人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【独】 渡りに船 ロメオ

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行かないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜待って〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(-1) 2023/09/17(Sun) 21:04:40

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「そ」
「ま……そんならそう思うわな」

椅子に背凭れて、なんとなく天井を見る。
貴方の出自については、
人伝てにぼんやりとしか聞いたことはなかった。
元々人の過去の深堀はしない方だ。
その場はきっと、そんな相槌に納まった。

自分もそうであったのだし、なんとなくの同情をしている、


「え?予定?何?ない……と思う。多分。
 明日の予定確認して寝るだけかなーとか思ってた」

急にわたわたとし始めたので、面白いな……と少し眺めた。
完全に他人事である。心配させているのは、自分。
(-10) 2023/09/17(Sun) 21:49:58

【人】 渡りに船 ロメオ

「…………は」
「いや、…………。」

伝達された情報は一介のソルジャーにも届く。
文面で簡単に告げられた文字列に、
自分の耳も相手の正気も疑ったのは無理もないと思いたい。

「い、や。だってあいつ、別に」
「悪くなくない?絶対おかしいだろ」

視線の先には自分よりも年下の、あの子の名前がある。
こんな馬鹿げた法の餌食になろうはずもないと思って、

「………………」

オレとつるんでたから?だとか。


「………あー」
「ボケが……」
(1) 2023/09/17(Sun) 22:09:37

【神】 渡りに船 ロメオ

「別に黒眼鏡の旦那もヴィットーレの姉貴も悪かねえだろ。
 特別何したって訳でもねーだろうし……」
「見てんだろいつもの仕事。
 あれに隙があるってんなら今頃全員豚箱だろうさ」

──アジトに居る間のロメオはすっかりと拗ねたような、
いつもより棘のある態度でいた。
不服も不服、アジトの混乱も今や鬱陶しいのみ。
近くに居たアソシエ―テの噂話にため息交じりに口を出し、
うんざりといった様子だった。

「つまんねー事喋ってる余裕があんなら働けよ。
 それともオレと一緒に八つ当たりしに行ってくれんの?」

「……冗談。大人しく頭丸めて怯えとけ」

#アジト
(G8) 2023/09/17(Sun) 22:31:32

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

/*
こんばんは!独り言で泣いていました。どうして……?
個人的にはもうちょっとお話したかったな……!!と悔やんでいたので、秘話で続きをさせていただけるのなら嬉しい限りです!
もっとニーノくんとお話させていただけますか……??
ロメオはガタガタですが強く生きます……よろしくお願いします……。
(-28) 2023/09/17(Sun) 23:05:39

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「えっ?泊まりに?」

ぱ、と目を丸くした。
まさかそんなこと言われるだなんて思ってもみなかったし、
誰かの家に泊まるという経験もない。

「あ、と……えと」「え? うん……」
「え、いや、え?いいの?いいなら、いいけど」

しきりに瞬きをしながら、
急にどっと汗をかいたような気持ちになった。
他の人から見ればきっと、
突然挙動不審になったように見えるだろう。

「いいの? いいんだ……」

寒くもないのに片腕を擦っている。
こんな反応ではあるが、嫌がっていない事はきっと伝わるだろう。
なんとなく別のしがらみがあるのだ。
(-39) 2023/09/17(Sun) 23:32:14

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

してるしてる、と薄く笑った。
一つの戯れのような扱いをして。

「そーな。事故も事件もうっかり起きんだから、
 そういう万が一にならないよーに備えなきゃさあ」

夜の町で稀に聞こえる銃声に知らないフリをした経験が、
この島の人間にどれだけあるのだろうか。
一般人の中じゃあ大きな騒ぎにもならないが、
それを良しとして物騒な事は日常に潜むのだから。

自分と貴方で立場が違ったとして、
そういう目に遭ってほしくないのは事実な訳で。

「くれんの? やった〜」
「想像付かなさすぎる奴はあんま頼んだ事無い……
 ほら、この、XYZとか」

差し出されたグラスに礼を言い、
一口飲めば「うま」と顔を明るくした。
自分も珈琲は好きだから好みのカクテルだ。
とはいえ一口で抑えて、またグラスを返そう。

「あとピニャコラーダ?あれも甘いらしいな」
(-157) 2023/09/18(Mon) 11:25:04

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あ、ウン。内緒にするよ。勿論」

コクコクと頷いて、補足を聞いて。

「ね、寝間着なら自分の分持ってくからいいよ。
 ベッドはマジで、あんたの好きな方使ってもらって。
 オレ最悪床でもいいから……」

なんて滅多な事を言った。
……優しくされたり気遣われたりすると、
ロメオは妙に焦り始める性質がある。
ありがたいことに変わりはないのだが、
なんだか申し訳なくなってくるのだ。

「ホットミルクはあるなら欲しいけど……」
(-161) 2023/09/18(Mon) 11:37:28

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「……センパイ」

じろり、と細められた視線が貴方を見下ろした。
元よりあまり変わらない表情ではあるが、
眉根に寄った皴がその不機嫌を物語っている。

「別に考えナシに飛び出そうって気はありませんよ。
 それで掴まりゃただの間抜けだ」

「ボスが来るまでいい子に留守番してりゃいいんですもんね。
 それが最善なら、オレはそうします」
「あんたがそう言うなら、オレはその通りに」

「何かあったら言ってくださいよ。
 オレは何でも・・・やるんで」

忠義がある。物分かりも良い。
目上には背かず与えられた仕事は必ず果たす。
ロメオのこのファミリーでの在り方はそうだった。
体の良い道具。丈夫な忠犬。
この混乱の最中もそう在ろうとすることに変わりはない。
それがロメオの「いつも通り」だ。

「……あんたも根詰めすぎないでくださいね。
 酒ならいつでも買ってきますよ」

マジでお疲れさまです、とそんな労りを添えた。
(-164) 2023/09/18(Mon) 11:55:36

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「……うん。問題無い」
「世話んなります」

行くよ、とお泊り会のお誘いを正式に受けるように。

「ハハ。や、流石にそれは無いか。だよね」
「そーします」

「ありがとう。じゃあ、オレも準備したら行くわ」

端末に届いた住所を確認し、
「また後で〜」と手を振って一度見送る。

「…………」
「人ん家か……」

そんな事を呟いて、自分も持ち物の準備をしに一度戻る。
寝間着と泊まるのに必要そうな物、
それから手土産に甘いフィオッコ・ディ・ネーヴェでも。

そしてそれからその後。

Buona seraこんばんは〜……」

後輩の家のベルを鳴らす長身の姿がある。
鞄を一つ背負って、さて、出てくるかと。
(-177) 2023/09/18(Mon) 14:22:19

【秘】 渡りに船 ロメオ → 陽光の元で ニーノ

「疑わなきゃいけない時ってあるんだけどな。
 オレも苦手だから……」
「ちゃんと自衛しような、オレたち」

うんうん、と頷いて同意を返す。
──ただのパン屋のバイトなら、
そんな時はあんまりないはずだが。

「じゃあ飲もう。これはなんかレモン系らしいけど」

ぼんやりとした知識だけじゃあカクテルは分からない。
見た目が綺麗でもとっても度が強かったり、
一目見ただけでは飲み方が分からないものもあるし。

「甘いフローズンカクテルなんだと。
 フラッペみたいな奴かな……飲んでみようぜ」

せっかくだしさ、と自分の分のショートグラスを空にする。
スッキリとした菫の香りが鼻の中を通り抜けていった。
(-192) 2023/09/18(Mon) 16:21:01

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あ、いた。いーよいーよ、お邪魔します」

対するロメオは灰色のパーカーにタイトジーンズだ。
一応私服の中でまともな服を選んできたつもりなので、
伸びていたりしわが寄っていたりしている事は無いだろう。

招かれれば靴を揃えて脱ぎ、
失礼にならない程度にきょろりと見回す。
よく分からない像をなんだろ……と見つめてから、

「あ。おやつ持ってきた」

フィオッコ・ディ・ネーヴェの袋を差し出した。
ブリオッシュ生地にクリームを入れたものだ。
チーズが入ったものとチョコレートが入ったもの、2種類が数個袋の中に入っていた。

「牛乳もありがと……家綺麗だね」
(-210) 2023/09/18(Mon) 19:56:28

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

/*
お疲れさまです、万人の夢です!
お返事遅くなってしまいすみません!
秘話にてお返しする予定でしたので、そのまま続けさせていただければいいなと思っています。
墓落ちメンバーが壮絶だったのは、本当に、そうです……(昨日は横たわっていました)
お声がけありがとうございます、引き続きよろしくお願いします!
(-211) 2023/09/18(Mon) 20:26:39

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

>>2:96

「助かったぁ〜〜。救世主だわ」
「ありがと……え?これもいいんすか?」

離れて餌を食べ始めた猫の姿にほっと息を吐いて、
これまた大げさに感謝をして笑顔を向けた。

それから差し出されたカップのコーヒーには驚いて、
それでも素直に受け取った。
中を覗けば既に自分好みの調整がされている。

「悪いっすね、なんか。ありがとうございます。
 今度店来たらオマケしようかな」

「猫、懐くのはいいけどもう飼えねえから……
 家にもう居るんすよ、白いのが」

懐かれているのに困っていたのはそれもあるらしく、
コーヒーに口を付けてぽろりとそんな事を零した。
人懐こくついてくる野良猫と言えど、
考えなしに拾えるものでもないので。
(-214) 2023/09/18(Mon) 20:39:29

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「どーでしょう。オレに考えが浮かぶ脳があればの話す」

口を片方だけ吊り上げて不器用に笑った。
自己判断で勝手に動けば痛い目を見る、と思っている。
自分の不出来な頭を信じてはいない故の考えだ。
下手は打ちたくない。一番確実な方法を。
……それこそそれを思いつく事があった時、
その言葉の通りに飛び出して行くのかもしれない。


「そん時は、喜んで。大抵の事はやらせてもらいますよ。
 出来るんで」

色々な手伝いをする度に学びがある。
仕事の種類、手段、方法……それを記憶している。
身軽さと器用さの所以はそれだった。

上を失えば下が惑う。
それを治めるのは簡単な事じゃないだろう。
そればかりは自分から手伝えないから、
ロメオは労わる事しか今は出来ない。

「本当に。ま、乗り越えましょう」

あんたは捕まんないでくださいね、なんて当たり前の事。
忙しい貴方を引き留めるのも気が引ける。
その場はそのまま、その背中を見送った。
(-219) 2023/09/18(Mon) 20:53:33

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「オレ記憶力は良いけど頭は良くねーの。
 騙されちまったらもうそれきりな気がすんな」

「そうしてくれよ。そしたらオレも安心するから」

しっかり頷く貴方が何だか可愛らしくて、
頭を撫でようと手を伸ばした。
叶えばそのままぐりぐりと頭を撫でる。唐突だ。

「あんまり焦んなよ〜……おお。行った」

平気かね、と追加で水を頼んだりした。
自分も欲しかったのもあるし、
酒を飲むならどっちにしろ水は飲まねばなるまいし。

「普段? あー……」
「一人かな……たまにセンパイと」

ぼんやりと天井を見つめてそう返す。

「ここにも来るし、ここじゃないとこにも行くし。
 でもあんま自分から人は誘わないな……」
(-228) 2023/09/18(Mon) 21:26:38

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「ああ旦那の……本当にな。
 あの人も物あげたがりだよな……」

そう聞けば納得したように深く頷いた。
律儀に飾るんだな、とも思ったけれど
貰いものを飾っているのは自分も同じことを思い出し、
口に出すのはやめておいた。

「美味しいから……食べて欲しくて」
「悪ぃな、なんか。
 じゃあ頑張って掃除してくれた礼って事で……食うか」

寝る前のおやつには賛成して、
とりあえず手洗いを借りてから、おやつの用意をしよう。
ホットミルクの横のブランデーを見つければ、
おっ、と声を出した。ブランデー派だったらしい。
(-236) 2023/09/18(Mon) 21:49:41

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

隣に座れば少し目で追った。
猫は構わず餌を食べていて、もうこっちに目もくれやしない。
夏の終わりの風に、珈琲の香が乗る。

「アハハ。言っといたよ、店長に。『馬鹿言え』って笑ってた」
「笑ってたって事は気前は良くなるんじゃねーの?
 これからに期待ですねー」

こっちも冗談で店長に言ったつもりなのだが、
案外きちんとリクエストとして受け取られたかもしれなかった。

「猫触った事ねーの。好きなタイプかと思ってた」
「名前ね、Coccoココナッツ。白いから」

「そいつも野良猫だったんだよ。
 オレは保護した人から譲り受けただけなんだけど」
「今も何匹か貰い手探してんだ。
 猫欲しい奴に心当たり居たら教えてよ」

……最近、パン屋に『飼い主探しています』という
貼り紙がしてある事を貴女は覚えているかもしれない。
あれもロメオの手書きで、依頼物なのであった。
(-247) 2023/09/18(Mon) 22:20:49

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「懐広いよなー。かっこいいよ、あの人」

この間も珈琲を貰ったばかりだった。
仕事もできるし、尊敬している。
貴方はきっとそれよりも、もっと。

「誘われたにしたって一応客だからさぁ。
 ……純粋に人んちに泊まるのってなかなか無いから」
「楽しいよ」

ふ、とした気の抜けた笑み。
立場がどうとかは余り気にしていないけど、
もし立場が上の人の家に泊まりに行くとなれば
こんなにリラックスすることも無いだろう。

「あ、うん。入れるのすき」
「はちみつもいいよね」

子供じみた返事をして、嬉しそうにスプーンを受け取って。
とろとろとホットミルクにブランデーを入れてかき混ぜる。

「じゃ、ありがたく……」

Buon appetitoいただきます、と一言。
暖かいミルクとブランデーで、体がほの温かくなる。
(-276) 2023/09/19(Tue) 1:11:42

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

連絡を受ければすぐに向かい、

「あ、なんだ。良かった」
「気になってたんすよ。
 なんかヤバイ事だったらどうしようかって」

分かりやすいくらいに安堵の様子を見せた。
わざわざ教えに来てくれたんだな、と貴方の表情を見れば
なんだか喜ばしい感じでもなく。

「……結局何だったんすか?」

問う事にした。無論答えなくても良い質問だ。
(-278) 2023/09/19(Tue) 1:20:54

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「オレも楽しみー。
 つまみ食いできるパンが増えますからね」

バイトの特権、つまみ食い。
『朝一番に試食ができる』というのは
パン屋で勤めている理由の一つかもしれない。

「触るのはー、って奴すかね。アレルギーとかもあるか…」
「でしょ。人懐こいメスですよー」

興味はあると聞けばおっ、とも思ったけれど、
その先の表情と言葉に「あー……」と声を漏らした。

「なんか最近街もざわついてますしねえ。…………、」
「オレも最後まで飼えないかも、っつったんですけどね。
 一人暮らしだし、独身だし、オレに何かあったら
 猫の世話が誰がやんだ〜つってね」

首の後ろを掻いて、遠くの花壇の方を見つめた。
珈琲のほろ苦さと砂糖の甘さが口に残っている。

「落ち着いて欲しいですね。ホント」
「パン屋は変わらずやってますけど」
(-282) 2023/09/19(Tue) 1:32:34

【人】 渡りに船 ロメオ

>>11 ヴィンセンツィオ

「アハハ。ま、働いてみたかったすね」

背丈ばかりは立派だけれど、それ以外は年相応、
もしくはそれよりも子供っぽいかだ。
ロメオから見る貴方は『オトナ』で、オレもこれからこうなれっかな、と初対面ながらに細やかな憧れを抱くような、そんな雰囲気を貴方に感じていた。

「あ、褒められた。あざす」
「オレを引き抜くなら高くつきますよ。
 それかオレを惚れさせるか」

なんてね、と片手の指でハートを作って見せた。
緩く笑んで冗談めかして返すのには慣れていて、
どんな疑りにも慣れている。
ロメオがその意図に気付いているかどうかは分からないが。
なんにせよ、この答えは戯れのジョークだ。

「ありがとうございましたぁ。喜んで〜」

ゆる、と手を上げてあなたを見上げる。
そのままドアベルが鳴って貴方の姿が見えなくなれば、
またロメオは足を組んで椅子に寄り掛かり、
店の中の日向とパンの香りを吸い込んだ。
まだ穏やかな昼前の、束の間のやり取りだった。
(22) 2023/09/19(Tue) 9:54:21

【秘】 渡りに船 ロメオ → うたかたの ダニエラ

「いいでしょ。おねーさんも働く?」

いつでも歓迎してますよぉ、と何とも軽い勧誘。
つまみ食いの為にバイトをするとはこれいかに、なのだが。

「ああ、そういう。良いんじゃないすかね、猫カフェ。
 可愛がるんなら人んちの猫が一番ですからね」
「飼ってるオレが言う事じゃないけど」

本来は自分はそういう考えで……飼わないかと言われたので。
猫はかわいいので是非撫でて欲しいとは思った。
ロメオは猫好きだった。

「…………」
「ま、オレは捕まんないでしょー。流石に」

「捕まったら何しようかな。なかなか無い体験ですからね」
「それはそれで楽しくやるんで心配しなくていいですよ。
 オレ、タフなんで」

へら、と苦笑いに眉を下げた気の抜けた笑顔を返す。
一般人が叩くにしては大口だが、
返ってそれで冗談だと思ってくれればそれでいい。

それに、言っていること自体は本当なのだ。
(-339) 2023/09/19(Tue) 10:20:17

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「え?」
「あぶねー……」

「え?本当に大事な事じゃないすか?それ。怖……」

いい方向に動いて本当に良かった……と、
改めて胸を撫で降ろした。
殴りはしないが顔をくしゃ……とさせていた。

「どういたしまして……?」
「てか内部犯とか居るんすか。やっぱいなかったんすか」

それからハッとして、
聞き捨てならないことについても質問する。
(-340) 2023/09/19(Tue) 10:26:55

【秘】 渡りに船 ロメオ → 暗雲の陰に ニーノ

「一から物事考えんのが苦手なんだよ……
 考えは出来っけどいつも不正解だからな」

そして人の言う事を聞くのでたまに騙される。
困った事だった。
ぐりぐりわしゃわしゃと撫でて気が済めば、
今度はつつかれるままに手をつつかれている。

「どした……?」
「手だよ」

当たり前のことも思わず言った。

「ん〜ん。……学校の」

嘘だ。学校は途中からまともに通っていない。
交友関係が続くはずもない。

「そう思いなよ。オレも誘える相手少ないから」
「誘えるの、嬉しいよ……あ。来た」

ありがとうございます、とグラスを受け取る。
XYZの白い表面が揺れて、二人の前へと置かれた。
(-343) 2023/09/19(Tue) 10:45:03

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「だった……はあ。なるほど」
「まさか。自分で縄張り潰す様な面倒しません」

ぱ、と両の手のひらを上げて貴方に見せた。
ホールドアップ、手の内明かし。
そこには何も握られていない。当たり前だ。

「……旦那も無茶しますね。
 トロイの木馬の真似事でもしようってつもりなんすか?」
「本当になんの為の法案なんだか……、
 あんたも自分から行く気はしてないでしょうね」

ジト、とその瞳を見つめて。

「道具は一人で動けませんよ」
「使い手がいなきゃあオレぁ独活の大木なんで……」

だーれも減らないでほしいなあ、と億劫な顔をした。
(-345) 2023/09/19(Tue) 11:04:26

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「あー、サングラスな。あの人は似合うよなぁ……。
 お前はまだ……似合わないな」

髪でも伸ばして結んだら似合うんじゃね、と
なんとなくの感想を話す。
自分は上に昇る気は無いので、掛ける機会も無いだろうと
高をくくっているが。

「ん。そうするわ……手元に仕事もないし。
 久々にホットミルクなんか飲んだな……」

足を伸ばして、温かいカップを傾ける。
少し涼しくなってきたから、
温かい飲み物は体を温めるのにちょうどいい。
おやつはチーズの塩気とクリームの甘さが良くって、
サイズも小さめだからかあっという間に食べてしまった。

「シャワー? んや、大丈夫。浴びてきたから。
 あと歯ぁ磨いて着替えたらいつでも寝れっかなーて感じ」
(-349) 2023/09/19(Tue) 11:23:54

【秘】 渡りに船 ロメオ → 門を潜り ダヴィード

「おう。いずれな、いずれ」
「拗ねんでもちゃんと似合うようになるよ、お前なら」

なんだか微笑ましくなってしまって、笑いながらそう返し。
それから。

「髪? ああ……かっこいい理由じゃないよ」
「髪短くしてるとさ、怖いんだよね。背中に何もないと怖くて。
 伸ばしてたらちゃんと覆ってくれるじゃん」

何が怖いんだかはオレもよくわかってないんだけどさ、
と目を細めながら首を傾げた。
薄いレモン色の癖毛がサラリと揺れる。

歯磨きと聞けばはあいと返事して、素直に並んで歯を磨こう。
横を見れば貴方の頭。歯磨き中にいたずらでエイと旋毛を押した。
よくない。
(-370) 2023/09/19(Tue) 12:49:10

【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

はあ?


素っ頓狂で大きな声が出た。
ほとんど前髪に隠れた翠の瞳が、
重たい瞼を上げて今回ばっかりは大きく開かれる。

「………………………………」「…………あんたが、」
「今度逮捕されんなら、あんただって?」
「ふうん、 そう……」

ロメオにとって、
サラリと告げられるには重たく、頭が痛くなる言葉だった。
動揺と一緒に貴方に差された人差し指を、
ゆらゆらと振って握りこむ。

「猫、猫は…………預かります。オレが飼います……」
「あの白いやつでしょ。いいですよ」

「あと何をよろしくすればいいかわからないんですけど。
 殺されるんならせめてちゃんと抵抗してください」
「やりますけど。頼まれますけど」
「あんたが言うなら……」

そこまで言えば、むっと口を結んだ。
怒ってはいないのだけれど。
(-375) 2023/09/19(Tue) 13:04:44

【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ

『どーいたしまして』
『作り方なら教えるよ。
 あんたの時間が空いてたらいつでも』

ほどなくして、返信。
すぐに送られてきた。

『アジト来ないから心配した。大丈夫そうだな』

そう送ってから、少し間を置いて。

『何かあったら俺の事使ってください』
『頼るでも頼むでも 言われたら応えるんで』

そんなことも、付け足した。
(-377) 2023/09/19(Tue) 13:20:17