人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

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【雲】 西園寺 飛鳥



[美術館に着けば、先程の天丼屋さんで降りた時とは
 比べ物にならないほど、彼の表情は
 ほころび、あからさまにうきうきしていて、
 一層愛おしさにこちらも表情が柔らかくなる。
 
 そんな彼に見惚れていたら、呼ばれた。]


   あ、うんっ


[やっぱり、もうどうしたって好きだ。
 愛しい、と思いながら駆けていけば、
 いつも通りの呼び名で呼ばれたことに、
 自分では気づかなかった。───けれど。

 あ、と口を手で塞ぐ彼に、首を傾げる。
 なにか、あっただろうか。
 忘れ物を思い出したとか…まさか、自分の分の
 チケットを忘れたとかじゃないよね!?
 なんて目を開くと、逸らされる。
 深呼吸なんてはじめて見るものだから、
 困ったように眉尻を下げる。
 まさか、誤魔化してる?
 ほんとに忘れたのかと問い詰めようとしたそのとき]
 
(D18) 2021/05/23(Sun) 20:21:08

【雲】 西園寺 飛鳥




   っ………!


[呼ばれた名前に、ぎゅうっと心臓が掴まれて
 体が一センチ浮くような心地がした。]


   なまえ、


[どうしよう、どうしよう!
 今、心の底から思う。この名前でよかった。
 彼に、呼んでもらって、特別なものに
 なったような感じがする。
 ぶわぁ、と顔が熱くなるのがわかった。]
 
(D19) 2021/05/23(Sun) 20:21:22

【雲】 西園寺 飛鳥



   ふへ、 へへ


[間抜けに緩んだ表情を向けて]


   ………うん、颯介さん


[と差し出された手を取ろう。
 普通に繋ぐのはもったいない。
 だって今日は、デートだから。

 緩めて、指を絡めて握りなおす。]


   いこ、 …楽しみだね。


[そう、一歩そちらに寄って、歩き出した。]*

 
(D20) 2021/05/23(Sun) 20:21:39

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[てっきり、お洒落な店を推してくるかと思いきや
 行きつけの天丼屋にご指名がきて
 つい、くすりと笑う振動を伝えてしまったか。

 尋ねられたら「てっきりもっと映えるところが
 好きなンかな、って思っててさ」と
 正直に答えよう。
 見栄えはともかく、味は保証する。

 名前は呼ばないくせに、
 天丼を見事平らげるお嬢さんを
 カウンター越しより近い場所から見つめ
 「ああ、ンまそうに食うなァ」
 ……なんて呑気な感想を。]
(D21) 2021/05/23(Sun) 20:35:00

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[あの家にいて、きっと叱る人もいるだろうに
 派手な化粧に派手な服。
 それでも、周りの声はきっと
 このお嬢さんの歩みを止めるには力不足で、

 そのお嬢さんが今片時でも、
 俺の傍でじっと「待つ」なんて選択肢を選んでいる。

 ……これは思ってたよりずっと愛されてンなァ、
 なんて、今更気付いてしまえば
 気安く「飛鳥」なんて、尚更呼べなくて。]
(D22) 2021/05/23(Sun) 20:38:25

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[だから、うっかりいつもの呼称を使った時
 しまった、と思った。

 約束を取り付けておいて
 一方的に待たせておいて
 俺は自分だけまた知らん顔するのを
 選んでしまった気がして。

 呼んで振り向いた飛鳥の顔は
 責めるでもなく、詰るでもなく
 ただ普通に呼ばれたから振り向いた、みたいな。

 それが余計に、悲しくて、申し訳なくて。]
(D23) 2021/05/23(Sun) 20:42:05

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  ─────呼んだよ。飛鳥。


[呼ばわる瞬間朱に染った頬を見て
 俺の方まで赤くなる。
 でも追撃したくて、もう一度。
 そしたら、普段呼ばれない下の名前で返されて
 今度は俺がふぇ、とよく分からない声を出す。

 咳払いをひとつ、気を取り直して
 指まで絡めて手を繋ごう。
 じん、と熱い体温はどちらのものか。
 歩調を合わせるようにして
 受付まで歩いていった。

 受付嬢は無愛想に2枚のチケットに目を通して
 「いったらっしゃせ」と2つハンコを押して
 手を繋いだままの俺達を咎めるでもなく。
 多分、ただのバカップルと思われてるのか。

 そう思ったら、少し安心した。]
(D24) 2021/05/23(Sun) 20:48:32

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[中に入れば、香りの歴史を辿るよう
 古代オリエントの香油壺がででん、とお出迎え。]


  昔は、香りを楽しむッてェより
  宗教的な意味合いが強くてな。
  ミイラもただ仏さんに包帯まくんじゃなく
  香油をたっぷり塗ってお弔いをしたンだ。
  ……まァ、今になってその香油自体が
  防腐の役割を果たしてたことが分かってきた。


[土で焼かれた瓶を前に、つい悪い癖。
 どこかの誰かと同じ、語りたがりが顔を出す。
 手を繋いで、人の邪魔にならないよう
 声を潜めて、身を寄せて。

 俺が、自分の癖が出てるのに気付いたのは
 古代オリエントを遥か超えて
 日本の平安時代の頃。]
(D25) 2021/05/23(Sun) 21:00:14

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  ……っ、ワリ、つい、癖でな。


[頭を下げる代わりに、繋いだままの小指で
 すり、と飛鳥の掌を撫でる。

 ただ綺麗な瓶、綺麗な調度品、で終わっては
 この飾られているだけの品々が
 何となく、可哀想な気がして。

 くるりと見渡す会場内には
 歴史や地域に束ねられて
 数多の美術品がガラスケースの中に眠っている。
 まるで白雪姫みたいに。]
(D26) 2021/05/23(Sun) 21:04:51

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  …………俺ァ、美術展は好きだ。
  その一点一点に込められた想いを読み解くのが。


[周りに咎められないように
 小さな声で、語る。
 美術品から目を、飛鳥の大きな目へと移し
 ゆっくりひとつ、瞬きをして。]


  だけど、─────例えばこの香水瓶
  こうして空瓶にして飾られッちまえば
  お役目を果たせねェで悲しくないか。
  そう、思っちまうこともある。

  使われてこそ、物は幸せなンじゃねェか。
  値段とかそんなんがこのモノの価値なンか。
  この商売してて、そう思わねェ日はねえ。


[だけど、今日は違う。]
(D27) 2021/05/23(Sun) 21:12:01

【秘】 『伽藍堂』 江戸川 颯介 → 西園寺 飛鳥



  けど、飛鳥といて、
  俺が勝手に、この瓶が幸か不幸か
  判断するのも、なんか違ェなって。
  初めて、そう思えて。

  ……だから、今日、今日初めて、な。
  すげェ穏やかに眺めてられる。


[そのくせ、まだ心臓はうるさいけど。
 感謝の意を込めて、
 握った手にほんの少し力を込めた。]*
(-15) 2021/05/23(Sun) 21:14:48

【人】 ぷにぷに グレザン


 なんだろう……


[ ぽかんと口を開きっぱなしになっている友人>>10と同じ言葉を繰り返す。なんだろうとしか言いようがないものを見てしまったのだからしかたない。
 一緒に頭の上にはてなを浮かべながら話し合いが始まる。]


 ああ、動物だとはおもう。

 ぷにぷにはしていなかったな……
 もふもふの毛はあった、頭のてっぺんに。

 それに、聞きまちがいじゃなければ、
 こちらに話しかけてきていた。
 ねこやとりとはちがう……


[ 今まで見たことのない動物の特ちょうを、お互い気付いた分だけあげていく。体のもふもふ具合を見ると、ぷにぷによりは森で見かける動物たちに近い気がするが、分かる言葉で話しかけてくるところは、ぷにぷにに近い生き物と言える。どっち寄りなのかも分からない。]
(24) 2021/05/24(Mon) 7:01:33

【人】 ぷにぷに グレザン

[ なんて悩んでいると、友人>>12があっと声を上げた。
 知っているのか友人、と話を聞くと、それはずっと前に先生が話していた伝説のことだった。思わず長い二本をふよふよと顔のまわりで泳がせる。]


 そうか、“にげん”……!

 おぼえている。
 とりのように二本で歩き、のこる二本を上手に使う、
 そんな生き物がいる、と……

 四本かどうかは見てなかったが、
 それぐらいの数があっても、おかしくはない!


[ よく覚えていたな、と友人を誉めたたえる。
 言われるまですっかり忘れていた。まさかそんな伝説の生き物と出会えるなんて、思ってもみなかったからだ。

 大混乱はみるみる内に大興奮に変わり、四本も二本もぱたぱたと動かしてしまう。これはすごいことになった。今、自分たちは伝説に立ち会っているのだ。街へ行った経験があるはずの、先生や大人たちだって知らない。大大大発見だ。

 これは絶対に、“にげん”の図書館に行かねばならない。再び扉の方へ友人と一緒に向かおうとした。
 しかし、友人は重要な問題に気付いた。はっと向き直る。]
(25) 2021/05/24(Mon) 7:02:45

【人】 ぷにぷに グレザン


 たしかに……!

 “にげん”の店なら、“にげん”だけ。
 そういう決まりはあるかもしれない……

 それに、店も大きい。
 全部“にげん”サイズでできているのだろう。
 このすがたでは、きっと見てまわるのはむずかしい。


[ 友人の指摘はもっともだった。森の動物たちも自分たちも、同じ仲間で集まって生きている。“にげん”も同じなら、よそものは入れてくれないかもしれない。

 このまま入れるならラッキーだ。しかし、入れなかった時、お店の“にげん”が怖がったり怒ったりして、扉を閉めてしまうかもしれない。
 それでは、せっかくのチャンスを失ってしまう。とても困る。ここは慎重に動くべきだ。]
(26) 2021/05/24(Mon) 7:03:04

【人】 ぷにぷに グレザン

[ お店を調べたい、という気持ちは友人と同じだった。だから、友人に勢いよく新たな提案>>14を持ちかけられたとき、目をくりっと丸くした。
 実は、街について調べる自由研究のことをすっかり忘れていた。頭の中は“にげん”の大発見でいっぱいだったからだ。ここでさっと自由研究のテーマを変更するという切り替え。さすがは友人だ。

 こくり、と深く頷く。]


 すばらしい案だ。
 こんなチャンス、もう二度とないかもしれない。

 ここは、“にげん”をしらべる以外ないと、
 そう思っていた。

 よし。なら次にやるべきことは……


[ 大いに賛成すると、新たな計画を立てた。お店に入るためにはどうすべきか。相談はすぐにまとまって、こっそりと扉を開けにいく。友人と一緒に隙間から店を覗き込んだ。]
(27) 2021/05/24(Mon) 7:03:30

【人】 ぷにぷに グレザン

[ 最初に店を見た時は、たくさんの本があることぐらいしか分からなかった。こうやって眺めてみると、店の“にげん”の他にも、いくつかある机のそばに同じかたちの生き物がいることに気付いた。
 いや、同じというのは正確ではないかもしれない。]


 みんな、かたちがちがうな……
 共通点をさがさないと。


[ ひそひそ声で友人に話しかける。どうも体の色も毛の色もバラバラだ。大きさもちょっとずつ違う。
 もちろん、それはぷにぷにだって同じことだ。友人と自分では色も形も違うし、先生や大人たちは少し大きい。当てはめるなら、個体差というやつだろう。

 自分たちが見つけるべきことは、あの生き物の共通点。自分たち仲間の特徴のひとつに、変化というものがある。今回はそれを活かして、店に入ろうという作戦だ。
 しかし、この中のどれか一つとそっくりになってもおかしい。店にいる“にげん”は少ないから、すぐにバレてしまう。だから必要なのは、どれとも似ていて、どれとも違う姿であることだった。]
(28) 2021/05/24(Mon) 7:03:59

【人】 ぷにぷに グレザン


 二本は横、二本は下……
 ふぅん、先っぽがいっぱい分かれている。

 顔は……でこぼこがいっぱいあって……
 あ、ちょっと毛があるな。

 目? が、ちょっと出っぱってるのはなんだ……?
 ぜんぶがそうじゃないし……


[ 観察すればするほど不思議が生まれてくる。これはむずかしいかもしれない。しかし諦める自分たちではない。友人とひそひそ話をしつつ観察を続け、たくさんの情報をメモに書いた後、ふたたび扉から離れた。]
(29) 2021/05/24(Mon) 7:04:17

【人】 ぷにぷに グレザン

[ 大事であろう部分にチェックをつける。
 体の大きさに色、パーツの数。友人と力を合わせて手に入れた“にげん”の形を頭にいれる。
 じっくり眺めてから、はー、ふー、と息を吸って吐いた。]


 よし、やるぞ……


[ 長い二本を頭の前に構えて、ぐぅっと力を込める。
 ぬぬぬと気合を入れると次第に、青い体がぷうぷうと膨れていった。輪郭がぐにぐにと歪み、つるりぷるんとしていた表面に凹凸が生まれて、それぞれが違う色に変化していく。頭部にはもふもふとした毛、目の部分には出っ張りをくっつけて、]
(30) 2021/05/24(Mon) 7:04:55

【人】 ぷにぷに グレザン


 ……ふぅー……

 どうだ、“にげん”っぽいか?


[ 頭部の黒の毛並みに合わせた黒の体で、友人の前に立つ。長い二本の先っぽ、細く分かれた一本で、目の青い出っ張りの真ん中をくいっと押さえてみる。こういうポーズを時々“にげん”はしていた。真似るとそれっぽく見えるかもしれない。

 出来はまずまずだと思っているが、実のところ、顔の真横のぴろぴろした部分や、顔の真ん中の出っ張りに穴を作り忘れている。他にも作りが甘いところはあり、下方から見る友人ならば気付いたかもしれない。]
(31) 2021/05/24(Mon) 7:05:16

【人】 ぷにぷに グレザン


 変なところがないか、たしかめてほし、
 っと、と。

 ……歩くのが、すこしむずかしいな。
 練習がいるだろう。


[ ともかく、出来を確かめてもらうため、一歩近付こうとしたがぐらりとふらつく。ぺたんと上の二本で地面についた。四つんばいである。友人とちょうど目の高さがあう位置。

 四本から二本だと少し不安定で、慣れるまでにちょっとコツがいりそうだ。これだと、もともと二本もない友人は、自分よりももうちょっと苦労するかもしれない。]*
(32) 2021/05/24(Mon) 7:06:10

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
をををん???!!!!!
え、イケがメンやないかい……!!
あ、そういうチップなのか!すごい!!
(-16) 2021/05/24(Mon) 8:27:23

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
チップを生かして、って何気結構難しいことだと思うから、すごいなぁって惚れ惚れしてる……
(-17) 2021/05/24(Mon) 8:28:43

【雲】 西園寺 飛鳥


[お洒落なカフェより、あなたのことを知れるなら
 断然、そちらの方が良かった、なんていったら
 引かれてしまうだろうか。
 そこだけはちょっと隠して
 天丼すきだもんってW本当のことWで包んだ。
 
 食べるところを見られるのは少し恥ずかしい。
 だけど、知ってもらえるなら。興味を持って
 もらえるなら。隠したりなんかしたくなかった。
 美味そうに食う、と言われればごくん、と
 口の中のものを飲み込んでから。]


   だってすごく美味しい


[と微笑みを浮かべてみせただろう。

 伝われってずっと願ってた。
 この気持ちが軽いものじゃなくて、
 いつもの仲間内のノリとかとは別次元で
 あなたのことが心から大好きだってこと。]

 
(D28) 2021/05/24(Mon) 20:26:32

【雲】 西園寺 飛鳥


[だけど、待てるから。
 わたしは、あなたのことを名前で呼ぶことを
 許されただけでも、大きな喜びだったの。
 だから、たのしみにはしてたけど、
 呼ばれなくたって仕方ないと思ってた。
 好きだなあってそっちに思考が寄っていけば
 全然気にならないくらいには。

 ───なのに。

 あなたは、改まってそんなふうに呼ぶんだもん。

 追撃されれば、ずるいって真っ赤な顔でつぶやいて
 絡めた手を握って、あなたを呼ぶの。

 互いを呼び合うことが、なんだか本当に
 近しい関係になった気がして、うれしくて。

 …そしたら彼の口から飛び出した間抜けな声に
 今度は噴き出してしまうんだけど、
 それはまあ、仕方ないことだと思う。]

 
(D29) 2021/05/24(Mon) 20:26:51

【雲】 西園寺 飛鳥


 
[絡んだ指先から、手のひらから、熱が伝わって
 境目が曖昧になっていく気がする。
 わたしのより大きな彼の手は、すこし
 かさついていて、骨張ってた。

 受付に着いたら流石に解くのかなって思ったら
 そのままずんずん進んでいくものだから
 ちょっと面食らって。だけど嬉しくて。
 隠しきれない頬の緩みを、顔を背けて
 なんとか周りにバレないようにした。

 中に入れば、大きな香油壺。]


   ぅわ、 おっきい、


[とそれに目を開いて見つめていれば、
 彼が説明してくれただろうか。

 香水も好きだし、博物館や美術館も好きだ。
 だけど、好きなだけで詳しくない。
 だから、彼が一つ一つ丁寧に説明してくれるのは
 とても興味深くて、面白かった。
 ───それと同時に、彼のことをまた
 ひとつ、ふたつ、みっつと知れているような
 その頭の中を覗けているような気がして、
 うれしくて、心は弾む。]
(D30) 2021/05/24(Mon) 20:27:08

【雲】 西園寺 飛鳥


 
[それと、弾む理由はもう一つ。
 話してくれるたびに、キスができるんじゃないかと
 思うほど、顔が近づくんだもの。
 吐息を孕んだ囁き声が、耳をくすぐるのが
 照れ臭くて、同時に、うれしくて、ドキドキする。
 
 だから、彼への返事はわたしも同じように
 声を潜めて、少しだけ背伸びして、
 内緒話みたいにしていただろう。

 楽しく彼の話を聞いている途中、突然、
 謝られると同時に手のひらを滑ってくすぐる
 感覚に、思わずびくんっと体が跳ねる。]


   っ…ごめん、びっくりしちゃった


[と眉尻を下げて、もう一度握り直してから]
 
(D31) 2021/05/24(Mon) 20:27:25

【雲】 西園寺 飛鳥



   なんで謝るの?

   …すごくたのしい。
   颯介さんの話、興味深くて。
   もっと聞かせてほしいな。


[そう、目を細めて、また次のブースへといけば、
 「これは?なに?」と日本の香の文化について
 尋ねてみるだろう。]
 
(D32) 2021/05/24(Mon) 20:27:37

【雲】 西園寺 飛鳥



[美しいさまざまな展示品を見て回る途中。
 徐に彼がまた、口を開くからそちらを見る。
 その言葉を黙って聞いて。
 最後にふと、わたしの名前が出れば、
 眉を少しだけ上げるだろう。]


  ……颯介さんが楽しんでくれて、よかった。

  ふふ、一緒に行くW好きな人W
  わたしで正解でしょ?


[と眦を細めて、一歩近づく。
 腕もまた絡めるようにして、くっついて。
 もっとこの時間が続けばいいのに、
 今日という日をもう一度、始められたなら…
 ううん、今日みたいな日を、また彼と
 過ごすことができたらいいのに。

 …そのためにはやっぱり行動あるのみ。
 あとで、次はどこにお出かけするか、
 行きたいところをリサーチしなきゃ、と
 思いながら、ゆっくり歩いていくのだ。]*

 
(D33) 2021/05/24(Mon) 20:27:56

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[歴史を紐解き、語る楽しみに目がくらみ
 それが吐息が通う距離なのも気付かず。

 歴史の流れに小話を挟んで、
 周りの人々を妨げないよう、
 声を潜めて笑い合う。
 ふ、と我に返えれば
 色々恥ずかしくなってしまう。

 す、と掌を撫でると
 何故か今度は飛鳥が驚いて
 微かにはねる体に思わず
 手を離してしまった。]


  、っ、すまん……


[でも、どちらともなくもう一度手を伸ばし
 今度はもっと、しっかり握ろう。]
(D34) 2021/05/24(Mon) 22:46:08

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[歴史に興味があるわけでもなし
 飛鳥はそれでも俺の話を聞いてくれる。
 続きを促されると、俺はまた少し微笑んで]


  ……これは、香合わせの道具だな。
  香木の匂いでやる神経衰弱みたいなモンだ。


[そう、展示ケースの中を指して
 説明を始めるだろう。
 聞きたい、と言うだけじゃなくて
 大きくて真っ直ぐな目に促されるように
 頭の中にしまってあった
 知識をアウトプットしていこう。

 一人きりで展示ケースを眺めるだけだったら
 一生俺の中だけにあったもの。
 共有してくれる人がいるのは
 思っていたより、嬉しくて。]
(D35) 2021/05/24(Mon) 22:46:51