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【人】 気分屋 ルヴァ目の前で人がよろけてぎょっとする。 原因に気づき袖を回す。 「あっ、こら! キミは今サルガスにぶつかったぞ今! ぶつかったときはな、謝らないといけないんだぞ!」 謝れないやつはなー、 おれさまのような大きな男になれないんだぞーと声を上げる。 (4) 2021/05/26(Wed) 20:46:47 |
【赤】 気分屋 ルヴァ「……そうか」 滞りなく、問題なく履行されたことに、 その静かな部屋の中で静かに息を吐いた。 「ああ、わかったセキレイ。 この後すぐに伺おう。 ………。なるほどな。 難しいことを要求されたもんだ。 買われているのか、試されているのか」 深く嘆息した。 (*4) 2021/05/26(Wed) 21:08:35 |
ルヴァは、サルガスに怯えた。 (a9) 2021/05/26(Wed) 21:14:08 |
ルヴァは、大きな声と状況に慌てふためいている (a10) 2021/05/26(Wed) 21:16:07 |
ルヴァは、ブラキウムとサルガスを、何か言いたいけど出てこない表情で交互に見ている。 (a17) 2021/05/26(Wed) 21:21:30 |
【人】 気分屋 ルヴァ「あああううう、ブラキウム、サルガス……」 両者の顔を交互に交互に見る。 この諍いがヘイズの失踪を原因にするものだとして、 そしてそれが"噂"によるものだとしたら、 その失踪は今後の自分も無関係ではない。 何も感じるなというのは、とても難しい。 袖の下で目を伏せてヘイズのことを思いながら、 この場にいる賢い者がそうしているように、 ――サルガスがそうしたように、 ヘイズのことについて口を噤んで朝食を取りに行った。 (35) 2021/05/26(Wed) 21:35:47 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「こんこんこん!」 袖が余っているので鈍い音。 「ブラキウム! 迎えに来たよ! おれさまとギムナジウムの果てまで、 冒険の旅に出よう! ……準備出来てるかな?」 首を右左動かして待機中。 (-21) 2021/05/26(Wed) 21:55:20 |
【赤】 元気元気 ルヴァセキレイの思惑に、悪趣味な、と同調の冷笑をした。 「処遇は、俺は今回の導き手の赤ずきんに委ねる。 絶望と共に路を歩ませるかは、 対面する者が選ぶ方が 対価としてふさわしいだろうしな……。 それに、ここに長いであろう、 赤ずきんには釈迦に説法かもしれないしな」 揶揄するように赤ずきんに笑んでみせた。 (*10) 2021/05/26(Wed) 22:22:56 |
【赤】 元気元気 ルヴァ問われると肩を竦め 「……それは楽しみだ。 今まで褒美らしい褒美をもらったことは一度もないからな。 裏切りの名についてもどうだろうな? 案外『この場』での立場かもしれないぞ? 慣れ合うつもりはない、 なんて陳腐なセリフを言うつもりはないが、 ここでは任の話で胸も頭もいっぱいでね」 口の端を持ち上げて皮肉げに呟いた。 (*11) 2021/05/26(Wed) 22:23:42 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「森だよ森。 おれさま子供のころからここにいるけど、 あと謎が残ってそうなのあの森くらいだからな。 虫とかは、今の季節大丈夫だけど、 ちょっと草とか生えてたりするので、 嫌だったら言ってね? 進路を変えます」 言いながらその辺で拾った長い棒を振る。 森に向かいながら尋ねる。 「ブラキウム、ここ(ギムナジウム)に来た時のこと、 ……覚えてたりする?」 (-32) 2021/05/26(Wed) 22:37:22 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ両手の袖を振り回しながら部屋の中に入る。 「わーい。ジュースとお菓子だ! それを用意してくれる人は、 みんなおれさまにとってはいい人だ!」 天真爛漫に微笑んで見せ、ベッドに飛び乗ると、 その真ん中で静かに足を組んだ。 「俺は、構わないよ、食前でも、食後でも。 歪だと嗤われながらでも、菓子の味が変わらない程度には、 俺もまた"壊れてる"からな」 袖から指先を出して菓子を一つ摘まむ。 (-39) 2021/05/26(Wed) 22:45:08 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム森の方の道に歩きながら、 同じクラスの友人に話しかける。 「そっかー、そうだったね。 おれさま外の世界とか知らないから、 なんとなくでしか知らないんだけど、 でも森にいるときは少しだけ外が感じられて好きなんだよね。 鳥とか、ちゃんと外から飛んできてるの見て、 この施設の外にもちゃんと世界があるんだなって思うと、 森で冒険してる延長線上に、 見たことない外がある気がして楽しいんだ」 これ、秘密だからな、と呟く。 (-48) 2021/05/26(Wed) 23:10:30 |
【人】 元気元気 ルヴァ「うわーーーーーーーい! いっぱい人いるの嬉しい! いっつも一人で報告・連絡・相談全部やってたから、 何かしらの面白いものを見つけたりしたとき、 すぐに誰かに教えられる! ありがとーーみんな! あ、怪我には気を付けてね! なるべく少なくても二人行動!」 大喜び。 (81) 2021/05/26(Wed) 23:33:27 |
【赤】 元気元気 ルヴァ「では、存外随分とプラスが溜まっているかもな」 はははと笑う。 「大人に従う理由なんて人それぞれだよ。 同じように仲良くの形も人それぞれだ。 ……その連帯感がきっと、 仇となる動きもあるだろうさ。 『森に近寄る』なんて行為に、 『理由』がついたりな。 だから今は、誰に対しても裏切者の距離でいいよ。 袖が触れ合えば互いの仲良くが変わることもあるだろうさ」 小さく、袖で表情を隠して呟いた。 (*15) 2021/05/26(Wed) 23:44:32 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「……っ」 少し驚いたような表情で振り返り。 「ブラキウムも、外に出たいの……? そうだよね、ここ狭いし、限られてるし、 きっと外は、外の世界は……」 先を促すように相手の表情を伺うが、 首をかしげるブラキウムに同じ角度で首を傾げた。 「……思い出せない? えっ、と。最近、のことなのに……?」 同じく疑問形で問う。 (-72) 2021/05/26(Wed) 23:55:46 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「成程、難儀だな、お互いに」 拒食、ともまた違うのだろう、複雑な事情がありそうだ。 表裏が分からない相手に、 表裏がはっきりしている少年が呟いた。 「へえ、それはありがたい。 ……感動で涙が出そうだ。裏切った甲斐がある。 シトゥラ、じゃあ今回の最後に、 ――二人して俺を殺してくれ」 (-82) 2021/05/27(Thu) 0:20:45 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「――なんてな。 真面目に話そうか ……すまないな、どうにも、 表の顔のせいでふざける癖が抜けきらない」 菓子を一つ拾い上げる。 「今、そのありがたい申し出を聞いて、 改めて考えているよ。 俺はもとより、俺に与えられる報酬は、 『この立場の維持』だと思っていた」 (-83) 2021/05/27(Thu) 0:21:25 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「少し昔話をしよう。 ……俺がこのシステムを知ったのは偶然だ。 だが、それでも俺は見逃された。 きっと、それは俺の本質を見抜いていて、 それがこのシステムの運営の役に立つからだろうと思っていた。 だからこれは、最初はただの『命乞い』だった。 何が欲しくて協力をしているか。 それはどうか役に立つから。 ボロボロに擦り切れるまで、壊れるまで役に立つから。 一生苦しんで生きていくと誓うから。 ――ルヴァでいさせてくれ、になるだろうな」 菓子を口に放り込んだ。舌先に、とても甘い。 (-84) 2021/05/27(Thu) 0:22:41 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム「む、無理しないでブラキウム! なんか、なんか危ない気がするぞおれさま!」 慌ててわちゃわちゃと手を振り回す。 「……そっか。でも、ブラキウムも外のこと考えてたんだ。 それが知れたのはちょっとおれさま嬉しいな。 おれさまも、外の世界を知りたいって思ってたんだ」 未だ見たことない外の世界。 そこへの道こそが、彼の抱いている野望に不可欠なものだ。 (-92) 2021/05/27(Thu) 0:42:53 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 御曹司 ブラキウム何が楽しいのか少し焦ったような顔で。 「じゃあ、ブラキウム約束しよ約束。 もしどっちかが先に外に出たとき、 もう一度外でも会おう。 おれさまは外を知らないし、 ブラキウムは外を忘れてる。 だから、条件は一緒だもんな。 そっから、どれだけ凄い人間になれるか、 勝負しよう。いい……? 外を目指すおれさまたちの、約束。どうかな?」 両袖でブラキウムの手を包んだ。 (-93) 2021/05/27(Thu) 0:43:26 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ"怒られたくはない"かどうか。 "怒られたくはない"のだと思う。静かに口にした。 「……俺は、この機構を知ったとき、 『すべてを諦めたんだ』。 成長も、到達も、永続も何もかも。 区切られた箱庭であるのと同じようにまた、 俺の生も"ココ"で区切られたものであると」 熱を持ったシトゥラを正面から見据えて、言葉を返す。 「――だがそれでも。 菓子を舌に載せれば甘い。 飲み物を飲めば喉は潤う。 友と語り合う表の顔は笑う。 交友は失われると分かっていても繋がる」 (-111) 2021/05/27(Thu) 1:47:59 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「笑えば笑い返される。泣けば慰めてもらえる。 甘えれば世話を焼いてくれる。怒れば宥めてくれる。 食事を共にして、生を共にして、生活を並べれば、 人の営みが生まれる。生まれてしまう。 それが『偽りの仮面』(表のルヴァ)でのものであっても。 擦り切れた心にすら、それは優しく響く。 誰もを裏切りながら、誰もに恨まれることをしながら、 それでもルヴァでいることが自分の全てで。 こうやってシトゥラに呼ばれれば、 それがセキレイとしての誘いであろうとも。 この菓子に何が仕込まれているかも考えず。 その意味すらも考えず。ただ嬉しいから。 ルヴァは喜んでここに座るんだ。 おかしいだろ。――だから壊れてるんだよ」 (-112) 2021/05/27(Thu) 1:48:56 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「連れていかれたくない相手を連れていく命乞いで、 得られる僅かばかりの自由を啜りながら、 浅ましく繋いだ生で惨めに仮初の平穏を結び、 こうやってシトゥラにも どっちの自分で話してるかわからなくなるほど、 ここの、偽物の絆と生活すべてが 楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて仕方なく 苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて仕方ない。 ――それが、裏切者の"ルヴァ"だよ。 それで居続けるのが、俺の野望だ。 ずっと苦しんで、出来るだけ人の最後を見たい、化け物だ。 殺したければ、今すぐ殺してくれてもいい。 もう疲れたし。まだ生きていたい。助けてくれ。見捨ててくれ。何もしないでくれ」 乾いた笑いを零した。 「ああ、これすら。 多分同情を引いて"大人"に迎合するキミに助けてもらう。 浅ましいルヴァ≠サのものの姿さ」 菓子の包みを開ける。 「……ああ、シトゥラと食べる菓子は、美味しいな 救うというなら、明日もここで、菓子を食べたい」 (-114) 2021/05/27(Thu) 1:50:53 |
【独】 元気元気 ルヴァ――ルヴァがギムナジウムに収容された理由。 その病名を、医師は"解離性障害"と呼ぶ。 そして多分人は、それを『狂人』と呼ぶのだ。 (-115) 2021/05/27(Thu) 1:53:52 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 徒然 シトゥラ掴んだ手首は、折れそうなまでに細い。 胸板は薄く、首も細い。もしこれが誰かと同じくらい強く、 強靭であったのなら、生き方は変わったのかもしれない。 されるがままに、子供と青年の間の体躯を、 シトゥラのベッドが受け止める。 「……そうだな。 俺も、同じことを思ってたよ。 割れた鍋を割れた蓋で閉じても、何も掬えない。 それも、お互い様だ、俺たちの手は、 この仕事において少なくとも平等に汚れていく。 殺す先がシェルタンに決まったとき、 俺は悲しいと思った。あの笑顔に、優しさに、節介に。 二度と触れられないなんて、悲しいと思った。 それと同じくらい――この受動的な死の矛先が 自分じゃなくて良かったとも、思った」 それこそが、自分の背負う咎であり、業でもある。 (-135) 2021/05/27(Thu) 3:22:03 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 徒然 シトゥラ首元を這う指は止まり木の枝を探すセキレイのようで、 そこに冬枯れの枝のように細い指が重ねられた。 普段は袖に隠れた指先には、遠目には分からないほど 小さな、小さな、小さな傷が無数に存在する。 声変わりも緩やかな喉に、白い指が這う。 「……怖いな。とても、怖いよ。 与えられるのも、失うのも、壊れるのも、壊すのも。 何もかも、怖いな……」 言葉とは裏腹に、指先に触れられたまま 静かに上体を起こした。静かに、耳元に口を寄せる。 静かに、しなだれかかるように体を預ける。 「次は、菓子以外で誘ってくれ。 ……おれさまは良くても、俺が嫉妬するからな」 言いながら、嗤い、指先だけで相手を押して静かに立った。 両手で、顔を覆う。 (-136) 2021/05/27(Thu) 3:23:46 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 徒然 シトゥラすぐに顔を上げて。 ぱっと笑顔を咲かせる。 「シトゥラ! お菓子、ありがとう! おいしかった! おれさま今日はお腹いっぱいだよ! 満足! これで、森に行くのも捗るぞ! 何か見つけたら絶対報告するからな!」 言いながら袖を振り回してくるくる回る。 ピタッと止まると、 「じゃあ――」 (-137) 2021/05/27(Thu) 3:24:32 |
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