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![]() | 【人】 7734 迷彩 リョウ>>@4 朝倉 「え?アキちゃんとなおひー」 何てことのない抑揚で、サラリと返す。 黒塚と普川であるらしい。 「ゆみむーはどうなん?」 その口振りは完全に世間話だった。 少年にとって、性行為は大した話題ではないようだ。 さして憚られるものでもない。 (134) 2021/09/20(Mon) 11:36:55 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「あ〜、アレかあ」 少年にとっては大した話でもない。 話さないのは口止めされているからであり、それに対しても納得はしていないのだ。 監視カメラを見やる。 経験上、あれの集音能力はあまり高くない。 大きな物音は聞こえてしまうが、耳元で囁けば聞こえないだろう。 「ナイショにしといてよ〜?バレたらオレが怒られるし」 そう。 少年にとっては、只の目標であり、将来の夢である。 ケーキ屋さんになりたい。 サッカー選手になりたい。 その程度の内容なのだ。 貴方の耳元に口を寄せ、手で覆う。 (-229) 2021/09/20(Mon) 12:05:15 |
迷彩 リョウは、闇谷の耳元で嬉しそうに囁いた。 (a57) 2021/09/20(Mon) 12:06:01 |
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![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁たった一言を告げ、身体を離した。 その後も小さな囁きは続く。 悪戯を企む子供のように、笑いを堪えながら。 「だから、悪い奴を殺すんだ! なおひーが悪い奴のこといっぱい教えてくれるから、18になったら直ぐにやるよ」 当然肯定されるものだと思い、貴方の言葉を待ってる。 貴戸も、鏡沼も自分を応援すると言った。普川は協力してくれる。 だからきっと、これは良い夢だ。 (-231) 2021/09/20(Mon) 12:07:39 |
![]() | 【人】 7734 迷彩 リョウ>>@5 朝倉 よくわからないが、褒められた気がしたので良い気分になった。 ケーキを食べ続けながら、席を立った貴方を呑気に見上げている。 「ゼロちゃんとしたんだ。 ってかそれ、ゼロちゃん生きてる?」 何故照れるのかわからない、といった面持ちだ。 先ほどの発言から貴方が抱いたと思っているようだ。 (135) 2021/09/20(Mon) 12:24:07 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁予想もしていなかった怒声に肩が跳ねた。 「……、どうしたの?」 何故そんな反応をされたのか、少しもわからない。 それが表情にありありと浮かんでいた。 「理由?んーとね、 母さんと同じになりたいから 」少年の会話には常日頃母親が出てくる。 彼が母親を好いていることは知っているだろう。 「1年ぐらい前にさ、母さんの死刑が決まっちゃったんだよね。 死刑ってすぐにはしないからまだ生きてるけど、もう同じ生活はできないもん。 でもオレ、母さんと同じがいい」 相手のオモチャを欲しがる子供が、次に指を差した先が死刑であっただけだ。 その抑揚には、幼さがはっきりと現れている。 (-238) 2021/09/20(Mon) 12:43:26 |
![]() | 【人】 7734 迷彩 リョウ (137) 2021/09/20(Mon) 13:40:45 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 9949 普川 尚久「へ〜アキちゃん、意外としっかり企画やってるんだあ」 何の感慨もなく、感想を述べる。 一度貴方の表情を確認してから、指を一本だけ侵入させた。 「そうなん?……あ、ホントだ」 ぬぷ、と水音を立てて二本目の指が侵入する。 暫くして、緩さに気付いたらしい。三本目までそう時間はかからなかった。 黒塚はどうしていただろうか。 記憶を辿りながら、指を体内で動かしていく。 「アキちゃんチンコでかいもんね。オレもすげーしんどかった」 性行為を試みながら、この場にいない人間の話を平然と続けていく。 しかし指の動きは気遣っているのか、あまり大きくなかった。 この少年が他者を気遣うのは珍しい。 (-251) 2021/09/20(Mon) 14:02:01 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁「……」 最初こそ戸惑いや悲しみをその目に示していた。 が、しかし。 最後の一言を聞くやいなや、双眸から感情が消え失せる。 「なんで」 常に何かしらの表情を浮かべていた少年は、 今、真顔で貴方を見つめている。 「なんでそんなこと言うの」 怒気が滲む。 「その間にオレが死んじゃうかもしれないじゃん。 火事とか事故に巻き込まれるかもしれないし、 地震とか病気で死んじゃうかもしれないでしょ」 怒気が顔を出す。 「その間、絶対にそんなことが起こらないって言える?」 怒気がそちらを向いた。 (-252) 2021/09/20(Mon) 14:19:54 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 9949 普川 尚久貴方の言葉ひとつひとつに相槌を挟み、顔色を伺う。 もしもこの少年が誰にも抱かれたことが無ければ、きっと貴方の想像通りになっただろう。 自分の経験を通して母親が味わった苦しみを少し知った。だからこそ、やっと得た共感だ。 「わかった。 ……なんかなおひー、母さんみたい。 母さんも同じようなこと言ってた。全然怒らなかったなあ……」 情緒の無いことを語りながら、指の動きを少し大きくした。 性知識の話を聞けば、つい最近の経験を思い出す。 「あ〜、確かアキちゃんも腹側?触ってたかも」 意識すれば、感触の違う部分を見つけた。 数度撫でて位置を確認する。 自分の陰茎なら入りそうだと判断し、指をそっと抜く。 自身を何度か擦り、慰め、勃たせてから避妊具に手を伸ばす。 「……」 「……ちょっと待ってて?」 開封したものの、その後に手間取った。 (-258) 2021/09/20(Mon) 15:38:03 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁怒りを露にした眼がぎょろりと動く。 「……人が死ぬのが悲しいなら、オレはどうすればいいんだよ」 これまで得た贈り物が、全て誰かの悲しみで出来ている? これまで得た思い出が、全て誰かの苦しみの上に成り立っている? そんなこと。そんな、酷いこと。 自分と母の全てを否定すること、なんて。 考えたくもない。 「オレが死ぬのが嫌なら、オレのことどうにかしてよ」 「できないんでしょ。 大人がいっぱい調べたけど、ダメって言われたもん」 「できないのに、友達とか、 勝手なッ、 ……こと、 」声は次第に震えていく。とうとう目から涙が零れ始めた。 貴方の言う事全てが理解できないわけではない。 そう思われることは嬉しい。 けれど。 母と過ごした十数年と、貴方との数ヶ月は、 天秤にすら載せられなかった。 (-260) 2021/09/20(Mon) 16:02:44 |
迷彩 リョウは、とうとう声を出して泣いた。 (a62) 2021/09/20(Mon) 16:05:55 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人「……。」 抱き締められるのは好きだ。 同じ時間を過ごせる。同じ温もりを分け合える。 貴方から離されない限り、こちらから離れることはない。 友人としての距離感など知らない。 親子としての、それも狂う程に真っ直ぐな親子の距離感しか知らない。 これが少年にとっての適切な距離だった。 自分よりもずっと広い胸に額を擦り付ける。 目を閉じる。 知らない体温をひとつ嗅ぐと、ぽつり、くぐもった声で問いかけた。 「なー……アキちゃん、ここ出たらどうすんの」 話を聞く限り、帰る場所があるとも思えない。 それ故に出た、素直な疑問だった。 「ていうか、ちゃんと企画に参加してるのも意外だし。 何か欲しいものでもあんの?」 貴方が何かを欲する姿があまり想像できない。 同室故に他の子供とは接する時間が長かったが、 貴方は口数も表情も少なかったから。 (-264) 2021/09/20(Mon) 16:32:20 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 9949 普川 尚久「やっぱ母は強しってやつ?スゲーよな、ほんと」 何度も見たことはあるはずなのに、実際に行うとなると難しい。 暫くして、なんとか付けることができた。鍛錬あるのみだ。 「は〜……お待たせ。ムズいね、これ」 貴方の背中に少年の体温が近付く。 おずおずと、緩く腰を抱いた。 手探りで行っているのがわかりやすい。 こんな状況であっても、意地や虚勢を張ることはしないようだ。 「……いい?」 貴方の横顔を背後から覗き込もうとしながら、小さく尋ねた。 (-269) 2021/09/20(Mon) 17:31:24 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 8435 黒塚 彰人「あるよ、そりゃ勿論。 早く外に出て、夢を叶えるんだ」 押し付けられれば、素直に応じた。 視界は貴方で覆われている。 ……どんな面持ちで、どこを見ているのだろう。 「大人はみんな反対するし、誰かに言うなって言うけど」 「納得できない」 そう零せば、拗ねたように胸元に顔を埋めた。 「母さんと同じになりたいだけなのに」 母親と離されてから、何をすれば良いのか、どう生きていけばいいのか、全てがわからなくなった。 生まれて初めて味わう孤独に耐え切れず、物や周囲の人間に八つ当たりを繰り返した。 そんな中。 一年前、とある報せが入ったのだ。 それからは見える景色が変わった。 自分の望みを叶える方法を、視界に捉えることができた。 (-270) 2021/09/20(Mon) 17:40:56 |
![]() | 【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁抱擁には僅かな抵抗を見せるが、すぐに大人しくなる。 甘えることに抵抗が無いらしく、終いには貴方の肩を涙で濡らした。 「……わ、わかん、ない。で、でも、オレの異能は、良くな、いって」 しゃくり上げながら、自身が理解している範囲のことを話していく。 曰く。 異能か病かさえ不明であること。 どちらにせよ、詳細が現代の技術では解明できないこと。 維持に大きな費用がかかること。 ……少年の母親が身体を売っていた理由は、誰が見ても明らかだ。 「母さ、ん……ぉ、オレの、ためにッ、……頑張った、だけ、なのに! なんでッ、なんっ、で……!」 (-291) 2021/09/20(Mon) 20:49:07 |