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サルヴァトーレは、家族を愛している。 (c23) 2022/08/21(Sun) 23:41:28 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 永遠の夢見人 ロッシ【3日目:夜】 男は、家族を愛している。 その想いに揺るぎはない。その想いに嘘はない。その想いに果てはない。 例え自分が裏切られていようと、騙されていようと、隠されていようと、嘘を吐かれていようと、 傷つけられようと、憎まれようと、疎まれようと、嫌われようと、嗤われようと、 殺されようと、 男は家族を愛している。それだけが、真実だった。 それだけが、真実だ。 それだけが、真実だから。 男が情報を望んだことはない。 男が戯言を聞いたことはない。 男が迷言を欲したことはない。 (────あの子は) こと切れる意識の隙間で可愛いあの子のことを思う。 (あの子は、何を────) 男は、家族を愛している。 だから望んだ。朦朧とする思考の間際に手を伸ばした。 探ったのでもなく、疑ったのでもなく、勘繰ったのでもなく、怪しんだのでもなく、 ただ知りたいと、 最期に 望んだ。ジェイドの瞳を持つ彼の、指先や襟元から香る僅かな甘さが、行き過ぎた気がした。 (-188) 2022/08/21(Sun) 23:42:11 |
サルヴァトーレは、家族を愛している。 (c24) 2022/08/21(Sun) 23:42:29 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 永遠の夢見人 ロッシ/* こんばんは。 ソニーくんの情報をいただきたく参りました。 @ソニーくんのロール(役職) Aソニーくんの所属(ファミリーや組織) 死の間際の走馬灯、白昼夢、末後の夢ということでお願い出来ませんでしょうか。 一度の夢につき情報は一つという決まりがあるなら、@を優先して教えていただきたいです。 (-190) 2022/08/21(Sun) 23:43:19 |
【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 家族愛 サルヴァトーレ/* 御機嫌よう、運営です〜〜! 急に縦長の秘話がいてびっくりしました。びっくりさせるなありがとう。家族を愛している男よ〜〜〜〜〜。 一度の夢で望む情報の個数に制限はありませんが、望まれた情報が向こうのPL様に確認の要る内容である為、お返事は強い筋肉の描き方様から返答があり次第とさせていただきます。 運営も夜は眠りますから、「情報をもらわないと眠れねぇぜ!」はせずに、ごゆっくりお休んでお待ちくださいませ〜〜! (-194) 2022/08/22(Mon) 0:14:04 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 永遠の夢見人 ロッシ/* お返事、ご対応ありがとうございます。かしこまりました。 正座してお待ちしております。 (-195) 2022/08/22(Mon) 0:18:47 |
【秘】 情報屋 ロッシ → 家族愛 サルヴァトーレそれはあの子ではなかったけれど、 あの子のことを教えてくれた。 覚めぬ眠りに落ち切る前、生死の狭間の夢の中、 あなたの 最期の 望みは叶えられたのだった。/* 強い筋肉の描き方に確認を取って来ました。 伝えてOKとのことなので置かせていただきます。 @樹木子 Aアルバ です。お納めくださいませ〜〜 (-204) 2022/08/22(Mon) 1:39:19 |
【秘】 ザ・フォーホースメン マキアート → 家族愛 サルヴァトーレ「心配いらないのでは? 誰に対しても分け隔てなく、穏やかに接する貴方なら」 ずっと昔から知っているわけではないが。人の心の内に入り込んで、暖かくするような言葉選びと振る舞いはこんな仕事をしている最中では役に立つことは多いだろうし、けれど彼はそれを無暗に鼻にかける様子はなかった。愛することは当然で、その結果は誇ったりするものではないと。 表情を疑われ。裏の裏まで探られ。“賭博”を除けばいつも嘘偽りなく振舞っているはずなのに、と苦心している自分としては、好ましく想うどころか皆そうであったらいいとさえ思うほどであった。 「身体の以外なら……それこそ、ご心配には及びません。 オレはいつでも、どんなことがあっても楽しくやらせてもらっていますよ。全ては、家族のためになることですから」 やや紅が灯った頬の上を指先が滑る。照明や、あるいは酒によるものだと誤魔化されてくれていればいい。人目も少なくなって、やはり甘えるように擦り寄った。 (-210) 2022/08/22(Mon) 2:14:46 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 永遠の夢見人 ロッシ末後のあえかな息を吐く。 ぬるく乾いたそれが魂を奪い取っていく。飲みすぎた頭が酒浸るように思考がずぶりと溶けていく。自然に漏れた吐息はあまりに弱々しく、最早空気を揺らすことすらなかった。 けれど、そこに感情が乗っていたとしたなら。 まずそれは安堵だったのだろう。 (────ああ) そうだ、愛しているとも。 間違いなく、後悔なく、迷いなく、愛しているのだ。 何者であれど。何処に所以を持てど。如何な秘密を持てど。 愛しているのだ。────いるのだ。 望みはひとつ叶えば次の欲が出る。未練と寂寥が顔を出す。 この手が夢だけでなく、彼にも届けばいいと僅かに願った。 蕩けた頭ではそんな想いも直ぐ溶け出して霧散していった。 (-214) 2022/08/22(Mon) 3:15:09 |
【独】 家族愛 サルヴァトーレ(愛してるよ) (愛してる────) きっとおしまいのその時まで、男は。 いつまでも幻影に手を伸ばしていたのだろう。 (-213) 2022/08/22(Mon) 3:15:36 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド身をよじるのではなくほんの少し離す。小突くのではなく指で突く。それだけなのだから君も甘いものだ。確かにそこにある信頼を受け取って男は目を細めた。 男の髪は年齢にしては柔らかい。薄い色は加齢や疲労のためではなく生来のものだと君は知っている。むしろ愛する家族に囲まれていて、健康的に艶めいているようにすら見えた。 再会した頃はこうではなかった気がする。 「そんなことを言ったって」 撫でる手を捕まえ、今度は手首にキスを。 「君は素敵だよ、ドニ。どれだけ変わったって、一目で君だとわかるくらいに」 出会ったのは高校生の頃。 少年期の一年は長い。どころか一月でさえ。彼らは一つの春、一つの秋で驚異的な変貌を遂げて成長する。ぴかぴかの顔をして入学した少年少女は、卒業する頃にはそのかんばせに大人の片鱗を宿しているものだ。 当時のふたりにそう関わりがあったわけではない。少なくとも密に連絡を取る仲ではなかった。そんな時期を越して五年以上の空白があった。それでも彼は君を見つけ、君は彼を見つけた。 『運命的だと思わないか?』 男が君を口説いた最初の文句は使い古されたような言い回しで、それでも妙に似合っていたものだ。 変に草臥れたような雰囲気と整った容姿のアンバランスさが古き良き常套句を体現したようだった。疲れているのかと君が問うていたなら、彼は素直に答えていただろう。「まさか。むしろ健康になったくらいだ────」 ▼ (-227) 2022/08/22(Mon) 10:24:27 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「僕が代わりに言ってあげてもいいけどね」 手を撫ぜてくっくと笑う。面倒くさいと言いながらも心を否定しない君の様子を愛おしんでいるらしかった。ほら見ろ、と言わんばかりに。 「それじゃダメだろう。君だってあの子の笑顔を見たいはず」 「あの子だって、君から言ってほしいはず────」 よく笑う男だった。 その全ては家族への愛に満ちていた。揶揄うことこそあれ、馬鹿にしたことなんて一度もなかった。 手が手を撫でている。あやすように、宥めるように、 引き留めるように。 「墓でも掘り起こしに行くかい。付き合うよ」 「気が済むまで、僕が周りを見ていてあげる」 もちろん君は、そんな形での報復は望まないのだろう。 けれどほんの少しでもそれを望むなら、きっと男は言葉通りにした。 手を引いて墓場に向かい、或いは朝が来るまで、君が妨げられぬように守ったはずだ。 ひとえに、君への愛ゆえに。 (-228) 2022/08/22(Mon) 10:36:26 |
【独】 家族愛 サルヴァトーレ/* 現実逃避でスプシ見てみんな可愛いねしてた みんな可愛いねフフ ヴェルデくんとソニーくん身長1センチしか違わん フフ ソニーくんちっちゃ ちっちゃ なあ ほんまに24歳か? (-261) 2022/08/22(Mon) 15:41:15 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 花で語るは ソニー君が何者であれど。何処に所以を持てど。如何な秘密を持てど。 男は君を愛しているのだ。 かつて敵対組織の庇護下にあったとしても、いつか男の傍を離れていくのだとしても。今君が家族であるのなら、それだけで男は君の全てを愛しただろう。これはそういう男だった。 そしてそれを、君が知らないはずもなかった。 それでも告げなかったのは見栄だったのか、怯えだったのか、或いは信頼だったのだろうか。 そのいずれだったとしても、きっと。 それを男が知れば、眉を下げて言ったのだろう。 「そうか。僕が足りなかったね」────…… 君が弱音を零せば、男は朝まで君を抱いていた。 君が涙を零せば、それが止むまでに頭を撫ぜた。 君が一言呼べば男はどこまででも駆けつけたし、 君が袖を引けば何をしていても振り向いたろう。 君が傷だらけだったなら男は自分の肌を切り取って与えただろうし、 君が渇くなら、飢えるなら、その肉を分けることさえ厭わなかった。 ほんの少しでも求めたのなら、きっと全てに応えてくれた。 受け入れるのではなく能動的に、何もかもを与えてくれた。 全て夢物語だ。何一つ叶わなかった。 男は愛することだけは何より得意で、 隠しごとを見抜くことは苦手だった。 ▼ (-264) 2022/08/22(Mon) 16:29:28 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 花で語るは ソニー「十分だよ、よく頑張ってる」 預けられた体温をしっかりと受け止めその背を抱く。 上背のある男に対し、君は長身とは言えない。どうしたって目線を合わせるには君が顎を上げるしかなくて、けれどその差は抱き締めるのに都合がよかった。 知った手が髪を撫でる。首筋、耳から頬、背中。落とされるキスは慈しむそれであり、労いの意味も込めて。 「ああ、もう……」 「トトーだってば。それじゃ他人行儀じゃないか」 毎度の嗜めるような声音。 「一番に、自分の身体を大切にね。君がいなくなってしまうのが一番寂しい」 「何か欲しいものはないの? 何かあげたいな。それとも、久しぶりにドライブでも行こうか」 (-265) 2022/08/22(Mon) 16:32:57 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ思い返せば、貴方に対して大きな拒絶をした事はあまり無いように思える。 指通りの良い髪を、なんとなく指で掬って、梳いて。 また、離して。 些細だろうが、過去との差異はやはり気に掛かるものだ。 それが貴方にとってどんなもので、どんな理由なのか、 アベラルドはまだ知らない。 それが、なんだか引っかかっていた。今もだ。 「言ってろ。……サヴィも見た目はあまり変わらなかったな。 雰囲気は変わったけどさ。本当に……」 縁は知らぬ間に繋がり、固くなっていくものだなと思った。 運命だと言われたとき、まあ、確かにそうかもしれないな、とも思った。 こんな事もある。あるのだ。 自分を知る者が居て、酷く安心したことを覚えている。 アベラルドはと言うと、やはりそんなに変化があった方ではない。 高校を発ち、一人で暮らして、ここに来るまでの間の事は誰にも話していないけれど、それでもアベラルドは変わっていなかった。 重ねた年月の分は、そりゃあ人並みには変わっているけれど。 強いて変わったと言うのならアルバファミリーに入ってからだろうか。 疲れているのはきっとこっちの方だ。 手首にキスをされたって口だけで振り解きもしない。 貴方から受け取る愛は心地良い。 変わらず与えられるそれに、浸っていたかった。 ▼ (-266) 2022/08/22(Mon) 16:41:15 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「なんでだよ。それはまたなんか……違うだろ」 「分かったよ。言うから。言うから……」 掴まれていない方の手を、降参とでも言うように上げた。 撫でられるまま、やっぱりそれは振り解かれずに 貴方の気が済むまで続けられるのだろう。 「無理だよ。だって俺、墓の場所知らねえし。 探るにしたって、ノッテの奴らに変に思われたくない。特に今は」 「……いいんだ。死んじまったもんは仕方がないだろ。 俺がやろうと思ってたのに、本当に余計な事─────」 不意に。 撫ぜられていた手を強く握り返した。 「………………………………」 それなのに、何も言わない。 ふと視線を遠くにやって、何かを考え込むかのようだった。 手ばかりが強く握られている。…………引き留めるかのように。 (-267) 2022/08/22(Mon) 16:55:13 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 墓場鳥 ビアンカ「煩わしいようなら、僕が面倒を見てあげようか」 きっと君は頷かない。 「出て行きたくなれば、勝手に出て行くさ。寂しいけど」 つい、と細めた目を街路に走らせる。鋭いものではなく、懐かしむような色をしていた。 寂しいよ、というのは男の口癖のようでもあった。誰かが巣立つ時、彼は決まってそう言う。心からの祝福を贈り、与えられる限りの贈り物を与え、最後の抱擁と口付けをして、眉を下げてはにかんで。 寂しいよ、寂しいね、寂しくなるね。 いつだってその口の端には、家族に対する愛慕が滲んでいた。 幼げな仕草を見て緩めた頬は、同じ形。 「なら、この誓いは僕の胸に秘めておくとしよう」 「……ああ、そう」 男の歩幅は広く、歩みは遅い。それは君が足を速めてなお、いや一層、緩慢になったように見えた。 「楽しい時間は早く過ぎるね。残念だ」 こつ、こつ。 君のそれより幾分低い音が鳴って、止まって。 「じゃあビアンカ、約束通り、夜に」 「オルサキオットのチョコラータを買ってくるよ。みんなで分けるといい」 (-270) 2022/08/22(Mon) 17:24:14 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → どこにも行けない ヴェルデ君は聡い。淀みなく紡がれる言葉に、危うく感心するところだった。少し目を見開いて、それからウインナーの先を齧る。そうしながら黙って君の言葉を聞いている。 君は聡い。 それは子どもには不要な聡明さだった。 そうあらねばならなかった道程を思う時、男はいつも少し、眉間に皺を刻むのだ。 子どもは無償の愛に溺れていればいいものを。 何の不安も知らずに笑っていればいいものを──── 金の髪が陽の光を弾く。 よそ見をした男の煙草がそれを焦がさないように、さりげなく押し返して歩いた。 滔々と流れゆく君の言葉に耳を傾けて、その言葉を聞いた。 眩しさに目を細めたのは、きっと昼時の明るさのせいではない。 ▼ (-275) 2022/08/22(Mon) 18:08:18 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → どこにも行けない ヴェルデ「……ああ」 「そうか。……大きくなったね」 口にした言葉はなんだか滑稽でもあった。 君が本当に幼かった頃を、男は知らない。せいぜい季節が二回りした程度の時間は、長い付き合いとは言い難い。 それでも男はまるで赤子の頃から知っているような手つきで君に触れたし、生まれた頃から傍にいるような慕わしさで君の名を呼んだ。 「そう言ってくれるなら何よりだよ、ヴェルデ」 君はまだここにいる。 君もいつか大人になる。 それがとても嬉しくて、 同時に少し寂しいのだ。 (-276) 2022/08/22(Mon) 18:16:31 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「そうかな? 僕は元々こうだろ」 己の過去と比べられる度、男はいつもそう言った。 隠すような仕草はない。誤魔化すような違和感はない。本人が、心からただそう信じている────そんな風に。何もおかしなことはないというように言った。 今も昔も、この男の笑顔は変わらない。 ……こうも振りまくものだったかという疑問が残るけれど、作っているようにも見えないはずだ。 愛撫にも満たない触れ合いで親愛を示す。男は君を抱くことに遠慮しなかったが、そう毎度そればかりを好む性質ではなかった。今日は気分ではないのだろうか、ずっと生ぬるい触れ合いを続けている。 「Bravo.」 手を撫でていた手が再び頭へ。そうやって何度も、何度も、刻むように示す。目を細めながら、君の言葉を聞いているのだ。 冷静な君の言葉。 死体と言えど、いや死体だからこそ、それは相手のものである。マフィアの所有物に、プライドの象徴に、安易に手を出すものではない。誰だってわかっている。 わかっていて、男は口を開く。 「うん」 開いて。 力を込められた手首に視線がつ、と動いた。君の視線をなぞって、もう一度手首に。 「……」 君は口を開くだろうか。 それとも、こちらが先に? (-291) 2022/08/22(Mon) 20:10:02 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「そうかな……」 またいつもの返事だ。 その返事を聞く度に、少し貴方を案じるような気持ちになる。 ……何を案じればいいかもわからないけれど。 そして結局、貴方がそう在るのであればいいか、と落ち着くのだ。 これも、いつもの思考。 なんで褒められるんだ、と言いたげな顔をした。 こうも撫で擦られていると犬にでもなったような気分になる。 今日はあまりやり返すことも無い。 ▼ (-309) 2022/08/22(Mon) 21:32:17 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ手首に込める力は緩めない。 ただ、遠くにあった視線は貴方へと再び戻って。 「お前」 「なんでこの世界に来た?」 ようやっと口から出た言葉は、唐突ともとれる問だった。 「………勿体ないな。つくづく思うよ。 俺の周りの奴らがこんな所に居なければ、こうやって神経擦り減らして命の無事を、毎日祈ることも無い」 「自分からこんな所に来ておいて言う事じゃあないけどさ」 「向こうのボスが死んでから、薄々気付き始めたんだ。 俺って恨みがましいんだって。」 「思うんだ。何もかも、なんだか憎たらしいよ」 滔々と小さく溢れる言葉の最後は、ほとんど吐き捨てるようだった。 何もかも後手に回り、手を伸ばしても届かず、 掬おうとしては指の間から零れ落ち。 そんな気分をずっと味わっているような気がする。 今この状況が自分の精いっぱいだった。 それが今崩れそうなことが、何よりも嫌で。 『家族』が向けられる銃口や刃に脅かされずに、 普通に暮らしてくれればどんなにいいだろう? (-310) 2022/08/22(Mon) 21:33:09 |
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