【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜[ 啄むような口付けを何度か交わして 彼女の唇から漏れる甘い声に、口角が上がる気配を感じた。 瞳は、君を捉えて離さない。 視線だけでは足りなくて、はにかむ君が愛しくて 腰を抱く腕に力が入ってしまうけど。 遠くで人が動く気配や、微かに聞こえる声に はたと、2人きりではないのだと気づかされる。 彼女の知り合いが、傍にいるなんて言うのも 知らぬところだが、] 言ってくれて、ありがとう [ 気持ちを言葉にするには、 自分の場合、もっと時間がかかっていただろうから ――とても憶病だから、ね もっと、キスをしたい もっと、触れ合いたい そう望まれれば、ゆっくりと頷き返す。] (-18) 2020/07/29(Wed) 6:43:47 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜……私もそうしたい。でも 蛍のまほろばを、騒がしくするのは 可哀想だから、部屋に戻ろうか [ 何処からか聞こえる 艶めいた声 に、瞳を瞬かせて、こちらも緩く頬を染めた。 胸に埋まる頭を緩く撫でて、一つ提案を。 彼女が頷いてくれるなら、自分の部屋でいいかな?と告げて 幻想的な光景をもう一度見上げてから 手を繋ぎ直して、ホテルの方へと歩き出した。] (-19) 2020/07/29(Wed) 6:44:48 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜[ 帰り道、コンビニで 小腹が空いたからなんて言って、 お茶とおにぎりと一緒に、ゴムを買っておく。 ――普段から、そういうものは持っていなかったからね *] (-20) 2020/07/29(Wed) 6:45:28 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞[きっと、私と彼の臆病の方向性は違う。 私も別に勇敢な類の人間ではないし むしろ余裕がなくて焦ってばかりの人間だ。 そして勿論臆病でもある。 臆病だから、その関係性を言葉で確かめたかった。 まだ貴方のことを知らないから沢山知りたくて、 何も言わないで何もせずに終わるほうが怖かった。 ……だから、想いが溢れれば一直線。 猪突猛進も臆病の形の一つ。 それでも優しくそれを受け止めてもらえたから 止められれば落ち着ける、その筈だけれど。] ……やっぱり 言葉の選び方が きれい。 [まほろばなんて、中々するりと出てこないと思うのだ。 だからそんな言葉を自然と使える彼が やっぱり大人で素敵だと思えたし 私もそうしたいと。 部屋に戻ろうと頭を撫でてくれる彼に胸がキュンと疼く。 こくりと頷いた私はきっと、耳まで赤い。] (-39) 2020/07/29(Wed) 15:13:03 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞はい。……智詞さんの部屋が、良いな。 [改めて言葉にすると改めて恥ずかしくもある。 けど、自分の部屋は急いで出てきたから 洋服がまだ並べられていてお勧めはできなかったし 一人で泊まるダブルの部屋を見られたくなかったから。 素直に頷いて彼とまた、恋人繋ぎ。 熱い頬を夜風が撫でるのが心地よかった。] (-40) 2020/07/29(Wed) 15:13:24 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞[なお、コンビニではその事を察していた。 小腹が減って、とは言うけれど 一緒にコンビニに寄った時には カゴの中身をあまり気にしないようにする。 私から籠に入れたのはペットボトルくらい。 組んでた腕は明るい場所に来ると なんだか恥ずかしくて指先だけ繋ぐ形に戻してた。 お会計の時に自分も財布を出したけど、 二人なのにお会計どうしようってざわついていたら 店員さんに微笑ましげに見られて なんだかもっと恥ずかしくなったりしていた。] (-41) 2020/07/29(Wed) 15:13:49 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞[そうして部屋に近づくたび どき、どき、と鼓動が強くなる気がした。 部屋に入れてもらえたなら、お邪魔しますと 小さく声をかけながら入ろうとして。 ぁ、と小さく声を出す。] 私、前髪、あげていた方が良いですか? ヘアピン持ってきてたんですけど……。 [と、手荷物の中から取り出そうとする。 だって、 その方が、] ………顔を見られるの、恥ずかしいけど。 私も、智詞さんの顔が、よく見えるから。 [貴方の色をよく見たい。 昼間に元クラスメイトに言ったよう、 この前髪があっても見えはするけどよく見えはしない。 だから貴方をよく見たくて。 その色を晒したままにするのは苦手だけど。] (-44) 2020/07/29(Wed) 15:14:16 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞………髪型変えようかな。 [勇気を出して、貴方を見つめていられるように。 そんな気持ちで、ぽつりと独り言のように 言葉を溢した。]** (-45) 2020/07/29(Wed) 15:14:36 |
【人】 灰原 詩桜─会えるかわからなかったから─ [昨日は偶然、ショッピング中に会うことができた。 でも今日が会えるとも、時間があるかもわからない。 だから私はとあるタイミングで 気になっていたものを選んで フロントから901号室にそれを言伝付きで届けてもらう。 つまりは、市村さんの部屋だ。] (81) 2020/07/29(Wed) 17:27:41 |
【赤】 灰原 詩桜 『昨日は素敵なお花とアドバイスを 有難うございました。 あの後、勇気を出して約束を取り付けて きちんと想いを伝えることができました。 その想いを、これから大事に 紡いでいきたいと思っています。 幸せな恋になるように。 花火大会があると聞きましたので せめてのお礼にこれを贈らせてください。 本当にありがとうございました。 灰原 詩桜』 (*0) 2020/07/29(Wed) 17:28:20 |
【人】 灰原 詩桜[便箋と共に届けられた包み。 その中には銀色の簪が入っている。 一応使い方の説明も入ったそれは 飾り部分に同じ素材でできた透かし細工の蝶が舞う。 その蝶の下には大きめの深い青の滴型の硝子玉が ゆらゆらと揺れる作りになっていた。 さてそれに気付いてもらえるのは何時頃か。 私は私で、自分でも気に入った簪を こっそり手に入れていたりもしたのでした。]** (82) 2020/07/29(Wed) 17:28:53 |
灰原 詩桜は、メモを貼った。 (a33) 2020/07/29(Wed) 17:30:33 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜[ コンビニで店員さんの微笑ましげな笑顔を向けられて 少し気恥ずかしかったりもしたが、繋ぐ手はそのままに ホテルの自室へと戻ってきた。 912号室。 ツインの部屋を一人で使っている。 福引で当たったのがペアだったとか、 誘う人がいなくてね、なんて会話をしながら どうぞと部屋へと招き入れた。] 好きなところに、座って ん? あぁ…… [ 前髪をヘアピンで留めたら、 確かに互いにその瞳をよく見ることができるだろうね。 手を伸ばすと、前髪を掻き分けて、 耳にかけるような動きで、その耳元を擽る。] (-50) 2020/07/29(Wed) 17:36:37 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜二人っきりの時は、それもいいかもね [ 軽く吐息を漏らすように笑っていると ぽつりと漏らされた言葉には、何度か瞬いて] 違う髪型も見てみない――けど、 君の魅力に、他の人も気づいてしまわないか 少し心配になってしまうかも [ 瞳だけではなく。 君が浮かべる表情も、それは魅力的だから。 ほら、今だって、そう。 苦手だから、隠していただろうに。 自分の為に、変わろうとしているそんな君が] (-51) 2020/07/29(Wed) 17:37:07 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜 ――…可愛いなぁ [ 思わず漏れた感想。 そして、耳に落とす唇。 耳へのキスの意味って知っているかな。 ――誘惑だよ。 ] (-52) 2020/07/29(Wed) 17:37:57 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞[それは座る前の事だった。 だって、私は智詞さんをよく見ていたかったし 智詞さんになら、見て欲しかったから。 …恥ずかしいけれど、私ばかり 智詞さんの目を見つめるのも狡いでしょう? 智詞さんの部屋はツイン。 福引で当たったのか、とか。 誘う相手がいなくてよかった、とか。 ふんふんと頷きながら私はやっぱりソワソワしてしまう。] ……それに気付かれても。 智詞さんが私を好きでいてくれるなら 私は智詞さんしか見ないのよ……? [勿論、お互いを尊重し合えるなら。 でもそれはきっと叶うと信じてる。 そして、私がよそ見をしないのなら 心配しなくても良いんだよ、なんて。 火遊びをしてしまったのも、 元彼の不誠実さで別れてしまったその時だから。 そこまでは語らなかったけれど、 その人を好きなうちの私は貴方を裏切らない。 頬を染めながら笑って、 智詞さんの指先で晴れる視界に目を細めた。] (-56) 2020/07/29(Wed) 18:06:05 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞ッひぁ、 [耳元に落とされた囁きとキス。 可愛いと言われて赤くなったところに 不意打ちで耳元に柔らかな感覚があって 小さく声が漏れてしまった。 耳元に落とすキスの意味。 …それが男女で違うとも知っていますか? 似ているけれど少し違う。 勿論、共通の意味では誘惑らしいけど。 女性がするそれは「誘惑したい」 男性のするそれは「君をいますぐ抱きたい」 普段隠れている耳元へのキスに ぞくっ…と甘く蠱惑的な感覚が体に宿る。 彼を見上げた後、真っ赤に熟れた頬のまま 私は彼の胸元にそっと唇を寄せてから 彼を上目遣いに見つめていた。 男性がするそれは「君は僕だけのもの」 女性がするそれは (-57) 2020/07/29(Wed) 18:06:36 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜本当? ……それなら、嬉しい [ 自分しか見ないと 面と向かって言われれば、とても嬉しくて 子どもみたいに破顔した。 君が火遊びをしたことは、こちらは知らぬところ。 人が嫌いで、人に興味がなくても、 どこか人寂しくて、肌を重ねてしまった過去は、 自分にだってあることだった。 耳に落とした口付けで、 小さく漏れた声に、薄く笑う。 男女で違うキスの意味まで、 本の知識では知らなかったけれど、 意味としては、間違っていないからいいよね。] (-63) 2020/07/29(Wed) 18:39:38 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜[ 君の頬が紅く染まっていく。 きっとこちらも同じ色に染まっている。 違う色を持って生まれて、 同じ色に染まっていくのは、 とても幸せで 胸元に落とされる唇。 上目遣いの東雲色は、酷く艶を含んでいて] (-64) 2020/07/29(Wed) 18:40:09 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜そんな艶やかな色を見せられたら [ ぞくりと、走る感覚。 性欲は、どちらかというと強くない方。 どちらかというと、いつも襲われる側だった。 だけど、今は、違う。 胸の奥から湧き上がる衝動に、短く息を飲み。 食らいつくように、唇を奪った。 柔らかな感触を味わうように、 食んで、絡めて、擽って、 初めて感じた衝動を、思わずぶつけてしまっていた。] はぁ、……ベッドに、行っても? [ 理性と欲望の狭間。 瞳に情欲を微かに揺らめかせながら、 キスの合間にそう――問いかけた*] (-65) 2020/07/29(Wed) 18:41:23 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞んっ………ん、ふあっ、あ……っ、 [本当に、だから信じて欲しい。 わたしのことを見つめてくれているならば わたしを愛してくれているならば わたしは、貴方だけに恋をする。 貴方だけにキスをする。 そんな思いで見つめていた。 けれど。艶やかな色、と言葉にされ 何がと問う間もなく唇を奪われた。 目を一瞬見開き、けれど直ぐに自ら唇を差し出していく。 喉をそらし、彼のシャツを握りしめて皺を刻んで。 舌先を絡めて、彼の口腔の中へと差し入れる。 粘膜同士が触れ合ってそこから蕩けてしまいそうな感覚。 彼の舌先が口腔を擽れば その甘さに耐えきれずに鼻にかかった声が漏れた。 キスの時は自然と目を閉じてしまう。 彼の瞳の色が見えないのが残念だけれど、 それよりも甘い甘いキスに私が溺れてしまうから。] (-69) 2020/07/29(Wed) 19:19:41 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞……………っは………………。 [唇が離れた時、ほんの一瞬だけ 二人の間に銀の糸がかかって消える。 私の唇がどちらの物ともしれない蜜で濡れて艶めいて それを一度閉じて、んく、と喉を鳴らした。] ベッドじゃ、無くても、…いいのよ? [なんて、それは半分冗談で半分本気。 ほんの少しだけ唇を笑みの形にしながら 私はするりとカーディガンを肩からずらして そのままストンとそこに落としてしまっていた。 端ないと思われるかな。 でも、二人きりだったら場所なんてあまり拘りなくて 彼の手を取ったらその手首の内側、 腕時計をしたら隠れてしまうその位置に チュ、と唇を寄せてから少し強めに吸い付いた。 …腕時計をしたら。 長袖をきっちりきてしまったら。 きっと隠れてしまう場所の、キスマーク。] (-70) 2020/07/29(Wed) 19:20:07 |
【秘】 灰原 詩桜 → 古書店店主 薄氷 智詞……智詞さんだけの私にして? [同じように印を刻んで良いの。 貴方の天色に色んな私を焼き付けてほしい。 私の東雲色に色んな貴方を焼き付けたい。 そんな、私の欲が、チラリ。 だから智詞さんに導かれたら勿論抵抗はしないで ベッドでさらに触れ合おうとすると思う。 それが、ベッドにたどり着かないうちだって。 …いつもこんなんじゃないんだよって言ったら 智詞さん、信じてくれるかしら?]* (-71) 2020/07/29(Wed) 19:20:31 |