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【人】 グルメライター ヤワタ[着いた先は園全体からいちごの香りが漂ってくるような場所だった。 遠慮なく腕にひっついて覗き込む彼女、傍に同僚がいても気にしないのか、気にするよりも浮かれているのか。>>24 いちごにテンションが上がる恋人が見たいと思った。 いや〜本当、天才でしょ、僕。>>18 スキップでもしそうな真白の肩でブラウンの髪が揺れる。>>25 まるで童話の主人公のようだ。] うん、チケット2枚でこっちのハウスは10分食べ放題みたい。 で、更にチケット3枚足したら籠が貰えて、籠いっぱいに収穫できる、と……。 ケーキボトル、何個くらいいるかな。 気にせず二人ともチケット使って籠2個貰っちゃう? 高野さん、ナギちゃん、 僕らはまず食べ放題の方に行くね。 [二人に声をかけ、そのまま食べられる方へ向かおうか。*] (31) 2023/03/19(Sun) 22:49:34 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[頬に触れる指先に持ち上げられるように、 顎を上げれば、首筋に指が落ちていく。 撫でるような触れ方に。] ……――っ、 [その擽ったさに、 びく 、と微かに身を揺らした。消えてるって何が。 と、問いかけようとしたけど。 その触れ方が、柔らかく肌を撫でるから。 つい昨晩のことを思い出して、頬に熱が籠もって。 思わずばっと、自身で辿られた首筋を抑えた。] (-21) 2023/03/19(Sun) 22:50:12 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[いつもはしっかりと残されている痕。 それが最近付けられていなかったのは、 そういうことかと今更ながらに気づいて。 尚更、羞恥が顔に滲む。] ……旅行中も、付けちゃ駄目ですからね。 [自宅の部屋よりも広い高野の部屋の浴室を 時には二人で使うことも、増えてきたけれど。 温泉の大浴場はやっぱり魅力的だから。 そう忠告を零して。] (-22) 2023/03/19(Sun) 22:50:47 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[そんな、会話を当たり前のようにするように なったのも、あの時の動画鑑賞会の日。 彼を初めて深く知った、記憶。 彼の腕で抱き上げられて運ばれたシーツの上。 限界だ、と、切なげに伝えられた表情に、 彼の言っていた下心の意味を、知りながら。 いやじゃない、と応えた日の話を、今からしよう。*] (-23) 2023/03/19(Sun) 22:51:22 |
【人】 瑞野 那岐[パーカーで隠れた場所を、無意識に手で抑える。 なんてことを思い出させるんですか。 という意味を込めて、横目に睨んでみても。 多分、今は伝わらないだろう。 少し腫れぼったくなった唇を、薄く噛んで。 窓の外へと視線を移す。 SAを越えれば、目的地はもうすぐそこだった。] (32) 2023/03/19(Sun) 22:51:42 |
【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロ[近くで見た瞳に水膜が張っている。 これは恐怖や拒否ではないと、それ以外の表情や抱き締めた時に感じる鼓動の速さが教えてくれる。 やさしくしたい。 でもめちゃくちゃにしたい。 獰猛な欲望を身の内で飼い馴らすのは至難の業だ。] (-24) 2023/03/19(Sun) 23:06:07 |
【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロうん、好き。 その気持ちと、僕の名前だけ覚えてて。 [掠れた声だけで尾骶骨の辺りが甘く痺れる心地がする。 これから自分は彼女の性感を暴き、高めていくのだけれど、 その過程で声が出てしまうことに羞恥があるのなら、 無理矢理その羞恥を捨てさせるつもりはない。 「声を出してくれたらうれしい」という気持ちは これからじっくり時間をかけて伝えるから。 それでも、息すら我慢していたら、気持ち好さまで辿り着けないかもしれない。 この夜が痛くて辛いだけにならないように、 呪文のように、お護りのように、 自分への気持ちと名前だけを持っていてほしくて。] (-25) 2023/03/19(Sun) 23:06:25 |
【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロ[舌先が触れた。 その瞬間細い体躯がびくりと震える。 生理的な反応が拒否と取られないようにか、袖に真白の指が掛かった。] ああもう、ほんと好き。 僕を喜ばせるのが上手すぎてどうしようね? [確認をするのが自分の癖のようなものなら、 それに対し自分の意思を明確に告げるのが彼女の常で美点だ。 初めての行為に対してもこうやって。 ああ、彼女の声色で聴く「きす」はなんて甘い響きなんだろう。] (-26) 2023/03/19(Sun) 23:06:50 |
【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロ軽くでいいよ、 後は僕がひらくから、 [口の開け方もよく知らないだろう。 少しだけ開いた隙を逃さずに舌を捻じ込ませた。 まずは軽く彼女のそれと触れ合わせ、味蕾に自分の味を覚えさせるように往復する。 ぐるりと回し、側面を擦り合わせ。 真白が自分の動きに馴染んだら、今度は歯列をなぞって上口蓋。 その窪みに人間の性感帯があることに、彼女は気づいているだろうか。 励起するように何度か擦り上げながら、背に回した手をゆっくり動かした。 指先が肩甲骨を這う。*] (-27) 2023/03/19(Sun) 23:07:07 |
【人】 高野 景斗 ……貸し切りあるみたいだ よかった。 [ 自分のスマホも傾けた。 以前、日帰り入浴に赴いた際に、広く残る火傷の痕で 他のお客さんを驚かせてしまって以来、 大勢が使う場所では極力、人の少ない時間帯を 選んでいるという話は既に、那岐くんにも、 そして神田くんにもしていた筈だ。 貸し切りの浴場がなければ、 深夜とか早朝とか、そんな時間を 選ばざるを得なかったので。 ] (35) 2023/03/19(Sun) 23:43:58 |
【人】 高野 景斗 甘い匂いがするね。 [ ハウスの中へ入ると、 選び方や、摘み方のレクチャーを受ける。 右も左もいちごだらけで、 品種なども様々あるようだ。 その場で食べても良いし、 摘んだ分をゆっくり食べられるスペースも あるようだが、 ] えーと、へぇ面白い名前がついてるね 味の違いもありそう。 [ さて君の気分はどうだろう。* ] (37) 2023/03/19(Sun) 23:44:44 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 指が首筋を辿れば、 かすかに、反応するように体が揺れる。 昨晩も、多少控えめとはいえ。 肌で熱を感じていた。 ので、これまでにしよう。 出掛けの戯れで済まなくなってしまっては いけないので。 ] (-29) 2023/03/19(Sun) 23:45:05 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 ……… ………うん [ 駄目ですからね、と念押しされて たっぷりの間を取って頷いたのは 意識的につけているものと、 そうでないものがあるので、 どうしたものかと思ったから。 特に腰の付近に散った 赤 は、翌朝、確認して驚く事も多い。 ] 善処します。 [ あの日もきっと、――そうだった。 ] (-30) 2023/03/19(Sun) 23:45:35 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐―― 回想・二人で過ごす初めての夜―― [ たった三歩の距離。 その時間を惜しんで、体を抱き上げ、 寝具にゆっくりと降ろした後のこと。 ] 呆れた?堪え性なくて。 [ 時を惜しむことはあっても、乱雑に 扱うつもりはなくて。ゆっくりと自分も寝具に 乗り上げて、両腕を顔の横につける。 閉じ込めるような形になれば、自然と 顔は近づいて。 ] キス、していい? [ 頷いてくれたなら、優しく二度唇を合わせた。 己の内で鼓動がうるさい。 触れたい、もっと。急き立てられるような 気持ちになるのは初めてで。 傷つけないように、大事に触れたいと 思うのもまた、初めて。 ] (-31) 2023/03/19(Sun) 23:46:27 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 事前に多少の知識は入れた。 恋人になった後のことだ。 笑えてしまうのだが、その知識を入れる という行為。 こうなることを想定していたわけではなくて "いつか相手がそうしたいと言った時のため" だとか、思っていた。のだから本当に笑えてしまう。 同性同士の性行為に、決まりなどない。 異性でもそうかもしれないが、異性の場合は 生殖行為でもあるため、始まりはともかく、 終わりは、わかりやすいだろう。 ] (-32) 2023/03/19(Sun) 23:47:43 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 異性の場合は相手の体の構造を 身を以て知ることはないが、 同性であれば、それは容易に知れる。 なにせ構造自体は自分と同じなのだから。 痛みを伴う行為になる、初めてならば 尚更にそうなるだろう。 であれば、無理をして押し通す気もないし ましてや、相手は今まで"抱いていた"側で あるし、己もそう。 それを突然覆されるなんて、 体も心も、傷つけかねない。 ] (-33) 2023/03/19(Sun) 23:48:20 |
【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 怖くない? [ 二度の口づけの後、耳元に顔を近づけて問う。 肯定されても、否定されても、 次の口付けは、熱と欲が入り混じるような、 色合いのもの。* ] (-34) 2023/03/19(Sun) 23:48:52 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[たった数ヶ月、されど数ヶ月。 彼の細胞を作り変えていくと決めた日から、 同じように自身の身体も彼の手で変えられていった。 ほんの少し、指が触れただけで過敏に反応するほど、 敏感になってしまったのは。 彼と一緒になり、より意識してしまうようになったから。 妙に間の空いた返答に。 思わず、上目に見上げて表情を伺う。 笑っているけれど、どこまで信じていいのか。 時に、情熱的になる彼のこと。 少し引っ掛かりはあるけれど、今は信じることにした。] (-36) 2023/03/20(Mon) 0:42:44 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[ただ、自分で確認できる範囲は、 鏡に映る前面のみの話。 脇腹や腰にかけて、ましてや背中であれば、 ]彼の所有印である 朱 は、見ることは出来ないから気づくことは出来ないけれど。 (-37) 2023/03/20(Mon) 0:43:22 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗* [撓むシーツの上、二人分の重みを受けて軋むベッド。 まるで囲い込むみたいに両腕が頭のサイドに置かれて、 視界が此方を見下ろす彼に固定されてしまう。 たまに彼が見せる窺う様子は、 俺の気遣ってのことか、 それとも彼の慎ましやかな性格由来か。] 呆れは、しないですけど。 ……ちょっと、びっくりしました。 [だからこちらも素直に吐露する。 驚いたのは、嫌悪からくるものではなくて。 不意打ちというか、心の準備が出来ていないといえば、 何やら乙女みたいな物言いになってしまうけど。] (-38) 2023/03/20(Mon) 0:44:01 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[抱き上げられて運ばれることに、 彼の『欲しい』というような想いが 妙に伝わってきた気がして、少し心臓が跳ねた。 いつかの帰り道、ドキッとしたと言っていた彼に してもらってもいいと言った時、 男同士のSEXについて、考えなかった訳じゃない。 寧ろ、彼を受け入れると決めたときから、 自身の中にも彼を欲する気持ちは同じようにあった。 求められるのであれば、 ]応えたいという気持ちも、また。 (-39) 2023/03/20(Mon) 0:45:04 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[彼の長い前髪が、額を擽る程に近くなって。 甘い声で、彼がキスをねだる。 甘やかすのも、嫌いじゃないと自覚して。 笑って、少し顎を揺らして頷いた。] ……――、 ン [触れ合わせて、啄むだけの口づけを。 一度、足りなくなってもう一度。 離れていくのを無意識に視線が追いかける。 たったそれだけの行為で、溜息が漏れた。] (-40) 2023/03/20(Mon) 0:46:15 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[男性同士の行為についての知識は、 ほんの少し、ネットで調べた程度。 そういう動画も世には流れてきたけれど、 目にするには躊躇いが少し残って開けないまま。 どんな手順かだけを少し、 文字とイラストで知識に入れたぐらい。 そんなことを密かにしていました。 なんて、言えるはずもなく。 ただ、どちら側なのか。は。 まあ、それなりに気にはなっていたけれど。] (-41) 2023/03/20(Mon) 0:47:05 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[唇を重ねれば、どうでもよくなってしまった。 彼を欲しいという気持ちには変わりはない。 怖くないか、という問い掛けが耳に降り落ちる。 その音が好きだと伝えたはずなのに。 その声で耳朶を擽られたら、腰の辺りがぞわりと粟立つ。 密やかに息を吐き出して、堪えたら。] ……怖くは、ないです。 景斗さんだから、 俺も、シたい。 [此方からも頬に手を伸ばして、捕まえて。 もう一度、唇を触れ合わせながら、 唇を開いて、探る舌先を迎え入れてく。*] (-42) 2023/03/20(Mon) 0:48:21 |