい。
 せっかくですから、見ていきたいです。


[気遣う彼に頷いて、握る手を強くする。
吹き抜ける風は冷たかったから、自然と身体の距離は縮まった。
繋いだ手の腕を搦めて、ぎゅっと彼の腕に身体を寄せて。]


 基依さん、寒くないですか?


[話している間にも、きっと時間はあっという間に経っていくだろう。*]
(74) 2021/11/12(Fri) 22:55:47

【人】 オルテイシア

[二人で身を寄り添わせながら、時に足踏みをしたりして身体を動かして暖を取る。
他の並んでいるカップルの会話からと彼が見つけたものを合わせたら、飾られていたオブジェが童話にちなんだものと知れる。
どこか懐かしい感じがするのはそのせいかもしれない。]


 20分なら割とすぐですね?
 ふふ、……くっついてるとこだけ温かい。


[寒いという声に、よりぎゅっと身を寄せた。
寒がりな彼の手を取って、はぁ、と息を吹きかける。
「温かい?」なんて、尋ねながら時間をやり過ごしている内に、列は少しずつ短くなっていく。]
(77) 2021/11/12(Fri) 23:38:18

【人】 オルテイシア

[自分たちの順番になり、彼の手を借りて観覧車に乗り込む。
彼が座った方と対面するように腰を下ろして、徐々に上がっていく景色を楽しんだ。
光がどんどん小さくなって、数が増えていく。]


 わあ、綺麗……。


[遠くなっていく地上を見下ろして、指を差された方を見れば白雪姫が遠くに見えた。
「来てよかったですね」と微笑んで隣を見上げれば、観覧車は随分と高くまで昇ってきていて。
そこで初めて観覧車のジンクスを知った。]


 
……ン、……



[唇が触れ合う間際、そっと瞼を下ろす。
何度も重ねた彼とのキスは、やっぱり甘い。
一度だけじゃ物足りなくて、離れていく唇を追い掛けて、もう一度。]


 ……付き合っていても、ジンクスって有効?


[離れていく唇にそう呟いて、くすりと笑う。
結ばれるというのなら、次は指輪の色が変わる時かもしれない。*]
(78) 2021/11/12(Fri) 23:38:52