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【人】 童心 クロノいつも通りの、朝食の時間。 いつも通り上回生に連れられて食堂にやって来たけれど 「…………? あれ……、テラくん……は?」 いつも早く来て配膳に勤しんでいる筈の 小等部仲間の姿が見え無いことに、目を瞬く。 他にも見えない顔は、二つあるけれど。 滲んだ汗が、頬を滑り落ちて行く。 「…………、う、ううん。 体調が悪くて、休んでるだけ……だよね……?」 小声で呟く頭の中、 『神隠し』という言葉が、ただ過ぎった。 (0) 2022/05/02(Mon) 21:08:39 |
【赤】 童心 クロノ/* ですわよね〜〜〜! ロール的にはテラくんは我々とは別に連れてかれたか監視者に連れてかれたのでしょうね……。 どちらにしよ予定に無かったテラくんまでいなくなったの、動揺せざるをえなくて……白ロールしちゃいました……。 今日のwhoはラピスちゃんかトットくんにお任せしますわ〜!! (*1) 2022/05/02(Mon) 21:18:51 |
【人】 童心 クロノ「…………」 ラピスに宥められても、不安は和らがない。 不安と恐怖と、色々な気持ちを交ぜた顔は少女の形を保って 声も出さずにバラニに続いて配膳を手伝い始めた。 動いた方が、悪いことも考えなくて済む。 (5) 2022/05/02(Mon) 21:37:49 |
【人】 童心 クロノ「……う、ううん……」 褒められれば、小さく笑って頭を横に振って 暫くそのままお手伝い。 その要望が少女から変わらないのは、 不安が拭い切れてない事の証左だった。 お手伝いを終えれば、 ちょっとだけでも食事をすることにした。 (10) 2022/05/02(Mon) 21:57:54 |
【赤】 童心 クロノ/* ピリソースも合点承知の助!噛みのエルナトくんだけ大人から指定された〜でロールはいいですわね〜。 あちらから要望あったら良い感じにいたしましょう! (*20) 2022/05/02(Mon) 23:05:52 |
【赤】 童心 クロノ合図の音。 食事を終えた後、その音に誘われて空き教室へ。 「……、わ、わたしは大丈夫……。 ラピスちゃんもトットくんも、おつかれさま。 ……テラくんは、なんで、居なかったんだろう……。 」まさか、ほんとに神隠し……とか、ないよね……? まさか自分から大人のもとへ赴くとは考えづらい。 誰か、自分達の他に動いている人が居るのだろうか それとも、……本当に神隠しがあるものなのか。 神隠しがあるなら。 大人を手伝うために同じ子供達をだましている自分たちは、 神隠しに遭ってもおかしくない、「悪い子」だ。 「………こわい……、」 (*21) 2022/05/02(Mon) 23:06:10 |
【人】 童心 クロノ「…………」 席に着いたはいいけれど、 大好きな角食パンも余り喉を通らない。 ミルクで飲み流して此方も食事は程々に、 小さな会釈だけして食堂を立ち去ったのだろう。 (14) 2022/05/02(Mon) 23:13:59 |
【赤】 童心 クロノ「うん…………」 宥められながら何度も頷いて、 長い長い息を吐いて、顔を上げて黒板を見る。 怖くたって、やらなきゃいけないんだ。 やらないと、怖い目に遭う事が分かってるから。 「大丈夫……わかってるから。 今日も、がんばらないと……。 わたしも、がんばらないと、ね……。 」こわい大人たちは、どこで見てるかも分からないのだから。 (*24) 2022/05/02(Mon) 23:21:57 |
【赤】 童心 クロノ「わたしたち以外の、だれか……」 ……けれども自分たちはその誰か≠ェ 誰なのかを聞かされていない。恐らく逆もそうだろう。 だからその誰か≠スちは、 自分達を連れて行こうとするかもしれない。 自分達ばかりが連れて行く側では無い事に、 一末の恐怖を覚えながらも 「…………」 「今日は……エルナトくん、だっけ。 わたしが、連れて行って……いいかな。 昨日、ちょっとお話して…… たぶん、話しやすい、から……」 弱気な声で、おずおずと手を挙げた。 (*27) 2022/05/02(Mon) 23:35:51 |
【赤】 童心 クロノ「うん、…………え?」 渡された紙袋を受け取る。 植物特有の何処か青臭いような、 けれども花らしい芳香も感じながら、 紙袋を覗き込めば、色とりどりの花弁。 お花が食べられるとか、お茶になるとか 聴いた事があるなと、ぼんやり思い出しながら、 「…………ありがとう」 「なにかあったら、……ううん。 何も無くても、ちょっと、飲んでみたいな……」 少し不安が緩んで、トットに笑い掛ける。 ぴき、と内から小さな音を聴いては、間もなく背けて (*31) 2022/05/03(Tue) 0:00:39 |
【赤】 童心 クロノ「……がんばって、きます。 今ならがんばれる、気がするから……」 あどけない言葉は、艶やかな女の声で。 多分、あと誰を連れてくのかとか そんな話もしなきゃ行けないのだろうけれど、 「何か……あったら、また合図して……ね。」 ちょっとだけ背中を押して貰えた今を逃したくなくて。 頭を下げて、教室を後にしようとする。 (*33) 2022/05/03(Tue) 0:04:31 |
クロノは、照れる様に頬を赤らめて、頷いた。 (a34) 2022/05/04(Wed) 20:11:50 |
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