【独】 XIX『太陽』 ヒナギク/* 遅ればせながら一席いただきますよ。 ゆるゆるやらせていただきます。 ヒナギクチップ自分で選びそうにないチップだから自分の顔が新鮮〜〜。 (-28) 2022/12/11(Sun) 19:29:14 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[証持ちが虐待を受けるという話は事実だ。 それは身を持って知っている。 生まれた時に両親に泣かれ、嘆かれ、 この世に生まれてきたことを罪であるかのように 蔑まされる。……血の繋がった実の両親に。 小さな身体で両親の拳を足を、受け止めることは難しく。 食べた口から吐き出した。 やがて、食べ物すら与えられずに水だけで過ごし、 水を与えることすら惜しいと、 棄てられた。 ] (185) 2022/12/11(Sun) 22:08:32 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[愛される子ではなかったのだ、私は。 痛みに堪え切れず涙を流せば、 煩いと怒鳴られて口を塞がれる。 『ヒナギクがなくからおこるの?』 そうして、両親の前では嫌われないようにと 笑顔を絶やさずにいれば、、 両親にとっては逆にそれが気味が悪かったようだ。 殴られても、蹴られても笑う子供。 そうして、結局、手放された。 笑うことも泣くことも許されることはなかった。 そう知れば笑うことも、泣くことすらしなくなった。] (186) 2022/12/11(Sun) 22:09:44 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[やがて、不憫に思った親切な老夫婦に 預けられることになったが、 子は老夫婦が話しかけてもろくに笑わず。 観光業が有名な地を気晴らし紛れに連れて行っても、 八つの子供は感情が既に死んでいた。 老夫婦の家には災いが居る。 まことしやかに噂も流れ出す。 『証持ちが居るらしいぞ』 ――――証持ち。それの何がいけないの? 八つの子供に大人の言うことは分からない。 ううん、同じ頃の歳の子ですら、 証持ちは咎人だといい、当然のように蔑んでいく。] (187) 2022/12/11(Sun) 22:10:53 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[老夫婦は噂が流れても、 子供が傷だらけで帰ってきても。 子供が一切笑わず、泣かなくとも。 十三の歳になるまで面倒を見てくれた。 そうして、子供が十三の祝を迎えた日。 老夫婦の家に、一人の男が訪れた。 少女を、他の証持ちの子どもたちが居る場所に 連れて行ってくれるという。] (189) 2022/12/11(Sun) 22:12:23 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[自分以外の証持ちに出逢ったことは、なかった。 だから、訪ねてきた男に少女は問うた。] 『証持ちの人って、ほんとうにいるの?』 [どんな人達だろう。 同じ証持ちの人たちであるなら、 殴ったり、蹴られたりしないで仲良くなれるだろうか。] (190) 2022/12/11(Sun) 22:13:44 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[少女が訪ねた言葉に、 迎えに来たという男はどう応えただろう。 少女は、その言葉をきっかけに。 男の手を取ったのだ。*] (191) 2022/12/11(Sun) 22:14:46 |
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。 (a33) 2022/12/11(Sun) 22:19:46 |
【独】 XIX『太陽』 ヒナギク/* やばい。 プロの間は24h2500ptと、あるけどポイント表示されてないから計算できない……。 まあ、さすがに24hで2500ptは使い切らんだろ……。 (-40) 2022/12/11(Sun) 22:44:48 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク―― 玄関口 ―― [チェレスタが手を振り返してくれるのを見れば>>215、 より一層笑みが深まり、ピョコンとその場で跳ねた。 玄関ホールへと続く階段は螺旋状になっている。 手すりに片手を滑らせて、 足と踏み鳴らす様はまるでステップを踏むように。 一気に駆け下りたならそのままスピードを 緩めることなく三人の元へ。] ……っとと。 [急ブレーキに勢い余った分は、 両手をぐるぐると回してバランスを取った。 集まってきた面々は気遣いの出来る人たちだから。 手伝いが必要なさそうというのは、 アリアやシトラを見ていればわかる。] (372) 2022/12/12(Mon) 21:54:56 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[だから、シトラの問いかけには 言葉にしない代わりに笑顔で応えた。>>177 きっと私が名乗りを上げなくても、 既にアリアが、次いでシトラが手を差し伸べるから。 それでもまだ足りないならもちろん私も。 でも旅慣れたチェレスタにとっては、 平気なのかもしれないけれど。 そう考えていれば、チェレスタが笑う。>>216 ほら、大丈夫だって。 人に頼ることをしない彼女はいつもそう言うのだ。 (373) 2022/12/12(Mon) 21:55:25 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[代替え案として出されたお茶の席は、 旅から帰ってきた彼女にはちょうどいい羽根休めになる。 と、同時に二人の申し出を断らない 上手い理由だな、と小さく感嘆をついた。] あ、いいなぁ。プチお茶会? 私も混ざって良い? [二人の返事をチェレスタと一緒に待ちながら、 続いて聞こえた練習という言葉に>>218、 もう一度、あっ、と思わず横から口を挟んだ。] 歌の練習ってアリスのお誕生日に向けて? アリアも歌うの? ………… シトラも!? [アリアはともかく、シトラが人前で歌うというのは、 さすがに予想がつかずに、二度見してしまった。] (375) 2022/12/12(Mon) 21:56:01 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギクうわ〜〜〜!!シトラが……! そっか、そっか〜〜〜〜。 うんうん、楽しそうだね! 箱庭合唱団が作れちゃうねっ! エーリクやプロセラも歌ってくれるかなぁ? もしかしてユグやゼロも? 歌えるなら全員で歌いたいなぁ、私は! [アリスを前に21人が並んで歌う姿は壮観だ。 何より、21人がちゃんと揃うことなんて、 今の今まで殆どと言っていいほどなかった。 最年少の愛されている末っ子が 目を輝かせる様を見たいと思うのは、 きっと誰もが思っているはず。] (377) 2022/12/12(Mon) 21:57:16 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[一週間後の未来を見据えて、くふふと笑う。 そうして、もう一度チェレスタを見つめた。 迎えに来てくれるだけでも嬉しいというその言葉に>>219、 表情が緩まないはずはない。 喜んでくれるなら毎日チェレスタを出迎えるのになぁ。] さて、アリアたちがお茶を入れるなら、 荷物を運ぶのは私の役目ねっ。 一人より二人のほうが早いよ! お茶が冷めるまでにちゃちゃっと運んじゃおう! それから、今回の演目の話、 たくさん聞かせてね、チェレスタっ。 [旅先の話のおねだりはいつもの如く。 バラされているドラムセットのいくつかを両手に抱え持つ。 駆け下りてきた階段を、今度は登らないとね!*] (379) 2022/12/12(Mon) 21:59:01 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク―― 玄関口で ―― そうなんだ、シャルレーヌも! なら、きっと綺麗なハーモニーになるねっ。 カルクドラの伴奏もついてるなら、 アリスもいっぱい喜んでくれるだろうなぁ! [名前を挙げた人たちはまだ参加意思が見えないらしい。>>418 それでも、他の名前が挙がればはしゃいでしまう。 シャルレーヌの細い清らかな声は、 きっと音楽に乗ればより澄み渡るだろう。 カルクドラは音楽室で何度か姿を見かけたことがある。 楽器を奏でられない私からすれば、 チェレスタもカルクドラも雲の上の人だ。 一緒に演奏できない代わりに、 私は彼らの隣で足でステップを踏み、手を叩く。 まるで自身の身体が、楽器であるかのように。] (622) 2022/12/13(Tue) 21:52:46 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[誕生会、というものをすると知ったのは、 この洋館に来てからだった。 私を棄てた実の両親は 私が生まれたことを祝うはずもなく。 代わりに養ってくれた老夫婦の家での暮らしは、 裕福と言える暮らしではなかった。 それ以前に誕生日というものを私は知らなかったから。 老夫婦にそのことを聞かれた時は、 何も知らずに首だけを傾げたものだ。 だから誕生日がない私は、誕生日を祝ったことはない。 代わりに老夫婦は神様の誕生日である日を、 ささやかなお祝いにしてくれた。 その時も、笑えない私は。 ]うまく、喜ぶことすら出来なかったのだけれど。 (624) 2022/12/13(Tue) 21:53:54 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[洋館に訪れてから、自身の誕生日がないことを 誰かに話したことはあるかもしれない。 そうして、私は祝われる誰かを見て。 『……いいなぁ』 と、心の底から羨む声を、出したかもしれない。] (625) 2022/12/13(Tue) 21:55:47 |
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