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【人】 高等部 ラピス普段通りに食堂に顔を出す。 人が足りないことがいつも通りになっていることには苦い気持ちが混ざるのだけれど。 「………?」 連れてきた下級生たちのトレイに配膳をして、席まで送る。 自分の分もゆっくりと準備をしながら、 分かりやすく落ち着かない様子のクロノを見て思案げにしていた。 (3) 2022/05/06(Fri) 21:28:50 |
ラピスは、食事をとりながら、青年の言葉を静かに聞いていた。 (a12) 2022/05/06(Fri) 22:29:43 |
【赤】 高等部 ラピスからり、扉を開く。 準備をするより前に訪れていたクロノを目にとめると、数度瞬きをして。 食堂から早くに居なくなったのは知っていたけれど。 この上級生は、特にトットの不在に動揺した気配はない。 (*1) 2022/05/06(Fri) 22:30:16 |
ラピスは、昨日から小さな花を胸ポケットに挿して過ごしている。 (a13) 2022/05/06(Fri) 22:38:05 |
【赤】 高等部 ラピス「………………。」 伝えるべきか、迷いはした。 でもいずれ知ることになると思ったから。 『昨日が』 『トットくんの番でした』 胸ポケットに飾られた花。 それが、 誰がトットを連れて行ったのか を何よりも明らかに語っていた。 (*3) 2022/05/06(Fri) 22:46:31 |
【赤】 高等部 ラピス/* スゥーーーーーッ ということで実質最終日ですの トットくん……ウッウッ 我ら小さいものクラブ 墓と地上に別れようと最後の時まで一緒ですわ……… 本日で決着がつかなかった場合、自動的にコミットで狼を吊ることになりますわね。 まあ9割方コミット進行になると思いますので……差し支えなければ提案がございまして。 (*5) 2022/05/06(Fri) 23:25:08 |
【赤】 高等部 ラピス/* 後追いの上から襲撃をかけられるクロノちゃん二重に命を散らしていて心がボロボロになりますわね まあまあ最終日 殺りたいこと殺ったもん勝ち青春ならですわ 承諾いただきありがたき幸せ よろしくお願い致しましてよ…… (*8) 2022/05/06(Fri) 23:42:21 |
【赤】 高等部 ラピス『クロノちゃんのせいではありません』 『大人が決めたことです』 緩く首を振って、心に浮かんだであろう可能性を否定する。 少なくとも大人達が連れて行く彼らに関しては、 くじ引きのように決められていくだけだ。 『そろそろ』 『終わりが近づいています』 伝え聞いたところによれば、大人達の目的は達成されつつあるらしい。 だからこの集まりももうすぐ終わりだ。 もう君も、罪悪感に苛まれなくて良くなる。 「………」 飾られた花が、小さく揺れた気がした。 (*10) 2022/05/07(Sat) 0:35:47 |
【赤】 高等部 ラピス「………」 無垢できれいな手は、一度も汚れなくていい。 私が悪かったことにするためには、それがいい。 無理に仲間にされて、大人に突き出された事実があれば。 多少は疑いの目を逸らすことができる筈だから。 待ち受けている治療が少女にとって残酷なものである可能性だってある。 バレンタインのように。 だからこれは傲慢で残酷で身勝手な決定だ。 『次も、私がやります』 『ですが』 『準備があるので、また夕方に話しても良いですか』 生徒が居なくなるのは夜。 それまでは知らせない方が都合が良い。 この黙秘をどう受け取るかは、少女に委ねられている。 (*13) 2022/05/07(Sat) 1:35:35 |
【赤】 高等部 ラピス「………」 俯いたままのその顔は何を考えているのだろうと思った。 きっと罪悪感だとか、不信感だとか、恐怖心だとか。 そういう様々な負の感情に支配されている。 ………そうだ。 負の感情に。 それがどれだけ大人達に都合が良いかもわかっていた。 少女を解放するために、少女に治療を受けさせる。 また、勝手なことをする。 どうしたってその不安を拭えないままで、 きっと自分が無力であることもよくわかる。 何か伝えたくて、でも言葉は出てこなくて。 チョークの先が黒板に当てられる音はしたけれど、 それ以上の、文字を綴る音はしなかった。 だから少女が振り向かずに教室を去っても、何も変わりはなかったのだろう。 (*15) 2022/05/07(Sat) 13:54:52 |
ラピスは、中庭で休んでいるバレンタインを見かけた。 (a17) 2022/05/07(Sat) 17:46:52 |
【人】 高等部 ラピス「………」 じっ……。 こねこねと形作られるパンたちを眺める。 パンの香りにつられて、 他の生徒たちが集まっているようだ。 率先してパン作りに興じている実習生の姿を見て、 自分もやろうかな……と厨房に入る。 気晴らしはいつだって必要だ。 手袋の上から更にビニール袋をつけて、こねこね。 まんまるの形に整えていく。 少女は固いパンが好き。 パンの固さ:43% (10) 2022/05/07(Sat) 19:57:48 |
ラピスは、ほどほどに固いパンができた。 (a18) 2022/05/07(Sat) 19:58:19 |
【人】 高等部 ラピス「!」 『誰かにあげるのも良いかもしれません』 固いパンは自分用にするとして、 自分も動物型のものを作ってみることにした。 二重に手に被せものをしているせいか少し動きはぎこちないけれど。 実習生は流石そつなく作っているなぁ、と感心していた。 動物っぽさ:86 (13) 2022/05/07(Sat) 20:15:45 |
ラピスは、かなり動物っぽくできた。 (a21) 2022/05/07(Sat) 20:16:16 |
ラピスは、アオツキの励ましの言葉にうんうんと頷いていた。 (a34) 2022/05/08(Sun) 0:28:11 |
【赤】 高等部 ラピス深夜。 寮の部屋を抜け出して、空き教室へ訪れた。 気づく同室者も今はいない。 「………、………」 ぼんやりとした顔で、黒板でチョークを削っている。 何度も何度も上から書かれた文字列はもはや何が書かれているのか読み取れない。 HCYLaBri9bjYftUuMnNxfHCS4WG5mZF8sbNNBhmVtURYjsrZB8 wFT93A2Jx38mfuysDxBK6w2jQYwBt6HhMrDPKRdBFjAruMeA6h EnTpnnEnmRHYRD9RZur2EwZxWGA47yZbtMDwwAmgUxNy5w8zrm abXnDtB3bPWcPP3WbVa2WZ6cPEesUczpYnwnDBP6cVwjbQSDHJ ZPW8uKWFCKZMXF8VH8mFCUXKpZtULZQP8CheSMXiRNCCEn24VU FNZBARmP67xQutiy-yfGUR7M5amg7-ZnkRz6TAMTxDcXfQ52yU hNweUfVSYTewS7GpcgLK7Nt7hKTpAKCKNYyk288ednuGnZMQCK ferbmmicHKD7jdkZZb2ZUBNAJD4cSGSFuJGpPwHdehf4WFn-zR ap2DPBMa2wh59ZBM835L8VWufK_4kY2A6YCTL-et3YawYH8hzB 2SbEtnSQ3LpdMpRuUWHmcCBgft5RCdDFVKdYFz6pKPFdB8ZSGC きっと色んなことを私は間違えた。 (*16) 2022/05/08(Sun) 20:15:45 |
【赤】 高等部 ラピス「………………」 もうすぐ終わる筈だ。 黒板を綺麗に掃除してから、教室を後にした。 もう、ここに誰かが来ることは暫くないだろう。 (*17) 2022/05/08(Sun) 20:15:57 |
ラピスは、人気のない廊下で教師に呼び止められた。 (a49) 2022/05/08(Sun) 20:49:19 |
ラピスは、空き教室で、問診票への記入を指示された。 (a50) 2022/05/08(Sun) 20:51:21 |
ラピスは、事務的に記入を進めていった。 (a51) 2022/05/08(Sun) 20:52:08 |
ラピスは、ある言葉を教師に掛けられた。耳を疑った。 (a52) 2022/05/08(Sun) 20:53:23 |
ラピスは、その言葉がどうしても許せないと思って、 (a53) 2022/05/08(Sun) 20:55:27 |
ラピスは、そのまま腕を振りかぶって、 (a54) 2022/05/08(Sun) 20:56:05 |
ラピスは、初めて、怒りのままに人を殴りつけた。 (a55) 2022/05/08(Sun) 20:56:11 |
ラピスは、初めて、ギムナジウムの大人に反抗した。 (a56) 2022/05/08(Sun) 20:56:32 |
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