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【置】 夜に取り残された子 クラレンスどうしてみんな置いていくの どうしてみんな僕を守るの 何もできない僕のせいで みんなみんな死んじゃったんだ! それなら僕は死んでしまってもいいから みんなの命を返してあげて! (L6) 2020/03/10(Tue) 17:47:40 公開: 2020/03/10(Tue) 17:50:00 |
【置】 夜に取り残された子 クラレンス身体が吸血鬼にされたと理解していた 心すら作り変えられる筈の その過程が不十分だったことも 僕の為にみんな死んでしまったのに 人を傷つける化け物で 血を吸わなきゃ生きていけなくなった それでもなお、生きていけだなんて できるわけがないだろう!? 皆が生きる事を願って助けた それが理解し割り切れる程に 心はまだまだ大人ではなかった 誰かをまた傷つけてしまう前に もう死んでしまいたい もう生きたくない!嫌だ! (L7) 2020/03/10(Tue) 17:48:17 公開: 2020/03/10(Tue) 17:50:00 |
【置】 夜に取り残された子 クラレンス叫ぶ。 死んでしまいたいと首を掻く 痛い?こんなの 僕が死ぬはずだったのに 代わりに死んじゃった人の痛みに比べたら あまりにも些細なことだよね? 赤いものが爪を濡らす ごめんなさい。みんなごめんなさい 僕は何もできなかった 僕の為に死んでしまうなんて この程度で償えやしないだろうけども 新たに罪を増やしてしまうよりは 日課だった教会での祈りよりも深く 許されない罪を告白するように 自分の身体に傷を入れていく (L8) 2020/03/10(Tue) 17:48:45 公開: 2020/03/10(Tue) 17:50:00 |
【置】 夜に取り残された子 クラレンスそんな僕に近付いた、1人の影 その人はこう言った 「あなたの名前は?」 僕はこう答えた 「………僕は、クラレンス」 与えられた名を、その人へ告げて (L9) 2020/03/10(Tue) 17:49:26 公開: 2020/03/10(Tue) 17:50:00 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス[ 身体の痛みが消えた それと同時に流れ込んでくる 色鮮やかな記憶達 そして色濃く爪痕を残したのは ]僕が吸血鬼にされた時の記憶 ……どうして、僕は 生きているんだ、ろう 何もかも忘れて のうのうと生きていたんだろう [ 記憶を消される直前の様に がりがりと爪で首を掻いていく 不安定な心が吸血鬼の面を刺激する 喉が渇いた。その感覚が余計に心を乱す 少しはあの頃より精神が大人になろうとも 抱えた罪は簡単に消えやしない ]* (23) 2020/03/10(Tue) 17:51:46 |
【人】 聖炎の申し子 ミゲル ……グラディオ! [ がりがりと爪を首で掻くのを止めようとする 両手首を持って必死で ] 忘れてたのはそこの先生が 忘却させていたからだよ きみが忘れようとして 忘れたわけじゃない、し [ 僕は…理解をしきっていただろうか? 記憶を取り戻せば不安定で自傷や自殺に走る 先生はそう言っていたのに いざ目の前にすると心が千々に乱れる ] ……そんなこと、言わないでよ 僕は……ずっときみに会いたかった どんな風でもきみが生きてて嬉しかった (24) 2020/03/10(Tue) 18:16:13 |
【人】 聖炎の申し子 ミゲル だから恨むなら僕を恨んで ……忘れたままのほうが幸せだったかもしれない 僕のことを思い出して欲しかった…僕を恨んで [ 叶うならその大きな体を抱きしめよう この間から涙腺が壊れているのか 視界が霞んで、見えない 振り払おうとされても、構わない 生きているこの子が、いるのだ ] (25) 2020/03/10(Tue) 18:16:18 |
【影】 聖炎の申し子 ミゲル ……お守りをずっと持っててくれてありがとう [ あのとき、僕が銀のお守りを渡していれば 少しは何かが違ったかな ? ] (&1) 2020/03/10(Tue) 18:16:46 |
【影】 聖炎の申し子 ミゲル ……死にたいのなら僕を殺して きみを起こした僕を、先に殺して [ きみは知らない。あの後僕が受けた仕打ちを きみは知らない。でもそれでもいい。 ただひとつだけ、知っていて欲しい。 ] (&2) 2020/03/10(Tue) 18:17:16 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス[ 掻いた場所から血が滲む 手首を掴まれる。振り払おうとしても強い ] だっ…だって みんな僕のせいで…僕を守って… 自分の両親も、知らない人も それから君だって 僕が戦わなかったから傷ついたのに [ 吐き出す様に過去の一部を告げる 渦巻いた記憶と揺らぐ心 掴まれた腕が知らずに震えた ] なのに、なのに 生きてって…生きてて嬉しいって! みんなを犠牲に自分が助かるぐらいなら! 僕が代わりに死ねばよかったのに! (26) 2020/03/10(Tue) 19:00:18 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス嫌だ。嫌だ嫌だ 殺したくない!痛いことしたくない! ……だけど、だけど 傷付けたくて、噛みつきたくて、仕方なくて! [ いつかの日、吸血衝動を抑えきれずに 噛み付いてしまった日を思い出す 不安定な心が生み出す不整合性 ] 半吸血鬼になっちゃったから… 嫌だよね。ねえ吸血鬼嫌いでしょ? 憎くて憎くて仕方ないって言ってよ! ごめんなさい…ごめんなさい…… [ 地の底まで嫌われて 半吸血鬼の方が身体が強いからと盾にされた方が 無感動な時期の方が楽だったかもしれないと嘆くのに 抱きしめられるのが温かい 振り払いたくない。どうして生きてるんだろう ] (27) 2020/03/10(Tue) 19:01:33 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス誰も恨まない… 全部僕のせいだから…… [ 思い出したのは辛い事だけじゃない 優しい記憶の方が、たくさんと その分だけ、彼らの死が重くのしかかる ] (28) 2020/03/10(Tue) 19:02:20 |
【人】 聖炎の申し子 ミゲルきみが僕の幼馴染みで…親友だって気づいて 僕は僕の力を失ってしまった。 本当だよ ラトゥールさんに聞けば嘘じゃないってわかる。 [ ぽつりと小さく吐き出した ] ……殺したくないなら、戦いたくないなら 戦わなくていいんだよ 抑制剤もあるし… どうしても欲しくなったら僕のをあげるから [ 強く強く抱きしめる どこまでも深い底に落ちて落ちて手が伸ばせなくなる前に 留めるように抱きすくめる 落ちるなら一緒に落ちて欲しいとは、言わない ] (30) 2020/03/10(Tue) 20:22:43 |
【影】 聖炎の申し子 ミゲルねえ、少しだけゆっくりと僕の話を聞いて欲しい [ 一度だけ腕を離して…両手を握り締める 温かい…生きている。この子が生きている。 それだけで泣きそうになる僕を、きみは知らない。 ] 僕が憎んでいたのは吸血鬼じゃなかった。 [ だったら僕は僕の もっとも見せたくなかった部分をきみに見せよう それで嫌われるかもしれなくとも 嘘やごまかしできみを支えられる筈などないのだから ] (&3) 2020/03/10(Tue) 20:22:47 |
【置】 聖炎の申し子 ミゲル思い込んでいるしかなかったんだ。 僕が憎んでいるのは吸血鬼だって そうでなければ僕は僕の負の心に囚われていただろうから。 そもそも吸血鬼だけを深く憎悪しているなら ……半吸血鬼に頼っている教会にいるのもおかしな話だしね。 …詳しくは今は話さないけど きみがいなくなってから僕は誰にも優しくして貰えなかった あのルゴールって吸血鬼が現れたときも 生贄を差し出せって言われて1日部屋に閉じこめられてさ どんな風に言われたと思う? お前だけが死ねば良かった。 どうしてお前を生贄にしたのにって。 ……恐ろしい悪鬼よりも 幼い子どもに向いちゃうものなんだね。 まあ…結局…僕以外のひとはグールにされて ……グールになった村の人を僕が焼き殺した。 きみを守った人が死んだのが罪だと言うなら 僕のほうがよっぽど罪深い。 (L11) 2020/03/10(Tue) 20:22:50 公開: 2020/03/10(Tue) 20:25:00 |
【置】 聖炎の申し子 ミゲル ( ……僕は少しだけきみが羨ましい だれも僕を守ってくれなかった だれも僕に生きて欲しいなんて願ってくれなかった ) (L12) 2020/03/10(Tue) 20:22:53 公開: 2020/03/10(Tue) 20:25:00 |
【置】 聖炎の申し子 ミゲル …僕は世界中の何もかも 僕自身を含んで憎んでいたんだよ。 それが僕の能力の源だった。 ────だからあの炎は僕も何度も燃やした。 そう、一緒に見習いの試験を受けて グール退治をしていたきみなら知ってるだろうけど 自分の異能で火傷を負うなんてホントはないんだよ 僕のことなんて誰もいらない世界なんて ……あんな風に無慈悲に焼き殺してしまえる僕なんて 今でも憎いし、嫌いだよ。 自分のことが怖いと思うこともあるよ。 本当はね、僕はあの吸血鬼と一緒に死にたかった。 ……獲物の印は僕に丁度良かったんだ。 (L13) 2020/03/10(Tue) 20:22:56 公開: 2020/03/10(Tue) 20:25:00 |
【人】 聖炎の申し子 ミゲル────…でもね [ そろりと左手を握る ぼろぼろになったミサンガは今にも落ちてしまいそう ] ……僕が再び得た炎の力は きみを守りたいという力だよ。 [ 実際はそこの先生に調べて 貰わないとわからないかもだけど 僕にはその確信があった。] (31) 2020/03/10(Tue) 20:23:02 |
【秘】 聖炎の申し子 ミゲル → 目覚めた一等星 クラレンスどうしたらいいかわからないなら ねえ、僕にきみを守らせて欲しい 僕の力はきみを守る力だから …………僕が世界を憎まないために 僕の大事な親友を奪わないでよ お願いだから 一緒 に (-5) 2020/03/10(Tue) 20:23:34 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス[ 深い夜に、あの日の闇に 沈んで出られないようなものだった そのまま眠っていても 根元の部分は人は変わらなくて 無意識のうちに苦しみ続けていただろう ずっと前から戦うことを拒んでいたように ] 戦いたくはない…けど…… 何もしてないで見てるのはもう嫌だ それはもっと嫌だ…っ [ 怯えながらでも剣を握った その決意は間違いなく本物だった ] (32) 2020/03/11(Wed) 8:38:40 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス…血は吸いたくない 気持ち悪いし、何より…相手は痛いし でも身体が、ほしいって…飲むと満足して そんな自分が嫌いだった! [ 抑制薬で抑えられない時の苦しみ どうして衝動が急に出るのかの理屈も まだ、うまく理解していなくて 足りないものを埋めるように求めるのだとは 許しを得ては喉の渇きが少し治まった 置き去りになった僕に手を差し伸べられるようで ] (33) 2020/03/11(Wed) 8:39:22 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス[ 知らなかった事実を新しく聞いた 君は昔から優しかったから 僕の前で偽ってくれてただけかもしれないって それでも話される過去のことは嘘には思えなくて ] それは… 君は何にも悪くないでしょ グールは殺してあげなきゃダメだよ ……だって、その 本人達も好き好んでグールしてないだろう、し 弱い相手に八つ当たりしちゃうのは 心理的に普通だろうけど悪いことだし 悪いこと…なんにもないよ…… [ 守られ続けたくせに死にたがる 自分勝手なのは僕だと思い知る。辛い。 僕なんかじゃなくて 世界が君を守れば良かったのにね グールと化した親の事を思い返して ぽた、と一粒だけ涙が落ちた ] (34) 2020/03/11(Wed) 8:39:55 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンスだから世界を憎んでも… 自分だけは憎んだらダメだよ…… その火で たくさんの人が救われたんだから… 君は…僕とは違うよ。いい子だよ [ 手が震える 首に爪を立てようと無意識に向かうのは 抱きしめられていては不可能だ こくん。乾いている喉が鳴る 手で口を抑えて、自分を噛んだ。まずい ] (35) 2020/03/11(Wed) 8:40:18 |
【人】 目覚めた一等星 クラレンス嫌だ…… 僕を守ったら君がきっと死んじゃう 置いていかないで… 無力で無価値な僕の為に 誰かが死んじゃうぐらいなら 守らなくていいんだよ 僕は…いくらでも怪我するから そうしないとダメだ。僕が悪いことしたから [ 自分に関わったから死んだんだ、と 叫ぶ。次はどうなるか分からないのに 決めつけて、右手で首に傷を入れる 痛いけれど、この程度大したことない 僕を庇ってグールの爪を受けた君に比べれば ] (36) 2020/03/11(Wed) 8:40:56 |
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