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【赤】 お嬢様 水宮 雛[かすかに差し込む月の瞬きと、ベッド脇のルームランプが淡く灯る光だけで。 広い部屋の大半は暗くて……扉から数歩のところに立っていた。 ホワイトのベビードール。 オープンフロントの淫靡なランジェリーを纏ったお嬢様は──妖しげに出迎えることはできなくて。] …──思ってたより、寂しいね [決意を固めて箱を開けて。 普段なら直視も出来ないような衣装を着て、今宵過ごす恋人を迎えるつもりで── でも、離れていたこと、待っていたことが予想よりも堪えたらしい……祥子の姿を捉えると、俯いたままそっとすがりついた。*] (*1) 2022/11/09(Wed) 22:31:06 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[抱き締められて、落とされた唇が嬉しかった。 こちらが頼んだ夜這いだけれど、これだけ焦がれた熱さが感じられたから。] ちょっと冷えちゃったみたい ……あたためてくれる? [扇情的な格好に着替えたあと、羽織って肌を隠すと決意が脱ぎにくくなってしまうのでずっとこのままだったらしい、夜に似合う冷たい身体となっていたわけだけど。] (*3) 2022/11/10(Thu) 0:33:04 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛も、もう── そういう温め方無しぃ… [えっちな格好をしているのは事実なのだが、祥子の評価に真っ赤になった。 羞恥でうろたえているところに前を開けられ、露わな腹部と面積の狭い布と紐で構成されたショーツが晒されて。 ちょっと押し込まれれば力を籠めようがなくベッドに倒されて──] 祥っちゃん、きれい… 私も、愛してる [ガウンを脱いだ祥子の下着姿と囁く声に応えて。 求める唇が首筋を覗いてくれば顎を上げて積極的に差し出した。*] (*4) 2022/11/10(Thu) 0:33:22 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛……っ! …………ん…… [首筋に一瞬痛みが走ったが、そのあとのあたたかい舌使いで溶かされて。 刺激と快感の波に漂っていれば、抱擁とともに胸元に。 柔らかい素材の、申し訳程度のブラはその布地越しでも先端の形が分かってしまうし、唾液で透けたそれは、ルームランプに照らされた布と混ざりきらず色も分かって。] (*7) 2022/11/10(Thu) 11:33:06 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[不意に祥子と視線が合い、使用するおもちゃを尋ねられて顔が赤くなる。 祥子にお任せで使われるならこういうことに回答しなくてよいから気が楽かもしれないが……何しろ自分から誘ったのだからホストとしての責任感があったらしい。] その……そっちに………… [指さした先は、置いてある箱とはベッドの反対側。 サイドテーブルにはいくつかの道具が並べられていて……定番のロータ―、どこか用の吸引器、ペニスバンドとディルドー(細め)となっている。 綺麗に横並びに置かれている様は、まさにテーブルマナーでナイフを取る順番を示しているのと同じようになっているのはまさにお嬢様らしさだろうか。] (*8) 2022/11/10(Thu) 11:33:24 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[言い換えれば、箱に残っているのは必要がないものだったわけだが……祥子はそちらに手を伸ばしてしまった。 取り出されたのは鞭だったようで…… 先程の首筋への刺激を考えると、落選させたのは無理もない話なのだが……。 恋人が手にしている鞭が乗馬用のに近いものだったせいか、ふと思いついたことがあって。] うん、使ってみたい 祥ちゃんに [被虐系の適性は祥子の方が濃いのではないかなとか思って。 何にしてももっと後の話。*] (*9) 2022/11/10(Thu) 11:33:51 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[ローターを選んだのは、小さかったから、という割と適当な理由で。 言ってしまえば前菜やらオードブルのような位置付けで……ちょっと振動するだけ、という見立てだったのだが……] ん… んっ…ん…… ぁ、あっ…ああ、ああっ 祥ちゃん…っ [その汎用性の高さについて想像が及ばなかった。 振動への過小評価もあったか、胸への刺激に先端が反応するのが昨日よりも遥かに速かった。] (*12) 2022/11/10(Thu) 20:02:33 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[そして祥子の指が秘部に沿われると腰が跳ねて。 いつものショーツならクロッチの分だけガードが堅いが、今履いているのは透けて当然な薄布である、厚い部分などないものだからよりダイレクトに伝わってきて。] あ、ああ… [両脚がもじもじと揺れて、決して激しくない刺激に気持ち良さと、気落ち良さ止まりな快感にもじもじと。 特に最も気持ち良いらしい部分をなぞられてこの程度では納得できるものでもなく……しかももう触ってもくれなくなって。] (*13) 2022/11/10(Thu) 20:02:55 |
【秘】 お嬢様 水宮 雛 → 蛍籠 祥子ど……道具を…当てて、ほしいの…… 昨日みたいに、気持ちよく、して…… [赤らんだ顔を両手で隠しながらさらなる刺激を願い出た。*] (-4) 2022/11/10(Thu) 20:03:23 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[振動音が胸から外れて脚の間へと。 自分から見えないところに消えたそれを、視覚でも聴覚でもないところで感じて──顔を隠しているおかげでくぐもった声しか出なくて済んだ。] ん〜っ、ん、んっ…… [一瞬すごい刺激が来たと思ったけれど少しまた落ち着いて──まだ露わになりきっていないせいか、断続的に訪れて。 自分でも正確な位置は知らないし、知っていても誘導をおねだりするわけにもいかずまごまごしていると……脚の間にいた祥子の頭が急に低くなって……] (*15) 2022/11/10(Thu) 22:00:06 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛ああんあっ! さ、祥ちゃ…っ! や、ああっ、音立てちゃ、ああっ! [秘部が露わにされて間近で見られるどころか、音まで立てて舐め回され、思わず両手が祥子の頭に。 でも押しのけるほどの力も入らず、掴んで抑えつけているようにもなった。 舌による快感も加わったおかげか、振動に対しても感覚が淫靡に受け止めるようになって、刺激を受けきれなくなった腰がくねくねと動いた。*] (*16) 2022/11/10(Thu) 22:00:23 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛はぁ… はぁ…… [舌と振動が離れて、やっと息をつくことができて。 意識が飛んだわけではないが、ずっと呼吸ができなかったような感覚でぐったりと。 祥子の促しに応じて、濡れたショーツを脱がされるときにほんの少し腰を浮かせた以外はダウンしてしまっていて。] (*18) 2022/11/10(Thu) 22:54:04 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛……っ!? あ…………… [その間に装着したディルドが目の前に突きつけられて。 自分が用意したものとはいえ、これからどうされるのか聞かされて少しだけ慄いた。 細めのディルドを選んだのはこれより太いのは無理だと判断しただけで、拓かれるのは覚悟の上だから処女を失うことは異論は無い、というか──] (*19) 2022/11/10(Thu) 22:54:23 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛いいの 私の初めては、祥ちゃんがいいから… [最愛の恋人に捧げたいと、潤んだ瞳を向けて小さく頷いた。 代わりにひとつ付随してお願いしたことがひとつ。] あのね… 私の中に入れるとき……ぎゅってしてほしいの 祥ちゃんのこと大好きで信じてるけど… ちょっとだけ、不安だから………… [箱の中には近い太さで高機能なバイブもあったのだが、手で持つタイプはどうしても片手が使えなくなる。 抱擁を一緒に求めるには装着型の方が相応しいということだろう。] (*20) 2022/11/10(Thu) 22:54:44 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[吸うやつで達してから……と思っていたけれど、祥子が用意済みになった。 祥子は痛みを鑑みて使ってくれようとしたのだろうけれど…] 今だって絶対に忘れないよ? でも、もっと、祥ちゃんのこと覚えたい 痛くても……いちばん大好きなひとのこと [覚悟を決めたふたりが、より強く抱き合えるよう向かい合って。 祥子の股間から伸びた屹立に腰の位置を合わせる。] (*24) 2022/11/11(Fri) 8:05:29 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛う……うぅ…あ… はっ…はぁ…はっ…… [呻きとともに少しずつ割り込まれる。 呼吸すらままならない硬直を祥子に促され、次第に解されて。 自分の腰の落とし方でペースを微調整して、痛みに耐えられるギリギリで迎え入れていく。 やがて、まだ腰が浮いている状態で行き止まりのような抵抗が強まって──これが証の部分なのを察して。] うん… ちゅ…んっ…ん…ぁ… 祥ちゃん… [キスしあって、すぐそばに愛しいひとがいて、そのひとに全て求められていることを再確認して…名前を呼べば決意は固まって。] (*25) 2022/11/11(Fri) 8:06:00 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛う…が……ん…… 祥ちゃん…っ [パリパリと破られつつある感覚が分かる。 愛しい人にしがみついて自分を任せて、その時を待って。 自分が守るべきものが奪われる…否、今日まで守ってきたものを捧げる瞬間。] ん──っ!!! [あれだけキツかった抵抗が、突然ズボっと一気に進んでがくんと腰が落ちた。 お尻に温かい腿の感触が伝わってくる。] (*26) 2022/11/11(Fri) 8:06:21 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛祥ちゃん… 私やったよ…… 祥ちゃんに全部あげられた 祥ちゃんの全部もらえた [痛みとそれ以上の感動に零した涙でよく見えないけど、それでも愛しい人を見つめて、頑張って微笑んだ。*] (*27) 2022/11/11(Fri) 8:06:40 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[痛みと苦しさの中で覚えていられるのは、聴こえる祥子の声と、触れ合う祥子の肌と、覗き込む祥子の瞳と、撫でてくる祥子の手と、落とされる祥子のキスと……様々な優しい愛に辛さが和らいでいって。] 祥ちゃん…好き…… 好きだよぅ………… [ゆっくりと横たえられて、ベッドに包まれれば。 身も心も覆う祥子に向かって、精一杯自分が伝えられることを口にしていれば……自分が選んだけれど使われていない…使われ方も今ひとつ不明なままだった器具が起動する音が聴こえれば。] (*30) 2022/11/11(Fri) 21:33:37 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛ひぃゃあああんっ! [いちばん気持ちいいらしい場所と言われつつもそこまで証明もされていなかった箇所に当てられるととんでもない声が出てしまった。] あっ、あっあっああっ [痛みの発信源のすぐ傍で起こされた快感の怒涛に自分の感覚が訳が分からなくなる。 それが明確になったのは、その器具を手渡されたときだ。] (*31) 2022/11/11(Fri) 21:34:41 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛え… う、………う、ん…………… [祥子が両手が使えなくなるから手持ち器具は好まないとしたのは自分だから自業自得とも言えるが……まさか自分が持たされるなんて。] 見、ないで…… くぅん、ふぁ、んんっ、あ、あ…… [気持ち良くされるのは嬉しいしそれを見られるのは仕方がないけれど、自分で気持ち良くなるのを見せるのは話が別だ。 しかも脚を閉じたらあてがい難い箇所だから、するときは脚を開かないといけない。 おずおずと開けば祥子から伸びる屹立が自分に突き刺さっている様まで見えてより羞恥が深まる。] (*32) 2022/11/11(Fri) 21:35:32 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[だからこそ、その羞恥に塗れながら快感を追い求めてしまう。] あっ、 ああっ♡ 祥ちゃん、すごい…っ! んんっああ! [腰使いに専念できるようになった祥子が動き出すと、秘部の外と内両方の刺激に声の甘さが大きく変わって。 何も要求も命令もされていないのにスイッチをいじってパワーを上げてしまう。 まだ苦しさがあったはずの律動も陰核への吸引に添えるアクセントになって、失ったばかりの少女でも次第に高まって行って。] (*33) 2022/11/11(Fri) 21:37:19 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛あっああっあああ♡ 祥ちゃん、きのうより、もっと凄いのが来そう……っ!! [浴室で初めて達したときの感覚とは比べ物にならない波が押し寄せてくる予感。 器具を強く押し当てようとしたら、祥子に掴まれて投げ捨てられてしまう。 なんで、と想いきや両手を握られて深く組み伏せられて、猛烈な律動に変わる。] (*34) 2022/11/11(Fri) 21:37:42 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛あっああっ!ああっ! 祥ちゃん!祥ちゃん! 私、い、く──…!!! [単語の意味が分からなくても、これだけ求められて愛されて最後に一緒にと言われれば本能が理解して。 手が握りあって抱き合えないから、両脚が祥子の腰に巻き付いてより近くに抱き止めようとしながら、自分の振動が祥子の心臓に届くとばかりに強く打ち震えた。*] (*35) 2022/11/11(Fri) 21:38:00 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[飛んだ意識が戻るとともに、幸福に包まれた怠さに身を浸らせて。 同じく脱力したらしい祥子が汗を滴らせながら覆い被さってきて。] ううん、お疲れ様は祥ちゃんの方じゃない? あんなに動いてたんだし…… [しかもディルドでは快楽を求めて腰を振るわけでもなし、本当に愛情表現で動いてくれたのだから。 頭を撫でてくる手に想いをさらに深めて。] (*37) 2022/11/12(Sat) 7:42:47 |
【赤】 お嬢様 水宮 雛[このあとどうしようか問われて。 確かに箱の中身はまだあったしらモニターなのだから試さないわけにはいかないが…] このまま、がいいな今は… [お片付け後に寄り添ってきた祥子と抱き合って。 今は幸せなまま眠りにつくだろうか。 ただ……] 明日か…その、ひょっとしたら今晩またか……ええと、私も分かんないから…… [愛と快楽はいつだって欲しくなるようで…さすがにはしたないかと赤く染まった。*] (*38) 2022/11/12(Sat) 7:43:08 |
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