人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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【秘】 黒剣 シアン → 天眼通 サルガス

「特に問題はありません。
 無い方が良い結果を生むこともありました」
「味を問わず食べられるということは、食で選り好みをしないという意味でもありますし……痛みに鈍いならば、それは即ち常人よりは無理が利く身体です」

淡々と話す男の言い振りは、"それ自身"を人として扱っていないのと同意義に近い。


「ですが、貴方を困らせるような意図はなかったので……
 すみません、気を揉ませてしまったかもしれませんね」
「私は大丈夫ですから、どうかお気になさらず。
 また後程、結果が出た後に。貴方の蘇生後、お会いしましょう」

小さく頭を下げる。……一度自室へ帰る気でいるようだ。
次に来るのは、貴方が服毒をした後のことになるのだろう。多分。
(-53) 2022/06/13(Mon) 16:24:56

【独】 黒剣 シアン

/*
<1d100>+20が<1d100>より高かったら言う
(-52) 2022/06/13(Mon) 16:25:40

【独】 黒剣 シアン

/*
や、やったな!とうとうタグミスやったな!すんません!
(25)1d100+20 (41)1d100
(-54) 2022/06/13(Mon) 16:26:17

【独】 黒剣 シアン

/*
ギリギリじゃねーーーーか!
(-55) 2022/06/13(Mon) 16:26:35

【秘】 黒剣 シアン → 花火師 ヴェルク

「……、……
逆に関心を失うかと思ったのですが


小さく息を吐く音。珍しく眉を寄せてから、
常日頃嵌めている黒手袋をひいて外した。
顕になったのは、無数の刺傷や火傷といった傷痕塗れの両手。

「……一般的には力を使うと疲労が発生するようですが、
 私の場合、ある程度使うとこうなるんですよ」
「制御が効かなくなって、遮二無二私の首を絞めてくる。
 自分で己の手を潰さないと止まらない。
 使い勝手の悪さ、自傷行為などただの弱点でしょう」

傷は治るものだから、残っているのは痕だけではあるけども、
その数自体は相当な量になっている。

「故、無能力者と同等に活動していた方が何かと都合良い。
 そうしていれば相手が勝手に油断しますし」

少し粗雑になってきた
言い振りからしても、この男は
能力持ちだが幾つか
大きな欠点
があるようだ。
(-58) 2022/06/13(Mon) 16:43:06

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

『はい。何方でしょうか』
扉は開けず、しかしそれ越しに居る人へ届くように声を発した。

『……宜しければ、お名前と御用をお伺いしても?』

確認の意図を込めてか、もしくは最低限の警戒心によるものか。
何かしらの返答があるまでは、扉を開ける気は無さそうな言い方をしている。
(-60) 2022/06/13(Mon) 16:47:13

【秘】 天眼通 サルガス → 黒剣 シアン

貴方が貴方を人として扱わないのならば。
貴方のことは誰が人として扱うのだろう?

少し考えるような素振りの後、貴方の謝罪の言葉で顔を上げた。
じ、と。もう何度も貴方へと向けた、澄んだ淡い
白藍
で見て。

「貴方が謝る必要はありません。
 僕のこれは、そういう性分なのもあるし……
 困ってはいません、心配くらいは、……させてください?」

「はい、えと……僕は結果が出る頃には飲むつもりでいますが。
 ……お願いしますね、フェリシアン・ソニエール」

頷きで返し、貴方が自室へ帰るのを止めはしない。
以前のように先導して扉を開け、去っていく背を見送るだろう。

また
警告は間に合わない、貴方が狼に選ばれたと知っても。
サルガスは言葉通り、結果が出ると同時に貴方の毒を呑下す。
「このまま目が覚めなければ、あの子と同じ所に逝けるのかな」

ベッドの上でひと時の死の
を見ながら。
貴方の迎えを待つのだろう。
(-67) 2022/06/13(Mon) 18:24:06

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

無警戒なタヌキのような鼻先を覗かせてくれたら楽だったのだけど。
今日の獲物は、アナグマのように用心深いらしい。

わぉを〜ん!


ならば不意打ちを狙う意味もないから、クセのある鳴き真似ひとつ。
訪問者と用件を、いっぺんに回答して。

出てこないならば巣穴を壊すまで。
扉のロック機構辺りを硬いもので引っ掻くようなおぞましい音。

バリバリ、バリバリ。


中断されなければ、78秒程後に鋭い爪の先が貴方の部屋の側へ覗くだろう。その後は、用を為さなくなった扉を叩き開けるだけ。
その前に扉が開かれれば、この限りではないが。
(-76) 2022/06/13(Mon) 20:30:53

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

「――ッチ、」


ガン!
と派手に音を立ててテーブルを蹴倒し、
入口目掛けてバリケードのように転がした。
素早く離れ腰の剣を抜くも、空いた片手は明らかに腰の後ろ。
隠すようにして何かを掴んでいる。

「此方に来るとはな……」


爪の先が室内へ覗く頃には、男が剣先を貴方の方へと向け、
確りと構えているのも充分外から見えることだろう。
(-96) 2022/06/13(Mon) 23:33:32

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

ガッ!


乱暴に開けた扉が、バリケードにぶち当たって派手な音を立てる。
武器を取る猶予を与えてしまったことを認識しているから、いきなり跳び込むようなことはせず、扉の隙間から部屋の様子を伺うだろう。

獲物は何度か見かけた剣。それより反対の手の方に、ピリと警戒心が疼く気がする。
テーブルは互いにとっての遮蔽物になるだろう。他に隠れる場所は、足場になる場所は……。

歯応えのある狩りの予感に、本物の高揚を覚える。歌によって呼び起こされたものでは無い、本来の悦びを。
扉の隙間から光る獣の瞳は、きっと熱を帯びている。口元は裂ける程に弧を描いていて、潜めた息づかいも、きっと届いているのだろう。

隙を、或いは貴方が焦れて動き出す瞬間を。
扉の陰で、じぃっと伺い待っている。
(-100) 2022/06/14(Tue) 0:24:15

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

警戒されていることを理解してか、
男も意識を集中させ、貴方から目線を逸らそうとしない。

ただ、この男が少なくとも宴の最中、一度も能力を使っていない事を、きっと貴方は知っていることだろう。
……ともすれば、そも本人が自身を無能力者だと言っていることも、知っている……かもしれないし、そうではないかも。


「……どうした。扉を壊す割に、随分頭が回るな」

日頃無表情であった姿と異なり、男は明らかに眉を寄せ感情を露わにしている。発する声へ僅かに滲むのは焦り。
煽り立てるような言い振りの割に、こういった戦い自体の経験は浅いか、もしくは別の精神的な理由か――この獲物には普段見せる余裕さが無い。


[↓]
(-111) 2022/06/14(Tue) 1:24:08

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

「……、……死ぬものか、  」


微かに漏らす悪態、男は動かない。
が、その背にある手からするりと小さなナイフが落ち、

――
ひとりでに浮くと

隙間に伺い知れる貴方の瞳目掛け、突っ込もうとする。
(-112) 2022/06/14(Tue) 1:28:42

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

「あかなかったから、あけた!」

ヒトとしては無知に近いが、獣として、兵器としての知能は備えられているから。
滲む焦り。その裏に潜む根まではわからない。
ただ、それが狩るモノ狩られるモノの立場を確固付けて。

身体を撓め、きっとそう遠くない、揺らぐ瞬間を待つ。
金属の光を目にした瞬間、それを
掻い潜る
ように跳び出す。
先程の処刑で纏ったばかりの、濃い
脳漿
の臭いが部屋を染めるだろう。

脚を狙う動き。昨日の処刑で見せたものと同じように、床を擦る弾丸のように跳びかかる。
小さなナイフ程にも伸びた鉤爪で、膝の辺りを一閃。
く塗れた顔は見上げるように貴方の顔を向いている。
爛々と光る目で、その視線を見逃さぬように。

膝への薙ぎ払いが成功しようと防がれようと、獣は即座に一度横へ跳び退くだろう。それから壁を蹴ってくの字を描くように、今度は戻って背後へ回りたがる。
銃弾を狙いを定めさせぬように、直線に留まることを避ける動きだ。
(-130) 2022/06/14(Tue) 9:01:59

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

避けようと動く……がそれよりも前、部屋に広がった血の臭いに数瞬意識を惹かれ、遅れた反応が脚部への被弾となって現れた。
響く痛みによって
――というよりは意図的に、
掴んでいた剣が投げ捨てられる。

「ッ゛、の……!」

短い悲鳴。姿勢が崩れると同時、一度は避けられた
ナイフ
と共に、今度は蹴倒されていた
テーブル
、投げ捨てられた
までもがゆらりと浮遊する。

念力でただ動くだけというよりは、それそのものが何らかの意思を持っているように。脚を薙がれ伏すだけの男と異なり、飛び退いた貴方を追ってテーブルと刃物は突っ込もうとすることだろう。

……直線的な動きのそれらは、避けられれば勢いそのまま壁へ衝突するし、その間も男は伏している。頭を抱えるようにして、呻きのようなものも聞こえるかもしれない。
(-135) 2022/06/14(Tue) 11:07:25

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

武器すら手離し、蹲るような姿勢への追撃で仕留めようと。
あとは刈り取るだけと、腕を振りかぶり跳び掛かろうとしたところで、増えた飛来物に気が付く。

――んぁ、じゃまッ!


食事を目の前に妨害されて、苛立ったような声。
小さな身体にとっては、テーブルが一番の脅威だから、それを大きく避けて、剣もスルー。
ナイフを捕まえて、
バリバリ
と咀嚼、嚥下して処理する。もうこれで飛べない筈と。

落下物が再び動き出す前に、持ち主を挟む対角へと回り込んで。
予定より大回りになってしまったが、獲物はまだ地を向いて項垂れているだろうか。
ならば、頸椎を抉ろうと、再び腕を振り上げる。
(-138) 2022/06/14(Tue) 12:24:56

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

「ぐ、っ……そ、クソ、ァ゛  
――お前ら、などに、
 」
"囚人"に食い殺されるものか。
絞り出した恨み言は、罪ありとして牢に囚われている者全てへ向いている。


大きく開いた口からは黒い舌が出て、息も絶え絶えになってはいたが、貴方がナイフを喰らい尽くすとその様子は途端に和らいだ。
足を引き摺り、ふらついた動きで身体を起こそうとする。

……が、それは平然と動き、狩ろうとする貴方からすれば、
ひどく遅く鈍いものであることだろう。
人体の急所たる首根を狙うことも、また同様に。


擦り抜けられた物体たちがまた小さな標的へ飛び掛かるよりも、
きっと貴方の腕の方が一足疾い。
(-139) 2022/06/14(Tue) 12:53:04

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

獣の本能もまた、“ここだ”と告げていた。
間に合うと。
絶てる
と。

耳は呻きも恨み声も聞こえていて、でもそれは獣にとって、捕食対象の鳴き声、それ以上の意味を持たない。
ちゃんとヒトであったなら、その怨嗟に躊躇えたのだろうか。


首の後ろへと、爪を持つ腕を叩き落とす。肢体と脳幹を繋ぐ頸椎を、確実に抉り取る。

――ピチャ、と肉片がとんで、床に落ちる。


それから、腕を振り抜いた後も動きのままに、倒れ込むであろうその身体の下へと潜り込もうとするだろう。飛来物が追ってきてもいいように。
だって、死にかけは
しぶとい
って、誰より知ってるから。
(-140) 2022/06/14(Tue) 13:25:14

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

「罰する は私   罪  」
    の  だ   人め


壁を抉ってから離れた物品たちが、
ガタン!!
と一際大きな音を立てて地へと落ちた。
男の意識が刈り取られたのも、また同時のことで。

……飛来物はそのまま、もう独りでに動くことはない。

室内には抜き放たれた剣と倒れたテーブルが散乱し、
貴方の上には、動かなくなった生暖かい抜け殻が伏している。
(-143) 2022/06/14(Tue) 16:09:34
黒剣 シアンは、メモを貼った。
(c9) 2022/06/14(Tue) 16:29:02

黒剣 シアンは、メモを貼った。
(c10) 2022/06/14(Tue) 16:31:11

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

のし掛かるヒトの体重が肉の重みに変わったことで、正しく狩り終えたことを知る。
もぞもぞ、と貴方の下から這い出し、ごろりとその死体を転がして自由を得て。

落ちたテーブルと剣に慎重に近づき、動かないと見てつんつん、と幾度かつついてみたり。

「ぜんぶ、しんだ? びっくりしたぁ。」

なんとなくまだ怖いから、食べとこうかなってちょっと悩んで。
でも今は他のご馳走があるからいいや、って。

刀[▽ー
(-144) 2022/06/14(Tue) 17:08:28

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

刀[▽ー

そうして、狩りの成果物に向き直る。燃費の悪い身体は、もうぺこぺこ。
だけど、全部は食べちゃダメってちゃんと覚えてる。大丈夫。
栄養価の高いとこ、がっつりいっちゃおー!

いただきまーす!


仰向けにした胴体の中心に爪を立てて切れ目を入れて、そこから左右に引き裂いて。顔を突っ込むようにがつがつと臓物を食らう。

濃い鉄分の臭い。部位ごとに変化する歯応え。噛み締める度に肉の旨み。

ほかほか! んまい!


それはそれは満足そうに、食痕を残さぬように貴方の胴体をキレイに空っぽにしたあと、お土産の確保に移る。


「んっと、トリガーは、あおいのがすき!」

色彩の異なる瞳を覗き込んで、ちゃんと右側を選ぶ。
傷つけないように大きめに周囲の肉ごと刳り貫いてから、余計な肉や神経をそっと剥がして……剥がした分は口の中へ。
綺麗なやわらかい球体を、宝物みたいにそっと手に収める。

「そせいそーち! んー、みんな見てから、入れた方がいい?」

人々が初日犠牲者に見るものが無いと落胆していたのを、昨日仲間が廊下に置いていたのを覚えていて、そういう結論に達したので。

ごちそーさまでした!


海みたいに青い目玉ひとつ、大事に手の中に包んで、荒れた部屋はそのままに、立ち去った。
(-145) 2022/06/14(Tue) 17:11:44

【秘】 害獣 シャト・フィー → 黒剣 シアン

/*
くずかごさま!!!シアンさまの被襲撃反応、大変良いものでございました……ありがとう、ありがとう……!
色々垣間見えて……気になることも増えて……感無量ですわ!

襲撃ロール、以上とさせていただきます。
以下襲撃メモを貼らせて頂く予定ですが、問題・不都合ございませんか確認頂ければ幸いです。
他、気になることなどありましたら、何時でも何でも仰ってくださいませ……!

ーーーーー
4日目被襲撃者情報
犠牲者: 黒剣 シアン
死因: 頸椎損傷
場所: 犠牲者自室
状況: 刃物で抉ったような後頸部の損傷が致命と思われる。
死体の胴体部が空洞になっており、右眼窩が刳り貫かれている。

現場入口ドアのロック機構は破壊され、テーブルや剣が散乱している。激しく争ったように見える。
(-147) 2022/06/14(Tue) 17:27:04

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

脱力しきった身体を上向きにされれば、黒く何か刻み込まれた舌が咥内から覗く。
既に息絶えたものは、幾ら傷つけられようと文句の一つすら返さない。抉られた蒼い瞳は澄んだ海色のそれで、残った黒色に生気の光はなく。

……獣の手で喰われ、そうして中身の減った躯体は、ひとり荒れた部屋に遺された。
無論死んでいるのだから、勝手に生き返ることも無いだろう。誰かしらから蘇生を受けない限り、恐らく今暫くは死体のままだ。
(-148) 2022/06/14(Tue) 17:31:39

【秘】 黒剣 シアン → 害獣 シャト・フィー

/*
ア!!!(入れ違い失礼……!)
こちらこそ襲撃RPありがとうございました!

ご提示頂いたメモで問題ありません。多謝…………- ̗`(^-^)´ ̖-
(-149) 2022/06/14(Tue) 17:32:52

【秘】 花火師 ヴェルク → 黒剣 シアン

残念ながらアレで関心を失う男ではなく。

眉を寄せる様子に愉快そうに口元が弧を描く。
傾けた首は元に戻され、興味深そうに視線が君の手へと。

「……へぇ」
そうしてまじまじと見つめ、傷痕に手を伸ばす。

君がその手を払うなり、避けるなりしない場合には。
男の指先がそれらを撫でるだろう。

派手な能力や振る舞いに対して撫でる手つきは優しめ。

「あんた、そういう感じも出来るんだ。
……いいね、俺はそっちの方が好み」
粗雑になろうが楽しげに笑うのがこの男だ。

話を聞けば聞くほどに興味が、好奇心が強くなる。
その瞳には、確かな楽しさを宿しているだろう。だから。

「それで、どんな能力なんだ?」
と、あまりにもストレートな問いをぶつける。
(-159) 2022/06/14(Tue) 19:20:16

【秘】 黒剣 シアン → 天眼通 サルガス

――貴方が毒を飲んでからすぐの頃か、何処かの時間帯。
男は話した通り、貴方を蘇生しに一度訪れる。


貴方が居るであろう場所へ――入れるならばそのまま、扉が開かないなどあれば、ドアノブだけ壊すなり何かしらの方法で。
声をかけるでもなく、貴方が其処で毒により死んでいると知っている男は冷静に、蘇生装置を一人分申請し使えるようにすることだろう。

「…………これで、役に立てるといいのですが」
届かないであろうことを言い訳に、漏らした声は随分と普段よりも低い。
(-163) 2022/06/14(Tue) 19:58:36

【秘】 黒剣 シアン → 花火師 ヴェルク

「厄介なもの。少なくとも、貴方とは違う形の武器を」

触れられれば引きつれた皮膚はびくりと反応を示すが、
一方で発した声音はひどく冷めきっている。
「いずれ分かりますよ。処刑なりされれば、否が応でも」
あれは晒し者のようなものですから、と続く声。

この頃の男は、襲撃されると思ってはいなかったが故、処刑という結果にはならなかったのだが。


「……私はまだ貴方方に、手品も見せていませんし。
 実態を見なければ種を見破る事も難しい」
「最も、見せたところで正しく通ずるかは微妙な点ですが」
余裕とも、傲慢ともとれる、見下すかのような言い回し。
触れられた手はそのまま、貴方から離れるまでは止めもしない。
(-164) 2022/06/14(Tue) 20:11:11

【秘】 天眼通 サルガス → 黒剣 シアン

不用心にも、扉に鍵はかかっていなかっただろう。貴方が来てくれるとわかっていてか、偶々か。
それを知る者はただ一人、空の小瓶が転がるベッドの上に手を重ね、足を揃え横たわっている。

棺桶に入れられた遺体のように。
はたまた、魔女の
りんごを齧り眠りに就いた童話の姫のように。


貴方の声は届かない。兎が跳ねることもない。
――貴方がこれから死んでしまうことを、知っていても伝えられない。


やがて、サルガスの遺体は貴方の申請した蘇生装置へと納められるのだろう。次に目が覚める時は、蘇生室だ。
(-165) 2022/06/14(Tue) 20:18:02

【秘】 花火師 ヴェルク → 黒剣 シアン

「……ふぅん。ま、そんな簡単に教えるわけもないか」
指先はまだ、緩やかに傷痕を撫でている。

手袋を外せばもっと直に感じることが叶うのだろうが。
傷そのものに興味がある訳では無いので。


「あんたが処刑に選ばれるとは限らねぇんだけどなぁ。
………俺みたいに、さ」
晒し者のようなとは、一体どのようなものなのだろう。

想像もつかないそれを見ることが叶えばいいが。
残念ながら君も襲撃に選ばれてしまったので叶わない可能性が高い。


「………………ははっ、いいねぇ。
やっぱそういう感じの方がいいや、面白ぇし」
男は言い回しに激怒する様子もなく、やはり楽しげだ。
余裕さも、傲慢さも。見下すようなそれも。

この宴の中で保つことが出来るのか。
それとも、予想外だと顔を歪めるのか。

どちらであっても満足気に笑うのだろう。
これは、そういう人間だから。
(-169) 2022/06/14(Tue) 21:39:23

【秘】 黒剣 シアン → 花火師 ヴェルク

「……私は処刑される事はあれど、襲撃死は無いですよ。
 罪をもつ罪人に喰われる側ではないので」

ふい、と顔を背け、軽く手を振り貴方から一歩離れようと。止められなければそのまま二歩、三歩と距離を取ろうとすることだろう。
どこまでも余裕ぶっている男は、自分がよもやその被害を受けるとは、微塵も考えていない様子。

「…………随分と面白がる。それなら、
 次の処刑と襲撃で、少しでも楽しみが増えたら良いですね」
「私は、処刑で手を下す側にはなりませんが……
 どうやら、貴方の場合は異なるかもしれませんし」

……
(その時点で)
次に来る処刑には、彼自身は姿すら見せはしなかったのだが、それはさておき。
そう言う男は関心なさげに目を逸らしたまま。このまま、貴方の前からは一度去る気でいるようだ。
(-194) 2022/06/15(Wed) 0:18:05

【秘】 花火師 ヴェルク → 黒剣 シアン

「……ははッ。あんたみたいなやつはきっと──
食われる。

楽しみだねぇ、余裕そうにしてたその顔が歪む様が」
離れる動作を見受けられれば、追いかけることはない。

知りたい全てとは言えないが……収穫はあった。
それなりに満足出来たものだから、"今は"追う必要はない。


「…………折角来てんだ。楽しまねぇと、損だろ?
本当はあんたがここにいる理由も聞きてぇんだが」
それはまたの機会に。というように一歩、身を引く。

「ま、あんたが参加しようがしまいが何だっていいさ。
権利はあるが、絶対的なもんじゃねぇしな」
見ているだけなど楽しいものだろうか、とは思う。

そんな男も今回の処刑では手を下さなかった訳だが。


去り行く君に軽く手を振り、姿が見えなくなれば踵を返した。
少しだけ軽やかに、楽しげに。次の機会を──伺いながら。
(-227) 2022/06/15(Wed) 12:41:21