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【秘】 ツルギ → 規律 ユス無味乾燥なアナウンス。だけどそれはまるで、 俺にとって トロフィーのような重みがあった。ほら、やっぱり!俺は、俺たちは運がいい! 「義徳〜っ!」 たとえ君がどこにいても探し出して、無邪気な子供のように抱き着いて。 心の底から嬉しそうに目を細めて笑った。 「……やったな、俺たちの勝ちだ!つまりさ、いいってことなんだよ。 この 」幸運 は俺たちのものなんだ!…ただの偶然であることもわかってる。 それでもかつて、自分を救った偶然を己の幸運や奇跡として扱われた青年にとっては───大勢の人から認められたに等しくて。 自分たちのものであるかのように、思えた。 (-10) 2022/03/08(Tue) 16:44:08 |
【秘】 規律 ユス → 不運 フカワ『世間一般的に考えて不特定多数の人が訪れる観光施設に血痕があると騒ぎになりますから。 フカワさんが気を遣っていただかなくても俺の想像の中にある施設に血痕はありませんよ。安心してください』 貴方の気遣いがパァになる身も蓋もないことを言う。 『』 それから、入力中が暫く続く。 「は?」 『は?』 珍しく声が出た。言葉の意味がわからない。 『カミクズさん、死んだんじゃないんですか?』 『はあ、そうですか。 なら試してみます』 そう言って、貴方とのやり取りは一旦終わりを迎えたことだろう。 (-11) 2022/03/08(Tue) 16:54:24 |
【人】 規律 ユス>>フカワ&……? 任意の時間。合議が終了したかもしれないし、その前だったかもしれない。 『大声で叫べば』 『飛んでくると思います』 意味がよく分からなかった。 遺品だけが置いてあって、不可解な死に方をしていて。ログを遡ればフカワだけが水族館を徘徊している。 素直に考えるならフカワがあの清掃員を殺したということになるし、「隣で〜」という発言も死体をフカワが持っていったのであれば納得できる。 つかれてます、がよく分からないけれど。 だから。 「……メガホン」 呼び出すことにした。 手帳に書き込んで取り出したものを手にする。 ▼ (8) 2022/03/08(Tue) 17:04:05 |
【人】 規律 ユス「カミクズさん、渡したいものがあるので来ていただけないでしょうか。 フカワさんと一緒に。 フカワさんが、叫べば来てくれるって言ってました。 フカワさんと一緒にどうですか」 淡々とした声がメガホンで拡散される──! (9) 2022/03/08(Tue) 17:04:23 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ そのアナウンスを聞いても、青年は眉一つ動かさなかった。それ以外の結果に見向きもせず、当然勝つものだと思っていたから。 賭けに負けていたら? そんなの、決まっている。 ……生きている意味、無いだろう? 「……賭けに、勝ったんだな」 実感は無い。 ……自分一人では。 「っ!」 飛び込んできた体を抱きとめて、その心からの笑顔を真正面から目に焼き付けて。 そこで、ようやく。 「……ああ、そうだな。これは紛れもなく俺たちに与えられた、俺たちが掴んだ奇跡だ」 珍しい景色をこの目で見てようやくこの手に欲しかったものが一つ手に入ったのだと理解する。 揃いの 幸運 に目を細め、貴方を抱き止める腕にそっと力を込めた。 (-12) 2022/03/08(Tue) 17:15:41 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス噛み締めるように、回した腕に一度力を込めて。……少ししたら身体を離した。 ずっとこうしてるのは、流石に緊張しちゃうから。 「これからのことだけど、どうしようか。 卒業まで待った方が動きやすそうだけど…殺した後どうするかなあ。」 海外に逃げるとか色々考えてはいたけど、君の方が頭いいし。 そもそも君といられればどこだって構わないから。 「んー…逃げたり隠したりするより、いっそユスも被害者にしちゃうパターンも考えてはみたんだけど。 ユスは何か考えてる?」 (-18) 2022/03/08(Tue) 18:02:52 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユスメガホンでのお呼び出しの後、何件かのメッセージ。 『すみません』 差出人は、普通であれば有り得ないはずの。 『ちょっと今 人前に出られる状態じゃなくて 渡したいもの、も多分受け取れそうにないんですけど』 呼べば来る、という話になった時点で 死に損なっている事は薄々察されているんだろうな、と思って。 その辺りは説明を省くことにした。 『あと、なんか あの人は行きたくないみたいです』 (-21) 2022/03/08(Tue) 18:30:11 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「そうだな。弟や妹はすぐにでも片付けられそうだが、色々と都合がいいのは卒業してならだな。それまではゆっくり計画を練ろう」 父 、母、妹、弟、先生 、医師 、親族 。多くの顔を並べていく。 「俺を被害者に? 死んだことにするということだろうか。お前がそうしたいなら構わないが、ああいや……だいぶ動きにくく不便そうだな。 出来れば俺もお前と同じW幸運で家族を失ったW遺族になりたい」 作る状況は近ければ近い方がいいと思ったから。 「その後のことは全く考えていなかった。お前がいて、お前と生きて、珍しい景色が見れるのなら俺はなんだっていい。 ……恐らく、お前もその後のことはまだ深く考えていないな?」 お互い、相手と一緒にいられたらそれだけでいいと思っているのだろう。 理解はできていないけれど、少しずつ貴方のことは知っているから。 「それもまた帰ったで考えればいいんじゃないか? 賭けに勝って戻ってきた配当は随分あるのだから」 (-24) 2022/03/08(Tue) 21:44:38 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス「俺が考えてた被害者ってのは…柚須家に強盗が入ってはち合わせた家族が殺された、みたいなやつ。運良くお前だけ生き残る、とかそういうの。 でもな〜、そうだよな。なるべく同じ状況がいいよな……」 女 、女 、男 。見知らぬ顔を並べていく。彼らにも人生があるとか、夢があるとか、感情があるとか、そういうのはわかってる。 わかってるけど、人ってそういうものだから。 そういうのって、否応なく奪われるものだから。 ほしいなら誰かから奪わなきゃいけないんだ。 俺がそうだったように。 君の問いには素直に頷きを返した。 こちらも似たようなものだ。まずは最初の目的を達成することが第一だし。 「俺もそんな感じ。…お前がいて、お前と生きて、」 でも俺の目的は君と少し違う。きっと今言ってもわからないだろうし、いいよって言ってくれたから言わないけど。 (-25) 2022/03/08(Tue) 23:09:28 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス君が見てくれるって約束した景色は、 君にほんとうに見てほしい景色は、 君と一緒に見たいと願う景色は、 「 お前が俺と同じ 景色を見て くれるのをずーっと待ってるよ。どんなに時間がかかっても、死ぬまでかかっても、ずっと待ってる。 まあ、できればなるべく早く見てほしいけどさ。」 地面が崩れ落ちた真っ暗なトンネルの中で、 己 (-26) 2022/03/08(Tue) 23:10:42 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ 『何故本当に応じたんですか?』 あんまりな言い草である。とはいえ傷付けるための発言ではなく、死んだと思っている者から実際に返事が来てしまったが故の驚きから出たものだった。端的に言えば混乱している。 『人前に出られる状態じゃない、受け取れそうにない』 『成る程』 メッセージを送ってからマップを確認する。 やはり、参加者を示すマーカーの数は変わっていない。ヒメノと、誰かが欠けたまま。 きっとそういうこともあるのだろうと、深く考えないことにした。ここは限りなく本物に近くて、けれど決して全てが本物ではない世界だから。電子空間が齎した夢のようなものなのだろう。 『フカワさん、俺と連絡した時もW俺のことは気にせずWなんて言ってましたね。誰か殺したからでしょうか。カミクズさんとか』 感慨もなく物的証拠や状況から安直に出した推測を述べる。きっと、それだけでは無いだろうけど。 『お渡ししたかったのは貴方の帽子です。水族館に残されていましたので。 不要であるならばこちらで処分しておきます。名残、綺麗に片付けておきますよ』 (-27) 2022/03/09(Wed) 16:24:54 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ 任意の時間。貴方を探してうろうろしていた青年がやってくる。 『メイサイ』 『賭けに勝ったぞ』 相変わらず眉一つ動かない。 『生きている者は皆、全員帰ることができる。 勝ちも勝ち、大勝ちだ』 自分にとっての勝ちはたった一つの結果しかない。 つまり大勝ち、それは自分にとってではなく。 『今の気分はどうだ? 俺よりも確率の低いものを祈っていた後輩』 (-28) 2022/03/09(Wed) 16:45:00 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「ああ、成る程。そういうことか。 それならそれでも構わないが……同じ状況を作れるに越したことないな」 取り上げられ続けた人生だった。 自分の中に他人の心臓が入れられた時から、自分の居場所に他人が居座るようになった。 今更、何を奪われると言うのだろう。 自分は貴方のもの。貴方のものは自分のもの。 それなら貴方から何を奪われたところでもう、何も問題など無い。 「何はともあれ、終わったことだし今はここで過ごすことを考えよう。 俺は少し話をしたい奴がいるし、お前も挨拶を済ませたい者がいるかもしれないから」 ▼ (-29) 2022/03/09(Wed) 17:07:27 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……」 目がほんの少し柔らかくなった。 貴方の夢を、貴方の望みを、そっと受け止める。 自分から何も取り上げなかった人。 自分の中の他人ではなく、自分を見てくれる人。 「早く見られるように努力する。その為に俺は生きるのだから」 色褪せ続ける世界に留まる選択をした。 床が壊れて、落ちたその先で何を経験するか…… ……答えを知るのは、まだ先のこと。 (-30) 2022/03/09(Wed) 17:08:03 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「……」 傍聴席辺りにいたかもしれない僕に話しかけてくるユス先輩は、こんな時でもいつもの仏頂面である。 「え。別に、どうという事もないですけど。 勝ったなあ〜、と。 良かったですね」 「おめでとうございます、ユス先輩」 僕はやっぱり笑って、軽々しい祝福の言葉を吐いた。 「それにしても、相変わらずの真顔ですねー。 ちょっとくらい嬉しそうな顔してもいいのに」 (-32) 2022/03/09(Wed) 17:23:23 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユス『え』 『ま』 『まちぼうけはかわいそうだから』 あれ……?これ、返事しない方がよかった……? そんな事を思ってももう遅いのだ。 実際たったそれだけの理由で死人から返事が来るなんて そうそうあってたまるかという話なわけで。 それだけの理由、ではないのだけど。 『ええと』 『お気遣い、ありがとうございます。 でも、自分にはもう必要のないものなので 適当に処分してしまうか、それか』 タイムスタンプに若干の間。可視化された少しの逡巡。 でも、やっぱりあなたは気にしないんだろうな、と思って。 『部屋に置いておいてください』 清掃員の部屋は、今も散らかった部屋のまま。 自分の名残を残すのは、あの場所だけでいいな。 (-35) 2022/03/09(Wed) 19:28:22 |
【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ 任意の時間。一件のメッセージが貴方へ。 『ナツメ。約束を果たしにきた。 結局話せずじまいでタイミングの都合により別れの挨拶になってしまいそうだがな』 いつもの無味乾燥なメッセージだ。 (-40) 2022/03/09(Wed) 21:49:03 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユスぽん。こちらはいつものスタンプ。OKのねこ。 『お互い、遅くなっちゃったね。 図書館でもいい?』 了承が返れば時間を合わせて、スタンプのうさぎが跳ねて。 いつか座ることの無かった席に、向かい合って座ることになるのだろう。 そうして、少女は「何から話そうか?」と。 もう随分と遠慮の無くなった様子で首を傾げる。 (-43) 2022/03/09(Wed) 22:12:51 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ『』 入力中。一旦端末から目を離して眉間を数度揉んだ。 青年は死者に特別な感情を持たない。何も生み出さない肉塊でしかないと、目の前に横たわる事実以外何も見出さない。 死者が思い出の中で生きることも、臓器となって他人の体の中で生きることも、酷く嫌悪し否定する数少ない事柄だった。 ……筈なんですけどお……目の前の死者、ばりばり言葉返すじゃん……生み出しまくってるじゃん、思い出になり得るこの会話とか……。 『……お気遣いありがとうございます。 ではこの帽子は部屋に置いておきますね』 その返信で貴方の存在が色濃く染み付いた個室という名残を綺麗に片付けなくていいのだと理解する。 それならこの置いてけぼりにされた名残もそちらへ戻していいだろう、と青年は彼の部屋を目指し始めた。 ▼ (-61) 2022/03/11(Fri) 5:15:42 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ『ところでカミクズさん』 向かいながら端末に入力を続ける。 『まさか本当に俺に言葉を返す為だけに起き上がったわけではありませんよね』 フカワの言葉を振り返る。 『そもそも、返事をしてもらえるかもしれないと教えてくれたのはフカワさんだ。 フカワさんが既に知っているということは、彼には死んでもなお起き上がって会話をしたということでしょうか』 W隣につかれていますWという言葉を思い出した。 『……死者が生き返るなどのオカルト話ではたいてい強い未練や怨念がこの世に死者を留めるアンカーとなっている。 ……貴方はどうですか?フカワさんに関して、或いは他のものにたいして何か未練でも?』 『帽子のあった現場に争った形跡がなかったところを見るに、死を受け入れたように見えます。 そもそもまず貴方はまず自ら死のうともしていた。死ぬのは怖いと思いこそすれ、やめようとしなかった』 『そんな貴方が、人前に出られない姿になってまで起きているのは』 カリ、とボールペンに力が込められる。 『少しの興味と驚きがあります。 カミクズさん、名残は凄く大切にしているように見えますが』 『自分だとか、人の輪に入ろうとすることだとか、そういうのはあまり大切にしていないように見えましたから』 (-62) 2022/03/11(Fri) 5:29:19 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユス──死人に口なし。 確かに死者は何も語らない。何かを新たに生み出す事はしない。 生者がそれに対して感じるのはどこまでも生者の感傷でしかない。 けれどそれは果たしてまったく無意味なものなのだろうか? 生者はただ死者の死を認め、弔い、送り出す事だけをすべきか? 葬儀を終えた瞬間、故人の存在性はそこで途切れるのか? であれば墓石とは、何のために存在する? 『生き返る、っていうのは少し 違うのかも』 『これは多分、夢の続き、みたいなもので』 『目が覚めたら 現実へ帰ったら、死者に戻るんです』 『なんとなく、そう思ってるだけですけどね』 死んだ人間から言葉が返るなんてパラダイムシフト。 他人の名残に、死者の痕跡に、過ぎ去っていったものたちに。 決して必要以上の感傷を抱かないあなたなら。 非科学的な、或いはVRのバグとして処理してくれるだろうか。 なんて、話半分に聞いてくれるかな、今はそんな気持ち。 死んでいなかった、なんてことはきっとないのだと思う。 そんな奇跡は存在しない。そんな希望は信じていない。 けれどメッセージログには確かに残されている、死者の言葉。 どこまでも曖昧な死と生の狭間、そんな夢の中よりのもの。 (-63) 2022/03/11(Fri) 7:19:52 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユス『そんな少しの夢の続きを選んだのは』 無意味な引き延ばしは毒だと既に知っている。 ただ死への恐怖から惰性で生き続けた結果、後悔をした。 そんな失敗を経てなお自分がそれを選んだのは。 『あの人が、ずっと一人で泣いていたから』 誰が、とは言わずとも、それが誰かは文脈から明白で。 たったそれだけの、それでも十分過ぎる理由。 『あそこで死ぬ事は、事実受け入れていたんです それに 死んだらそこで終わり。死んだ人が遺すのは、名残だけ。 それもここでは本来片付ける必要なんてありません。 だから僕のことなんか放っておいて、 すぐにでも、誰かと、どこへなりと行けばよかったのに』 泣くほど悲しいなら、寂しいなら、辛いなら。 誰かの傍で泣けばいいのに。誰か一緒に泣いてくれるだろうに。 また意地を張っていたのか、そうでないかはわからないけど。 『ずっとすぐ近くで泣かれたら、寝ていられないでしょう』 人からすれば、そんな理由で、と思われてしまいそうな。 どこまでも、ただそれだけの理由が全てだった。 (-64) 2022/03/11(Fri) 7:20:50 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユス『自分でも おかしな話だと思うんですけどね』 一度だけ、乾いて濁った呼吸音。 溜息とも、不意に零れた笑みともつかない音。 きっと誰も聞かない、曖昧な死者のノイズ。 『死んでいると、 生きている人には何もしてあげられない もう手が届かないんだな ってそんなわかりきっていたことが、死んで初めて実感になって』 『それが すごくいやだったんです』 だから一緒に死にたいのだとわかってしまった。 『あの人が僕の手の届かない所に行くの、いやでした 僕の手の届かない所で泣くのも、悲しい思いをするのも 一人で居るのも、思ったよりも我慢ならないことでした』 多分、これはよくない感情なのだと思う。 死者から生者に向けるには、あまりにも。 『死んでも傍に居るなんて綺麗事じゃどうにもならなかった。 そんな当たり前のことに、死んで初めて気付いて 今更諦めがたいような未練ができるなんて』 『本当に、おかしな話ですよね』 それでももう、良いも悪いもないじゃないか。 (-65) 2022/03/11(Fri) 7:23:04 |
【神】 規律 ユス>>G14 >>G20 ツルギ、アクタ 当然のようにツルギの隣にいて、暫くじっと二人のやり取りを聞いていた青年が口を開いた。 本当に感情の起伏が激しい奴だな、なんて内心思いながら。……あの美大生と足して二で割ればちょうどいいのかもしれない。と更に考えながら。 「そうか。お前は応援してくれるのか。有難く受け取ろう」 全く有難く思っていないように淡々と答える。ツルギのようにまずいなともやめておけとも言わない。真実を言う義理などなかったから。 「であれば俺も返そう」 そう言って自分にと用意された、けれどまだ開けてもいないコーラを36くらいの強さでアクタに投げた。 「もし万が一戻ってから会うようなことがあれば。その時にお前が名を馳せるような脚本家にでもなっていれば。叙々苑でも何処でも、お前の活躍に釣り合う分奢ってやろう。 今はその程度。無償で貰える紛い物の飲み物一本分だ。何せ約束したはずの俺を主役にした脚本一つも書き上げていないのだからな」 ピースサインを作って見せる新進気鋭の脚本家に、そんな言葉をかけてやった。 嫌でも聞くことになるような大物になるのなら、これくらいの挑発なんてことないだろう? (G24) 2022/03/11(Fri) 9:54:44 |
ユスは、自分の分のコーラが無くなったのでツルギに一口くれと頼んだ。 (a22) 2022/03/11(Fri) 9:55:47 |
【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ>>-43 提示された内容には何の問題もなく。 OKのねこのスタンプ。うさぎが跳ねるスタンプ。こちらも前に見たことがある。問題ない。 ……。 でも、やっぱりなんて返せばいいのかわからなかったので🙆の絵文字しか送れなかったのだった。 「ふむ、何から話すべきか」 こうして漸く向かい合って話す機会は出来たけど、合議は終わってしまった。さてどうしよう。 暫く悩んでいたものの、おもむろに手帳を取り出す。 「……適当なお菓子」 そう言って出てきたのはクナーファsweetとかスイートポテトsweetとかどんぐりクッキーsweet。出てきたそれらをぐいと押して貴方の目の前に並べた。 ここは本を読むための場所で、本来飲食物なんて取り出そうものなら怒られてしまうけれど。ここは自分たちしかいない箱庭。咎める者など誰もいない。 「催事が終わればお疲れ様会と称して何かつまみながら振り返ったりするだろう。それでもしたらいいんじゃないか? ……とはいえ、今回の出来事はお前にとって怖い思いをすることだらけだったかもしれないがな」 水の入ったボトルも出した。これは自分用。貴方のは無い。何を飲むのか分からなかったから。 「直接殺し合う現場に行くのを怖がってたお前のことだ、死ぬかもしれない誰かを決める合議だって怖かったんじゃないか? 推測に過ぎないが」 (-66) 2022/03/11(Fri) 10:17:30 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「ああ。ありがとう」 軽々しい祝福を淡々と受け取った。 「嬉しそうな顔か。俺の反応を随分とよく気にかけてくれた、かつ俺の勝利に賭けてくれた何処かの後輩が泣き咽び喜ぶ姿でも見せてくれたら考えるかもしれないな」 感情を出したかと思えば、自分の意見を言ったかと思えば飛び出してきたのはそんな意地の悪い話だった。 意地の悪い話を出す程度には、嬉しそうな顔をすると言うのは青年にとって難しいことだったのかもしれない。 本来こんな腐った性格だったという可能性もあるけど。 (-68) 2022/03/11(Fri) 10:43:58 |
ユスは、差し出されたボトルを受け取って一口コーラを飲み、またなんてことない様子で返した。 (a24) 2022/03/11(Fri) 10:47:21 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス--------------------------✂︎-------------------------- 花見客で賑わう河川敷を見て。随分遠くまで来たな、と思った。 地元はまだ雪が残っていたし、桜も蕾だったから。 卒業式と入社式の間。卒業生の春休みは、在校生より一足先にやって来る。 学生でも社会人でもない数週間を、俺たちは人を殺すために使う。 こんな有意義な休日は初めてだ! ───強盗殺人に偽装して殺す。 俺の拙い発案を、君は計画という形にしてくれた。しかも俺の希望まで汲んでくれて。 久しぶりだから上手くできるかな、なんて心配と。 嫌だけど頑張ろう、という気持ちと。 君への期待で、胸がいっぱいだった。 ……修了式の日だから、学生は昼過ぎに帰ってくる。君の母親は今日早上がり。 だから弟と妹を先に殺して、その後に帰宅した君の母親を殺す。 それが君の提案だった。 普段なら誰もいない時間帯に忍び込んだ空き巣犯が、偶然帰って来た家族を口封じに殺す…っていうのは珍しくないらしい。 まあ、その空き巣って俺なんだけど。 金品とかは売るとバレるらしいから、俺が地元で捨てることになってる。 (-69) 2022/03/11(Fri) 11:00:07 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス部屋の中なのに軍手とスニーカー。何から何まで全部量産型の、購入店舗が特定されにくい服装。…を、地元で買ってきた。全部、君の助言通り。 昼下がりの一軒家。 その一室で、子供部屋から調達した金属バットを片手に息を潜めて。 一足先に帰宅した君の弟を襲った。 今日は親に内緒で、三兄妹だけでランチに行く予定だったんだよね。桜がよく見える小さなお店にさ。 男の頭へ振り下ろす。 男の頭へ振り下ろす。 男の頭へ振り下ろす。 誰にだってできる、簡単な単調作業。だけど最初は誰だってやり方がわからないから、俺がお手本を見せることにしたんだ。 ……その内弟は動かなくなった。それでも念を入れて追加で数回。呼吸が無いことを確認してから、立ち上がって君を振り返る。 次は妹。弟よりも、きっと簡単だろう。 あちこちへこんでしまったバットを君に差し出して。 「 お前と 妹さんが逃げないように手伝うつもりだけど。実戦、できそう?」 断らせるつもりなんてないけど、一応尋ねた。 (-70) 2022/03/11(Fri) 11:01:12 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス>>-68 「本当に? 本当にそう思ってます?」 「17歳の男が人目も憚らずさめざめと泣くところ見たいですか?」 僕は見たくねえよ。 「あれですよね。僕、真面目で感情のない堅物の人だと思ってたんですけど。先輩って」 「意外と意地わ……じゃなくてユニークですよねー」 危うく先輩に向かってド失礼発言かますところでした。褒めています。 以前からそうだったのか、ここに来てから多少変わったのかは僕にはあまり分からないけれど。 面白い人だな、と。 そう思ったんだ。 (-71) 2022/03/11(Fri) 15:25:51 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ 電子が見せる仮初の夢。全てが水に溶けて混じりゆくまでの、泡のようなほんのわずかなモラトリアム。 墓石は死者の為に在るわけじゃない。生者の為のもの。 それは、遺された者の整理をつけるためのもの。それは、死者を、死者の残したものを、忘却の彼方に流されないようにするもの。それは──。 『夢の続き。 ……ふむ。それならば、受け入れられます』 夢自体曖昧なものなんて決して何か強く思うところはないけれど。 人間なんて不完全な生き物がはっきりと断定できる物事など、大して多くないのだ。 柔らかな空白が生み出す死者の痕跡を青年は静かに拾い上げていく。紛い物の世界の中でも感情は本物であると知っているから。 ▼ (-72) 2022/03/11(Fri) 16:45:36 |
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