人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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【独】 黒崎柚樹

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いちゃいちゃできるのが何よりのメリットの18禁ペア村なのに、

あえての記憶喪失ネタぶっこむ→楽しそうだから
記憶取り戻すのは1d以降→楽しそうだから

という謎の縛りをつけて遊んでいる私たち……マゾかな……(わりとマゾかもしれない)

でも湖畔でキスチョコ渡された時は中身ごとガチ泣きしたことをお知らせしておきます……。
(-301) 2023/03/03(Fri) 12:14:54

【独】 黒崎柚樹

/*
スモア組がかわいいです。とってもかわいい。

スモア……チョコかけたやつなら武藤喜ぶかな……(柚樹はそれほど甘味に興味がないので……)
(-302) 2023/03/03(Fri) 12:16:02

【独】 黒崎柚樹

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さわり魔が出た……?
ねえ……ちょっと……。
(-307) 2023/03/03(Fri) 14:01:55

【独】 黒崎柚樹

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温泉、うん、早朝入れるなら行きたい……かな……。
でも昨今の状況からして(ほら、掃除とか色々)、23時から5時までは入れません!みたいなのがありそうな気はするけども、それ書いちゃったら他のペア縛ることになるし……まあ、24時間営業ってことで……。
(-309) 2023/03/03(Fri) 14:12:56

【人】 黒崎柚樹


["全部好きなやつ" >>333 ?だろうね。
ぶり大根と塩辛は、武藤のリクエストで作った酒のアテだもの。

最初は……なんだっけ、酒盗食べたいとか言い出したから作り方調べたんだけど、あれは発酵食品でマグロの内臓を1ヶ月塩漬けにして……みたいな品だったから「それは無理」ってなって。

塩辛なら作った翌日には食べられるからそれでいい?とこちらから言ったんだった。

材料からよく解ってなかったらしい武藤は、目の前でイカ捌いて見せたらやたら感心してたっけ。]

 いや、別にチョコだけでもいいし……。
 お邪魔する時には、何かアテ、持ってくし。

[実際、持って行ったし……と思いながら、開けられた麦チョコの袋と、流れるように手酌で注がれてるリキュールのおかわりをちら、と見やる。

ついでにとこちらにも注いでくれてるけど、明らか、武藤のグラスのは色が濃くなりつつあって。

そっと引き寄せて確認したラベルに記されたアルコール度数は、日本酒より少し強いくらいの値だったからいくらか安堵したものの、でも一瓶空ける勢いで飲んでいたら、さすがに酔うんじゃなかろうか。]
(343) 2023/03/03(Fri) 15:00:50

【人】 黒崎柚樹


[だから、頬に伸びてきた手に、"やばい"、と思った。
それこそ、宅飲みの時がやばかったんだ。

2人で一升瓶+αくらい飲み干して、べろんべろんになって。
その時、酔った武藤はやたら触ってきたがるということを知った。

その後、うちの自宅で飲んだ時も、武藤の実家で飲んだ時も、まあまあそんな感じになって。

いやでも、武藤が、研究室の飲み会とか、サークル飲みや友人飲みで触り魔になっているという話は聞いたことはないから、私限定なのだろうとは思ってた……けど。

────男でもいいのかよ。


イラァとした気持ちが沸いてきたとしても、仕方がないと思う。

実際のところは、記憶が無くとも、身体が覚えている感覚が武藤をそうさせていたのかもしれないけれど、そのあたりまで私が察することは難しく。

沸き上がった怒りにまかせ、むに、と武藤へ伸ばしてしまった手は、それでもなんだか嬉しそうにされてしまった。

ばーか。武藤のばーか。]
(345) 2023/03/03(Fri) 15:01:22

【人】 黒崎柚樹


 そう?
 なんか、ごめん。

[温泉は、自分自身が大好きなだけに、"やめとく"とさらりと告げられた声 >>335 には申し訳なくなる。

確かに、人と顔を合わせたくないということでなら、早朝に行ってみれば良いことだし、幸い、自分は相当な早起き体質ではあるし。
"朝行ってみたら"の提案には素直に頷いたし、正直、嬉しそうな顔にもなってしまっていたと思う。

そうしているうちに、武藤のグラスにはまた新たな酒が注がれていて。
この程度で泥酔に至る彼ではないと知ってるから、特段口も出さなかったけれど。]

 …………ッ……!?

 !?!?!?!?!?!?

[でも何の脈絡もなく、スティック野菜に伸ばしかけた手を取られ、肘の上あたりをぺたぺたと触られた。

いや、他意が無いのは解るよ?解るけど。
他意ある時の触り方を、私は嫌というほど良く知って────。]
(346) 2023/03/03(Fri) 15:02:09

【人】 黒崎柚樹

 ────……ッ。

[ああ、私も酔ってるのかな。酔ってるんだな。きっと。
触られた拍子、引きずられるように色々記憶が蘇って、頬がぶわりと熱くなる。]

 な、んか……あ、つく、ない……?

[立ち上がりながら慌てたように告げるも、熱くも寒くもないよね快適だよね知ってるよ。おろ、と周囲を見渡して。]

 お、言葉に甘えて。
 先、お風呂使う…………。
 なんか、汗かいた、し……。

[言い訳にも説明にもなってない気がするけれど、どうしようもなく居たたまれない気持ちになって。
一人になれるところと言ったらバスルームくらいしかないわけで。

寝室に置いたドラムバッグから着替えを適当に取り出しひっつかんで、私はバスルームへと消えたのだった。

なんなんだよ、もう。
ほんと、もう、なんなんだよ……!*]
(347) 2023/03/03(Fri) 15:03:51

【独】 黒崎柚樹

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うっ……やっぱ、ええ、そうなる、よね。うん。
何を見たかはお任せってところが。うん。

おあああああああああ……(なんで我々は1d始まるちょっと前みたいなところでクライマックスみたいな感じになってますかね)
(平和にスモアとか食べたい人生だった気がしないでもない)
(-320) 2023/03/03(Fri) 16:32:53

【独】 黒崎柚樹

/*
お皿洗ってくれるメンズ勢、良い子ばかりでなでなでしたくなるね……!
(-328) 2023/03/03(Fri) 17:19:45

【人】 黒崎柚樹


[結果的に、後片付けを全部任せてしまったのは申し訳ないと思う。

武藤がきゅうり好きなのは知ってたから、野菜は人参とセロリを多めに口にしていたけど、でもいくらかまだ残ってたし……まあ、ナッツとチョコは湿気ないようにだけして片付ければ良いだけの話だけれど。]

 …………しっかりしようよ、私……。

[水浴びをができるほどの気温ではないけれど、体温以下くらいのぬるま湯を頭から浴びながら独りごちる。

私を男と思っている武藤を、困らせるようなことはするまい、言うまい、と思っていた。

この状況は、武藤が望んだことかもしれなくて。

つまり、彼の表の言動がどうであれ、深層心理では、私を好きにはなりたくなかった、恋人同士になったことを後悔していた、そも、女と知りたくはなかった────みたいなことではなかったのでは、と。

この"キャンプ"が何日続くかは解らないけれど、この場に居る間に決着つけろということなんだろうなとは、思っていた。

それが人ならざるものの仕組んだことか、武藤本人が仕組んだことかはわからねど。]
(362) 2023/03/03(Fri) 17:20:31

【人】 黒崎柚樹


[ともあれバスルームに入った以上、全身を洗って、頭が冷えたらさっさと出よう、とは。

自慢じゃない(全くもって自慢じゃない)けれど、ほぼ真っ平らな胸にスポブラつければ、寝間着のジャージ上下姿でも体型から女と解る人はそうそういない。

半年前の武藤は私が告白する前に私が女だと知ったけど、それは見た目からじゃなく、私が「私」と口にしてしまったからだ。

一人だけ、研究室が同じゲイの先輩に、見た目だけで女と看破されたことはあるけれど、見た目で解った人は、本当、そのくらいしか存在しない。]

 ………………。

[こういうのも"半年前の"なんだな、と小さく溜息を吐く。

水着に似た素材のスポブラと、綿のショーツは当然ながら"上下お揃い"なものではなくて、それはそういったものに頓着しなかった──する必要があるとは思っていなかった──半年前に私がしていただろう選択、そのままの旅行荷物。

最近は、武藤のためにも女の子を頑張ろうって、"寄せて上げる"系のとか、お揃いのショーツとかを身につけるのが常になっていたから、いっそ懐かしい気持ちで足を通す。

浴槽から出てバスマットに足を下ろし、バスタオルは洗面台の縁に引っかけて。

そして、スポブラに首を通そうと両腕上げた最悪のタイミングでガチャリとバスルームの扉が開けられたのだった。]
(363) 2023/03/03(Fri) 17:20:55

【人】 黒崎柚樹


[うん。
鍵なんか、かけてないよ当然。

そういうところの警戒心が足りないのだと、武藤には幾度も幾度も言われ続けていたことだけど、武藤相手に警戒心を抱けというのも無理なお話で。]

 ………………ぁ……、

[視線がいくらか下を彷徨った武藤と、かちりと目と目が噛み合って。

私ときたら、絹を裂くような悲鳴が出ることもなく、硬直したまま、晒した肢体を隠すこともなかった。
やかましいのは、"見られた"とばくばくし始めた己の心臓くらいのもの。

武藤は何か言ってたのかな。
でもあんまり私の耳には届かないまま、ぱたりと扉が閉められる。

思考も身体の硬直が取れるのに、それから何秒必要だったのかも、判然としない。頭の中がろくに動かないまま、のろのろと無表情で身支度を調えて。

髪からはぽつぽつとまだ滴が落ちてきていたけど、構いやしないと、ジャージの肩にバスタオルを羽織った状態でバスルームを出たのだった。]
(364) 2023/03/03(Fri) 17:23:02

【人】 黒崎柚樹


 ────……武藤。

[武藤、どこに居たんだろ。ベッドルーム?ダイニング?
どこであれ、私は武藤の元に近寄って、囁くように、「ごめん」と告げた。]

 ごめん。黙ってて。

[俯いたら、頬にかかった髪からぽたりと滴が落ちていく。]

 いつか言わなきゃとは、思ってた……んだけど。

[懺悔の言葉は、半年前の武藤へ告げるもの。

あの時は、言う前に武藤には気付かれてしまっていたけれど、でも、仲良くなってからずっと、自分から言わなくちゃとは思っていたんだよ。あの時。]

 私、管理小屋に行って、別のコテージ借りられるか聞いてみる。

[だって武藤、女と一緒の部屋でなんて、眠れないでしょう?
そういうことも、私は良く、知ってるんだから。*]
(365) 2023/03/03(Fri) 17:24:42

【独】 黒崎柚樹

/*
すっごく今更ですが……胸出すところまでは表発言でOK、ですよ、ね……?
あれ?でも週刊少年ジャンプではぼやかすところ?アウト?いやでも触ったりというんじゃなくて、「いやーんのび太さんのエッチー」レベルなので……うん……などと供述しており……。

秘話でやるべきシーンだったらまことに申し訳ございません……_(:3 」∠)_
(-329) 2023/03/03(Fri) 17:29:08

【独】 黒崎柚樹

/*
う。武藤……

>>ここで部屋を分けたら気まずくなって話しづらくなりそうだから……、

そうですよねええええええわかるよ……。
いや、でも、いいのか。寝られないよ?武藤……。
(-340) 2023/03/03(Fri) 20:12:18

【独】 黒崎柚樹

/*
混乱のあまりの武藤節の垂れ流しが面白すぎて笑ってしまってるけど柚樹的には笑い事ではない……いやでもどうしよう笑うwww
(-341) 2023/03/03(Fri) 20:13:44

【人】 黒崎柚樹


[武藤はずっと私のこと、男だと思っていて。
そして私がそれを知りつつ、訂正してこなかった >>369 理由。

この不思議なキャンプ場に来てからの私の思いは全く別にあるけれど、半年前にそうしていたのは、"一番、何も言われないで済むのがこの形だった"から。

女の子みたいな格好して、女装かと言われるのが面倒臭かった。

自分の身体と顔に似合うのはこういうのだからと、男っぽい格好のまま自分は女だと言えば、LGBTがーとか、ジェンダーがーとか、自分はそうとは思っていないレッテルを貼られてしまう。何枚も。
それをまた否定するのも面倒で。

────色々全部が、面倒だった。

そういうのを気にしない、私を私として見てくれる人を探すのすら面倒と思っていたくらいには。

正直なところ、男の人を怖いと思ったこともなかった。

自分にそういう欲を向けてくる男なんて居るわけないと思っていたし、居たところで、いくらでも抵抗も撃退もできるだろうと。]
(383) 2023/03/03(Fri) 22:03:41

【人】 黒崎柚樹


[バスルームから出て武藤の姿を探すと、ベッドルームの隅で顔を覆っていた。 >>369
困惑極まれり、という時に、彼が時々する仕草。

ごめん、驚かせて。武藤が気付くまでは解らないようにしておくつもりだったんだけどな。]

 …………え……?

[半年前も武藤は言ってた。
黙っててごめん、と言った私に、「何がごめんなんだ…?」って。

今も武藤は同じ風なことを私に真っ直ぐ告げてくる。
記憶が無くても、私のことを好きじゃなくても、武藤は武藤で、そんなことに、私は泣きたくなってしまう。]

 や……そんなのは、

[気にしないでいいよ、と首を横に振る。

ノックしないでドア開けるのは男同士なら不思議でもないことだし、触られるのも嫌なわけではなかった。
でも知ってしまった以上、武藤は私とは居たくないだろうなと思った────のだけど。]
(384) 2023/03/03(Fri) 22:04:15

【人】 黒崎柚樹


 …………?良いの……?

[コミュ強でやたら友人が多い武藤(以前見せてもらったLINEグループは呆れるほどの数があった。未読バッジの数もすごく多かったけれど)は、でも、ある一線以上には人を踏み込ませない人で。

一人暮らししているマンションへ人を呼んだのは、男を含めても私が初めの1人だと言っていた。

言葉を交わせば交わすほど、警戒心の強さが見えてきて、同時に、人に対する臆病さも透けて見え。

なんかね……自分と似てるなと、思ったんだ。

そう気付いた時には、好きになっていた。

その武藤が、"このままでいい"なんて言ってきたから、私は心底驚いた。

今の武藤にとっての私は、まだそこまで深く踏み込み踏み込まれた存在では無いはずなのに。]
(385) 2023/03/03(Fri) 22:04:32

【人】 黒崎柚樹


 ん……私、も。
 武藤とこのまま気まずくなるのは、すごく嫌だ。

[多分、武藤には相当に口にするのが難しい言葉だったと思う。

"気まずくなりたくない"という、自分の弱さを晒すような本音を出すことは、きっと、武藤にはすごく勇気の要ることで。

だから私も本音で返した。
私も武藤と一緒に居たい。武藤が嫌でないのなら。

でもこの男は、その後もこちゃこちゃと陣地とか何とか言い募っているものだから、思わず笑い出してしまった。]

 や、まあ、"陣地"は……そんなに厳密でなくとも……?

[ベッドから出ないとかトイレ行かないとか、そんなことまで考えなくて良いことなので。うん。

いや、この場合、警戒心を持つべきは私の側なのだけど、ていうかこの武藤とえっちすることになったりしたら、それは浮気になるのかな?いや、しないけどね?でもね??貞操観念的には、同じ部屋で並んで寝るのも案外だめだったりするのかな???

武藤の混乱が伝染したのか、私の側もおかしな考えてで頭がぐるぐるし始めてしまったのだけど。]
(386) 2023/03/03(Fri) 22:05:12

【人】 黒崎柚樹


[ああ、でも、伝えたいこと、あったな。
これは言っておかないと。

床にぺたりと座り込んでいる武藤と視線を合わせるように、私もしゃがみ込む。

また前髪から水滴が落ちて、いい加減、私も髪をちゃんと拭くべきだな、どれだけ動揺してバスルームを出てきたんだかと苦笑しながら。]

 これだけ言っておくね。

 私は武藤をキモいとか、思わない。

 何考えても、何言っても、何しても、絶対思わない。

[ああ、やっと武藤の目をちゃんと見られた気がするよ。

男と思われたまま、否定せずに居続けるのはそれなりに辛くはあったものなので。

言いたいこと言ってにっこり笑った後、まだぐしょぐしょなので髪乾かしてくるねと、私は再びバスルームへ消えたのだった。**]
(387) 2023/03/03(Fri) 22:05:38

【独】 黒崎柚樹

/*
珠月さんがかわいいです。
美海さんも色っぽかわいいです。
椿さんもミステリアスなのにかわいいです。

う、みんなかわいい……と思いつつ、武藤はほんとにこんな髪も乾かさないような女でいーんでしょうか……って、なって、る……。

多分今持っている荷物にはメイク道具なんかも入ってないんでしょう知ってるよ……!(半年後の柚樹さんはそれなり化粧もするようになっているというのにだ)
(-367) 2023/03/03(Fri) 22:13:52

【独】 黒崎柚樹

/*
むにゃ……
(今日も虫の知らせ絶好調……
さすがに早すぎるので二度寝しよ……(すやり
(-392) 2023/03/04(Sat) 3:23:26

【独】 黒崎柚樹

/*
……二度寝しっぱい……(もぞもぞした結果起きてきた)
(-393) 2023/03/04(Sat) 4:03:32

【独】 黒崎柚樹

/*
挟まってごめんね天美さん……。
わーい、狐さん組もごはん作ってくれるの?( ᐛ)

(人の御飯ロルが大好きな人)
(雅空さんのガチ料理ロルからも目が離せない人)
(そして朝っぱらからもうお腹すいてる人……)
(-394) 2023/03/04(Sat) 4:20:27

【人】 黒崎柚樹


[女子高生時代。
陸上大会で何度も顔を合わせていた他校の男の子を、私は好きになった。

週末に一緒にシューズを見に行ったり、デートとも言えないような他愛ない外出を何度かして、でも好意を口にすることはなく。

そんな時、制服のセーラー服を着ている姿の私を初めて見たその人から言われたんだ。
「女装似合わねーなー!」って。

ああそうか、私のスカート姿は女装なんだ、って。

その呪いは、ずっとずっと根深く私に刺さり続けてた。]
(413) 2023/03/04(Sat) 4:58:16

【人】 黒崎柚樹


[武藤とお付き合いするようになって、私は"女の子"を頑張るようになった。

そういう偏見はタブーとされる世の中になりつつあるとはいえ、武藤が男を恋人にしたとか、恋人は"ジェンダーちゃん"だとか、武藤が変に思われたり笑われたりするようなことには、なりたくなくて。

私自身、スカートは履けなくなっただけで、履きたくなくなったわけじゃなかった。
いつかまた、履いてみたいと思っていた。踏み出す切っ掛けが欲しかった。

恋人なんて私に出来るはずないとずっと思ってたけれど、もし出来ることがあったなら、一緒に喫茶店でケーキ食べたりパフェつついたりしてみたいな……って。

そんな願いは全部武藤が叶えてくれた。

けど、それでも、自分に女としての魅力があるとは、未だに思えてないんだと思う。]
(414) 2023/03/04(Sat) 4:59:48

【人】 黒崎柚樹


 …………?

[そんなの、ではないだろ、と。>>403
なんで武藤の方が傷ついてるみたいな顔になるのかなと、私は首を傾げてしまう。

だって実際、"そんなの"だし。

私が気にしていたのはひたすらに、"武藤に、自分が女であることの証左を晒してしまった"申し訳なさばかりで、そこには、見られてしまった恥ずかしさはほとんど含まれていなかった。

今、目の前に居る武藤は、私がよく知る"半年後の武藤"と綺麗に地続きになっていることは頭では理解しつつ。

それでも、この武藤が今の私に性的魅力を感じて云々みたいなことはありえないのだと、頑なに思っていた。

武藤曰くの"やましい気持ち" >>404 なんて、沸くも何も、最初から存在しないに違いない、と。

それは武藤を信頼しているとかとは、全く別の次元のお話で。

そして私は、何をそこまで否定したいのかという自覚もないまま。]
(415) 2023/03/04(Sat) 5:00:58

【人】 黒崎柚樹


 …………?……そう?

 …………そっか。

[私は、"私"が一番違和感ない、>>407 んだって。

性別誤認されているのを正しはしなかったものの、あえて"僕"とか"俺"とかを使うことは、今までに一度だってなかった。
聞き咎められるのを避けようと、ひたすらに"私"を口にはしないようにするだけで。

それは端から見ればけっこうな労力に思えたかもしれないけれど、当たり前に備わった癖のようになってしまっていた。]

 "私"って、言わないようにしてた。
 武藤が知ったら、絶対困らせる、って。

 でも、言ってしまいそうになって、ちょっと、ヤバかった。

[なんでそこまで言わないようにしてたのかを告げるつもりはないけれど。

そして、頬に伸ばされかけた手に気付いても、もう身体をあえて遠ざけることもしなかったけど。]
(416) 2023/03/04(Sat) 5:02:20