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朝霞 純は、確かに、飛ばされていった可能性はあるね。羽があっても風には逆らえないのかな。 2022/09/18(Sun) 23:34:52 |
【人】 3年生 津崎 徹太― トラちゃん ― >>225 [退院したあと、 それでもまだ足はもうちょっと用心するとのことで、 松葉杖生活となっていた。 家に戻って、母からは、どうせ休学するのだから、 実家に一旦戻ってこいと言われたけれど、 いや、することあるし、とそれは断って、 大学には来ている。 そして、ちょうど教授と話しているときに、 トラちゃんからのLINEが届く] ――…… [続けざまに送られてくる内容に、 くす、と笑いが零れるが] ってことで、休学届けに印鑑お願いします。 [教授に書類を預け、研究室を出る。 ともすると、教授が他のメンツにも報告はするかもしれない。 ああ、彼は一旦休学して、また戻ってくるよ、と] (236) 2022/09/18(Sun) 23:37:06 |
【秘】 3年生 津崎 徹太 → 3年生 武藤景虎あのさ、俺、やっぱりイギリスにいってくるわ。 ばーちゃんがそんなに長くなくてさ。 [返しはそんな感じで、 空いてる日を返す。 チカさんとのことは、ちょっとまだその時はよくわからなかったので、何も返信せず、 心配はかけてごめんな、と] (-1010) 2022/09/18(Sun) 23:39:24 |
【人】 2年生 松本志信津崎くん自覚無いと思うけど、結構無理しいだかんな。 [夢の中でも幾分と無理をしていたと思ってる。 あの日、入院していた部屋で散々泣いたのもきっと 俺だけしかしらない津崎くんの姿なのだろうし。 おさまってくれた身体をしっかり抱いて気付く。 身長は津崎くんの方が少し高く見えるけど 体格は俺の方がちったぁ線が太そうだ。 別の国の血は多少華奢になるもんなんだろうか。] (237) 2022/09/18(Sun) 23:43:15 |
【秘】 2年生 松本志信 → 3年生 津崎 徹太ん、あ、そうね。 確かに、言い方悪かったか。 [試し、も 知りたい、も。 興味本位みたいに取られちゃうかと考え直した後 自分から外されたマスク、隠されていた唇に唇を重ねて。 小さくちゅっと音を響かせたらそのまま] 愛してぇの、津崎くんを。 [少しだけ照れくさそうに囁いて。 離そうとしてせがまれれば、薄い唇の隙間から熱い舌を差し込んだ]* (-1011) 2022/09/18(Sun) 23:43:43 |
【独】 3年生 武藤景虎/* ミサミサおやすみー、ゆっくり寝てね。 徹っちんはお返事ありがとうありがとう…! カラオケのロルはまた後ほど投下しよう。 パフェはくっきーの見てからだな。 (-1012) 2022/09/18(Sun) 23:46:44 |
松本志信は、ねんねの人はしっかりねんねしてねぇ! 2022/09/18(Sun) 23:48:25 |
【秘】 3年生 津崎 徹太 → 2年生 松本志信 はい、愛してほしい。 チカさんの方法で、 [そういいながら、チカさんの上着のボタンを外しはじめた。 ほっぺにキスをして、耳に囁く。 そして、上着から、手を刷り込ませれば、 自身とは違う胸の厚みに、 少し、熱い息を吐く。 うん、やっぱり熱はあるかもしれない。 でも、のぼせてるほうが、今は自分を手放しやすいって思ったから]* (-1014) 2022/09/18(Sun) 23:57:37 |
【人】 母親から見た 小泉義哉―― 小泉家の後日譚 ―― [ それは義哉のお葬式の日のこと。 あの子の後輩らしい女の子が>>56>>57 夫に言い放った言葉に心当たりがあって、 夫の一声で葬儀場スタッフに追い出された女の子を 追って、私は話を聞きに追いかけました。 「……さっきのはあの子の遺言なの?」と震える声で 尋ねたら、あの女の子は何と答えたかしら。>>-386 いずれにせよ、私にはそれが あの子の本音と分かったから、 女の子がその場を去った後も、 私は茫然とその場に立ち尽くしていたのです] (240) 2022/09/19(Mon) 0:13:10 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ たまには義哉の部屋を掃除しなければ、と お葬式からしばらくしてあの子の部屋に入りました。 泣き濡らしたのでしょうか。 表紙がよれた数冊のノートが机の上に 出しっぱなしとなっていました。 本来なら、母親である私にも見てはいけないような あの子のプライベートなもの。 けれど、私はもう直接本人からは 教えてもらうことの叶わない、 あの子の本当の気持ちを知りたいという気持ちを 抑えることができなくて、 そのノートを開いてしまったのです] (241) 2022/09/19(Mon) 0:13:29 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ そこに書かれていたのは、 夫から言われて嫌だったこと、>>1:43>>3:9 夫が私を責めるのをやめてほしいという願い、>>3:10 憧れていたパン屋になれないことへの憤り、>>3:12 自立したら父親には絶対に会わないという強い意思、 義哉が幼かった頃、夫の躾が厳し過ぎることは 分かっていました。夫には苦言を言っても、 私の出来が悪いからと返されてしまうから、>>3:10 私には義哉の涙を拭ってやって あの子を抱きしめることしかできないと 思っていたのです。 離婚という選択肢は頭に浮かんだけれど、 専業主婦で頼れる身内もいない私が、 離婚後にあの子を幸せにしてあげることは できない気がして……。 私が夫の暴言を我慢すれば幸せだと、 本気で信じていたのです] (242) 2022/09/19(Mon) 0:13:45 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ パン屋のことも夫には何度も説得しました。 けれど、ずっと折れてくれませんでした。 義哉にもパン屋になりたいのならなってほしい、 好きなように生きてほしいと、何度も言いました。 けれど、あの子は大学に行くからいいと いつもやんわりと断って―― きっと私に気を使っていたのでしょう。 と、このノートを読めばわかるのですが、 あの頃の私は、あの子の気持ちを きちんと汲んであげることができませんでした。 そんな思いに耽っていれば、泣き腫らしたのかしら とても文字が滲んだページに行きつきました。 そこに書かれていたのは、] (243) 2022/09/19(Mon) 0:14:02 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ そこにあったのはその一文だけでした。 しかし、次のページを読めば、 あの日のことを経験して>>5:112>>5:113 それを書いたのだと察することができました。 それから綴られているのは、 夫が求める“普通”と、あの子がなりたい自分との ギャップについての悩みと、 あの子が思い通りに生きたら、私が夫に どう扱われてしまうのかに対する不安。 最後のページに綴られた「逃げたい」の文字に、 私の瞳からは堪え切れず、涙の雫が流れ落ちました。 どれだけあの子はこの家にいて苦しかったでしょう。 どれだけ私はあの子の逃げたいというサインを 見逃したのでしょう。 今更、後悔しても遅いのに、 母親としてあの子に対してできなかったことだけが 頭に浮かんでは、悔いる気持ちを抑えることが できませんでした] (245) 2022/09/19(Mon) 0:14:37 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ それから、また数日が過ぎ、 義哉が亡くなってから、 すっかり意気阻喪といった様子の夫に あの子と私の涙で濡れたノートを見せることにしました。 あの子はきっと夫に見られることは 嫌がるとは思いました。 けれど、私は夫にも知ってほしかったのです。 あの子がどれだけ私たちを思いやっていたのか、 そして、私たちは親としてあの子に 本当は何を与えるべきだったのか、を ノートを読んだ後、夫は子供のように号泣しました。 彼が何を思ったのかは分かりません。 ですが、彼もまた自分がどんな父親であったのかを わかることがあればいいと、そう私は願うのです] (246) 2022/09/19(Mon) 0:14:52 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ それから、私は「もう“普通”に縛られなくていいの」 と囁いて、夫を抱きしめました。 そして、私の胸の中でわんわんと泣き叫ぶ彼を 見つめながら、その背をトントンと優しく叩きました。 夫が息子にした行いが罪ならば、 それをうまく止められずに助長させた私にも 罪があるのです。 いくら反省したところで、私たち夫婦に 幸せや生きやすい人生が待っているかは分かりません。>>6:27 もしかしたら、夫と別れる未来もあるかもしれないので、 色々と準備は怠らないようにはしようとも思います。 ですが、今はただ、罪を共有できるこの人の側で、 お互いに支え合いたいというのが 私の本音ではありました]** (247) 2022/09/19(Mon) 0:15:08 |
【人】 2年生 松本志信 だろな、俺も怖かった。 だからもう、怖い思いはしてほしかねぇよ。 [守る、なんて大それたこと言うつもりはねぇけど。 せめて一緒にその気持ちを背負ったり分け合ったりしたい。 多分、先に逝ってしまった人もそうやって“生きる”ことを望んでるだろうから。 摺り寄せられた頭に瞳を細めて。] (248) 2022/09/19(Mon) 0:20:47 |
【秘】 2年生 松本志信 → 3年生 津崎 徹太おう。 …その…初めてだから、なんかやばかったら伝えてくれ。 [知識だけはある、もとい知識だけで実績がない。 服のボタンに手がかけられればそりゃあ心臓は跳ねるし 囁く声は甘くも感じるし、熱い息が心臓を掴むみたいで。 同じように倣うように服のボタンを外し。 頬に、耳にと柔らかな口付けを落としていく。 足や体に負担を掛けないように気にしながら 白い首筋に音を立てて吸い付いた。 衝動はなるべく抑え、たい。 昔の記憶、夜の街で受けた心の傷を掘り返してしまわないように] (-1017) 2022/09/19(Mon) 0:21:17 |
【人】 1年生 朝霞 純【日常を分かち合う】 >>213 [退院して、まだ松葉杖が取れないままに日常へと戻って、私はたまに工藤さんを行動を共にするようになった。 というのも、病室に度々顔を出してくれた、その延長線上のようなもので、人気のないスペースで一緒に課題に取り組んだり、カロリーメイトを食べてる横で野菜メインのお弁当を食べたり、時にはただぼうっと二人で何もせず虚空を見つめて時間を過ごしたり、そんな感じだ。 そのうちに工藤さんが、家に来てもいいと言ってくれて、流石に工藤さんの家の中を全部平常通りに保つ自信はなかったので最初はお断りしたのだけど。 私の家に招いても、工藤さんと私の家族の相性はすこぶる悪く、察するということが出来ない工藤さんと遠回しな表現を多用する家族とですれ違いが起き、私の部屋で休んでもらおうにも私の部屋にまで両親はやってくるわけで。 そも、アジアン系の小物や、中華系の瑞獣などの置物、小説や図鑑などが納められた本棚のある情報量の多い自室が居心地の悪いものだったかもしれないとも後で気づいて。 それらの要因が重なったこともあって、私は工藤さんの家の合鍵を受け取って、彼女の家に赴くようになった。] (249) 2022/09/19(Mon) 0:22:42 |
【独】 3年生 武藤景虎/* 小泉母……。 そういう結末になるのか…。 先輩がいるうちにお母さんが気づいていたらとか、先輩が本音を話せていたらとか考えてしまうけど、先輩死んでなかったら小泉父が泣いて反省したかはどうなんだろうな、とも思ってしまうし… やりきれない…。 (-1018) 2022/09/19(Mon) 0:22:51 |
【人】 1年生 朝霞 純>>249 [工藤さんは度々猫のクリームパンを作っているようだった。>>221 クリームパンはアレルギーに引っ掛からずに食べられるので、私は何度かご相伴に預り、クリームパンを食べた。 正直に言って、美味しかったと思う。 でも彼女は食べる度に、表情には出ないけれど、何度も何度も咀嚼して飲み込んで、少し間を置いて、また食べてを繰り返していて、何となく、出来に納得してないのかなとは思った。 “作りたいのと違う味になりました” 言葉を聞いて、頷いた。 そんな風に彼女が拘るのは珍しい。 上手くやれないことを繰り返すイメージがなかった。 彼女が何度も悩みながら、クリームパンを休みの度に作るのを見守って、食べて、やっぱり納得しない様子で作り直して。 その様子を見て、小泉さんのことを思い出す。 工藤さんは毎回クリームパンを猫の形に成型して、顔を描いて完成させる。 それは彼女が自分からは決してやらないことのように思えたから。 きっかけがあったんだと思う。 猫のクリームパンに拘るきっかけが。 どうしても再現したいという味を知ったきっかけが。 そして、それはもう自分で再現するしか触れる方法がないのだ。 その思い出の味には。] (250) 2022/09/19(Mon) 0:24:54 |
【秘】 3年生 津崎 徹太 → 2年生 松本志信 やばかったらいうんで、 好きにしてほしいです。 [お返しのようにシャツの前、チカさんの手のひらを心臓に押し当てて、自分も動悸が激しいことを確かめさせる。 そして、その頭を抱きしめて、自身の首筋に押し当てた。 びり、と触れられたところ、震えて、小さな呻きが漏れる] チカさん、少し、強くしてもいいん、で。 [気遣われていることとは思ってなかったけれど、 素直に要望を伝え、 そして、煽るように、チカさんの髪をぐしゃぐしゃと掻いて]* (-1020) 2022/09/19(Mon) 0:46:45 |
【人】 1年生 朝霞 純【いつかの約束を】 [松本さんには、退院してからずっと、話しかけるタイミングを見失っていて。 松本さんだけじゃない、みこさんも、今泉さんも、黒崎さんも、トラくんも…津崎さんも。 香坂さんと工藤さんとはたまに話したり、工藤さんに至っては合鍵まで持っているけれど、親しいと言えるのは辛うじて工藤さんくらいで。 どうしたらいいのか、どうすればいいのか。 小泉さんから受け取った手紙の文章をふと思い出す。>>6:105 “やりたいことや言いたいことを我慢しているなら、遠慮なく口にするといい。” どうやって口に出したらいいのか、それが分からない。 でも、このままずっと先延ばしにして聞けないまま卒業なんてことになれば後悔するのだけは分かる。後悔だけはしたくない。絶対に。 そんな矢先、教授から報告があった。>>7:236] (252) 2022/09/19(Mon) 0:55:48 |
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