人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ

/*

メレフ、それからカストル(ポルクス)にも
手紙を読んでもらえるようなので、
それぞれにそれぞれの手紙の内容を開示してあげてください。
でも左腕はお大事に。
こちらからの連絡は以上です〜
(-368) 2021/06/01(Tue) 18:39:56
ポルクスは、シトゥラに微笑んだ。
(t13) 2021/06/01(Tue) 18:40:26

ポルクスは、イクリールから貰った手紙を、そっと懐にしまった。
(t14) 2021/06/01(Tue) 18:41:41

【秘】 小さな心臓の サルガス → 迷子 メレフ

「そう……か。そう、だったんだね。ううん、何もなくて、本当に良かった。
 ぼくは……どうなるか、きっと、痛みよりも。みなに無視される方が、つらいかもね」

 慰む言葉をひとつひとつ拾い上げるように確かに聞き届けている。
 彼の優しさであったり、支えたいという心が伝わってくるようだった。確かに、届いていた。
 けれども。それでも。彼が案じているのは無垢な自分なのだと。
 ますますもって心に想うのは、自分が彼を騙しているようだということ。

「……うん。ぼくは、きっと……また、戻ってくるよ。
 また、きみの、みんなのちからになる。守って、みせるから……」

 少年はこれより先に何が起こるかはまだ知らず、まだ見聞きしていない。
 自分がこののちに何をするのかを、知りはしない。だから、そう、言ってしまえた。
 そこに希望があることをのぞみ、貴方の言葉を、受け取ってしまった。

「ありがとう、メレフ。……ぼくの友達。
 ああでも、ぼくはきみのこと。なにもしらないや、何が好きで、なにが得意か。

 ……いつか、きみのこと、また、聞かせてもらえたらいいな……」

 するりと。細いこどもの指は、あなたのおなかを押して距離をはなした。
(-369) 2021/06/01(Tue) 18:42:48

【秘】 徒然 シトゥラ → 迷子 メレフ

手紙にはあなたの名前が丁寧に書かれていた。
やけに短い。

『メレフへ

 イクリールのこと言い忘れてた。

 手紙の内容は
・この手紙が届いたということは、部屋に自分がいないということ
・紙袋を見つけて手紙を手にした場合、『イクリール宛て』のものを
 彼女に渡してくれるとすごく嬉しいということ
・残りの手紙は紙袋の中に、その場に置いておいて欲しいそうだ。


『今夜何が起きても後悔しなくていい。
 遠慮なんていらない。
 あなたはあなたのやりたいことをやって、そして
 ちゃんと幸せをつかんでくれ。
 馬鹿なまねするんじゃ無いぞ、馬鹿野郎

 シトゥラ』



/*
 一本満足です。
 部屋の前に紙袋があるイベントでした。
 イクリールが見つけてくれたので手紙はイクリールに既に伝わっています。

 それを話すも話さないもどちらでも問題ありません
 お付き合いくださり、読んでくれてありがとうございました!
(-370) 2021/06/01(Tue) 18:49:54

【秘】 夢の続きを イクリール → 鏡の前の ポルクス

「カストルは、今は……そう。
 じゃあ、あなたはポルクスなのね。」

間違えてしまってごめんなさい。
少し寂しそうに微笑んで、それから素直に謝罪を口にした。

イクリールは、あなた達双子の事情を知らない。
それでも、これから少しずつでも知りたいと思っている。
今すぐにとは、行かずとも。

「よくなかったなら、よくないと
 そう書き忘れてしまったシトゥラが悪いのよ。
 …もし、ポルクスが、一人で読むのはこわいなら。
 それならわたし、つき合うわ。」

預かっていた手紙は、これで最後。
ずっと手紙を届ける為に
ギムナジウム中を駆け回っていたのだから。
ここで休憩するのも、悪くはない。
(-371) 2021/06/01(Tue) 18:54:10

【秘】 徒然 シトゥラ → 鏡の前の ポルクス

手紙にはあなたたちの名前が丁寧に書かれていた。

『カストルとポルクスへ
 
 あなた達がボクの部屋にきたというのは考えられないのだけど……
 イクリールがこの手紙を渡してくれたかな?
 あまり難しいことは言わないから、内容はイクリールのことなんだ。


 手紙の内容は
・この手紙が届いたということは、部屋に自分がいないということ
・紙袋を見つけて手紙を手にした場合、『イクリール宛て』のものを
 彼女に渡してくれるとすごく嬉しいということ
・残りの手紙は紙袋の中に、その場に置いておいて欲しいそうだ。

『 実は、○月○日(5日目=エピローグ)から
 ボクが食堂にいけるかわからないんだ。
 イクリールと食事をする約束をしていたんだけど、
 知らないままイクリールが来てしまったら寂しがると思ったから、
 この手紙が無事に届いていたら彼女にも伝えて欲しい。』


 
(-372) 2021/06/01(Tue) 18:55:02

【秘】 徒然 シトゥラ → 鏡の前の ポルクス

『最近見ないから心配していた。
 やっぱり食事はみんなで取った方がいいと思う。
 あなたたちも二人の賑やかな声があるからいつも楽しかった。

 また楽しい冒険を見せて欲しい、学年関係なく遊ぶ機会がもう少し増えればいいのにね
 ああ動物についてだけど、先生にはなしておいたから
 もしかしたら何か飼えるかもしれない、とても楽しみだな

 シトゥラ』



/*
 一本満足です。
 部屋の前に紙袋があるイベントでした。
 イクリールが見つけてくれたので文面にある内容はイクリールに既に伝わっていますが、
 手紙の文章としてはこう書かれていたという記述をそのまま載せています


 それを話すも話さないもどちらでも問題ありません
 お付き合いくださり、読んでくれてありがとうございました!

(-373) 2021/06/01(Tue) 18:56:01

【秘】 夢の続きを イクリール → 鏡の前の ポルクス

/*

この爆弾届けた先が軒並み壊れていて
届けておいて何ですけど本当に可哀想。
ともあれ読むって言ってくれたよ〜と連絡はしてきたので
もう内容届いてるかな、これからかな。
どちらにせよお楽しみください。がんばって。
(-374) 2021/06/01(Tue) 18:57:17

【置】 徒然 シトゥラ

 午後は日が暮れるまでずっと眠っていた
 そして夜になってふと、
 忘れ物をとりに図書室に向かったのだ。
 ほんの少しの期待と未練をもって。

 大好きだった後輩は
 協力関係を続ける前に大人に連れて行かれた。
 知的好奇心の塊は、きっと大人に染まってしまう
 自分のことを見てくれるはずもない、そう思うと
 大切にしていた切ない思いがわずかに痛んで壊れそうだった。

 誰かを好いているあなた達に妬けてしまう。
 誰かに好かれているあなた達に妬けてしまう。
 自分が才能があるわけでもないのに、
 努力を人何倍やってきたわけでもないのに馬鹿げた話だった

 だから、……全部すんだらここでまた話そうと約束した。

 夜に彼の姿が見えたのは驚いた、
 なぜならこのあと喧嘩をしに行くところだったのだから。

 そして困惑した。
 
何故、自分はこんなにも心配をされていて、
 命の危険があると思われているのだろう。


 死ぬつもりなどない、
できる限りの手段手配をした

 自分の立場だからできることだった。
(L23) 2021/06/01(Tue) 18:59:13
公開: 2021/06/01(Tue) 19:30:00
イクリールは、全ての手紙を届け終えて、そして受け取った。それから、まったくもう、とだけ呟いた。
(c83) 2021/06/01(Tue) 19:01:22

スピカは、ブラキウムの行く末を案じた。
(c84) 2021/06/01(Tue) 19:02:24

【置】 徒然 シトゥラ

「ルヘナ、ボクが死にたいように見えていたかな」

 約束は破らないのに


「……どうして悲しい顔をしていた?」


 やっぱり顔を合わせない方が良かっただろうか


「大人に、ちゃんと許可をもらわないと。
 みんなと話したい、触りたい」

 大人に何をされるかわからないけれど、
 ご褒美でどうにかならないだろうか


「はやく、会いたい」

 ただそれだけを考え続けていた
(L24) 2021/06/01(Tue) 19:02:30
公開: 2021/06/01(Tue) 19:30:00
一人の少女 ブラキウムは、メモを貼った。
(a93) 2021/06/01(Tue) 19:04:59

恋と、愛と シェルタンは、メモを貼った。
(a94) 2021/06/01(Tue) 19:11:31

【置】 徒然 シトゥラ

 深夜になり、
 誘い出したメレフはやっぱり来た。
 そして――――躊躇無く自分に対して
 その
復讐
を振り下ろしてくれた

「―――――」


 
鮮血
が舞った

 復讐ができたらそれでよかった?
 ここで死んだら、あなたは救われない。
 殴っていたいのは、あなただっただろう


 いたくなかった

 こんなもの、
いたくなかった


 一番痛んでいるのはあなただから
 もっとつらいのはみんなだから

 自分が痛いはずがなかった。

 いたみを味わうのはきっと愛されたときだけだ。
 きっとそれは、切なくて、苦しくて、
 何物にも代えがたい忘れたくないものになるだろう
(L25) 2021/06/01(Tue) 19:15:00
公開: 2021/06/01(Tue) 19:45:00

【墓】 今もなお貪欲 ルヘナ


「――あ……」

 彼を見送った後、改めて思い出だらけの部屋を見た顔からは
 自然と彼の余裕が、見得が、強がりが、剥がれ落ちて行く。
 若草色の瞳が滲む。『これから』を認識することを恐れた。
 両の手が震える。抑えようにも指先の感覚がない。
 呼吸が乱れる。息をすることはこんなに難しかったっけ?
 歯の根が合わない。おかしいな、まだ冬は来ていないのに。

 いやだ、みたくない、わかりたくない、うけいれたくない、
 だっておれは、おまえは、おまえの、

 
――――俺は、お前のものじゃなかったの。


 そう思いながらも思考を巡らせることはやめられない。
 よく慣れた行いで、簡単に心が追い詰められていく。

「――シトゥラ。シトゥラ……」
 
 呼ばれたらすぐ駆けつけると言ったのはお前だろ。
 それなのに、こんなに呼んでいるのに、お前は来てくれない。

 お前の手で大人のもとに連れて行かれた夜に、
 大人のもとに連れて行かれる前に、お前のものになった時に。
 俺のことをちゃんと見ててって伝えたし。
 
愛してる
って、お前に応えた、はずなのに。


それもすべて、届いていなかったの?
(+60) 2021/06/01(Tue) 19:19:56

【置】 徒然 シトゥラ

 耐えきれずに膝から崩れた
何度も叩かれた
頭上からは
 放っておけば死んでしまうほどの
が流れている。
 ただでさえ意識を強く持っていなければ、耐え切れそうにない

 霞んでる視界にあなたがうつらない。
 メレフの声が聞こえない。
 ふと、とある夜が頭に浮かんだ。
 
 あの子からもらっていたあれが本物の
だったのなら
 ずっと欲しいと願っていたものが手に入っていたとしたら

 一日だって我慢はできない。
 今すぐ欲しいと手を伸ばして、どこへも行かせなかっただろう。
 あれはかりそめだと、思い込んでいた。
 勘違いしたらいけない。
 
苦しい、会いたい、欲しい。欲して欲しい。愛して


 見ないふりをしないわるい子をいい子の自分は許さない。 
 どうすればいい子をせずにすむのだろう?

「(もしここで、死んでしまえば)」


セキレイ
のシトゥラは死んでしまえるだろうか」

「そうしたら、……みんなと会ってもいいのかな」

「これ以上、……みんなに辛い目に遭って欲しくないな」 

「手を引きたい、早く大人になりたい――――」
(L26) 2021/06/01(Tue) 19:20:05
公開: 2021/06/01(Tue) 19:45:00

【置】 恋と、愛と シェルタン


「みんなにとって、
 このギムナジウムはどんな場所だったんだ?」

 朝。演奏を終えた後、残っていた人たちに向けて。

 楽しいところだ。否、窮屈なところだ。
 特にどうも思わない、好き、嫌い、様々な感情の詰まった言葉を、音楽でも聴くように耳にして。

「──そっか。
 そう思うんだな、みんなは。……みんなも。

 この
ギムナジウム
に、
       沢山の思い出が、籠もっているんだな。

 良いことも。嫌なことも。沢山。
 オレも同じだよ。色んな良いこと嫌なことがあった」
(L27) 2021/06/01(Tue) 19:21:39
公開: 2021/06/01(Tue) 19:40:00

【墓】 今もなお貪欲 ルヘナ

「……でも、いいよ」

 己のやるべきことは変わらない。

 『知識』を求め、大人を利用するために近づこうとした少年は
 己のことを"魔術師"と呼んだ。
 大人に従う意味、大人に従う事情、与えられるモノの真実、
 知る度に湧き上がる更なる興味と感情に振り回されながら、
 より多くの『知識』を求めて他者と関わり『情』を得て、

 ――――そうして、『いなくなった』。

 己が不和の種である事実は少年を苛み、
 苦痛から逃れるために情を捨てようとするもそれは叶わず、
 他者から差し出された手を結局は受け入れて未来を望んだ。

 自分の望む未来など訪れない。
 自分の心など変えようがない。
 そうしてたったひとつに追い縋り、
 
だからこそこの先にある『地獄』をはき違えて。


 ああ、けれど、そこで交わした約束を、
 少年は決して破りはしない。それも誠意と、愛のため。


「俺は全部許すから」

 
『情』を知り、『愛』を知り、動けなくなった愚者のはなし。
(+61) 2021/06/01(Tue) 19:22:02

【置】 一人の少女 ブラキウム

恋は盲目だという言葉がある。
僕はそうは思わない。

僕はずっと盲目だった。
差し込んでくる光が怖くて傷つかないためにカーテンを閉じていた。
最初から見えないものは怖くなかった。
痛みを感じる事もなかった。

ここに来て僕の目を最初に開かせてくれたのはルヴァだった。
なんとなく、上に立つ僕の隣に居てくれそうな気がして。
上に立った時に僕の隣に居て欲しくて。
知るために目を開いた。
少しずつ恐怖も痛みも耐えらるようになった。

こうしてやっと君の顔を見ることが出来た。
世界がはっきり見える。
ギムナジウムの光をその目で受け止めて、
黒々と伸びていく影を知った。

恋は盲目なんかじゃない。
閉じた瞳を開く最後の決め手はきっと、恋だった。
(L28) 2021/06/01(Tue) 19:22:30
公開: 2021/06/01(Tue) 19:50:00

【置】 恋と、愛と シェルタン


「本当に、
 ちょっと前までは最悪の場所だと思ってたんだぜ?

 皆に内緒で勝手に外の大人に会いに行って。
 で、最近無理矢理連れてかれたかと思えば、
 それをみんなにバラされて、無視されまくってさ」

 なあ?と問えば、
 気まずそうな。或いは訝しげな。それとも、
 それを心から恥じているような……さまざまな表情。

「大人も。大人たちも。
 良い人、悪い人がいた。

 授業を欠席したら心配してくれるような人。
 或いは、寄ってたかってオレを虐めるような人。

 ここには、良いものも、悪いものもたくさんある」

 昔話でもするように瞳を閉じて。
(L29) 2021/06/01(Tue) 19:24:58
公開: 2021/06/01(Tue) 19:45:00

【置】 一人の少女 ブラキウム

僕は約束を果たしに行くよ。

みんなの事も大切だけれど。
守りたいけれど。
これが僕の一番好きなものだから。
冷静な判断じゃないかもしれない。
間違っているかもしれない。
僕はこんな人間じゃなかったんだけどな。


……やっぱり恋は盲目なのかも?
(L30) 2021/06/01(Tue) 19:26:37
公開: 2021/06/01(Tue) 19:55:00

【秘】 『一番星』 スピカ → 徒然 シトゥラ

「シトゥラさん……」

――ああ、きっと。
シトゥラも何かよくないことに見舞われるのだろう。
しかし、このことについて問い詰めることはできないはずだ。
『いい子』でありたいシトゥラにそれをやるのは、
本意ではないだろうから。

「体に気をつけるのはあなたじゃないの……」

自分は平気なのだ。
シトゥラは私の体が丈夫なことも知らないだろうけど。
自分はやっぱり無力だ。

結局、救いたい、などと言っても、
みんな手から溢れていく。

手紙を読み終わったあとも、暫く立ち尽くしていた。

/* わ〜いわからない名前です!
こちらこそちょろっと絡んだだけなのに
こんなに真心込めてお手紙くれて嬉しいです!!
(-375) 2021/06/01(Tue) 19:26:42
受容者 ルヘナは、メモを貼った。
(c85) 2021/06/01(Tue) 19:27:08

スピカは、二通目の手紙を読んだ。誰も救えない、と思った。
(c86) 2021/06/01(Tue) 19:30:25

【置】 恋と、愛と シェルタン


「……みんな。変わらないんだ。どんなに変わっていっても、みんな、みんな。

 “同じところに空の下に生きている”んだ。

 だからオレは、それを伝える為に、帰ってきたんだよ」

 だから人々は、千差万別である。
 憤慨して席を立つもの。困惑げに話を聞くもの。
 心の底から、話に聞き入っているもの。

 ──皆が、同じ星仰ぐ、ギムナジウムの子らだ。

「なあ。次にここから消えるのは誰だと思う?

 アンタか。
     そこのアンタか。
            ──それとも、またオレか。

 いや、違う。
 もう誰も消えたりなんかしない」

 流星の如く。瞳を瞬せて、不敵に微笑む。

「オレたちがしっかりと見つめてあげて。見つけてあげて。
 ここから、絶対に消さないようにしよう。

 だってみんなみんな、同じ場所に思い出を持ってるから。
 嫌いでもないのに、仲間外れにするのはかわいそうだろ」
(L31) 2021/06/01(Tue) 19:31:03
公開: 2021/06/01(Tue) 19:50:00
ブラキウムは、澄んだ視界を愛おしそうに見つめた。
(a95) 2021/06/01(Tue) 19:31:32

【人】 恋と、愛と シェルタン


ギムナジウムは直ぐには変わらないかもしれない。

けれど。

『変わっていった』自分たちもまた、
“他のみんなと何一つ変わらない”ものであること。

もう仲間外れができないように。

記憶を綴った。
(53) 2021/06/01(Tue) 19:33:05

【秘】 受容者 ルヘナ → 平衡役者 アルレシャ

/*
 結局遅くなっちゃった! せーんせー! お話しましょー!
 ……といいつつ男前の建前がぶっ壊れたアレなんだけどいいんだろうかこれみたいな気持ちになっている。どう接触したら接触しやすいとかありますか!
(-376) 2021/06/01(Tue) 19:33:53

【墓】 『一番星』 スピカ

 
「私が本当に救えた人はいる?」

 
(+62) 2021/06/01(Tue) 19:34:49

【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ

今の自分にも届ける事ができそうな
幾つかの宛名の手紙を届け終えて、その後。
イクリールはもう一度だけ、シトゥラの部屋の前を訪れた。

今の自分には届ける事はできないと判断した手紙は、
未だドアノブに掛けられた紙袋の中にあるそれは
自身が立ち去った時よりは、
その数を減らしていると良いのだけれど。
そんな願望を胸に、それでもそれを確かめる事はしなかった。

「………シトゥラ。わたしきっと、約束を守るわ
 それがいつになっても…絶対に」

だってまだ、あなたに言いたい事がうんざりする程にある。
イクリールはもう俯かない。
その表情は、以前にここを訪れた時よりはずっと晴れやかで。
イクリールは信じている。
自分達が、確かにより良い明日に信じている事を、ずっと。

それから、誰も居ない部屋に背を向けて
振り向く事無く、その場を後にした。
(-377) 2021/06/01(Tue) 19:35:16
シェルタンは、希望は、自分だけのものであることを知っている。
(a96) 2021/06/01(Tue) 19:35:51

シェルタンは、自分にできることは希望を見せることだけだと知っている。
(a97) 2021/06/01(Tue) 19:36:03

【置】 徒然 シトゥラ

 
赤い血
の中に沈んで居ればレヴァティの足音が聞こえた。
 ねえ、
赤ずきん

 どっちが赤ずきんかわからなくなってしまったね

 軽口もたたけない。今度お礼をしないと。


 アルレシャの声が聞こえた。
 ねえ、
先生
助けてください。


 自分の命を救った大人から聞いたのは本当の真実。
 
あなた達は似ていた、とても
親切で、とても残酷だった。

      大人たちは、
 『君』の事なんて、さぁ。

 『考え』もしなければ、
 『愛しい』も思わなければ、
 『いい子』とすら、これっぽっちも、考えていない。


 大人はすべての価値観を壊していった。
 誰よりも先生をしてくれて、
 知りたくなかった
 知りたかったことを教えてくれた。

 赤ずきんもわかっていたんだ。
 だからずっと優しくしてくれていた。
 すべてがわかって朝日が昇る頃、一人で居るのがとても辛くなった。
 会いたい、……ボクを許して欲しい。 まだ声は届くのかな
(L32) 2021/06/01(Tue) 19:36:18
公開: 2021/06/01(Tue) 21:50:00
シェルタンは、それが“いつも通り”であればいいな、と思った。
(a98) 2021/06/01(Tue) 19:36:29

シェルタンは、いつもどおりだ。
(a99) 2021/06/01(Tue) 19:36:36

【秘】 迷子 メレフ → 恋と、愛と シェルタン

「ぁッ……けほ……う、ぁ……っ!」

段々、苦しさの中に別の―――気持ちいい感覚が湧き上がってきて、甘い声が漏れる。
苦し気な表情に、少しだけ朱が差した。
体力がないからか、慣れていないだけなのか 何も考えられなくて。
―――違う。近くの匂いから気を逸らすだけで精いっぱいで。

擦り寄せられる頬に、生唾を呑む音が響いて。

「っ、あ や、……っ、だめ、だ……」

精を吐き出した後の、敏感な体だからだろうか 自身のそれは 腰を動かされる度に、先走りをこぼして。
ぐ、と耐えるように唇を噛む。それが、ほとんど意味がないだろうことも分かっていても。
少年も、限界が近いようだ。
(-378) 2021/06/01(Tue) 19:40:28

【置】 徒然 シトゥラ

 友人に迎えに来てもらって、先生に傷を治してもらって。
 親切≠ノ真実を教えてもらって。
 
 これは、よっぽど愛された行為では無かったかと
 今は追いつかない感情はその思考をかき消していた。


「……やっぱり、食堂にいけそうにない。」

 自分の友人は皆、似たことを言ってくれた。
 愛される人間は理由がある。
 愛嬌に、特技に、人望に――――自分は足りていない。
 絶望した気持ちと同時に湧き上がったのは歓喜だ。

 それでも、『見』てくれる人がいるじゃないか。
 みんな、『見』てくれるのを待っていてくれていた。

 気づくのが遅すぎてしまった、悲しいのに嬉しくて

「こんな泣き顔でいけるわけがない……っ」

 見られることもないのに、馬鹿みたいに繕って
 大好きな大人と、大好きな子供たちへの気持ちに気づくのに
 こんなに時間がかかってしまった。

「っ、うぁ……うぁああああああ……」

 頭にわずかに赤がにじむ包帯を巻きながら、
 図書室の委員だけの秘密の部屋で
 朝からシトゥラは泣き続けていた
(L33) 2021/06/01(Tue) 19:41:43
公開: 2021/06/01(Tue) 19:55:00

【独】 『一番星』 スピカ

心が折れそうだ。
意中の人と結ばれることはできず、
『いなくなった』子は見つけられず、
そして、まだ『いる』子のやることも止められない。

一番星は、沈みつつある。
(-379) 2021/06/01(Tue) 19:42:11

【独】 『一番星』 スピカ

「違う、違うの。
 弱音を吐いても仕方ないの。
 私は風紀委員でありたいんだから。
 一番星にもなりたい。
 彼が望んだことだから。
 だから、私は頑張らなきゃいけないの。
 膝を折っている場合じゃないの。
 頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、
(-380) 2021/06/01(Tue) 19:45:27

【独】 『一番星』 スピカ

実感がない。
大事な人に、自分がいてよかったと教えられても。
大事な人の一番星にはなれない。
隣にいてくれない。
救えているという実感がほしい。
教えてほしい。
私は役に立ってるの?
役に立ってたの?
ルヘナ。カストル。ポルクス。メレフ。イクリール。ルヘナ。シェルタン。ルヘナ。ルヘナ。
(-381) 2021/06/01(Tue) 19:50:03

【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 世捨人 デボラ

実態を知ってしまった。
自分の学び舎の裏を知ってしまった。

子供達を守り、支え、愛する純然たる気持ちを抱えた男はすぐさま他の大人達に異議を唱えた。
けれどたかが地位の低いさして力のない大人ひとり、いったい何が出来るというのだろう。

男はすぐに上の立場の人間たちと同僚から『調整』を受けた。
利用するのに都合の悪い記憶は削ぎ落とし、価値観を自分たちの良い方向へと捻じ曲げる。
子供達のアフターケアの為に用意された巻き戻しさえも悪用し、徹底的に。

子供達と違って容赦することも情けをかける必要もない。

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。

一年かけて余すことなく骨の髄まで侵し尽くし、ラサルハグというギムナジウムにとって都合のいい駒が出来上がった。

でも、男はそれでも。
(-382) 2021/06/01(Tue) 19:51:20