人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


ペネロペがこっそりお散歩したようだ。

【神】 コピーキャット ペネロペ

テディベアの主はもう居ない。
そこには彼女の言葉を収めたテディベアだけが居る。

「ああ、ああ、わかってるよ。
 耳聡い奴は目を付けられる。予想はしてた、問題ない」

テディベアから発されたものを聞き終えれば、一つ息を吐いて。
それからいつものように声を張り上げた。

「カンターミネ指揮下の奴らは予定通りこっちに付け!
 泣いて侘びても働いて貰うぞ!まずは情報の精査だ、
 それから下から上まできっちり共有しろ!」

「こっちは引き続き現状維持の為に動け!
 偽装、隠蔽、工作、必要なものは一通りだ!
 忘れるなよ、動くのは俺か上を通してからにしろ!」

「しっかしどうなってやがんだ、今日の逮捕者に至っては
 こっちよりサツの方が多いじゃねえか。
 何なら上がごっそり抜けたと来たもんだ
 向こうもいよいよ焼きが回ったらしいな。」

#アジト
(G0) 2023/09/20(Wed) 21:40:29

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「とうとう耄碌したか」

笑い混じりに皮肉って返す。
自分が中年である事は否定しない。事実であるからだ。
変装による仕事にもいつか限界が来る事をこの男は知っている。

「お前さあ」

「引き摺るのか、今を見るのか、どっちかにしろよな」

この男は知っている。
それは掘り返さない方が心穏やかに居られる話である事を。
何れもしようとしてできないからそうなってしまう事を。

「何なら
面の皮を被って
幻覚じゃなくしてやろうか。
 今ならまだ完全にオーダーメイド可能だぞ。身長以外はな」

さほど冗談でもなさそうに言うこの猫被りは知っている。
それが誰にとっても実によろしくない事である事を。
そして、善し悪しだけでは人の世は回らない事を。

あなたの気分が治ったならば、
車は帰り行く為にまた発進するだろう。
(-10) 2023/09/20(Wed) 21:46:19
ペネロペは、知っている。
(a2) 2023/09/20(Wed) 21:46:34

【神】 コピーキャット ペネロペ

「ああ絶賛大盛況だ!人気者ってのは辛いな畜生め」

少しだけ、とはいえ注意深く見ればわかるだけ。赤くした目元に、
無粋な詮索をするほど女心のわからない男ではない。
大人しく座っていれば返って来るのは軽口程度のもの。

「ま、何処が引っ張られても妥当だと思うんだろうがな。
 ただまああいつなら上手くやったはずだ。
 ボスが戻ってくるまで我慢してもらう事にはなるだろうが」

「ハア。俺もずっとここに籠もってたんじゃカビ生えそうだな。
 適当な所で親父にブン投げて外行くか」

#アジト
(G7) 2023/09/20(Wed) 22:41:45

【神】 コピーキャット ペネロペ

「酒とエナドリ」

この世で最も身体に悪い組み合わせと言って差し支えない。

#アジト
(G15) 2023/09/21(Thu) 0:01:18

【神】 コピーキャット ペネロペ

「……こいつは…」

「署長代理様は期せずして随分な大物を引っ掛けたみたいだな」

新たに入った情報。それは確かに精査されたもので。
とんでもない奴も居たもんだと溜息を吐いた。

#アジト
(G16) 2023/09/21(Thu) 0:48:57

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → コピーキャット ペネロペ

「正直今は別の……
 それこそ取っておきの顔が見たいね」

自分を叱咤する言葉が頭に入ってくる、だからこそこの状況を説明してやりたいがどうにも上手く言えやしない。

他人からみればただの未練がましい男に過ぎない、それだけでもわかったのが上々だろう。
即答できるように信じて、選ばねばいけない場所がある。
ただのホームシックが体調不良として出てくるのなら重症だ。

「……今のお前の顔はなんか嫌かもしれん」

しかし周りへの疑い癖はすぐには治らんし。
考えても今の頭でまともな答えは出なかったので、眉を顰めて正面を向いた。

消えた幻に一発殴ってやりたいと、殺してやるとも口は嘯けど。
実際また見てしまえは動けなくなるに違いない。

それは、その彼に施された5年間の
教育
の賜物だ。
必ず逆らわない、従順で素直で、周りを疑って、それこそ主人が居なくなれば何もできなくなるような人間にする術。
男は何も自覚していない。それが正しいことだと思って、いた。


「あー……何もしたくねえ……。
 なにか歌ってくれえ〜、いい年のおにいさんや」

そうして未完成の作品は怠惰に、まるで猫のように人の生活を放棄したがった。
(-78) 2023/09/21(Thu) 1:08:34

【神】 コピーキャット ペネロペ

「光栄ってお前有名人じゃねえんだから」

「いやこれからはある意味有名人なのか。
 サインも貰っときゃよかったな」

場違いに上がった嬉しげな声にはそう返し。

「あー……」

何かが落ちる音。
そちらへ目を向ければ、ぱたぱたと床を濡らす涙。

「泣きたいだけ泣いとけ。今はそれでいい」

#アジト
(G19) 2023/09/21(Thu) 1:18:12

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 口に金貨を ルチアーノ


「とっておきねえ。俺の素顔なんぞ俺も知らんぞ」

不定期に外見と名前を変える男の特別と言えば素顔だろう。
しかしそれは提供する事ができない。無いものは無いからだ。

実際はカラーコンタクトを外し、
化粧を落とせばそこに『素顔』はあるのだろう。
しかしそういう問題ではないと、あなたもきっとそう思うだろう。

素として振る舞う酒癖の悪さも傲慢も、演じる彼が我ではないと
彼は誰と、そう区別する為の面の皮でしかないのだから。

「顔は嫌だが歌っては欲しい、我儘三昧、猫みたいな奴。
 デスメタルでも披露してやろうか?目も覚めるくらいのな」

さて、過去はいつまでもそこにありはしない。
その場に留まり続けるには常に歩き続ける必要があるからだ。
そして曰く、冥府下りの際に不安に駆られ振り向いた詩人は
手に入れられるはずのものを失ったとされる。

「それが嫌なら…嫌じゃなくても帰ったらきりきり働けよ」

いつかは互いに過去から抜け出す必要があるのだろう。
この男には振り返らず進む意思がある。誰かを引き摺る手も。
それが今ではなくとも、いつか。

少なくとも二人を乗せた車だけは、今は前へと進んでいた。
(-105) 2023/09/21(Thu) 2:44:27
ペネロペは、犬の方が好きだ。
(a6) 2023/09/21(Thu) 2:45:03

【独】 コピーキャット ペネロペ

/*
そういえばスプシに書いてた目の色カラコン加味してなかったな。
まあ同系色ではあるんじゃないでしょうか。もしくは青とか。
(-109) 2023/09/21(Thu) 2:58:52
ペネロペは、テディベアを持って何処かへ出掛けた。《口からどんどん情報が出て来るねえ》
(a7) 2023/09/21(Thu) 3:09:09

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 傷入りのネイル ダニエラ


いつかの時間。
あなたが今日も見回りに出たなら、見回り中の、どこかで。

「お巡りさんの、ダニエラさん……ですよね」

「少しだけ、お話できませんか?
 一般市民のちょっとした相談事を。」

曇り空の下、スニーカーの底が、ざり、と路面を踏んで。
ふと、掛かる声があったかもしれないし、なかったかもしれない。

あなたが振り返ったなら、
そこには少女然とした格好の『一般市民』が居る。
珍しいライムグリーンのウィッグを被ったテディベアを持って。
(-112) 2023/09/21(Thu) 3:33:21

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → コピーキャット ペネロペ

「んー?」
「はあい。何でしょ ――」

見回りの足を止め、振り返る。
このとき女は珍しく、咄嗟に取り繕うことができなかった。

鮮やかなライムグリーン。
それだけがまず目に留まって。
『一般市民』の姿すら、一時として目に入らない。
(-122) 2023/09/21(Thu) 5:31:57

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 傷入りのネイル ダニエラ


「内緒の話なんです」

『一般市民』はあなたの様子を見て。
テディベアに視線を落として。
口元に片手の人差し指をあて、困ったように笑う。

「立ち話も何ですから。
 近くに行き付けのバールがあるんです。そこで話しませんか」

お喋りなライムグリーンはそこには居ない。
けれど彼女の作った、彼女の声を吹き込まれたものがある。
その代役を連れてきた事には、意味がある。
(-196) 2023/09/21(Thu) 14:29:36

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → コピーキャット ペネロペ

「…………………、あー。」

あなたが告げ終えるだけの時間ほぼ全てを、気を立て直すのに使った女は間の抜けた声を出す。

「…はあい。ふふー。」
「そおいうことでしたらあ、お供しますよお。お姉さん。」

そうしてからの持ち直しの速さはなかなかだった。
頬を緩めてふにゃりと笑い、あなたに付き従うことだろう。
(-203) 2023/09/21(Thu) 15:53:37

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 傷入りのネイル ダニエラ


年齢のわりには大した胆力だ、と思った。
時間こそ掛かったものの、柔い笑みは常のものだろう。
動揺から立ち直って即座にそれを作るのは、容易な事ではない。

「人払い頼むわ」

バールに入れば、それだけを店員に告げ。席を通り過ぎ、
『関係者以外立入禁止』とプレートの掛かった扉を開け、
あなたを伴ってバックヤードへと入っていく。

人の気配は引波のようにさあっと引いていった。
(-213) 2023/09/21(Thu) 16:56:36

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 傷入りのネイル ダニエラ


「さって、単刀直入に本題に入るとしようじゃねえの」

雰囲気をがらりと変えて、あなたに向き直る。
椅子に掛け、椅子を勧めこそすれ、あなたが座るかは自由だ。
口調こそ荒いものの、それは腹を割ったもの。
猫被りの言う事など、信用ならないかもしれないが。

「あんた達のやり取りを盗み聞きしてる内片方は俺だ。
 声掛けたのは単に一度くらいは
 顔合わせて話しておきたかったからな。
 俺なりの誠意ってやつ。ビビらせたんなら悪いな」

「俺とカンターミネとは同僚。
 あいつが居なくなった後の事任される程度の仲だ」

そこで言葉を一度切る。
情報と認識をを整理する必要があるだろうと。

「俺ァあんた達のやり取りをどっかに流す気も無いし、
 それ材料に脅迫だの命乞いだのをしに来たわけでもない。
 まあマジで盗み聞きしてる…させられてる?だけだ。」

「あとこいついる?」

ぐに、とテディベアの腹を押した。
それはあなたもよく知った声で、
《なあなあ、最近どう?俺は順調》と鳴いた。
既に持っているなら必要ないだろうが。
(-214) 2023/09/21(Thu) 16:58:02
ペネロペは、テディベアの腹を押した。
(a10) 2023/09/21(Thu) 16:59:23

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → コピーキャット ペネロペ

連れられた先、勧められた席に女は座る。
どこか弛緩した雰囲気の女だ。
あなたの変貌ぶりすら、意に介さずに。

「あー。お兄さんでしたかあ。」

これである。

ふうむと話の中を聞き。
なるほど、お兄さんルチアーノの言っていた人だったか。
そう何の心配も懸念さえも抱いていなさそうな顔。
そこだけ見ればまるで、陽の当たる喫茶店のテラス席のような。

ただ。

「……。」

テディベアが鳴くと、微かに眉間に皺を刻む。
戴きますう、と心のまま。要らないなんて、言えるわけがない。
(-220) 2023/09/21(Thu) 17:31:46

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 傷入りのネイル ダニエラ


「そ。なんか重要そうな事喋ったら教えてくれや
 たまに妙な事も喋るがまあ気にすんな」

そう言って、テディベアをあなたの方へ差し出した。
あなたが受け取れば、テディベアはあなたのように
くったりと弛緩したまま。その手の中に収まるだろう。

「要件はマジでそんだけだ。時間取らせて悪かったな。
 茶の一杯でも奢ってやりたい所だが…」

そっちも忙しい
だろ?
 情勢が落ち着いた頃にでもゆっくり奢らせてもらうわ」

そんじゃ、と伝えたい事を伝え終われば猫被りは席を立つだろう。
あなたは暫くそこに居てもいいし、その場を後にしてもいい。
とはいえ互いに忙しい身なのだろうけど。
(-223) 2023/09/21(Thu) 17:56:32

【独】 コピーキャット ペネロペ

/*
今日の死人の数見ると暗殺者か樹木子は生きてるんだなあ
まあどっか刺し違えた可能性はあるけど…
俺諜報員、なんでまだ生きてるんだろう
(-228) 2023/09/21(Thu) 18:48:23

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → コピーキャット ペネロペ

受け取ったテディベアを見つめると、人目もはばからずやおらに抱き締める。

「…はあい。」
「ありがとうございますう…」

そうして諸々については承諾した。
お茶なんて。このテディベアだけで十分だったのだけれど。

あなたがそうして立ち去ったあとも、短い時間だけ女はその場に残る。
同じ色のウィッグに少しだけ顔をうずめて、微かにその肩を震わせた。
(-232) 2023/09/21(Thu) 19:15:50

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

だからあなたに、
客足を理由に、明日は来なくていいと言えたのだけれども。

そうしたことは町が騒めき出したあの日に話していたから。
話し出したら感情を隠せないような気がしたから。


だからやっぱり、いつも通りに。
(-343) 2023/09/22(Fri) 11:21:27

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 情報屋 エリカ


今日もバー:アマラントはいつも通り営業中。
バイトの一人だって、いつも通りに顔を出して。

空にはどんよりとした雲が垂れ込めて、
人も街も、それに圧されるように
どこか息を潜めたようにしていても。

 カランカラン

ドアベルの音がして、また一人と客が帰っていく。

「静かですねえ」

店も、街も。
何の含みも無く、バイトはただ思った事を口にしていた。
(-403) 2023/09/22(Fri) 18:59:04

【教】 コピーキャット ペネロペ


「そうだとしたら、この夢も寂しくなるな」

いつも通りの口調、とはいえそこに常の冗談めかした色はなく。
先日よりも情報量の少なくなったこの夢も相まって。

「あんたの事も伝えときゃよかったかね。
 女の秘密を勝手にバラすのはマナー違反かと思ったんだが」

件の二人の片割れに自分が『そう』だと伝えてはいたが、
あなたの自由意志を尊重してあなたの事は伝えてはいなかった。
向こうも得られる情報は限られているのだから、
白黒どちらとも付かない所から疑われるのは道理であった。

「疑わしくない奴もそれはそれで怪しいって事かね。
 あーあ、酒が飲めなくなっちまうな」

最後の一言だけは、いつも通り。冗談めかした調子で。
(/1) 2023/09/22(Fri) 19:01:58

【人】 コピーキャット ペネロペ

朝の慌ただしさは過ぎ、少しすればまた街が動き出す。
そんな静かな時間に、三日月島の灯台には一つの人影があった。

天気はあいにくの曇天。
朝に行き交う人々もそれに、或いは法案の陰に、
重たい空気に俯きがちに背を屈め、歩いていたことだろう。

灯台からの眺めも見通しは悪く、目に映るのは灰色ばかり。
ざあざあと鳴る波の音も平時に比べて心地良いものではなく。
今は侘しさばかりがそこにあった。

けれど、それでよかったのかもしれない。

目を閉じて、過去にこの島であった事を思う。
この島で失った家族を思う。

今となっては伝聞でしか知らない家族ファミリーを思う。

#三日月島_灯台
(8) 2023/09/22(Fri) 20:11:41
ペネロペは、暫くの間そうしていた。
(a14) 2023/09/22(Fri) 20:12:04

ペネロペは、自分の素顔を知らない。
(a15) 2023/09/22(Fri) 20:12:26

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「ローメオ〜。ロメオ居るかあ〜?」

真夜中。

食事会の残りの缶ビールやら缶ワイン、
他つまみになりそうなもの、それから酒瓶を持って。
酒飲みはあなたを探してアジトをぶらついていた。
やっぱり飲まないとやってられなかったらしい。

が、さて、あなたの姿は見付かるだろうか。
(-419) 2023/09/22(Fri) 20:27:53

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「──はい、はいはい、オレですよ〜」

向こうから近付いてくる声。ロメオだ。
貴方の声を遠くに聞きつけ、ぱたぱたとやってきた。
仕事用の伸縮性のいい黒手袋を外しながら、
髪は一つに結わえたまま。

「どうしまし……酒持ってる」
「やっぱり飲むんじゃないすか……」

貴方の姿を見つけるなり、目に留まるのは酒。

「……どうしました?」
(-432) 2023/09/22(Fri) 21:19:54

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「おう。時間あるか?」

言いつつ片手に持った酒瓶を揺らした。
あると言えば酒飲みに付き合わされる事になるだろう。

「ん〜……まあ特別どうしたって訳でもねえよ。
 ただ向こうさんの動きが結構素直だったからな。
 耳聡いカンターミネの次は顔の広いルーカス…ルチアーノ。
 んで順番通りに行けばそのうち俺達裏方の番だろ」

「その前に飲んでおこうと思ってな。
 ついでに愚痴くらいなら聞いてやれるぞ」

そっちも働き詰めだろうしな、と。
理由は至極真っ当とはいえ、結局の所は飲む理由に帰結する。
息抜きと言えば聞こえは良いが。
(-438) 2023/09/22(Fri) 21:38:25

【独】 コピーキャット ペネロペ

/*
オレに黒手袋というワードを見せるな!!
反射的に嬉しくなってしまう!!!!!!!!
(-442) 2023/09/22(Fri) 21:41:45

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

時間はあると頷けば、
酒の席に自分も加わる事になるのだろう。
続く言葉には……頭を掻いて難しい顔をした。
歯痒い事だが、その通りだと思ったから。

「っぱルチアーノさん、持ってかれるんすかね。
 あの人は自分でもわかってるみたいですけど」
「あんたまで持ってかれたら声の通る纏め役が居なくなる。
 それは困る……」

「そういう事なら喜んでご一緒しますよ。
 あんたのせっかくの厚意ですもんね」

実を言えば、パッとした休憩が欲しくなっていた頃だった。
貴方のお陰で腰を落ち着けて休憩する言い訳ができたので、
ひっそりと喜んでいる。

「あんたの愚痴も聞きますよ。
 場合に寄っちゃあ、聞かなかったふりもできるんで」
(-448) 2023/09/22(Fri) 22:02:27

【教】 コピーキャット ペネロペ


「そりゃあそうさ。同じ夢のオトモダチ、だろ」

実際の所は、互いに仲良くしていれば角が立つ。
そんな身分の関係だ。とはいえ。
夢の中であれば、そうであってもいいはずだ。

「大切な人と、ねえ」

あなたがぐいとグラスを傾けるのを見てから。
差し出されたスプリッツを、一口。

「俺は博愛主義なんだ。つまりファミリー全員が大事って事。
 だから気に掛かったり腹を立てる事はあるが、
 話してて心が痛む事はねえな」

「つまりあんたのそれはそうじゃないって事だ」
(/3) 2023/09/22(Fri) 22:03:12

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

「そうだな 

返す言葉は短いもので。
鐘の、慣性での揺れが治まって一拍、二拍。

「…こうした日が珍しい、と言えるのは有難いことだと思う」

店が、と受け取った呟きがこぼれた。

なんやかやと入りびたる人がちらほらといたものだから、
閉店後でなく客足が完全に途切れたのは、
あなたが店で働くようになってからは初めてかもしれない。
彼女としては、客のいない夜に他の誰かがいるということも。
(-451) 2023/09/22(Fri) 22:23:33

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「まああいつらに
荷物纏めとけ
って伝えたの俺だしな」

さらりとそのような事を言いつつ。
適当なテーブルに酒類とつまみを置き、
ソファにどっかと腰掛ければ缶ビールを開けた。

「最近
妙な夢
を見るんだよ。
 次は誰をやる、その次は誰を……ってな」

「あいつらの次はどうも読めんが…順当に行くなら、の話だ。
 俺は居なくなった所で上に話の通る奴が減るくらい…
 くらいでもねえか。まあ明日には引き継ぎしとかねえとな」

この地に於いて、そういった夢の話は笑い事にならない。
もしもの時を考えつつ、温め直したピッツァを齧る。

「愚痴、愚痴なあ。多すぎて何から言ったもんかわからんな。
 仕事が多すぎる、アホ、ボケ、Imbecile.
 この件が片付いたらぜってえ休みもぎ取る」

「お前の方はどーよ」

何ぞ愚痴でも無いのか、と。
指に付いた油を紙ナプキンで拭いつつ問い掛けた。
(-454) 2023/09/22(Fri) 22:38:49

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「え、」

そうなんすか?と素直に驚いた声を出して、
貴方が座った後に自分も腰掛け缶ビールを1つ手に取る。
ごちそうさまです、と一言添えて。

「妙な……夢すか。それはまた」
「予知っつうか、正夢っつうか、そんなやつですか。
 ヤなもん見ますね……」

カシュ、とプルタブを押す音。

「あんた、働きすぎですもん。オレは別にいいすけど。
 使えるだけ使ってもらって全然構わないし」
「でもあんたがくるくる動いてくれてるから、
 オレらもそれに背を押されてるトコありますよ。だいぶね」

仕事に対する罵詈雑言に苦笑しつつ、
自分もピザを1切れ貰う。それから、フライドポテトも。

「惜しいな……カンターミネさんもそうだ。ヴィットーレの姐さんも、黒眼鏡の旦那も、ガイオさんだってそうだ。いつか終わる悪夢であって欲しくてね」

「オレの愚痴はそうなってんのに何も出来ない事くらいすかね。
 誰か殺して済む話ならすぐにそうするんすけど」
「そうじゃないからなー……」

あーあ、と重たい息を吐きつつ缶をベコベコして遊んでいる。
(-461) 2023/09/22(Fri) 22:59:37

【秘】 コピーキャット ペネロペ → マスター エリカ


「そうですねえ」

こちらもまた、返答は短く。

「長く続かないと、もっといいんですけど。」

また、いつも通りが戻ってくればいい。
叶うことなら、なるだけ早く。
この店に入り浸る人々にも、そしてあなたにも。
そう思う程度には、思う所が無いわけではないのだ。

「そう思っちゃいます。贅沢なので」

猫は家に付くとはよく言うもので。
(-463) 2023/09/22(Fri) 23:06:19

【教】 コピーキャット ペネロペ


「ま、それは始めっからお互い様ってもんだろうよ。
 元々いつまで続くかもわからない夢だ。
 そうならないのが一番っちゃあ一番だがな」

唐突に見るようになった夢は、唐突に終わるかもしれない。
ずっとの確証は無い分、却って飲み込める事もある。
とはいえ、やはりそんなもしもが無ければいいとも思うもの。

「博愛じゃないってのは間違ってないかもしれねえな」

家族として愛してるから
だろ。
 本当は家族それ以外に求めてる愛情の形があるから、
 家族として接すれば寂しいと思う。」

「愛ってやつなんじゃねえの。家族愛じゃない方のな」

にやり、笑って片手の指でハートを作って見せる。
(/5) 2023/09/22(Fri) 23:24:05

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「おう、強いて言うなら正夢か。
 どうも予知夢までは見せてくれねえみたいだな。」

どうしても後手になっちまう、とつまらなそうな顔。

「ただ一つ愉快な事はあったぞ、あの夢のおかげでな。
 イレネオの野郎、どうもA.C.Aから睨まれて嵌められたらしい。
 内部には当然サツも居るだろう、身内から睨まれたってわけだ」

とはいえこればかりは一転、愉快そうに。
個人的に何か恨みでもあったのだろうか。そんな雰囲気。

「俺のしごきが下のやる気に繋がってるなら光栄だ。
 働きすぎつってもまだまだこれから仕事は増えるんだろうがな
 ま、お互い無事な内は一緒に苦労しようじゃねえのロメオ君」

言いつつガーリックソルトのラスクを抓み、
水分が奪われた口内をビールで濯ぐ。やっぱこれだね。

「俺達にできる一番の事は現状維持だ。
 アレさん達が引っ張ってかれたのはキツいが……
 ここまですっぱ抜かれる人数抑えられてるだけ上々だろ。
 後はボスが戻って来るまで耐えるだけだ」

「俺も誰か殺して終わるならとっととド頭ブチ抜いてたわ
 いやあの署長代理殿をやっちまえばいいのか…?でもなあ」

それこそあの法案が支持されかねないな、と呟いてやめた。
酒が入っているのもあり過激な発言がどんどん出てくる。
(-473) 2023/09/22(Fri) 23:51:15

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

贅沢者の言葉に、ふ、と息を漏らす。

「長くは続かないさ」

続いたのは、いやに確信めいた言葉だった。

「すぐに過ぎる」

彼女にとっては願望や妄信の類でなかったが、
さてあなたにどう聞こえたか。
(-475) 2023/09/23(Sat) 0:01:30

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「はーん。なるほど……」

予知夢なら見てから防ぎようがある。正夢ならない。
確かにそうだ。防げるものならいくらでも防ぐだろうし。
その後の愉快そうな語り口には、興味のありそうな声を出した。

「イレネオ……ああ。初期にとっ捕まってたサツですか。
 身内切りねえ……泣いて馬謖を斬ったって雰囲気でも無さそうですしね。そいつに何か因縁でもあるんすか?」

込み入った話なら聞きませんけどと付け足して、
アヒージョのマッシュルームにピックを刺して口に放る。

「あ、うま……分かってんですけどねえ、持久戦だって。
 ボスがうまくやってくれるんでしょうけど」

「そう、オレも最初それ思ったんすけどね。逆に調子乗らせるかなーって……。
 ボスがお手上げで戻ってきたらムショに火でも放っちまおうかって思ってるとこです。中荒らしてから関係ない奴まで叩き出して」

同じように話題から発言まで火力が強まっている。
摂取したアルコールに思想が引火しているのかもしれない。

「普通に腹立ってんすよね。弟とっ捕まってんで」
「血縁じゃないすけど……」
(-477) 2023/09/23(Sat) 0:09:39

【秘】 コピーキャット ペネロペ → マスター エリカ


短く、けれど確信めいて。

静かな店内に落とされた言葉は、不思議と。
確かにそうであると、そう思わせるものだった。

「そうですかぁ」

ぽつり、そう零す。

「じゃあ、お掃除もサボれませんね」

なんて、小さく笑って冗談をひとつ。

その言葉が確かであると思わせるのは
あなたがほんの少しだけ互いの秘密を知り合った、
他人よりも近い距離の、勤務先の主人だからだろうか。
(-481) 2023/09/23(Sat) 0:23:12

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「あいつ、訳は知らねえが随分な過激派でな。
 前に一回とっ捕まって酷い目に遭わされた。
 普通尋問中に根性焼きなんかするか?されたんだけどよ」

「A.C.Aの連中から睨まれたのも多分そういうとこだろ」

まだ痕残ってんだよなあ、と首元を指先で叩く。
巻かれているのは喉仏を隠す為の包帯でもあるが。

「世の中はそう簡単にはいかねえな。そんならいっそ
 署長代理殿一人ぽっちやるよりは盛大にやっちまった方が
 よっぽど気分良いかもしれねえな。
 いよいよ半グレから一般市民まで不満も高まってるだろうし」

ちょっとした暴動くらいは起こせそうだ。
とはいえボスでもお手上げだったら、のたらればでしかないが。
いい感じに酒の回った人間の会話だ。

「ふうん、弟ねえ……弟分ってとこか?
 俺もダヴィードの奴がとっ捕まりでもしたら
 流石にじっとしてられねえかもな。ま、善処はするが」

「じっとしてられなかったら一緒に車でムショに突っ込むかあ」

とんでもないランデブーのお誘いもあったものだ。
このままだと最悪4チーム率いる事になりそうだしなあ。
呟きつつフライドポテトを抓んだ。善処はするつもりだ。
(-491) 2023/09/23(Sat) 0:51:10

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「ふーん……『やりすぎ』って奴すか。嫌っすねえ。
 そら尋問じゃなくて拷問……」
「……いや。牢屋の中で私的にそんなことしてないだろうな」

ふっと湧いた嫌な可能性に思わず眉を顰める。
行き過ぎた奴は行くところまで行くんだよな、なんて考えて、
まあ、まさかなと首を振った。

「あー。あーははは。いいですね。
 もしやるなら絶対お供します。一番楽しそうだし。
 そのまんまどっかに逃げましょ」
「ほとぼりが冷めたら帰ってそこに建った慰霊碑でも見ながらピクニックしますか。ホットドッグ持って……」

少し戯言が過ぎてきたかもしれない。
本人はそんな事は思っておらず、今度はラスクに手を付ける。

「そんな感じです。ホントにやな事してくれましたよぉ……
 つか善処してくれるんすね。寛大だな」

「やってやりましょうよ。どこでもお供しますよ」

ランデブーには大いに乗り気で、
気に入らない奴らを好きに出来れば何でもいいらしかった。
溜まった鬱憤の捌け口がこの方向なのかもしれない。

「ま、これ以上逮捕者が出ないのが一番なんでしょうけど。
 そんな事はきっと無いので、どうにかします」
「オレも部屋片付けとこうかな……」
(-501) 2023/09/23(Sat) 1:30:30

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ

「ああ、任せる 

建前上、バイトを雇う理由にもなっている。
することがなくなった彼女はカウンター席に腰掛けた。
椅子を回して横向きに、頬杖をついてあなたを見ている。
…なんとはなしに面映ゆいかもしれない。

居心地が悪いようなら、やめるのだろうが。
(-510) 2023/09/23(Sat) 2:15:12

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「流石に牢の中の事まではわかんねえな。
 まあ金でも握らせない限りは流石に看守が止めるだろうが……
 暇な内にツラ拝みに行ってやりゃよかったな」

あの日はあの日で忙しく、今日は今日で忙しかったのだが。
暇があれば間違いなく面会に行っていただろう人物の一人だ。
あの手合は自分が正しいと思ってるんだよなあと思いながら。

「今世紀最大の馬鹿、ナルチーゾ・ノーノここに眠る…ってな
 おう、何処までも一緒に逃げてやるぜamoreダーリン
 ついでにクラッカーも買って行って鳴らしてやろう
 パーティーハット被って自撮りしてSNSに上げてやってもいいな」

戯けた調子で一番スカッとしそうなもしもを挙げ連ねる。
この所ストレスは溜まる一方だったのだから、
これくらいは許されたい。

「ま、善処しなきゃ筋が通らねえしな。
 ボスがあの七面倒臭え目の上のたんこぶさえ退かしてくれりゃ
 とっ捕まった奴らも出してもらえるだろ。
 そしたら俺達も慰霊碑の前でパーティしなくて済むんだがなあ」

「また誰か持ってかれたら穴埋めは頼んだぞマジで。
 人手不足で首が回らなくなればなるほど
 お前みたいな器用な奴が必要になる。
 ルチアーノが持ってかれたらフィオレの面倒も見にゃあならん」

「ハア。俺もこれ飲み終わったらぼちぼち
掃除
しないとな」
(-517) 2023/09/23(Sat) 2:39:41
ペネロペは、缶ビールをもうひとつ開けた。
(a22) 2023/09/23(Sat) 2:40:01

【秘】 コピーキャット ペネロペ → マスター エリカ


「はいっ。任せてください」

閉店後の掃除と、それから配膳。
それがバイトとして主にすべき事。
今はどちらの仕事もなく、カウンターに立ったまま。

視線を向けられれば、少しの気恥ずかしさを滲ませて。
それでも居辛さは感じさせず、ただはにかんだ。

猫を被っていなければ、何さ、とでも言ったのだろうが。
(-525) 2023/09/23(Sat) 3:20:24
2023/09/23(Sat) 3:21:23

【教】 コピーキャット ペネロペ


「さあなあ。
 確かなのは言わなきゃ白黒どっちともつかないって事だ」

机に突っ伏す様子を見て、にんまりと笑う。
自覚症状があるようで結構、とでも言わんばかり。

「迷惑かどうかも、嫌われるか、受け入れられるかも。
 聞いてみなきゃわからない。
 逆に言えば、聞かなければずっとどっちつかずのまま。」

「あんたはそれでいいのか?
 どっちつかずの寂しさや苦しさをずっと抱え続けるより、
 
嫌われたくない
の方が大きいか?」

違うと言いたくなるような、ずるい聞き方を敢えてする。
意地悪な猫被りは、シュレディンガーの箱を差し出している。
(/7) 2023/09/23(Sat) 3:48:45

【秘】 渡りに船 ロメオ → コピーキャット ペネロペ

「……オレも面会したい人ばっかだったんすけどね。
 そいつがヤなやつって事は覚えましたよ」

下っ端の自分でさえ行く暇を見つけられなかったのだ。
貴方であれば猶更面会に行く時間は無かったのだろう。
願わくば牢の中の再会にならない事を祈るばかりだが。

「不謹慎極まってて面白いな……ぜってー炎上する」
「ま、馬鹿が死ぬのはめでたい事ですからね。
 多分国民の祝日に制定されるからセーフか」

もしかしたら自分達以外にも
こんな事を話している人間がいるのかしら。
このまま検挙が続けば、案外笑い事には
ならなくなるのかもしれないな、なんて思った。

「大抵の事はやらせてもらいますよ。
 大抵の事やってきたんすから、穴埋めにはなれます。
 身は一つですけど。マルチタスクならできますからね。
 指示出しは流石に立場的には無理すけど」

「オレがいなくなったらそれはそれで。
 上に響かなけりゃ一番いいです」

任せてくださいよ、と缶を置いた。
そのまままたフライドポテトを数本纏めて口に入れる。

「ちゃんと現状維持に努めます。
 最後までここに残れるようにはするんで……
 持ち堪えられたら帰って来た後褒めてください」
(-559) 2023/09/23(Sat) 9:25:35

【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ


それはまるで、我が子にでも向けるような。

あなたは見た目には実年齢よりも若い。
二十を超えていくらかの乙女の親として、
彼女の年齢はそう不自然なものではなかった。

もし、その視線の意味を拾って彼女の子について聞いたなら、
「相手がいなければな」、なんて返ってきただろう。

きっとどこかにいるのだろうな。
彼女がこうした返答をするのは、つまりはそういうことだと言えた。

想像を巡らせるのなら、一夜の過ちというやつがあって…といった
ところだろうか。全く話さないあたり、おそらく父子ともに現在縁はない。
己の手からすり抜けていってしまったものを想う際のさみしさを見せて、
不必要なやりきれなさや胸の苦しみを人に感じさせたくない。
彼女はそういう理由で黙る人だ。


本当は、誰かを重ねるのにだって 
罪悪感を持っていたのだが。

──開き直ったか無意識か 
兎角彼女は、ひとつの愛をあなたに向けている 
そんな事実が、そこにあった 

外では冷たい風が吹き通る中、この地下では 
どこかあたたかい夜が過ぎていく──。
(-606) 2023/09/23(Sat) 12:50:11

【秘】 コピーキャット ペネロペ → 渡りに船 ロメオ


「いいねえ、祝日が増えたらそれは
 署長代理殿最大の功績と言ってやっても良い」

実際、街ではひそひそとゴシップに興じる者も多い。
何か一つでも火種さえ落とされれば、
案外火の手は早く回ってしまうのではないだろうか。

「そのマルチタスクがその辺の奴はなかなかできねえんだよなあ。
 便利な人手があって助かるわ。
 指示出しはまあしゃあねえ、俺が居なくなったら
 親父とその部下が引き継ぐはずだ」

「俺ァお前がとっ捕まっても悲しいがね。
 あ、これオフレコな」

気軽に酒飲める奴減るし、と一瞬で発言を台無しにして。
もう一枚、ラスクを抓む。

「おうよ、俺は良く出来た犬は好きだからな。
 ぜーんぶ片が付いたら嫌ってほど褒めてやるよ」

へらりと笑って、また酒を呷った。
(-641) 2023/09/23(Sat) 15:56:54

【神】 コピーキャット ペネロペ

「あ?パン?」

「…なしてパンだけ?」

会議室に置かれたものを見、困惑。
ある上司の顔が過ぎったかもしれないし、ないかもしれない。

#アジト
(G23) 2023/09/23(Sat) 16:04:34

【教】 コピーキャット ペネロペ


「俺は俺でそいつはそいつだろ。
 そもそも俺の周りは恋愛っ気のある奴いねえし……」

身近な誰か、と言われて思い浮かべるのは
誰も彼も、というよりそもそも自分が無縁な人間だ。

「その上で敢えて言うなら、考える余地は無いわけじゃない。
 だからお前が踏み出さなきゃ前にも後にも進まねえんだ。」

「自分にも周りにも嘘吐いたまま生きてくよりは、
 いっぺん素直に言っちまった方が誠実ってもんじゃねえの」

不誠実な生き方をする人間は、他人事だからこそそう言える。
(/9) 2023/09/23(Sat) 18:20:15

【神】 コピーキャット ペネロペ

「ははあん。そいつの顔を拝んでみたいね。
 クラッカーから厄介事まで
 何でも寄越してくれそうなツラしてんだろうな」

誰かわかった上で言っている。
パンは一つ拝借して、
ピザソースとチーズとソーセージを挟んでピザサンドにした。

#アジト
(G25) 2023/09/23(Sat) 18:31:30

【教】 コピーキャット ペネロペ


「おう、貸しはこれでチャラにしておいてやる」

そう言って、スプリッツのグラスを揺らす。
こちらも落ち着いて酒を飲める時間など限られているもので。
時間を気にせず酒に酔えるこの夢は大層都合の良いものだった。

「そんで……そうだな、
 何か進展があったら教えてくれや。お友達のよしみでな」

仮に、いつかこの夢を見る事が無くなっても。

一度会った縁なのだから、またどこかで会う事もあるだろう。
そんな縁を途切れさせない為の、他愛無い約束だ。
(/11) 2023/09/23(Sat) 19:08:00

【独】 コピーキャット ペネロペ


次に、その次に捕まる人々を。

人々が捕まった理由を。

人々の抱えた秘密を。

客足の遠のいたこのバーに居ても、情報は入らない事を。
(-693) 2023/09/23(Sat) 20:57:52
ペネロペは、知っている。
(a26) 2023/09/23(Sat) 20:57:58

 


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