人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

えっっ



軽口ワガママに本当の情熱が返ってくるなんて思っていなくって。
だから、ぽかんと口を開けたまま固まってしまう。

「え。あ。は、」

それはすぐに解けたけれど、
今度は危うく答えそうになって、慌てて口を押える。
深呼吸を、ひとつ。

あなたのくれた猶予に感謝しつつ、頷いて。

「その時。ナルさんの心がまだ変わってなかったら、
 もぉ一回、お願いしますねぇ!ふふ♪」
(-303) 2024/04/03(Wed) 23:51:04

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「ナル……?」

「……そうだな。疎遠になるケースもなくはない。
 だからといって離れる事がダチじゃなくなるわけじゃない」

死んでから生き返る事はバックアップサービスの方法しか男は知らない。或いは本当に死んで消えてなくなってしまうかの二択だ。

だから貴方が死んでしまったら忘れてしまうなんて事に気づけず、だけど貴方の言葉が必死の訴えに聞こえて、必死に何かを聞き取ろうとする。

「……忘れちまうのか?望まないのに」
「そん時、またダチになるんじゃ、駄目か。
 これじゃあお前の事、安心させられないか」

「おう、全部変わらない友情だよ。同じだ。
 俺の事を大切ってそんなに思ってくれる奴とさ、
 立場一つ違うからって、ダチじゃなくなるわけじゃねえ」

「例えいつか、俺がファミリーを離れる日があったとしても」
「お前とダチなのは永遠に変わらねえよ」
(-308) 2024/04/04(Thu) 0:41:45

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

「アウレアさまの保存ですね?」

「まさか堂々と見たい趣味はないですよ!
 何事もなかったら、この時を思い出して
 大変だったなっていえる思い出になればいいんです」

たとえ誰かがこのファミリーから居なくなるとしても。

「一緒に見ましょう。私も撮って欲しいです。
 オトモ君、よかったら他の人もこっそり撮ってみてください」

一瞬の怪しい犯罪行為のようなものに違いないが、それはあなたの手元にある限り、門外不出の頑丈なデータであることは間違いないだろうから。

「それでは、失礼しますね。
 早く問題解決できるように、頑張りましょう!」

「――私、死にたくないです。
 忘れたくないです。あなたにこうして甘えさせてもらったこと」


今の自分が壊れてしまえば換えはない。
だから、せめて。
1歩、2歩分ぐらい、なんの確証もなく賭けたあなたへ近づいて。

È molto gentile da parte tuaありがとうございます!」

人らしく笑いかけて、また次の仕事の時に会えることを願って部屋を出ていった。
(-332) 2024/04/04(Thu) 13:33:07

【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ

普段であれば適度な距離のそれがこんな時だから縮まるのは皮肉なことで。
人の心で動物のようにすり寄れば、甘いあなたの言葉に甘い言葉を返して笑う。

「……どっちも、そうだとは思えません」

「決められません、私には」

黙っていることは嘘と言うだろうか。
何かを誤魔化していることは嘘つきといえるだろうか。

そんな理屈がまかり通るような世界ではないとわかっていて、願っている。

「その代わりに信じられる方を、いっぱい信じてみようかと、思います」
「ベルヴァさまだって、もしレオンさまが悪いことをしていてもあなたを大切にしていることは疑いませんよね?」
(-339) 2024/04/04(Thu) 15:54:05

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル

「そうか。ああ、そうだな。
俺を大切にしてくれている事を、疑ったりはしない。」

ポンポン、とあやすような手はそのままで。
兄が弟にするような、優しい手つき。

「だが、決めなければならない時が来る。向き合わなければならない時が来る。」

「お前にとっては、辛いことになるだろうな。」

優しさと真っ直ぐさを持つ弟分。
その姿は時に眩しくて、時に心配になる。

「俺は、カテリーナを疑っている。だからもし、レオン様が嘘を吐いていた時は…躊躇うなよ。」

自分はあの人を裏切れないから。
もし己が信じるものが相容れないならば、と。
穏やかな声音で、貴方に言うだろう。
(-340) 2024/04/04(Thu) 16:16:05

【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ

「……ベルヴァさまもそういうこと言うんですね?」

それは拗ねたような、責め立てるような声で口を尖らす。
自分がもっとたくさん上の立場ならあなたの頭を貫いても許されるのではないかと思ってしまう。

「戸惑いません、でも、嫌ですよ」
「理想を謳うんじゃありません、私たちを捨てて行くことなんて許しませんから」

「……私、違法人格データがあったらしいです」
「知らない怪しい人が乗船前に襲ってきて、それを私に入れようとして来ていました、ストレルカさまがぶったおしてくれましたが」

「もしそれが成功していたらどうなっていたでしょう。
 もし、それが私と違う人格だったらどうしたでしょう。
 私は私で、5年間ずっと正しく生きてきたのに、過去の出来事で別人と判断されるのでしょうか!」


「……諦めませんからね。
 忘れたら嫌ですよ、私が言ったこと」
(-344) 2024/04/04(Thu) 18:38:01

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル

「…全くお前は。」

わしゃり、とその頭を撫でようとする。
その表情は困ったような、苦しいような、そんなもの。

「分かったよ。ちゃんと覚えておく。
俺も、そうしたい訳じゃないしな。」

どうにも、敵わないのだ。
眩しさに胸が苦しくなるくらいに。

「で、襲われたってのは初耳なんだが。
怪我…はないにしても、襲った奴の目的とかは割れてるのか?」

ストレスが原因で不調が見えてるなら。
少しでも会話をすることで、心を落ち着けさせようと。
貴方を甘やかし続ける。
(-345) 2024/04/04(Thu) 19:14:19

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

・・・・
・・
はじまりは、誰からだったのだろう。
義体と言うことは見た目から全て変わっている可能性があるし。


「プログラム、……こんなに名前が」

ずるいとはいったい、と思いつつも連なる名前を見つつ。
神様というものを信じていた彼女の言葉を浮かべていくつかの推測を立てる。

7人分の人格データを再生していたとなれば多重人格というべきか、それとも上手に混ざっているのか。
本人はうまくいっていると話していたような気がするが、それは定かではなかった。

「有意義です、ありがとうございますストレルカさま。
 ……なんだかたくさんの人の記憶を持った人というべきか迷いますね」

「大丈夫、なんでしょうか。
 きっとの望んだことなんでしょうが……ちょっと皆さんと挨拶できていないのはちょっと。
 ストレルカ様、あの……違法で作られた人格データもS社に頼めば
 正式なバックアップデータとして手回しできたりするのでしょうか?」

「それと、その……ストレルカさまもこんなにたくさんのデータを持っていて疲れて居ませんか?
 一度此方が預かったこともありますので、その……休憩したりゆっくりして欲しい、と思っています。
 無理させてしまったのは承知で……あれなのですが」
(-347) 2024/04/04(Thu) 21:28:38

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「殆どが既に亡くなられた方の人格データだそうです」
「人はきっと、因果なものだ、と言うのでしょうね」

7人分の人格を自らの内に収めていた彼女と、
その人格データを預かる自分。
故人の人格データを学習データとして取り込んだ自分。

似た者同士とも言うべきふたりが同じ船に乗っていたこと。

「S社は…顧客の死後の人格データの提出は
 原則受け付けていません。そして、
 S社で保存されたものではない人格データは取り扱いません」

バックアップデータについて尋ねられれば、
そのように答えを返して。そうして、次の問いへ。

「大丈夫です。
 私は格納庫の膨大な入搬出ログを管理できる
 それだけの性能を有していますから」

「人の一生も同じくらいに、重く繊細で。
 けれど常に稼働させているわけではありません。
 圧縮したデータで保持する程度であれば問題はありません」

「無事に戻ったら……
 少々メモリの増設は必要かもしれませんが」

アンドロイドは疲労とは無縁だ。
CPUとメモリには限界があるというだけで。
オーナーはメモリの増設を頼めば快く引き受けるだろう。
(-348) 2024/04/04(Thu) 22:00:57

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「それから…ユーザーデータ『ナル』。
 それが保存されたUSBデバイスを
 念のために私が預かっていますが…
 これもお持ちになられますか?」

オトモ君の中に残されていたもの。
中身を検めてはいないけれど、
放って置くには少々気掛かりだったために
それだけは自分の手元で保管する事にしていた。
(-349) 2024/04/04(Thu) 22:01:15

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

「おお……俺様ちゃんの保存か。びっくりした。
 盗撮を本人の目の前で依頼するんじゃねえ。
 人格データなら取っといてるぞー、探して勝手に見ろ」

なんとも投げやり。ただし嘘は言ってなかった。
自分があなたのデータを見たのだから自分も明かそうと、
この船のどこかに隠してあるんだ、なんて付け足して。

「まあ……要はあれだろ、アルバム作り。
 オトモ君のマスター権限ナル君にもあげておこうかな……。
 後から好きに見れるようにしとくね。悪用しないでしょ?」
『はい。オトモ君も良いと思いました。
 お任せください、オトモ君にはセンスがあります』

ぴぴ、と電子音の後、白い機体が誇らしげにくるりと回った。

「……ん。頼むぞナル君、その意気だぜ」
「死ぬなよ〜?」

んじゃな、と笑みにはにかみを返した。
背中を最後まで見送って。
どうかあなたが望む通りになればいいと、祈った。

それから先。アウレアの死が告げられた後。
きっとアウレアの言う通り、オトモ君のマスター権限はあなたにも付与されていただろう。
オトモ君の内部データはクリーンアップされていたけれど、
あなたの望んだ思い出はアウレアの持つガラクタのどこかに。
それが見つかるのがいつかは、命無き者には判らぬ事だ。
(-377) 2024/04/05(Fri) 1:25:13

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

とある時間。
貴方にそっと通信が一件。

「やぁ、さっきはすまなかったね。
 あの後二人と話をしたよ、彼女は俺にすべて預け寝返ってくれることを約束してくれた」

「キミのおかげだ、ありがとう」
(-390) 2024/04/05(Fri) 7:40:02
ナルは、通りがかった娯楽室を覗いた。ダーツ、すごいかも……
(a22) 2024/04/05(Fri) 7:52:45

ナルは、通りがかった娯楽室を覗いた。ダーツ、すごいかも……
(a23) 2024/04/05(Fri) 7:53:05

ナルは、大事なことなのでオトモに娯楽室を撮影してもらった。お願いしますね!
(a24) 2024/04/05(Fri) 7:54:30

【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン

「寝返、
え?


「私何もしてませんよ」

「……何かあったみたいですが、気になさらず。
 ですが、
お礼であればお金がいっぱい入用です!
(-391) 2024/04/05(Fri) 8:00:33

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

――オトモ君を呼びながら、おにぎりのシールをなぞる。

「なんで全部見ていいだなんて言ってくださったんでしょう」

業務提携していたにしろ個人情報の塊でしょうに。
個人のプライバシーを配慮していないのだろうか。

「……アウレアさまは、
 みなさんと過ごすことは楽しいのでしょうか。
 一体どんな気持ちで自分を殺していたのでしょう」

「寂しかったのですか、憐れんでいたのですか。
 私には、死にたくないという気持ちしかわからないので、理解をすることはないのでしょうが」


「……誕生日はいつになるんでしょうね。私たち」

あなたは製造日でしょうかと笑いかけて、安置室を出て行った。
(-393) 2024/04/05(Fri) 8:51:59

【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ

あなたにも負担を駆けたいわけではないのだが、どうも頼りないままな身体ではそんな顔をさせてしまう。

「迷惑をかけるつもりはなくて……。
 時間が出来たら伝えるつもりだったのですが」

膝擦りむく前に襲われたと、半分は憶測であるが事の顛末を話す。アウレアに相談したことからあまり良くないことが起こってしまったと。

「目的は割れて居ませんが、凡そ私の身体が目的かと」
「その〜」

ナルの身体には、データを入れる改造が為されているのは既に知っているだろう。
過去に人工データを入れる研究がなされた成果であるが、寿命が縮む致命的な欠点があり、まだこの時代には違法とされている。

しかしそれはもうここに来た時から破壊されており、機能せず手術で取り出しさえすればデータの取り込みもできなくなる。
若干問題ではあるが放置してもよいとされていたものだ。

人格データ
を私にいれるようだったみたいです。
 中身はどんなものかはわかりませんが……」

「多分
ソーレファミリー
の方だったと思います」
「さあ何が起きていたのでしょうね」

起きることがない事件でしたと。
自分の正体は何かで変わることの無いままで済んだと笑いかけるが、あなたがそれを追求し報告することがあれば十分に問題視されるかもしれない事実であるだろう。
(-394) 2024/04/05(Fri) 9:49:11

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

「キミからの報告がなければ今日は迎えてない。
 あの二人とも話はできなかったかもしれない」
「ナル。キミ……俺には言ってなかったけど、ベルが裏切り者ではないことを知っていたんだろう?」

通信機越しに聞こえる笑みのこぼれた音。
こちらの状態が安定したことは確かのようだ。

「へぇ、お金で何をしたいのかは聞かないけどいいよ。
 今度俺からの特別手当をつけておこう」
(-395) 2024/04/05(Fri) 9:53:35

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ



「手術の結果でそうなっちゃうかもしれない、じゃないですか。
 何があるかわからない世ですよ?
 なんて、ちょっと不安になりすぎていたのもあります」

「また、なってくれるってジャコモがいうならいいんです」

その時はようやく本当の意味で貴方を信じられることになるでしょう。

「簡単には離れないでくださいよ。
 ……難しいのはわかってますが。
 ちゃんと、何かあったら相談してくださいね!」

それだけですと言えば振り返って、さて、と呟く。
次に会う時は嫌な話をしたくないですねと重ねてあなたに背を向けた。

「私、まだまだあなたのことたくさん知りたいんですから。
 友達は仲良くなってからが、楽しいらしいですよ」
(-396) 2024/04/05(Fri) 10:26:47

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

終ぞ剥がされなかったままのシール。
このドローンにも自分で剥がせる術はあるのだが、
あれからずっと貼ったままでいる。

『……現存しているプロトタープデータから分析した結果』
『感情が関係するため演算結果の正確性は不明ですが』

『アウレア様は楽しんでおられたと推察します。
 あの方は仲間と過ごすのがお好きな方ですから』

『寂しがり屋であることは事実だと判断します。
 でなければ『アウレア』という在り方を
 選ぶことはなかったでしょう』

幼い子供の声をした合成音声がそう告げる。
かつてのマスターの亡骸を見ながら。
誕生日はいつになるかという問いには、機体を傾けた。

『不明です。当該データはロストしました』

ふよ、と体勢を直しながら一つの事実を述べて。
それからお供をするように、あなたの後を追っていった。
(-397) 2024/04/05(Fri) 10:53:28

【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン

「お二人と……と、言いますと。
 例の通信回線でしょうか」

ええと。と、一度考えるような間をおいてから

「はい、確かなことは言いませんでしたね。
 だって、レオンさまのことまだ調べ切っていませんでしたから」

「……あ。疑っているわけではありませんよ。
 私はカポレジーム、トンマーゾ・コスタさまからの指令でファミリーの調査を任されておりました。一応独断ではありません」

直属の部下ではありませんが、と言うのは、相変わらず派遣のようなことをしている証拠だ。

「ありがとうございます!
 ファミリーの為に使うためですから、ご心配なく。
 他にレオンさまのお手伝いになるようなことはありませんか?
 使いっぱしりぐらいなら今日はまだできるのでなんなりと!」

実のところ裏切り者の芽があったのは、彼らだけではなかったのだが。
そうなることはなかったので今言う必要はないだろう。
(-398) 2024/04/05(Fri) 10:57:35

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「そりゃあそんなデカいもん抱えてたら、
 不安になる時だってたまにはあるだろ。
 いいぜ、俺に言う分には全然聞いてやるからよ」

「何回だってなれるさ。互いがそれを望むんならな」

「……」

「"簡単には"離れねェよ。
 ……でも、そうだな。それでも離れる時があったら、
 ちゃんと一報くらい入れるようにする」

この時薄っすら、後の自身の選択を理解した気がして、
含みのあるような言い方で言うしかなかった。

「なんだ、俺の事大分好きじゃねぇか。なんてな。
 また楽しい事しようぜ。ダチならさ、色々な」

言って、立ち去る貴方を見送った事だろう。
(-399) 2024/04/05(Fri) 11:13:45

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

ここの機体たちに純粋なAIはいないことに気づいたのは最近だ。
はっきりと元の人格データが参照されていたり、挙句はそのままであったりと。

「じゃあ、
 
アウレアさまって7等分になるのは構わないんですかね?


「アウレア一家……」

少なくとも一人の生き方はしていない人だったのかとまた想像しながら廊下を歩いた。
(-400) 2024/04/05(Fri) 11:15:37

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

突然のメッセージ受信の知らせ。
宛先は貴方もよく知る友人の名前。簡潔に書かれたメッセージがそこにあった。

ナルへ。
突然の話だが遠い場所に行くことになった。
暫くの間、お前とも会えなくなると思う。

一つ言いたいのは、
俺はお前と約束した旅行の件は忘れていない。
お前と離れることになるが、安易に決めた決断でもない。
ナルの事を考えないまま決めた訳じゃないことは覚えていてくれ。

いつか落ち着いた頃、また会おう。
その時には手土産の用意も忘れないでいる。

                ジャコモ
(-401) 2024/04/05(Fri) 11:15:53

【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル

「分かってる。後で報告はしとけよ。」

貴方が頼りないからではない。
ただ、自分はこうはあれないから、という引け目。
それが、男が苦しい顔をする理由。

「ソーレが絡んでるとなれば、此処の中だけで話が収まらないからな。それにまたお前が狙われるかもしれないし。」

「十分に気を付けておけよ、いいな。あとはまあ…必要があれば手術をしないといけないかもしれないな。」

しっかり取り出しておけば二度はない。
とはいえ、すぐに施術できるものでもないから、全てが落ち着いた頃にはなりそうだ。
(-403) 2024/04/05(Fri) 12:56:44

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

「話自体はしてたけど……どっちかを疑ってかかりたくなかったしね。向き合うきっかけをくれたってことだよ」

あぁ、ちゃんと自分のことも調べていたのかと笑いながら。

「むしろ疑ってかかるくらいが丁度いいのさ、本当は。
 俺が身内に甘すぎるんだ。
 派遣もいいけど、正式にうちの子になってくれてもいいんだぞ、ナル」

とはいえ無理強いをするつもりはない。
あなたがファミリー全体を見て行動していることを知っているから。だからお金の使い道についても心配はしてない様子。
要は、貴方のことを信じているということなんだろう。

「必要なところに報告はすませてあるから使い走りは大丈夫さ。キミもしっかり休息を取ってこの後に備えておくように」
(-410) 2024/04/05(Fri) 15:04:10

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「自分の命のことは考えたんでしょうか」
「ファミリーのことは考えなかったんでしょうか」

あなたからの連絡を受けたあと、いくらか手回しがされているかどうかを調べに行く。
一番考えられるのは命を断つことだが、バックアップされていたところで逃走に至るとも限らない。足止めは食らうはずだ。

「結局相談しないじゃないですか」

信用してませんでしたけどね、と嘯いて。
討つ任命が下るようなことをしたら容赦はしないとつぶやいて廊下を歩いた。
(-488) 2024/04/05(Fri) 18:28:38

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「難しいことがよくわかりました。
 バレてから問題になるよりは、
 合法的に取り扱えるかの検討をすることにします」

「……奇しくも先輩たちがここにはたくさんいたんですねぇ。
 私はまだ人間でいられるかわかりませんが。
 正しくあなた達を整備できるのは、まだまだこちらの役目だと思っています」

あなた達が壊れているのか、異常であるか。
治っているのか、違うものになってしまったのか。

それを判断するのも作り手出会った我等であり、定義を決めつけるのも機械ではないから。

「必ず生きていてもらいますからね、私が死ぬぐらいまでは」
(-493) 2024/04/05(Fri) 18:57:45

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「ユーザーデータ……ああ、私。
 よくも悪くも捨ててしまったんですよねこれ」

誰も必要としなかった過去のデータ、結局彼らが見つけ出すことは叶わなかったそれを望む人などいない。

「そのままオトモ君に食べさせておきます!
 簡単に読み込めないデータのようでしたので、読み込みには至らないでしょう。
 間違って虚無に吸い込まれたらそれでいいです、
 まるで、ごみ処理をさせてしまうことになりますね?」

大したことのないのように扱って、自分の中で予感はあった。
この先自分からはまともな人間であった時の記憶を求めることはないのだろうと。
もし、新たにこの自分を塗り替える数字が現れたときは無条件にファミリーへの愛が消えるのだろう。

「……では、また今日の日記分を入れてもらいましょう!
 よろしくお願いします、ストレルカさま」

忠誠心のデータがインストール出来たら早いのに。
簡単にいかないのが世の常で。人の心は移ろうのに口だけの契約を交わしているのなら、やはりこの世界の命は軽くなってしまったなと思うばかり。

「ボスが船員の頭を遠隔で爆発させられるぐらいになれば、便利なのに」

人というのは簡単に処理をさせてくれない生き物である。
(-496) 2024/04/05(Fri) 19:13:39

【人】 仕分人 ナル

なんだか呼ばれたような気がしてオトモ君を連れた仕分人が#娯楽室へ と入る。
会話には入らずともルールを把握したのか、遊びには興じようとその矢を的へ向かって投げた。

一投目:66
二投目:70+10
三投目:86+20

集中するほどブレは少なくなっていくスタイルに素人感は拭えない。
しかしまぐれでも当たっただけ良かったと一息つけば、点数はよくわからないのでそのまま引っこ抜いて部屋をあとにした。
(50) 2024/04/05(Fri) 20:21:40
ナルは、どこも狙ってないので点数は全て偶然。
(a27) 2024/04/05(Fri) 20:30:27

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「もちろん」

機械はあなたたちのために作られたものですから。
 あなたたちが必要としなければ、
 自ら自身を整備する機能は必要ありません。
 あなたたちが必要とするならば、機体を新たなものに換えても
 『私』は確かに続いていくでしょう」

機械が起こした人間の想定外の行動を、
バグであるとするか、自己学習の結果であるとするかは
人間の尺度によって決まるもの。
セルフチェックによって客観視する事こそあれ、
最終的な判断を下すのは人間だ。

「そうですか」
「承知しました。
 後ほどオトモ君の内部へと戻しておきましょう」

機械はそうしろと言われればそうする。
するなと言われればしない。
人間の電気信号よりも単純明快な、0と1で構成されたもの。

「はい。アソシエーテ ナル様
 あなたの今をお聞かせ願えますか」

人類は故郷を飛び出して、宇宙の何処までも進出したこの時代。
人類はおおよそ不慮の死さえも克服した。
けれど、それでも、技術は人の心までを担保してくれはしない。
(-500) 2024/04/05(Fri) 20:35:12
ナルは、「早く武器をご教授願えるようなからだになりたいですね」と笑って返した。
(a31) 2024/04/05(Fri) 20:55:23

【人】 仕分人 ナル

あいたたたた
、胸が痛い、これが恋?
 もしくは痛みがカートに運ばれる荷物の真似をさせています……」

娯楽室を過ぎたあと、蹲るように体を丸め込めば深く呼吸をして痛みが収まるのを待つ。
不調で発熱を良くすれど、痛みに強いわけではない。
舟を降りたら今なら心臓にプロテクトを付けたいとまで思っている。

『パシャ』『記録しました』

「オトモくん、科捜研のAIみたいですね……」

「死ぬときは痛みなく……、義体化も視野に入れたほうがいいのでしょうか。
 アウレアさまに聞きたいですが、痛みを覚えていないでしょうし。
 エーラさまは、部屋までさぞ辛かったでしょう、聞けるわけがありません。
 わるいことを覚えていない為に、いいこともまた同じにする必要があるのなら、全部忘れていいと思います」


仕分人は虚空にぽつぽつとぼやきながら、後ほどやってきたAIに載せられて自室に運ばれていった。
(53) 2024/04/05(Fri) 21:02:32