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人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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【秘】 愛される"天使" ナフ → 陶酔トリッパー バーナード

演目が終わって、2日程経って。

うろうろと翼の生えた少年が船内を歩いている。

誰かとぶつかりそうになって、よろけて。
他人を見逃さないように、きょろきょろと視線を動かしている。

あなたを、探している。
(-1) 2021/07/09(Fri) 22:59:33

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 翠眼の ダビー

四日目。“研修”の後。
意識を失い諸々の“手当て”の為に運ばれた男は、一時的に別れる事になる。最も終えた後に声を掛ける様に伝えているだろうから、暫くした後に、複数ある医務室に近い一室に呼ばれる事となる。

「おー、元気そうじゃん。俺も殴り返しとけばよかったか」

いつもと変わらない。来た時と違うのは隻眼を隠すための包帯が巻かれている事くらいで、“あんな事”があったばかりなのに随分落ち着いていた。…いつも通り過ぎるくらいに。
(-3) 2021/07/10(Sat) 6:08:56
バーナードは、いつも通りだ。
(a12) 2021/07/10(Sat) 6:10:42

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 愛される"天使" ナフ

「もうその辺動いてて平気なのか?
 あんだけやられたら1ヶ月は寝込みそうなのによ」

よ。と軽く手を上げて、右目に包帯を巻いた男が歩いてくる。四日目の研修を知ってる人なら驚きもしそうだが、それは貴方も同じ様なものだ。気になるかはわからないし、それを知っているかも不明だが。

「誰か探してんなら適当なのに聞けば……
 いや、もう普通に“見つけてもらう”方が早いなそれ」
(-4) 2021/07/10(Sat) 6:15:04

【人】 陶酔トリッパー バーナード

唐突に朝食が食べたくなった。
あんだけやられたら、運気も変わっていたりするのでは?

今日の朝食はこれ!:ブルーベリーデニッシュfood
(12) 2021/07/10(Sat) 6:16:40

【人】 陶酔トリッパー バーナード

「目を一個吹っ飛ばさねえと、
 この船ではまともな朝食が出ねぇのか?

 つーか隻眼になってブルーベリーって皮肉かなんか?」

しかしまともの極みの朝食なので普通に美味しく食べる。
視界の狭さが慣れない、と思いつつもボーッと食事を取る。
レストランか従業員用の部屋かは不明だがとにかく呑気だ。
(13) 2021/07/10(Sat) 6:19:56
バーナードは、>>a11 の不法投棄を見て一体何個あれは海に沈んでるんだろうと思いを馳せた。
(a13) 2021/07/10(Sat) 6:41:37

【秘】 愛される"天使" ナフ → 陶酔トリッパー バーナード

「……あ」

目当ての人間を見つけて、ぱたぱたとで近付いていく。
バランスがうまく取れず危なっかしくふらりとしてはいるけれど。
やつれていることを除けば、それほど変わった様子もなく。

「…次の日、から 復帰させられた…から、な

 ――――ぁ、右目、それ」

無理にでも復帰できるように、処置が成されたのだろう。
勿論本調子ではないだろうが。

少年は近くまで来て、あなたの右目に気が付くと。
目を見開いて、"もしかして"と思った。
詳細を知らないまでも、嫌な予感がして 顔が青くなる。
(-5) 2021/07/10(Sat) 11:12:28

【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔トリッパー バーナード

"研修"を終えあなたを送り出して暫く。呼ばれ赴いた先にいる隻眼に『してしまった』あなたが普段通り過ぎるくらい普段通りに話す姿を見て恐る恐るといった様子で近づいていく。

「バーナード…。…"演者"を殴ったら面倒なのはお前も知っての通りじゃないのか。」

大丈夫か、すまなかった、そういう言葉を伝えることもできず軽口ばかりが口から漏れて、青年はあなたのそばまでやってきて座る。殴られそうになったら流石に受け流そうとはするしそういった意味での警戒はしているがその程度だ。
(-9) 2021/07/10(Sat) 15:59:03

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 翠眼の ダビー

「それはそれでお前が罰与えるのに内心困った顔しそうで面白そうだったな。やっぱやればよかったか?ハハハ!」

洒落にならないことを言いつつ、傍に寄ってきた貴方の手を取って持ち上げる。ただ手触りを確かめるように握るだけだ。拳が飛んでくる気配は一向になく怒っている気配も特にない。

「お前の方が辛かったんじゃねぇのあれ。なんかずっと傍にいてたって聞いたから、気にしてんのかなって。それとももう目覚めきってて愉悦しかなかったか?」

言い終えて煙草を取り出そうとして、ここが禁煙で没収されていたことに気づいた。ブーたれつつ、貴方に合わせていた視線を真っ白な壁の方に向ける。

「カウンセリングみたいなの、されたわ。
 もう一度記憶消されるって事はなくなった。」
(-16) 2021/07/10(Sat) 17:47:13

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 愛される"天使" ナフ

「福利厚生ちゃんとしてんのにブラック並に容赦ねえなあ。医療技術が発達しすぎるのも考え事かね。まあ言ってもしゃあない。飯食え飯。朝食ったか?」

おっと、と少し痩せた貴方を捕まえるように腕を掴んで引っ張る。この羽だと動き辛いだろうなあ。と他人事な感想を思いつつ。目に視線がやられてるのを見ると、苦笑した。

「お前より大した事ないだろ。どうせあの目は本職のパイロットとしてもう戻れない傷付いていた目だ。あってもなくても一緒だろうよ」
(-17) 2021/07/10(Sat) 17:53:37

【秘】 愛される"天使" ナフ → 陶酔トリッパー バーナード

「今のところは…そんなに、しんどい仕事もないから…
 大丈夫だと、踏んだんじゃないか。

 ん、朝は…クロワッサンだけ。他のものは、食べにくそうだったから」

仕事はと言えば、部屋で崇められたりだとか 画家にデッサンモデルを頼まれるくらいのものなのだ。

そしてあなたが少年の腕を掴もうと伸ばした手は、布を掴むだけだっただろう。
舞いを踊って、宙に伸ばした腕は 部屋で頭上にひとまとめにした腕は そこにはなかった。
袖を引かれる形になれば、よろめきそうになりながらもついていくだろう。

「大したことないとか…じゃ、なくて。
 …おれが、……あそこに、連れていったのが」

原因だから、と尻すぼみになった声が口から洩れていく。
罪悪感で、胸がずっと苦しいままだった。
(-23) 2021/07/11(Sun) 0:05:41

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 愛される"天使" ナフ

癖で引こうとして布を手が空振り、「(ああ、そうか)」とようやく実感する。ショウは現実なのだ。自分が自分がされた事に対して、やや曖昧な為実感が鈍かったが、皆あれは“現実”なんだと、妙に落ち着いた思考が過ぎる。

少しの間の後、歩きやすいように腰を思いきり鷲掴みにしておいた。倒れたりはしないだろう。

「食わせて貰う奴とかいねぇの?世話係とか。
 犬みたいに食うしかないの面倒すぎねぇ?」

ブルーベリーデニッシュを食べてたので、残っていた分を口にグイグイ押し付けた。暫くしても食べないならさすがに引く。

「…………。まあそれは事実だけど。
 欲しいの、そっちの言葉でいいの?もう誰かに褒められたのか?」
(-25) 2021/07/11(Sun) 1:22:03
バーナードは、どうにも今の“感情”がしっくりこない。
(a32) 2021/07/11(Sun) 1:24:27

バーナードは、こないが、やるべきことをやるしかない。あやとりの本を持った。
(a33) 2021/07/11(Sun) 1:24:50

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 飼い狗 ムルイジ

「よう!一番最初に景気よく拉致られたっぽいムルイジ!元気にしてるか?一番頑張って抵抗してるヤツお前って聞いたけど本当?」

さて、貴方の部屋はどうなっているだろうか。
一応室内は動けるくらいの鎖の長さで鍵がかかっているなら礼儀正しく3回ノックをして待つし、鍵がかかってないならノックの後普通に勢いよく乗り込んでしまう。

色々【研修】を見ていたなら、2日前に割とえらい目に遭ってた記憶の男が、元気そうに乱入してくるだろう。
(-26) 2021/07/11(Sun) 1:29:13

【秘】 愛される"天使" ナフ → 陶酔トリッパー バーナード

腰を掴まれれば驚いたような顔はするけれども。
支えがある分普段より歩きやすくなって、有難かった。

「いない…言えば、テンガンとか…助けてくれるとは、思うけど。
 食べれるものを、食べれたら…いいかなと思っ…
もご


ブルーベリーデニッシュを素直に頂いている。
クロワッサンと違って酸味があって、口の中に甘さが広がっていく。

「う……んん」

恨み言が欲しいわけではない。素直に首を横に振る。

「…褒められた。けど。…バーナードにも、言ってほしい」

今までで、それこそ、人生で一番頑張ったのだ。
耐えがたい痛みにも、死んでしまいそうなほどの快楽にも耐えて、耐えて、今ここにいるのだから。
(-27) 2021/07/11(Sun) 1:50:20

【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔トリッパー バーナード

「俺を困らせるな、…いやいいか。俺を困らせる分には好きにしろ。」

どうせこれからずっと困らされ続けるんだ、その困りも含めてすべてをお前が引き受けるのなら文句は…なるべく言わないようにする。善処する。そんな意思表示だ。
手を握られれば特に抵抗も示さず、あなたの紡ぐ言葉を聞いては僅かに手が震えて表情の取り繕いも難しい。

「………今だけだ。気にするのは今だけで、きっといずれ慣れるし愉悦が勝るはずだ。だから問題ない。
 カウンセリング"みたいなの"、か。お前は、…まあ、いい。お前に忘れられることはないって分かっただけ安心したよ。」

これは本心だ。覚えていることが良いとはあの様子を見ては言い難いが、忘れたところでまたやがてここに着地するのであれば、自分の幸福を軸に考えてもいいだろう。
(-29) 2021/07/11(Sun) 2:37:34

【秘】 飼い狗 ムルイジ → 陶酔トリッパー バーナード

鉄格子で囲まれている以外は普通の内装の部屋を訪れた男に
壁に鎖で繋がれた滑稽な男は怪訝な顔をする。

――ああ、こいつは、地上でも見た。
そしてモニタ越しにも、何をされたかを見ている。
その上で。

「……お前、よくその感じで来れたな。
 他人の事言えるほど、こっちも気落ちしてねェが」

呆れ半分共学半分といったところで、
相手を上から下まで眺めた。
(-30) 2021/07/11(Sun) 2:39:00

【独】 陶酔トリッパー バーナード


お酒♡


29
(-34) 2021/07/11(Sun) 2:56:20

【独】 陶酔トリッパー バーナード


お酒なのに肉
(-35) 2021/07/11(Sun) 2:58:44

【独】 陶酔トリッパー バーナード

弱い男同士で飲もうぜ♡
(-43) 2021/07/11(Sun) 3:07:57

【独】 陶酔トリッパー バーナード

「ダビー!キエー!ムルイジ〜!
 潰れ慣れてる奴らで飲み会しようぜ〜!!」
(-47) 2021/07/11(Sun) 3:09:32

【独】 陶酔トリッパー バーナード

>>-52
「俺の介抱全員でしてくれてもいいけど?ま、お前らよりは飲めるから終わったら部屋に投げ捨ててけるぞ!」
(-53) 2021/07/11(Sun) 3:15:30

【秘】 世界の中心 ニア → 陶酔トリッパー バーナード

/
*
エピローグ中失礼します。
 ニアと狸バーナードさんが接触していたことにしてもいいですか? 突然難しいお願いをしてすみません。
(-62) 2021/07/11(Sun) 5:02:03

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 愛される"天使" ナフ

「言えばいいじゃん。真面目な奴らとか不自由な奴らの世話焼いて生きていくのが生き甲斐みたいなもんだろ?嫌とは言えねんだから押し付けりゃいいんだよ。処世術だ処世術」

真面目な人間に対する偏見が酷い。実際にそう思っているのも間違いなさそうなのがろくでなしに拍車をかけている。

「何だよ俺以外に先にいるのかよ。
 じゃあいいじゃん。誰?教えないと言わない」

やや拗ね気味に言っている。
(-63) 2021/07/11(Sun) 9:18:17

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 翠眼の ダビー

「あー思い出した。“やらなくてもいいことさせやがって…”みたいな面倒な顔、ラサルハグの奴もしてたわ。普通に甚振る理由が一個できた!って顔する奴と違ってその手のタイプは逆に反抗する方が面倒そうな顔するから面白い」

単に嫌がらせがしたいだけである。それで自分の身を張るのは馬鹿を通り越して別の何かなのか、生まれてからずっとこんな元々なのかは謎である。

「俺としては正直揺れてるの見てる方が面白いからまあそのまま慣れないでいてくれてもいいぜ?バランスいいし。俺ばっか嬉しくもない弱点ばっか出てきたら不公平感あるし。つまりそのままでもいい」

不公平と言う言葉が一番似合わない男が言っている。

「……?別に忘れてもまた同じ関係になるだけじゃねぇの?」

そう当然の様にそう返してから、ほい。と、例えるなら通信機みたいなあしらいがされた──その割に小型でボタンも数個しかない精密機器が渡される。金が掛かってそうだが、余程機械工学に詳しくなければよくわからないものだろう。

「ほい。俺ぶっ壊せるボタン」
(-64) 2021/07/11(Sun) 9:35:40

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 飼い狗 ムルイジ

「うわすげぇ本当に鎖で繋がれてやがるすげぇ面白い光景」

気落ちしなさすぎる奴は、真っ先にその光景がシュールで指をさして笑った。如何せん部屋が明らかに監獄だったら逆に面白かったのだが、半端なので「ラブホみてぇ」とか最低な感想を述べつつのそのそ寄って来る。

「あーやっぱそう思う?色々弄られたせいか自分で感情がぶっ飛んでよくわかんねぇの。さておき、ああ言うのって壊れるまでが楽しいのであって、壊した後は価値がなくなる。しっかり再利用の方法考えられてたらしいので、すぐそれやって叩き起こされたわ」

「で。どうすんのお前。一緒に居た奴らは順応性が高すぎて普通に生きてるけど、お前だけ鎖じゃらじゃらじゃん。薄々察してると思うけど、お前絶対“気に入られてる”だろうから簡単には逃げられねぇだろうし。“将来の目標”とかあんの?」

この状況でその言葉ほど皮肉めいた物も無いし、実際半分は皮肉だが、残り半分は真面目な顔で尋ねている。
(-65) 2021/07/11(Sun) 10:00:53

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 世界の中心 ニア

/*
たぬたぬバーナードですか!いいですよ!謎時空になっていたのでその辺曖昧でもよければ戯れてました!今そうなりました!
(-66) 2021/07/11(Sun) 10:03:30

【秘】 飼い狗 ムルイジ → 陶酔トリッパー バーナード

「………。
 すげェな。全人類テメェだったら、
 戦争とかなくなンじゃねェのか……」

そこそここの世界に居ると、たまに居る。
二つあるものの一つが亡くなったとき、
失った一つを想うのではなく、
もう一個あるからまあよしと考えるやつが。

「鎖で繋がれてるやつに将来のこと聞くの、
 かなりブッとんでんな。鎖で繋いだ奴に聞けよ。
 まァ。そうだな……。
 逆転の目がありそうなら、そーするってだけだ。
 逆に"気に入られ"てんならやりようもあるって話だ」

そのためにベットを釣り上げてきたというのもある。
賭け台に十分な金子を載せることが出来るようになれば、
ここに居る理由ごと買い取ることだってできる。

「っていうのを、テメェに漏らしたんで、
 多少計画が遅れるかもしんねェけどな。
 それとも何か、テメェがランプから出てきた魔人様で、
 カワイソウなオレの願いを聞き届けて外に連れてってくれんのか?」

相手がこの調子で従業員にオレの動向を探れと言われた、
情で絆すスパイではないとは言い切れないので笑った。
別にそれも関係ないと、豪胆に。無思慮に。
(-71) 2021/07/11(Sun) 12:17:03

【秘】 愛される"天使" ナフ → 陶酔トリッパー バーナード

「……わかった。今度会ったら頼んでみる。
 人を頼ること、あまりなかったから バーナードの言うことは、勉強になるな」

長兄であることもあり、家族内でも1人で背負いがちだったのだろう。
ここにもまた我慢し通しだった弊害が出ている。

偏見に塗れていようと、困った時は臆せず頼んでみようという気持ちにはさせられたようだ。

「え ムルイジ、だけど…
 …え、何で拗ねてるんだ…?おれは、バーナードの言葉も、ほしい」

悪いことしたかなと、少し困った顔をして。
図々しいと思われるかもしれないが素直な気持ちも述べていた。

「バーナードが、初めておれを褒めてくれた人、だから……特別」
(-72) 2021/07/11(Sun) 12:38:26

【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔トリッパー バーナード

「ラサルハグもか。そうか…アイツも苦労したんだな…。あとでコーヒーの一杯くらい淹れに行くか…。
 お前の弱点が増えるに越したことはないし俺の弱点が減るに越したことはない、俺ばかりお前に振り回されるのはそれこそ不公平だろう。…俺がどう着地するかは分からないが、見守るくらいはしておいてくれ。」

ラサルハグが手引きしてあなたを堕としたのだろうという思考はあれどどちらかといえば同情的になってしまうのはあなたの性質ゆえか、ため息を抑えることができなかった。
自分の軋む常識についてはどちらかというと直視しないようにしている、のほうが近い。慣れねば辛いことは分かっているがそう簡単に今までの自身を破壊することもできないし不可逆の変化を避けることもできない。早くても数週間、遅ければ一生暴力的な自身については慣れないままだろう。

そうして、あなたがしれっと出した言葉に何か返そうとしたところで渡された精密機器を受け取って。続いて告げられた言葉にはっとして手の内にあるボタンとあなたを見比べた。

「お前を壊せるボタン…?何、どういうことだバーナード。何があって、どうして俺に渡す気になった?」
(-73) 2021/07/11(Sun) 12:40:32

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → "賭け師" ムルイジ

「ハハッ、全人類が俺だとマジで世界ごとこの船になるぜ?俺と感性が近いからなぁ。どうせ死角があって操縦士に戻れない不良品の目だったしな。腹立つって感情も、記憶戻されたせいで半端に切られてもうどこまでが“俺の感情”かが不安定でね。そう言う意味でお前が一番“元のまま”っぽいから遊びに来た」

特定個人に目を奪われた場合は烈火の如くキレ散らかしていたのだが、今回のケースだと相手が最早概念に近い上に、それ以上に思う事が多すぎて何処かに感情を置いて来てしまった感覚がある。

「なに。俺に話した程度で遅れる計画なんざ永遠に叶えられねぇよ。──いや、船出るならいいけどよぉ。お前、ナフに甘いの、アイツ特定個人を気に入ってんの?それとも単純にガキに甘いの?お前のこと自己中心的な人間って思ってたけど、お前この船の在り方見て、チャンスが出来たとして、捨てていけんのかなって単純に疑問に思っただけ。

俺はガキをガキと扱わないし、普通に利用してやるつもりだった。普通のガキならまだしも“暗殺”仕掛けられたら報復も当然だろ?んでアイツ、愛情に飢えてるの目に見えてるじゃん。だから付け込んでやろうとしたら、お前の名前が挙がるからよ」

はぁ、と冷めた/冷えたような溜息が漏れる。楽しみにしていた事が中止になったような、それこそ楽しみの夕食のメニューが変わった程度の軽さで。

「こう言うのって頼れる相手が一人しかいないなら有効な訳で、お前がいるなら計画倒れするわけ。俺も無駄な時間は使いたくないの。気分屋なモンで。だからお前のスタンス聞きに来たわけよ」
(-88) 2021/07/11(Sun) 18:04:48

【秘】 陶酔トリッパー バーナード → 翠眼の ダビー

「いやそこはラサルハグのせいかよって恨むとこだろ。何同情してんだよ。ナフの時もそうだけどよ、俺はあいつに暗殺されかけたし、ラサルハグには堕とされるしで基本的に何も暴れてねぇんだよ。アイツら俺様がこんなトコ来る羽目になった元凶だぞ。お家芸の嫉妬何処行った?」

不満をひたすらに訴えているが、そもそも嫌がらせの話題を出してる精神の男だからそりゃあ幾ら愛があろうとも、相手の方に同情的になるのも自然だろう。この男はそれ自体が遺憾だが。やった事はやった事と思っているので。

「そう言うからそれあげたんじゃん。不公平って言葉はぶっちゃけ聞き流してもよかったけど。“俺が記憶戻った時の感情に戻せる装置”。詳細な構造は俺は脳科学だの医療だの機械工学だの詳しくねぇけど、要するに“記憶が戻った時の感情”を、今意図的に繋がってない状態にしてるらしい。で、それ押すと繋がる。悪趣味だろ?“俺も人にやるなら似たような事提案する”から一周周って納得しちまったわ。

何か他にも同じのあるらしいけどお偉いさんが持ってるらしいし、まあそう言う“趣味”の相手の時にでも使われんだろ。って事で、1個やる」

──少なくとも、普段の性格の割に執念深さが垣間見える男にしては“あんな研修”の後にしては妙に明るいと思ったかもしれない。その理由が、“記憶が戻った際に生まれる感情の切断”だ。最もそれ以外の感情は普段通りだが、その行為に対する怒りなどがどうにもわかないらしい。と語る。
(-89) 2021/07/11(Sun) 18:18:35