【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ「……肩を貸すのは構わないが。お前は、身を隠した方が良いのではないか? 誰ぞに知らせたいことがあるのなら小生が代わりに言伝てよう」 「どうしてもアンゼリカが向かわなければならない理由があるのなら……酒場の近くまでは共にして、あとは小生は身を潜めて一時的に護衛をするという形で手を打ってはくれないか。短時間であれば小生でも真似事は可能だと思う」 逆に言えば、姿を現すのが長時間になれば護衛と名乗るに足る働きをすることは難しくなるだろうと言っている。 「ノアベルトは姿がない」 そう告げて、リボンを差し出した。あなたのものだ。あなたがリボンを失くした場所に心当たりがあるのなら、あなたのことを気にしなかったはずがないノアベルトが拾っていないわけがないとミズチは考えている。つまり、無事ではない可能性が高いと。 人々の声からするに、それは可能性ではなく確定事項と言えるものだったが、それを言葉にすることは憚られた。 (-34) 2021/12/13(Mon) 0:25:38 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 迷彩掃除屋 ノアベルトメモ紙に目を通す、くしゃりと丸めて灰皿に置いた。 暫くして静かに発火し灰になっていくそれを眺めながら呟く。 「ガルムにヘルと、あっしの情報網と相違ねぇたぁね。 どうも、良い答え合わせになりやしたよ旦那・・・ ほとぼりが冷めた頃に当店が残ってりゃあまたご贔屓に、幾らでもサービスさして戴きゃすよ・・・」 (-35) 2021/12/13(Mon) 0:27:27 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート「……ああそうだ、俺は俺だ この忌々しい血があって、あの家に見捨てられて あの息苦しい街で、暗い路地裏でそれでもお前と生きてきた」 瞼を下ろし、変わる事のない事実を苦々しく吐き捨てる。 結局の所は、互いに望まぬものだとしても、この血が無ければ。 皮肉な事に、きっと貴方と出会う事も無かったのだろう。 「どんなに認め難くても、 結局はそれら全ての上に今の俺がある。 事実は変えられない。その何れが欠けても今の俺は無い。 …結局、消し去るなんて事はできやしないんだ。 だからせめて、この血も生まれも関係の無い所に行きたかった ……そうでなくとも、他の誰が俺をどう扱おうと お前の中で変わらず在り続けるなら、俺は、…」 貴方の中で、"ただのフランドル"のままで居られたなら。 それが何処であろうと良かった。 自ら望む居場所はただ貴方の傍らだけだ。最初から最後まで。 「──ハーディ?」 不意に、ふつりと不自然に途切れた言葉に視線を上げて。 様子がおかしいとは初めから感じていたが、これは。 この豹変ぶりは、喩えるなら、何かに上書きされたような。 ──フランドル・スキアーという騎士は。 貴方と並び立つ為なら、正道を外れたやり方も厭わなかった。 それはたとえば、幻術──精神に干渉する術も例外でなく。 (-36) 2021/12/13(Mon) 0:30:02 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート当然、"そういった手口"を使う側の思考は想像に難くない。 そして、外部から人を意のままに操ろうとする時。 完全なる上書き、まったく異なる意思を植え付けるよりも 元あるものを都合良く偏向させる方がずっと手っ取り早い。 何より合理的だ。誰だってそうするだろう。 つまりはそういう事なのだろうと予想は付く、が。 「…ああくそ、… そうだよ、俺はお前が居なきゃだめなんだ お前の意思決定に縋らなきゃ生きる事も死ぬ事もままならない 昔からそうだった。お前だってよくわかってるだろ」 言葉のみで揺さぶりを掛けるには限度がある。 上から他の術を仕掛けてロジックエラーを引き起こしてやるか、 或いは一発ぶん殴るにはご丁寧に掛けられた枷が邪魔だ。 打つ手が無いわけではないが、急いて事を仕損じるくらいなら。 「だから、 "それがお前の意思なら" 。俺が受け入れない理由は、何も無いんだよ」 素肌に触れる外気と、それから。 ぶち撒けられる液体に内腿が僅かに震えて、けれど。 その後は、身体の力は抜いたまま。 (-37) 2021/12/13(Mon) 0:30:56 |
【独】 大道芸人 チェルシーどうしよっかな♪(匂わせるぐらいにしてね〜って村説明に書いてあるからバレさせはしないが匂わせるぐらいは死体気持ち) (-38) 2021/12/13(Mon) 0:37:43 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>3:24 3日目のミズチ様 その反応に、小首を傾げましたが。 そういえばおふたりはよく一緒におられるのです、と納得いった様子でした。 同じ結果の偶然とはいえ、お揃いのお花を渡すことが出来て少しばかり満足気です。 「とんでもないのです。 ですけどローダンセは、小さくて可愛らしいお花なのです。 そんなお花と同じ色で生まれて、幸せなのですよ」 「きっとお花も喜ぶのです。 変わらぬことを、祈らせてほしいのですよ」 代金を受け取って、ぱちくりとしましたが。 チップのようなものだと分かれば、報酬袋の中に大事にしまい込みました。 (+4) 2021/12/13(Mon) 0:38:11 |
【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト/* シュゼッッッッッッッッツ!!!! わかる〜〜〜あと見づらいよね〜〜〜〜わかる〜〜〜〜〜〜〜〜 なんだよ、にゃんって、わからんかったよ。 まあ、くじ引きで? オーウェンくじをはじくの見てなかったら、 わからなかったんですけど!? エアハートわかんなかったよね〜〜〜。 フランドルはフランドルっぽかったんだけどさ〜〜〜〜〜〜。通じてる〜〜薬くださ〜い!! はあ。シュシュ好き。中立仲間〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 ドンドン遊んでいけ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 (-39) 2021/12/13(Mon) 0:50:53 |
大道芸人 チェルシー(匿名)は、メモを貼った。 2021/12/13(Mon) 1:23:43 |
【独】 大道芸人 チェルシー「人体消失マジックです!!!!!!!!!!」 忍者VS奇術死!!!!!!!!!!!! 今から上映開始!!!!!!!!!!! 見逃すな!!!!!!!!!!!!!!!! (-40) 2021/12/13(Mon) 1:24:27 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「 阿呆。要らんわンなもん。 隠密が強みの奴に目立つのをつけてどうする」布である内は着けていられるだろうが、変化が解けたらきっと弾く。留め具の類を壊さないのは多分がんばってくれます。 「……ワシの要りもんは、最初に言うた通りじゃ。ミズチに良うしてしてくれたらそれでワシに返る。こんな滅多に居らん屍もどきに何ぞ割くくらいなら、全部ミズチにくれてやれ」 カガチも、いつまでもそばにいられる保障はどこにもない。時たま目覚めてはお節介染みた小言を押し付けていくなんてことも、いつかには出来なくなる。 「言葉を違えてくれるなよ、掃除屋」 そんなことを投げ置いて、身を翻す。元の畳まれた状態の布に戻った。なんとかすると聞いたカガチを、それを告げたノアベルト自身を裏切るな。 (-41) 2021/12/13(Mon) 1:26:00 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト さて、先の話の主題にあったミズチはと言えば。そんな緊張した空気があったとは思えないすやっすや具合である。でもなんかうにゃうにゃ加減から見ると、当初の予想よりは早く目覚めそうに思えただろう。 「……、……?」 実際、あなたをそう待たせずミズチは意識を取り戻す。まだ酔いの醒めきらない、とろんとした視線があなたをとらえた。 「…のあー?」 間延びした声で愛称が呼ばれる。ミズチがあなたをそう呼んだことはない。 「旦那のまねっこ」 ふ、と息を吐く音がした。隠すものがない顔はほころんでいる。満足げにそのままもう一度寝入った。すや……。 (-42) 2021/12/13(Mon) 1:26:43 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト それからまた程々にあなたを待たせ、ミズチは目覚めた。少々眠たげにした後、あなたを見て、窓の外を見て、首を傾けた。思ったよりは時間経ってないなの顔。 (-43) 2021/12/13(Mon) 1:27:19 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 錆鉄御納戸 ミズチ「身を隠したい……。本当は、そうなんですけど……。」 あなたからリボンを差し出され、師匠の不在を察知する。 恐る恐る受け取って、小さな手でぎゅっと握り締めた。 「ああ…………せんせぇ、そんな……! やっぱりわたし、戻らなきゃ。わたし、革命派のひとに 『見せしめ』だ……って、そう言われたの。 だから皆の前に出て行って…良い子のふりしなきゃ。」 徐々に涙声になっていく。 「護衛、ありがとうございます、でも……見せしめだから、 むしろ石でも投げられてたほうがいいの……。 私が皆の前で良い子にしてないと、せんせが……! ノアせんせが、もっとひどい目に遭うかもしれない……! わがまま言って、ごめんなさい……!」 両手で目を覆ってわっと泣き出す。 もちろん自分一人の振る舞いが他の者の処遇に影響する可能性なんてほぼ見込めないだろうことはアンゼリカにもよく分かっている。 それでも、師匠や酒場の顔馴染み達の被害が大きくなるのをどうしても避けたいのだ。 (-44) 2021/12/13(Mon) 1:29:03 |
【独】 錆鉄御納戸 ミズチ/* あ〜〜〜〜〜〜笛吹きさん返してくれてるありがとう〜〜〜〜〜〜〜え? 地上人でこういうふうに隠しそうなの誰だよ、チェルシーとかシュシュさん?? 他の役職の不穏感の方が合うと思っているけど、フランドルもワンチャン。 夢見てそうなのが、エアハートノアベルト、オーウェンペトルーシャ、レイアイシャあたりなんよな。エドゥアルトはキャラ的にあんまりしていなさそう。旦那だったら嘘だろ??ってなるけど、あんなに踊り狂わせて面白そうな人踊らせてないってなると本人だからが理由かも知らんってそろそろ思えてくるんけどどうなんですか旦那。旦那が笛吹きでも愉快が過ぎるんだよ。 (-45) 2021/12/13(Mon) 1:38:45 |
【置】 錆鉄御納戸 ミズチ>>L0 笛の音 「……」 発生源と感じた場所には何もなかった。ミズチは己の探索能力を稚拙なものだとは思っていない。証拠を残さないために気を付けるべきことも心得ている。こうして現場に残ったものから得られたのは、相手の技術や意識が低いものでないという事実だった。 わざわざ痕跡を断つのは、暴かれたくない何某かの理由を持っていることの証左だ。わかるのはそれだけで、その内容はミズチには見当付けられないが。 音が聞こえてからでは、発見には至らないのだろう。見つけるのなら、こうした場所にアタリをつけておいてになるか。そんなことを考え、似た条件の場所をいくつか見繕うに一先ず調査は留めた。 ──まさかそれが最近何人かが見て話題になっている妙竹林な夢の原因だとは欠片も思わなかった。タイミングがタイミングだからね、しかたないね。 (L1) 2021/12/13(Mon) 2:05:37 公開: 2021/12/13(Mon) 2:05:00 |
錆鉄御納戸 ミズチは、メモを貼った。 (a7) 2021/12/13(Mon) 2:07:32 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ そんな気配はすぐに失せる。 「お前がそう言うのなら、それで構わない。そのつもりなら部屋に戻れはするな? 差し入れようと思っていた治療薬や食料はお前の部屋に置いておく」 女の子の部屋に入りますよって言ったねぇミズチくん。やましい気持ちは一切ないです。本人はとても真剣です。 「お前の身は潔白であるが、そうだな、お前の相手を見極める力は確かに革命派から見れば厄介だろう。無力化に近い状態にしておくことは理にかなっている」 (-49) 2021/12/13(Mon) 2:32:22 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 見習い少女 アンゼリカ ふ、と息を吐く音がした。安心させるように、空気が緩むように。わらったつもりだ。 「酒場の近くまででいいな? その外套は好きにしてくれていい。小生にとっては使い捨ての品だ」 そうしてあなたに肩を貸し、酒場への道を共にすることになっただろう。 /* 御機嫌よう、骨噛み骸糾問です。死霊の声を聞いて、アンゼリカの役職が賢者であることがわかっています。PLはそれが特殊能力故かか飛び抜けた調査能力故かはわからないけど、ミズチは理解している感じです。 外套に関しては、被っていると「人がそこにいることはわかるが、それが誰かということには意識が行かない」感じの品です。好きにしちゃってください! (-50) 2021/12/13(Mon) 2:33:38 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「ま、何のかんのと皆上手くやってるようじゃないか。 身軽な冒険者ゆえの余裕、というのもあるのだろうけど…」 そう、何だかんだと言いはしても。 ぱっと見、あの酒場の人々はそれなりに上手くやっている。 何かと世話を焼くのは勿論の事だけれども。 貴方のように、決して踏み込み過ぎない距離を保つ事も。 各々の気遣いの形は違う。心地良いと感じる距離感も。 それを互いに折り合い付け合って、その上にあの場がある。 しがない役者騙りはそんなふうに思っている。 「…ふむ。」 そうして、貴方の言葉に一つ。 納得とも何とも付かない息を零して。 揺れるカンテラの灯りに一度視線を遣って、それから。 「──ある者は、この街への憎悪から。 ある者は、捻じ曲げられた思想の下に。 そしてある者は、革命そのものに心は無い。」 「それが今この街の裏で動いている者達だ。 勿論、彼らがその全てではないだろうが。 …君の期待に適うかと言えば、少々難しいだろうなあ」 "科白"を読み上げれば、少々困ったように笑って。 貴方が降り掛かる火の粉を払う力を持たないように、 三文役者もまた、これくらいの事しかできはしないのだ。 (-51) 2021/12/13(Mon) 2:48:54 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー「チェルシー」 日中、宿の廊下か街のどこかか、あなたの姿が見かけられたところで声が掛けられる。(芸をしていたのなら、その輪の中に彼の姿はあったが、声を掛けたのはあなたが一人になってからだった) ミズチが気配なく死角から近寄るのは、一種の職業病だ。何度か驚かせたことがあるかもしれないし、初めてのことかもしれない。 「芸を頼んでいいか? 数日前に出されていたシチューに興味がある。噛み砕けはしないと思う故、出されていた物よりもいくらか小さいと喜ばしい」 あなたがシチューだと言った真鍮を、彼は本気でシチューの一種なのだと思っている。彼の好物はシチューだ。加えて、改めてあなたの技量を見極めたくもあった。 都合が悪ければミズチは引き下がる心づもりだが、余程でない限りは芸人が芸を要求されて煙に撒くこともないだろう。 (-52) 2021/12/13(Mon) 2:56:31 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット「シュシュさん」 日中、宿か街のどこかか、あなたの姿が見かけられたところで声が掛けられる。 ミズチは他人に用向きを持ちかける時、気配なく死角から近寄ることが多いが、あなた相手には姿を見せて現れることがほとんどだ。商人とは商品とを挟んで向き合う意識がなんとなくあるらしい。 ──が、今はあなたの死角から現れた。 「今、構わないだろうか。少し聞きたいことがある」 (-53) 2021/12/13(Mon) 3:11:15 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン「そうかい」 言葉を待つ、暫しの沈黙の後。 貴方の答えを聞き届けた後、かつん、もう一度踵を鳴らし。 「なら、やはりそう遠いものでもないらしいな。 お貴族様と下賤の民の合いの子。 "不義の子"もまた、上には捨てられ下には疎まれる。 君は君で私は私だ、何も同じというつもりも無いが。 考えようによっては、同輩とも言えなくはないだろうさ」 声色は、変わらず世間話のようなもの。 同類への情を滲ませる事も、腫れ物に触るようにする事も無く。 ただ事実を事実であると提示しているだけ。 同情や仲間意識が欲しいわけでも、与えたいわけでもない、が。 知らないよりは、知っていた方が行く納得もあるだろう。 何より一方的に明かすというのもフェアではないと思うわけだ。 「まあ、そこらは仕事には持ち込まないけれどもね。 結局私はよそ者、この街にも君にも大した思い入れは無い。 こうして敢えて問うたのも、 君がこんな危ない橋を渡るって事に納得が欲しかっただけ。」 「望むらくは。 せめて君が生きている間にここが崩れる事を願っておくよ。 その後に君が、こことは何の関係も無い 何処か遠い所で生きていけたなら、もっと良い」 (-54) 2021/12/13(Mon) 3:30:41 |
【独】 仮面の役者 フランドル/* ねえ〜〜〜また優しい狼になってない? なあフランドル〜もっと無情になってくれや〜 周りが良い子すぎて冷たくする理由が無いねんな。 こっち寄りならまあ仲良くしといた方がええやろし… みたいな顔しよるねお前 墓下がそんなツラだよ 生意気だね (-55) 2021/12/13(Mon) 3:36:18 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>3:28 3日目のフランドル様 受け取ってもらえたのを確認すると、一度スカートの端を掴んでカーテシーの仕草。 「期待しているのです、それこそがきっと貴方の生き方だと思っているのですよ」 そして口上と共に差し出されたカランコエの花に、目を瞬かせます。 カランコエの花がもつ意味を思い返し、妖精はふわりと微笑みました。 「はい、幸福のお花―――ですね。 ありがとうなのです。大事に、お部屋に飾っておくのですよ」 差し出した時と同じように、両手で花を受け取ります。 (+5) 2021/12/13(Mon) 3:50:54 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ霊の仕業だと? お前は、精神が弱っていると。 辛かっただろうと、慰めれば良いのか。 死者の声を聞いたからか、いいや、違うのだろう。 わかっている。 ミズチはただのからくりでは無いことぐらい。 まともに生きていた頃の人間の姿など知らない。 まともに生きていた頃すら無いのかもしれない。 だからなんだというのだ。 目の前に拾った彼の生まれを全て知る必要など無い。 ただ、拾ったものが壊れてしまえば後味が悪い。 居なくなるのが悲しいなんて考えたことが無い。 情をもたれる必要が無いのは、自分自身だ。 情を正しく抱けないのは、自分自身だ。 「ああ、起きましたか、ミズ……」 「は……?」 壊れた人形が、情をを持つことがあるものですか。 「……なんなんですか」 ただの物扱いをさせてくださいよ。 ただの物扱いをしてくださいよ。 だから、安心して傍に居られるのに。 (-56) 2021/12/13(Mon) 3:58:37 |
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