人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【人】 剣道 ツルギ

>>17

「クルマみたいなやつ…クルマみたいなやつ……お、あった。」

名札を頼りにクルクマを探し出すと、明るい色を中心に、茎を長めに切っていった。確かフカワさんは何本も重ねれば良くなると言っていたし。

バラが咲いている場所に移動して、満開の花を選んでハサミを入れる。これもやっぱり茎を長めに。
花束にするなら咲き切っていない方が良いけど、青年はよく知らなかった。

「……いてっ。うわ、棘ヤバいな。」

バラの棘ってこんな鋭いのか、なんて思いながら。
花束にするための花と、飾りつけるための花を採っていった。
(18) 2022/03/03(Thu) 15:34:34

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


『つらい気持ちには、大きなものと小さなものがあって』

『死んで欲しくない人が死んでしまうのは、顕著に大きなもので
 それと同じ重みでは、ないかもしれないけど でも。
 やりたい事の為に頑張っているのに、思うようにいかない時も
 少なからず、つらいと思うんじゃないかなって』

『でも、どちらが重要とかじゃなくて』

『つらい時は、つらいんですよ』

それを定義しない事は、確かに幸福な事なのかもしれない。
感情に名前を付けてしまわなければ、何もかも曖昧なまま
些細な苦しみに囚われず生きていけるのだから。
それでも、少しだけ寂しい事だとも、思うわけで。

だって、喜びと苦しみは表裏一体じゃないか。
その前提に期待が、願望が、楽しかった時間があるからこそ
人は、それがふいになる事をつらいと感じるのだろうから。
だからこそ、報われた時に喜びを感じるのだろうから。
(-227) 2022/03/03(Thu) 15:42:37

【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ


『厳密には、多分 きみと同い年のままですけどね』

だってきっとその日付を生きて迎える事は無いから。

『なんて、あはは』

『ゆっくり来てください。
 今年はどうするか、まだ考えてなかったんです。』

『それと。きみのこと、ちゃんと覚えてますよ。
 でも、そうだな』

少しの間。好きな花は、思い浮かばなかった。
昔はそうではなかったかもしれないけど、
今の自分にとって最も印象深いのは、兄への献花だった。

それは相応しくない気がして、いいや、多分。
ある意味ではそれでいいのかもしれないけど、でも、今は。
ああ、そうだ。じゃあこうしようか。

『きみの好きな花がいいです。』

きっとこれがいい。きみを困らせてしまわないといいけど。

「……部屋、少しだけ片付けておこう」

返信したのち、一人そう呟いた。
せめて床と、それからテーブルの上くらいは。
(-228) 2022/03/03(Thu) 15:45:17

【独】 清掃員 カミクズ

/*
レスがす〜ぐデッケくなるんだ バカがよ
短く簡潔でちゃんと伝わるやり取りに一生羨望を抱く事しかできん
(-229) 2022/03/03(Thu) 15:56:10

【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ

 以前なら自分の命だって、どうでも良かった。
 自分の命は、俺だけのものではないらしいから。
 だから、命を返しにきた。

 でもこの命は、もう俺だけのものではないから。
 だから、命を落とせない。

 大切にしたい。執着している。生きる理由だ。誰かにそう思うなどもう無いと思っていた。
 痺れが少しずつ薄れて、少しずつ想いが滲み出していく。……もしかすれば、孤独も、寂しさも、恐怖も、いずれは。


「分かった。気をつけてくれ。
 俺もカミクズさんに話があるから、少し離れるかもしれない。単独で行動しないようにこちらも用心しておく」

 ボトルを受け取って貴方を見送った。
 貴方がどのような理由で何処へ行くか気にしない。貴方が貴方の為に動けるのなら、それだけで。

 見送ってから飲んだジュースはやっぱり慣れなくて、でも悪くなかった。
(-230) 2022/03/03(Thu) 16:05:31

【秘】 規律 ユス → 清掃員 カミクズ

 貴方に一件の連絡が届く。

『カミクズさん。突然すみません。
 話がしたくて連絡を入れました。掃除の仕方を教えてほしくて』

『もし可能なら薬局まで同行してくれたらと思うのですが、如何でしょうか。
 ただ当時のログを調べたツルギから、カミクズさんがヒメノさんに襲われたと聞いています。怪我が酷いようであれば無理せず安静にしてもらえたらと』
(-231) 2022/03/03(Thu) 16:08:40

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


夕暮れ時。

いくつかメッセージをやり取りして、
頼まれごとの為に身支度をしていた頃。
不意に届いた連絡を見て、差出人に少しだけ意外そうな顔をした。

『いいですよ。
 ちょうど薬局の掃除を頼まれたところでした』

『現地集合にしますか?それともどこかで落ち合いましょうか』
(-232) 2022/03/03(Thu) 16:15:37

【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ

『どうして、か。ふむ』

 少し間が空く。

『それ以外の結果に意味は無いから』

 ややあってそう返ってきた。

『俺だけ生き残っても、ツルギだけが生き残っても、二人が死んでも、それらは全て意味が無い。無価値だ。だから確信しているというわけではなく、たった一つの結果を見据えるしかやることがなくてな。
 怖い? ……状況が変われば思うこともあるかもしれないが、少なくとも今はそう感じたことはないな」

 もともと命を返すつもりで来たから。死ぬことに関しては怖くない。

『別に俺は何とも思わないから謝ることはない。気にするな。
 ……そうか、お前も賭けるか。それもまた気にしない』

『気にしない……が、メイサイはそうやって他の参加者の生存も望んでいるのか?』

 ふと疑問に思った。何故貴方はこちらに対して色々考えてくれるのかと。
(-233) 2022/03/03(Thu) 16:16:30

【秘】 規律 ユス → 清掃員 カミクズ

 一方、こちらは相変わらず眉一つ動かさない。淡々とメッセージを送り続ける。

『それは何より。ありがとうございます』

『出来れば単独で動く時間を減らしたいので、カミクズさんがお嫌でなければ部屋まで迎えに行きます。
 そこから薬局へ向かいたいのですが、大丈夫ですか?』

 今回の合議の中で出た意見に賛成の身であった為か、なるべく一人でいるのはやめようと判断したらしい。自分も、相手も。
(-234) 2022/03/03(Thu) 16:20:37

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


『わかりました。多分、その方がいいですよね』

『じゃあ、待ってますね』

そう返信を送ってから、先日あった事をふと思い出して
部屋の前で待っていようと思ったとか、ないとか。
多分、あなたも気にする方の人ではないとは、思うのだけど。
(-235) 2022/03/03(Thu) 16:30:18
カミクズは、自室の前で待ち合わせ中。多分、夕暮れ時の事。
(c20) 2022/03/03(Thu) 16:31:11

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

「体のほうは誰か、男の子に頼んでください。
 ゆるく絞ってレンジで40秒です」

 そう言って、ベッド脇に置かれた椅子に腰掛ける。
 最後のは蒸しタオルの作り方。
 冷えていくそれを握りしめて、少女はそろりと目を逸らしながら答える。

「うーん……名前書かれたのは、こわかったです」
「他の人にかばってもらえみたいなこと、言うし。むりだし。こわいし。
 あれがわざとじゃないなら、フカワくんもずれてる……」愚痴。


 ふう、と一息ついて。
 ほとんど閉じたように瞼を伏せる少女の背後、薄く開いた窓から風が吹き込んで、肩で揃う髪を揺らした。

「今も……難しいです。ぜんぶ。
 私、まだ。たぶん、逃げてることばかりで」
「でも、なんか……」
(-236) 2022/03/03(Thu) 16:39:23

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 俯きがちに言葉を切って、少しの間。
 瞬きいくつ分かの余白を残して、声を上げる。

「―――よかったら、今日の分。見ましょうか」
 

ログの見方はあなたが眠っている間にもう、一度は試した。
だから、これから確認しましょうと告げる。
あなたと少女はまだ選ばれていなくて、まだ、参加する義務があった。
 

 そうして、ひとつ。あなたに。

「……見たら。お願いがあるんです。
 理由が必要なら言うし、べつに断ってもいいんですけど、」

 ぎし、座りなおした椅子が軋む効果音。
 カーテンの向こうには、プログラムされた空模様。
 握るタオルが、スカートの膝をじとりと濡らしている。

 少女の深青が、あなたの目を見つめ返す。
 硬くなった声はきっと、緊張のあらわれだった。

「そのときは。
 『命の恩人のお願いですよ』って、言います」
(-237) 2022/03/03(Thu) 16:40:02
ユスは、チップ非準拠になった。ツナギスタイルだ。
(c21) 2022/03/03(Thu) 16:41:20

ユスは、カミクズの部屋へ向かった。多分、夕暮れ時の事。
(c22) 2022/03/03(Thu) 16:41:48

【秘】 規律 ユス → 清掃員 カミクズ

『分かりました。すぐに行きます』


 簡潔なメッセージで締めくくって、それから暫くした後。
 動きやすい服装になった青年が貴方の元を訪れる。最初に会って会話をした時から変わらない無愛想のままだ。

「カミクズさん、お待たせしました。頼みを聞いてくださりありがとうございます」

 小さく頭を下げてお礼を述べる。
(-238) 2022/03/03(Thu) 16:42:11

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

『何だろう。建物?誰かが作ったのかな。』
『私も気になってきた…明日、一緒に見に行こう。』

 少女は、医務室で返事を綴った。

『昨日はお疲れさま。
 呼んでくれてよかったから、気にしないでね。』
(-239) 2022/03/03(Thu) 16:46:03

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


所変わって部屋の前。
対する清掃員はといえば、いつも通りの作業着だった。
これからしに行く事を思えば当然ではあるのだけど。

「…あ、ユスさん。
 いえ、お気になさらず。本当に今行くところだったので…」

掛けられた声に、ぱ、と顔を上げて。
相変わらず無愛想な事には大して気にしたふうでもなく、
そんなに待ってもないですよ、と続けた後に。

「……エノさん、大丈夫そうでしたか?
 一応…連絡ができる状態なのは、わかってるんですけど」

ぽつり、気掛かりそうに零した。
口ぶりからするに、清掃員に掃除を頼んだのは彼なのだろう。
(-240) 2022/03/03(Thu) 16:51:41
エノは、起きて目に入った人と話したり、その後お見舞いに来てくれた人と話したり。一人は掃除後に来てくれるらしい
(a27) 2022/03/03(Thu) 16:52:46

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

「ついでに拭いてくれればいいのに。」

なんて、デリカシーもないようなことを言って。
レンジで40秒……と何度か呟く。
未だ血の回らない頭でも、それくらいは覚えられそうだ。

「まぁ、フカワ君は普通、ではないよね。」
「でも、素直だよ。凄い素直。」
「可愛いところもある。」

だからまぁ、わざとではないんだろうな、と思う。
自分とて、決して普通に沿ったような思考をしてるとは思わないし、
きっと、同族のように思っているのだ、彼の事を。

「………?」

君の淀む言葉に一度、首を傾げて
(-241) 2022/03/03(Thu) 17:01:43

【秘】 規律 ユス → 清掃員 カミクズ

「よかった。折角の機会を逃さずに済みました」

 もしバケツやら何か荷物があるなら代わりに持とうと進言したことだろう。

「俺が最後に見た時はまだ寝て休んでいましたが、その様子を見るに連絡を取れる程度には回復したようですね。

 出来る限りの応急手当はしましたし、ナツメに頼んだりツルギが見舞いに来てくれる人を呼んだりしていましたから、もし何かあっても力になってくれる人は彼の傍にいると思います。大丈夫だと思いましょう」

 付きっきりで見ていたわけではないし、医師でもないので正確な判断はできない。
 救護に携わった者として無責任な発言はしたくなかったので、大丈夫とは言い切れなかった。けれど何かあってもすぐに対応できると、懸念要素を払拭できそうなことは提示しておく。
(-242) 2022/03/03(Thu) 17:02:52

【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ

風がぴゅぅ、と窓から流れる音が聞こえる。
沈黙の間、揺れ動く髪を眺めていた。そして。

「…あぁ、そうだね、お願いしよう。」
「合議、好きなんだよ。話し合いの場が好きなのかな。」
「人の事を知れるから。」

とはいえ今回は、さほど話し合いもされてないらしく。
ちょっぴり残念だ、この場に居ればもっと話し合えたのかな、なんて。
きっとログを見せてもらったときに思うはずで。

本人とは裏腹に、熱さを感じる茜色の眼が君を見る。
ベッドは窓際から少しばかり離れていて、
外から差し込む日は顔に当たらず、だから眩しさに目を細めることもなく。

「………はっ」

君の言葉を聞いて、笑った。
面白いな。
理解したいな。


「それは脅し文句だね。俺が恩を踏み倒す人間だと何の意味もないけれど。」
「…いいよ、でも理由は教えてほしい。」
「君の事、何でも知りたいんだ。」

君の心はどんな形なんだろう。
(-243) 2022/03/03(Thu) 17:08:24

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

「思い込みってすごいですよね。
 俺もいろんな事が思い込みでできてますから……もう、他人事なんですから」

「……絵乃くん、同じ事をしても多分。
 気持ちは理解できませんよ。された気持ちしかわからないです」

「刺された人の気持ちを理解することができて。
 傷つけた気持ちを理解したことになったんです。
 あの子と同じ状況じゃないと。
 生きたいと願っていて、そして身体に×がついて。
 その上で刃を振るったら少し近かったかも知れませんね」

結果論だ、誰かと同じ理解なんてできないだからこれは代わりの感情。
似たものを感じる擬似的な行為をあげてからあなたの頭に手を伸ばした。

「……そうでしたか。無事で良かった。
 本当に死んでもおかしくなかったですよ」

苦笑いをして頭を撫でて、そして小さく息を吸う。



「……絵乃くん。報告なんですけど。
 実は、殺したい人が出来たんです」

伝えることに意味がある。それが、どんな事になろうとも。
(-244) 2022/03/03(Thu) 17:12:20

【秘】 清掃員 カミクズ → 規律 ユス


「そうですか…少しだけ、安心しました。
 あの人が寂しくないといいなって、それがずっと心配で…」

その答えに、笑みの形の表情にほんの少し安堵の色が滲んだ。
怪我の具合もそうだけれど、それ以上に、多分。
ただ、寂しい思いをしていないかが、清掃員は気掛かりだった。
寂しがり屋な人だと知っているから。

「…そういえば、ユスさんはどうして掃除を?
 いえ、誰かがやらなければならない事ですから…
 ユスさんがやろうと思う事は、あまり不思議じゃないですけど」

あなたはそういう事を率先してやる人、だと認識してはいて。
でも何となく、聞きたくなったから。

立ち話も何だから、と歩き出しながらそんな問いを投げ掛けた。
今は特に手荷物は無い様子。
現場に着いてから用意してしまうという事がここではできるから。
(-245) 2022/03/03(Thu) 17:16:19

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

「このことを伝えたら、
 その人は俺にも死んで欲しいみたいでした。

 俺わからないんですよ。
 まだ君のことも、その人のことも。
 君があのとき言った、理解されたら死んでもいいって感情も」

「それは、あの臓器提供をするだとか、しないだとかではなく」
「生きられるとしたら、生きてみたいって思わないんですか?」

「俺は、……」

多くの人と話してわかってしまった。
だから、だから、この言葉選びをする。

「君のこと理解したくない、と思って、しまったんです」

できない、ではなく。したくないと思ってしまったこと。

「……知り尽くしたく、ないです。
 同じ気持ちに、なりたく、ないです。
 わからないままの君が、居て欲しい。
 全部に頷いているだけの存在や、わかってあげられる人に、
 なって、あげたくない、です。
 そんな、人間になりたいんだと、思ったんです。
 ごめんなさい、俺から言ったのに。

 俺は君を理解したい人になりたかっただけ、なんです」
(-246) 2022/03/03(Thu) 17:17:59

【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス

『意味ない、ですか』
『いいですね。参考になります』

 他の可能性を切り捨てる。そういう考え方もあるか。

『景色を一緒に見に行きたい人って、ツルギさんの事だったんですね』

 短髪の剣道強そうなあの人を思い。
 この2人少し雰囲気似てるよな。って思って少し笑った。
 けど。

『は? 別に望んでませんけど?』


 すいませんユス先輩。反射的にカドが立ってしまった。
 文面だと冷たく見えちゃうなー。

『見学なんで。この合議、僕には関係ないですし。
 僕が全員の生存祈ったところでどうにもなりませんし』

『別に望んでませんけど、この合議が皆さんの納得行く結果になればいいとは思ってます』
(-247) 2022/03/03(Thu) 17:29:16

【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ

「…………そう。」
「やっぱり、ただ真似るだけじゃ理解ができないのかな。」

分からなかった、華奢とはいえ体格差を無視してでも男に切りかかる思考が。
人を殺そうという時に、靴の汚れを気にすることが。
殺しに来たのに、傷つけられて信じられないという言葉を吐くことが。
アイドルなのに、なぜ傷つけるんだと言われたことが。
────普通が嫌だとその最後に言っていた、彼女のことが。

何一つも理解できないのは、完璧にやり方を真似られなかったから、じゃなくて。
そもそもが、違う人間だからなのだろうか。

じゃあどうやったら、俺のことは理解されるんだろう。
悩みと言う悩みもなく、不幸もなく、恵まれ、きっと愛され、持て囃され、
だというのに何一つ満たされないこの珪藻土のような心を。
きっと、本当は。
理解されるほどの中身もないこの軽すぎる心を。


「……へぇ?」

意外だね、と紡いだ。
別に、君がそんなこと考える悪い子だと思わなかった、とかじゃなく。
ただ、人にそこまでの感情を抱く人だったのだ、と。
理解してない君が顔を出して、目を丸くして
(-248) 2022/03/03(Thu) 17:47:06

【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ

そうして、君の言葉を聞いた。
それはある種の、別れを告げられるかのような。
なんだか、不思議な感覚だった。
ただ、怪我をしてないはずの胸が、少し痛んだ。

「……生きた先に、なにがあるの。」
「上辺だけの親密さを寄せられて、お金持ちは良いねって言われて」
「それに反論できるような不自由もしてなくて。」
「ただ自分が人と違って恵まれたという事だけが露呈して」
「近づけば気を遣われて、離れれば安堵の息を漏らすような。」
「同じ部屋に居る事すら息苦しいような存在として」
「何の目標もなく生きて行くことが。」

そんなに、大事なことなの?
わからない、君の言っていることが。

「……わからないよ。」
「分からないままでいいって、思えない。」
「俺は、君のことが何でも知りたい。言葉が無くても考えてることが伝わるような、そんな関係で」
「無言でも一緒に生活できるみたいな、そんな風な仲に」
「俺の苦しみを、わかるよ、辛かったねって言ってくれて」
「安堵の息をついて、そばに居続けてくれるような」
「そんな人が、欲しかった。」

言葉がまとまらない、支離滅裂だ。
きっと、今自分は、ショックを受けている。
宝物を取り上げられたような、そんな感覚だった。
(-249) 2022/03/03(Thu) 18:00:06

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

『あ。いやでもすいません本当に。
 僕ももうちょっと言い方考えれば良かったです』

『でも、来てくれてありがとうございました。
 僕はともかくアクタさんやエノさん辺りは助かったと思います……』

『それじゃあ、また明日』
(-251) 2022/03/03(Thu) 18:03:11

【独】 奇形 メイサイ

(ナツメ先輩優しい……好き……)
(-250) 2022/03/03(Thu) 18:04:17

【人】 剣道 ツルギ

/*
もし遺体が移動させられていたらその前ってことでよろしく。


>>17 >>18

温室で花を調達してからのこと。
ヒメノが寝ている部屋に、ネコ車を押した青年がやって来た。車にはたくさんの花と不恰好な花束が一つ。
誰かがいてもいなくても、青年がすることはやっぱり変わらない。

「俺さ、最初はお前のことあんまり好きじゃなかったよ。自分で何かしようって意思が見えかったから。」

遺体の血と傷痕を隠すみたいに花を散らす。胸と足には多めに。パーティとか、お祝い事に使う花ばっかりだ。

「でも今のヒメノの気持ちならわかる。多分だけど。」

───怖くても嫌でもやった方がいいことってあるだろ?


とある人に言った言葉。
きっと君もそうだったんじゃないかなって。好きで人を殺したい人間じゃないだろうから。

「………お疲れ、悪い人=B
 こんなこと言ったら怒るだろうけど、俺はマイクより包丁を持ったヒメノの方がいいと思う。」

最後に、顔の横に花束を置いた。
クルクマ、プライムチャーム、アートリークローズ。教わった花たちを、包装紙で包んでリボンで留めた簡素な物だ。
思ったより全然上手くできなかった。フカワさんに頼めば良かったなあ。
(19) 2022/03/03(Thu) 19:02:45
ツルギは、「おやすみ。」ヒメノの部屋を立ち去った。
(a28) 2022/03/03(Thu) 19:03:16

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

「生きていくことなんて……大事じゃないですよ」

支離滅裂なのはこっちだ。
男にとっては正しく君の言葉が帰ってきて。
だめだな、やっぱり、理解してきている。
君の苦しみも、嘆きもわかってしまう、だから。

「それでも俺が考える大事と、君の大事は違います。
 こんな制度の中でも、生きたいと願った人や、
 理解してくれる人が欲しいって言う人がいるのに。
 そんな人間の犠牲の上で生きていくことは、
 俺は大事でもなんでもないと思っているんです」

だから享受したくない。
この愛情を、君の諦念を。

「君の環境がいきぐるしかったこと、支えたいと思いました。
 それは……ひとえに可哀想だと思ったから、だったんです。

 言葉を尽くさなくてもわかるぐらいの仲でそばにいたい、
 俺、これは、わかるんです。
 その上で言うべきだったんです。

 ずっと一緒に生きて、幸せになりましょうって」

「俺は君とそんな関係になれるって、
 此処で言えるはずもなかったのに、です」
(-252) 2022/03/03(Thu) 19:06:43

【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ

定められた死に、不明瞭な感情。
欠如した情緒に、未確認の愛情。
こんなもので君を埋められるだなんて思っていたのかな。

何も知らない事は愚かで、人を救う事は難しいことだった。
なのにおかげで君を、自分を己は理解し始めて、罪というものは、失敗すると言うことは何かを生んで、それをひどく皮肉に感じた。


「俺が君が怪我をしたって聞いて、
 何を思ったと思いますか?
 もう、会えなくなるのかな、です」

「……酷いでしょう? でも俺は……この時。
 君が死ぬことをひどく恐れたんです。
 その理由は興味や、君の理解を満たすためや、
 ましてや理解してもらってないからじゃありません」

「生きてほしかったんです」



言いたいことだけをいって、傷をつけた、気になっている。
まだ話したいことがあるようで言葉がまとまらない。
つばを飲み込んで、深呼吸をして。
それでも何をされても文句はないというように、貴方から目をそらさなかった。
(-253) 2022/03/03(Thu) 19:10:22

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

『本当に気にしないでね。
 泣いたのも、ほんのちょっとだからね。』
『役に立ててたらいいなぁ』

『うん、楽しみにしてる。』
 またね。手を振るうさぎのスタンプが、ぽんと送られた。
(-254) 2022/03/03(Thu) 19:24:49