>>11:-89
［さらりと落とされるものは相変わらずで、
　だけど小首を傾げてみせられたらひとまず吞み流すしかない。

　さっき紡いだ言葉に嘘はなかった。
　全部本当に思ったことで、でもあなたの祈りがあたたかだから
　随分と身勝手な気もする。そんなのずっと、今更だけれど。

　「最後まで見守ってる」その声に小さく微笑む。
　それに見合うよう背を伸ばすくらいは、こんな自分でも出来るだろうから。］


［それから差し出されたグラスは明るく随分と可愛らしくて、
　だけど、ねえ。］


［続く言葉に受け取る指先をきゅっと縮めて。
　今度はこちらが首を傾げてしまおう。
　作法なんて知ったものか。ひとつ口付ければ、全て飲み干して。
　最初と最後にあなたを見上げれば、］

　
　　ごちそうさま。

>>-57
君もお疲れ様。
ふふ。ね、ちゃんと届いただろう？

あのねえ。僕がいくら此度飲んだくれでも
ちゃんと覚えてるに決まっているだろう？

でも本当に曇ってしまったものだな。
僕としたことが全然気が付かなかった！
僕の方が君をちょっとくらい驚かせたかったのに。
本当に食えない子。


……ああもう。それはどうも。
だって実際面白かったしね。
それに最後まで見守ってるって君が言ったんだろう？
なら僕だってそれなりに努めてみせるさ。
ふふん。応援ありがとう。