人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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祈る対象設定:キファルヴァ

キファ:投票委任

啓示取得:キファ
対象:ルヘナ、判定:パン屋/村人陣営

祈り:キファルヴァ

後追死:キファ(絆相手:サダル

【墓】 赤い靴 キファ

「(サダル)」
「(──サダル!)」

 …………キファは、森の中を探している。
 そんなところを探しても、彼がいる筈が無いのに。
 いつの間にやら辺りは霧めいている。

 くるくる踊って。踊って、踊り狂って。

 実のところキファは、同じところをぐるぐる探し回っていた。
 そして、そのことに気付かない程、
 聡明なキファは忘我していた。

 恋に盲目だったと言ってもいい。

 →
(+0) 2021/04/24(Sat) 22:01:41

【墓】 赤い靴 キファ

 そもそも、だったらまず初めにサダルの部屋を探すべきだ。
 ……キファは、薄々感づいたいたのかもしれない。

 最後に臙脂色の星の腕輪から聞こえてきた音が、
 断末魔だったことを。

 確認するのが怖かったのかもしれない。
 キファは誰より死を恐れていた。

 でも、人は人である限り、いつか死ぬ。
 キファはそれが、今日だっただけ。

 キファはつまずいた。
 泥に塗れた赤いチャイナシューズは、走ることに向かない。
 気づいた時にはもう遅く。キファは斜面を転がり落ちた。
 
 そうして。死なないために生き続けてきた──
 今はサダルと共に居るために生き続けてきたキファの、

 永い永い生涯は。実にあっけなく、幕を閉じた。
(+1) 2021/04/24(Sat) 22:02:02
赤い靴 キファは、メモを貼った。
(c2) 2021/04/24(Sat) 22:09:32

【墓】 赤い靴 キファ

 キファは霧がかる森で、目を覚ました。
 ”目を覚ますことが出来た”。

「……ふ。尸解仙にでもなった気分だな」
「なんだ。死の先は、……消失ではなかった」
「なんだ。思ったより怖くないじゃないか」
「……なんだ」

 キファはその時、”全て”を理解した。
 この世界が、サルガスによる思考実験であること。
 自分は《観察者》であること。 
 
それでも、キファの心は驚くほど凪いでいた。


 キファは道士であった。
 仙人とは、真理を得て、悟りを開いたもの。
 不老不死の存在。

 キファは永きを得て、
 悟りへの境地に至りかかっていた。
 誰かを護りたいという漠然とした思い。
 常人と異なる視点。それがその証左だ。

 →
(+11) 2021/04/24(Sat) 22:51:22

【墓】 尸解仙 キファ

 それでも。キファは人間だった。
 キファを人間たらしめていたのは、
 皮肉にも生への執着であった。

 人間の、原始的な本能。

 さて、キファはそれを喪った。
 即ち、キファの精神は死を以て、
 ……悟りの境地へと、至ったのだろう。
(+12) 2021/04/24(Sat) 22:53:55

【墓】 尸解仙 キファ


 でも、でもだ。
 キファは、自分が人間で無くなっていくことを、
 いつか精神が悟りの域に至り、人間性を喪うことを、
 心の奥底で恐れていた。
 感情豊かに見えていたのなら、それはきっと唯の演技。

 だから、楽しかった。
 恋する日々を、サダルと共に過ごす日々を楽しんでいた。
 ヌンキが神に祈り、そして神がそれに応えた恋心のギフト。

 キファは狂愛に堕ちてもなお、それに感謝していた。
 キファはヌンキの行動により、感情を取り戻したのだ。

 であれば、どうだ。
 今のキファは。今のキファ、は、
 
(+14) 2021/04/24(Sat) 22:57:31

【墓】 尸解仙 キファ

 キファは、まずこう思った。

「皆に謝らなくてはな」

 
──そうだ。けれど、何か違和感がある。


「約束を守れなかった」

 
──その通りだ。でも、まだある筈だ。まだ!


「さて、どうするかな。
 吾は幽霊にでもなったのか? 身体も無事……。
 ふむ。まずは街に戻るか」

 
──思い出せ!


「……そうだ、サダルは?」

 
──あれ程身を焦がした恋情は!?
(+17) 2021/04/24(Sat) 23:12:17
キファは、本来の姿を取り戻した
(c8) 2021/04/24(Sat) 23:12:28

【墓】 尸解仙 キファ

 それでも。
 それでも。キファの心は驚くほど凪いでいた。
 僅かな”危機感”を拾い上げる。
 
 キファは走り出した。
 キファは死んでも、サダルを探す。

 今のキファなら大丈夫だ。
 狂愛のままに、道を迷うこともない。
 霧を抜け出し、森を走る。
 走る。走る。……走る。

 サダルを探して、サダルを抱きしめれば!
 ……例えそれが亡骸になっていたとしても。
 サダルへの慕情をもう一度、思い出せる筈!

 森を抜けて、街へ。
 どれほど掛かったことだろう。
 皆はもう会議を始めているだろうか?
 街を彷徨い、星見杯亭へ。

「サダル…………っ」
(+22) 2021/04/24(Sat) 23:38:11
キファは、星見杯亭に戻ってきた。
(c10) 2021/04/24(Sat) 23:38:36

キファは、騒ぎに乗じる。ヘイズの部屋へと向かう。もう怖くはない、直視すべきだ。
(c11) 2021/04/24(Sat) 23:39:19

キファは、なにこれ?
(c12) 2021/04/24(Sat) 23:39:38

【墓】 尸解仙 キファ

 星見杯亭に戻ってきたことで、キファは様々なことを知った。
 自分の姿は、声は、もう誰にも届かないこと。
 ──キファは、自分のような《観察者》が
 他に居ることをまだ知らない。

 死体が二人出たこと。ヘイズと、サダル。
 サダルの死体を皆はもう、確認したらしい。

 現在、ヘイズの部屋に入ろうとしているらしい。
 なんか扉壊そうとしててビビったのでスルーした。
 
 ……サダルの部屋に訪れる。

 果たして、まだ人は残っているだろうか?
 どちらでもいい。どうせ、見えないのだ。

 綺麗な黒髪を視認する。

「サダル」
(+24) 2021/04/24(Sat) 23:50:38
キファは、サダルの唇らしき場所にキスをする。
(c15) 2021/04/24(Sat) 23:52:31

キファは、「やっと唇にしてくれたな」
(c16) 2021/04/24(Sat) 23:52:46

【墓】 尸解仙 キファ

 血の付いた唇を拭う。
 燃え上がるような恋は、もう無くなってしまった。
 狂愛に燃える頃のキファなら、もっと泣いて、泣き叫んで。

 ……唯、唯。今は。
 感慨だけが、胸に響いていた。
 苦しくはない。微かな笑みが、浮かんだ。

「やっと」

 〆
(+25) 2021/04/24(Sat) 23:59:59

【墓】 尸解仙 キファ

>>+30

 そういう訳で一人水場を探しに行ったサダルだったが。
 その道中、きっと、出会ってしまう。

 キファと。

 あなたとの最後の会話は、あなたの断末魔で終わっている。
 キファはサダルの死を認識している。
 サダルがキファの死を認識しているかは、どうだろう。

 サダルがここにいる筈がないのだ。
 キファにとっては。

「……、
おまえも仙人になったのか?


 すごい方向性で来た。
(+33) 2021/04/25(Sun) 0:48:40

【墓】 尸解仙 キファ

>>+33 サダル

「おまえ、死んだのだろう。
 ……吾はおまえの、死体を見た」

 要は、こういうことらしい。
 キファは、現在の状況を正しく認識していない。
 キファは、自分以外の『幽霊』を一度も見ていない。
 仙人の一種に、死することで仙人になるものがある。

 だから、あなたを……仙人だと勘違いしている…………。

「仙人になっても声が出ないのか、おまえ」

 くすり、笑みに似た呼気を洩らす。ジョークだ。

「だが、その様子だと違うようだな。
 何をそんなに慌てているのだ?」

 あなたは気付くかもしれない。
 キファの声のトーンが、生前と異なっていることを。

 恋する少女が、想い人に向ける声色とは、違う。
 今はもっと落ち着いていて、どこか穏やかだ。
(+36) 2021/04/25(Sun) 1:09:56
尸解仙 キファは、メモを貼った。
(c24) 2021/04/25(Sun) 1:13:00

キファは、見つからない。
(c27) 2021/04/25(Sun) 10:43:13

キファは、ヌンキを見つけた。
(c28) 2021/04/25(Sun) 10:43:25

キファは、ヌンキの頭を撫でた。
(c29) 2021/04/25(Sun) 10:50:21

キファは、噂を耳にする。「あ、あの女!!」
(c30) 2021/04/25(Sun) 12:47:01

キファは、ヌンキの頬を伸ばそうとする。すり抜けた。
(c31) 2021/04/25(Sun) 13:16:02

【墓】 尸解仙 キファ

☆★☆★ソロール☆★☆★

 卜占には神が宿る。
 高度な占いは、魔術であり、神託だ。

/command role

 それは、永きを経たキファが”奇跡的に導き出した”呪文。
 キファは、神様の声が聞こえていた。
 占いを通して、”天啓”を得ていたのだ。

 だから、キファは神の存在を信じていた。
 だから、サルガスの言葉をすんなりと受け入れることができた。
 ”この世界は神による、被造物である。”

 自分はきっと、テストに失格した。
 いずれまた、この残酷な数日間を
 繰り返させられるのだろう。

 →
(+42) 2021/04/25(Sun) 13:51:51

【墓】 尸解仙 キファ

>>+42

「(でも、それを憂いたところで。
  今更その事実を変えられる?)」

 今、キファの精神は凪いでいた。
 あの頃の激情は無い。

 今できること。
 それはX日後──この世界から脱出するであろう人々に、
 お別れを言うことだ。

 死人に口は無い。
 この声は生者に届かない。
 変えられるものは、多くない。

 だからそれはきっと、自分の為の言葉。
 
 → 
(+43) 2021/04/25(Sun) 13:54:09

【墓】 尸解仙 キファ

>>+43

 今のキファには分かる。
 あの頃の自分は少し、ヘンだった。

 ……いくら愛ゆえだろうが、
 人を手に掛けることは、駄目だ。
 人を騙し裏切ることは、道徳ではない。

 でも。
 
 サダルの躰を求めた時のときめき。
 ルヘナと茶を飲みかわした時の高揚。
 ゲイザーに仕返しをしてやろうと思ったあの激情。

 その激しさのどれもがもう得られないことが。
 少し、寂しいなと思った。
(+44) 2021/04/25(Sun) 14:01:13
キファは、ヌンキを見ている。
(c41) 2021/04/25(Sun) 17:56:03

キファは、知っている。死人に口は無い。
(c42) 2021/04/25(Sun) 17:56:48

キファは、何もできない。
(c43) 2021/04/25(Sun) 17:58:00

キファは、それでもヌンキの傍にいる。
(c44) 2021/04/25(Sun) 17:58:19

【墓】 尸解仙 キファ

>>90

 崩れ落ちる、流星の騎士。
 過労だろうか。
 キファは助けを呼ぶことも、支えることもできない。
 キファの声は届かない。それを彼女は知っている。

 それでも、口にする。 
 自分の為に、口にする、
 それは独りよがりで、贖罪で。

「ヌンキ、ごめんな」
「吾はおまえに何をしてやれただろう」
「吾はおまえに押し付けてばかりだった」

「吾らを守ってくれて、ありがとう」

「吾らは平気だから」

 →
(+51) 2021/04/25(Sun) 18:04:14

【墓】 尸解仙 キファ

>>90

「誰か」

  ──届かない。

「ヌンキに気付いてやってくれ」

  ──合理的じゃない。

「ヌンキをもう、休ませてやってくれ」

  それは、唯の祈りだ。
(+52) 2021/04/25(Sun) 18:05:38

【墓】 尸解仙 キファ

「ふん、誰か阿呆だ。
 …………、否定できんな」

 くっそ〜!

 さて。ヌンキは、安眠できているだろうか?
 暫く彼の様子を眺めると、
 メレフに続いて部屋を立ち去るのだろう。

「ありがとう
(+54) 2021/04/25(Sun) 18:38:33
キファは、鍵括弧を忘れ、なんか口にした瞬間死んだ人みたいになった。が、既に死亡しているので問題は無い。
(c47) 2021/04/25(Sun) 18:40:01

【墓】 尸解仙 キファ

「あいつ多分黒魔術の本とか書くの得意だぞ」


 内容については、好ましいと思った。
(+59) 2021/04/25(Sun) 19:14:41
キファは、吾もヤバい絵を描こうと思ったが、ペンを掴めなかった。あ〜ん。
(c49) 2021/04/25(Sun) 19:24:18

【墓】 尸解仙 キファ

>>+57 サダル

 それは、彼女が神秘主義者であり”天啓者”故だろうか。
 既に彼女がその事実を悟っているのもあろうが、
 キファは、”台本の作者"の存在に特別驚くことは無かった。

「怒って良いのか」

 ──す、と目を細める。 →
(+62) 2021/04/25(Sun) 19:41:06
キファは、ラサルハグに手を振った。悪戯。だって、見えるわけがないのだから。
(c51) 2021/04/25(Sun) 19:42:02

【墓】 尸解仙 キファ

>>+57

 それから、表情を和らげる。

「冗談だ」

 キファは、随分落ち着いているように窺えた。
 悟ってしまったのだ。
 サダルの顔を見てもなお、あの激情は蘇らない、と。
 きっと、それで良かった。

「吾は結局、おまえに何が起こったのかよく知らぬ。
 おまえがどうして急に、
 吾に対して無感情になったのかも分からぬ」

 でも、深くは問わない。怒ったりもしない。
 キファは全てを許容する。
 そうすることが。
 
「サダルよ」

 そうすることがきっと、
 良いお嫁さんなのだと信じていたから。

 それはきっと、優しいお別れの言葉。
 今のキファの在り方の証明。

「──吾は、おまえにとって良い恋人で居られたか?」
(+63) 2021/04/25(Sun) 19:51:55

【墓】 尸解仙 キファ

>>a125
  
「…………?」
 
 キファは、危機感を催した。
 キファは、ラサルハグに見える筈がない。
 キファは、ラサルハグの正体を知っている。

 ……だけど、幽霊のキファは、一人じゃ何もできない。
(+64) 2021/04/25(Sun) 20:11:11
キファは、ラサルハグの前に立つ。彼の頬を、思い切り抓り上げようとする。
(c53) 2021/04/25(Sun) 20:12:39

【秘】 見物人 サダル → 尸解仙 キファ

「キファ…………」

これはサダルがあなたに囁いた言葉だ。
そして心の底から伝えられた言葉。

「お願い、聞かせて」

キファのいう恋人ってなに…………!?


「キファの思ってた恋って何なの!!!!!!!!!
 だめ、キファは恋人がなんかちょっとできていない。
 キファ、今からやろう。絶対できる、やってみせる。
 間に合うから、今ならまだ時間がある。
 キファが
恋[台本]
をできように、
 
教え[特訓]
るから、
自分と付き合ってください!!
(-446) 2021/04/25(Sun) 20:33:20

【墓】 尸解仙 キファ

>>66 >>67 サダル

「おうッ?」


 けっこう呑気してたキファもこれには
 オットセイみたいな声が出た。

「待て、落ち着け。
 吾はおまえに幾つか説明をせねばならぬ」
 
 キファはグイグイ迫ってくるサダルをとりあえず諫める。

「まずは、
ちょっと前の吾はヤバかったと吾も思う。

 恋することは、楽しかった。だが
盲目的すぎた

 今の吾は正気だ。

 ……少し、精神が昇華されて。
 心が動じにくくなっただけなのだ」

 訊ねられたなら、何度だって説明しよう。

 この世界の神様は、意地悪だ。
 無垢な気持ちで祈ったヌンキの想いを”彼女”は受け取った。
 しかし、”彼女”はこのような形で
 『恋心』の恩恵《ギフト》を与えたのだ。

 →
(+69) 2021/04/25(Sun) 21:19:34

【墓】 尸解仙 キファ

>>66 >>67 サダル

「……そして、おまえ吾が何歳だと思っている?
 233歳(享年)だぞ。
 すぐ生娘みたいな反応するおまえより、
 とうに酸いも甘いも知っている。

 ……吾は初恋じゃない。
 健全な恋の仕方も、知っている。心配するな。
 それを言うならば、おまえの方だ」

「おまえ、罪悪感を感じているのだろう?
 でも。──人の感情とは、ままならぬものだ」

 例えば、横恋慕。
 叶わないとわかっているのに、抑えられない気持ち。
 諭すように、告げる。

「”じゃあ、しよう”と思って出来るものではないのだ。恋は」

「サダルよ。じゃあ、問おう。
 少し意地悪な問いだ。

 おまえは今、吾のことが好きか?」
(+70) 2021/04/25(Sun) 21:22:03

【墓】 尸解仙 キファ

>>101 ラサルハグ

 一連の動きは、キファがもはや”幽霊”であることの証左で。
 ラサルハグが”視える”人間であることの証明だった。

「おまえ、見えているのだろう」

 キファはラサルハグを警戒していた。
 だが、一縷の望みを掛けて頼み込む。
 あなたが例え”犯人側”であろうと、なかろうと。
 今、キファの想いを届けられる人間はあなたしかいない。

「頼みがある。
 ヌンキに、こう教えてやって欲しいのだ。

 ──”吾は見つからない。諦めろ。
  だが気に病むことはない。
 見えなくったって、吾は此処にいる。
 おまえは人形ではないことを忘れるな。"

 ……頼めるか?」

 さて、あなたはどう答えるだろう。
(+72) 2021/04/25(Sun) 21:38:10