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【人】 絶対専制君主制 コゴマ「……」 神経質に腕を指で叩く音。 バリケードの固定を確認して、机の上に尖らせたパイプを並べた。 この場でリーダーのような振る舞いをするつもりはない、多分、きっと。 何人かの様子をじろりと見てから、それを指さして。 「多少身を守る物くらいは持っておくようにしたほうがいいですよ。 手が塞がるのが嫌なら肩提げでもつけておきます。 最後に彼女を見たのは誰ですか?」 あからさまに取り乱したりはしないが、場の状況に不安を覚えてはいるようだった。 それぞれの意見に、耳を傾ける。 (2) 2022/05/31(Tue) 21:41:30 |
【雲】 絶対専制君主制 コゴマ>>2:D0 「幻聴の聴こえる人間は、案外幻聴であることはわかるケースも多いらしいな。 けれどおそらくは、投薬されたものの影響とみたほうがまだ確かだろう。 どちらがいいかなんてのはわからないが」 いくらか資料を読み込んだのか、それとも何か情報が下りているのか。 どちらにせよ不毛だというのは確かだと思っているのか、 問診の真似ごとをしたりはしなかった。 「……別に何も言っていない。 自分で言っているとおり、わざわざ不安を伝搬させる必要はないだろう」 それから、自らの態度について言われるとやはり渋面めいて顔をしかめた。 やたらに追及されないのなら、こちらも自分からつらつらと語ったりはしない。 居丈高なこの青年の癪に障ったのか、場を離れるような素振りをする。 (D1) 2022/05/31(Tue) 21:59:25 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ「……仕方ない女だな。 僕は少し探してくる。ここも無人にならないようにしておいてください。 無駄死ににはならないようには気をつけてくださいね」 切り立てて尖らせたパイプと、勝手に使われている端末のうちの一つと。 それから、シャコシャコと振ってペットボトルがガチガチに張った炭酸を手に。 部屋の扉を開けて遠征の準備をする。ついてくる人間を誰か、とは指定しない。 一瞥して、話題に進展がなければそのまま部屋を出ていくのだろう。 (8) 2022/05/31(Tue) 22:09:15 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ毅然とした態度をなるべく崩さないまま、荒れた廊下を行く。 なるべく音のしない方を選んで歩いていた昨日とは代わって、 今度は足音のしている方をなるべく選んだ。 柔らかい靴底、女の軽い体重。そうしたものからなる音を探して。 曲がり角の向こうを硬い靴底が通り過ぎていったのを聞いた。 後ろからついてくるものがあったなら、前を行くものの表情がこわばったのがわかるだろう。 この施設には確かに人がいる、人はいるのだ。 それらのほとんどは、自分たちにとって味方するものではない。 (G0) 2022/05/31(Tue) 23:22:29 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ>>2:G1 ライカ かけられた声に半分振り向いて、片足をあげた。 膝の上に脛を乗せて、靴の裏を見せる。オーダーメイドではないものの質のいい革靴だ。 革の靴底は小気味いい音をたてるものの、音質は軽いもの。 「硬いゴム底の音が聴こえたら、気をつけてください。 どんなに慎重に歩いても、ワックスをかけられた廊下だと響きます。 装備が重ければなおさら、隠し通すことは出来ませんよ」 既に通り過ぎた足音は、こちらよりも人数が多かった。 パイプや杖を振り回しているだけの自分たちには、太刀打ちできない。 今は自分たちがどんなことが出来るかだって、わかってはいないのだ。 「進みますよ。はぐれないように。 どこかに隠れてるんだったらいいんですが」 (G2) 2022/06/01(Wed) 0:51:35 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ>>G3 ライカ 「結木が、武装した何者かと交戦したと言っていたので。 自衛隊や警備隊が踏み込んだのだとしたらもう少し穏当な態度を取ってくれるでしょうよ」 少しふざけたような風体と語り口はしていたが、内容は嘘ではないはずだ。 そうした言葉で伝えたのは、過剰なまでの不安を植え付けさせないためなんだろう、 少なくとも青年はそのように認識していたらしかった。 なるべく慎重に辺りを見てまわりながら、突然ぴたりと一つの扉の前で立ち止まった。 「……この部屋何か……物音がする気がします。 ごく小さい。装備が擦れる音よりかは、もっとやわらかい…… ……入りますか?」 扉に手をかける、鍵はかかっていないようだった。 ノブを倒して扉を押せば、部屋の中にはすぐにでも踏み込める。 (G4) 2022/06/01(Wed) 1:44:04 |
【雲】 絶対専制君主制 コゴマ>>D2 ユウキ 「そう説明は多くなかったし、何が起こるのやらはわかったものでもない。 色々と起こり得ることの候補は想定しておいたほうがいいだろうけどな」 わざわざ不安を煽り立てるほどのこともない。 相手がわざと苛立たせようとしているのでないのなら、言って返す必要もない。 少なくともそう判断したのか、廊下の向こうに足を進みかけて。 「ああ、父が此処にいる。通信はつながらないが……無事ならそれでいい。 ……無事と言える状況でないから、ここまで武装職員が来ているのだろうけれどな」 (D3) 2022/06/01(Wed) 8:55:56 |
【雲】 絶対専制君主制 コゴマ>>D4 ユウキ 「それってなんか、自分の息子を被検体にして構わなかったように、か?」 さぞ、まくしたてて言いたかったのだろうことを代わりに言う。 貴方の言葉で何かしら堪えたものがあったかのような表情には見えなかった。 「まるで泥棒に育てられたかのような口をしているな、お前は。 さんざ頭を使わせて申し訳ないが、他人が想像できるような話ではないよ」 宛先のない謝罪を口にすると、その空間を後にした。 (D5) 2022/06/01(Wed) 19:07:10 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ貴方に声が掛けられたのは、探索が終えられたあとだった。 時計はあっても、表示される時間は正しくても、昼夜に現実感はない。 蛍光灯の光が変わらず投げかけられる、もしくは、それさえないどこかの部屋で。 警戒させないようにと、小さく声と身振りを投げかけてから近づいたはずだ。 「ちょっといいか。こんなことを聞いている場合ではないんだが。 ……お前、玻璃か? 伊縫さんちの。いや、名乗りがそうなんだから、違いはないけど」 声を掛けてみて、同姓同名の赤の他人だったならどうしようか、なんて。 珍しくばつの悪そうな顔で、髪に指を梳いては撫で付けた。 居心地の悪さや言いようのない気恥ずかしさを感じているのだろう。 「小学校の頃同じクラスだっただろう。 ……覚えていないか?」 (-94) 2022/06/01(Wed) 19:30:22 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ警戒をさせないように、という気遣いはしっかりと伝わった。 だから青年は嬉しくなって、あなたに笑顔を向ける。 「へへ、そーだよ。同級生だった玻璃だよ〜。 覚えてるよ、愛施」 こんなに大きくなっちゃって、とあなたを見上げる視線は懐かしげで、それ以上に羨ましさに満ちている。 「お前、なんにも変わってないんだもん。 喋り方とか〜、一発でわかったよ。 もしかしたら気付いてくれるかな?って思ったけど…… へへ、俺のかちだな!」 (-101) 2022/06/01(Wed) 21:01:43 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ「……お前は、ずいぶん変わったな……」 或いはそんなことはない、か。しげしげと貴方のほうを見る。 考え込むようにしたまま、静かな部屋の壁に背中を預けた。 少しばかり探索の手は止まるが、それを察知して咎めるものもあるまい。 「姿は見かけたような気がしたけど、気が付かなかったなら僕の負けだな。 いつから戻ってきたんだ? ……こんな状況でする話でもないが…… 先のことばかり考えて、滅入ってしまってもいられない」 表情は大きく変わらないが、深くため息をついたようだった。 タイヤの空気を抜くように、張り詰めたものが少しだけ楽になる。 (-129) 2022/06/02(Thu) 3:35:14 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ>>G5 ライカ 「せめても、事情を話せばどうにかしてくれる者が相手ならいい。 ただ、エマの話が本当なら……僕らがどんなに言葉を尽くしたとて、 不安要素を取り除くことは出来ないだろうな」 この場でどのような行動を取るのが正しいのかだなんて、誰にもわかりはしない。 ひとつひとつ、確定しうることを明らかにしてから、踏み出すしかないのだ。 呼吸は静かに。部屋の中に足を踏み入れる。 部屋は保管室のようだった。設備が立ち並び、やや荒れている。 明かりのスイッチはあるものの、今は不用意に入れるのも憚られた。 探るように慎重に足を踏み進める。暗闇の中に、わずかに動くものを見つけて近づく。 そこには――何の変哲もないネズミvilの陰が、あった。(武装職員の場合振り直し) → (G6) 2022/06/02(Thu) 4:15:37 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ「……なんだ、ネズミか。 騒ぎに乗じて逃げ出したのか?」 サッと、光のない方に逃げていった陰を見送った。 ぼんやりと照らされた設備の中は、液体に入った何かしらの保管物が残っているようにみえる。 管の中で浮いているなにかの姿は、明かりで照らしてみないと見えない。 (G7) 2022/06/02(Thu) 4:30:36 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ「だろう、可愛くなったろう」 わっはっは。 おさげを揺らしてあなたの近くでうろちょろする。 「この春からだから、一月くらい前かな? いろいろ変わってたり変わってなかったり、 あっ 小学校近くの駄菓子屋なくなったんだな…… 」その中でも一番変わっていなかったのは愛施かもな。 全部背負いこもうとする割に、言葉を取り繕うことを知らないような言動をする。 優しいくせに損だけ引っ被って、こうしてちょっとだけ目の前で一息ついている。 「おうおう、玻璃に甘えてもいーんだぜ。 友達のよしみというやつよ〜」 あなたの眉間に手を伸ばし額を撫でようとするだろう。 帰る時にしわしわ愛施になってはたまらんぞ、なんて宣いながら。 (-140) 2022/06/02(Thu) 7:30:47 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ「以前から工業中心の都市の向きはあったが、ここ最近は割り増しているな。 それでなくとも都市化が進めば、個人商店は立ち行かないだろう」 例えば街路のそばにあったパン屋だったり、魚屋だったり。 一時の商店街を形成していた店は今は閉まってしまったり、 既にほかの店舗に建て替えられてしまってさえいるだろう。十年とはそれくらいの長さだ。 ただ棒立ちであるよりも幾ばくか低くなった頭は、足元を見て。 「……僕は子供じゃないぞ。甘える年齢でも間柄でもない。 お前は体は大丈夫なのか? なにか変化があるようだったりしているだろう、幾人か。 互いの安全のためにも、把握はしておいたほうがいい」 こんな時に何をしているのだ。咎めるような響きが声に混じる。 溜息まじりの声は少しだけ、今に向き直った。別段、優しさのためだけにそうしているのではない。 統率が取れたほうが自分の安全も確保できる。 声音はやたらに慮っているわけでもなく、当たり前の確認として投げかけられた。 (-167) 2022/06/02(Thu) 20:55:12 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ「とほほ。諸行無常ってやつだねえ〜」 変わりゆくもの、変わらないもの。 街の景色はそこに住むものには緩慢で、帰ってきたものには劇的だったことだろう。 「ちぇ、作戦失敗か。 体の変調って、あの超能力みたいなやつ? 俺は〜……体調は問題なし。なんか皆と比べて呑気すぎて困るくらい? そんなに外に出てないのもあるんだろうけどな〜」 旧友をからかって遊ぼうとしたが失敗した。そんな状態だ。 実際のところ青年の様子は呑気に過ぎた。 ともすれば命が危うい、そんな現実から目を逸らしている……という風でもない。 (-185) 2022/06/03(Fri) 0:13:11 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ「能力如何に限らず、だな。どんなことが起こり得るのか、誰も正確にはわかっていないだろう? 寝てる間に爆発でもされては困る。……今のところは寝るも食うも、あんまり必要な感覚はないが」 無意識に指が腕をさする。わずかな苛立ちと憔悴。 既に穏やかに変化が起きていることを、このやけに満ち足りて不足のない体の状態が示しているのは確かだ。 思考の中に沈みかけるのをはらうように、首を横に振る。 「必要なものを集めようにも、こうなっては何が必要なのやら、な」 (-203) 2022/06/03(Fri) 12:40:02 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ「ま、気配探知?みたいなのがいるんだもんな。 人体発火現象とか起きてもおかしくないか……」 起きたらちりちりパーマのアフロになってたりして。 おもしろ人間として画面越しに見るのはいいが、隣にいるとなると対策が必要になってくるかも。 「あんまり考えすぎると体に毒だぞ。 眠くもお腹空いたりも……あんまりしないけど、 したくなったら見張りくらいしてやるから、言えよな〜」 他愛もないおしゃべりであったり嗜好品であったり。 青年が進んで収集して皆に配っているものは、ある意味では不必要なものばかりだ。 (-207) 2022/06/03(Fri) 14:05:33 |
【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → 無明長夜 ヌイバリ「笑い事じゃないぞ。生きて帰ったなら生活がある。 もしも脱出のために人を殺したりだなんてしてみろ。 咎めがない筈はない。珍妙な力のせい、なんて文脈は無視されて、 人殺しだって結果と罪が残るだけだ。 僕は将来に傷がつくのは御免被る」 強くなったなら何もかもそれで解決できる、なんて話にはならない。 直面しているのは現実だ。生きて帰った先に自分たちの未来があるのだ。 それを見据えて、その上で今ある状況を見極めるように目を眇める。 「決まった時間に飯を食う、くらいはしたいな。 あんまり生活から離れると先に気が触れそうだ。 ……もう少し探してくる。お前は戻っていていいぞ」 ぽろ、と本音もこぼしておく。意識的なものかどうかは、定かではない。 全て自分のため、そうとでも言うように一つ一つに理由をつける。 一休みを終えて、周囲に耳を澄ませてから静かな方へと足を向ける。 それが、最後の会話にならなければ良い。 (-229) 2022/06/03(Fri) 20:00:00 |
【神】 絶対専制君主制 コゴマ>>G5 >>G6 >>G7 ライカ 「……生き物、だな」 端末のライトを当てて、ガラス管の中身を確認する。 保管されているのは小さな内臓だ。資料のためか、まだ何かを計測しているかはわからない。 それ以外にもガラス棚の中には様々なものが保存されているようだが、 心もとない明かりで視認できるのはそれくらいまでだった。 或いはいつでも使えるように、こうして取り置いているのかもしれない。 薄ら寒い心地を覚えたように目を細め、探索を終えた。 「……一度戻るか。素人考えで手をつけるのは厳しい。 一応の収穫として、資料だけでも回収して持っていくか。 もと研究に関連していた人間や、エマだったら要約してくれるだろうよ」 ラベルの貼られたバインダーを、可能な限りで持ち出してしまう。 鍵は掛かっていたもののこれもまた同室内にあった。 尤もそれくらいの重要度なのだから、核心に迫ったような話は望めないかもしれない。 ともかく、情報を手にして皆のいる方へ、探索隊は帰ることになるだろう。 (G8) 2022/06/03(Fri) 20:05:52 |
コゴマは、ライカと共に帰還し、資料と思しいバインダーを机の上に置いた。 (a83) 2022/06/03(Fri) 20:06:56 |
【秘】 無明長夜 ヌイバリ → 絶対専制君主制 コゴマ「 じゃあ、自衛のためだったら……なんてな。 物騒なことにはならないに限るし、そのために自衛の手段を集めて統率しようとしている愛施はやっぱり賢いよ。 にんげんの知恵だからな、団結するのはな!」 その統率の、団結の一員になることが嬉しいのだ。 個々の力ではなく集団の力こそが人の社会を築いてきたのだから。 「明日はみんなであさごはん、とか提案してみよっか。 体内時計もぐちゃぐちゃになると困るしな。 ……無事に帰ってこいよ〜」 あなたがこぼした本音は、当たり前の欲求として受け止められた。 去っていくあなたの背に向かって手を振る。 次がある。当たり前に。 青年はそう想っていた。 (-232) 2022/06/03(Fri) 20:29:36 |
【人】 絶対専制君主制 コゴマ「……なんだか浮かれているな。 戻ったぞ、大した収穫はなかったが…… もと所内の研究に詳しい人間なら、もう少し読み解けるんじゃないか」 なにやら楽しげな様子に眉をひそめつつ、小言はそれまでにしておいて。 どこかしらから持ってきただろう資料を机に並べる。 「全員いるか? エマが戻らなかった場合を考えて、方針を決め直したほうがいいだろう。 いつかはここも離れて、突破しないとならないだろうからな」 (111) 2022/06/03(Fri) 20:44:16 |
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