人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ オルフェウスの語った内容はこうだった。

 定期的な輸血という手段での安定した
魔素
の取り入れは、
 かつて異形になりかけていた俺の身を救った。
 それは陛下の成長を見守り、新しい時代を作り上げる補佐と働く為
 十分に作用し続けていた筈だ。

 しかし、
 以前問われた50年前からは勿論、ここ百年程度
 緩やかながら、あの頃に近い状態になりつつある。

 より高位の魔族、もしくは人間に出来る限り近い者。
 或いは俺の力に似通ったものを持つ存在。
 魔素の提供者の変更、鎮静効果のある術や血に施す魔除けなど
 様々な方法を試し続けているが、効果がない。 ]
(*3) 2020/10/24(Sat) 1:29:35

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



  「最期まで最善を尽くすが、……」

[ 果たせなければ、辿る先は他の勇者と同じだろう。
 戦いで倒れなかった代わり、力に呑み込まれ異形となった彼らと。
 
……そう、あの額に御印を持った魔物のように。


 そんな方法があるのかも分からないが、
 魔素そのものを取り除いたとしても、意味するのは死である、と。 ]
(*4) 2020/10/24(Sat) 1:30:38

【人】 琴羽の天狗 時見



 俺のマントを深く被り、願いを強く心に持て!

 自分が何者かを、忘れるでないぞ……!


[そう叫んだ俺の声は、果たして彼女に届いただろうか──…*]
(184) 2020/10/24(Sat) 1:30:50

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ ────「魔素」
 切り崩すことなど出来ないこの世界の構築物
 旧き時代の負の遺産そのもの。
 今尚明確な解析、対処は我々には出来ていない常識の先にあるモノ。

 魔族と魔物が生まれた原因であり、彼らの血液の中に存在する。
 それぞれの正式名称は、魔素種族、魔素生物。
 また魔王は魔素種族統一王と呼ぶのが正しい。

 人類から一部ながら魔法の素質を持つ者が誕生するのは、
 異形にはなり得なかったが魔素を取り入れてしまった者達を
 祖先とする人々が時折隔世遺伝を起こすから。

 其れは目に見えぬまま、いつでも傍に在る。
 聖木と呼ばれたかの木により、隅々にまで行き渡っているのだ。 ]
(*5) 2020/10/24(Sat) 1:30:55

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス

[ 寄生木の実とは、魔素の濃縮物に等しい。
 故に人間に魔王を倒す可能性すらある強大な異能を授ける。

 聖木の根の周辺に強い魔物が多いのは、
 濃い魔素がそこから放出されているせいだ。

 実を授かり、根を巡る勇者は
 濃縮物された魔素に侵される身体を力の増幅と引き換えに、
 不安定なものへと変えてしまう。

 教会は全てを理解し、操っていた。
 遠き過去に自分達が生み出し迫害した、魔の者達を滅ぼす為。
 死体が見つかれば分かりやすい、消息不明でも大して変わらない。
 根は世界のあらゆる場所に張り巡らされている、
 どれかは与えた力を亡骸から取り戻すだろう。

 また都合の良い民を見つけて、“神託”を執行すればいいだけ。
 若く逞しい年頃の、身寄りの無い孤児や貧民
 誇れるものを持たない代わり、素直で従順な────

 そう。御印とは、新たな贄の目印に過ぎない。 ]
(*6) 2020/10/24(Sat) 1:31:11

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



[ その話を魔王から聞かされ、幾つかの証拠を見せられた時。
 既に両者で命の取り合いは終わり、
 落ち着いた話し合いが進められていたが。

 あまりの内容に声を荒げ、結局は認めざるを得なく嘔吐した記憶。

 自身が助かる方法を除けば全てを知っている今は、
 表情一つ動くことはなく、ただ受け入れていた。 ]
(*7) 2020/10/24(Sat) 1:31:27

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


事件がここ最近多くなっている。
そうだ、式典の時期にな。

[ 状況は暫くの間変わらず、芳しくないまま。
 だがそれはこの身体だけなのだろうか?

 真の意味での人魔の和解は果たされぬまま、
 統一性を失った人類同士の争いも始まった、
 この時代も同じではないだろうか。]

そう、それに。
あの方を傍で支える妃も我らは用意出来ていない。
何しろ竜族はもうずっと前に……、
俺はまだ必要で、休む暇などありはしないんだよ。

[ 陛下は三代目の魔王に当たる。
 初代王と先代王は、両者共に竜族から妃を迎えた。

 真祖竜と竜族は亜種といってもいい近い存在であり、
 その牙に盾になるに相応しい能力を持っていたが
 王妃が勇者に討たれたのが最後、滅びてしまった。 ]
(185) 2020/10/24(Sat) 1:31:42

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



感謝している、すまない。
陛下の為、魔族の為、より一層の尽力を願う。

[ 何を言おうとしているのか読んで遮り、一方的に言い切った。

 四六時中自身に魔法を掛けたまま、合わない陸の生活。
 その重要さから王に願われ、安全を考慮した城の地下暮らし。
 この身の問題とオルフェウスの研究内容は一致している。
 きっと、様々な思いを踏み躙っていた。

 袋が空になり、管を外している間も
 退室するまでも、オルフェウスは何も言わなかった。 ]
(186) 2020/10/24(Sat) 1:31:59

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



「生きたいのか死にたいのか分からない奴だ。」
(*8) 2020/10/24(Sat) 1:32:19

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス



────俺はただ、あの方を支えたいだけだ。
(*9) 2020/10/24(Sat) 1:32:34

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス


「……それが生きたいということで、あってほしいがね。」
(*10) 2020/10/24(Sat) 1:33:06

【赤】 魔王軍幹部 フォルクス

[ そんな去り際のやり取りを除いては、だが。 ]
(*11) 2020/10/24(Sat) 1:33:13

【人】 魔王 ウロボロス


[二人が一人になった頃、赤い目も既に闇の中に無い。
何も語らないまま、よく見知ったどちらの名も呼ばぬまま。

どんな表情で会話を聞いていたのか、誰も知らぬまま。]
(187) 2020/10/24(Sat) 1:33:45

【人】 魔王 ウロボロス

──寝室──


[ 閉ざされた天幕の向こう側、微かに布の擦れるような音がする。
 術を行使していた者の意識が肉体へ戻ってきた証だ。
 しかしそれも少しの間だけであり、すぐに静寂が場を満たす。

 明かり一つ無い室内は闇一色であるが、外はどうやら雪模様
 窓の向こうの広いバルコニーにまで白色が侵食している。
 月の見えない空から真っ直ぐに降り注いでいるわけではなさそうだ。

 様々な種の魔族を統べる王の城が、
 少しの風などで震え眠りを妨げることなどはありはしないが
 大切な日の訪れに超えるべき夜はまだ長い。

 少しづつ、少しづつ────時間を掛けて強まっていけば
 やがては吹雪にもなるだろうか。
 その先の朝は、どんな光景だろうか。** ]
(188) 2020/10/24(Sat) 1:34:33

【人】 サラリーマン 葛西 聡

 何か変わるんですか、ね。


[忘れる事が出来ないと。
自己完結で終われた片思いを終えて
恋を始めることになるのではないのだろうか。
今迄俺が如何だろうとただ想って気にせず居られたのに
思い出しては意識するようになるのだから。

変わらない方が良いと思うよ。多分ね。
俺と恋愛始めようなんてのがそもそも不毛だ。
なんせ一方的に搾取する気しかない。

そう……
一方的に搾取してやりたかったのである。
繰り返す。
一方的に搾取してやりたかったのである。

しかし悪人にもなり切れず、手に入れる努力もせず
『手放した方があいつのため』なんて
楽でちょっと気分がいい方に逃げた訳だ。

うん、これだけですでに我ながらクソだな。]
(189) 2020/10/24(Sat) 1:38:03

【赤】 魔王 ウロボロス


[許せないものがあったとしたら。

話の内容でも、配下でも研究員でもなく。
いつか告げた主の言葉を、
彼があまり心に置いていないらしいことでもなくて。
ましてや、秘された紙片の内容でも
秘密を作っていることでもありはしなく。]
(*12) 2020/10/24(Sat) 1:39:11

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[別に何もかもをあけすけにして全てを曝け出すことが
恋愛だとは思わないが。
それでも入れる入れない拘る前にちょっとくらいは
『俺』を知ったほうが良いと思うよ、お前。

そしたら幾らでも次に行けるから。
間違いない。

ゲイなだけで「一緒にいると襲われる」と思う事を
「普通」だと受け入れる環境で生きてきて
未だ人間好きになれてワンチャンあるんじゃねぇかなんて
期待できるガッツがあんならいい男なんて幾らでも居そうだ。

性的指向の対象と同じ性別なだけで
「理性で抑えきれない程欲情するんじゃないか」
なんて意識過剰に性的な目で見られる事は
割と普通じゃない。

俺だって周りにいる女から
二人きりになったら犯される、なんて言われることが
普通だと思う位言われ続けたら
ストレスを感じるし女なんて信じられなくなるだろう。

それなのになんで俺の事好きだと思っちゃったの?
……そこまで考えて不毛だなってやめた。]
(190) 2020/10/24(Sat) 1:39:30

【赤】 魔王 ウロボロス



[気づかないと思われていることだろう────**]
(*13) 2020/10/24(Sat) 1:39:41

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[好きになったことがなかったなんて
吠えていたのは聞こえている。
どうせなら其のままで居りゃよかったのに。

なんで俺だったのかがわからない。
あれかな、ムキになるタイプなのかな。
日々の諸々が何某かのアプローチだったんだとしたら
全部躱し続けた自覚がある。

なるほど、どMか。
やばいじゃんそんなの敵わない恋程熱くなっちゃうじゃん。

次はもっとましな男捕まえて
片思い拗らせる前に良い恋愛しろよって
送り出したつもりでいたが、何か間違えたかもしれない。

他人事みたいに考えながらエンドロールを放置して
スマホで登録してる有料サイトで適当なお供をさがす。
何のって、ナニのだ。

ちょっと始まりがイレギュラーだったが今日は休日だ。
なら一発抜いてすっきりして二度寝しても何の問題もない。

まぁいいや、しらね。
週明けのあいつがなんかよそよそしくなっても
週明けの俺に対応は任せよう。任せた。]
(191) 2020/10/24(Sat) 1:41:00

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[気に入りの女優のを流して適当に飛ばしてたら
画面の上の方に新着受信の通知が出る。

なぁ、週明けにって言い出したのはお前じゃなかったか?
このクソ早漏野郎。]
(192) 2020/10/24(Sat) 1:41:33
琴羽の天狗 時見は、メモを貼った。
(a8) 2020/10/24(Sat) 1:43:35

サラリーマン 葛西 聡は、メモを貼った。
(a9) 2020/10/24(Sat) 1:51:18

サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a10) 2020/10/24(Sat) 2:58:44

サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a11) 2020/10/24(Sat) 3:30:23

【人】 怪物皇女 メイベル

──浴室──>>169

 
 ……まぁ、目新しいから
 結構楽しめるけどね。

 私があげたのはなかなか似合ってるじゃない。
 可愛いわよ。


[>>169彼女の含み笑いに気付かずに
自分のセンスを褒める意味合いが強いけれど
それでも似合ってて可愛いと評した。

けれど仕上げはもう少し先。
彼女が水着を脱ぐ頃にはソレは刻印を終えているだろう。
彼女の能力であっても、そう簡単には消せないもの。]


 
 ……みゃっ、ぷっ!

 ちょっ、ずるっ……わっ、ぷっ……!


[>>171ドヤ顔を披露していたから
盛大に水飛沫の連打を喰らってしまう。
目に入ったのか少し視界がぽわぽわする。]
(193) 2020/10/24(Sat) 7:55:27

【人】 怪物皇女 メイベル



 あー、りー、あー!


[水攻撃を受けて、彼女が近づいて来る気配。
ぎらり、と私は目を光らせると
そのまま彼女にダイブして、彼女が避けなければ
一緒に泉の中にざぶーんっ、と落ちるだろう。

ひんやりとした水の中、もう少しばかりは
すくーる水着が本性を表すことはない。]*
(194) 2020/10/24(Sat) 7:55:43

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス

──かつて──

[ 海を越え、洞窟を通り抜け、砦を突破し、城を守る者達を討ち
 ついに魔王の目前へ迫ることとなった勇者一行
 しかし、今代では────自分達ではそこまでだった。

 魔族との争いの最前線で、代々人々を癒やす聖魔法の使い手の家系
 増えていく死者に涙一つ流すことを許されない苦しみを知りながら、
 自分達も同じように励まし続けてくれた賢者の女性が

 よく似た生まれ、戦うこと以外用意されなかった選択肢
 気が短くすぐに手を上げてしまう、長身と強面で人に避けられる容姿
 その奥底で不器用に仲間を思っていた逞しい戦士の青年が

 強すぎた魔力により家族から離れることになった生い立ち、
 小さな身体に抱えきれない程狂い咲いてしまった才能に
 振り回される人生の中、決して弱音は吐かなかった魔法使いの少女が

 焼かれ、砕かれ、切り裂かれて順番に物言わぬ骸と化していった。 ]
(*14) 2020/10/24(Sat) 9:01:48

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 青く、蒼く。玉座の間に満ちた輝きは今は赤で穢れている。
 その全てが人間、自分と仲間達が流した色。

 本性は黒い竜であるとされる魔王は、
 黒衣の男性の姿を保ったままに目前に立っている。
 剣に付いた血液を払う仕草にも、体力の消耗は見られない。

 戦いが始まる前と変わらない足取りで、こちらへ歩み寄る。 ]
(*15) 2020/10/24(Sat) 9:02:09

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス




「……なんと悍ましい、これが勇者の成れの果てか」

[ まるで化け物を見るように、その白い顔で眉を顰めて。 ]
(*16) 2020/10/24(Sat) 9:02:26

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 握りしめたままだった槍の刃を魔王の足が踏み付ける。
 幾度となる打ち合いで罅が入っていたそれは、呆気なく砕け散った。

 今や立ち上がる気力も無く、横たわり相手を見上げた姿勢では
 頬を伝った液体が、散らばる破片と変わらない銀の色をしており
 鉱物の光沢を放ち落ちてゆくのが見て取れた。 ]
(*17) 2020/10/24(Sat) 9:02:54

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ きっと同じ色が、沢山の刃が
 この身体を裂くようにして突き出ていることだろう。

 鋭い金属結晶を自分自身から創り出し、
 自在に形を変えて実在化する。

 それが刃の勇者の異能だった。 ]
(*18) 2020/10/24(Sat) 9:03:18

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 始めはただの体調不良と思っていた。
 魔王領に踏み入り、厳しい戦いが連続していた頃
 漸くそれが代償とも言うべく宿命であると知る。

 何の情報も得られなかった己が、
 楽観視していた仲間達が、
 気付いた時にはもう引き返せない場所にいた。
 
 未だ人類は魔族には届かない、女神は奇跡を起こさない
 果たすべき使命は根の元で土に還ることである。
 理解したその時には既に立っているのは一人だった。

 数多の疑念を抱えながら、
 俺は結局皆と同じように、最後まで教会を信じていた。 ]
(*19) 2020/10/24(Sat) 9:03:48

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 魔王はそれ以上何も言うことはせず
 ほんの少しの間俺の右手辺りに視線を下ろしてから、
 この首を刎ねようと、ゆっくりと剣を持ち上げる。

 だが──── ]
(*20) 2020/10/24(Sat) 9:21:58

【赤】 ヤドリギの勇者 フォルクス


教えてくれ……
俺は……勇者とは一体、なんなんだ

俺達はあとどれくらい、こんな戦いを……続けなければならない


[ 激しく咳き込み、異色混じりの血を吐きながら
 敗者が全てを諦めた故に口にした問い掛けにより、その手は止まった。** ]
(*21) 2020/10/24(Sat) 9:23:37